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稼げる仕事ランキング!男女別に給与の高い職種や就職のポイントを紹介

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2025.06.04

この記事のまとめ

  • 男女計の稼げる仕事トップ3は「航空機操縦士」「医師」「歯科医師」
  • 未経験や資格なしから稼げる仕事は、歩合制の仕事や専門的な技術が必要な傾向がある
  • 仕事探しでは「稼げる仕事かどうか」だけでなく、仕事の適性や企業との相性が重要
  • 自分に合った稼げる仕事を見つけるなら、転職エージェントに相談してみるのがおすすめ

今の収入への不満や将来への不安から、「稼げる仕事に就きたい」と感じている方もいるでしょう。一般的には専門的な資格やスキルが必要な仕事のほうが高収入を狙いやすいものの、未経験から平均年収以上の収入を稼げる可能性のある仕事もあります。

このコラムでは、稼げる仕事をランキング形式でご紹介。また、未経験から挑戦しやすい職業や、稼げる仕事に就くための方法もまとめました。収入面だけでなく仕事内容や働き方も自分に合っている仕事を見つけるために、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

  • 稼げる仕事・男女別平均給与ランキング
  • 未経験から稼げる仕事ランキング
  • 未経験・資格なしで稼げる可能性がある正社員の仕事
  • 稼げる仕事とは?基準となる平均年収
  • 「楽して稼げる仕事」はある?
  • 稼げる仕事に就職するためのポイント
  • 転職活動では「稼げる仕事」以外の条件も確認しよう
  • 「稼げる仕事」に関するよくある質問

稼げる仕事・男女別平均給与ランキング

ここでは、厚生労働省が実施した調査をもとに想定される平均年収を計算し、男女別に給与の高い仕事をランキング化しました。稼げる職種自体は男女ともに大きな違いは見られないものの、想定される年収額には違いがあるようです。

【男女計】職種別平均給与でみる稼げる仕事ランキング

厚生労働省が公表している「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、男性の平均給与が高い職業は以下のとおりです。

※想定年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で算出

順位職業きまって支給する現金給与額年間賞与その他特別給与額想定年収
1位航空機操縦士126万8,400円174万9,900円1,697万700円
2位医師102万5,900円106万9,300円1,338万100円
3位歯科医師90万9,200円44万4,800円1,135万5,200円
4位大学教授(高専含む)66万7,900円291万8,300円1,093万3,100円
5位管理的職業従事者57万9,900円221万3,100円917万1,900円
6位その他の経営・金融・保険専門職業従事者58万2,800円203万8,600円903万2,200円
7位獣医師71万3,000円29万1,800円884万7,800円
8位大学准教授(高専含む)54万9,000円221万8,900円880万6,900円
9位公認会計士,税理士55万7,700円187万200円856万2,600円
10位法務従事者53万7,000円120万8,700円765万2,700円
11位電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)47万8,900円180万5,200円755万2,000円
12位システムコンサルタント・設計者48万700円175万7,300円752万5,700円
13位研究者47万100円186万3,300円750万4,500円
14位小・中学校教員45万9,000円175万7,400円726万5,400円
15位大学講師・助教(高専含む)48万4,500円130万2,800円711万6,800円
16位輸送用機器技術者44万1,800円170万4,200円700万5,800円
17位企画事務員44万4,000円157万9,100円690万7,100円
18位著述家,記者,編集者44万9,900円140万6,400円680万5,200円
19位高等学校教員43万900円161万7,100円678万7,900円
20位機械技術者42万4,400円160万1,400円669万4,200円
21位鉄道運転従事者43万300円151万3,500円667万7,100円
22位販売類似職業従事者42万3,600円154万200円662万3,400円
23位発電員,変電員43万5,900円135万5,600円658万6,400円
24位機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く)41万5,000円154万5,800円652万5,800円
25位建築技術者43万4,700円120万0000円641万6,400円
26位金融営業職業従事者40万1,900円148万8,400円631万1,200円
27位その他の情報処理・通信技術者42万1,400円123万2,600円628万9,400円
28位その他の営業職業従事者40万4,500円132万9,200円618万3,200円
29位化学技術者39万7,900円135万5,700円613万500円
30位薬剤師43万800円82万3,600円599万3,200円

参照:e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

男女計のもっとも稼げる仕事は「航空機操縦士」で、年収は約1697万円です。また、航空機操縦士以外にも、「医師」「歯科医師」「大学教授(高専含む)」などの職業は年収が1,000万円以上でした。

ランキング全体を見ると、専門的な知識やスキルが求められる仕事が多く、就業には資格や免許を取得したり教育機関で研究を重ねたりする必要があるものも。就業にはある程度の時間やお金が掛かる仕事がランクインしている傾向があるようです。

