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経理未経験から正社員になるのは難しい?役立つスキルや転職のコツを解説

#転職ノウハウ#未経験#職種図鑑#事務・アシスタント#転職活動

更新日2025.07.25

公開日2017.01.12

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ひとことポイント
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経理事務の主な仕事は、会社のお金の流れを記録して管理すること

「経理未経験から転職して正社員になるのは難しい?」と疑問を抱く方もいるでしょう。経理職は未経験者を歓迎している求人もあるため、挑戦は可能です。ただし競争率が高いため、企業に自身の適性や意欲を積極的にアピールする必要があるといえます。

このコラムでは、未経験から経理職に転職する際に役立つスキルや、自分をアピールする方法をご紹介。求人選びのポイントも解説しているので、就職・転職活動にお役立てください。

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  • 未経験者向け!経理とはどのような仕事?
  • 経理未経験から正社員としての転職は難しいって本当?
   
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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
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    目次
    経理事務の平均収入
  • 経理未経験の方は社会人経験やスキルを洗い出そう
  • 未経験から経理へ転職する際に役立つスキル
  • 未経験から経理へ転職する際に役立つ資格
  • 経理未経験者が履歴書・職務経歴書でアピールするための書き方
  • 未経験者に人気の理由は?経理事務に転職する魅力・やりがい
  • 経理未経験者が転職の成功率を上げるには?求人選びのポイント
  • 経理未経験から転職を目指す方のお悩みQ&A
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    未経験者向け!経理とはどのような仕事?

    未経験者向け!経理とはどのような仕事?の画像

    経理とは、簡単にいうと会社のお金の出入りを記録して管理する仕事です。企業が経営の維持・改善を行うには取引や財務状況を把握する必要があるため、経理は会社にとって重要な役割を担っているといえるでしょう。

    経理の仕事内容

    経理の仕事内容は、大きく分けると「毎日行う日常業務(日次業務)」「月に1度行う月次業務」「決算期に行う決算業務/年に1度行う年次業務」の3つです。それぞれの業務内容について下記にまとめたので、「経理がどのような仕事か分からない」という未経験の方は参考にしてみてください。

     経理の主な業務内容
    日常業務(日次業務)現金や預金の管理、経費の精算、伝票の起票、在庫の管理など
    月次業務給与計算および支払い、売掛金・買掛金の管理、請求書発行など
    決算業務・年次業務個別決算、連結決算、賞与計算、税務申告など

    経理未経験で入社した場合、日常業務やその補助からスタートします。経験を積むにつれて、月次業務や決算業務へと徐々にステップアップするのが一般的です。

    日常業務(日次業務)

    日常業務は、会社の各部署が日々行っている取引を記録する業務のことをいいます。主に行うのは、伝票の起票や経理システムへの入力作業、現金・預金の管理などです。そのほかにも、納品書・請求書・領収書といった書類のチェック、経費精算も日常業務に含まれるでしょう。

    経理未経験者は、まず日常業務や先輩社員の補助を任されることが多いようです。

    月次業務

    月次業務とは、従業員の給与や社会保険料、取引先への請求・支払い(売掛金・買掛金)といった、1ヶ月締めで行う経理業務のことをいいます。また、月ごとの予算や実績の管理を行う場合もあるでしょう。

    支払日は取引先によって異なるため、支払いが確実に行われているかを確認する作業が欠かせません。請求が来ているものは、支払日までに正しく支払いを行います。

    決算業務・年次業務

    決算業務とは、企業が月次や年次などに行う、決算の取りまとめに関する業務です。決算日は企業によって異なるため、四半期決算(3ヶ月に1回)や中間決算(事業年度の中間)を行うこともあります。
    年次決算であれば、決算日は3月31日に設定している企業が多いようです。仮に3月31日が決算日の場合、経理の仕事は4月1日から3月31日の1年サイクルで進行します。

    そのほか、年次業務として税務署へ決算申告も行わなくてはなりません。決算内容に準じて税金の納付が必要になるほか、従業員の所得税や社会保険料を調整する年末調整も、年に1度の業務です。年末調整は、会社の決算日に関わらず12月に実施します。

    「経理」と「財務」「会計」との違い

    前述したように、「経理」は会社における日々の金銭取引を記録・管理するのが主な仕事です。一方、「財務」は経理がまとめた資料やデータに基づき、会社の予算策定や資産運用といった資金計画の立案を担当します。

    「会計」は、会社の経営・財政状況を把握し、各関係機関に報告するのが役割です。会計業務は、社外の利害関係者に報告する「財務会計」と、経営方針を決定する組織上層部に報告する「管理会計」に大きく分けられます。会計業務には経理の仕事も一部含まれますが、報告を目的としている点が「経理」と異なるといえるでしょう。

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    経理未経験から正社員としての転職は難しいって本当?

