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30代から未経験分野に転職するのは厳しい?おすすめの業界と成功のコツ
更新日
この記事のまとめ
- 企業が求める人物像と合っていれば、30代から未経験分野への転職は可能
- 30代が未経験分野に転職するには、企業から求められることを知るのが大切
- 30代から未経験分野に転職する方におすすめなのは、IT業界や介護・福祉業界など
- 30代で未経験分野に転職する場合は、収入ダウンや転職活動の長期化に注意しよう
- 30代が未経験分野へ転職する場合、職種に合った資格があると評価されやすい
30代から未経験分野への転職を目指す方のなかには、「もう手遅れ?」「即戦力になれないと採用されないのでは…」とお悩みの方もいるでしょう。結論から言うと、30代の転職者に即戦力を求める企業は一定数存在します。
とはいえ、前職で培ったスキルや経験が評価される場合もあるので、心配し過ぎる必要はありません。このコラムでは、30代におすすめの業界や転職エージェントの活用法をまとめています。
30代で未経験の業界に転職するのは厳しい?
企業側が求める人物像とマッチすれば、30代から未経験の業界へ転職することは可能です。30代から未経験分野へ転職するのは、決して手遅れではありません。
30代になると即戦力を求める企業が増える
30代になると、即戦力を求める企業が増える傾向にあります。その背景には、「前職の成功実績・経験を活かし業績アップに貢献してほしい」「管理職・管理職候補として働いてほしい」といった企業側の考えがあるためです。
同じ30代であれば未経験者より経験者を優先的に採用する企業もあるので、「30代で未経験分野への転職は厳しい…」と感じる方もいるでしょう。「実績が足りない」と不安な方は、今の仕事で工夫したことや経験から得たことを具体的に説明すると、入社後に活躍するイメージが採用担当者に伝わる可能性があります。
30代の転職ではマネジメント経験を問われる場合も
30代で転職するときは、マネジメント経験の有無を問われることがあります。チームリーダーや人材育成に携わった経験があれば、面接で積極的にアピールしましょう。未経験分野への転職においては、マネジメント経験があればリーダーシップや管理能力を評価してもらえる可能性があります。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
30代での転職は未経験OKの求人が少ない
30代での転職は、スキルや経験、実績が重視される傾向にあるため、20代に比べると未経験で応募できる求人は限られる可能性があります。志望する業界や職種の求人が少ない場合は、転職エージェントで仕事探しをするのも手です。転職エージェントでは非公開求人を多数保有しており、一般には公開されていない未経験OKの求人を紹介してもらえることもあります。30代で未経験分野の転職を効率的に実現したい方は、エージェントの利用も検討してみましょう。
前職の環境に染まっていることを不安視されやすい
30代で未経験分野の仕事に転職する際、企業に「前の職場環境に染まっているのでは?」と不安視されることもあります。
未経験からの転職で採用担当者から重視されるのは、「初めての仕事に適応できる柔軟性があるか」という点です。「仕事を覚えるのに時間がかかりそう」と判断されると、採用が見送られる恐れもあるでしょう。30代から未経験分野への転職を成功させるには、柔軟な対応力があることをしっかりとアピールする必要があります。
30代未経験者が挑戦しやすいのは「伸びている業界」
これからの伸びに期待できる新しい業界は、30代の未経験者が挑戦しやすいといえるでしょう。たとえば、IT業界やWeb広告業界、半導体業界などはニーズの高まりによって市場規模の拡大が予測されます。このような業界のなかには、起業したばかりで事業拡大を目指す企業もあるため、未経験からも内定を得られる可能性があるでしょう。
このコラムの「30代未経験から転職する場合におすすめの業界6選」では、30代未経験から挑戦しやすい業界を紹介しているので、ぜひご一読ください。
30代の未経験者を歓迎する企業も存在する
近年の日本では少子高齢化による労働力不足が深刻化しているため、「経歴やスキルがない人も採用したい」と考える企業が増えつつあります。未経験者を歓迎する企業では、入社後の教育体制が整っている場合もあり、働きながらの成長に期待ができるでしょう。
30代未経験からの転職は可能
ここでは、30代未経験からの転職が可能な理由を解説します。前向きに転職活動へ取り組むためにも、以下の内容に目を通してみましょう。
30代での転職自体は珍しくない
30代での転職は、決して珍しいことではありません。現代の労働市場では、キャリアチェンジや自己成長を求めて転職する30代の人々が増えているようです。技術の進歩や市場の変化に伴い、新しいスキルや知識の習得が求められるため、30代での転職はキャリアアップの一環として捉えられるでしょう。
30代はポータブルスキルが身についている
30代で未経験分野への転職が可能な理由には、ポータブルスキルが身についていることも挙げられます。厚生労働省の「ポータブルスキルについて」によると、ポータブルスキルとは「職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキル」とあります。
具体的には、情報収集力や課題の設定および遂行する能力、社内外でのコミュニケーション能力などが挙げられるでしょう。
これまでの経験のなかで、志望企業の業務に活かせるスキルがないか、洗い出してみるのがおすすめです。企業側も、このようなポータブルスキルをもつ人材を評価し、未経験であっても採用することがあるようです。
「30代で転職したいけど難しい?」と不安な方は、「30代での転職は可能?成功させるためのポイントをご紹介!」のコラムもチェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)
スキルや資格なしから転職するには?