【男性】職種別平均給与でみる稼げる仕事ランキング

厚生労働省の同資料によると、男性の平均給与が高い職業は以下のとおりです。

※想定年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で算出

順位職業きまって支給する現金給与額年間賞与その他特別給与額想定年収
1位航空機操縦士127万4,100円178万2,100円1,707万1,300円
2位医師110万5,500円122万4,300円1,449万300円
3位歯科医師105万4,400円35万5,200円1,300万8,000円
4位大学教授(高専含む)67万8,400円295万9,500円1,110万300円
5位公認会計士、税理士66万5,800円229万8,500円1,028万8,100円
6位その他の経営・金融・保険専門職業従事者60万7,400円225万1,900円954万700円
7位獣医師76万円25万3,000円937万3,000円
8位管理的職業従事者58万7,700円225万2,100円930万4,500円
9位大学准教授(高専含む)56万200円220万2,100円892万4,500円
10位研究者49万8,500円206万4,000円804万6,000円
11位システムコンサルタント・設計者49万4,400円190万3,900円783万6,700円
12位法務従事者54万9,500円119万6,500円779万500円
13位保険営業職業従事者57万5,100円87万7,500円777万8,700円
14位小・中学校教員48万5,600円192万8,900円775万6,100円
15位電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)48万9,000円184万8,000円771万6,000円
16位企画事務員48万8,100円183万8,000円769万5,200円
17位著述家、記者、編集者49万5,000円156万3,600円750万3,600円
18位大学講師・助教(高専含む)50万3,000円138万3,300円741万9,300円
19位輸送用機器技術者45万3,400円176万4,400円720万5,200円
20位高等学校教員44万8,300円169万8,300円707万7,900円
21位販売類似職業従事者44万7,500円170万7,300円707万7,300円
22位秘書45万400円152万3,100円692万7,900円
23位金融営業職業従事者43万6,700円162万5,200円686万5,600円
24位機械技術者43万3,000円163万4,600円683万600円
25位機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く)42万6,800円162万4,700円674万6,300円
26位鉄道運転従事者43万3,600円152万1,500円672万4,700円
27位建築技術者45万700円125万6,200円666万4,600円
28位総合事務員43万500円146万6,200円663万2,200円
29位発電員,変電員43万8,700円136万5,100円662万9,500円
30位他に分類されない専門的職業従事者41万9,600円157万9,300円661万4,500円

参照:e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

男性のもっとも稼げる仕事は航空機操縦士で、想定される平均年収は約1,707万円でした。2位以降は「医師」「歯科医師」「大学教授(高専含む)」「公認会計士、税理士」と続き、いずれも想定年収は1,000万円を超えています。

男女計のランキングと比べてみても、ランクインしている職業に大きな変わりはないようです。ただし、例外はあるものの、男性のみのランキングのほうが想定年収が高い傾向があると分かります。

【女性】職種別平均給与でみる稼げる仕事ランキング

厚生労働省の同資料によると、女性の平均給与が高い職業は以下のとおりです。

※想定年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で算出

順位職業きまって支給する現金給与額年間賞与その他特別給与額想定年収
1位航空機操縦士101万700円29万6,100円1,242万4,500円
2位医師81万1,400円65万1,600円1,038万8,400円
3位大学教授(高専含む)63万2,200円277万7,500円1,036万3,900円
4位大学准教授(高専含む)52万4,500円225万5,700円854万9,700円
5位管理的職業従事者51万7,900円190万3,400円811万8,200円
6位その他の経営・金融・保険専門職業従事者52万8,200円156万4,300円790万2,700円
7位歯科医師54万500円67万2,400円715万8,400円
8位法務従事者48万8,300円125万6,100円711万5,700円
9位小・中学校教員42万6,900円155万400円667万3,200円
10位大学講師・助教(高専含む)45万5,100円117万4,900円663万6,100円
11位獣医師50万4,900円46万3,300円652万2,100円
12位システムコンサルタント・設計者42万9,200円120万4,100円635万4,500円
13位高等学校教員39万6,900円145万8,300円622万1,100円
14位航空機客室乗務員40万3,100円111万4,800円595万2,000円
15位研究者38万6,100円127万800円590万4,000円
16位公認会計士,税理士39万500円120万7,700円589万3,700円
17位電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)37万5,600円137万100円587万7,300円
18位助産師39万9,600円101万400円580万5,600円
19位著述家,記者,編集者38万4,100円117万7,400円578万6,600円
20位企画事務員38万500円120万6,600円577万2,600円
21位鉄道運転従事者35万6,500円133万5,400円561万3,400円
22位薬剤師39万5,800円80万8,800円555万8,400円
23位金融営業職業従事者34万7,400円127万4,100円544万2,900円
24位機械技術者34万1,800円128万900円538万2,500円
25位秘書36万9,000円94万8,800円537万6,800円
26位その他の情報処理・通信技術者37万2,300円88万8,400円535万6,000円
27位販売類似職業従事者35万4,200円105万5,800円530万6,200円
28位保健師35万2,900円103万7,600円527万2,400円
29位輸送用機器技術者34万900円118万1,500円527万2,300円
30位化学技術者34万8,200円107万1,200円524万9,600円

参照:e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

女性のもっとも平均年収の高い職業は、男女計・男性のみのランキングと同じく「航空機操縦士」で約1,242万円でした。また、2位の「医師」が1,038万8,400円、3位の「大学教授(高専含む)」が1,036万3,900円となっています。

男性と同様に、女性のランキングも職業に大きな違いはありません。ただし、想定年収は同じ職業でも女性のほうが低い傾向があるようです。

1ヶ月で100万円稼げる仕事はある?

