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やりたい仕事がない・分からない理由とは?年代別に見つけ方を紹介!
更新日

この記事のまとめ
- やりたい仕事が分からないのは、自分の強みや世の中の職業について把握できていないから
- 「現職以外なら何でもいい」という気持ちが原因でやりたい仕事が見つからない場合もある
- 自分がやりたい仕事を見つけるには、自己分析をするのが効果的
- 適職診断の活用や就職支援サービスへの相談も、自分がやりたい仕事探しに役立つ
自分がやりたい仕事が分からず、就職活動や転職活動が難航している方もいるでしょう。やりたい仕事が分からないのは、「失敗を恐れて慎重になっている」「自分の強みを把握できていない」「周りの目を気にし過ぎている」などが原因です。
このコラムでは、自分のやりたい仕事が分からない方が、適職を見つける方法をご紹介します。仕事選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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「やりたい仕事がない・分からない」と感じる10個の理由
やりたい仕事がない、分からない理由には、「自分の強みや長所が分からず自信がない」「そもそも世の中にどのような仕事があるか分からない」などの理由が挙げられます。
ここでは、自分がやりたい仕事が分からない理由を10個ご紹介するので、当てはまるものがあるかチェックしてみましょう。理由のチェックと並行して、転職サイトなどの適性診断や適職診断なども利用して、自分に向いている仕事を探してみるのも効果的な方法です。
1.仕事選びに失敗したくないという気持ちが強い
「仕事選びに失敗したくない!」と思うあまり、慎重になり過ぎて自分がやりたい仕事を見つけられない場合があります。また、やりたい仕事を調べるうちに理想と現実のギャップを感じ、「これが本当にやりたい仕事なのかな…」と不安になることも珍しくありません。
企業との相性は、情報収集の段階である程度見極められますが、転職活動が成功か失敗かは実際に働いてみないと分からない場合もあります。過度に失敗を恐れず、「いざとなったらもう一度転職する」くらいの心構えも大切でしょう。
2.今の仕事以外なら良いと漠然と考えている
自分がやりたい仕事が見つからない理由として、「今の仕事以外なら何でも良い」と漠然と考えている場合もあります。しかし、今の仕事が嫌だからという理由で転職先を探しても、根本的な原因を理解できていないため、自分が本当にやりたい仕事に出会える可能性はあまり高くありません。
転職活動を成功させるためには、「なぜ今の仕事が向いていないと感じるのか」をはっきりさせることが大切です。原因を把握することで理想の仕事内容や職場環境が明らかになり、マッチ度の高い転職先に出会いやすくなります。原因によっては解決策が見つかり、現在の仕事にやりがいをもって取り組めるようになる場合もあるでしょう。
3.世の中の仕事をよく知らない
現職以外にどのような業界・職種があるのかを知らないために、自分がやりたい仕事が分からないという場合もあります。
知っている仕事のなかでやりたいことや興味のある仕事が見つからない方は、視野を広げることから始めましょう。転職サイトで条件を絞り込まずに新着求人を閲覧したり、多種多様な職業が収録されている図鑑を読んだりすることで、仕事に関する知識を増やすことが可能です。視野を広げる過程で、思いがけない仕事に興味を惹かれて適職が見つかる可能性があるでしょう。
4.自分の強みや長所が分からない
自分の強みや長所が把握できていないのも、やりたい仕事が分からない理由の一つです。自分への理解が足りていないと、本当にしたい仕事を見つけるのは難しいでしょう。また、要領が良く何事もそつなくこなせるタイプの人は、得意不得意が分かりにくく、「自分の強みは何だろう…」と悩みやすいというパターンもあります。
自分の強みや長所が分からないときは、自己分析を行ってみましょう。普段の仕事における好き嫌いや得意不得意を探ってみることからも自己分析は始められます。自己分析のやり方はこのコラムの「1.自己分析を行い自分の経験を振り返る」で後述しているので、ぜひチェックしてみてください。
5.理想へのこだわりが強く条件だけで求人を見ている
