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ニート向けの求人はどう探す?ポイントとおすすめの支援サービスをご紹介
更新日

この記事のまとめ
- ニートの方が選びやすい求人には、「未経験歓迎」や「経歴不問」などの特徴がある
- 求人を探すときは、希望条件に優先順位をつけたり資格を確認したりする
- ニートの方が就職を成功させるなら「規則正しい生活」「よくある質問への準備」が必要
- ニートから就職を目指す際の求人探しでは、就職支援サービスを利用しよう
「どのような求人に応募すれば内定をもらえるの?」と悩むニートの方もいるでしょう。ニートの方は、未経験歓迎や経歴不問といった求人を中心に応募するのがおすすめです。また、就職の可能性を高めるためにも、就職支援サービスを活用するのが望ましいでしょう。
このコラムでは、ニートの方が求人探しをする際のポイントや就職を成功させるコツなどを紹介しています。これから就職活動を始めるニートの方は、ぜひご一読ください。
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ニートから挑戦しやすい求人の特徴
ニートの方の就職先に選びやすい求人の特徴には、経験や経歴を問わないものが挙げられます。また、人手不足でスキルよりも仕事への熱意を評価する業界や企業であれば、ニートの方も就職できるチャンスがあるでしょう。
未経験歓迎の求人
経験を問わない求人なら、ニートで経歴に空白期間があっても就職できる可能性があります。ニートの方は、在職中の人に比べて社会人経験が少ないことから、就職で不利になることも。「未経験歓迎」の求人は、文字どおり経験のない人からの応募を想定しているので、ポテンシャルや人柄などが評価されれば採用につながる可能性があります。
また、未経験者を積極的に採用している職場では、新人教育の体制が整っていることも、ニートから就職するときのメリットです。
経歴不問の求人
「経歴不問」の求人は、学歴や職歴を問われません。学校を中退していたり、大学に進学していなかったりする場合も応募できます。これまでの就業経験を問わないことも多いため、ニートから就職を目指しやすい条件といえるでしょう。
人手不足の求人
人手が不足している業界の求人も、ニートの方が挑戦しやすいといえます。人手不足の業界では、なるべく多くの人材を確保するために、スキルの有無よりもやる気が重視される傾向にあるからです。
厚生労働省の「労働経済動向調査(令和6年8月)の概況」によると、2024年5月1日時点の未充足求人がある事業所の割合は、高い順で以下のようになりました。
産業 | 未充足求人がある割合 |
---|---|
医療・福祉 | 75% |
宿泊業、飲食サービス業 | 69% |
サービス業(他に分類されないもの) | 69% |
運輸業、郵便業 | 61% |
参照:厚生労働省「労働経済動向調査(令和6年8月)の概況(p.9)」
上記のような業界は人手が不足していると考えられるため、資格や経験がない場合も内定をもらえるチャンスがあるでしょう。
人手不足の業界については、「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」のコラムでもご紹介しているので、あわせてご覧ください。
参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(令和6年8月)の概況
ニートから初めて就職するなら自分に合った仕事を探そう
ニートから初めて就職するのであれば、自己分析をしたり譲れない条件を明確にしたりして、自分に合った仕事を選ぶのがポイントです。希望条件を妥協して選ぶと「思っていたよりもきつかった」「やっぱりほかの仕事がしたい」というように、早期離職の原因になり得ます。何度も仕事を探すのは大変なので、勤務地や仕事内容をよく確認して慎重に選びましょう。自分に合った求人を探す際の基準や条件を定められず悩んでいる方には、「自分に合う仕事が分からない!適職の上手な見つけ方と注意点を解説」のコラムもおすすめです。
ニートの方が求人を探す際におすすめの仕事16選
ここでは、ニートの方が求人を探す際にチェックしておきたい仕事をご紹介します。下記に挙げている仕事は、未経験者歓迎やアルバイトの求人もあるのが特徴です。求人を探す際に、ぜひ参考にしてみてください。
1.事務職
「パソコン作業が得意」「内勤の仕事がしたい」というニートの方は、事務職の求人を検討してみるのがおすすめです。事務職に就業するのに必須資格はなく、未経験OKの求人もあります。
ただし、事務職は人気の高い職種で、応募者多数となることも珍しくありません。就職の可能性を高めるためには、事務業務やパソコン関連の資格を取得しておくのが有効です。
事務職の主な仕事内容は、必要書類の作成や電話・メールでの応対、データ入力など。事務員についての理解を深めたい方は、「事務員は未経験から目指せる?業務内容と求められるスキルをチェックしよう」のコラムをご一読ください。
正社員
一般職
年収 315万円 ~ 360万円
-
未経験OK,残業少なめ,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
2.受付
受付の仕事はスケジュール管理やデータ入力といった裏方業務が含まれるため、細かい作業や正確性に自信があるニートの方に向いているでしょう。オフィスワークの基本的なスキルを身に付けられるため、キャリアのスタート地点や就職のきっかけとして適している職種といえます。特別な資格や経験を問われないことから、人柄やコミュニケーションスキルが評価されれば、採用される可能性もあるでしょう。
受付の仕事内容は、企業や組織の玄関口として、来客や電話の対応、情報提供、書類整理などです。受付業務では、訪問者や顧客との第一印象を担う重要な役割を果たします。
詳しい仕事内容は「受付の仕事内容とは?種類ごとに違う?向いている人や身につくスキルを紹介」のコラムで解説しているので、こちらもご一読ください。
3.コールセンター
「仕事が覚えられるか不安」といったニートの方は、電話対応に苦手意識がなければ、コールセンターの求人を選択肢に入れてみましょう。コールセンターの仕事は、基本的にマニュアルや研修が整っているからです。
