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接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説

仕事内容紹介

2025.07.28

この記事のまとめ

  • 接客業の仕事内容は商品やサービスの提供、お客さまを喜ばせる「おもてなし」がメイン
  • 接客業の年収は職種によって異なるものの、飲食店であれば約360万円
  • コミュニケーション能力が高い人、気配りができる人は接客業の仕事に向いている
  • 接客業のやりがいは、自分の仕事に対してお客さまから直接評価をもらえること
  • 志望動機の作成に不安がある場合は、就職・転職エージェントに相談してみよう
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就職・転職活動中の方のなかには、「接客業の仕事内容は?」「自分に合った接客の仕事を見つけたい」と考える方も多いでしょう。接客業とは、お店や施設でお客さまをもてなしたり、商品を提供したりする仕事です。飲食店のホールスタッフやアパレルショップの販売員、ホテルのフロントなど、さまざまな職種があります。

このコラムでは、主な職種8つとそれぞれの仕事内容、必要なスキル、心得ておくべきことを詳しく解説。接客業に向いている人の特徴や身につくスキル、やりがいについてもご紹介しています。
就職・転職エージェントで実施している無料の適職診断の活用法にも触れているので、接客業への就職・転職活動中の方はぜひ参考にしてください。

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目次

  • 接客業とは
  • 接客業の種類は何がある?主な職種8選
  • 接客業は就職しやすい?
  • 接客業で働くメリット身につくスキル
  • 接客業のやりがい
  • 接客業の平均収入
  • 接客業の仕事でつらいこと
  • 接客業のスケジュール
  • 接客業に向いている人の特徴
  • 接客業に向いてない人の特徴
  • 接客業に活かせる4つの資格
  • 接客業の職種・業種を選ぶ4つのポイント
  • 接客業の自己PRで効果的なアピールポイントは?
  • 接客業の志望動機が思いつかない方へ
  • 職種別の志望動機の例文
  • 接客業のキャリア形成
  • まとめ
  • 就職・転職で接客業を目指す方のお悩みQ&A

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接客業とは

接客業とはの画像

接客業とは、お店や施設のお客さまをもてなしたり、商品を提供したりする仕事のことです。具体的には、飲食店のホールスタッフ・アパレルショップの販売員・ホテルのフロント・美容師・エステティシャンなどが該当します。
一例として、ショップ店員の仕事内容や平均年収などを以下にまとめました。

仕事内容接客、商品販売(レジ)、在庫管理、ディスプレイなど、売場の運営を担当する
平均年収369.4万円
向いている人・長時間立って接客できる体力がある人
・トレンドに敏感な人
・顧客のニーズを把握し、それに合ったコミュニケーションをとれる人
ポイント・シフト制で働き、休日が不規則になることが多い
・ファッションや雑貨が好きだと活躍しやすい
・商品の包装や配送の手配も担うことがある

参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト デパート店員」

接客業の仕事は、お客さまに心地良く過ごしてもらうことが大切です。コミュニケーション能力や相手に応じた柔軟な対応が求められるでしょう。

参照元
厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag
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接客業とサービス業の違い

「商品」という目に見える形があってもなくても、お客さまと関わる仕事はすべてサービス業です。したがって、形のないサービス(介護やコンサルティングなど)、間接的にお客さまと関わる仕事(清掃や警備など)も「サービス業」に含まれます。

一方、接客業はサービス業のなかでも直接お客さまとコミュニケーションを取り、形あるものを提供する仕事を指すのが一般的。たとえば、飲食店で料理を提供したり、アパレルショップで服を販売したりするのが「接客業」となります。

接客業の種類については「接客業の種類は何がある?主な職種8選」の項目で解説するので、ぜひ読み進めてみてください。

接客業と販売業の違いは?

