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面接でエレベーターまで見送りされた!これって合格?面接官のサインの真意
更新日
この記事のまとめ
- 就活の面接後にエレベーターまで見送りされても、合格とは限らない
- 面接後にエレベーターまで応募者を見送りするのは、慣例として行う理由が大きい
- 面接後にエレベーターまで見送りをする途中の態度を確認する企業もあるので注意
- 合格フラグやお祈りフラグは、面接官や状況によって変わるので参考程度に留める
- 面接を突破するには、フラグを重視するよりも基本的な就活対策が重要
面接が終わってからエレベーターまで見送りされ、「合格のフラグ?」と気になっている方もいるようですが、「見送られたから合格」というわけではありません。むしろ、態度などが悪いとマイナス印象を与える可能性もあります。このコラムでは、エレベーターまで見送りされたときのマナーや面接を突破するための方法などをまとめました。これから面接を控えている方は、当日に緊張しないためにもぜひご一読ください。
面接後にエレベーターまで見送りがあったら合格?
就活の面接を終えたあとにエレベーターまで見送ることは、合否に関係なく行われているようです。特に、応募者や来客に丁寧に対応する企業は、合否に関わらず全員を見送るのが一般的。中途採用や最終面接などで選考に参加したのが1人だけの場合、時間に余裕があるため高確率で見送られるようです。
また、企業によっては見送り担当がいることもあります。面接官は席を立つことはなくても、会場外に見送り担当社員が配置される例も考えられます。ただし、いずれの場合も「採用だから見送る」「不採用だと面接後の見送りなし」ということは基本的にありません。面接後にエレベーターまで見送られるかどうかは、企業の対応によって異なります。
エレベーターまで見送りをする理由
面接後にエレベーターまで見送りがあるのは、冒頭でも述べたように「その企業が外部者に対して丁寧な対応を心掛けている」のが一つの理由でしょう。そのほか、時間に余裕があるので見送ったり、社内が複雑でエレベーターまでの道のりを案内したりするのも、見送りを実施する理由に挙げられます。
ただし、すべての企業が目的なく見送りを実施しているわけではありません。企業によっては「面接後の態度を確認するため」にエレベーターまで見送りを行うこともあるようです。面接後は安心感から気を抜きがちですが、会社を出るまでは誰に見られているか分かりません。移動中も選考のうちという意識を持ちましょう。
面接後にエレベーターまで見送りをしない理由
面接後にエレベーターや面接会場の外まで見送りをしない理由として、「慣例がない」「時間に余裕がない」などが考えられます。深い意味はなく、慣例的に応募者を見送らなかったり、選考が立て込んでいた場合はエレベーターまで見送る余裕がなかったりすることが要因でしょう。
面接後エレベーターまで見送りされる際の4つのマナー
面接後にエレベーターまで見送りされるときの4つのマナー
就職・転職活動で面接後にエレベーターまで見送りされた場合、面接官や案内係の社員と並んで歩くのはマナー違反です。そのほかにも、気をつけるべき注意点を以下にまとめました。
1.面接官の後ろを歩く
一般的に、面接官は応募者よりも職位が上です。目上の人の隣を歩くのはビジネスマナーに反するので、たとえ面接後であっても並んで歩くのは避けましょう。
2.挨拶をする
面接会場からエレベーターまでに、社員とすれ違うこともあります。まだ入社が決まっていなくても、会釈や挨拶は必ず行いましょう。無視をすると「態度の悪い人」とマイナスイメージを抱かれます。
挨拶をする際、同じ会社の人間ではないので「お疲れさまです」は不適切です。「こんにちは」や「失礼します」を使用しましょう。もしくは、会釈でも問題ありません。
3.エレベーターを呼ぶのは自分で
エレベーターまで見送られても、呼び出しボタンは自分で押すのがマナーです。
案内してくれた人がボタンを押すのを待っていては、「なんでも人にやらせるのかな」「自発的に動けない人」と判断されて印象を下げてしまうでしょう。もし、相手が押してくれたら必ずお礼を伝えてください。
4.エレベーターに乗る前にお礼とお辞儀を忘れない
エレベーターが到着したら、「本日はありがとうございました」など面接に対するお礼を述べましょう。また、乗り込んだあとも扉が閉まるまでお辞儀をするのがマナーです。先に乗っている人がいる場合は、会釈程度で問題ありません。
エレベーター内でも気を緩めない
面接官と別れたからといって、エレベーター内ですぐにスマホをいじったり、着衣を緩めたりするのはやめましょう。乗り合わせている人から、面接担当に伝わってしまうリスクもあります。もし1人で乗っていたとしても、注意が必要です。エレベーター内だけでなく、オフィス内・ビル内にいる間は誰がどこで見ているか分かりません。建物を出るまで気を緩めないよう、気をつけてください。
就職・転職活動では、面接が終わったあとの立ち居振る舞いを見られる場合があります。「面接の流れやマナーを受付・入室・退室の場面別で解説!」のコラムでは総合的な面接マナーを説明しているので、ぜひ参考にしてください。
面接後のエレベーター見送りは合格フラグ?