コールセンターは、電話・メールなどを通じて、顧客からの問い合わせや要望に対応する仕事です。具体的な業務内容は、商品やサービスに関する問い合わせへの回答、注文の受付、クレームやトラブルの解決、顧客情報の管理など。業種や企業によってフローや対応方法が異なるため、自分に合ったコールセンターの仕事を選ぶことが重要です。
お客さまとやりとりをする仕事なので、コミュニケーション能力や忍耐力に自信のあるニートの方に向いているでしょう。
正社員
コールセンターオペレーター
年収 378万円 ~ 432万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
4.Webライター
Webライターに特別な資格は必要ないため、パソコン作業ができれば未経験者も挑戦しやすいでしょう。在宅で働ける求人もあるため、「大勢の人がいるなかで仕事をするのが怖い」「働きたいけど会社勤めをする勇気がない」というニートの方は、働きやすいと感じる場合があります。
Webライターは、インターネット上のメディアなどに掲載する記事やコラムを作成する仕事です。執筆内容は、担当する媒体によって多種多様。基本的なパソコンスキルと文章を書く能力があれば、未経験から採用されることもあります。執筆する内容に対して知識や経験があると、選考で評価されやすくなるでしょう。
5.ドライバー・配達員
車の運転が好きなニートの方は、ドライバーや配達員の求人も探してみるのがおすすめです。業務内容に合わせた運転免許の取得が必要になりますが、車の運転が得意であれば挑戦しやすいといえるでしょう。
ドライバーは、トラックやタクシーを運転する仕事です。人と話すのが苦手ならトラックドライバー、知らない人と話すのが好きならタクシードライバーが向いているでしょう。
配達員は、指定された物品を倉庫から車に積み込み、個人宅や店舗などに届ける仕事です。車の運転業務だけでなく、荷物の積み込みや空になったコンテナの回収も行う業務もあるでしょう。
ドライバーや配達員の正社員雇用を目指すなら、「正社員ドライバーになるには?転職成功のポイントや求人の探し方を解説!」のコラムを参考にしてみてください。
正社員
ルート配送ドライバー
年収 365万円 ~ 464万円
-
大手企業,未経験OK,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
6.フードデリバリー
フードデリバリーの仕事は、「車の運転が好き」「身体を動かすのが好き」という方に向いているでしょう。原付免許の資格を求める求人が多いものの、学歴や経験は問われない傾向にあるためニートの方も就職を目指せる可能性があります。
フードデリバリーは、特定の店舗で雇用される働き方と、個人事業主として仕事をする働き方があるのが特徴です。店舗で働く場合は、配達のほかに調理や店内の掃除、チラシ配りなどを行うこともあるでしょう。店舗から貸与された制服やバイクを使い、配達するのが一般的です。
一方、個人事業主としてフードデリバリーを行う場合は自分の予定に合わせて働けるので、徐々に勤務時間を増やしたい方も挑戦しやすいでしょう。ただし、基本的に配達で使う自転車やバイクは自分で用意する必要があります。
7.飲食店のスタッフ
「食関連の仕事に興味がある」「料理が好き」といったニートの方は、飲食店スタッフの求人を選択肢に入れるのがおすすめ。飲食店スタッフは求人が多数展開されており、業務内容も比較的取り組みやすいことから、未経験者も挑戦しやすいようです。
正社員登用制度が導入されているところなら、アルバイトやパートから正社員を目指せる可能性もあります。ホールスタッフはコミュニケーションスキル、キッチンスタッフは作業を効率化する能力など、ポジションによって求められる能力も異なるため、求人情報を確認したうえで応募しましょう。
8.営業職
営業職は、学歴やスキルよりも人柄やポテンシャルを重視している傾向にあるため、「コミュニケーションが得意」「人と接するのが好き」といったニートの方が挑戦しやすいでしょう。営業職として活躍すれば、ビジネスマナーやコミュニケーション能力といった、仕事をするうえでの基本となるスキルを身に付けることが可能です。
営業職の仕事内容は、会社のサービスや商品を売り込むこと。新規開拓やルート営業、訪問営業など、営業方法は企業によって異なるため、求人情報を確認してみましょう。
営業職として働くポイントは、「ニートは営業職が狙い目!就職のコツやメリット・デメリットをご紹介」のコラムをチェックしてみてください。
9.販売員
「アパレルに興味がある」「家電製品について詳しい」といった方は、販売員の求人を検討してみましょう。販売員の求人は「未経験歓迎」「学歴不問」とするものがあるため、経験や経歴についてお悩みのニートの方も挑戦しやすいといえます。自分が好きなモノやブランドを扱える勤務先を選ぶと、やりがいを得やすいのでおすすめです。
販売員は、ショップやスーパーマーケットで勤務し、接客やレジ打ち、商品陳列、店内清掃などの業務を行います。お客さま対応があるので、コミュニケーション力が求められるでしょう。正社員の場合、非正規社員の教育やシフト作成、売上管理などを担当することもあります。
10.倉庫・工場作業員
「一人で黙々と作業したい」「体力に自信がある」といったニートの方は、倉庫や工場作業員に向いている可能性があります。従業員とコミュニケーションを取る必要はあるものの、メインの仕事は単独作業になりやすいのが魅力です。立ち仕事や重いモノを扱う業務もあるため、体力があれば企業から重宝されるでしょう。
倉庫作業員は、貨物・資材・荷物の搬入・搬出、積み卸しなどの作業を担当。工場作業員は、原材料の搬入や製品・商品の搬出、各種機械の清掃などを行います。
工場勤務には期間工として働く求人もある
工場勤務の仕事には、「期間工」という求人もあります。期間工とは、自動車や電気部品などを製造する工場で、有期契約を結んで働く契約社員のことです。期間工は短期間勤務という特徴があり、契約社員のため、雇用元の会社と直接雇用契約を結びます。期間工の求人を検討する際は、「期間工とは?向いている人の特徴や働くメリット・デメリットを紹介」のコラムも参考にしてみてください。
11.警備員