ランキングから分かるように、1ヶ月で100万円稼げる可能性のある仕事としては、「航空機操縦士」が挙げられるでしょう。また、男性の平均賃金では、「医師」「歯科医師」も月々の賃金が平均100万円を超えています。

ただし、上記以外の仕事でも、インセンティブが支給される仕事や歩合制の仕事なら月収100万円を目指せる可能性も。具体的には、営業職やタクシー運転手などが挙げられます。インセンティブについては「インセンティブの意味とは?制度の具体例や手当との違いを簡単に解説」のコラムで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況

未経験から稼げる仕事ランキング

ここでは、前項の稼げる仕事ランキングをもとに、未経験や資格なしから挑戦できる可能性のある職業を抜粋してご紹介します。頑張りや成果によっては専門的なスキルや資格、免許がなくても高収入を目指せる可能性もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

※ランキングで紹介している職業のすべての求人が、未経験から挑戦できるとは限りません。また、ハタラクティブですべての職業をご紹介できるとは限りませんので、ご了承ください。

【男性】職種別平均給与でみる未経験から稼げる仕事ランキング

以下は、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」を参考に、男性の想定年収が高い仕事のなかから、未経験で挑戦可能な仕事を抜粋したものです。

順位職業きまって支給する現金給与額年間賞与その他特別給与額想定年収
1位管理的職業従事者58万7,700円225万2,100円930万4,500円
2位システムコンサルタント・設計者49万4,400円190万3,900円783万6,700円
3位保険営業職業従事者57万5,100円87万7,500円777万8,700円
4位企画事務員48万8,100円183万8,000円769万5,200円
5位著述家、記者、編集者49万5,000円156万3,600円750万3,600円
6位販売類似職業従事者44万7,500円170万7,300円707万7,300円
7位秘書45万400円152万3,100円692万7,900円
8位金融営業職業従事者43万6,700円162万5,200円686万5,600円
9位機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く)42万6,800円162万4,700円674万6,300円
10位建築技術者45万700円125万6,200円666万4,600円
11位総合事務員43万500円146万6,200円663万2,200円
12位発電員、変電員43万8,700円136万5,100円662万9,500円
13位その他の情報処理・通信技術者43万3,800円131万9,700円652万5,300円
14位その他の営業職業従事者41万8,000円140万9,400円642万5,400円
15位その他の一般事務従事者42万9,700円121万1,400円636万7,800円
16位庶務・人事事務員42万1,500円128万2,500円634万500円
17位営業・販売事務従事者41万5,800円134万6,400円633万6,000円
18位会計事務従事者40万8,000円130万2,100円619万8,100円
19位土木技術者41万1,900円112万2,300円606万5,100円
20位自動車営業職業従事者41万500円110万9,600円603万5,600円
21位ソフトウェア作成者40万600円117万円597万7,200円
22位はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者38万3,700円135万9,600円596万4,000円
23位船内・沿岸荷役従事者41万4,600円97万3,100円594万8,300円
24位自動車組立従事者39万6,300円118万9,900円594万5,500円
25位生産関連事務従事者38万7,300円128万9,000円593万6,600円
26位金属技術者38万6,400円128万2,600円591万9,400円
27位化学製品製造従事者37万2,400円118万7,500円565万6,300円
28位その他の機械整備・修理従事者36万6,100円123万9,500円563万2,700円
29位製銑・製鋼・非鉄金属製錬従事者36万7,600円111万8,100円552万9,300円
30位デザイナー37万9,700円95万1,500円550万7,900円

参照:e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

営業職や事務職などの職業は未経験から挑戦しやすく、安定した収入を得られる仕事といえます。

また、IT業や製造業、建築・土木業などの生活に必要不可欠なジャンルの仕事も比較的収入が高い傾向にあるようです。これらの業種は専門的な知識や技術を求められるものの、入社後に習得可能な求人もあるのがポイントといえます。

【女性】職種別平均給与でみる未経験から稼げる仕事ランキング

以下は、厚生労働省の同資料より、女性の想定年収が高い仕事のなかから、未経験で挑戦可能な仕事を抜粋したものです。

※ランキングで紹介している職業のすべての求人が、未経験から挑戦できるとは限りません。また、ハタラクティブですべての職業をご紹介できるとは限りませんので、ご了承ください。

順位職業きまって支給する現金給与額年間賞与その他特別給与額想定年収
1位管理的職業従事者51万7,900円190万3,400円811万8,200円
2位システムコンサルタント・設計者42万9,200円120万4,100円635万4,500円
3位電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)37万5,600円137万100円587万7,300円
4位著述家,記者,編集者38万4,100円117万7,400円578万6,600円
5位企画事務員38万500円120万6,600円577万2,600円
6位金融営業職業従事者34万7,400円127万4,100円544万2,900円
7位秘書36万9,000円94万8,800円537万6,800円
8位その他の情報処理・通信技術者37万2,300円88万8,400円535万6,000円
9位販売類似職業従事者35万4,200円105万5,800円530万6,200円
10位機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く)34万5,200円108万600円522万3,000円
11位その他の営業職業従事者35万400円100万8,800円521万3,600円
12位船内・沿岸荷役従事者37万100円58万1,100円502万2,300円
13位建築技術者33万1,800円83万8,800円482万400円
14位自動車営業職業従事者33万3,000円80万5,800円480万1,800円
15位ソフトウェア作成者32万4,300円83万7,100円472万8,700円
16位会計事務従事者30万6,700円86万1,600円454万2,000円
17位自動車整備・修理従事者31万5,000円73万5,400円451万5,400円
18位電気工事従事者30万2,700円82万9,900円446万2,300円
19位庶務・人事事務員30万2,800円79万9,600円443万3,200円
20位土木技術者29万8,500円79万2,500円437万4,500円
21位クレーン・ウインチ運転従事者32万5,500円44万3,400円434万9,400円
22位営業・販売事務従事者29万3,400円82万5,200円434万6,000円
23位総合事務員29万5,000円79万4,300円433万4,300円
24位デザイナー30万9,200円56万200円427万600円
25位その他の保安職業従事者29万8,500円66万400円424万2,400円
26位生産関連事務従事者28万2,200円78万2,900円416万9,300円
27位保険営業職業従事者30万1,800円50万1,900円412万3,500円
28位金属彫刻・表面処理従事者28万6,600円64万8,300円408万7,500円
29位バス運転者30万1,200円46万8,400円408万2,800円
30位営業用大型貨物自動車運転者31万5,000円26万2,900円404万2,900円