これまで解説したように、面接後にエレベーターまで見送りがあっても合格とは言い切れません。しかし、面接後のお見送りを「合格フラグ」とする方も少なからずいるようです。
合格フラグとは、面接中の質問や面接官の態度などで「△△があった・されたら合格」のように、言動や行動から合否を判断するものです。具体例を以下にまとめました。
よくある「合格フラグ」
選考の場でよくある合格フラグは、以下のとおりです。
- ・具体的な入社スケジュールをいわれる
・質問が多い、回答を深堀りされる
・次の選考に関する話が出る
入社後の具体的な話をされるということは、一緒に働きたい・働く前提と考えている証といえるでしょう。面接中に質問が多かったり回答に対してさらに質問されたりした場合は、面接官がその人に興味を持っている証拠です。また、次の選考に関する話題は、「次のステップに進んでもらいたい」「採用したいから選考突破のアドバイスをしたい」という考えからくると予測できます。
よくある「お祈りフラグ」
一方で、お祈り(不合格)フラグといわれるのは以下のケースです。
- ・回答を深堀りされない
・定型的な対応をされる
・採用後の具体的な話がされない
・「最後にアピールはありますか」と聞かれる
全体的に、選考参加者に興味を持たない言動や態度がお祈りフラグとされています。ただし、上記の行動が見られても合格するケースも。「面接内で十分な回答を得られた」「慣例的にアピールを聞かない」といった場合もあるでしょう。
合格・不合格がどうしても気になる方は、「面接の手応えなしでも落ちたとは限らない!受かるケースや判断基準」のコラムもご参照ください。ただし、内容はあくまでも参考程度にしましょう。手応えがあったから合格、手応えがなかったから不合格というわけではありません。フラグを気にし過ぎず、次の面接に望むことが重要です。
面接官の合格・不合格フラグは信じて良い?
繰り返しになりますが、面接官の出す合格・不合格のサインは、絶対ではありません。たとえば、面接時間が短くなるのは、面接の進め方や前後の面接に影響されます。同じく、会社の魅力やメリットについて詳しく話すのも企業側の方針によるもので、どの応募者にもフラットに対応している可能性もあります。
ほかにも、「趣味を聞かれたら終わり」「エレベーターまで見送りに来た場合は合格」などもありますが、どれも明確な根拠や理由はありません。それよりも信憑性が高いのは、応募者のマナーや志望動機の高さに対する面接官の反応です。詳細は「面接に落とされるサインとは?面接官の言動から分かる合否のフラグ」のコラムでもご紹介しているので、参考までにご覧ください。
根も葉もない噂に振り回されて面接に集中できなくなってしまっては、元も子もありません。合格・不合格フラグについては参考程度に留め、適切な面接対策を行うことが大切です。
面接を突破するために心がけたいこと
確実に面接を突破するためには、効果的な自己アピールと基本マナーの徹底がポイントになります。しっかりと対策を行っていれば、「△△だから合格・不合格」といった不確定な情報に惑わされることもなくなるでしょう。
「一緒に働きたい」と思わせる
面接を突破して内定を得るためには、面接官に「一緒に働きたい」と思わせることが大切です。面接官は、応募者の仕事に対する熱意や意欲を見ています。採用するメリットや将来のキャリアプランなどを伝え、「採用する価値のある人材」と評価してもらいましょう。
逆質問はアピールのチャンス
面接中に、いわゆる「お祈りフラグ」に気づいてしまった場合でも、最後の「逆質問」で挽回することは十分に可能です。企業研究や自己分析を入念に行っていれば、好印象を与える逆質問を用意できます。面接のなかで唯一参加者が主導になれる場面を、うまく活用しましょう。逆質問の例文は「転職時の逆質問例文をご紹介!1次・2次・最終面接で何を聞けば良い?」のコラムで紹介しています。最終面接でのアピールを効果的にしたい方も、ぜひご覧ください。
基本的なマナーに気をつける
面接では、質問に対する受け答えだけが評価されているわけではありません。前述したように、エレベーターまで見送られるときの態度や行動以外にも多くあります。
たとえば、応募者の待機時の態度や入室の所作、面接中の態度、服装の着こなしといった部分もチェックされています。経歴やスキルなどは求める人材に合致しているのに、態度やマナーで不合格になるのはもったいないことです。面接に臨む前に、社会人として基本的なマナーを改めて振り返り、確認しておきましょう。基本的なマナーは「面接マナーを解説!就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとは」のコラムもあわせてご覧ください。