体力に自信がある方は、警備員の求人も検討してみるのがおすすめです。警備員の正社員は、18歳以上であれば経験や資格がなくても採用されるチャンスがあります。「未経験者歓迎」「無資格者歓迎」「学歴不問」など採用の間口を広げている会社もあるため、ニートからの就職も目指せるでしょう。
警備員は、商業施設やビルを警備したり、道路工事やイベントの際に車両や人の誘導を行ったりする仕事です。集中力や細かいことに気づける能力があれば、業務で役立つでしょう。警備員の仕事については、「警備員の正社員はきつい?主な就職先や向いている人の特徴を解説」で詳しく説明しています。
12.検針員
一人で黙々と作業できる仕事をしたい方は、検針員の求人を検討してみましょう。一般的に検針員の外回りは1人で行うので、コミュニケーションが苦手な方も働きやすい可能性があります。
検針員とは、各家庭を回ってガスや水道、電気のメーターを確認し、専用の端末に入力して記録する仕事です。季節に関係なく外回りをするため、一定の体力が求められるでしょう。
なかには給与の支払いに出来高制を導入している会社もあるようです。出来高制の場合、短時間で多くの件数を回れば、効率良く収入を確保できるでしょう。
13.清掃員
「掃除が好き」「家事のスキルを活かしたい」といった方は、清掃員の求人を検討してみるのがおすすめです。清掃員には、経歴や学歴が問われない求人もあるため、職歴に空白期間があるニートの方も就職できるチャンスがあるでしょう。担当エリアがきれいになると達成感があり、「人の役に立っている」というやりがいを得られる可能性もあります。
清掃員はビルやホテル、商業施設などの清掃を行う仕事です。職場によってチームで動く場合もあるため、チームワークが苦手なニートの方は一人で働ける現場の求人を選ぶのが望ましいでしょう。具体的な仕事内容は「清掃業の仕事内容とは?メリット・デメリットと向いている人の特徴もご紹介」のコラムでまとめています。
14.公務員
特定の分野や専門職を除き、公務員試験 では学歴や資格は不問のため、ニートの方も目指せるチャンスがあります。ただし、公務員試験には年齢制限が設けられているものもあるので注意が必要です。30歳前後を制限の基準としている傾向にありますが、詳細は自治体によって異なるので事前に確認しましょう。
公務員試験では「大卒程度」「高卒程度」というように、一定レベルの教養が問われます。難易度は高めの傾向にあるため、公務員試験に合格するにはそれなりの勉強量や試験対策が必要です。
公務員試験についての詳しい情報は、「公務員になるのに学歴は必要?給料は異なる?試験対策のポイントもご紹介」のコラムをご覧ください。
15.土木作業員
体力や力仕事に自信のある方は、土木作業員の求人も選択肢に入れるのがおすすめです。学歴や経歴が不問の求人もあるため、ニートの方も就職できるチャンスがあるでしょう。
土木作業員とは鉄や木材・石などの資材を使って道路や河川の整備など、土木工事を施工する作業員を指します。資格や免許の取得により携われる業務の幅が広がり、キャリアアップできる可能性もあるでしょう。
16.引っ越し業者
引っ越し業者も学歴や経歴不問の求人があるため、体力や力仕事に自信のある方は挑戦しやすいでしょう。引っ越し業者は、お客さまの家具や荷物を安全かつ迅速に新しい住所へ運ぶのが仕事。荷物の運搬のほかにも、荷物の梱包、家具の組み立てや解体、荷物の積み下ろしなども業務に含まれるようです。
引っ越し業者には、お客さまの貴重な荷物を丁寧に取り扱い、スムーズに引っ越しをサポートするスキルが求められます。また、お客さまとのコミュニケーションやスケジュール管理も重要な役割です。
やりたい仕事が見つからないときは?
ニートの方でやりたい仕事が見つからない場合、自分の興味や関心を再確認することが重要です。自分が何に対して興味や情熱を持てるかを考えてみましょう。そのうえで、その興味や関心に合った仕事や業界を探してみることが大切です。また、ハローワークの職業訓練や独学でのスキルアップを通じて新しい分野に挑戦することも一つの方法。就職支援サービスでキャリアカウンセリングを受ければ、自分の適性や適職を見つける助けになります。可能性を見つけるためにも、さまざまな方法を検討してみましょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
ニートの方が求人を探すときに気を付ける3つのポイント
ニートから正社員を目指して求人を探す際は、「仕事に求める条件に優先順位をつける」「求人内容をよく確認する」「志望職種で必要な資格があるか調べる」などを意識するのがポイントです。それぞれのポイントについて、以下で詳しく見ていきましょう。
ニートの方が求人を探すときに気を付けるポイント
- 「仕事に求める条件」に優先順位をつける
- 求人内容をよく確認する
- 就きたい仕事で必要なスキルや資格があるかを確認する
1.「仕事に求める条件」に優先順位をつける
ニートの方が求人を探すときは、仕事に求める条件に優先順位をつけることが大切です。仕事に対して多くの条件を求めると、なかなか就職先が見つかりません。「給与が高くて残業がなくて家から近い職場が良い」と思っても、すべての条件を満たす職場は少ないでしょう。また、すべての条件を満たす職場があっても採用されるとは限らず、就職活動の期間が伸びてしまう恐れもあります。
仕事に求める条件が多い場合は、「妥協できる条件」と「妥協できない条件」に分けて、優先度の高い条件を満たす求人に応募するのがおすすめです。
2.求人内容をよく確認する
求人を探す際には、内容をよく確認しましょう。きちんと確認をせずに思い込みのまま応募してしまうと、「こんなはずじゃなかった…」と後悔する恐れがあります。
たとえば、未経験歓迎の求人のなかには、職種は未経験でも社会人経験はあることが前提とされている場合もあるようです。一般的に社会人経験とは、学校を卒業した後に就業した経験を指し、学生時代のアルバイトは含まれません。そのため、社会人経験がないニートの方は、アルバイトや派遣などから社会人経験を積むのも一つの方法です。
また、表面上は好条件に見える求人にも注意する必要があります。たとえば、給与が異様に高い求人の場合、見込み残業代が含められている求人の可能性もあるようです。見込み残業代を含めている求人のなかにはブラック企業も存在するので、詳しい情報まで確認したうえで応募しましょう。表面的な情報だけで判断せず、見極めることが大切です。