参照:e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

女性が未経験から稼げる可能性のある仕事としては、男性と同じく営業職や事務職などの職業のほか、IT業や建築・土木業、製造業に関わる仕事が挙げられます。

一方で、男性のランキングには見られなかったバスの運転手や大型貨物自動車などのドライバー職がランクイン。幅広い職種が含まれる結果になりました。

ランキングで紹介した未経験から挑戦できる可能性のある主な仕事について、このあとの項で詳しく紹介します。興味のある職業があった方は、ぜひ読み進めてみてください。

厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況

未経験・資格なしで稼げる可能性がある正社員の仕事

ここでは、前項で紹介した未経験から稼げる可能性のある仕事について解説します。いずれも働きながら仕事の知識や技術を身につけられる職場を選べば、無理なくスキルを習得して高収入を目指せる可能性も。以下で仕事内容や稼げるポイントについて紹介するので、仕事探しの参考にしてみてください。

未経験・資格なしで稼げる可能性がある正社員の仕事

  • 営業職
  • 建設・土木作業員
  • IT系の職種
  • 事務系の職種
  • ドライバー職

営業職

営業職の仕事は、未経験や無資格から高収入を得られる可能性がある仕事の一つ。営業職とは、自社の商品や商材を顧客に提案し、購入や契約につなげる仕事です。コミュニケーション能力やプレゼン力といったスキルや人柄が重視されやすく、未経験や無資格から挑戦可能な求人が一定数あります。商品の知識や営業スキルは入社後の研修や教育によって学べるため、初めて挑戦する場合も安心です。

営業職が稼げるといわれる理由としては、契約件数や売上によってインセンティブが支給される傾向にあることが考えられます。特に、ランキングにある金融や自動車、保険、不動産などの業界は大きな金額が動くこともあり、インセンティブの支給額が比例して高くなる場合も。結果的に、平均賃金が高くなりやすいようです。

営業職を選ぶときのポイントは、自分に合った働き方の仕事を選ぶこと。営業スタイルは企業や扱う商材によって大きく異なり、「法人向けか個人向けか」「飛び込み営業か反響営業か」などさまざまです。それぞれの違いを知ったうえで自分に合った営業職を選ぶことで、無理なく稼げる可能性があります。

「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムで営業職の仕事内容や営業スタイルについて解説しているので、参考にしてみてください。

アルバイトから希望していた営業職への転職を叶えたT.Kさん

20代前半はフリーターとして働いていたT.Kさんは、「人よりもスタートが遅れている分、少し大変なくらいが自分を大きく成長させてくれるはず」と営業の仕事を選んだようです。しかし、募集を見てもピンとくる求人がなかったので「うさんくさいな...」と思いながらも転職エージェントを利用することにしました。登録後はチャットツールでのこまめなやり取りや、入念なカウンセリングのおかげで、「一人じゃない」と安心して転職活動を進められたようです。

結果的に、希望していた営業職への転職を叶えたT.Kさん。詳しいエピソードを知りたい方は、「"どうせやるなら難しいことをやりたい"とたどり着いた新しい仕事。」をご覧ください。

建設・土木作業員

建設業の建設・土木作業員も、未経験から挑戦できる可能性があります。住宅や道路、河川といった構造物をつくる建設業は、社会インフラの維持に欠かせません。一方で、業界全体の高齢化や若手人材の不足から、未経験者も積極的に採用している傾向にあるのです。

建設・土木作業員の魅力は、未経験から手に職をつけて働けること。入社後に働きながら仕事を覚えられるほか、技能講習や特別教育を受ければ足場の組立やクレーンの運転など業務に必要なスキルを身につけられ、収入アップを目指せます。

体力や集中力に自信のある方や、成果が形に残る仕事に興味のある方は、やりがいをもって働ける可能性があるでしょう。建設作業員の主な職種や仕事内容については、「建設作業員の仕事内容とは?平均年収や求人の特徴も解説」のコラムで詳しく紹介しています。

手に職をつけることで未経験から稼げる可能性がある

手に職を身につけることで、未経験から稼げる可能性があるでしょう。建設・土木作業員以外にも、ランキングの「自動車組立従事者」「自動車整備・修理従事者」など自動車関連の仕事や、「金属技術者」「化学製品製造従事者」などものづくりに関わる仕事は、その分野の専門技術が求められる仕事といえます。

いずれも未経験から挑戦できる求人があり、入社後は研修や実践で知識やスキルを身につけることが可能です。スキルを磨いたり関連資格を取得したりして仕事の幅を広げれば、収入アップを目指せます。

また、手に職をつければ業界で長く活躍できたり、転職の選択肢が広がるメリットも。「手に職をつけたい女性におすすめの仕事一覧!就職や転職のコツもご紹介」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

IT系の職種

IT技術を支える「システムコンサルタント・設計者」「情報処理・通信技術者」などの仕事も、未経験や資格なしから稼げる可能性があります。需要が拡大している一方で人材育成が間に合っておらず、経歴にかかわらず若手人材を採用する企業もあるためです。