    経理未経験から正社員としての転職は難しいって本当?の画像

    経理事務の正社員求人には「未経験歓迎」「経歴不問」と記載しているものもあるため、経理未経験の人も就職・転職は可能です。前述したように、未経験の場合は経理補助の業務からスタートし、経験を積みながらキャリアアップを目指すのが一般的でしょう。

    未経験から経理の仕事に就くのが難しいといわれる理由は?

    未経験から経理職に就くのが難しいといわれる主な理由としては、「業務において専門的な知識やスキルを求められるから」という点が挙げられます。そのため、即戦力を求めている企業の選考において、経理未経験者は経験者よりも不利になる可能性が高いでしょう。

    また、経理の仕事は会社の金銭取引の記録・管理を行うため、細かい作業に抵抗があったり、お金を扱うプレッシャーに弱かったりする場合は「難しい」と感じる恐れもあります。

    しかし、厚生労働省の職業情報提供サイト(jobtag)における「経理事務」のデータを見ると、54.5%の人が「入職前の実務経験は特に必要ない」と回答しているのも事実です。「未経験者の採用を行っている企業もある」と前向きに考え、自分に合った求人を諦めずに探してみましょう。

    参照元
    厚生労働省
    職業情報提供サイト(jobtag)

    経理職は人気が高いため「アピールの仕方」が重要

    事務職は人気が高い職業の一つで、ライバルも少なくありません。多様な業界で活かせる経験・スキルが積める「経理事務」の仕事も、「汎用的なスキルを得たい」と考える方から人気があるでしょう。

    そのため、未経験から経理職への就職・転職を叶えるには、採用担当者に「自身の適性や意欲をいかにアピールするか」がポイントといえます。

    経験者が有利だが未経験者が採用されないわけではない

    事務職のなかでも経理事務は専門性が高いことから、実務経験者が優遇されやすい傾向です。しかし、就活成功へ向けた対策を取れば、未経験者も採用されないわけではありません。経理の仕事で求められるスキルを把握したうえで、資格取得を目指したり、自分をアピールする方法を工夫したりしてみましょう。

    後述する「経理未経験者が履歴書・職務経歴書でアピールするための書き方」では、未経験から経理事務へ転職する際のポイントをまとめています。自分の魅力をどのようにアピールするのが効果的かについて紹介しているので、ぜひご一読ください。

    経理への転職を目指すのにおすすめの時期は?

    転職活動をするのであれば、求人数の増加が期待できる時期を狙うのがおすすめです。たとえば、年度変わりの4月入社が見込める1~3月、下半期スタートに向けて企業の動きが活発化しやすい9~10月などが狙い目といえるでしょう。

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    経理未経験者は派遣やアルバイトから正社員を目指すのも手

    経理未経験の方は、派遣や契約社員、アルバイトなどで経理業務の経験を積んでから正社員を目指すのも一つの方法です。前述したように、経理職では実務経験者が優遇されやすい傾向があります。非正規雇用社員として経理の業務経験を積んでから正社員求人に挑戦すれば、「即戦力になる人材」と評価されやすく、就職・転職できる可能性が高まるでしょう。

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    未経験から経理事務を目指すなら20代?30代?

    未経験から正社員として経理事務へ就職・転職したいとお考えの方は、できるだけ年齢が若いうちに転職活動をスタートするのが成功のコツです。特に、20代は意欲や将来性などを企業から期待される場合が多く、未経験の業種や職種であっても比較的採用されやすい傾向があります。

    一方、30〜40代になると、就職・転職活動で経験やスキルの有無を問われることが増え、未経験からの就職・転職の難易度は上がるでしょう。

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    経理事務の平均収入

    厚生労働省の職業情報提供サイト(jobtag)の「経理事務」によると、経理事務の平均年収は約509万円です。ただし、給与額は実績や勤務年数、役職などを鑑みて決まるため、未経験で入職した場合は上記の平均値を下回る可能性もあるでしょう。