条件にこだわるあまり、肝心な「自分がやりたい仕事とは何か」を見失っている場合もあります。「給与」や「年間休日数」、「勤務地」「福利厚生」など、就職・転職先に求める条件は人それぞれ。ライフスタイルや人生設計に合わせた条件に合う仕事を選ぶのは大切なことです。
しかし、「給与が高かったから」「福利厚生が充実していたから」など条件だけで仕事を決めると、「想像以上に業務量が多かった」「働き方が自分に合わない」と入社後にミスマッチを感じる恐れがあります。就職・転職先を探す際は、希望条件だけでなく業務内容や働き方が自分の適性に合うかどうかを確かめるのが賢明です。
「転職先の効率的な探し方4選!自分に合う仕事を見つけるコツを解説」のコラムを参考に、仕事探しを行ってみてください。
6.自己肯定感が低く自信がない
自分に自信がないと挑戦する前から可能性を潰してしまい、やりたい仕事を探す意欲が湧かなくなることもあるでしょう。モチベーションが上がらなかったり適性が低かったりする業務を続けていると、成果が出にくく自己肯定感も下がりやすくなります。「仕事を変えても結果は同じだろう」と、転職そのものを諦めてしまう場合もあるようです。
自分に自信が持てない場合は、自己肯定感を高めることでやりたい仕事を探すモチベーションが高まる可能性があります。まずは「できないことがあっても良い」「昔と比べたら成長している」と自分を認めて、前向きな思考を身につけることから始めてみましょう。
「就活はなんとかなるって本当?ポジティブに考える方法やメリットを解説」のコラムでは、ポジティブな気持ちで求職活動に取り組む方法を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
7.周囲の目を気にし過ぎている
周囲の評価や世間体を気にし過ぎて、自分がやりたい仕事があっても実行に移せないこともあるようです。周囲の目を気にし過ぎていると、「世間で評価されている有名企業かどうか」「家族に反対されないか」「友達に自慢できるか」など、他人のものさしで仕事を決めようとしてしまいます。どれだけ周囲からの評価が良くても、自分がやりたいと思える仕事でなければモチベーションを維持するのは難しいでしょう。
また、周りの意見を尊重し過ぎる人も、自分がやりたい仕事が分からなくなりがちです。第三者の意見に耳を傾けるのもおすすめですが、自分の考えや希望も大切にしましょう。
8.立派な志望動機がないといけないと思っている
「就職・転職活動をするにあたって立派な志望動機がないといけない」と思い過ぎていると、自分がやりたい仕事が分からなくなってしまいがちです。完璧な志望動機を考えることだけに捉われてしまうと、「誇れるような動機がないので本当にやりたい仕事ではないのでは?」と迷いが出やすくなってしまいます。
志望動機で大切なのは、「なぜその企業を選んだのか」という明確な理由と入社への意欲です。華々しい内容でなくとも、やる気や熱意が伝わる自分なりの動機を述べれば、志望企業から評価してもらえる可能性は十分にあります。「志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」のコラムを参考に、やりたい仕事の志望動機を考えてみましょう。
9.仕事で実現したいことが分からない
仕事を通して実現したいことが見えていない状態だと、自分がやりたい仕事が分からなくなる可能性もあるでしょう。
仕事で何がやりたいのか分からない場合は、現職にどのような不満を持っているのか考えてみるのも手です。不満を明確にすることで、「今の仕事で実現できていないことは何か」が見えてくるため、理想の働き方や業務内容の発見につながる可能性があります。
具体的なキャリアビジョンの描き方は「キャリアビジョンとは?思いつかないときの考え方や書き方の具体例を解説」で解説しているので、参考にしてみてください。
10.就職・転職を本気で考えられていない
就職や転職に本気になれていないため、やりたい仕事が分からない場合もあります。前述したように、やりたい仕事を明確にするためには「職業に関する知識を増やす」「自己分析をする」といった自発的な行動が必要です。漠然と「就職・転職したい」と考えているだけで求職活動に本腰を入れていない状態だと、自分がしたい仕事に出会うのは難しいでしょう。
年齢が上がるにつれて未経験分野への就職・転職は難しくなる傾向があるため、就職や転職への意欲があるなら早めに行動を起こすのがおすすめです。なるべく多い選択肢のなかからやりたい仕事を探すためにも、思い立ったらすぐに求職活動を始めましょう。
やりたい仕事がない・分からない…何のために働く?