プログラマーやエンジニアなど技術職を未経験から採用する求人は、入社後の教育やサポート体制が充実している傾向があり、未経験から着実にステップアップできる可能性があります。IT技術は日々進歩しているため自主的な勉強や最新情報のキャッチアップは必要なものの、経験を積んでスキルを身につければ収入・待遇アップを実現できるでしょう。

在宅で稼げる仕事もある

IT系の職種のなかには、スキルを身につければ在宅で稼げる仕事もあります。主な職種には、エンジニアやプログラマー、Webデザイナーなどが挙げられるでしょう。

顧客の要望をヒアリングしてシステム開発を行うエンジニアや、エンジニアの指示のもとプログラミングを行うプログラマーの仕事は、パソコンがあれば自宅で仕事を進めることが可能です。また、Webサイトのデザインを行うWebデザイナーも、同様にリモートワークが可能な場合があります。

企業勤めだけでなくフリーランスや個人事業主として仕事を請け負う道もあり、努力次第で高収入を狙えるでしょう。

ただし、在宅で安定した稼ぎを実現するにはある程度のスキルや実勢、フリーランスの場合は営業能力などが必要です。そのため、まずは在宅にこだわり過ぎずスキルを身につけられる仕事を選び、将来的に在宅を目指すのがおすすめといえます。

在宅でできる仕事についてさらに知りたい方は、「一人でできる仕事25選!在宅勤務OKなどタイプ別におすすめの職種を紹介」のコラムも参考にしてみてください。

事務系の職種

未経験から安定した収入を得られる仕事として、事務職も挙げられます。事務職の特徴は、携わる分野によって仕事内容や必要なスキルが異なることです。

たとえば、男女ともに事務系の職種でトップの「企画事務員」は、新商品・サービスの企画立案に携わります。職業情報提供サイト job tagの「企画・調査担当」によると、基本的な事務処理能力に加えてマーケティングスキルやトレンドを把握する分析力なども求められる仕事です。

一方、女性の15位、男性の17位にランクインしている「会計事務従事者」は、給与計算や税務申告などお金を適切に管理するのが主な仕事。求められるのは、経理や会計処理の能力です。

そのため、事務系の職種を目指す際は、求人情報で仕事内容や求められるスキルをしっかり確認しておくことが重要といえます。「事務職とは?種類や仕事内容を解説!平均年収とおすすめの資格も紹介」のコラムでは主な事務職の種類とそれぞれの仕事内容、必要なスキルを紹介しているので、事務職に興味のある方は仕事選びの参考にしてみてください。

参照元
職業情報提供サイト job tag
トップページ

ドライバー職

ドライバー職も、未経験から安定した稼ぎを得られる可能性のある仕事です。ランキングでは、女性の29位が「バス運転者」、30位が「営業用大型貨物自動車運転者」でした。

旅客を輸送するバス運転手や物資を全国に運ぶトラック運転手は、人々の生活になくてはならない仕事である一方で、人手不足が課題でもあります。そのため、バス会社や運送会社は入社後の免許取得支援や働き方改革を進めており、未経験や資格なしからの場合も働きやすい環境が整備されつつあるようです。

また、大型トラックは輸送距離や稼働時間が長くなりやすいぶん、歩合制が採用されていたり手当が支給されたりする傾向があるのが特徴。長時間の運転が苦にならない方や運転が得意な方は、自分のスキルを活かして稼げる可能性があります。

バス運転手については「バス運転手の年収はどのくらい?年齢別の収入や増やすためのポイントを紹介」、トラックドライバーについては「トラックドライバーの年収を解説!車種別の平均給与や仕事内容も紹介」のコラムで年収や働き方を解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

管理職になることで将来的に稼げる可能性もある

「管理的職業従事者」を目指すことで、未経験の仕事の場合も将来的に稼げるようになる可能性があります。管理的職業従事者とは管理職のことで、政府統計の総合窓口e-Statの「日本標準職業分類(平成21[2009]年12月統計基準設定) 管理的職業従事者」によると、「経営体の全般又は課(課相当を含む)以上の内部組織の経営・管理に従事するもの」を指します。

管理職は、担当部署の社員を取りまとめたり業務の進捗を管理したりするマネジメントが主な仕事です。組織をまとめる統率力や業務遂行能力が必要であり、会社にとって重要なポジション。責任が大きいぶん給与も高く、男性の想定年収は約930万円、女性は約810万円と、高収入を期待できる職業といえます。

ただし、管理職は就職後ある程度の経験や実績を積んでから任命されるのが一般的です。成果主義の会社や若手も裁量の大きいベンチャー企業などでは20代で昇進できる場合もあるものの、一般的には入社後10~20年ほど掛かることも。今すぐ目指すというよりは、今の仕事や転職先で仕事の経験を積み、将来的に目指すのが現実的です。

参照元
政府統計の総合窓口e-Stat
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稼げる仕事とは?基準となる平均年収

「稼げる仕事」に明確な定義はありません。そのため、このコラムでは平均年収より年収の高い仕事を「稼げる仕事」の基準として定義。国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は以下の通りです。

 正社員正社員以外全体
男性593万6,000円268万5,000円568万5,000円
女性412万8,000円169万1,000円315万8,000円
全体530万3,000円201万9,000円459万5,000円

参照:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査 調査結果の概要 2 平均給与(第8表)平均給与(14p)」