見込み残業については、「見込み残業とは?みなし残業との違いと違法になるケースを解説」のコラムで詳しく解説しています。
3.就きたい仕事で必要なスキルや資格があるかを確認する
ニートの方は、求人を探す際に「自分が就きたい仕事で必要とされる資格があるか」も確認しましょう。方法としては、本やWebサイトでリサーチする、気になる求人の応募要項で資格の記載をチェックするなどがあります。
もし就きたい仕事に必須の資格や歓迎される資格があり、自分がその資格を持っていないのであれば、取得を検討してみるのがおすすめです。より納得のいく就職ができたり、採用選考を有利に進めやすくなったりするでしょう。
ただし、資格の取得だけを注視してしまうと、本来の目的である就職が先送りになる恐れも。資格取得を目指す場合は、就活スケジュールを組み計画的に行動することが大切です。
有効求人倍率をチェックしておくのもおすすめ
ニートの方が就職しやすい仕事を探すなら、厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和6年9月分)」で各職種の有効求人倍率をチェックしてみてください。有効求人倍率とは、労働力人口に対する求人数の比率を示す指標です。有効求人数を有効求職者数で割ることで算出されます。有効求人倍率は、「1以上なら競争率が低めで採用されやすい」「1以下なら競争率が高めで採用されにくい」といえるでしょう。参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和6年9月分)について
ニートの方が求人を探す際に抱きやすい不安
社会人経験が少ないニートの方は、「できる仕事がないのでは…?」と不安に思うこともあるでしょう。ここでは、厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究 報告書」を参考に、ニートの方が求人や就職に抱きやすい疑問、不安について解説します。
生活行動の苦手意識 | 難しい・やや難しいの割合 |
---|---|
面接に通る | 75.1% |
面接で質問に答える | 64.8% |
職場で友達をつくる | 64.6% |
上司から信頼される | 64.1% |
面接の申し込みの電話をする | 61.5% |
参照:厚生労働省「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究 報告書(p.7)」
この表から、ニートから正社員就職を目指す際には、「面接を通過できるか」「職場の人間関係を良好に保てるか」などの不安を抱く方が多いことが分かります。
ニートを雇ってくれる会社があるのか
スキルや経験不足を感じるニートの方は、「雇ってくれる会社はあるのか」と悩むこともあるでしょう。前述した厚生労働省の調査によると、生活行動の苦手意識のなかで、「面接に通る」は75.1%と最も高い割合を占めています。
ニートからの就職を考えるときは、「面接を通過できるか」「内定がもらえるか」といった不安も大きいといえるでしょう。
職場の人間関係を良好に保てるか
同調査の「生活行動の苦手意識(p.7)」によると、ニートの方は、「職場で友達をつくる(64.6%)」「上司から信頼される(64.1%)」といった点も苦手意識を持っている割合が高いことが分かります。ニート生活で人との交流が薄れていたり、過去の人間関係のトラブルを引きずっていたりすると、「新しい職場で良好な人間関係が保てるか」と不安になるニートの方もいるでしょう。
また、職場の人間関係は、求人だけでは掴みにくいため疑問や不安を抱きやすいともいえます。
コミュニケーションが苦手な自分に合う仕事はあるか
仕事をするうえでコミュニケーションは必須であるため、苦手意識があると「自分に合う仕事はあるか」と不安になるでしょう。
厚生労働省の同調査においても、「面接の申し込みの電話をする(61.5%)」「知らない人に話しかける(59.6%)」「忙しいときに手伝ってもらう(58.3%)」など、コミュニケーションに関することに苦手意識を持つニートの方が多い傾向となっています。コミュニケーションへの苦手意識から、社会復帰や就活への一歩を踏み出せないニートの方もいるでしょう。
在宅勤務の求人を探すのも手
コミュニケーションが苦手な方は、在宅勤務ができる求人を探すのも手です。在宅勤務であれば、基本的には一人で黙々と作業する時間を確保しやすいでしょう。在宅勤務の仕事を目指すのであれば、パソコン作業がメインのWebライターやIT系の技術職などの職種を目指してみるのも一つの方法です。自分にできる仕事はあるのか
ニートの方のなかには、「自分にできる仕事がないのでは」と不安を抱く人もいます。働いた経験が短かったり、仕事が上手くいかず辞めてしまったりした場合は、「自分にできる仕事がない」と思ってしまうかもしれません。過去の失敗から自分を過小評価してしまうと、就職にも不安を抱きやすくなるでしょう。
厚生労働省の同調査においても、「教えてもらわなくても周囲のやりかたを見て仕事を覚える」といった点に、苦手意識を持っているニートの方が60.2%いることが分かります。
社会にどのような仕事があるか知ることで適職が見つかる場合も
自分にできる仕事があるのか不安に感じるときは、社会にどのような仕事があるか知らないだけの場合もあります。特定の職種や業種だけにこだわらず、広い視野を持って求人を探してみましょう。自分の適職が見つかれば、ポジティブに就活に取り組めるようになる可能性もあります。働くことにトラウマがあっても就職できるのか
過去の仕事でハラスメントを受けた、厳しい労働環境で体調を崩してしまったなどの理由でトラウマを抱えているニートの方は、また働けるか不安になるでしょう。厚生労働省の調査においても、「仕事で失敗をくりかえさない」ことに苦手意識を持っているニートの方は59.8%と多い傾向にあります。
ブラック企業の求人に応募してしまわないか
ニートの方は、ブラック企業の求人にあたらないか不安に思うこともあるでしょう。職場環境が整っている企業は人気であるため、スキルや経験が不足しているニートの方は採用されないと思い込んでいる場合もあります。
「ブラック企業の特徴とは?入社前の見分け方と対処法を解説」では、労働基準法に沿った会社か見極める方法をご紹介しているので、ブラック企業の特徴を知りたいニートの方は、こちらもご参照ください。
参照元
厚生労働省
