- フリーター就職支援「ハタラクティブ」トップ
- お役立ち記事TOP
- 就いてよかった仕事を選ぶには?男性・女性別にランキングで職種を解説!
就いてよかった仕事を選ぶには?男性・女性別にランキングで職種を解説!
更新日

この記事のまとめ
- 就いてよかった仕事ランキングに入るのは、雇用の安定や残業の少なさなどが特徴の職種
- 男性の就いてよかったと思う仕事ランキングには、営業やエンジニアといった職種がある
- ランキングに挙がっている事務職やアパレル販売は、女性が就いてよかったと思う仕事
- 就いてよかったと思う仕事を選ぶには、キャリアプランの構築や離職率の考慮が大切
- 仕事で充実感を得るには、自分らしさを活かせるうえ業務を通じて成長できるものを選ぶ
就職・転職活動をする際、「就いてよかった」と思える仕事を知りたい方もいるでしょう。仕事探しでは「ワークライフバランスの取りやすさ」や「雇用の安定性」などが重視されますが、就いてよかったと思える仕事の基準は人それぞれです。このコラムでは、男性・女性それぞれにおすすめの就いてよかった仕事のランキングを紹介します。一般的に人気の職種をチェックして、就いてよかったと思える仕事を見つける方法を知りましょう。
自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう
性格でわかる
私の適職診断
男性におすすめの就いてよかったと思う仕事ランキング
ここでは、男性におすすめの就いてよかったと思う仕事をご紹介します。働くなかでやりがいや充実感を得やすい仕事は人によって異なりますが、性別や本人の性格などから大まかな傾向はみられるでしょう。就職・転職活動の際は、以下のランキングを参考にしてみてください。
1.営業職
営業職は商品やサービスを提案し、販売するのが仕事です。予算・ノルマが課せられるといった厳しいイメージを持つ人もいるようですが、頑張り次第で年収アップや昇格が目指せるため「就いてよかった」と感じる男性も多くいます。
就いてよかったと思う理由
営業職は実力主義の職種なので、学歴・経験・資格に関係なく努力次第で高収入を目指せるのが「就いてよかった」と思われる理由の一つです。また、営業職の経験は業界を問わず評価される傾向にあるため、将来的に仕事の選択肢が広がりやすいといわれています。仕事の実績が数字で表れる点も、転職の選考で伝わりやすいアピール材料となるでしょう。
求められるスキル
営業職で求められるのは、傾聴力やコミュニケーション能力です。「人と関わるのが好き」「実力主義をプレッシャーに感じない」という男性におすすめの職種といえます。
営業職が初めてならルート営業もおすすめ
ルート営業は飛び込み営業やノルマがないことから、就いてよかったと感じる人が多いようです。業務の進め方が決まっていて、臨機応変に動く必要性があまりないことから、通常の営業より働きやすいという特徴があります。経験者はもちろん、初めて営業職に就く人も向いているといえるでしょう。
2.データサイエンティスト
データサイエンスとは、ビッグデータを解析してビジネス上の課題を解決する仕事です。データの収集方法や戦略の立て方、レポートの作成などを行います。
就いてよかったと思う理由
データサイエンティストは需要が伸びており、IT系職種のなかでも年収が高い傾向にあるようです。また、在宅勤務が可能な職場も多く、働き方の満足度が高いといわれています。データ分析は業界を問わず需要があり、将来性も見込めることが「就いてよかった」と感じる要因の一つでしょう。
求められるスキル
データサイエンティストには、データ分析に関する高度な専門知識が求められます。さらに、分析力や課題解決能力、コミュニケーション能力も必要です。また、ビジネス上の課題解決をするためには、クライアントの業界・業種に関する知識も身につけなければなりません。そのため、向上心や学習意欲の高い人に向いている仕事といえます。
3.ITコンサルタント
ITコンサルタントは、ITを用いて経営課題を解決するのが仕事です。IT戦略の企画立案やシステムの選定、予算策定などを行い、SEに指示を出します。
就いてよかったと思う理由
ITに関する最新の知識が身につくため、スキルアップしやすいのが魅力です。また、経営課題を解決できたときの達成感が大きく、クライアントにも感謝されるためやりがいを感じやすいでしょう。需要が多く年収も高い傾向にあり、雇用条件の満足度が高いのも「就いてよかった」と思える理由となっています。
求められるスキル
ITコンサルタントには、傾聴力やコミュニケーション能力、論理的思考力などが求められます。クライアントの課題を的確に把握できなければ効果的な提案もできないため、しっかりと話を聞く力が必要です。
そのうえで、課題解決に向けた戦略を立てるための論理的思考力も身につけなければなりません。ITの専門知識はもちろん必要ですが、コンサルティング能力も重要な点がこの仕事の特徴といえます。
4.R&Dエンジニア
R&Dエンジニアは「研究開発エンジニア」と呼ばれ、新しい商品・サービスにおける技術的な研究を行い、実用化に向けて開発を行う仕事です。たとえば、自動車のカーボンニュートラルや食品の再生可能パッケージなどの実装などで、R&Dエンジニアが活躍しています。
就いてよかったと思う理由
特定の専門分野におけるR&Dエンジニアは応募者数が少なく、売り手市場といわれています。そのため、雇用条件が良く働きやすいのが「就いてよかった」と思う理由のようです。また、まだ世に出ていない先端技術に触れられるのも魅力の一つでしょう。
求められるスキル
R&Dエンジニアには、研究対象の分野における専門知識のほか、社会動向やAIなど最先端技術への関心も必要です。また、海外から情報収集をすることも多く、英語力も求められる可能性があります。研究開発には時間がかかることも多いので、根気強さや前向きな姿勢も必要となるでしょう。
5.建築士・設計士
建築士・設計士は住宅や商業施設、ビルなどの建設において図面や計画案を作成する仕事です。内装やデザインも提案し、大きなプロジェクトでは都市計画に携わる場合もあります。
就いてよかったと思う理由
アイデアが形になり後世まで残るため、やりがいや誇りを感じやすいのが魅力です。建物が完成するまでには大工や電気工事士、板金職人などさまざまな人の協力が欠かせず、竣工の際はチームで喜びを分かち合えるのも「この仕事に就いてよかった」と感じる瞬間でしょう。
また、ある程度経験を積めば独立もしやすく、自分のペースで働けるのも満足度につながっているようです。
求められるスキル