    このコラムの「1.給与水準が事務職の平均額よりも高い」には、経理事務とほかの事務職の給与額を比較した結果を掲載しているので、あわせて参考にしてみてください。

    男女別の平均賃金

    厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査(一般労働者・職種)」をみると、経理業務を含むことが多い「会計事務従事者」の男女別の給与月額(企業規模計)は、以下のとおりでした。

    ※「きまって支給する現金給与額」…労働契約等規定による調査実施年6月分の支給額(控除前)
    ※「所定内給与額」…「きまって支給する現金給与額」のうち超過労働給与額を差し引いた額

    性別(平均年齢)きまって支給する現金給与額所定内給与額
    男女計(43.4歳)34万400円31万8,300円
    男性(42.8歳)40万8,000円37万6,600円
    女性(43.7歳)30万6,700円28万9,200円

    参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

    経理との関連が深い「会計事務従事者」の残業代などを除いた平均給与月額(所定内給与額)は、男性が約37万円、女性が約28万円となっています。男女あわせると、約31万円です。なお、上記の平均給与額に、賞与や特別給与は含まれません。

    経理への転職で年収アップは見込める?

    前職の年収や業務の経験・スキルによっては、経理職への転職で年収を上げられるケースもあるでしょう。ただし、未経験から経理職として勤務する場合は、企業から「即戦力を期待するのが難しい」と判断されやすく、低めの給与設定にされることも少なくないようです。転職で年収が下がる可能性もあると認識しておきましょう。

    年収アップを目指すのであれば、「資格を取得する」「実務経験を積む」などで担当できる業務の幅を広げるのがおすすめです。

    参照元
    厚生労働省
    職業情報提供サイト(jobtag)
    令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況

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    経理未経験の方は社会人経験やスキルを洗い出そう

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    未経験から経理の仕事を目指す方は、転職活動を始めるにあたって、過去の社会人経験を洗い出しておきましょう。一般的に、就活における「社会人経験」とは、正社員として働いた経験を指します。社会人経験があれば、企業から「基本的なビジネスマナーやスキルは備わっている」と評価されやすく、転職活動でのアピール材料になるでしょう。

    また、これまでに身につけた業務上の経験やスキルを整理しておくことも重要といえます。その際は、「経理の業務に活かせるか」も踏まえるのがポイントです。たとえば、経理の仕事にパソコン作業は欠かせないため、前職でよく利用していたソフトウェアやパソコンの操作レベルなどを棚卸しするのも効果的でしょう。

    自分のもつ経験やスキルを把握することで、マッチする求人を見つけやすくなったり、採用選考で有効なアピールができたりする可能性が高まります。自身の経験やスキルを洗い出すには、しっかりと自己分析を行いましょう。

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    経理の仕事に向いている人の特徴とは?

    経理職に向いている人の特徴として、「仕事が正確」「コツコツ物事に取り組める」「几帳面」などが挙げられます。経理事務の仕事は、小さなミスが大きな問題に発展する可能性があるため、一つずつ確認しながら丁寧に物事を処理できる人は重宝されやすいでしょう。

    経理未経験の場合は「正確さを意識して業務に取り組んだエピソード」「細かい計算や勘定を扱う業務の経験」などがあれば、転職活動でのアピールポイントになり得ます。

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    未経験から経理へ転職する際に役立つスキル

    未経験から経理事務への就職・転職を目指す際は、経理の基礎知識やパソコンスキルを身につけておくとアピールにつながるでしょう。また、経理の仕事ではコミュニケーションスキルが役立つこともあります。

    以下で解説するので、自分にはどのようなスキルがあり、何を学んでおくべきか考えてみましょう。

    1.経理の基礎的な知識

    未経験者が経理事務に転職する場合は、お金を扱ううえで必要な経理の基礎知識を身につけておくのが望ましいといえます。たとえば、領収書の扱い方や伝票の作成方法などです。

    また、簿記のスキルがあれば、転職活動で企業からの評価を得やすくなるでしょう。簿記とは、お金の出入りを管理するための記録方法のこと。簿記の検定試験を受けて、知識習得や資格取得を目指すのもおすすめです。

    簿記のスキルがあることをアピールするための方法として、ポピュラーな簿記の検定試験である「日商簿記」の取得が挙げられます。後述の「日商簿記検定」で詳しく解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。