接客業と販売業では、「販売に対する取り組み方」が違います。接客業は、お客さまとのやり取りを通じて顧客満足度を向上させることが求められる仕事です。一方、販売業はお客さまへ積極的に商品やサービスを紹介し、購入してもらえるよう努力する必要があります。
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接客業の種類は何がある?主な職種8選

接客業の種類は何がある?主な職種8選の画像

接客業には、飲食店のホールスタッフやアパレルショップの販売員というように、さまざまな活躍の場があります。ここでは、代表的な接客業の種類や仕事内容、心得ておきたいことをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

接客業の主な種類

  • 飲食店のホールスタッフ
  • アパレルやインテリアショップなどの販売員
  • コンビニやスーパーのレジスタッフ
  • ホテルや旅館のフロントスタッフ
  • 遊園地やアミューズメント施設のスタッフ
  • 美容院やエステサロンの専門職スタッフ
  • 病院やスポーツジムなどの受付スタッフ
  • 冠婚葬祭スタッフ

1.飲食店のホールスタッフ

仕事内容接客やキッチン業務を通じて、顧客に食事とサービスを提供する
平均年収358.4万円
向いている人・コミュニケーション能力の高い人
・おもてなしすることが好きな人
・立ち仕事を長時間続ける体力がある人
ポイント・学歴や資格経験問わず挑戦しやすい
・店長は「防火管理者」「食品衛生責任者」等の資格が必要な場合がある

参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 飲食チェーン店店員」

レストランや居酒屋など飲食店のホールスタッフは、お客さまを席まで案内し食事の配膳やオーダー、会計を行うのが主な仕事内容。飲食店は各地にあるので接客業のなかでも求人数が多く、幅広い年齢層の人が活躍しています。

また、店舗によって、無料もしくは安く食事を提供してもらえる「まかない」があるのも飲食店の特徴です。食費を抑えたい学生や、フリーターといった若年層に人気の職種でもあります。
就職するにあたって必須の資格や学歴などは必要なく、未経験から挑戦しやすい職種です。

飲食店のスタッフに必要なスキル

飲食店の接客では、気配りが重要といえるでしょう。「スタッフを呼んでいるお客さまはいないか」「不要なグラスや皿がテーブルに置かれていないか」など、常に気を配る必要があります。
また、笑顔でお客さまを迎えるといったコミュニケーションスキルはもちろん、ほかのスタッフとのチームワークも大切です。

飲食店のスタッフが心得ておくこと

仕事中は立ちっぱなしであることが多く、配膳や食器の片付けのために店内を歩きまわったり、重量のある料理や飲み物を運んだりするので、接客業のなかでも飲食店は体力が必要といわれています。

また、混雑する時間帯は、手際のよい対応が求められるでしょう。そのほか、勤務時間の遅いシフトがあったり、酔っ払ったお客さまに対応しなければならなかったりするといった苦労もあるようです。

2.アパレルやインテリアショップなどの販売員

仕事内容接客販売とコーディネート提案を行い、店舗の運営や商品管理も担当する
平均年収369.4万円
向いている人・適切な声掛けができるコミュニケーション能力がある人
・立ち仕事や商品運搬ができる体力がある人
・ファッションセンスに自信がある、または興味関心がある人
ポイント・幼児~子ども向けから全年齢向けまで、さまざまな店舗がある
・土日祝日も営業している店舗が多い
・ネットの普及により販売方法が変化しているように、時代の変化に応じた戦略が必要

参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 衣料品販売」

アパレルショップやインテリアショップの販売員はレジ業務に加え、品出しや在庫管理、お客さまへの商品提案が主な仕事です。販売員は、百貨店・商業施設・書店・雑貨店・コスメ販売店など、就職・転職先の選択肢が多いでしょう。

販売員の仕事では接客スキルが身につくほか、商品に関する最新のトレンドを掴めるのも魅力の一つです。扱う商品やターゲットとなる客層によって働く人の年齢層もさまざまなので、スタッフ同士のコミュニケーションもポイントになります。

