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ニートになる原因と心理的要因は?生活を改善して正社員就職を目指す方法
更新日

この記事のまとめ
- ニートになる人の傾向には、「コミュニケーションが苦手」「劣等感が強い」など
- ニートから抜け出すには、自分の深層心理を理解することが大事
- ニート状態になる心理には、過去の経験が関係していることも多い
- ニートから脱却するためには、就職に有利になる資格を取得することも有効
- ニートから抜け出して仕事をしたいなら、転職エージェントに相談するのもおすすめ
ニートになった心理には、どのような原因があるのか気になる人もいるでしょう。ニート状態になる原因は、過去の経験や性格が関係していると考えられます。ニートのままでは主に収入面で不安があるため、できるだけ早く脱却を目指しましょう。このコラムでは、ニートになりやすい人の特徴や原因などを解説します。また、ニートになる心理を明確にして、脱却する方法も紹介。自分に合った方法を見つけニートから抜け出しましょう。
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ニートになる5つの心理や特徴とは?
ニートになりやすいといわれているのは、「コミュニケーションが苦手」「自己肯定力が低い」「主体的に動くのが苦手」といった特徴を持つ傾向があります。ニートから脱却するためには、自分の特徴をきちんと把握することからはじめましょう。
ニートになる心理や特徴
- コミュニケーションが苦手
- 受け身体質である
- 人間関係が希薄である
- 劣等感が強い
- 不登校やいじめを経験している
1.コミュニケーションが苦手
ニートになる多くの若者に共通している特徴として、コミュニケーションをとることや人と話すのが苦手なことが挙げられます。社会で生きていくうえで人との関わりは必要不可欠。しかし、コミュニケーションをとることが苦手な方にとって、職場や学校での人間関係は苦痛を伴うものでしょう。その苦痛に耐えられず、もう誰とも関わりたくない…と人間関係を断ち切ってしまった方もいるようです。
コミュニケーションに苦手意識がある方は「コミュニケーションが苦手…原因や仕事に与える影響は?改善方法も解説!」のコラムで改善方法を解説しているので読んでみてください。
2.受け身体質である
自分から進んで行動しない受け身体質の方も、ニートになりやすい傾向にあります。
与えられたことや言われたことをやるだけで、主体的に行動しない傾向がある場合、「誰かがやってくれる」といった気持ちが根底にあり、自分から進んで動くのが苦手ということも多いようです。このような方は、ほんの些細なつまづきから悪循環に陥る場合も多いため、注意が必要です。
3.人間関係が希薄である
家族や友人との関係が希薄であると、「心配をかけたくない」「働いて安心させたい」という気持ちが生まれにくいようです。また、「承認欲求がなく人の目が気にならない…」という傾向があると、「ニートになること」に対する抵抗が低くなりがち。働かなくても周囲から何も言われなかったり、誰にも相談できなかったりすることが、ニート状態を長引かせる原因にもなってしまいます。
4.劣等感が強い
自己肯定感が低く、自分は人より劣っている…という劣等感が強いと、ニートになるリスクが高いと考えられます。
失敗をしたり注意をされたりしたことで、「自分は何をやってもダメ」「自分なんかいないほうが良い」と、極端に落ち込みやすい傾向があるようです。物事をマイナスに考え過ぎた結果、考えること自体が嫌になり、引きこもる選択をする場合もあります。
5.不登校やいじめを経験している
ニートになった心理として、いじめや不登校を経験している場合も考えられます。いじめや不登校は、自己否定をする原因になったりトラウマになったりして、人と接することが怖くなりニート状態になる若者も多いようです。小学校や中学校など子供時代の経験は、大人になっても強く心に残るもの。進学や仕事をする意欲があっても、またいじめられたら…という心理が働いて積極的になれないようです。
ニートになるメリットやデメリットについて知りたい方には、「ニートになった理由とは?性格の傾向は?就職のための対処法も紹介」をご覧ください。ニートになりやすい人の特徴なども書かれています。
ニートとは
日本では「非労働力人口のうち15歳から34歳に限定し、家事も通学もしていないその他の者」がニートと定義されています。
ニートはイギリスで生まれた言葉で、「Not in Education, Employment or Training」の頭文字を取って「NEET」と略されたのがはじまり。ひきこもりと混同されやすい言葉ですが、背景に違いがあります。
ニートとひきこもりの違い
ニートは若年者の労働政策の問題意識から取り上げられたもの。一方、ひきこもりは精神科医が提唱した概念です。
主に、ニートは労働分野、ひきこもりはメンタルヘルスの分野で扱われています。また、ひきこもりの定義は「仕事や学校に行かず、家族以外の人との交流をほとんどせずに6ヶ月以上続けて自宅にひきこもっている状態」。ニートには15歳から34歳という年齢が定められているのに対し、ひきこもりに年齢は関係なく、誰でもいつでもなり得るものです。
まれに「ニートは外に出るが、ひきこもりは家に閉じこもっている」というイメージを持つ方もいますが、一概にそうとはいえません。ニートになったことで自由に外出するようになる人もいれば、気持ちが塞いでひきこもりになってしまう人もいます。ニートの方の中には、ひきこもりにも当てはまる…と感じる方も少なくありません。このように、ニートとひきこもりには違いがあるものの、重なる部分もあるといえます。
このままでは「自分がニートになりそうで怖い」と不安を抱えている若者もたくさんいるでしょう。「ニートになりそうな予感?自力でニートから卒業するには」では、ニートにならない対処法などが掲載されているのでおすすめです。
一度ニート生活を送っても正社員になれるか疑問に思っている方は、「ニートから正社員を目指そう!未経験歓迎の職種や就職成功のコツを紹介」を参考にしてください。