「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究」
ニートの方が就職を成功させるための5つのコツ
ここでは、ニートが就職活動を成功させるためのコツを5つご紹介します。「なかなか内定がもらえない…」「ニートから正社員になるのは難しいのかも…」と悩んでいる方は、以下で詳細を確認してみてください。
ニートの方が就職活動を成功させるためのコツ
- 就職を見据えた生活リズムにする
- 仕事を通じて「何をしたいのか」を明確にする
- 応募先企業への理解を深める
- 就活で自分をアピールする方法を考える
- 面接でよく聞かれる質問への準備をする
1.就職を見据えた生活リズムにする
ニート期間中に食事や睡眠といった生活習慣が乱れてしまった場合は、就職を見据えて生活リズムを整えることをおすすめします。生活リズムが乱れたまま就職すると身体が適応できず、仕事自体を苦痛に感じたり体調を崩したりする恐れがあるでしょう。
正社員になれば、基本的には決められた時間に出勤することが求められます。食事や睡眠の時間は、仕事に合わせて確保しなければなりません。就職した場合の生活リズムに慣れておくことで、実際に働き始めたときのストレスや負担を軽減できるでしょう。
ニート期間が長引くと採用されにくくなるので早めの行動が大事
厚生労働省「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書 ニート歴(期間)と就業の成否のクロス表(p.13)」によると、ニート期間が5年を超えた場合の「就職できなかった」割合は42.3%でした。1年以下は30.2%、1年超~3年未満が35.2%、3年超~5年以下が31.9%であることから、ニート歴が5年を超えると就職のハードルが高くなるといえるでしょう。ニート期間が長期化すると年齢も重ねることになるため、経験が問われたりスキル保有者がライバルになる可能性があります。若いうちはポテンシャルを評価してもらいやすいので、ニート期間が長引く前に、就職に向けて行動し始めることが大切です。
参照元
厚生労働省
「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究」
2.仕事を通じて「何をしたいのか」を明確にする
ニートから就職を考えるなら、「どのように働きたいか」や「仕事を通して成長したいこと」を明確にしましょう。「とりあえず就職しよう」とやみくもに就職活動をすると、なかなか採用されなかったり、早期退職の原因になったりする可能性があります。「自分が働いている姿」を想像し、求人や企業を選ぶうえでの軸を定めるのがコツです。
3.応募先企業への理解を深める
就職活動を成功させるために、応募先企業のサービスや理念への理解を深めましょう。そのうえで、「なぜその企業で働きたいのか」を伝え、自身の志望度をアピールすることが重要です。
企業理念から逸れた内容を伝えると、「自社には合わない人材」「入社意欲が低い人材」とみなされてしまう可能性も。志望動機を明確化し、企業にとって魅力的な人材であることを十分にアピールするには、応募企業の研究が必須といえます。企業研究のやり方については、「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」をご覧ください。
4.就活で自分をアピールする方法を考える
就職活動では、企業が求める人物像に沿った、自分の人柄や能力をアピールすることが大切です。応募先企業で「自分の長所をどのように活かせるか」を考えてみましょう。
具体的には、「社風や職場の雰囲気に合う性格か」や「会社のためにどのような働きができるか」などをアピールする必要があります。企業が求める人材像は、求人に記載していることもあるので、チェックしてみてください。
5.面接でよく聞かれる質問への準備をする
面接でよく聞かれる質問には、回答を事前に準備しておきましょう。「強み・弱み」や「自己PR」など、よくある質問に対してスムーズに答えられないと、準備不足と思われてしまう可能性もあります。
面接の準備を行う際は、回答内容を考えるだけでなく、実際に声に出して練習するのがコツです。また、身近な人や就職エージェントのキャリアアドバイザーなど、誰かと一緒に面接練習に取り組むのもおすすめ。客観的なアドバイスをもらえる可能性があるでしょう。
「面接でよくある質問と回答例を紹介!中途採用と新卒では内容が違う?」のコラムでは、状況や経歴別に面接でよくある質問と回答例をご紹介しているので、面接準備に役立ててみてください。
アルバイトや派遣から始めてみるのも手
正社員への就職が難しい場合は、アルバイトや派遣社員に挑戦してみるのも一つの手。アルバイトや派遣社員でスキルを身に付けたり、経験を積んだりしてから正社員を目指すといった方法もあります。将来的に就きたい希望の業界・職種を考慮し、活かせるスキルや経験を積める仕事を探すのがおすすめです。雇用形態の違いや特徴については、「正社員になるべきか?雇用形態を比較して自分に合った働き方を見つけよう!」のコラムを参考にしてみてください。
ニートの方が就職するまでの主な流れ
ここでは、ニートの方が就職するまでの主な流れを紹介します。初めて就職活動する方は、求人探しから内定までの流れについて把握しておきましょう。
ニートの方が就職するまでの主な流れ
- 求人サイトや就職エージェントで求人探しをする
- 求人を出している企業へ応募する
- 応募書類作成や面接練習などの選考対策をする
- 書類選考や面接を経て内定をもらう
1.求人サイトや就職エージェントで求人探しをする
まずは、就職の軸や希望条件を決めて、求人サイトで仕事探しをしましょう。前述したように、希望条件が多いと選べる求人の幅も狭まってしまいます。できるだけ視野を広げて求人を探すことを心掛けてみてください。
求人サイトを利用しての就活では、自分一人で自主的に行動する姿勢が求められます。自分に合う求人の探し方で迷ったら、担当のアドバイザーがサポートしてくれる就職エージェントで相談してみるのがおすすめです。
2.求人を出している企業へ応募する
続いて、求人情報をもとに、応募に必要なフローを確認します。求人によって応募方法や期限は異なるため、見落としがないようにしっかりと確認しましょう。なお、ハローワークや就職エージェントで紹介された求人は、自ら応募するのではなく代行してもらえる場合もあるため、応募の流れについては窓口や担当者に確認してみてください。