    2.パソコンや会計ソフトの操作スキル

    経理事務は、Word・Excel・Powerpointなどを使用して業務を行うので、パソコンスキルが役立ちます。そのため、これらのソフトを扱えることを証明する「MOS(マイクロオフィススペシャリスト)」の資格取得がおすすめです。このコラムの「MOS」で紹介しているので、あわせてご覧ください。

    また、経理や会計システムのソフトを導入し業務を効率化している企業もあります。事前に主要なソフトの使い方を学んでおけば、未経験から転職できる可能性が高まるでしょう。

    3.コミュニケーション能力やビジネスマナー

    経理事務として勤務する際は、コミュニケーション能力やビジネスマナーも求められます。経理職は仕入れ・売上・在庫の確認など、他部署や取引先と情報を共有しながら進める業務もあるためです。内容にミスがあれば、改善を促さなければなりません。

    また、担当する業務の幅が広がると、税理士や公認会計士とやりとりをする場面も出てくるでしょう。経理職への転職時は、さまざまな立場の人と円滑に業務を行えるようなコミュニケーション能力や調整力が役立ちます。

    4.数字を扱うスキル

    経理業務では、お金を扱う際に正確な数字で処理することが欠かせません。そのため、数字の扱いが得意だと現場で重宝されるでしょう。

    即戦力としての活躍も見込めるため、転職活動でアピールするのも効果的です。高度な数学の専門知識はなくても問題ありませんが、計算や勘定といった数字の扱いに抵抗がないことは経理職にとって重要な要素といえます。

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    未経験から経理へ転職する際に役立つ資格

    未経験から経理の仕事へスムーズに転職するには、資格を取得するのも一つの方法です。特に日商簿記の1級や2級を取得しておくと、スキルや意欲を高く評価してもらえる可能性があるでしょう。以下でおすすめの資格を紹介します。

    日商簿記検定

    前述したとおり、未経験から経理の仕事に就きたい場合は、簿記の知識を身につけるのが望ましいでしょう。

    日商簿記には「初級→3級→2級→1級」の4段階があり、2級以上は難易度が高めです。簿記未経験の方は、まず初級や3級を取得し、段階的に2級以上を目指すのをおすすめします。

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    簿記は就職の役に立たない?何級から有利になる?資格が活かせる仕事も紹介

    簿記は就職の役に立たない?何級から有利になる?資格が活かせる仕事も紹介

    就職・転職活動では日商簿記2級以上が評価されやすい

    一般的に、転職活動では「日商簿記2級以上が評価される」といわれているようです。簿記2級は、3級の試験範囲である商業簿記に加えて、工業簿記の知識も問われます。さらに高度な知識が必要になる1級は、会計学のスペシャリストと呼べるレベル。経理だけでなく、公認会計士や税理士などの資格取得を目指している方にもおすすめです。

    経理関係でのスキルアップを考えている方は、1級の取得を検討してみるのも選択肢の一つでしょう。

    資格取得後は実務スキルを上げる工夫をしよう

    経理未経験の方が簿記の資格を取ったあとは、保有資格に見合った実務スキルの習得に努めることも大切です。知識はあるものの、実際に現場で働いてみると思うように対応できないといったケースも少なくありません。


    なかなか転職先が決まらなかったり、入社日が先で時間に余裕があったりする場合は、経理の実務講座やセミナーを受けてみるのと入社後に役立つでしょう。

    MOS

    MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)とは、マイクロソフト社が認定しているWordやExcel、PowerPointなどの利用スキルを証明する資格です。WordとExcelに関しては、一般レベルと上級レベルの2種類があります。経理の仕事では、これらのマイクロソフトオフィス製品を活用する機会があるため、資格を取得しておくと転職活動のアピール材料になるでしょう。

    FASS検定

    FASS検定とは、経理や財務分野に関する実務知識やスキルのレベルを評価する検定試験です。経理・財務スキル検定とも呼ばれ、経済産業省の委託事業として一般社団法人の日本CFO協会が管理・運営を行っています。

    試験の出題範囲は「資産分野」「決算分野」「税務分野」「資金分野」の4つから構成され、計100問の四肢択一形式です。試験に合否は設けられておらず、総合スコアをもとにレベルA~Eの5段階で評価されます。分野別の達成度合いも示されるため、経理未経験の方が自身のスキルレベルを客観的に把握するのにも役立つでしょう。

    TOEIC

    TOEICは、日常生活やビジネスシーンにおける英語のコミュニケーション力を測る、世界共通の検定試験です。外資系企業やグローバルビジネスを展開する企業の経理職を未経験から目指す場合に、TOEICで一定のスコアを取得しているとアピールポイントになるでしょう。