なかなか面接が通らないときは
なかなか面接が通らないときの対処法
書類選考は通過するのに面接が通らない場合、基本を振り返ってみましょう。また、自分に合った会社を選べているかどうかもポイントです。
基本が出来ているか振り返る
前項でお伝えしたように、どれだけ魅力的な経験やスキルを持っていても、基本が出来ていない応募者は採用につながらないことが多いようです。面接のマナーだけでなく、企業研究や自己分析といった選考に関わる基本は今一度確認しておきましょう。自己分析については「自己分析とは?就活や転職でどう使う?基本と簡単に行う方法をご紹介」のコラムをチェックしてみてください。
自分に合った会社を選べているか確認する
選考を突破できない状況が続く場合、会社選びを間違えていることが要因と考えられます。ネームバリューやイメージだけで選ぶのは避けたいもの。企業研究を徹底的に行い、自分にとって働きやすいか、どのような点が自分に合っていると感じるのか、再確認してみてください。
転職のプロの力を借りる
自分なりに対策しているのに面接でつまずくことが多いなら、プロに相談するのも良いでしょう。第三者から客観的に選考対策を評価してもらうと、自分では気づけない弱点や強みに気づけることもあります。
転職の相談先を探しているなら、ご利用者一人ひとりに対して専任スタッフがサポートを行うハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブは、第二新卒や既卒といった社会人経験が少ない方の支援も積極的に実施しています。
選考や面接の基本マナーが分からない、このような質問に対する的確な回答が知りたいなど、転職に関する基本をしっかりとお伝えします。
面接フラグに関するQ&A
最後に、面接フラグに関するよくある質問をQ&A形式でまとめました。面接を控えている方は参考にしてください。
フラグが気になって面接に集中できません
フラグはあくまでも目安です。信じ過ぎないようにしましょう。
このコラムの「面接官の合格・不合格フラグは信じて良い?」でも述べているように、フラグは選考の状況や面接官によって変わる可能性もあります。就活や転職活動ではフラグが気になることも多いですが、気を取られては面接で十分な力を発揮できなくなってしまいます。フラグは参考程度に割り切り、確実な面接対策を行いましょう。
お祈りフラグから挽回する方法はありますか?
仕事に対する気持ちや熱意を伝えましょう。
面接中にお祈りフラグに気づいてしまった場合でも、挽回するタイミングは十分あります。コラム内でもお伝えしたように、逆質問がチャンス。「最終面接で社長への逆質問を成功させる方法!回答ポイントや例文も紹介」を参考に、逆質問の意図を理解したうえで自己アピールにつながる質問をしてください。
面接後に企業から来た「お見送り」のメールには返信するべきですか?
就活や転職活動で採用を見送る不採用通知が届いた場合、基本的に返信は不要です。
ただし、個人的な内容が記載されていたり、最終面接まで残っていたりといった場合は返信しても良いでしょう。返信しても良いケースについては「お祈りメールって何?来ないこともある?返信が必要な場合や対処法を解説」のコラムをご覧ください。
書類は通るのに面接が突破できません
面接対策ができていない可能性があります。
面接で落ちやすい人の特徴として「第一印象が良くない」「マナーが守れない」「これまでの振り返りをしていない」などが挙げられるでしょう。書類通過できたということは、企業は少なからずその応募者に興味を持っている証拠です。しっかりと対策をすればチャンスは十分にあります。詳しくは「面接で落ちる人には特徴がある?選考通過するための対処法とは」でご確認ください。
どうしても面接が苦手です
練習を繰り返して場馴れしましょう。
面接は独特な雰囲気で緊張しやすいものですが、場数を踏むことで慣れていきます。慣れるには何度も面接を受けるのが好ましいものの、多くの選考に応募するのは現実的に難しいでしょう。そのようなときは、転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。会社ごとに合わせて、本番を模した模擬面接を実施いたします。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。