建築・設計に関する専門知識のほか、チームワークやコミュニケーション能力、正確性なども必要です。特に個人住宅の場合は、家族構成やライフスタイルによって要望が異なるため、より綿密なコミュニケーションが求められます。また、図面は細部まで正しく書かなければならないため、正確性は重要です。
6.研究職
企業で働く研究職は、新しい技術や素材、運用方法などを探求し商品・サービスに活かす役割を担います。たとえば、自動車の自動運転技術や食品の品質向上などに研究が活かされるようです。
就いてよかったと思う理由
大学で学んだ知識を活かしたり、好きな分野を探求できたりするのが「研究職に就いてよかった」と思う理由の一つでしょう。また、自分の発見が社会に大きく貢献する可能性もあり、人々の役に立っていると実感できる仕事でもあります。
求められるスキル
研究職には好奇心や探求心、粘り強さなどが求められます。なかなか結果が出なくても、諦めずに研究を続ける努力が必要です。また、長く続けた研究が失敗に終わることも珍しくないため、前向きに頑張り続けられる人に向いています。
7.不動産関係
不動産関係の職種には、営業職や事務職、企画職などがあります。不動産仲介の営業では、顧客の要望に合わせた物件を紹介し、契約するのが仕事です。デベロッパーに就職すれば、都市開発や商業施設の企画に携わる場合もあります。
就いてよかったと思う理由
不動産関係の仕事は比較的高収入のため、「就いてよかった」と感じる人が多いでしょう。不動産の販売や仲介では成果に応じて給与が決まるインセンティブ制であることが多いので、やりがいを感じられる仕事です。また、不動産業務を通して身につけた知識は、ファイナンシャルプランナーや宅地建物取引士の資格取得に役立つことも。資格取得によってさらに収入アップを目指すこともできます。
求められるスキル
不動産関係の仕事では、コミュニケーション能力や提案力、行動力などが求められるでしょう。特に、不動産の販売・仲介を担当する場合は、顧客との信頼関係を築き、どれだけ要望に沿った提案ができるかが重要になります。そのためには、日ごろの情報収集や人脈作りを欠かさず、引き出しを増やす努力が必要です。
8.Webマーケター
Webマーケターはクライアントから依頼を受け、商品・サービスの売上アップを目的として施策を考えるのが仕事です。
就いてよかったと思う理由
結果が目に見えて分かるため、クライアントに喜ばれる点が「この仕事に就いてよかった」と思うポイントでしょう。また、在宅ワークがしやすい職種なので、働き方における満足度が高いのも特徴です。
求められるスキル
消費者の動向を分析し、どのような商品やキャンペーンが求められているかを読み解く能力が必要となります。そのため、データ分析力や課題解決能力、アイデア力なども必要です。
9.経理・財務
財務・経理はどのような企業でも必要とされる職種です。そのため、就職先の選択肢が幅広く、将来の転職もしやすいでしょう。
就いてよかったと思う理由
給料や福利厚生、残業時間といった条件面の良い職場も多いことから「就いてよかった」と思う人が多いといわれています。また、専門知識を身につければキャリアアップしやすく、将来的に経営に携われる可能性も。経営企画の仕事に就きたい人や、いずれは起業も考えたい人におすすめです。
求められるスキル
簿記や金融、会計に関する専門知識と、財務諸表を読み解く論理的分析力が必要です。また、経営層や各部門の責任者と連携が必要な仕事も多いため、コミュニケーション能力も求められます。ときには資金調達などで交渉力が問われる場面もあり、対人スキルは重要です。
10.品質管理
食品や化粧品、ヘルスケアなどの分野で検査や衛生管理を行うのが品質管理の仕事です。食品であれば、細菌や味などの検査を行い評価をします。問題があれば製造工程を見直したり、クレームが発生すれば原因を突き止めたりする役割です。
就いてよかったと思う理由
品質管理は企業にとってなくてはならない存在です。商品の安全性やクオリティを守るだけでなく、向上させる役割でもあるため、売上アップが達成できたときにはやりがいを感じるでしょう。顧客から直接感謝されることは少ないものの、社内では頼りにされる存在です。
求められるスキル
品質管理の仕事には、危機管理能力が必要です。常にリスクを想定し、改善点がないか観察しなければなりません。小さなミスが重大な過失につながるという意識を持ち、責任感を持って仕事に取り組む姿勢が求められます。
11.医療関係
医療関係の仕事には多種多様な種類があり、いずれも需要が高い傾向にあります。ただし、医師や看護士など、資格が必要な職種も多いので注意が必要です。未経験から挑戦する場合は、医療事務やMR、医療機器メーカーの営業職などが選択肢になります。
就いてよかったと思う理由
医療関係の仕事は人の命を支えるという使命感がやりがいにつながり、病気や怪我が改善したと聞けば「就いてよかった」と思う人は多いでしょう。給料が高く福利厚生が充実している職場も多いので、将来設計を立てやすい仕事といえます。
求められるスキル
医療関係の仕事は人の命に関わる仕事であり、強い責任感が求められます。医療従事者はもちろん、MRや営業職も正しい知識を身につけ、正確に伝える能力が必要です。また、患者や家族に対する思いやりや丁寧な対応力も大切なスキルになります。
12.公務員
公務員には、大きく分けて国家公務員と地方公務員があり、各省庁や自治体で公共の仕事を行います。いずれの場合も、公務員試験に合格しなければなりません。また、試験によって年齢制限が設けられているため、希望の職種が受験可能か調べておく必要があります。公務員試験については「公務員になるのに学歴は必要?試験や給料は異なる?」のコラムで詳しく解説していますので、ご覧ください。
就いてよかったと思う理由
公務員は倒産のリスクがなく、雇用が安定しているのが魅力です。また、年功序列ではあるものの、学歴による給料の差は基本的にありません。社会貢献度が高く、特に地方公務員の場合は地域住民の役に立っていると実感しやすいでしょう。
求められるスキル
公務員に必要なのは、事務処理能力や説明力です。書類を扱う手続きや、データ入力・管理といったデスクワークが多いため、細かい事務作業が苦にならない人に向いています。また、窓口対応では多種多様な人から問い合わせを受けるので、分かりにくいことをうまく説明する能力も必要です。
13.教員
教員は、小中学校や高等学校などで勉強や体育を教えるのが仕事です。公立学校の教員は地方公務員で、教員試験に合格して免許を取得する必要があります。
