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会社を辞めたいと考える理由は?退職前に準備したいこと
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この記事のまとめ
- 会社を辞めたくなる理由は、人間関係や労働環境が多い
- 会社を辞めたときのリスクを把握しておく必要がある
- 会社を辞めたい場合、退職は転職先を決めてからがおすすめ
「会社を辞めたい」「仕事に疲れた」と思うのは、働くうえで多くの方が感じる悩みでしょう。会社を辞めたくなる理由は「人間関係が悪い」「仕事と給与が見合わない」「自分の時間を持てない」などさまざまですが、安易に退職するのは避けるべきです。このコラムでは、会社を辞めたくなる理由とその対処法、退職を決意したときにやるべきことについてまとめています。
会社を辞めたい!退職を考える5つの理由
会社を辞めたくなる、疲れたと感じる理由としてもっとも多いのが、人間関係です。
特に「上司と合わない」「同僚とうまくいかない」など、人間関係に疲れたというケースが多く見られます。また、仕事内容や仕事量に対して待遇が良くない、仕事内容や職場の社風が合わないといった理由も退職を考えるきっかけになるようです。
退職を考える理由
- 人間関係に疲れた
- 待遇に不満がある
- 自分の時間が持てない
- 仕事内容が合わない
- 職場の社風が合わない
人間関係に疲れた
会社を辞めたい理由のなかで特に多いのは、人間関係に疲れてしまうケースです。一日の多くの時間を過ごす職場で人間関係がうまくいかないと、大きなストレスになります。
また、職場の人間関係は日々の業務にも影響を及ぼすことも少なくありません。具体的には、コミュニケーションが希薄になり業務状況を確認できなくなったり、必要な情報が共有されなかったりするトラブルに発展する可能性もあります。
職場の人間関係で悩んでいる方は「職場の人間関係が辛いときの対処法とは?ストレスを感じる要因を知ろう」のコラムをご覧ください。
待遇に不満がある
自分の働きに対して給料が安過ぎると感じる場合も、会社を辞めたくなる理由の一つです。
いくら仕事が好きでも、努力や成果に見合った報酬がもらえないのであれば、モチベーションは上がらないでしょう。
一方で、給料は悪くないけれど、残業や休日出勤が多過ぎて疲れが慢性化しているケースもあります。有給休暇や長期休暇を申請したくても、激務でなかなか休めない方もいるようです。
自分の時間が持てない
会社と家を往復するだけの日々が続けば、自分の時間が持てず、疲れやストレスが溜まって退職を考えてしまう可能性があります。自分の時間が持てない原因としては、業務量が多過ぎて勤務時間内に仕事を終えられない、自分で時間を管理する意識や業務管理ができていないなどが挙げられます。
業務量の調整を行い、それでも改善されなければ、抱えている業務量が多過ぎる可能性があります。
「時間管理ができる人になるには?能力を身につける方法やコツを解説」を参考に、効率良く業務に取り組んでみましょう。
仕事内容が合わない
苦手な業務を担当している、スキルに合わない業務を行っている、性格的に合わない仕事をしているなど、仕事内容に適性がない場合も会社を辞めたいと思う理由になるでしょう。
ただし、仕事内容に適性があるかどうかは短期間では分かりにくく、単純に、スキルや・知識が不足している可能性もあります。期間を決めて働いてみて、現在の仕事内容が自分に合うか合わないかを判断するのも一つの方法です。
職場の社風が合わない
社員同士の仲が良過ぎて毎週のように飲み会がある、上司が保守的過ぎて新しいことを取り入れないなど、職場の社風が合わないと働きづらさを感じて会社を辞めたくなる場合もあります。
社風を理由に会社を辞めて転職活動をするなら「社風が合わないなら転職しても良い?面接での退職理由の伝え方と例文も紹介」のコラムを参考にして、自分に合った転職先を探してみましょう。
会社を辞めたいと思っても…退職を決意する前に試したいこと
会社を辞めたいと感じ始めたら「なぜ辞めたいのか」を書き出して客観的に考えてみましょう。
会社を辞めることには少なからずリスクが伴うもの。企業が転職に寛容的になりつつあるとはいえ、必要のない転職は避けるべきです。会社を辞めずに解決する方法もあるので、安易に会社を辞めず、ほかの手段も視野にいれてみてください。