「スキルや資格がない」と感じている30代の方も、転職は十分に可能です。ただし、専門的なスキルが求められる職種はほかの応募者と比べて不利になることがあるため、避けたほうが良いでしょう。スキルや資格がなくて不安な方におすすめなのは、コミュニケーション能力や人間性が重視される営業職や接客業です。
「30代男性は転職できる?スキルなしから目指せる職種は?転職活動のコツも」のコラムでもおすすめの仕事を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
30代で未経験分野へ転職したほうが良いパターン
ここでは、30代で未経験分野へ転職したほうが良いパターンを2つご紹介します。「転職しようか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
新たに取り組みたいことが明確に決まっている
目指したい業界・職種がはっきりしている場合、未経験分野への転職に踏み切ったほうが良いでしょう。自分が本当にやりたいことを仕事にしたほうが、モチベーションの向上や良い成果を期待できるからです。「転職後は○○に携わりたい」という具体的な目標を面接で述べることで、「働くことへの意欲がある」と企業側から評価される可能性もあります。
現職では解決できない問題がある
「仕事量が多過ぎて疲弊している」「人間関係が上手くいかず仕事しづらい」「仕事内容が自分に合わない」などのように、自分自身の努力だけで解決することが難しいときは、未経験分野への転職を検討したほうが良いでしょう。
我慢して働き続けると心身にストレスがかかり、体調を崩す恐れもあります。自分の力では解決できない問題に直面したときは、新しい環境に思い切って移ってみるのがおすすめです。
「転職に迷うときにやるべきことを解説!やめたほうがいい?判断基準も紹介」のコラムでは、転職したほうが良い場合の特徴を解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
30代未経験からの転職がおすすめできないパターン
30代で転職を検討している方のなかには、未経験分野への挑戦をおすすめできないパターンもあります。以下で6つの状況をご紹介しているので、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
30代未経験からの転職がおすすめできないパターン
- はっきりした転職理由がない
- 転職後に収入が下がることに抵抗がある
- 家族からの賛同が得られていない
- 業界・企業研究が不足している
- 自己分析が不足している
- 志望動機と退職理由が矛盾している
1.はっきりした転職理由がない
転職理由が曖昧な30代の方は、未経験分野への転職をおすすめできません。「何となく今の仕事が嫌だから」「今の職場に飽きてきたから」という理由で転職活動をしても、企業側から本気度の低さを見抜かれてしまい、採用につながらない可能性があるからです。
明確な転職理由がない場合、転職せずに現職で経験を積んだほうがキャリアアップにつながることも。転職に踏み切る前に、自分がなぜ「転職したい」と思うのかを深掘りすると良いでしょう。
2.転職後に収入が下がることに抵抗がある
転職後の収入低下を懸念する30代は、未経験分野への転職を避けるのが無難です。
業界内での実績やスキルがない状態で転職した直後は、前職よりも収入が下がる可能性があります。これまでよりも収入が下がると、仕事に対するモチベーションが低下することも。収入アップを目標に転職したい場合は、これまでの経験を活かせる職種を目指すと良いでしょう。
3.家族からの賛同が得られていない
未経験分野へ挑戦することに対し、家族からの賛同が得られていない場合も、転職をおすすめできません。
前述のように、未経験分野に転職すると収入が下がる可能性があります。年収が下がると家族全員の生活に影響が出る場合もあるため、家族から反対されることもあるでしょう。
特に、出産や子どもの進学のように、大きな費用が必要なライフイベントに備えて収入が下がるのは避けたいもの。未経験分野への転職に踏み切る前に、家族に相談して同意を得ておくことが大切です。
4.業界・企業研究が不足している
業界・企業研究が不足している場合、入社後に「期待していた仕事内容と違う」と後悔する可能性があるため、30代で未経験分野へ転職するのは避けるのがベター。未経験分野に挑戦する場合は、志望する業界・企業の特徴や仕事内容、求められるスキルについてしっかりと理解を深めることが不可欠です。たとえば、技術系の業界を志望するなら、その分野の最新トレンドや技術動向を把握する必要があります。マネジメント系の職種を目指すなら、リーダーシップやプロジェクト管理のスキルが重要です。
5.自己分析が不足している
自己分析が不足している場合も、30代で未経験の分野に転職するのは避けたほうが無難です。自己分析は、自分の強みや弱み、価値観、キャリアビジョンを明確にするプロセスであり、転職先を選ぶ際の重要な指針となります。
自己分析が不十分なまま転職活動を進めると、自分のスキルを活用できない業界や企業を選ぶことにつながりかねません。また、履歴書や職務経歴書、面接などで自分の強みや適性を十分にアピールできない可能性もあります。
6.志望動機と退職理由が矛盾している
30代で未経験分野に転職するのはおすすめできないパターンの一つに、志望動機と退職理由が矛盾している場合が挙げられます。志望動機と退職理由に矛盾があると、採用担当者に一貫性のない印象を与え、信頼を損ないかねません。
たとえば、退職理由が「前職の業界が将来性に欠けるから」であったにもかかわらず、志望動機で「新しい業界に興味がある」とだけ述べると、なぜ新しい業界にチャレンジしたいのかが明確でないため説得力に欠けてしまいます。
30代で2回目・3回目の転職は難しい?