販売に必要なスキル

お客さまに商品を購入してもらうためには、身だしなみや言葉遣いといったマナーをはじめ、豊富な商品知識や提案スキルが必要となります。売りたい商品を一方的に説明するのではなく、お客さまが何を求めているのかを聞く姿勢が大事です。
また、手先が器用な人は、プレゼント用のラッピングをするときに活かせるでしょう。

販売員が心得ておくこと

販売員の仕事は、個人の売上目標が決まっている会社やお店もあります。結果が数字で表れるため、ほかのスタッフと比較したり目標達成できなかったりしたときに、「厳しい」と感じる方もいるでしょう。また、アパレルショップは商品の入れ替わりが早く、常に新しい情報を収集する必要があります。

なお、お店のレイアウトやディスプレイの変更を閉店後に行う場合、帰宅時間が夜遅くなることもあるようです。

3.コンビニやスーパーのレジスタッフ

仕事内容24時間営業の店舗で商品販売、レジ業務、公共料金支払受付、商品発注、在庫管理を行う
平均年収369.4万円
向いている人・挨拶や気配りができる人
・新しい商品知識を積極的に学べる人
・基本的なPC操作ができる人(レジ、発注業務)
ポイント・基本的に年中無休の営業で、シフト制で働く
・店長の代わりとして店舗の経営を任されることがある
・新商品や新サービスの開始にあわせて、店舗独自の販売促進方法を行うことがある

参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト コンビニエンスストア店員」

コンビニやスーパーのレジスタッフは、レジ打ちのほか、品出しやカゴの整理などを行います。一つひとつの作業は難しくありませんが、ほかの接客業に比べてタスクが多いのが特徴です。

レジスタッフに必要なスキル

お客さまを待たせないために、レジ打ちはスピードが大事です。食料品が傷まないよう配慮し、正確に会計処理を行わなければなりません。仕事の合間にレジ回りの清掃やカゴの整理も行うため、要領よく作業を進めるスキルが必要です。

コンビニのレジでは、商品の会計作業のほか公共料金の支払いや宅配便の受付、チケット発券などさまざまな業務を行います。丁寧かつ素早くこなせるよう、仕事を覚える必要があるでしょう。

レジスタッフが心得ておくこと

レジスタッフは、お金を扱う緊張感が伴います。同じ商品でも値引き率が異なったり、商品券の使用対象が分かれていたりと、細かい対応が必要です。モバイル決済の導入で支払い方法も多様化しており、それぞれの会計の仕方を覚えなければいけません。

4.ホテルや旅館のフロントスタッフ

仕事内容ホテルで宿泊客の受付、案内、客室清掃、荷物運搬など、快適な滞在のための各種サービスを提供する
平均年収338.3万円
向いている人・ホスピタリティ精神があり、笑顔で接客できる人
・清潔感や身だしなみに気を配れる人 ・臨機応変に対応できる人
ポイント・「ホテル、マネジメント技能士」「サービス接遇検定」などの資格があると業務に活かせる
・学歴問わず挑戦でき、入社後に研修を受けることが多い
・外国人旅行客の増加により、語学力を求められることがある

参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト フロント(ホテル・旅館)」「客室清掃・整備担当(ホテル・旅館)」「接客担当(ホテル・旅館)」

ホテルや旅館といった宿泊施設のフロントスタッフは、チェックインやチェックアウトの手続き、お客さま対応などが主な業務です。この職種は、お客さまに快適な環境で過ごしてもらうため、礼儀やマナーを重んじる傾向があります。

ホテルや旅館のフロントスタッフに必要なスキル

ホテルや旅館を利用するお客さまは丁寧な接客サービスを期待しているため、ほかの接客業より1ランク上の接客スキルが求められます。身だしなみや言葉遣いだけでなく、立ち居振る舞いも重視されるでしょう。
また、海外からのお客さまが多い観光地やビジネス街に立地する宿泊施設では、語学力があると役立ちます。

ホテルや旅館のフロントスタッフが心得ておくこと

ホテルや旅館のフロントスタッフは、お客さまがチェックインしチェックアウトするまで多種多様な要望を受けます。ときには、クレームのような厳しい要望を受けることも。
お客さまの満足度を高めるためには、フロントスタッフだけでなくキッチンスタッフや、清掃スタッフなどとコミュニケーションを図ることが大事です。