雇用形態・性別計の平均年収は約460万円でした。

ただし、内訳を見てみると性別や雇用形態によって収入の差が大きい傾向があり、正社員の平均年収は約530万円、正社員以外の平均年収は201万円という結果に。雇用形態によって平均年収に300万円以上の差が生じていることが分かります。

業種別平均年収

国税庁の同資料では、業種別の平均年収も確認できます。以下で内訳をまとめました。

業種1年間の平均給与所得
電気・ガス・熱供給・水道業775万円
金融業・保険業652万円
情報通信業649万円
学術研究・専門技術サービス業・教育学習支援業551万円
建設業548万円
複合サービス事業535万円
製造業533万円
運輸業・郵便業473万円
不動産業・物品賃貸業469万円
医療・福祉404万円
卸売業・小売業387万円
サービス業378万円
農林水産・鉱業333万円
宿泊業・飲食サービス業264万円

参照:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査 調査結果の概要 2 平均給与(第 13 図)業種別の平均給与(19p)」

上記より、もっとも稼げる業種は「電気・ガス・熱供給・水道業」で、平均年収は775万円でした。また、続く「金融業・保険業」「情報通信業」も平均給与所得が600万円を超えており、平均収入と比べて稼げる傾向がある業界といえるでしょう。

平均より稼いでいる人は全体の約34%

国税庁の同調査によると、平均年収である460万円より稼いでいる人は、全体の約34%を占めていることが分かります。内訳は以下の通りです。

  • ・500万円超600万円以下…10.8%
    ・600万円超700万円以下…7.1%
    ・700万円超800万円以下…4.9%
    ・800万円超…11.1%
平均より稼ぐことは簡単なことではないものの、働いている人全体の約3分の1が実現していることに。決して不可能ではないことが分かるでしょう。

参照元
国税庁
令和5年分 民間給与実態統計調査

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「楽して稼げる仕事」はある?

なかには、「楽して稼げる仕事を知りたい」と考えている方もいるでしょう。しかし、「楽な仕事」「楽して稼げる仕事」の基準は1人ひとりの適性や考え方によって異なるため、特定の仕事を一概に「楽して稼げる」と断定はできません。

たとえば、手先が器用で一つの作業に集中するのが得意な場合、ランキングの自動車組立従事者や金属技術者などの仕事を「適性に合っていてやりやすい」「自分に合ったやり方でストレスなく稼げる」と感じる可能性があります。一方で、一つの作業にコツコツ取り組むのが苦手な方は、同じ仕事に対して「つらい」「稼げるものの長く続けるのは難しい」などの印象を抱くこともあるでしょう。

大切なのは、仕事内容や働き方などの面から「自分に合っている」「自分にとってストレスが少ない」と感じる条件を明確にすること。自分に合っている仕事はスムーズに業務を覚えられたり仕事をするうえでの精神的負担が少なかったりするため、結果的に「自分にとって楽に稼げる」と感じられる可能性があります。

自分にとって楽な仕事を見つけるポイントは「楽な仕事はない?特徴は?年収や自分にとっての適職を見つけるコツも解説」のコラムで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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稼げる仕事に就職するためのポイント

稼げる仕事への就職を狙っている場合は、平均年収が高かったり人手不足だったりする業界・職種を狙ったり、努力次第で稼げる仕事を目指したりするのがおすすめです。この項で稼げる仕事に就くための主なポイントを紹介するので、参考にしてみてください。

稼げる仕事に就職するためのポイント

  • 平均年収の高い業種の企業を狙う
  • 人手不足の業種・職種を視野に入れる
  • 歩合制の仕事を視野に入れる
  • 需要のある資格を取得する

平均年収の高い業種の企業を狙う

平均年収の高い業種の企業を狙うことで、稼げる仕事に就ける可能性があるでしょう。具体的には、このコラムの「業種別平均年収」で紹介した電気・ガス・熱供給・水道業や金融業・保険業、情報通信業などです。平均年収が高い業界は、業界全体が安定しており給与や賞与に反映されやすかったり、努力や成果によって稼げる評価制度が整っていたりすることが期待できます。

稼げる業種の企業を狙うときのポイントは、評価制度や先輩社員のインタビュー、給与のロールモデルなどを確認しておくことです。求人情報に基本給や手当に関する情報が書かれているほか、企業のWebサイトやリクルートサイトに先輩社員の給与情報や評価制度が紹介されている可能性があるので、確認してみましょう。

人手不足の業種・職種を視野に入れる

人手不足の業種・職種は、人員確保のため未経験や資格なしからの挑戦を歓迎している傾向にあります。このコラムの「未経験から稼げる仕事ランキング」で紹介した職業のなかでは、IT業界や建設業に関わる仕事などが挙げられるでしょう。

未経験者や無資格者を積極的に歓迎している求人は意欲や適性が主な評価ポイントになりやすく、競争率の高い業種・職種と比較して採用される可能性も高めといえます。また、入社後の研修や教育が充実していたり、仕事をしながらの資格取得やスキルアップを支援していたりする傾向があり、努力次第で高収入を狙える可能性もあるでしょう。

人手不足の傾向がある業界や就職活動のコツについては、「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」のコラムで詳しく解説しています。

歩合制の仕事を視野に入れる

成果が給与に反映される歩合制の仕事なら、未経験から努力次第で稼げる可能性があります。営業職や販売職、タクシーや大型トラックのドライバーなどの仕事は、歩合制が採用されている傾向があるようです。いずれの仕事も未経験から挑戦できる求人が一定数あり、経験よりも人間性や適性、仕事に対する意欲を評価されれば内定獲得を目指せます。