    転職活動で選考書類に記載するのであれば、少なくともTOEIC600点以上が目安とされています。ただし、仕事で求められる英語力は企業によって異なるため、TOEIC600点以上であれば内定を得られるわけではありません。自分の志望先に応じた英語のレベルを事前に把握しておくことが大切です。

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    公認会計士/税理士

    経理職に転職したい場合、公認会計士や税理士の国家資格を保有していると有利にはたらくでしょう。「公認会計士」は会計や監査に関する専門家、「税理士」は税務に関する専門家とされています。経理職未経験の場合も、転職活動で資格をもっていることを伝えれば、「経理業務を任せるのに十分な知識がある」と評価される可能性が高いでしょう。

    ただし、どちらも難関資格といわれており、試験に合格するのは容易ではありません。なかには、数年掛けて資格を取得する人もいるようです。

    就業に必要な資格は求人によって変わる

    経理として勤務するのに必要とされる資格は、求人によって異なります。そのため、転職活動を行う際は、自分の志望先で求められる資格を事前にリサーチしておくことが重要です。

    また、資格は転職に役立つ可能性があるものの、取得すれば必ず採用されるというわけではありません。採用選考では、資格取得を通して仕事への熱意や貢献意欲をアピールすることが大切といえます。

    ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

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    経理未経験者が履歴書・職務経歴書でアピールするための書き方

    経理未経験者が履歴書・職務経歴書でアピールするための書き方の画像

    経理未経験の方が履歴書や職務経歴書でアピールするときのコツは、「経理の仕事に活かせる経験はすべて書く」「取得済みだけでなく勉強中の資格も書く」「志望動機では企業ニーズに沿った強みを伝える」の3つです。
    履歴書を作成する際は、仕事で求められるスキルや自分のアピールポイントをしっかり伝えることを意識してみましょう。

    1.自己PRには業務に活かせる経験を書く

    経理未経験の場合は、業務で活かせそうな経験を履歴書や職務経歴書の自己PR欄に盛り込みましょう。たとえば、「売上や在庫管理など数字に関わる業務に携わっていた」「営業職で日々多くの人とコミュニケーションを図っていた」などの経験は、経理未経験からの転職活動で有利にはたらく可能性があります。

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    2.経理の関連資格は勉強中のものも書く

    転職活動で履歴書や職務経歴書を作成するときは、取得済みの資格はもちろん、勉強中の資格も記載すると効果的です。たとえば、「日商簿記2級合格のため勉強中」と記載しておけば、意欲的な姿勢を示せるとともに、その資格の基礎知識があることをアピールできます。

    ただし、経理の業務に関連性がない資格の記載は避けたほうが無難といえるでしょう。

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    3.志望動機では「企業ニーズに沿った強み」を伝える

    未経験から経理職に転職する場合、履歴書の志望動機欄で「企業のニーズに沿った自分の強み」をアピールすることが大切です。職務経歴書に志望動機を書く場合も同様に、企業が求める人材である点をアピールしましょう。

    主張する強みが企業の求める人物像から外れていると、「自社や仕事への適性がない」と思われて採用につながらない可能性があります。応募先企業や職種に関連づく自分の特性を明らかにするためには、自己分析や企業研究を行うのがおすすめです。そのうえで、経理事務に就きたいと思った理由と紐づけると効果的でしょう。

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    経理未経験者の志望動機の例文

    未経験から経理職に転職する際の志望動機は、以下の例文を参考にしてみてください。

    「貴社の会社説明会に参加した折、経理の仕事に興味がある未経験者を積極採用すると伺い、ぜひ挑戦させていただきたく志望いたしました。

    私は、高校を卒業後コンビニエンスストアに就職し、正社員として3年勤務してきました。店長に代わって売上金や在庫の管理をしたり、商品発注を担当したりするなかで、お金の管理をする仕事に興味が湧きました。

    先日、日商簿記3級を取得し、現在は2級の勉強中です。今後もスキルアップに励み、少しでも早く貴社に貢献できる人材になれるよう努めたいと考えております」

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    未経験者に人気の理由は?経理事務に転職する魅力・やりがい

    経理事務には、「給与水準が高い」「キャリアアップの目標を立てやすい」「会社の経営に深く関われる」といった魅力・やりがいがあります。未経験から経理への就職・転職を目指している方は、志望動機を考えたり自己分析をしたりする際に、以下の内容を参考にしてみてください。