2回、3回と転職を繰り返した理由を合理的に説明できれば、転職を成功させることは十分可能です。熱意が伝わる転職理由を述べ、企業側の「またすぐに辞めるのではないか」「忍耐力がないのではないか」といった懸念を払拭しましょう。
転職回数が多い場合の選考でのアピール方法を知りたい方は、「転職3回目は厳しい?年代別のアプローチ方法や職務経歴書のポイントも解説」のコラムをご一読ください。
30代で未経験分野への転職を考える場合の4つの悩み
30代で未経験分野への転職を考える人は、「正当に評価されていない」「スキルや年収の向上が見込めない」といった現職への不満を抱えている場合があるようです。ここでは、未経験分野への転職を考える人の心情を解説します。
30代で未経験分野への転職を考える場合の悩み
- 自分の仕事が正当に評価されていない
- スキルや年収の向上が見込めない
- 職場の人間関係にストレスを感じる
- 会社の将来性に不安を感じる
1.自分の仕事が正当に評価されていない
30代で未経験分野への転職を考える人によくあるのが、「自分の仕事が正当に評価されていない」という悩みです。
いくら努力してもその成果を評価してもらえなければ、仕事へのモチベーションは低下してしまいます。仕事で結果を出しているのに、給与額アップや昇進といった目で見える形での評価を受けられないと、企業の評価体制に不満を抱くこともあるでしょう。
2.スキルや年収の向上が見込めない
現職ではスキルや年収の向上がこれ以上見込めないとして、未経験分野の転職を考える人も少なくありません。30代になって仕事には慣れたものの、自分の成長にはつながっていないと感じてやる気が低下することもあるようです。
「スキルや年収の向上が見込めない」といった悩みを解決するには、会社内で部署異動をし、別の業務に携わりながら新たなスキルを身につけるという手もあります。ただし、会社側が必ず部署異動に応じてくれるとは限らないため、転職も視野に入れておくと良いでしょう。
3.職場の人間関係にストレスを感じる
職場の人間関係への不満も、未経験分野の転職を考える人によくある悩みです。30代になって部下ができた人の場合、「上司と部下との板挟みでストレスを感じる…」と悩むことも。また、「職場に合わない人がいて仕事しづらい」という悩みを抱える人もいるでしょう。
毎日顔を合わせる職場の人が原因でストレスが掛かると、仕事に行くことさえ億劫になりかねません。他人の考えや気持ちを変えることは難しいため、ストレスが大きくなるようであれば、転職に踏み切るのも良いでしょう。
4.会社の将来性に不安を感じる
会社の将来性を感じられないことから、「転職したい」と考える人もいるでしょう。自分がいる会社の先行きが不安になると、「早く違う会社に転職したほうが良いのでは」と悩むことも考えられます。しかし、焦って転職するのはおすすめできません。下調べや選考対策が不十分なまま転職に踏み切ると、マッチ度の低い企業に入社する可能性があります。このコラムの「30代から未経験分野への転職を成功させる9つのコツ」を参考に、転職活動の準備をしてみてください。
30代で転職する理由とは?