退職を決意する前に試したいこと
- 退職のリスクを考える
- 辞めたい理由を書き出して検証する
- 会社を辞めずに解決できないか考える
退職のリスクを考える
なんらかの不満や課題に直面したとき、安易に仕事を辞めるのはリスクの高い行為なので避けるべきです。仕事を辞めてすぐに新しい仕事が見つかるとは限りませんし、見つからないまま何ヵ月も過ぎてしまうと貯金も減ってしまい、焦りにつながります。
さらに「空白期間が半年から1年以上あると転職に不利?履歴書にはこう書く!」でも解説しているように、空白期間が伸びるほど転職活動は難航します。「より良い環境で働きたいから転職」のはずが「とにかくどこでもいいから内定を」という気持ちになってしまうと、転職のそもそもの目的が変わり、満足のいく結果を得られないでしょう。
辞めたい理由を書き出して検証する
会社を辞めたいと悩んでいる方は、まず「辞めたい理由」を書き出しましょう。
職場の問題・上司のこと・人間関係・仕事への不安など、自分の感じているままで構いません。現在の仕事で不満に思っていることや、つらいことを箇条書きでリストアップし、客観的に検証します。
書き出すことで、自分の抱えている問題や感情が見えてくるため、冷静に考えられるようになるでしょう。
「なんとなく」の退職は転職に失敗しやすい
明確な理由のない「なんとなく辞める」「飽きたから辞める」が退職の理由だと、転職に失敗する可能性が高くなります。目指すものや成し遂げたいことがない状態では、次の仕事も条件で探してしまいがち。「転職に迷うときにやるべきことを解説!やめたほうがいい?判断基準も紹介」では、仕事を辞めるべきでない状態について解説しています。
会社を辞めずに解決できないか考える
書き出した辞めたい理由を、一つずつ確認しながら「本当に会社を辞めないと解決できないか」を考えます。たとえば、業務量が多い、期限内に仕事を終えられないなどが会社を辞めたい原因になっている場合、業務や仕事に対する知識や理解を深めることで解決する場合もあるでしょう。自身のスキルアップによって解決する可能性があります。
仕事量が多い、自分には難易度の高い仕事が会社を辞めたい原因になっている場合は、周囲に相談や協力を依頼するのもおすすめです。上司に仕事の割り振りをあらためて考えてもらったり、先輩や同僚に協力してもらったりできないか打診してみましょう。
どうしても仕事が合わない、部内の人間関係が合わない場合は、上司に相談して異動や配置換えを願い出るのも一つの方法です。同じ会社でも、部署や事務所が変われば仕事内容や人間関係も変わるため、解決する可能性があります。
会社を辞める前にやっておきたい準備
仕事を辞めるなら、円満退職を目指しましょう。「どうせ辞めるから」と、仕事に責任を持たなくなったり態度が悪くなったりすると、退職トラブルにつながる可能性があります。
退職時にトラブルが発生すると、退職日がずれたり業界内で悪い噂が広まったりして、転職活動に影響が出る可能性もあるため注意が必要です。
会社を辞める前にやっておきたい準備
- 就業規則の確認
- 退職までのスケジュールを立てる
- 再就職先を探す
就業規則の確認
民法では申し入れから2週間後に退職が認められることになっていますが、各企業の就業規則によって「退職の申し出は△ヵ月前」と独自のルールを設定している場合があります。
スムーズに退職の手続きをすすめるためには、必ず自分の会社の就業規則を確認して、企業が決めた退職届けの書式やルールを守ることが大切です。確認を怠ると、退職希望日に手続きが完了しないなどのトラブルにつながります。
参照元
民法
退職までのスケジュールを立てる
退職の手続きをスムーズに進めるためには、希望する退職日から逆算して、スケジュールを組み立てましょう。退職日までにやることを細かくリスト化しておけば安心です。
ほかにも、有給休暇が残っている場合はどのタイミングで消化するのか決めておきましょう。退職する際の流れを詳しく確認したい方は「会社の辞め方や手順を解説!退職理由の伝え方で注意したいことも紹介」を参考にしてください。
再就職先を探す
会社を辞める準備と並行して、次の就職先を探し始めましょう。
退職後に転職活動をはじめても、仕事がないと焦り、金銭面への不安から安易に転職先を決めてしまう場合があるからです。空白期間を作らないためにも、転職を決意したら求人情報などをこまめにチェックし、適宜応募を行いましょう。