就いてよかったと思う理由
生徒と直接関わり、日々の成長を見守れるのが「この仕事に就いてよかった」と感じる要因でしょう。教員は単に勉強を教えるだけではなく、人としての成長をサポートする重要な役割を担っています。その分責任はありますが、生徒や保護者から感謝されることも多いようです。
求められるスキル
文部科学省の「教師に求められる資質能力の再整理」によると、教員には使命感や責任感、教育的愛情、教科や教職に関する専門的知識と実践的指導力が必要とされています。また、教員同士のチームワークや家庭・地域との連携のため、コミュニケーション能力も重要です。
参照元
文部科学省
中央教育審議会「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会(第3回)・教員免許更新制小委員会(第4回)合同会議資料
14.企画職
企画職には、商品企画や宣伝企画、営業企画などがあります。いずれも、新しい商品やサービス、戦略を立案するのが仕事で売上アップに貢献する役目です。
就いてよかったと思う理由
自分のアイデアで新しいことを次々に試せるため、やりがいや面白さを感じる人が多いようです。さらに、提案が採用され、成果を挙げたときには充実感も得られるでしょう。
求められるスキル
企画立案には発想力やプレゼン能力、情報収集力が重要です。アイデアの元となる情報は多いほど良いため、流行や競合商品、業界の将来性などを幅広く知っておく必要があります。また、コンペ形式で仕事が決まることも多いので、アイデアを売り込むプレゼン能力も磨く必要があるでしょう。
15.金融系専門職
金融系専門職には、資産運用や融資審査、契約保全といった職種があります。就職先は銀行や証券会社、投資信託会社などです。仕事内容としては、投資家から預かった資金の運用や、各種ローンや保険契約の審査、有価証券の管理などを行います。
就いてよかったと思う理由
金融業界は給与水準が高く、福利厚生も充実しているといわれています。有給取得率も高く、各種制度も整っている職場が多いため、長く働きやすい仕事といえるでしょう。また、顧客の人生に深く関わる仕事であるため、責任が重い分やりがいも大きいようです。
求められるスキル
金融関連の資格取得を推奨する会社が多く、学習意欲や向上心が求められます。一度資格を取得すれば良いというわけではなく、新しい知識を吸収し続けることも必要です。また、1円のミスも許されない厳しさもあり、正確性や几帳面さも必須となります。
女性におすすめの就いてよかったと思う仕事ランキング
同じ職種や業界の仕事に就いていても、男性と女性では満足度が異なる場合があります。ここでは、女性におすすめの就いてよかったと思う仕事をご紹介するので、ぜひご一読ください。
1.事務職
事務職には、一般事務のほか経理や人事、総務や貿易事務などさまざまな職種があります。担当する仕事は職種によって異なりますが、書類作成や来客応対、情報管理などが中心です。
就いてよかったと思う理由
自分のペースで業務を進めたい、立ち仕事は苦手という人にとって、事務職は「就いてよかった」と感じる仕事といえるでしょう。電話や来客対応以外の業務であれば、基本的に自分のペースで仕事を進めることが可能。また、事務職は特別な資格が必要ないため、未経験から始められることも魅力の一つです。
求められるスキル
ビジネスマナーやPCスキル、コミュニケーション能力が求められます。事務職はサポート役であるため、相手の行動を先読みして行動する気配りも大切です。
2.アパレル販売職
アパレルショップで洋服・ファッション雑貨の販売や商品の在庫管理、レジ対応などを行うのがアパレル販売職です。
就いてよかったと思う理由
アパレル販売職の仕事は売上が給与に反映されるので、仕事のモチベーションが維持しやすいといえます。来客対応で顧客の実際の反応を見られるので、自分の薦めた商品を購入してもらえたり、常連のお客さまができたりしたときに大きなやりがいを感じやすく「就いてよかった」と思うようです。
求められるスキル
販売職には観察力や丁寧な応対、会話力や提案力などが必要です。接遇マナーが身につくため、将来は営業職のほか、ホテルやブライダルといった接客業などに転職もしやすくなります。
3.Webライター
Webライターとは、コラムや広告、求人情報などを執筆する仕事です。検索エンジンで上位に表示されることを意識して、執筆する必要があります。詳しい仕事内容については、「9.Webライター」の項をご覧ください。
就いてよかったと思う理由
Webライターは一定のノルマはあるものの、「自分のペースで仕事を進められる」「在宅ワークがしやすい」などの働きやすさから魅力を感じる人は多いようです。働く場所や時間にとらわれず働きたいと考えている人には、「就いてよかった」と感じられる職種といえます。
求められるスキル
Webライターには、文章力とSEO(検索エンジン最適化)の知識が必要です。また、コツコツと文章を書く持続力や集中力も求められるでしょう。
4.Webデザイナー
Webサイトのデザイン制作やコーディングを行います。クライアントの要望に合わせたデザインや色味を考え、さらに自分のアイデアを活かして最適なWebサイトを作るのが仕事です。
就いてよかったと思う理由
自分のセンスやアイデアを活かし、Webサイトを作り上げる楽しさがあります。また、テレワークがしやすく、フリーランスになるのも可能で働き方の自由度が高いのも魅力です。私生活と両立しながら働きやすいため、「この仕事に就いてよかった」と思う人が多いでしょう。
求められるスキル
Web制作に必要なAdobeの専門ソフトを使いこなせるスキルが必要です。また、クライアントの意向を汲む力やコミュニケーション能力も求められます。フリーランスの場合は納期を守るのが必須となり、自己管理能力も重要なスキルです。
5.Webディレクター
Webデザイナーやライターに指示を出し、進捗管理を行うのがWebディレクターです。クライアントと直接やり取りを行い、Webサイトの方向性を決定します。デザインだけでなく、コンテンツの内容も検討する役割です。
就いてよかったと思う理由
Webサイト制作における監督的な立場で、全体の方向性を決められるのがやりがいとなります。クライアントの課題を聞き出し、問題が解決できたときに感謝されるのも魅力でしょう。チームで協力して行う仕事なので、仲間とともに喜びを分かち合えたとき「この仕事に就いてよかった」と感じるようです。
求められるスキル