厚生労働省の「令和4年 雇用動向調査結果の概要」によると、30代前半の転職理由は、1位が個人的理由で81.4%、2位がその他の個人的理由で81.0%、3位が期間の満了で9.3%。30代後半は、1位が個人的理由で77.8%、2位がその他の個人的理由で77.3%、3位が事業所側の理由で14.2%でした。30代は主に個人的理由で転職していることが分かります。
参照元
厚生労働省
令和4年雇用動向調査結果の概要
30代で未経験の仕事に転職するメリット・デメリット
30代で未経験の仕事に転職したいとお考えの方には、メリットとデメリットの両方を踏まえたうえで転職するかどうか決めることをおすすめします。以下でそれぞれを解説しているので、今後のキャリアプランを考えるためにお役立てください。
30代で未経験の仕事に転職するメリット
30代で転職する場合、「社会人経験を評価してもらいやすい」「未経験の業界にも受け入れてもらいやすい」というメリットがあります。今の仕事への不満や将来への不安を感じている場合、30代であれば違う業界でいちからキャリアを積みなおせる可能性は十分にあるでしょう。
社会人としての実務経験を評価してもらいやすい
30代の転職では、社会人経験を評価してもらいやすいのがメリットです。ビジネスマナーを指導する必要も少ないため、「即戦力になり得る」として20代の人材よりも重宝される可能性も。未経験分野へ挑戦する場合は、正社員として一定年数以上働いてきた経歴を企業側に好意的に受け取ってもらえることがあるでしょう。
未経験の業界にも受け入れられる可能性がある
30代は、未経験の業界に受け入れられる可能性がある年齢です。「30代で未経験の仕事に就くのは難しいのでは」と不安になる方もいるでしょう。しかし、少子高齢化による人材不足のため30代の未経験者を歓迎する企業は存在します。年齢を重ねると未経験分野への転職はより難しくなるため、早いうちに転職活動を始めるのがおすすめです。
30代で未経験の仕事に転職するデメリット
30代で未経験の仕事に転職するデメリットには、「未経験の業界に入るハードルは20代のときより上がる」「高いスキルや実績が求められる場合がある」といった要素が挙げられます。
未経験の業界に入るハードルは20代のときより上がる
30代で未経験分野への転職は可能ですが、20代よりハードルが上がるのも事実です。企業によっては、「柔軟性がある」として20代の人材を優先して採用することもあるでしょう。30代の方が未経験分野への転職を成功させるには、これまでの社会人経験と柔軟性の両方をアピールできるように対策を講じる必要があります。
高いスキルや実績が求められる場合がある
「30代になると即戦力を求める企業が増える」で述べたように、30代の転職では、高いスキルや実績が求められる場合もあります。企業側が求めるレベルに見合っていないと、採用されない可能性も。また、未経験分野の企業に転職する場合、前職での成果や業務内容をしっかり提示できないと「社会人経験が長いのになぜ説明できないのか」と、仕事に対する姿勢そのものを不安視されかねません。
「転職するメリット・デメリットとは?エージェントを使う利点も解説」のコラムでも、転職活動をする利点や懸念点をまとめています。
転職の失敗を恐れ過ぎないようにしよう
未経験分野に挑戦する際は、「転職に失敗したらどうしよう」と不安になり過ぎないようにしましょう。30代は、転職で失敗しても挽回可能な年齢です。1日でも若いうちに行動をし、失敗を恐れずにいる姿勢が求められます。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
30代から未経験分野への転職を成功させる9つのコツ
ここでは、30代から未経験分野への転職を目指している方へ向けて、成功のコツを9つご紹介します。未経験の業界へ転職を希望している30代の方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.今の仕事を続けながら転職活動を進める
退職してからの転職活動が長引くと、収入が途絶え生活に不安が生じてしまいます。未経験分野に挑むときは、現在の仕事を続けながらの転職活動がおすすめです。企業の都合で合否の結果に時間がかかることもあるため、転職活動はすぐに成功するとは限りません。生活費のために焦って即採用の企業に応募すると、後悔することもあるので注意が必要です。30代で自己都合退職をした場合、退職金はあまり期待できず、失業保険もすぐには支給されないため、貯蓄をしておくと良いでしょう。
2.自己分析を行い転職における自分の市場価値を知る
30代から未経験分野への転職を成功させるためには、自己分析を行い、自分の市場価値を把握することが重要です。自己分析を行う際は、自分の経歴やスキルだけでなく、将来の目標も考慮しましょう。「どのような職場環境や仕事内容に満足感を得られるか」「どのように成長していきたいか」を明確にすることで、転職先の選定基準を定められるでしょう。
また、転職活動では、自分を客観的に評価し、転職における市場価値を把握することも必要です。市場価値とは、自分のスキルや経験が転職市場でどれだけ求められているかを示す指標のことを指します。
自己分析の取り組み方については、「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」のコラムでご紹介しています。
3.企業が30代の転職者に求める人物像を知る
30代から未経験分野への転職を成功させたい方は、情報収集をして企業の求める人物像を知ることが大切です。自分のスキルレベルは企業から歓迎されるのか、どのような会社なら強みを活かせるかを掴むことは、自分の強みを客観視する機会にもなります。応募企業の求人内容に合わせて、自分の経験やスキルを積極的にアピールしましょう。