ただし、歩合制は売上によって収入が大きく変動するため、デメリットに感じることも。安定した収入を望む場合やプレッシャーに弱いという場合は、固定給の仕事で稼ぐほうが向いている可能性があります。「歩合制とは?メリットとデメリットや固定給との違いなどを紹介!」のコラムも参考にしてみてください。

需要のある資格を取得する

稼げる仕事で需要の高い資格を取ることで、業務の幅が広がったり資格手当が支給されたりしてより稼げる可能性があります。たとえば、IT系の職種なら基本情報技術者や応用情報技術者など、関連性の高い資格を取得するのがおすすめです。

ただし、資格によっては難易度が高く、取得までにまとまった時間や労力が必要になることも。そのため、「資格を取得してから転職しよう」と思っているうちに、ポテンシャルや意欲を評価されやすいタイミングを逃してしまう恐れがあります。先述したように就職後に資格を取得できる場合もあるので、資格に固執し過ぎないことも重要です。

「資格がなくてもできる仕事はある?おすすめの職種を12種ご紹介!」のコラムでは、資格がなくても挑戦できる仕事や資格なしから就職を成功させるコツについて紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

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転職活動では「稼げる仕事」以外の条件も確認しよう

生活していくうえで給与やお金は非常に大切です。しかし、賃金ばかりに注目して仕事を選ぶと、「給与は良いけど激務で体調を崩した」「自分に合わず働きづらい」とミスマッチが生じる可能性も。自分に合った仕事を選べば働くなかでスキルアップが叶い、結果的に昇給や昇格、希望の働き方を叶えることにつながるでしょう。

ここでは、自分に合う仕事を見つけるために、収入面以外に確認しておくべき条件についてまとめました。

仕事の適性

仕事の適性は、自分に合った稼げる仕事を見つけるうえでもっとも重要な条件といえます。適性に合う仕事とは、その人の強みや性格を活かせる仕事のこと。人と話すことや誰かの悩みを解決することが得意なら営業職、ものづくりが得意なら製造業の技術職というように、適性に合う可能性のある仕事は1人ひとり異なります。

適性に合う仕事を見つけるには、自己分析が大切です。自己分析で今までの仕事の経験を振り返ることで、自分の強みや性格、仕事に対する価値観を明らかにできます。

自己分析の方法は「やりたい仕事が見つからない・わからないときの原因と見つけ方」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。

自己分析の結果から外れていないか

転職したいと感じた「稼げる仕事」が、自己分析の結果から大きく外れていないか考えてみましょう。自己分析の結果から大きく外れた仕事を選ぶと、モチベーションの低下やストレスの原因になることもあります。

自分に合った仕事を見つけるためには、分析結果をもとに選択肢を絞り込むことが大切です。自分に合う仕事をすることで、長期的な満足度や成果にもつながるといえます。

企業の風土

自分らしく働ける稼げる仕事を見つけるためには、企業風土もよく確認しておきましょう。企業の雰囲気や文化、価値観との相性が合っているかどうかは、仕事を進めるうえでのパフォーマンスやモチベーション維持に大きく関わるためです。

たとえば、企業全体が個人主義的な考え方の場合、協調性やチームワークを大切に働きたい方にとっては働きにくさや居心地の悪さを感じかねません。適性に合う稼げる仕事だったとしても、企業風土が合っていないと仕事の満足度が低下したり自分らしく働く実感を得られなかったりし、早期離職につながる可能性があります。

自分に合った風土の企業を見つけるには、OB・OG訪問や企業説明会などを活用し、会社やそこで働いている人の雰囲気を確認する方法がおすすめです。また、詳しい企業文化や風土などの情報は、就職・転職エージェントでも得られます。専任のキャリアアドバイザーが客観的な目線から相性を判断してくれるので、一人で調べるのが不安という方におすすめです。

社風については、「社風のリサーチ方法を複数紹介!自分に合う会社の見つけ方とは」のコラムで詳しく紹介しています。

労働環境や評価制度

労働環境や評価制度が自分に合っているかどうかも、企業風土と同様に仕事の満足度を左右するポイントです。労働環境とは働くうえでの環境のことで、労働時間や休日数といった労働環境や人間関係などをまとめて指します。また、評価制度は従業員の能力や実績を評価する人事制度のことで、収入アップやキャリアアップに大きく影響するものです。

たとえば、「夜にしっかり寝たい」という場合、夜遅くまでの勤務や夜勤があるシフト制の仕事は向いていない可能性が高いです。また、「今すぐ稼ぎたい」なら、勤続年数によって評価が上がる年功序列制度に不満を抱くことも。一方で、「長い目で見て稼げれば良い」のであれば、着実に昇給できる点がメリットになり得るでしょう。

「無理なく長く働ける労働環境か」「自分の目標を叶えられる評価制度が整っているか」を丁寧に確認することで、稼ぎと働きやすさを両立できる仕事を見つけられる可能性が高まるといえます。求人情報や企業のリクルートサイトなどをチェックし、働き方や評価方法を事前に把握しておくことが大切です。

仕事選びの軸や妥協できない条件を明確にしよう

仕事を選ぶ際には、軸となるものや譲れない条件を決めましょう。「勤務時間は不規則でも良いが、家から遠い職場は避けたい」「完全週休2日制は譲れない」など、自分にとって妥協できない条件とある程度妥協できる条件を明確にすることで、仕事探しの方向性が明確になります。