ITやWebに関する知識のほか、チームワーク力やマネジメント能力が必要になります。また、トラブルが起きた場合の対応力や問題解決能力も必要です。基本的に自分が手を動かすのではなく、チームを統括する役目なので、人のモチベーションを引き出すのが得意な人に向いています。
6.保育士
子どもが好きな人にとって、就いてよかったと感じられるのが保育士の仕事。保育士は子どもを預かり、身の回りのお手伝いをするだけの仕事ではありません。子どもに生活習慣を身につけさせたり、成長をサポートしたりすることも業務のうちです。
就いてよかったと思う理由
日々子どもたちと触れ合い、成長を見守る仕事にやりがいを感じる人は多いようです。また、近年は共働き世帯が増えており、保育士不足が社会問題となっています。そのため、保育士として働くことが社会貢献につながる点もモチベーションとなるでしょう。
求められるスキル
保育士は子どもが好きであることはもちろん、責任感や臨機応変な対応力も必要です。また、保育士になるには資格が必要ですが、保育補助なら無資格で始められます。保育補助として働きながら、独学で保育士の資格取得を目指すのも可能です。
7.介護職
超高齢社会において、介護職は社会的に必要とされる仕事です。慢性的に人手不足なため、未経験者を積極的に採用しているのも特徴です。
就いてよかったと思う理由
要介護者やその家族から感謝され、人の役に立っていると実感しやすいことから「就いてよかった」と思う人は多いでしょう。介護関連の資格は種類が多く、キャリアプランに合わせたスキルアップがしやすいのもメリットの一つ。さらに、グループホームやデイサービス、訪問介護など、活躍の場が豊富なので働き方を選べるのも良い点です。
求められるスキル
介護に関する知識は必要なのはもちろん、要介護者や家族に対する思いやりも重要です。要介護者のなかには何をしてほしいか自ら訴えられない人もいるため、相手を観察して察する能力も求められます。
8.講師
塾の講師やピアノ講師など、自分の得意分野を生徒に教える仕事も女性におすすめです。経験を積んで自宅で教室を開くのも可能なので、家事や育児と両立したい女性も長く続けられる仕事といえます。
就いてよかったと思う理由
生徒が受験に成功したり、技術が向上したりすると我がことのように嬉しくなり、「この仕事に就いてよかった」と感じるでしょう。人に教えることが自分の成長につながるケースも多く、学びが多いのも魅力です。
求められるスキル
特定分野の専門知識のほか、指導力やコミュニケーション能力も必要です。生徒に合わせて教え方を工夫したり、保護者と連携したりするのも大事な仕事なので、人と関わるのが好きな人に向いているでしょう。
9.秘書
秘書の業務内容は事務職に似ており、特定の人のサポートを行うのが仕事です。秘書の仕事内容については「秘書に向いてる人の特徴を紹介!仕事内容の一覧や求められるスキルも」で解説しているので、ぜひご一読ください。
就いてよかったと思う理由
秘書の仕事は、人の役に立ちたい人にとって「就いてよかった」と感じることが多いでしょう。依頼された仕事を1人でこなすことが多く、感謝される機会も多いので、仕事への満足感を得やすいといえます。
求められるスキル
秘書に求められるスキルは、スケジュール管理能力や先を読む力です。忙しい経営者や管理職者に代わって、予定を調整したり、庶務・雑務を行ったりするのが仕事なので、気配り上手な人に向いています。
10.キッチンスタッフ
キッチンスタッフは飲食店や学校、保育所や介護施設など就職先が豊富にあるため求人案件も多い傾向にあります。料理が得意な人にとっては、特技を活かして活躍できる職種です。
就いてよかったと思う理由
お客さまや子どもたちが自分の料理を美味しそうに食べている姿を見ることができ、やりがいを実感しやすいのも良い点でしょう。「美味しかった」「ありがとう」と声を掛けられると「この仕事に就いてよかった」と感じるようです。
求められるスキル
キッチンスタッフに料理のスキルは必須です。そのほか、忙しい時間帯には効率性を重視して、テキパキと仕事を進める能力も求められるでしょう。ほかのキッチンスタッフやホールスタッフとの連携も大事なので、チームワークを大事にできる人に向いています。
11.大学の職員
大学職員の主な仕事には、学生対応や書類管理、教員の補助などが挙げられます。「大学職員への転職は厳しい?正社員として中途採用されるコツと対策」のコラムでは大学職員の仕事について解説しています。こちらもあわせてご一読ください。
就いてよかったと思う理由
大学の職員は雇用が安定しているうえ、落ち着いた環境の中で業務に取り組めるので「就いてよかった」と思う人が多い職種です。給与も比較的高額なので、高収入を狙いたい人におすすめといえます。
求められるスキル
大学職員の仕事は多岐に渡るため、マルチタスク能力が必要です。また、学生の相談に親身になって対応するためには、共感力や思いやりも求められるでしょう。
12.広報
広報は企業の顔として、取材対応や情報発信を行うのが仕事です。広報の詳しい仕事内容については「広報の仕事」のコラムをご覧ください。
就いてよかったと思う理由
企業のブランディングに直結するため責任が大きい分、やりがいや達成感を感じられるのが魅力でしょう。ミスをすると企業イメージも悪くなってしまうため厳しい側面もありますが、自分の成長につながるので「この仕事に就いてよかった」と感じられるでしょう。
求められるスキル
社内外の多くの人と関わるのでコミュニケーション能力は必須。また、ステークホルダーに対して丁寧な対応をしなければならないため、ビジネスマナーやホスピタリティも求められます。
13.コールセンター
コールセンターは、顧客からの問い合わせに電話やチャットで対応する仕事です。働きやすい職場を探している女性の方には「手に職をつけたい女性におすすめの仕事一覧!転職する際の注意点も紹介」のコラムも参考になるので、興味のある方はこちらもご覧ください。
就いてよかったと思う理由
1人で仕事を進めたい人や、電話対応を苦に感じない人にとって、コールセンターの仕事は「就いてよかった」と感じやすいようです。対応に慣れていけば個人で淡々と業務を進めやすい仕事なので、人付き合いが苦手な人も取り組みやすいでしょう。お客さまへのマニュアルが整っている職場も多く、働きやすさを感じやすいようです。
求められるスキル
コールセンターの仕事では、正しい言葉遣いやビジネスマナーが必要です。また、相手の話を丁寧に聞き、冷静に判断する能力も求められます。ときにはクレームにも対応するため、最後まで真摯に対応する対人スキルが必要です。
就いてよかったと思える仕事の特徴とは?