4.キャリアにおける軸を明確にする
30代で未経験職への転職を目指す際は、「どの業界で働きたいのか」「その分野でどのように活躍したいのか」といったキャリアの軸を明確にしましょう。前述したように、30代から未経験職に挑戦する場合、明確な転職理由や将来のビジョンがないと、企業側から志望度の低さを懸念される恐れがあるためです。軸が定まっていると仕事探しがしやすくなるだけでなく、転職理由や志望動機に説得力をもたせられるというメリットもあります。
5.現職で高く評価された経験やスキルを整理する
30代の転職では、現職で高く評価された経験やスキルを整理しておくのも大切です。これまでの経験を振り返り、自分の強みや成果をリストアップしてみましょう。未経験の分野で活かせるスキルが見つかれば、転職時のアピールにつなげられます。
6.希望条件に優先順位をつける
30代で未経験分野への転職を目指す方は、企業に対する希望条件を考えたうえで優先順位をつけましょう。希望条件の優先順位を決めれば、転職で重視したいことや妥協できる点が明確になり、自分に合った求人を選びやすくなります。希望条件が多過ぎるとマッチする求人をなかなか探し出せず、転職活動が長引く恐れもあるため注意が必要です。
広い視野で仕事探しをしよう
30代の方が未経験分野へ転職する際は、広い視野で仕事探しをしましょう。自分の興味を惹かれるものがないか、幅広い業界や企業の情報をチェックするのがおすすめです。範囲を広げて求人をチェックすることで、自分の希望条件に合った仕事を見逃さないようにできます。
7.得意なことを仕事にする
未経験分野に転職したいと思いつつ具体的な方向性が決まっていない30代の方は、「自分はどのような作業が得意か」を考えてみましょう。業界自体が未経験であっても、応募先の業務に活かせる得意分野をアピールすれば高評価を得られる可能性があります。
「適職の見つけ方を解説!好きなことだけでなく得意なことを探そう」のコラムでは、得意なことを仕事にするメリット・デメリットを紹介しているので、あわせてご参照ください。
8.経験者が少ない職業を探す
30代で未経験分野に転職するときは、経験者が少ない職業を探す方法もあります。未経験から始めて活躍している社員が活躍している企業があるかをチェックしてみましょう。たとえば、新しい事業や一般的にはあまり見かけない仕事を行っている会社では、未経験者を歓迎している場合があります。大手や有名企業以外にも目を向けてみるのが、30代からの転職を成功させるコツです。
9.面接対策に時間を掛ける
未経験職への転職を目指す30代の方は、面接対策に時間を掛けましょう。企業側からの質問にしっかりと回答するためには、事前に企業研究をしたり、よくある質問を予想して回答を用意したりしておく必要があります。
また、第三者に協力してもらって模擬面接を行うのもおすすめです。転職エージェントを利用すれば、プロの視点から受け答えや振る舞いなどをチェックしてもらえます。詳しくは、このコラムの「30代未経験からの転職はエージェントを活用しよう」をご一読ください。
30代未経験から転職する場合におすすめの業界6選
30代から未経験分野へ転職するときは、「年齢・経験不問」「30代が活躍中」「未経験者歓迎」などの求人が多い業界に注目するのがポイントです。ここでは、30代から未経験分野へ転職したい方におすすめの業界を6つご紹介します。
30代未経験から転職する場合におすすめの業界
- IT業界
- 介護・福祉業界
- 飲食業界
- 物流業界
- ホテル・ブライダル業界
- アミューズメント・小売業界
1.IT業界
IT業界は需要拡大に対して人材が不足しているため、経験者だけでなく未経験の30代から転職を考えている方も採用されるチャンスがあります。ただし、30代の未経験者を受け入れている企業であっても、「基本的なIT知識があること」を応募条件としている場合もあるため注意が必要です。IT業界への転職を目指す場合は、気になる企業や職種に必要なスキルを調べ習得しておくと良いでしょう。
なお、IT業界には既存の技術にITテクノロジーを掛け合わせたテック系企業や、NFTやメタバースなどを扱うWeb3企業など、さまざまな種類があります。職種としては、ITエンジニアやプログラマーなどの人気が高いようです。
IT業界についてより詳しく知りたい方は、「IT業界の仕事」をご一読ください。
2.介護・福祉業界
30代で未経験の分野へ転職したい方には、介護・福祉業界もおすすめです。高齢化が進むなか、介護・福祉業界は慢性的な人手不足の状態にあります。利用者への細やかな気配りが必要なだけでなく、入浴や排泄介助など体力が必要な業務であるのが特徴です。
資格取得支援制度やフォロー体制が充実している会社を選べば、スキルなしの状態から徐々に介護の知識と技術を身につけられます。また、経験を積んでいけば介護福祉士やケアマネージャーへのキャリアアップも目指せるでしょう。
未経験から介護・福祉業界への転職を目指す30代の方は、「介護職の志望動機はどう書く?未経験や転職など状況別の例文を紹介」のコラムもご覧ください。
3.飲食業界
飲食業界は特別なスキルや資格は必要ないことが多く、30代未経験から挑戦しやすい業界といえます。また、これまで飲食業でアルバイトをしたことがある30代の方は、その経験を転職活動でアピールしたり入社後に活かしたりできるでしょう。