3.応募書類作成や面接練習などの選考対策をする
応募する求人が決まったら、応募書類の作成や面接練習をしましょう。ハローワークや就職エージェントを利用すると、応募書類の添削や模擬面接が受けられます。第三者に見てもらえば、応募書類の誤字脱字や面接時の身だしなみなど、自分では気づけなかった改善点を見つけられるでしょう。
4.書類選考や面接を経て内定をもらう
選考フローは企業により異なりますが、一般的には書類選考、面接の流れで進みます。面接が複数回ある場合や適性検査を受けることもあるようです。
就職活動では、応募から内定まで数ヶ月かかることもあります。就職活動を長期化させないためにも、複数の選考を同時進行で進めるのが望ましいでしょう。
ニートから就活する際の年代別ポイント
この項では、ニートから就活する際の年代別のポイントをご紹介します。20代と30代以降で同じように就活を進めても、なかなか内定をもらえない場合も。就活をスムーズに進めるには、年代ごとに企業が求めていることを把握しておく必要があるでしょう。以下でポイントを解説するので、自分の年齢に合わせた就職活動の進め方をチェックしてみてください。
10代・20代の場合はできるだけ早めに動き出す
10・20代の方は、できるだけ早めに就職活動に取り組むのがおすすめです。求人のなかには、若い人材を求めて「ポテンシャル採用」を行う企業も存在します。20代のポテンシャル採用では本人の将来性が重視されるため、経験不足の場合も採用される可能性があるでしょう。
年齢が若いほど、未経験や経験が浅い状態から就職できるチャンスは広がるといえます。
30代の場合は幅広い視野で求人を探す
30・40代の方は、幅広い視野を持って求人や職種を検討しましょう。年齢を重ねると経験や実績を問う求人や企業が増え、就職のハードルは上がるのが一般的です。そのため、正社員経験がなかったり浅かったりする場合、20代と比べて就職しにくくなる可能性があります。
年齢や経歴が問われない求人を選ぶ、幅広い職種を検討するといった行動が、就職を成功させるためのポイントです。
ニートの方が面接で意識しておきたいこと
ニートから正社員就職を目指す場合、なかには自分に自信がなく、面接に不安を感じる方もいるようです。ここでは、ニートの方が面接で意識しておきたいポイントをお伝えします。
相手に聞こえやすい声でハキハキと話す
面接室に入るときは「失礼いたします」と挨拶し、面接中は相手に聞こえやすい声でハキハキと話しましょう。面接では第一印象が大切です。
暗い表情でぼそぼそと話すと、頼りなく見えて好印象を与えられない可能性があります。また、面接官と時折目を合わせてアイコンタクトを取ることも大切です。
ニート期間(空白期間)について前向きに説明する
ニートやフリーターの方は、職歴や経歴の空白期間について聞かれることが多いため、「なぜニートをしていたのか」を答えられるよう準備しましょう。「答えにくい質問だから」と嘘をつくと、あとで矛盾が生じたり面接官に見破られたりする恐れがあるため、正直に理由を説明することが大切です。
面接官が確認しているのは、「応募者がどれくらい仕事に意欲を持っているか」「どのような思いで就職したいのか」といったポイント。ニート期間の気づきや学びとともに今後の抱負を述べることで、好評価につながる可能性は十分にあるでしょう。
ただし、正直といっても「やりたい仕事がなかった」「なんとなくニートになった」というようなネガティブな答え方は避ける必要があります。働きたい気持ちを前向きに変換して伝えるのがおすすめです。「ニートからの就活で空白期間を上手く説明して就活を成功させよう」のコラムも参考にしながら、採用担当者が納得する回答を用意しましょう。
仕事への熱意を伝える
ニートの方で職歴やスキルに自信がない場合は、仕事への熱意を積極的に伝えることが大切です。面接の最後に「何か聞きたいことはありますか?」と尋ねられたら、やる気が伝わるような逆質問を用意しておきましょう。何も質問をしないと、採用担当者に「志望度が低いのでは」と思われる可能性があります。
面接の逆質問では、仕事への意欲が伝わる内容を尋ねるのがポイントです。たとえば、「△△様(面接官)にとって仕事のやりがいは何ですか?」「入社までに準備しておくことはありますか?」といった質問が挙げられます。一方、給与や福利厚生などに関する質問は「働くこと自体に関心がない」と捉えられるリスクがあるので避けたほうが無難です。
逆質問の意味やおすすめの質問については「面接で聞いてはいけない逆質問とは?失敗を回避して就職を成功させよう」のコラムを参考にしてみてください。
ニートからの就職で大切な心構え
ここでは、ニートから正社員就職へ就職した際に大切な心構えをご紹介します。最初から完璧に業務をこなす必要はありません。以下のポイントを押さえて、自分のペースで仕事に慣れていきましょう。
ニートからの就職で大切な心構え
- 仕事の失敗は誰にでもある
- 叱られるのは期待されているからと考える
- 休日はしっかり体を休める
- 周囲と自分を比べない
- 仕事の悩みを相談できる人を見つける
仕事の失敗は誰にでもある
仕事での失敗は、必要以上に引きずらないように心掛けましょう。仕事の失敗は誰にでも起こり得るもの。大切なのは失敗しないことよりも、失敗から学ぶことです。失敗しても落ち込み過ぎず、改善点や成長できたことに目を向けるようにしてみてください。
叱られるのは期待されているからと考える
仕事で叱られることは、自己成長や改善の機会と捉えられます。上司や同僚からのフィードバックは、自分の仕事をより良くするための指針として受け止めましょう。叱られたときには、冷静に状況を受け止め、改善点を見つける努力をすることが大切です。
このような姿勢を意識することで自己成長につながり、仕事の質を向上させることにつながるでしょう。
休日はしっかり体を休める
休日は、しっかりと心身を休めることを意識しましょう。休息を取ることでストレスを軽減でき、身体の疲労回復や心のリフレッシュにつながります。
また、バランスの取れた食事を摂ったり、適度な運動を取り入れたりすることもおすすめです。休日を有意義に過ごし、心と体の健康を保てるようにしましょう。
周囲と自分を比べない