就いてよかったと思える仕事には、「人間関係が良い」「休暇が取りやすい」「雇用が安定している」といった特徴があります。それぞれ詳しくチェックしてみましょう。
就いてよかったと思える仕事の特徴
- やりがいを感じられる
- 給料に満足できる
- ワークライフバランスを取りやすい
- 雇用が安定している
- 福利厚生が充実している
- 仕事のストレスが少ない
- 仕事が正当に評価される
- キャリアパスがある
- 知識やスキルを身につけやすい
- 社会貢献度が高い
1.やりがいを感じられる
仕事のやりがいは、「この仕事に就いてよかった」と感じるうえで重要な要素です。自分が行っている業務の意味や成果がはっきり分かると、仕事に価値を感じやすくなります。やりがいを感じながら働いていると大変なことも乗り越えやすいので、安定して仕事を続けられるでしょう。
仕事のやりがいとは?
仕事に感じるやりがいは人それぞれですが、人の役に立つことでやりがいを実感できる人は多いでしょう。「仕事にやりがいを見出せない」という人は、人の役に立てると実感できる仕事を探してみるのもオススメです。
2.給料に満足できる
給料に満足できるのも、「この仕事に就いてよかった」と感じる要因の一つになります。仕事のやりがいは給料だけではありませんが、「上司が自分の仕事を評価してくれている」と感じられる指標の一つとして大事なものです。
また、家族を養わなければならない人や、住宅購入などの目標がある人にとって、給料への満足度は原動力となる場合もあります。
3.ワークライフバランスを取りやすい
ワークライフバランスの取りやすさも、就いてよかったと思う仕事の大事な要素といえます。仕事が忙しくて思うように休めないと心身ともに疲労を感じ、日々の生活に不満がたまっていくからです。ワークライフバランスを取りやすい仕事には、以下のような特徴があります。
勤務場所や時間を選びやすい
勤務場所や勤務時間の選びやすさは、ワークライフバランスに関わってきます。ある程度仕事の時間や場所を選べると、プライベートとの両立がしやすく「働きやすい」と感じられるでしょう。また、働き方を柔軟に選べる仕事は、結婚や出産といったライフイベントの変化に強いこともメリットです。
残業が比較的少ない
ワークライフバランスが取りやすく「就いてよかった」と思う仕事の特徴の一つに、残業が比較的少ないことが挙げられます。残業が多いと拘束時間の長さや業務量に疲弊してしまい、プライベートとのバランスが取りにくいと感じるもの。残業が少ないとより多くの時間をプライベートに充てられるため、高い満足度を得やすいようです。
休暇を取りやすい
年間休日数が多い仕事や有給取得率が高い職場で働くと、「この仕事に就いてよかった」という満足度につながりやすいでしょう。モチベーションを維持しながら仕事を続けるうえで、オンオフの切り替えは大切です。
どれだけ仕事が充実していても、プライベートとの両立を図れないと満足度は下がってしまうでしょう。転職先を選ぶ際は、「急な病気でも休みやすい」「イベントなどで休暇を取りたいときに融通が利く」といった点もチェックしてみてください。
休みが多い仕事のランキングを知りたい方は、「休みが多い仕事とは?年間休日数が多い業界ランキングや正社員求人の探し方」のコラムで紹介しているので、あわせてご覧ください。
4.雇用が安定している
就いてよかったと感じる仕事には、雇用の安定性が高い職種が多いのも特徴の一つ。どんなにやりがいがあって給与が高い仕事だったとしても、雇用が不安定だと将来のことが気になって不安を抱えてしまいやすいでしょう。雇用が安定していれば急な失職といったリスクが低くなるため、安心して働き続けられます。
5.福利厚生が充実している
福利厚生が充実している企業に就職・転職できると、「この仕事に就いてよかった」と感じやすいでしょう。福利厚生のなかには、家賃補助や資格取得支援制度、特別休暇など企業独自の法定外福利もあります。自分にとって魅力のある福利厚生が充実している職場は働きやすく、モチベーションにつながりやすいようです。
6.仕事のストレスが少ない
仕事のストレスが少ないことは、「就いてよかった」と思える大事な要素の一つです。「業務量が多過ぎる」「上司に相談しにくい」といった環境ではストレス負荷が大きく、仕事への満足度も低いでしょう。業務上ストレスがかかりにくい仕事は、長く続けられるのもメリットです。ストレスが少ない職場には、以下のような特徴があります。
職場の人間関係が良好
職場の人間関係が良好な職場は仕事のストレスを感じにくい傾向にあり、「この仕事に就いてよかった」という気持ちにつながるようです。「会社の人間関係に疲れたらどうする?職場でストレスを感じるときの対処法」でも取り上げているように、人間関係での悩みは、退職の主な原因の一つ。人間関係のトラブルがないとそのぶん非常に働きやすく、仕事の満足度につながりやすいといえます。
自己決定権が多い
自分である程度業務量を決められたり、業務を進めるペースを調整できたりする仕事は「就いてよかった」と満足度が高いようです。自分で決めたことなら失敗しても納得感があり、仕事における満足度も下がりにくいといわれています。反対に、上司の指示が細かいとやらされ感になってしまい、意欲が低下する恐れも。ある程度、自分に仕事を任せてくれたと感じられることが満足度につながります。
7.仕事が正当に評価される
自分の仕事が正当に評価されることも、「この仕事に就いて良かった」と感じる要因になるようです。自分の仕事が評価されないとやる気を失ったり、仕事を続ける気力がなくなったりしてしまうもの。成果を出した仕事が正当な評価を受けられれば充実感を得られるため、「就いてよかった」という満足感につながるといえるでしょう。
8.キャリアパスがある
明確なキャリアパスがあるとモチベーションが維持しやすく、「就いてよかった」と感じやすいようです。昇進試験や人事評価制度が整っている会社では、どのように努力すれば希望の仕事に就けるかが示されており、基準をクリアすれば着実にステップアップができるでしょう。
9.知識やスキルを身につけやすい