飲食業界の仕事は大きく分けると、「キッチン」と「ホール」の2種類。キッチン担当者は厨房で食材の仕込みや調理、盛り付けなどを行い、ホール担当者は利用客から注文を聞いたり料理を配膳したりするのが主な仕事です。店舗によっては、キッチン業務とホール業務を兼務する場合もあるでしょう。
飲食業界の将来性や年収などを詳しく知りたい方は、「飲食の仕事」のコラムもチェックしてみてください。
4.物流業界
物流業界の仕事には、商品の運送や倉庫での商品の保管作業、管理などが挙げられます。ドライバーの仕事には、トラックの運転だけでなく商品の梱包や検品作業などが伴う場合もあります。
近年では、ネット通販の普及に伴いドライバーが人手不足の状態のため、中型・大型の運転免許を取得すれば、30代・未経験から転職しやすくなるでしょう。荷物の上げ下ろし作業もドライバーが行うことが多いため、体力に自信のある方におすすめです。
物流業界の現状や将来性、仕事内容については「物流業界の仕事」で解説しているので、あわせてご覧ください。
5.ホテル・ブライダル業界
ホテル・ブライダル業界は、人とのコミュニケーション能力やホスピタリティ精神を重視するため、これまでの職種に関係なく培ってきた対人スキルが活かせるでしょう。
ホテル業界にはフロントデスク、コンシェルジュ、ハウスキーピングなど多様な職種があり、お客さまに対する気配りやコミュニケーション能力が求められます。国際的なホテルチェーンでは語学スキルも評価される可能性があるため、語学力がある方はアピールすると良いでしょう。
ブライダル業界では、プランナーやコーディネーターとして新郎新婦の夢を実現するサポートを行います。この業界もコミュニケーション能力が必要であり、お客さまの希望を形にする力が求められます。イベント企画や運営の経験があれば、そのスキルを役立てられるでしょう。
ホテル・ブライダル業界ともに、お客さまをサポートする仕事であり、やりがいを感じる場面があるのが特徴です。研修制度が整っている企業が多く、しっかりとしたサポートを受けながらスキルを身につけられるため、30代未経験で転職してもキャリアアップに期待できます。ブライダル業界について詳しく知りたい方は、「ブライダル業界の仕事」のコラムも参考にしてみてください。
6.アミューズメント・小売業界
アミューズメント・小売業界は、接客や顧客サービスのスキルが重視されるでしょう。
アミューズメント業界には、テーマパークやゲームセンター、映画館など多岐にわたる職場が存在します。お客さまに楽しんでもらう仕事のため、エンターテインメント精神やホスピタリティが求められるでしょう。30代未経験者の場合も、研修や現場での経験を通じてスキルを身につけられるため安心です。
小売業界には、スーパーマーケットやデパート、専門店などの職場があります。商品販売や在庫管理、店舗運営などに携われることが可能です。顧客対応や商品陳列、売上分析など、基本的な業務は現場で学べるため、未経験からでも挑戦しやすいでしょう。顧客満足度を高めるためのサービス精神が重要であり、コミュニケーション能力や問題解決能力が求められます。
アミューズメント・小売業界ともに、お客さまと話す機会もあり、感謝の言葉を直接受け取れることがやりがいにつながることもあるでしょう。
小売業界については、「小売業界の仕事」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。
未経験から挑戦するなら営業職もおすすめ
営業職は、商品やサービスの魅力を顧客に伝えて契約を獲得する職種です。「未経験者歓迎」「正社員募集」と記載のある求人が多いのが特徴。また、ポテンシャルやコミュニケーション能力、人柄といった経歴以外の部分を評価してもらえることもあるため、30代未経験から転職しやすい業界といえます。
営業職への転職を目指す30代の方は、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムも参考にしてみてください。
30代で未経験の業界へ転職する際の6つの注意点
30代で未経験の業界へ転職する場合、「年収が一時的に下がる」「転職活動が長期化しやすい」「家族に影響を及ぼす」などのリスクが生じる可能性があります。以下を参考に、未経験で転職する際の注意点を知りましょう。
30代で未経験の業界へ転職する際の注意点
- 年収が一時的に下がる場合がある
- 上司や同僚が自分より年下になることがある
- 転職活動自体が長期化しやすい
- 生活にも影響を及ぼす可能性がある
- 40代よりも「未経験歓迎」の求人が減る
- 転職活動中であることを現職の社員には話さない
1.年収が一時的に下がる場合がある
「転職後に収入が下がることに抵抗がある」で触れたように、30代で未経験の分野に転職すると、年収が一時的に下がる場合があります。厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概況」によると、転職による賃金の変動は以下のとおりです。
年齢 | 増加 | 変わらない | 減少 |
---|---|---|---|
30~34歳 | 39.4% | 27.1% | 32.3% |
35~39歳 | 44.9% | 28.8% | 23.3% |
引用:厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概要 表6 転職入職者の賃金変動状況別割合」
上記のデータから、転職後に「賃金が増えた」と回答した方のほうが多いものの、「減少した」という方も約2〜3割いることが分かります。業界や職種によるものの、転職後は必ずしも賃金が増加するわけでないことを認識しておきましょう。
参照元
厚生労働省
令和4年雇用動向調査結果の概要