    未経験から経理事務に転職する魅力

    • 給与水準が事務職の平均額よりも高い
    • キャリアアップの目標を立てやすい
    • 会社の経営に深く関われる

    1.給与水準が事務職の平均額よりも高い

    経理の仕事では、お金の動きや取引の履歴などを管理する専門的な知識が必要なため、ほかの事務職と比べて給与水準が高い傾向があります。以下は、厚生労働省の「職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)」を参考に、経理事務と事務的職業の給与を時給に換算した場合の金額です。

    職種基準値1年目3年目5年目10年目
    経理事務員1,208円1,401円1,534円1,607円1,805円
    事務的職業1,142円1,325円1,450円1,519円1,706円

    参照:厚生労働省「職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)」

    経理事務と事務的職業全般の時給を比較すると、経理事務のほうが基準値で66円、1年目であっても76円高いことが分かります。1年目における年収は、経理事務で約295万円、事務的職業全般で約279万円となる計算です。その差は16万円ほどとなります(1日8時間勤務、完全週休2日制で1ヶ月あたりの労働時間が176時間の場合)。

    また、企業によっては、取得した資格やスキルに応じて手当を貰えたり基本給が上がったりする場合もあるので、上記の結果より高い収入を得られる可能性もあるでしょう。

    参照元
    厚生労働省
    派遣労働者の同一労働同一賃金について

    2.キャリアアップの目標を立てやすい

    未経験から経理事務として転職する場合、年齢が若ければキャリアアップの目標を立てやすいのも魅力の一つです。

    このコラムの「未経験者向け!経理とはどのような仕事?」で紹介したとおり、経理未経験者は入社後まずは日常業務を担当するでしょう。そのため、「●年以内に月次業務を担当→その後●年以内に年次業務を担当できるようになる」「経験を積んで転職・独立したい」といった具体的な目標を立てやすいといえます。
    年齢が若いうちから業務に役立つ資格を取得したり、経理の経験を積んだりすることで担当できる業務が増えれば、よりキャリアアップの見通しがつきやすいでしょう。

    3.会社の経営に深く関われる

    経理職は会社の経営に深く関わる仕事です。経理の業務で記録しているデータは、会社の経営陣が事業方針を判断するために使用する材料となります。経理の仕事は企業経営に必須の業務となるため、「会社の経営を陰で支えている」というやりがいをもって勤務できるでしょう。

    さらに、スキルや専門性を高めれば、経営改善の施策を経営陣に提案する立場になれる可能性もあります。

    正社員

    経理

    • 年収 252万円 ~ 288万円

    • 未経験OK,土日祝休み,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり

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    経理未経験者が転職の成功率を上げるには?求人選びのポイント

    経理未経験者が転職の成功率を上げるには?求人選びのポイントの画像

    未経験から転職して経理職を目指すときは、求人に書かれた業務内容と自分の希望がマッチしているか確認することが大切です。また、「未経験歓迎・OK」や「経験不問」の求人に応募すれば、採用される可能性を高められるでしょう。

    以下で、経理未経験者が求人を選ぶときのポイントを解説するので、就職・転職活動をする際の参考にしてみてください。

    1.業務内容が自分の希望とマッチしているかを確認する

    未経験の方が求人を選ぶ際は、志望先企業の経理職が行っている業務内容や、「自分の目標とするキャリアを実現できるか」などを確認しましょう。経理の仕事や役割は企業によって異なるため、「自分が携わりたい業務かどうか」を基準に選べば転職後のミスマッチを防げる可能性が高まります。

    正社員

    貿易・経理事務職

    • 年収 256万円 ~ 293万円

    • 大手企業,未経験OK,土日祝休み,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり

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    2.入社後研修や教育体制が整っているかを確認する

    未経験で経理職への転職を目指すのであれば、入社後の研修や教育制度が整っている企業かを確認するのも大切なポイントです。新入社員のサポート体制が不十分な職場だと、入社後に質問をしたり学びを得たりする機会が少ない可能性も。経理の経験や知識がない状態で就職した場合、業務を遂行すること自体に難しさやストレスを感じる恐れがあります。