知識やスキルが身につく仕事も、「就いてよかった」という満足感が得られやすいといえます。成長を実感できるとモチベーションが上がり、大きな成果を出せるようになることも。次第に任される仕事も増え、さらに知識やスキルが身につくという好循環が生まれます。
業務を通じて身につけた知識やスキルはキャリア形成にも役立ち、管理職を目指したり、好条件で転職できたりするなど、人生の選択肢が広がるでしょう。知識やスキルが身につく仕事は将来への投資になるともいえるので、就いてよかったと感じる人が多いといえます。
楽しいと思える仕事に就くには?
「就いてよかった」と思えるような楽しい仕事を見つけるには、まず自分自身の価値観を知ることが近道です。人によって、楽しいと感じる瞬間は異なります。これまでの経験を振り返り、自分が楽しいと感じる場面を思い出してみましょう。それらの共通点を見つけて、仕事探しに役立てるのがオススメです。『「楽しい仕事」と思える条件は?探し方のコツやおすすめの職種を紹介!』のコラムでは、楽しい仕事を見つけるコツや、仕事を楽しくするためのポイントについて解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
10.社会貢献度が高い
「就いてよかった」と感じられる仕事の特徴として、社会貢献度の高さも挙げられます。自分が携わった仕事で社会が変わったり、人の命が救えたりすると、何のために頑張ったのかという意義が分かりやすいためです。また、人から感謝される機会も多く、努力が報われたとの実感も得やすいでしょう。
やめておいたほうがいい仕事の特徴
就いてよかったと感じられる仕事を探すうえで、やめておいたほうがいい仕事の特徴を理解しておくのも大切です。ただし、やめておいたほうがいい仕事は人によって異なるため、業界・職種で一括りに「避けるべき」といえるものではありません。ここでは、仕事探しにおいて注意すべき要点をまとめました。
1.自分の強みを活かせない
自分の強みを活かせない仕事は長続きしない恐れがあるため、やめておいたほうがいいでしょう。イメージや憧れだけで仕事を選んでしまい、自分の適性に合っていなかったと後悔することも。
たとえば、社交的な性格が強みなのに人と関わらない仕事を選んでしまうと、良さが活かせず活躍できません。さらに本人の意欲も失せてしまい、仕事のミスが増えてしまったり、評価が下がったりして悪循環に陥ってしまうでしょう。
ただし、専門技術のように「学べば身につく強み」は最初から活かせないことも多いので、この限りではありません。やめておいたほうがいい仕事の特徴として把握しておくべきなのは、性格や個性による強みである点に注意してください。
2.将来性が見込めない
どれだけ志望度が高くても、将来性が見込めない仕事はやめておいたほうがいいといえます。需要が減りつつある仕事や、AIに代替可能といわれている職種は、就職してスキルを身につけても活かせなくなってしまう恐れがあるでしょう。
30代からの転職は即戦力が重視されるので、20代のうちにスキル・経験を身につけておく必要があります。今から就職・転職する方は、業界研究をしっかりと行い、応募先企業の将来性を見極めるのが大切です。
3.離職率が高い
離職率が高い傾向にある仕事は、やめておいたほうがいい可能性があるため背景を確認する必要があります。厚生労働省の調査「令和5年上半期雇用動向調査結果の概要」によると、産業別の入職率と離職率の割合は以下の通りです。
引用:厚生労働省「令和5年上半期雇用動向調査結果の概要 産業別の入職と離職の状況(図3ー1)」
上記グラフによると、「生活関連サービス業、娯楽業」と「宿泊業、飲食サービス業」の離職率が高めとなっています。しかし、どちらも入職率が離職率を上回っているため、人材の流動性が高いと考えられるでしょう。
たとえば、深夜・早朝の勤務があったり、シフト制で土日の出勤が多かったりして結婚・出産を機に辞める人が一定数いる可能性も。離職率が高い理由が納得できるものであれば、転職先として検討しても問題ありません。反対に、仕事に求める条件と合わない場合は避けたほうが良いでしょう。このように、離職率は応募を判断するうえで一定の指標になるためチェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
雇用動向調査:結果の概要
就いてよかったと思う仕事を選ぶための4つのポイント
就いてよかったと思う仕事を選ぶためには「離職率をチェックする」「キャリアプランを立てる」などの方法があります。以下で詳しくまとめたので、ぜひご一読ください。
1.自身の特性や価値観を理解する
「就いてよかった」と思える仕事には個人差があるため、満足度の高い仕事に就きたい人は、自分自身をよく理解して自分に合った仕事を選択することが大切です。これまでの経験を振り返り、強みや弱み、「どのような仕事にやりがいを感じるのか」といったことを書き出してみてください。
自分の特性や価値観をもとに仕事を探すことで、就いてよかったと思える仕事に出会いやすくなるはずです。
2.キャリアプランを立てる
「就いてよかった」と思える仕事に就きたい人は、仕事探しの前にキャリアプランを明確にしておくのがオススメです。キャリアプランを見据えた仕事が選択できれば、目標に向けてやりがいを持って仕事に取り組めるでしょう。自分の特性や価値観を考慮したうえで、5年後、10年後のキャリアプランを考えてみてください。
3.離職率の低い企業に注目する
「就いてよかった」と感じる仕事を探すときは、離職率の低い企業に注目してみましょう。前述の通り、離職率が高い企業には何らかの理由があり、それが転職先に求める条件と合わない場合は避けるのが無難です。
一方、離職率の低い企業は「働きやすい環境が整っている」「待遇が良い」といった傾向があり、合う合わないの個人差が少ない傾向にあります。「就いてよかった」と感じる仕事に就きたい方は、「離職率が低い業界ランキング!その理由やメリット・デメリットもご紹介」のコラムで離職率の低い業界をチェックしてみてください。
4.給与の高さだけで選ばない
「就いてよかった」と思えるような仕事に就くには、高い給与にこだわり過ぎないようにするのが大切。給与が高い仕事はそれだけ責任が重く、業務内容がハードであるというリスクがあります。