2.上司や同僚が自分より年下になることがある
30代で未経験職に転職した場合、自分よりも年齢の若い人が上司や同僚になる可能性があります。前職で部下を指導する立場にあった人のなかには、転職後に自分より若い人から仕事を教わったり指示を受けたりすることに戸惑う人もいるでしょう。
しかし、年齢が自分より若かったとしても、上司や同僚の仕事上での知識やスキルは、未経験分野に転職したばかりの自分よりも豊富であることが一般的です。年齢にこだわらず仕事を覚えることに集中し、転職先の上司や同僚の指示に素直に従いましょう。
3.転職活動自体が長期化しやすい
30代で未経験の業界へ転職する場合、応募者のなかに業務経験者がいると選考で不利になりやすく、転職活動が長期化する可能性があります。
一般的に、転職活動に掛かる期間は1〜3ヶ月ほどですが、未経験分野への転職は一層時間がかかることも。転職活動の結果に一喜一憂せず、前向きに挑戦し続けるのがポイントです。
4.生活にも影響を及ぼす可能性がある
転職によって給料の減少や勤務時間の変化があれば、生活にも影響を及ぼす可能性があります。「内定獲得後に家族に転職を反対されてトラブルになった」という事態を避けるためには、「どのような仕事へ転職するのか」「いつから転職活動を始めるのか」などを事前によく考え、周囲の理解を得ておく必要があるでしょう。
5.20代よりも「未経験歓迎」の求人が減る
30代向けの求人は、20代よりも未経験者歓迎の仕事が減る傾向にあります。特に、30代後半になると経験重視の採用枠が中心になるため、未経験職種・業界への転職の難易度は上がるでしょう。30代で未経験の仕事へ転職したいのであれば、なるべく早めに行動を起こすことが大切です。
6.転職活動中であることを現職の社員には話さない
転職活動をしていることは、現職の社員に話さないようにしましょう。親しい同僚や上司が相手であっても、社内で話が広まれば円満退職ができなくなる恐れがあります。社内で話が広まったあとに気持ちが変わり、今の職場に残る選択をした場合、職場からは「転職しようとしていた社員」として認識される可能性もあります。このような状態になってしまうと、今までのように職場で振る舞うことが難しくなることも。そのため、内定をもらって入社日が決まるまでは、転職の話は周囲に漏らさないようにしましょう。
30代未経験から転職するときにおすすめの資格5選
未経験分野への転職に挑戦する際は、入社後に活かせる資格があるとプラスに評価してもらえる可能性があります。以下では、30代で未経験分野へ転職する際に活かしやすい資格を解説するので、「スキルなしで転職するのが不安」という方は参考にしてみてください。
30代未経験から転職するときにおすすめの資格
- MOS・FE
- FP・日商簿記2級
- 中小企業診断士
- 宅地建物取引士
- 社労士
1.MOS・FE
未経験の業界に転職したい30代の方には、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)やFE(基本情報技術者)の資格取得がおすすめです。MOSとは、WordやExcel、Power Pointなど、オフィス系ソフトを扱うスキルを証明する資格のこと。データの作成や分析、他者に情報を分かりやすく伝えるスキルが身につきます。
FEは、ITエンジニアに必要な基礎知識が身についていることを証明できる資格です。ITソリューションやサービスに関連する業務において、情報技術を活用した戦略の立案が可能になります。
2.FP・日商簿記2級
FP(ファイナンシャルプランナー)の資格があると、個人・法人における資金計画を提案できます。日商簿記は、会社内の金銭の動きを記録し、税務処理の際に必要な書類を作成する知識と技術を身につけるための資格です。
FPの資格は、保険・金融・不動産業への転職に挑戦しようと考えている30代の方に向いています。日商簿記は、経理や会計職への転職の際に2級以上を取得していると歓迎されるでしょう。
3.中小企業診断士
30代から未経験の業界へ転職したい方には、中小企業診断士(国家資格)の資格取得もおすすめです。この資格をもっていると、企業の経営課題に対する助言を行えるようになります。経営企画やコンサルティング業務に携わりたい方は、取得を目指してみると良いでしょう。
また、中小企業診断士は未経験から経験を積み、キャリアアップしたり独立したりすることも可能な職業です。より専門的な知識を活かして海外で活躍したい方は、USCPA(米国公認会計士)の取得も向いています。
4.宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産業界や建築業界の営業職を目指す際に役立つ資格です。重要事項の説明や重要事項説明書の記名押印は、宅地建物取引士の資格保持者が行うため、仕事において重要な役割を果たせます。資格手当を取り入れている会社もあるので、30代で未経験からの転職で高収入を目指す方におすすめです。
5.社労士
社労士は、社会保険労務士法に基づいた国家資格です。社会保険労務士の資格を取得すれば、会社における労働の諸問題や社会保険の手続きなどをサポートできます。業務未経験から、人事や労務に関わる仕事に転職したい30代の方に向いている資格です。
30代の転職に役立つ資格は、「30歳で転職!年齢に合った能力を証明できる資格とは?」のコラムでも紹介しているので、あわせてご覧ください。
30代未経験からの転職はエージェントを活用しよう
30代から未経験の業界へ転職を目指すときは、エージェントを活用するのがおすすめです。ここでは、転職エージェントの特徴や利用するメリットなどを解説していきます。