なお、宿泊施設は24時間365日稼働しているため「日勤・夜勤」の2交代制、もしくは「早番・遅番・夜番」の3交代制といったシフト制で働くのが一般的。生活リズムが不規則になるので、体調管理にも気を配る必要があるでしょう。

5.遊園地やアミューズメント施設のスタッフ

仕事内容遊園地やテーマパークで来園客の安全を守りながら、アトラクションの運転や案内、商品販売などを行う
平均年収373万円
向いている人・安全管理への意識が高く、細かい部分まで注意が行き届く人
・コミュニケーション能力があり、サービス精神が旺盛な人
・臨機応変な対応ができる人
ポイント・夏暑く冬寒い環境で、立ち仕事を長時間することがある
・土日や連休も営業するのが一般的
・園内での振る舞いや話し方などの研修を受けることがある

参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 遊園地スタッフ」

遊園地やゲームセンターといったアミューズメント施設のスタッフは、アトラクションの添乗員や施設内のショップ店員、飲食店での接客員などに分類されます。
そのほか、ショーを盛り上げるアナウンスの仕事も。「お客さまと一緒に楽しみながら働ける」という接客業の醍醐味を味わえるのが魅力です。

アミューズメント施設のスタッフに必要なスキル

アミューズメント施設に来るお客さまは楽しい雰囲気を求めているため、常に笑顔で接客することが大切です。どれだけ忙しくても、明るく元気に接客する必要があるでしょう。
この職種は、お客さまを喜ばせるために、裏方に徹することがポイントといえます。

アミューズメント施設のスタッフが心得ておくこと

屋外のアミューズメント施設では、働く環境が季節や天候によって左右されます。担当業務によっては夏の暑い日に着ぐるみを着たり、冬に大雨が降るなかお客さまを誘導したりすることもあるので、体力と体調管理が必要です。

また、アミューズメント施設は週末や夏休み、冬休みなどの長期休暇期間に来客数が増えるので、スタッフの人手が不足する場合も。休日や連休に働くことになるため、自分の予定を調整する必要があると心得ておきましょう。

6.美容院やエステサロンの専門職スタッフ

仕事内容カット・パーマ・カラーなどの技術で、顧客の要望に応じたヘアスタイルを提供する
平均年収371.7万円
向いている人・手先が器用で繊細な技術を習得することに熱意がある人
・体力があり、長時間の立ち仕事に耐えられる人
・チームワークを大切にでき、コミュニケーションがある人
ポイント・営業時間外の技術練習が必要なことが多い
・高齢化に伴う訪問美容サービスの需要が増加している
・店舗によっては、メイク、ネイル、着付けなどを行うこともある

参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 美容師」

美容院のスタッフは、お客さまの要望を聞いてその人に合ったヘアスタイルを提案するのが仕事です。エステサロンのスタッフは、美容のためのアドバイスや施術を行います。

どちらの仕事も専門知識やスキルが必要です。また、お客さまから髪型やメイクを見られることもあるので、常に外見に気を遣わなければなりません。

専門職スタッフに必要なスキル

美容院やエステサロンなどの専門職スタッフは、お客さまの悩みや要望を聞くカウンセリング力が必要とされる職種です。技術があっても、お客さまの要望に沿っていなければ仕上がりに満足してもらえないでしょう。お客さまが話しやすい雰囲気を作れるようなコミュニケーション能力も求められます。

また、美容師の場合は美的センスも大事。お客さまから「○○のような髪型にしてほしい」と要望があったときにすぐに理解できるよう、流行に敏感であることも重要です。

専門職スタッフが心得ておくこと

美容師は接客業のなかでもキャリアステップが明確な職種です。「アシスタント」という立場からのスタートになるため、受付や清掃など専門的ではない仕事も任されます。
また、技術を磨くために閉店後の店舗で、カットやパーマの練習を行う場合もあるでしょう。