そのためには、自分のスキルの棚卸しなどをしておく必要があります。仕事をしながらの転職活動は、疲れたり時間に限りがあったりと苦労が多いため、転職エージェントを利用すると効率的です。
現在の会社で実績を残しておけば再就職でアピールできる
退職する前に、売上目標達成やコスト削減といった客観的に評価される実績をつくっておくのが理想的。転職先の企業は、あなたがどのように会社に貢献してくれるか判断しやすくなります。これまでのキャリアをアピールできると、転職の際に有利になるでしょう。
「会社を辞めたい」と言えないときは
よく考えたうえで「会社を辞める」決断をしても、会社を辞めたいとは伝えにくいもの。しかし、いつまでも伝えずにいるのは良くありません。
人手不足は会社が解決する問題
仕事を辞めると言い出せない原因のひとつが「自分が辞めると人手不足になり迷惑がかかるのでは」と考えてしまうこと。しかし、労働者には会社を辞める権利があります。
社員1人が退職することで職場が人手不足となるのは、会社側の人員配置に問題があるということです。人手不足の解消や人材の確保は会社側が解決すべき問題なので、自分の意思やキャリアを優先させましょう。
ポジティブな退職理由なら引き止めにくい
上司の引き止めに合うのが不安なら、ポジティブな退職理由を伝えましょう。
「給料が安い」「休みが少ない」といったネガティブな退職理由だと「改善するから」と引き止めに合う可能性が高くなります。「転職で△△スキルを身につけたい」「この会社ではできない△△の仕事をしたい」など、前向きな理由を伝えると上司も引き止めにくくなるでしょう。
「仕事を辞める理由の伝え方とは?例文を参考に円満退職を目指そう」のコラムでは、退職理由の前向きな伝え方を紹介していますので参考にしてください。
会社を辞めたいと思ったらエージェントに相談するのがおすすめ
「会社を辞めたい」「辞めたいけど本当に辞めるべきか悩む」といった状況なら、一人で悩まずにエージェントに相談するのがおすすめです。エージェントとは、利用者の悩みや要望に合わせたサポートを行ってくれる就職支援機関のこと。
担当のアドバイザーが親身に相談に乗ってくれるので、求人情報だけでなく「会社を辞めるべきか」についてのアドバイスにも期待できます。特に転職回数の少ない人や、転職活動に自信のない人は、手厚いサポートを受けられるエージェントを存分に活用しましょう。
就職・転職活動をしてもなかなか再就職先が決まらないときには、ハタラクティブを活用してみましょう。ハタラクティブは、若年層である20代中心の既卒、フリーター、第二新卒を対象とした就活サービスを提供しています。求人誌や求人サイトには掲載されていない求人も豊富なため、自分にマッチした仕事を見つけやすいのが特徴。
会社を辞めるべきか悩んでいる方も、経験豊富な転職アドバイザーが、転職すべきかどうかをお伝えしますので、ぜひご相談ください。
会社を辞めたい方のお悩みQ&A
会社を辞めたいと考えている方のお悩みや疑問を、Q&Aにまとめました。
会社を辞めるべきか、自分では判断できません
会社を辞めるかどうかの判断が難しい方は、転職エージェントを活用しましょう。
エージェントに相談することで悩みの原因を効率的に整理できます。「転職したほうが良い」場合も「現在の仕事を続ける」と結論がでた場合も、悶々と一人で悩む時間を減らせるため、ぜひ検討してみてください。エージェントを利用するメリットについては「転職エージェントとは?利用の流れや使うメリットなどを紹介」で詳しく解説しています。
会社を辞めるのにベストなタイミングが知りたいです
求人の多い時期なら再就職先の選択肢が広がります。
現在の仕事の閑散期、ボーナス支給後といったタイミングでも良いでしょう。ただし、会社の就業規則を確認し、定められたルールを守る必要がありますので、注意が必要です。迷った場合は「会社を辞める時期はいつが良い?退職にベストなタイミングを解説」のコラムをご覧ください。
会社を辞めたい理由を聞かれたら、どのように答えれば良いですか?
退職する理由は「転職して△△の仕事に挑戦し、スキルアップしたい」など前向きな理由を伝えるのがおすすめです。転職活動に悪い影響が出ないようにするためにも、円満退職を叶えましょう。
円満に退職するコツは「退職が言いづらいときはどうする?仕事を円満に辞めるためのコツも解説」のコラムをご参照ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。