転職エージェントの特徴
転職エージェントでは、プロのアドバイザーから自分の適性や希望に合う求人を紹介してもらえます。また、応募書類の添削や面接練習のように、転職活動にまつわるサポートを受けられるのも特徴です。エージェントによっては、面接の日程調整や企業との条件交渉などにも対応してくれるので、1人で転職活動を進めることに不安を感じている30代の方は利用すると良いでしょう。
30代の転職者が転職エージェントを利用するメリット
30代で未経験分野に転職する際にエージェントを利用するメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- ・自分の適性や希望に合った求人を選んでもらえる
- ・非公開求人を紹介してもらえる
- ・未経験者ならではのアピール方法を教えてもらえる
数多くの求人のなかから、自分に合った求人をピックアップしてもらえるのが転職エージェントを利用するメリットの一つ。また、転職サイトでは公開されていない非公開求人の紹介も受けられます。非公開求人は一般的に公開されている求人よりも応募者数が少ない傾向にあるため、採用の可能性が高まるでしょう。
転職市場の動向を把握しているアドバイザーから、未経験者としてどのようなアピールをすれば良いかアドバイスをもらえるのはメリットです。
転職エージェントの利用のコツ
未経験分野に転職したい30代の方が転職エージェントを利用する際は、「アドバイザーには本音を打ち明ける」「まずは登録だけしておく」といったコツがあります。
アドバイザーには本音を打ち明ける
30代で未経験分野への転職をする際は、担当のアドバイザーに自分の本音を隠すことなく打ち明けましょう。就職したあとに「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、自分の考えを細かい部分まで伝えておくのが大切です。自分自身のことを深く理解してもらうことで、紹介してもらう求人とのマッチ度にも期待できるでしょう。
まずは登録だけしておくのも手
「転職するか迷っている」「希望する職種や業界が定まっていない」という方は、転職エージェントに登録だけするという手もあります。複数のエージェントに登録したうえで、自分にはどれが合うのかを比較・検討してみるのも良いでしょう。
エージェントの担当者と合わないときは変更も可能
転職エージェントのアドバイザーと「相性が合わない」と感じた場合は、担当者の変更も可能です。相性の悪いアドバイザーと無理して接していると、転職活動自体が苦痛になる恐れがあります。「人と人との関わりなので合う・合わないはある」と割り切り、早めに伝えましょう。
未経験の分野へ転職したい30代の方は、就職・転職エージェントのハタラクティブをご利用ください。20代を中心とした若年層の就職支援を行っているハタラクティブは、未経験者を歓迎する正社員求人を多数取り扱っているのが特徴です。企業に取材をして得た情報をもとに、職場の雰囲気や詳しい仕事内容をお伝えできるので、自分に合った求人をじっくりと探せます。サービスはすべて無料なので、転職活動をスムーズに進めたい方はお気軽にご相談ください。
30代が未経験業界へ転職するときのお悩みQ&A
ここでは、30代で未経験業界へ転職するときのお悩みをQ&A方式で解決します。志望する業界や収入に対する不安を抱えている方は、下記を参考にしてみてください。
30代未経験からの転職は資格やスキルが必要ですか?
必ずしも資格やスキルが求められるとは限りません。ただし、入社後に活かせる資格やスキルがあると選考でプラスに評価してもらえる可能性があります。
転職で資格が必要かどうか気になる方は、「転職で資格はいらない?それとも持っていると有利?取得のメリットとは」のコラムもご参照ください。
30代女性は未経験から異業種の仕事に転職できますか?
可能です。ただし、30代で未経験職へ転職するのは、20代のときよりも難しいことは理解しておく必要があります。30代の転職事情は「30歳からの転職事情を解説!メリットデメリットは?未経験の職種は無理?」のコラムで触れているので、参考にしてみてください。
30代の公務員は未経験職種に転職できますか?
30代の公務員も、民間企業への転職が可能です。
公務員時代に培ったスキルや経験のなかから、転職後の仕事で活かせるものがないか考えてみましょう。たとえば、教員や警察官といった専門性のある仕事に就いていた場合、身につけた知識やスキルが民間企業で活かせる可能性があります。
詳しくは、「公務員からの転職を成功させる方法とは?」のコラムで解説しています。
30代が未経験の業界に転職すると収入は下がりますか?
一時的に収入が下がる可能性はあります。
たとえば、大企業から中小企業へ転職する場合や、キャリアを積んでいる状態で未経験の仕事に転職する場合が該当するでしょう。未経験業界への転職では専門的なスキルや経験が身につくまで、給与が上がらないことも考慮する必要があります。
転職と年収の関係は、「転職で年収アップはできるの?職種や企業の選び方・ポイントを解説」で紹介しているのでご参照ください。
高卒・専門卒の30代が未経験職へ転職する方法を知りたいです
ポータブルスキルや資格を強みにしたり、今の会社で実績を積んでおいたりすると、未経験からの転職成功への道が広がるでしょう。また、未経験者を歓迎している業界や職種の傾向を理解しておくと、採用に一歩近づきやすくなります。
転職活動に不安を感じる30代の方は、プロのキャリアアドバイザーに相談できるハタラクティブへご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。