ここでは、若者が働く目的を解説しています。「そもそも何のために働くの?」「目標が定まらずやりたい仕事が分からない」とお悩みの方は、参考にしてみてください。
働く理由を「収入を得るため」と答えた若者が8割以上
2017年に内閣府が全国の16~29歳までの若者を対象に行った「平成30年版子供・若者白書(全体版)特集 就労等に関する若者の意識子供・若者の意識に関する調査」では、若者が仕事をする目的に関して以下のような回答が示されています。
若者が仕事をする目的 ※上位5つまで | 割合 |
---|---|
収入を得るため | 84.6% |
仕事を通して達成感や生きがいを得るため | 15.8% |
自分の能力を発揮するため | 15.7% |
働くのがあたりまえだから | 14.8% |
人の役に立つため | 13.6% |
参照:内閣府「平成30年版 子供・若者白書(概要)特集 就労等に関する若者の意識 図表5 仕事をする目的(2つまで回答可)(p.5)」
上記の表によると、若者が仕事をする目的として最も多かった回答は「収入を得るため」の84.6%です。次点で回答が多い「仕事を通して達成感や生きがいを得るため」「自分の能力を発揮するため」の項目は、10%台に留まりました。
回答が一極化していることから、仕事を「人生の生きがい」ではなく、あくまで「収入を得るための手段」だと割り切って考えている若者が大半といえるでしょう。やりたい仕事が見つからずお悩みの方は、「自分が満足する収入を得られるかどうか」の視点で仕事探しをしてみるのも一つの手といえます。
「なんのために働くのか…分からなくなったときのヒントや面接の対策法を解説」のコラムでは、自分なりの仕事の目的を見つけるヒントを紹介しています。やりたい仕事が分からず求職活動が難航している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ワーク・ライフ・バランスを重視する若者は増加している
ワーク・ライフ・バランスを重視する若者も少なくないようです。内閣府「平成30年版 子供・若者白書(概要)特集 就労等に関する若者の意識 ウ 仕事と家庭・プライベートとのバランス(p.7)」によると、2017年時点で「仕事よりも家庭・プライベート(私生活)を優先する」と答えた若者の割合は63.7%。これは「家庭・プライベート (私生活)よりも仕事を優先する」の12.7%を大幅に上回る数値です。自分がやりたい仕事やキャリアにこだわり過ぎず、「家庭やプライベートと両立できるか」という視点で仕事探しをしてみるのも一つの手です。「やりたい仕事が分からない…」と過度に焦ったり悩んだりする必要はありません。自分の価値観やライフスタイルに合った仕事や条件をじっくりと探してみましょう。
参照元
内閣府
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やりたい仕事の見つけ方
自分がやりたい仕事が分からないときは、「自己分析を行い自分の経験を振り返る」「自分が『できること』から探す」といった行動を試してみましょう。以下で、自分がやりたい仕事の見つけ方を7個紹介するので、したいことが分からずにお悩みの方は参考にしてみてください。
1.自己分析を行い自分の経験を振り返る
やりたい仕事を見つけるためには、まず自己分析をすることから始めましょう。自分の過去を振り返ることで、自分が得意なことや苦手なことを改めて認識でき、仕事探しのヒントにつながる可能性があります。自己分析の過程で自分の適性や仕事の向き不向きなども分かってくるので、マッチ度の高い仕事や職場を見つけやすくなるでしょう。
自己分析の具体的なやり方としては、以下のようなものがあります。
これまで取り組んできた仕事を掘り下げる
これまで取り組んできた業務内容を掘り下げてみましょう。具体的には、これまでの業務のなかで褒められたことや嬉しかったこと、大変だと感じたことなどを洗い出します。
一つ一つのエピソードを具体的に掘り下げていけば、「仕事でどのようなときにやりがいを感じるか」「得意なことは何か」が見えてきて、仕事を探す際の指標になるでしょう。
過去の経験から自分の適性や価値観を洗い出す
仕事以外の過去の体験から、自分の適性や価値観を洗い出すことで、やりたい仕事が見えてくる可能性があります。たとえば、料理や食べることが好きな人は「調理師」や「管理栄養士」「飲食店スタッフ」「フードコーディネーター」といった仕事にやりがいをもって取り組める場合があるでしょう。
興味関心のある分野を仕事にすれば、モチベーションを維持しやすくなるのが魅力です。自分が好きなこと・興味があることに注目して、関連する仕事がないか探してみましょう。
自己分析の方法は「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」でも解説しているので、チェックしてみてください。
2.興味をもてる仕事がないときは「できること」から探す