また、給与が高いことで転職先に求める条件を妥協してしまう恐れも。「就いてよかった」と思える仕事を探すには、給与面のほか勤務時間や業務内容、将来性などを考慮し長い目で検討しましょう。
やりがいを求めるなら副業もおすすめ
今の仕事に大きな不満はないものの、より大きなやりがいを求める場合は、副業をはじめるのもおすすめです。求める条件に合う仕事を選んだとしても、会社に所属していると、自分が主体となって動けないことに不満を感じる場合もあるでしょう。
副業は自分の裁量で仕事ができ、成果も責任も1人で負うためやりがいを感じやすくなります。その分大変なことも多いので、会社の良さを実感でき、本業に良い影響が出る場合も。ただし、副業に関する会社のルールを守ることや、本業の仕事に影響が出ないように注意する必要があります。
【アンケート調査】現在の仕事の満足度は?約1000人の調査結果
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」は現在の仕事について調査し、満足度とやりがい、仕事選びでの優先順位を表でまとめました。以下でその結果を紹介します。
現在の仕事の満足度とやりがい
「現在の仕事に満足しているか」の質問に対し、半数近くの調査対象者が「満足している」「やや満足している」と回答。満足していないと答えた方が約26%だったことと比べると2倍近くの人が今の仕事に満足しているといえるでしょう。
また、「仕事で一番やりがいを感じていることはなにか」の質問に対しては、回答者の15.6%が「人の役に立つこと」と回答し最多に。多くの人が、人の役立っていると思えることを仕事のやりがいにしています。この仕事に就いてよかったと思うために、人の役に立つ実感できる仕事を選ぶのも選択肢の一つといえるでしょう。
仕事選びで重視していること
正社員に就職した人が「仕事選びで重視していることはなにか」に対する回答の結果は以下になりました。
ランキング順位 | 男性正社員 | 女性正社員 |
---|---|---|
1位 | 希望する仕事内容かどうか(45.2%) | 希望する仕事内容かどうか(48.8%) |
2位 | 希望する収入が得られるか(43.4%) | 希望する収入が得られるか(46.4%) |
3位 | 理想的な勤務時間や休日数か(32.4%) | 理想的な勤務時間や休日数か(36.0%) |
4位 | 福利厚生が整っているか(26.2%) | 福利厚生が整っているか(28.8%) |
5位 | 希望の労働時間で働けるか(19.8%) | 希望の労働時間で働けるか(25.2%) |
この結果から、やりがいや満足感に直結しやすい「希望する仕事内容」を重視する人が多いと分かります。また、2位の「希望する収入が得られるかどうか」という結果は1位と僅差であり、経済的な安定感を求めるためや生活の質を向上させることも大事なポイントだといえるでしょう。
なにを基準に仕事を選べば良いか分からない方は「仕事の選び方が分からないときに重視することは?基準をご紹介!」のコラムを参考に、就いてよかったと思える仕事を探してみましょう。
正社員が実際に選んだ職種ランキング
ここでは、ハタラクティブの調査で、18歳〜29歳の正社員が実際に選んだ職種のランキングを以下にまとめました。
ランキング順位 | 男性正社員 | 女性正社員 |
---|---|---|
1位 | 技術職(21.6%) | 事務(38.2%) |
2位 | 工場・製造(17.4%) | 医療・介護・福祉(18.0%) |
3位 | 事務(16.0%) | 接客(10.6%) |
4位 | 営業(11.4%) | 営業(8.2%) |
5位 | 建設・土木(5.4%) | 工場・製造(5.6%) |
男性の正社員では、前述の「男性におすすめの就いてよかったと思う仕事ランキング」で紹介した、技術職(社内SE)や営業などが選ばれています。また、経理・財務が該当する事務職も3位という高い順位です。
女性の場合も事務職や接客(アパレル販売)、介護職がランキングに入っており、一般的に「就いてよかった」と思われる職種と大きな違いはありません。いずれにしても、一般的に「就いてよかった」と思われている仕事と、18歳〜29歳の若者が選んでいる仕事は一致が多いと分かるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
就いてよかったと思う仕事に活用できる資格
「就いて良かった」と思う仕事は、志望者も増える傾向にあります。資格を取得することで採用の可能性が高まるだけでなく、業務にも役立つでしょう。
簿記
簿記は、企業の経理業務に関する知識を有していることを証明する資格です。簿記を取得すれば「ビジネスにおけるお金の流れ」「経営状況の把握」といった基礎知識を身につけられるため、経理や会計といった業務だけでなく、営業や小売でも活用できるでしょう。詳しくは、「簿記で身につく力とは?保持するメリットと活用できる仕事」のコラムをご確認ください。
MOS
MOSは、「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の略称です。MOSの資格をもっていると、オフィス業務で多用されるエクセルやワードといった、マイクロソフト社の製品を使用できるスキルを証明できます。特に、パソコン作業が多い事務や総務といった仕事で役立つでしょう。
ITパスポート
ITパスポートは、ITに関する基礎知識のほか、AIやビッグデータといった最新の知識も習得できる資格です。また、経営戦略などビジネスの知識も身につくため、幅広い職種で役立つでしょう。「ITパスポートで就職が有利になる?資格や試験の概要を詳しく解説!!」のコラムで、試験の詳細や就職への役立て方を解説していますので、参考にしてみてください。
秘書検定