周囲と自分を比べることは、自己成長やポジティブな競争心を刺激する一方で、自己評価やモチベーションに悪影響を与えることがあります。自分がライバルとして認識している人物が、比較対象として適切ではないこともあるでしょう。
人によって経験値や状況は異なります。他人と比較して一喜一憂するのではなく、過去の自分と比較して成長できているかどうかを重視するのがおすすめです。
仕事の悩みを相談できる人を見つける
ニートの方が就職するにあたって、仕事の悩みを相談できる人を探してみましょう。仕事の悩みを相談できる人がいれば、一人で抱え込むより解決策を見つけやすくなるからです。場合によっては、誰かに話すだけで気持ちが楽になることもあります。
信頼できる同僚や上司に仕事の悩みを相談すれば、社内の状況や自分の行動を踏まえたうえで、アドバイスをもらえることも。また、仕事に関係のない身近な家族や友人に相談するのも一つの方法です。自分が信頼でき、客観的なアドバイスをくれる人を探してみてください。
ニートの方が求人を探すのにおすすめな5つのサービス
ここでは、ニートの方におすすめのサービスを5つご紹介します。一人での就活が不安な方は、就職支援サービスを有効活用して自分に合った求人を探してみてください。
ニートの方が求人を探すのにおすすめのサービス
- 求人サイト
- ハローワーク
- 地域若者サポートステーション
- ジョブカフェ
- 就職エージェント
1.求人サイト
自分で積極的に行動できる、自己管理が得意といった方は、求人サイトでの仕事探しが向いているでしょう。求人サイトを活用すれば、仕事探しや求人への応募を自分の好きなタイミングで行えます。
求人サイトには数多くの求人情報が提供されているので、インターネット環境とスマホやパソコンがあれば、場所や時間を問わずに求人を探すことが可能です。
一方、仕事探しや応募、企業とのやり取りをすべて自分で行う必要があるため、手間がかかるとデメリットに感じる場合もあります。
2.ハローワーク
求人の探し方が分からない場合や一人で探すのが不安なニートの方は、ハローワークの利用を検討してみましょう。ハローワークは、日本全国に設置されている国の行政機関です。職業紹介をはじめとする就職支援サービスを提供しており、仕事を探す人なら誰でも利用できます。
求人は、ハローワーク内に設置されたパソコンや自身のスマホで探せるほか、窓口の職員と相談しながら選ぶことも可能です。また、ハローワークが扱う求人はハローワークインターネットサービスの「求人情報検索・一覧」からも検索できるので、条件を入力して仕事を探せます。ハローワークは地域の求人を中心に取り扱っているため、所在地に近い企業への就職を目指している方におすすめのサービスです。
参照元
厚生労働省
ハローワークインターネットサービス
3.地域若者サポートステーション
就職に関する悩み相談や、選考対策をしたいニートの方は、地域若者サポートステーションを利用する方法もあります。地域若者サポートステーションとは、ニートをはじめとする就業経験がない方の就職をサポートする支援機関です。厚生労働省から委託された民間企業やNPO法人が運営を行い、全国各地に拠点が展開されています。
サポステでは、求人紹介や斡旋は行っていませんが、就職活動に必要な各種情報を得ることが可能です。就職に必要なスキルを学べる講座の開催や、就業体験、面接・履歴書指導などを行っています。人と関わるのが苦手な人に向けた「コミュニケーション講座」や、向いている仕事を探すための「ジョブトレ」、社会人のマナーを学べる「ビジネスマナー講座」などの受講が可能です。また、就職に向けてどう行動するべきか分からない人向けに、合宿形式で生活面を含むサポートを行う「集中訓練プログラム」も開催しています。
参照元
厚生労働省
地域若者サポートステーション
4.ジョブカフェ
若年層のニートの方は、ジョブカフェの利用を検討してみるのもおすすめです。ジョブカフェとは、都道府県が設置する若者の就職支援を行う施設のこと。「若年者のためのワンストップサービスセンター」が正式名称で、就職を支援するサービスをワンストップで提供しています。
厚生労働省の「ジョブカフェにおける支援」によると、ジョブカフェの支援には、就職セミナーや求人紹介、職場体験、カウンセリングなどが含まれるようです。都道府県と連携することで、地域の特色を活かした支援を行っています。
名前のとおり、カフェのように立ち寄れる施設なので、気軽に利用できるでしょう。
参照元
厚生労働省
ジョブカフェにおける支援
5.就職エージェント
「自分に合った求人探しができるか不安」「手厚いサポートを受けたい」というニートの方は、就職エージェントがおすすめ。就職エージェントは、民間企業が提供する就職支援サービスです。キャリアアドバイザーや就活アドバイザーなどと呼ばれる専任の担当者が、登録者一人ひとりにヒアリングを行い、求人の提案をしてくれます。
就職エージェントでは、求人提案のほかにも履歴書の添削や面接対策を行っており、内定までのサポートを受けながら就職活動を進められるのがメリットです。面接の日程調整、条件交渉といった企業とのやりとりも担当者が代行してくれるので、就活が初めての方も安心して利用できるでしょう。
ニートが就職を目指す場合に利用できる支援機関は、「ニート向けの就職支援サービスとは?おすすめの支援機関や就活のコツを紹介」のコラムでも詳しく紹介しています。
求人サイトと就職エージェントを併用するのも手
就職活動では、求人サイトと就職エージェントを併用して仕事探しするのもおすすめです。複数の就職支援サービスを併用することで、自分に合う就活や企業に関する情報を得やすくなる可能性があります。就職の軸や希望の条件を明確にしたうえで、幅広い求人と出会える機会をつくりましょう。ニートの方が求人探しでエージェントを使う4つのメリット
この項では、ニートの方が求人探しでエージェントを使うメリットをご紹介します。「就職エージェントを使うかどうか迷っている」という方は、ぜひご一読ください。
ニートの方が求人探しでエージェントを使うメリット
- 就職しやすい仕事や業界を教えてくれる
- ニートから応募可能な求人を紹介してくれる
- 履歴書の書き方や面接対策のアドバイスを受けられる
- 複数社の就職エージェントを併用して比較できる
1.就職しやすい仕事や業界を教えてくれる