    気になる求人を見つけたときは、未経験者や新人社員に対してどのようなサポートを行っているかをリサーチしてみましょう。

    3.前の仕事で培った経験を活かせる業界の経理職を探す

    経理職未経験からの転職を成功させるためには、「前職で培った経験を活かせる業界」の求人を探してみるのがおすすめです。たとえ職種の経験はなくても、業界で身につけた知識やスキルを現場で応用できれば、アドバンテージを発揮できる可能性があるでしょう。

    また、業界の事情や専門用語に精通していることは、転職時のアピールポイントにもなります。

    4.「未経験歓迎・OK」や「経験不問」の求人に応募する

    経理の仕事に携わったことがない方は、「未経験者歓迎・OK」「経験不問」と明記されている求人を選ぶのも方法です。経験不問の求人であれば、未経験者も採用されるチャンスがあるほか、入社後のフォローも手厚い傾向があります。

    一方、経験者向けの求人に応募すると、採用後の研修が不十分だったり、未経験者には難しい業務を任されたりする場合もあるでしょう。経理職への就職・転職の際は、未経験者を育てる環境が整っている職場を選ぶのがポイントです。

    求人掲載数の多いサービスを利用するのがおすすめ

    未経験から経理職に転職する際は、求人掲載数の多いサービスの利用をおすすめします。「未経験者歓迎」の経理の求人に応募したい場合、求人掲載数が少ないと、条件に合った求人を見つけにくい可能性があるでしょう。

     

    一口に「経理」といっても、企業によって求めるスキルや仕事内容などは異なります。自分に合った求人を見つけるためにも、多くの求人を掲載しているサービスを活用してみましょう。

    5.就職・転職エージェントへ相談してみる

    未経験から経理職への転職を目指す場合は、就職・転職エージェントを活用するのもおすすめです。エージェントには、就職・転職活動をサポートするプロのアドバイザーが在籍しています。自分の悩みや企業に求めることなどを相談してみると、就活や転職活動をよりスムーズに進められるでしょう。

    就職・転職サービスのハタラクティブは、第二新卒やフリーターなど20代の若年層に特化したエージェントです。専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、あなたの適性や希望に合った求人をご紹介。また、必要書類の書き方や志望動機の考え方、面接対策、未経験の職種へ転職するコツなどもアドバイスします。
    応募先企業との面接日程調整といったやり取りも代行するので、在職中で忙しい方もスムーズな転職が可能です。これから経理職を目指す方はもちろん、転職するかどうか迷っている方も無料で利用できるので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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    経理未経験から転職を目指す方のお悩みQ&A

    ここでは、未経験から経理職へ就職・転職したい方に向けて、よくあるお悩みをQ&A形式でまとめました。不安や疑問を抱えている方は、ぜひ目を通してみてください。

    経理職へ未経験から転職するのは難しい?

    経理事務は競争率が高いため、未経験での転職は難しいといわれる傾向があります。しかし、「経理未経験者歓迎・OK」としている求人もあるので、転職できないわけではありません。
    未経験者は「経理職に活かせる前職での経験」「業務への適性」などをアピールすることが重要です。詳しくは、このコラムの「未経験から経理へ転職する際に役立つスキル」を参考にしてみてください。

    経理の仕事に一般事務の経験は活かせる?

    一般事務の実務経験に基づいた事務処理能力やパソコンスキルは、経理の仕事に活かせます。経理未経験で就活や転職活動をする際のアピール要素にもなるでしょう。ただし、未経験者を歓迎する求人であっても、経理の基礎知識がある人とない人では、前者のほうが採用される可能性が高いといえます。より採用される可能性を高めたい方は、日商簿記2級以上の取得がおすすめです。

    経理職に応募する際の志望動機のポイントは?

    志望動機で「経理職に就きたい理由」「経理に活かせる経験」などをアピールしましょう。また、「その企業でなくてはならない理由」を具体的に伝えると、採用担当者へ好印象を与えられる場合があります。
     

    経理の求人を見ても応募先を決められない…

    応募先に迷っている方は、就職・転職エージェントで求人選びのアドバイスを受けるのも一つの手です。
    就職・転職エージェントのハタラクティブでは、「未経験歓迎」「未経験OK」の求人を多数扱っています。企業に直接取材を行っているので、応募前に職場の雰囲気や福利厚生など細かい部分を知ることが可能です。入社後に「思っていた仕事内容と違った」「想像よりもしんどい…」といったミスマッチを防ぐことにもつながります。「経理未経験でなかなか応募できない」とお悩みの方はぜひご相談ください。