ニートになる4つの原因
若者がニートになってしまう原因には、就活の失敗や人間関係などの心理状態が大きく左右する可能性があります。周りから「ニート状態でありながらなぜ働かないのか」と疑問に思われることもあるでしょう。しかし、すべての方が望んでニート状態になっているわけではありません。
1.就職活動
ニートになる原因の一つに、就活での失敗があります。自分はなかなか就職が決まらない一方で、周りが内定を獲得していると、不採用を人格否定と捉えてしまい自信を喪失してしまうからです。就活そのものがトラウマになり、働くことを諦めた結果ニートになってしまう若者も多いでしょう。
フリーターやニートが増加する理由には、就活で正社員就職がなかなか決まらないことも関係していると考えられます。正社員として働きたくないと考えてしまう方は「正社員で働きたくないと考える理由とは?男女の若者の調査結果をもとに解説」のコラムを読んで、原因を探ってみてください。
2.人間関係
人間関係につまづき、職場や学校に行くのが辛くなってニートになる場合もあります。
人間関係の悩みを相談できなかったり、長期間人との関わりを避け続けたりして、コミュニケーションをとることがどんどん怖くなってしまうからです。その結果、家から出られなくなる…という悪循環を招いてしまい、ニート状態になってしまうでしょう。
3.家庭事情
親が過保護過ぎることや裕福な家庭環境の場合も、働く必要がないためニート状態になりやすいようです。また、ニートであることに無関心だったり諦めていたりする場合も、「働かなくても生きていける」状態を家族が要因しているということになります。ニートが増えた理由には、このような「ニートになりやすい家庭」事情が関係しているでしょう。
やむを得ない理由でニートになる方もいる
自分の体調不良や病気などで思うように働けない方もいます。また、介護を必要とする家族がいて自分以外にサポートできる人や相談する人がいない場合も。自分の意思に反してニート状態になってしまう方も少なからずいるでしょう。「ニート」という言葉には「自己管理が甘い」「働けるのに働いていない」といったニュアンスが含まれることが多いようですが、ニートになる理由はさまざま。それぞれ見えない悩みを抱えていたり、ニートでなければならない理由があったりします。ニートだから…と悲観的に考える必要はないといえるでしょう。
ストレスなどからニートになりたいと思い、どうして良いか相談できずに悩んでいる方も少なくないようです。ニートになりたい気持ちを改善する方法などが書かれています。
心理を理解して脱ニートを叶える方法
脱ニートを叶えるためには、ニートの心理を理解し原因について対処する必要があります。ニートから卒業を目指すなら、焦らず少しずつ状況を変えていくことがポイントです。
低いハードルを設定してできることからやってみる
自分の部屋から出られない方は、まずは人が集まる場所で食事をすることからはじめてみましょう。「外出はできるけど仕事をする気が起きない…」という方は、アルバイトやパートで短時間の仕事に挑戦し、徐々に身体を慣らしていく方法もあります。
高すぎるハードルを設定してしまうと、飛び越える前に諦めてしまったり、立ち止まってしまったりすることも。低いハードルを設定し、焦らず一つ一つチャレンジしていくことが大切です。乗り越えられたという成功体験が増えていけば、より高いハードルを飛び越える自信に繋がるといえます。
家族に頼るのをやめる
ニート状態になると収入がなくなるため、一人暮らしをしているニートの方は、ほとんどいないのが現実。家族のサポートを受けて、日々の生活を送っている方が多いでしょう。
「住む家がある」「食事ができる」「生活に困らない」という状態は当たり前のことではありません。まずは、「食費を少しでも入れる」「必要なものを買いに行く」など、引きこもりやすい状態から脱却しましょう。
就活に有利な資格を取得する
就活がうまくいかなかったことでニートになった場合は、一時的に自信を失ってしまっていることが多いと考えられます。その際は、自分に自信をつけるために、資格を取得するための勉強に取り組むのがおすすめです。
資格取得の勉強を進めれば、ニート状態の時間を有効に使えます。人生の充電期間とし「就職のための勉強をしている」と思えば、家に居る時間が長いことを悲観的に感じることもなくなるでしょう。
アルバイトからはじめる
外に出たり人と話したりするのに慣れたニートの方は、アルバイトなどで短時間から働いてみましょう。はじめはアルバイトなど短時間からスタートして、「働くこと」そのものに慣れます。少しずつ勤務時間を増やし、社会人としての基本を身につけましょう。
どうしても外に出たり誰かと話したりするのに抵抗があるなら、在宅ワークを検討するのもおすすめ。自分で働き、収入を得る経験を積んでください。「在宅でできる仕事はどんな種類がある?自宅で働く方法や求人の探し方も解説」のコラムもご確認ください。
ニート脱出のための対策を詳しく知りたい方は「ニートから抜け出すには?その方法や就職活動のコツを世代別に紹介」のコラムも参考にしてみてください。
最終的には正社員を目指そう
ニートから卒業できても、アルバイトなど非正規雇用がゴールではありません。「フリーターとは?意味やアルバイトとの違いを簡単に解説します!」でも解説しているように、非正規雇用は収入面や雇用面で不安定。ニートの末路を不安に感じ、自立を考えている方は正社員として就職を目指しましょう。正社員として就職を考える際には、年代別の就職事情について知ることも大事なので「正社員になりたい人は知っておこう!年代別の就職事情や理由の伝え方」や「ニート脱出のためにできることは?社会復帰しやすい人の特徴も紹介」のコラムも読んでみてください。
ニート期間が長くて就活のやり方が分からなければ、就職や転職に詳しい専門機関に相談するのがおすすめ。ハローワークやサポステなど、公共の支援サービスも多くあります。詳しくは「ニートに向けた就労支援機関とは?サービス内容や仕事選びのコツも解説」もご覧ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。