就職エージェントを利用するメリットは、就職しやすい仕事や業界についての情報を提供してもらえることです。エージェントは市場動向や各業界の求人情報に精通しており、求職者にとって最適な仕事や業界を見つけるためのアドバイスや情報を提供します。
また、エージェントは求職者のスキルや経験、キャリア目標に合わせて適切な仕事や業界を紹介してくれるため、自分の目標を達成しやすい求人を見つけやすくなるでしょう。
2.ニートから応募可能な求人を紹介してくれる
ニートの方向けに応募可能な求人を紹介してくれることも、就職エージェントを利用するメリットの一つです。エージェントは求人情報を幅広く把握しているため、経歴や学歴を問わず応募しやすい仕事も熟知しています。
また、エージェントを通じて応募することで、企業から「このエージェントから紹介された人なら安心だ」と信頼関係を築きやすくなることもあるでしょう。
3.履歴書の書き方や面接対策のアドバイスを受けられる
履歴書の書き方や面接対策のアドバイスを受けられるのも、就職エージェントを利用するメリットの一つです。履歴書の自己PR欄の作成のコツや、面接でどのような質問が予想されるか、どのように自己アピールを行うかなど、具体的なアドバイスをもらうこともできます。
就活に慣れていないニートの方は、プロのサポートを受けることで選考の通過率を上げられる可能性があるでしょう。就職エージェントを利用すれば、履歴書の書き方や面接でのマナー、回答に自信のない方も安心して選考に進めます。
4.複数社の就職エージェントを併用して比較できる
就職エージェントは1つだけに絞る必要はなく、併用して比較できるのもメリットです。就職エージェントによって、サービス内容や担当するキャリアアドバイザーのサポート力は異なります。
併用して各就職エージェントの傾向や特徴を比較すれば、より自分に合った就職エージェントを見つけやすくなるでしょう。ただし、登録先が多いと対応が大変になるので、2~3社に絞るのがおすすめです。
自分に合った就職エージェントで求人を探そう
就職エージェントには多くの種類があり、総合的に幅広い求人を扱うサービスもあれば、特定の年齢や業界、性別に特化したサービスもあります。利用する際は自分の年齢や職歴、希望する仕事を考え、自分にとって最適なエージェントを選ぶのがポイントです。
仕事の経験に自信がないニートの方は、正社員として働いた経験がない・浅い方向けの求人が豊富な就職エージェントを探してみましょう。また、「就活のやり方が分からない」「面接に不安がある」という場合は、適性診断や選考対策などのフォローが充実しているエージェントもおすすめです。
これから就職活動を始める方や、求人の探し方が分からないニートの方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、ニートやフリーターなどの未経験に特化した就職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、仕事の不安や希望をお聞きします。そのうえで、一人ひとりに合った求人をご提案。応募する企業が決まったら、履歴書の添削や模擬面接を行います。
ハタラクティブは未経験者歓迎の求人を多数取り扱っているので、職歴なしから正社員就職を目指しやすいのが特徴。最短2週間で内定を得られるので、効率的に就活を進めたい方にもおすすめです。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。
ニートの求人探しに関するお悩みQ&A
ここでは、ニートから正社員としての就職を目指す際によくある疑問に、Q&A形式でお答えします。正社員就職を目指しているニートの方はぜひチェックしてみてください。
ニートにおすすめの求人はありますか?
ニートの方は、未経験歓迎や経験不問の求人を検討してみるのがおすすめです。人手不足の求人なら、職歴に空白期間があっても就職できるチャンスを得られる可能性があります。ほかにも、営業職や介護職など、人柄やポテンシャルが重視されやすい求人を探すのも手です。
このコラムの「ニートの方が求人を探す際におすすめの仕事16選」で各職種について詳しく解説しているので、ぜひ確認してみてください。
ニートも正社員の求人に応募できますか?
ニートの方が正社員の求人に応募することは可能です。ただし、「実務経験○○年以上」のように、条件によっては応募できない求人もあります。また、ニート期間が長くなり、年齢を重ねるほど就職するのが難しくなる可能性があるでしょう。
正社員になりたいニートの方は、就職のハードルが上がる前に、できるだけ早く就職活動を始めるのがおすすめです。「ニートから正社員を目指そう!未経験歓迎の職種や就職成功のコツを紹介」のコラムでは、ニートから正社員になるための方法をまとめています。
「自分にはできる仕事がないのでは…」と思ってしまいます
自分が苦手な分野をはっきりさせてから求人を探し始めるのがおすすめです。「自分にはできない」と感じる業務を避けられる仕事を探すことで、ストレスの少ない仕事に就ける可能性があるでしょう。また、未経験歓迎の求人は、新人教育に力を入れている場合も多いので、一度チェックしてみてください。
適職の見つけ方は、「『自分に向いてる仕事が分からない…』適職の見つけ方や診断方法をご紹介!」のコラムでご紹介しています。
ニート歓迎の求人はブラック企業ばかりですか?
「ニート歓迎(ブランクOK)=ブラック企業の求人」というわけではありません。新卒時や転職の場合も、ブラック企業の求人に応募してしまう可能性はあります。そのため、応募する前に、求人内容をよく確認することが重要です。
ブラック企業かどうかを判断するコツは、「ブラック企業は見極められる?特徴や見分け方のポイントを解説」のコラムが参考になるでしょう。
ニート歓迎の求人はどこで探せますか?
求人サイトで未経験歓迎の求人を探したり、就職支援サービスを利用したりするのがおすすめです。このコラムの「ニートの方が求人を探すのにおすすめな5つのサービス」で就職支援サービスについて確認してみてください。
就職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、一人ひとりに合った求人をご紹介します。就職を考えているニートの方は、ぜひご利用ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。