秘書検定はオフィスマナーや常識を問われる資格で、取得すれば基本的なビジネスマナー、上司のサポートスキルがあることを証明できます。秘書業務にかぎらず、営業職や事務職など幅広い職種で活用できるのが特徴です。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、難易度の高い国家資格として知られています。不動産の売買・賃貸借契約の際の重要事項説明は宅建士しか行えず、また不動産仲介などの事業では、従業員の5人に1人の割合で宅建士を配置する義務があるため、不動産関連の仕事で活用できるでしょう。
介護関連の資格
就いてよかった仕事として「やりがい」や「人の役に立つ」を挙げる場合、介護職への就職・転職を検討する方もいるでしょう。その際、介護関連の資格を持っていると選考で役立ちます。はじめは介護職員初任者研修からスタートし、将来的には国家資格である介護福祉士を目指すことも可能です。
「高卒から介護職になれる?資格は?給料や年収面も詳しく解説」のコラムでは、介護の資格をはじめ仕事内容についても解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
就いてよかったと思う仕事を探すための3つの方法
「就いてよかった」と思う仕事に出会うには、自分で探す方法だけでなく、転職支援サービスを活用する方法もあります。ここでは、仕事探しの方法を確認しましょう。
1.転職サイトを利用する
「就いてよかった」と思える仕事を見つけたい人は、転職サイトの利用も検討しましょう。転職サイトは「多くの求人案件を見られる」「一度にいくつもの求人に応募できる」などのメリットがあります。
一方で、「選考対策のアドバイスを受けられない」「企業とのやり取りをすべて自分でこなす必要がある」といったデメリットも。転職サイトを利用する方法は、忙しいなか一人で転職活動を進める必要があるため、ある程度自分の希望する仕事を絞り込めている人に向いているでしょう。
2.ハローワークやジョブカフェを利用する
「就いてよかった」と思える仕事に出会いたい人は、ハローワークやジョブカフェといった公的な転職支援サービスを利用するのも良いでしょう。ハローワークやジョブカフェでは、無料の就職セミナーや職員のカウンセリングも受けられるため、転職活動に不安を持つ人に向いているでしょう。
ただし、ハローワークやジョブカフェには「支援対象が幅広いため、自分に合う求人案件が見つかりにくい」「特定の地域の求人しか扱っていない」といったデメリットもあるので注意しましょう。
3.転職エージェントを活用する
「仕事探しが難しい」と感じている方は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。転職エージェントは、民間企業の運営する転職支援サービスで支援対象や扱う業界が異なります。そのため、自分に合った転職エージェントを活用すれば、効率的に仕事探しができる点がメリットです。
転職エージェントでは、業界や企業に詳しい専任の就活アドバイザーから適切なアドバイスをもらえます。ただし、就活アドバイザーの紹介がないと求人に応募できないのがデメリット。しかし、アドバイザーが紹介するのは就活のプロの視点で選んだ「求職者が内定を得やすく働きやすいであろう求人案件」なので、マッチ度の高い求人である可能性が高いといえるでしょう。就いてよかったと思える仕事を見つけたい人におすすめのサービスです。
就いてよかったと思えるような仕事をお探しの方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは就業経験が少ない若年層の方に向け、「就いてよかった」と思えるような仕事探しをサポートしています。ハタラクティブで扱う求人案件は経験やスキルよりも人柄やポテンシャルを重視し、将来の主力として長く活躍してくれるような人材を探している企業が多いため、入社後に就いてよかったと満足できる職場が見つかりやすいといえるでしょう。ハタラクティブのご登録・ご利用はすべて無料なので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
就いてよかったと思う仕事に関するFAQ
充実した毎日を送るためには、「就いてよかった」と思うような仕事に就くことが重要です。ここでは、就いてよかったと思う仕事に関してよくある質問と回答をご紹介します。
ストレスのない仕事ランキングはある?
何をストレスに感じるかは人によって異なるため、「ストレスのない仕事ランキング」と一概にはいえません。また、仕事である以上、まったくストレスがないというのも考えにくいでしょう。大事なのは仕事に対して譲れない条件と、妥協しても良い条件を決めておき、自分にとってストレスが少ない企業を選ぶことです。「ストレスのない仕事を見つけるには?適性別におすすめの職業も紹介」のコラムで、ストレスを感じにくい条件を紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
女性がやめておいたほうがいい仕事は?
女性だからというだけで「やめておいたほうがいい」と断言できる仕事はないでしょう。
ただし、女性の場合は産育休を取得する可能性があるため、育児休暇制度の活用割合や女性の定着率が低い企業は避けたほうが良い可能性もあります。
正社員にならないほうがいい職業は?
職業として、正社員になるのをおすすめできないというものはないでしょう。
就職するうえで派遣社員や契約社員、フリーターといった雇用形態がありますが、収入の高さや安定性という点では正社員が優れています。正社員はほかの雇用形態に比べて責任が重いものの、スキルが身につきやすく、転職市場でも高く評価される経歴です。「正社員になりたくない理由は何?パートや派遣で働くリスクも紹介!」のコラムで、正社員のメリットや非正規雇用のリスクを詳しく解説していますので、ご覧ください。
就いてよかったと思う仕事探しの方法は?
就いてよかったと思う仕事探しには、自分で探すほかに転職支援サービスを利用する方法もあります。転職支援サービスではカウンセリングを行ったうえでぴったりな仕事を紹介してくれるのが特徴です。20代向け転職エージェントのハタラクティブでは、就活アドバイザーがプロの目線からあなたにぴったりな仕事をご紹介しているので、ご活用ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。