興味関心のある分野がなくやりたい仕事が分からない場合は、「できること」から探すのも一つの方法です。自分が無理なく取り組める仕事であれば成果を上げやすく、やりがいを感じやすいでしょう。「今の自分ができることだから」という理由で始めた仕事が、働くうちに胸を張って「やりたい仕事」といえるようになる場合もあります。
自分1人で「できること」を見つけるのが難しい場合は、家族や友人といった身近な人に自分の強みを聞いてみるのもおすすめです。第三者の意見を聞くことで、自分だけでは分からなかった長所を発見できる可能性があります。
3.理想の実現につながる仕事を考えてみる
自分がやりたい仕事をうまくイメージできない場合は、先に理想の将来像を設定するのがおすすめです。「将来の理想を叶えるために現在の自分はどのような選択をするべきか」を考えることで、やりたい仕事が見えてくる可能性があります。
「○年以内にリーダー職に就く」「○年までに□□の資格をとってスキルアップする」など、将来的に自分がどうなっていたいかを具体的に考えてみましょう。将来の前向きな目標を設定することで、求職活動だけでなく入社後の仕事にも意欲的に取り組みやすくなります。
「キャリアビジョンとは?思いつかないときの考え方や書き方の具体例を解説」のコラムも参考に、仕事における目標を考えてみてください。
4.職業研究や業界研究で幅広い仕事に目を向ける
職業研究や業界研究を行い、世の中にある多くの仕事に目を向けてみることで、自分がやりたい仕事が見つかることもあるでしょう。前述したように、世の中の仕事をよく知らないことが要因でやりたい仕事が分からない場合もあるためです。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「第5回改訂 厚生労働省編職業分類 職業名索引」の職業名索引には、1万8,725種類もの職業が掲載されています。普段の生活範囲内では知り得ないような職業も発見できる可能性があるため、職業研究や企業研究の資料として役立ててみてください。また、ハタラクティブの「職種図鑑」や「業界図鑑」でも職種や業界に関する知見を深められます。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
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今まで知らなかった職業に適性があることも
世の中には多種多様な仕事があるため、自分では考えてもみなかった職業に適性がある可能性があります。「知っている仕事のなかにやりたいと思えるものがない」という方は、職業に関する知識を増やすことから始めてみましょう。耳なじみのない職業はインターネットで情報収集をしたり、実際に働いている人に話を聞いてみたりすると、業務内容をイメージしやすくなりますよ。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
5.続けられていることを考えてみる
自分がやりたい仕事を見つけるには、「どのような仕事なら継続できるのか?」という視点で考えるのも有効です。現在継続している物事がある方は、それを参考にしてみましょう。趣味や習い事、アルバイト、家事など、長い間継続できている活動は、適性があり苦になりにくいから続いていると考えられます。
なお、苦に感じることがあっても自主的に続けている物事がある場合は、それだけ継続したいと考えている証拠です。自分で好き・得意という認識がなくても、仕事探しに活かせる強みといえるでしょう。
6.やりたいことに優先順位をつける
興味関心のあることが多過ぎて自分がしたい仕事が分からなくなっている方は、やりたいことに優先順位をつけるのがおすすめです。やりたいことが豊富にある場合、就職・転職先の候補を絞りきれず、求職活動が長引いてしまう恐れがあります。
自分の考えを整理するためにも、やりたいことをリストアップしたうえで、重要度が高い順に優先順位をつけてみてください。優先すべき事柄が明確になることで、就職・転職先を絞りやすくなるメリットがあります。
7.希望する条件が叶えられそうな職場を探す
自分が希望する条件を叶えられそうな職場を探すことは、やりたい仕事探しのヒントになります。
給与や待遇、職場環境といった条件面は、仕事のモチベーションに大きく関わる要素です。自分がやりたい仕事と理想の条件の両方が揃っている職場であれば、楽しく業務を進められる可能性があります。「立場に関わらず意見交換がしやすい」「人材育成支援が充実している」「公私混同がない」など、自分にとって快適な職場環境や条件を考えてみましょう。
就職・転職したい理由を考えてみよう