エステティシャンは施術の際に腕や腰に負担がかかるため、肉体的な疲労が蓄積しやすい職業といわれています。また、店舗によっては売上ノルマが設定されており、サービスや商品を積極的に勧める必要があることも少なくありません。施術技術だけでなく、お客さまのニーズを理解した適切な提案力も求められるでしょう。

7.病院やスポーツジムなどの受付スタッフ

仕事内容医療機関で診療報酬の計算や請求書類作成、受付業務を行う
平均年収481.4万円
向いている人・細かい数字のチェックが得意な人
・集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さがある人
・親身に患者に寄り添える人
ポイント・診察料や投薬料など簡単な計算から始め、次第に複雑な点数計算を担当するのが一般的
・開院時間が勤務時間で、診察が休みの日が休日となるのが基本
・勤務時間は、医療機関の診察時間が終わる夕方までが一般的

参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 医療事務」

病院やスポーツジムなどの受付スタッフは、来客への応対や案内が主な業務です。電話応対や予約管理、送迎車の手配などを行うこともあります。
医療機関の場合、レセプトの入力チェックや診察券・カルテの作成、診察料の計算など、正確な対応が求められるでしょう。

受付スタッフに必要なスキル

受付スタッフは施設の顔であり、お客さまの印象を左右するため、正しい言葉遣いや臨機応変に対応ができる能力、高いホスピタリティ精神が重要です。
特に病院の受付は、精神的に不安を抱えている患者さまに寄り添える繊細さが求められます。話しやすい雰囲気づくりに加え、困っている様子があれば声をかけるなどの気配りができるとよいでしょう。

受付スタッフが心得ておくこと

受付の仕事は複雑な手続きを行うことが多いため、間違えないよう慎重に作業を進めたり、確認したりする正確さが求められます。数ヶ月に一度だけ行う手続きもあるので、手順を忘れないようメモをとるなどの工夫が必要です。

また、病院の受付では専門用語や制度を覚えなければなりません。医療制度は改正があるたびに手続きも変わるため、最新情報を把握することが大切です。

8.冠婚葬祭スタッフ

仕事内容結婚式の企画提案から当日の進行管理まで、挙式全般をサポートする
平均年収396万円
向いている人・人を喜ばせるのが好きで、ホスピタリティがある人
・几帳面で1つ1つの段取りを確実にこなせる人
・コミュニケーション能力が高く、新郎新婦と良好な関係を築ける人
ポイント・式当日は勤務時間が早朝から夜間まで掛かることがある
・結婚式は土日祝日に開催されることが多いため平日休みが基本
・式開催のために調整する項目は30~40個あり、管理力を養える

参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト ブライダルコーディネーター」

冠婚葬祭スタッフには、ブライダルスタッフや葬祭スタッフといった種類があります。ブライダルスタッフは、結婚式場の受付や料理の配膳、新郎新婦のサポートが主な仕事です。
葬祭スタッフは参列者の案内や葬儀場のアナウンス、遺族のケアなどを行います。

冠婚葬祭は人生における重要なイベントであるため、ミスは許されません。お客さまに寄り添い、礼儀やマナー、丁寧な所作を意識する必要があります。

冠婚葬祭スタッフに必要なスキル

冠婚葬祭スタッフには、お客さまの気持ちを汲み取るホスピタリティと、着実にイベントを進行する冷静さが求められます。結婚式や葬儀の場では、参加者は感情を揺さぶられるだけでなく、慣れない状況に緊張しやすいものです。

特に、葬儀は人の「死」を目の当たりにするため、不安やつらい気持ちが生じやすい場といえるでしょう。遺族に寄り添いつつも、同調し過ぎない線引きが必要です。

また、万一トラブルや急な予定変更が生じた場合は、周囲と連携しながら式を滞りなく進めるコミュニケーション力と柔軟性が求められるでしょう。

冠婚葬祭スタッフが心得ておくこと

前述のとおり、冠婚葬祭は人生に幾度とない重要なイベントです。そのため、緊張感を持って業務と向き合う必要があります。

また、基本的な礼儀作法のほか、それぞれの環境に適したマナーを覚えることも重要です。たとえば、結婚式場では「忌み言葉(いみことば)=『切れる』『終わる』など」の使用を避ける、葬儀場では受付からお見送りまで、静かで丁寧な言葉遣いと落ち着いた振る舞いを心がけましょう。

参照元
厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag
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接客業は就職しやすい?