給与や働き方、労働環境などすべての条件を叶えようとすると、選べる求人が少なくなってしまう恐れも。条件を3~4つまでに厳選することで、ある程度幅広い選択肢から仕事選びができるでしょう。

「企業選びの軸はどう見つける?人柄や社風から探すべき?例文も紹介」のコラムでも、軸について解説しています。

企業研究や業界研究でより理解を深めよう

企業の風土や労働環境、評価制度は、企業研究や業界研究を行うことで理解を深められます。企業研究とは、企業理念や業績、事業内容、特徴などを調べる作業のこと。入社後のミスマッチを防ぐために自分との相性を調べたり、キャリアビジョンを叶えられる環境かを確認したりすることが目的です。

また、業界研究では業界全体の市場規模や将来性を確認します。業界全体の特徴を掴むことで、「志望する会社が同業他社とどう違うのか」などを探り、「なぜ自分と合うと思ったのか」を吟味することが可能です。企業研究の詳しい方法は、「企業研究のやり方を解説!調べることや就職・転職活動への活かし方も紹介」のコラムで解説しています。ぜひチェックしてみてください。

転職活動ではただ「稼げる仕事」を探すのではなく、自分に合った仕事や働き方を見極めたうえで仕事探しをすることが重要です。仕事内容や労働環境が適性や希望に合っていればスムーズに仕事に取り組めたり職場に馴染んだりしやすいもの。結果的に自分らしく長く働けるため、経験やスキルを身につけて収入アップも実現しやすくなる可能性があります。

ただし、なかには「転職活動に不慣れで自分に合った仕事を探せる自信がない」「どうやれば良いか分からない」などの疑問や不安をもっている方もいるでしょう。そのような場合は、1人で悩まずにハローワークや就職・転職エージェントの支援を受けるのがおすすめです。

特にエージェントでは、求職活動に詳しい専任のキャリアアドバイザーが、求人紹介だけでなく選考対策や転職後のアフターフォローまで一貫してサポートします。「20代向け」「××職向け」などさまざまなサービスがあるので、自分の状況に合ったエージェントを中心に活用してみましょう。

「未経験から自分に合った稼げる仕事に転職したい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、20代を中心とした若年層に特化した就職・転職支援を行っています。

専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを行い、収入面をはじめとした希望条件や適性を把握したうえで、1人ひとりに合わせて厳選した求人情報をご紹介します。業界・職種を問わず未経験から挑戦できる求人を豊富に扱っているため、自分に合う仕事が分からない方も安心です。中長期的なキャリアプランや働き方について相談も可能なため、長い目で見て稼げる仕事に就くためのアドバイスも得られます。

また、ハタラクティブでは選考対策や就職後のアフターフォローも実施。サービスはすべて無料のため、まずはお気軽にご相談ください。

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「稼げる仕事」に関するよくある質問

ここでは、「稼げる仕事」に関する疑問をQ&A形式でまとめました。「月30万円稼げる仕事はある?」「稼げる仕事に就くにはどうしたら良い?」などの質問にお答えしているので、ぜひ参考にしてみてください。

高卒から月30万円稼げる仕事はありますか?

このコラムの「未経験から稼げる仕事ランキング」で紹介したように、営業職や建設・土木作業員、IT系職種などの「きまって支給する現金給与額」は30万円を超えていました。いずれの職業も学歴にかかわらず挑戦できる求人が一定数あり、成果を挙げたりスキルを身につけたりすることで月30万円を稼げる可能性があります。
高卒から稼げる可能性のある主な仕事については、「高卒でも稼げる仕事に就ける?高収入を得る方法やおすすめの職業をご紹介!」のコラムで詳しくご紹介。高卒の場合の平均賃金や就職・転職活動のコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

女性が正社員として稼げる仕事はありますか?

男性・女性問わず、正社員として稼げる可能性はあるでしょう。このコラムの「【女性】職種別平均給与でみる未経験から稼げる仕事ランキング」で紹介しているような営業職や事務職、ドライバー職などは、未経験から挑戦しやすく稼いでいる女性の方もいるようです。
また、「女性が稼げる仕事15選!高い給料の基準や転職のポイントを解説」のコラムでは、女性が稼げる仕事について詳しくまとめられています。あわせてご覧ください。

稼げる仕事に就くにはどうすれば良いですか?

稼げる仕事に就くには、「平均年収の高い業種の企業を狙う」「人手不足の業種・職種を視野に入れる」などの方法があります。このコラムの「業種別平均年収」で平均年収の高い業種を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、歩合制を取り入れている職業や資格によって業務の幅が広がる職業では、努力次第で高収入を得られる可能性も。営業職や販売職、ドライバー職なども視野に入れて検討してみてください。

稼げる仕事は「難易度が高い」「大変」というイメージがあります

稼げる仕事は「専門的な資格や技術が必要」「成果が収入に直結する歩合制」などの傾向があるため、大変というイメージをもたれることも。しかし、なかには未経験や無資格から挑戦できる仕事もあります。また、仕事内容や環境が自分の適性や性格に合っていれば、自分らしい働き方を実現することは可能です。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、1人ひとりの希望や適性を踏まえて厳選した求人をご紹介。「自分らしく稼げる仕事が知りたい」「未経験歓迎の仕事で将来的に稼げるようになりたい」という方は、お気軽にご相談ください。

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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績
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  • 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談
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