やりたい仕事が分からないときは、就職・転職したい理由を考えてみましょう。「なぜ正社員を目指したいのか」「なぜ今の仕事が不満なのか」のように就職・転職したい理由を考えることで、求職活動の方針や仕事に求める条件がはっきりする可能性があります。たとえば、ハタラクティブの「若者しごと白書2025 3-4. 就職活動・転職活動を始めたきっかけ(p.29)」によると、フリーターが就職活動を始めたきっかけの1位は「金銭的な不自由・不安」で52.4%。正社員が転職活動を始めたきっかけの1位は「給与が低い」で43.4%という結果でした。フリーター・正社員ともに半数近い人が金銭面の不満から求職活動を決意していることが分かるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
年代別!やりたい仕事の見つけ方
自分がやりたい仕事を見つける方法は、年代によって異なる部分があります。ここでは、自分がやりたい仕事の探し方を20代・30代向けに解説するので、それぞれ確認してみてください。
20代の場合
20代は関わってきた業務や社会人経験やキャリア自体は少ないものの、ポテンシャル重視で採用されやすい年齢です。若さを活かして未経験の職種や業界にも挑戦しやすいのは、20代ならではのメリットといえるでしょう。
そのため、20代の方の場合、これまで楽しく取り組めた・得意だった業務や活動を洗い出し、そのなかから共通点を見つけて仕事を探してみるのがおすすめです。20代のうちに興味のある分野に挑戦し、30代以降に向けて着実にスキルや経験を積んでおくのが望ましいでしょう。
30代の場合
30代の方の場合は、今のスキルや経験・キャリアをどのように発展させていくかを考えるのが、自分がやりたい仕事を決めるポイントになります。一般的に、30代以降は即戦力となるスキルや経験を企業側から求められる傾向にあるためです。これまでの経験を振り返り、自分のスキルや強みのなかで活かせるものがないか、改めて棚卸してみましょう。
「仕事が見つからないときの対処法!年齢別の探し方や不安の相談先もご紹介」のコラムでも、年代別の仕事の探し方を紹介しています。「やりたい仕事がない…」とお悩みの方は、参考にしてみてください。
やりたい仕事を探すときに気をつけるポイント
やりたい仕事を探すときに気をつけるポイントは、「仕事に対する憧れだけで決めないようにする」「転職の軸を明確にしておく」「今の仕事でスキルアップできないかを考え直す」などが挙げられます。以下で詳しい内容について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
仕事に対する憧れだけで決めないようにする
仕事を探す際は、憧れだけで仕事を決めないよう注意しましょう。憧れだけで就職・転職先を決めてしまうと、入社後に「こんなはずではなかった」とミスマッチを感じてしまう恐れがあります。やりがいを感じられなかったり自分の適性と合わなかったりすると「これ以上続けられない」と、早期退職につながる場合もあるでしょう。
憧れだけで探しても、自分に合っている仕事が見つかるとは限りません。具体的な業務内容や待遇、職場環境など、さまざまな観点から仕事を探すのが大切です。
就職・転職の軸を明確にしておく
やりたい仕事を探すときには、就職・転職活動の軸を明確にしておくことが重要です。
求職活動の軸が定まると、マッチ度の高い仕事を見つけやすくなります。「これだけは譲れない」という仕事先に求める条件をいくつかリストアップし、それらに優先順位をつけて、自分なりの就職・転職活動の軸を決めましょう。
「就活の軸の決め方とは?必要性や面接での回答例も紹介!」のコラムでも、就活の軸の決め方を紹介しているので、チェックしてみてください。
今の仕事でスキルアップできないかを考え直す
在職中の方は、無理に転職しようとせず、今の仕事でスキルアップができないかを考え直してみるのも一つの手です。
今の仕事でスキルアップを目指しているうちに現職に魅力を感じて、「転職せずこのまま働き続けてみよう」という気持ちが生まれる可能性があります。今は意欲的に取り組めなくても、自分自身のスキルを底上げすることで仕事に面白さを見出せるようになり、現職が「やりたい仕事」になることもあるでしょう。
失敗を恐れずに行動する
自分がやりたい仕事を見つけるには、失敗を恐れずに行動することも大切です。失敗したら原因を分析し、次に活かす気持ちで転職活動に臨みましょう。内閣府の「平成30年版 子供・若者白書(概要版)特集 就労等に関する若者の意識」を見ると、転職に肯定的な考えを示す若者が多いことが分かります。
引用:内閣府「平成30年版 子供・若者白書(概要版)特集 就労等に関する若者の意識 図表8 転職に関する意識(p.8)」
「自分の能力や適性に合わない職場ならば、転職することもやむを得ない」もしくは「転職する方がよい」「転職するべき」と回答した若者は、全体の7割以上。自分がやりたい仕事に就くために、転職するのは悪いことではありません。過度に失敗を恐れず、いざとなったらもう一度転職するくらいの心構えも大切でしょう。
参照元
内閣府
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やりたい仕事が見つからないときの4つの対処法