接客業は一般的に、門戸が広く「就職しやすい」といわれています。この就職のしやすさを客観的に判断するには、「有効求人数」や「有効求人倍率」が重要な指標となるでしょう。

厚生労働省の「一般職業紹介状況 全国計(参考統計表7-1)」によると、2024年11月におけるすべての職業の有効求人数は142万1,601件、有効求人倍率が1.27倍でした。そのうち、接客業の代表的な職種として挙げられる販売業の有効求人は、14万8,808件で有効求人倍率は2.29倍となっています。

 有効求人倍率有効求人数
職業計1.27倍142万1,601件
販売従事者2.29倍14万8,808件
サービス職業従事者2.72倍24万5,637件
事務従事者0.44倍13万2,788件
専門的・技術的職業従事者2.08倍36万9,469件
生産工程従事者1.74倍16万4,581件
輸送・機械運転従事者2.43倍10万5,452件

参照:厚生労働省「職業別一般職業紹介状況 全国計 常用(除パート)(参考統計表8-1)」

表を見てみると、販売やサービスなどの接客業の有効求人倍率はどちらも2倍を超えていることが分かります。有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を表すので、接客業は求人数が多く、就職しやすい傾向があると分かるでしょう。

「営業と接客業の仕事の違いは何ですか?」のコラムでは、接客業の仕事についてキャリアアドバイザーの立場から詳しく解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。

参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和6年11月分)について

【アンケート調査】接客業で働く人の割合

ハタラクティブの「若者しごと白書2025」によると、正社員のうち接客業で働いている割合は全体の7.5%でした。

【アンケート調査】接客業で働く人の割合の画像

引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025(01 就業状況について)(p4)」

「事務」「技術職」「公務員」などに続き、接客業には多くの人が従事しています。正社員で働く場合のメジャーな職種の一つといえるでしょう。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025

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接客業で働くメリット身につくスキル

接客業で働くメリット身につくスキルの画像

接客業の顧客対応を通して身につくスキルは、「コミュニケーション能力」「柔軟性」などさまざまです。ここでは、それぞれのスキルを詳しく紹介します。

接客業で身につくスキル

  • 言葉遣いやマナー
  • コミュニケーション能力
  • 柔軟性
  • 対応力
  • 忍耐力

言葉遣いやマナー

接客業は、マナーや接客スキルが身につく仕事の一つ。接客業で大事なのは、お客さまを不快にさせないことです。業務を通じて挨拶や言葉遣い、お客さまに対する態度など、接客業に必要なマナーを身につけ、スムーズに対応できるように心掛けましょう。

コミュニケーション能力

お客さまと直接関わったり、スタッフ同士で連携したりする接客業は、コミュニケーション能力なくして成り立ちません。仕事を通して、お客さまの声に耳を傾けることや細かな気遣いにも磨きをかけられます。

コミュニケーションスキルを鍛える方法を知りたい方は、「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムを参考にしてみてください。

柔軟性

お客さまによって従業員に求める対応は異なるため、接客業の経験を積むうちに柔軟性が身につきます。接客業の仕事で活躍するには、マニュアルどおりに対応するのではなく、その場で機転を効かせて行動することが大事です。

接客業を続けていくなかで、お客さまの雰囲気やTPOを感じ取れるようになり、その人に合った接客サービスを提供できるようになるでしょう。

対応力

接客業を通して、臨機応変な対応力を身につけられます。接客業の仕事では、クレーム対応やトラブル対応をしなければならず、予定どおりに業務が進むとは限りません。
経験を積むことでどのような状況においても、落ち着いて冷静に対応できる力が身につくでしょう。