仕事探しに行き詰まったら、誰かに相談したり就職・転職支援サービスを利用したりするのがおすすめです。1人では気づかなかった強みや価値観、就職に有利な経験やキャリアが分かり、自分がやりたい仕事が見えることがあります。
1.1人で悩まず周囲に相談する
やりたい仕事が分からないときは、家族や友人といった周囲の人に相談してみましょう。
1人で自己分析をしていると、考えが主観的になりがちです。「自分はこうなりたい」という願望や、「自分はこうに違いない」という思い込みから、職業選択の可能性を狭めてしまっている場合もあります。家族や友人など、自分をよく知る周囲の人々に客観的なアドバイスをもらうことでこれまで知らなかった長所や強みが発見でき、本当に自分がやりたい仕事が分かる可能性があるでしょう。
2.就職・転職イベントに参加する
就職・転職イベントに参加するのも、自分がやりたい仕事が分からないときの対処法の一つです。幅広い企業が参加するイベントなら、一社ずつ企業を調べるより効率良く情報が得られます。
就職・転職イベントでは、社員と直接会話ができるので、実際の仕事内容や職場の雰囲気を聞けるのもメリットです。今まで知らなかった仕事と出会える可能性もあるので、合同企業説明会や転職フェアなど、気になるイベントには積極的に参加してみましょう。
3.Webサイトの適職診断サービスを活用する
転職活動の際は、Webサイトの適職診断サービスを活用するのもおすすめです。適職診断サービスのメリットは、簡単な質問に答えていくだけで自分の性格や強み、能力を活かせる職業などが客観的に分かる点。自分にはない視点から仕事探しができるので、思いがけず自分に向いている仕事を知れる可能性もあります。
ただし、「診断結果のとおりにしなくては」と適職診断の結果にこだわり過ぎてしまうと、かえって選択の幅を狭めかねません。あくまで適職探しの材料の一つとして考えましょう。適職診断サービスを利用する際の注意点は「自分の適性に合う仕事の探し方とは?」のコラムでも解説しているので、チェックしてみてください。
4.就職支援サービスを利用する
やりたい仕事が分からない場合、就職支援サービスを頼ってみるのも手。主な就職支援サービスは、国が管轄する「ハローワーク」と民間企業が運営する「就職・転職エージェント」の2つです。
ハローワークでは窓口で、就職・転職エージェントでは担当のキャリアアドバイザーから仕事探しをサポートしてもらえます。就活や転職活動に精通した第三者からのアドバイスをもらえるので、一人で求職活動を進めるよりも「やりたい仕事」に出会える可能性が高まるでしょう。
「転職エージェントとハローワークの違いを比較!併用は可能?利用方法も紹介」のコラムも参考にしながら、自分に合うサービスを探してみてください。
「自分がやりたい仕事が分からない」という方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは若年層向けの就職・転職エージェントです。経験やスキル、キャリアに不安がある方に向け、人柄やポテンシャルを重視する優良企業の求人を多数取り揃えております。
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やりたい仕事に関するQ&A
ここでは、「自分がやりたい仕事が見つからない」とお悩みの方に向け、よくある質問と回答をご紹介します。
仕事で何がしたいか分からないときはどうしたらいい?
自分が仕事で「何をしたいのか」が分からないときは、「できること」に着目してみましょう。現在の自分が無理なく「できること」を伸ばしていけば、強みとして仕事で活かせるようになる可能性があります。このコラムの「やりたい仕事の見つけ方」でも、自分に合う仕事を見つける方法を紹介しているので、参考にしてみてください。
「したい仕事」が浮かばないときはどうする?
自分の関心や好奇心の対象を、一度振り返ってみてください。「したい仕事」は、自分の興味関心が向くことの延長線上にある可能性が高いためです。また、「自分の送りたいライフスタイルを実現できる仕事か」という視点で考えてみるのも効果的でしょう。
「本当に自分がしたいことを仕事にするには?やりたいことの見つけ方も解説」のコラムでは、自分がしたいことを見つける方法を解説しています。ぜひご一読ください。
「やりたい仕事」でなくお金を稼ぐために働いてもいい?
「お金を稼ぐため」と割り切って仕事をするのも一つの手です。しかし、辛いことがあったり壁にぶつかったりしたときに、お金のためだけでは仕事を続けるモチベーションを保てない可能性があります。意欲的に働き続けるには、収入だけでなくやりがいも得られる仕事を選ぶことが大切でしょう。
「仕事にやりがいがないと感じる原因とは?対処法も合わせて紹介」では、仕事にやりがいを感じないときの解決策に触れているので、参考にしてみてください。
やりたい仕事を探すためのアドバイスが欲しいです
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。