忍耐力

接客業では、お客さまからのクレーム対応を行う場面があり、忍耐力が身につきます。ときには、理不尽な物言いをされることもあるでしょう。そのようななかで経験を積めば「こういうお客さまもいる」「自分に対してではなく会社に文句を言っている」といった、自分自身の精神的な負担を減らす考え方ができるようになります。

「仕事の理不尽への対処法は?上司に怒られるストレスやイライラの解消法」では、クレーム対応など理不尽に感じたときの対処法を解説しているので、気になる方はぜひあわせてご覧ください。

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接客業のやりがい

接客業のやりがいの画像

接客業のやりがいは、お客さまと直接関われることです。緊張感もありますが、感謝されたときの喜びは大きいもの。ここでは、接客業のやりがいをそれぞれご紹介します。

接客業のやりがい

  • お客さまから感謝される
  • 会社の顔として仕事をする
  • 言葉遣いや対人マナーが身につく
  • 自分ならではのサービスが追求できる
  • いろいろな人との出会いがある

お客さまから感謝される

接客業はお客さまから「あなたのおかげで良い買い物ができた」「話を聞いてくれて嬉しかった」など、感謝の言葉を直接かけられる仕事の一つ。自分のどういった行動が喜ばれ、どのように役に立ったのか、といった意見を直接もらえるのは接客業ならではのやりがいです。

マニュアルどおりの接客ではなく、自分で工夫しながら対応した結果、お客さまから感謝されたときには大きなやりがいを感じられるでしょう。

会社の顔として仕事をする

接客業には「会社の顔」という側面があります。接客業の仕事は、自分次第で「素晴らしい会社」「提案力のあるお店」など、お客さまに前向きな印象を与えることが可能です。自分次第で会社の印象が決まる責任があることがやりがいとなるでしょう。

言葉遣いや対人マナーが身につく

接客業の魅力は、洗練された言葉遣いや対人マナーを身につけられる点にあります。接客業を経験すると「相手によって対応を工夫する臨機応変さ」「相手が求めていることを察する力」などのスキルも身につくでしょう。
このようなスキルは、「聞き上手」「おもてなし上手」につながり、接客業以外の仕事へ転職する場合にも役立ちます。

また、対人スキルはマネジメントにも必要といわれる能力の一つです。管理職を目指したい人にとって、ビジネススキルが身につくのはプラスといえるでしょう。

「大学中退者が接客業に就く方法!主な職種や仕事で活かせるスキルをご紹介」は、大学中退後に接客業を目指したい方におすすめのコラムです。「高卒者は接客業で正社員になれる?サービス業との違いや目指せる仕事を紹介」でも活かせるスキルについて解説しているので、あわせてご覧ください。

自分ならではのサービスが追求できる

「自分にしかできないサービス」を追及できるのは、接客業のやりがいの一つ。基本的な接客マニュアルが用意されていても、お客さまのタイプや要望によって対応を工夫する必要があるでしょう。

臨機応変な対応ができるようになるには苦労も伴いますが、自分ならではのサービスを追及していくうちに「ファン」になってくれるお客さまができる可能性も。
「いつもありがとう」「あなたがいるからこの店に来ている」といった言葉をかけられれば、働くモチベーションを向上できるでしょう。

いろいろな人との出会いがある

接客業は、仕事を通じてさまざまな人と出会える機会に恵まれています。一方で、決まった相手との関わりのみで新しい出会いの機会がなかなか得られない職種も存在します。

接客業に従事していると、多様な価値観や考え方を持った人たちと接することができるでしょう。普段関わりがないタイプの方とのコミュニケーションを通じて視野が広がり、仕事に対するやりがいを感じられることも少なくありません。

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接客業の平均収入

ここでは、接客業の平均年収・平均月収・平均賞与をご紹介します。「稼げる接客業はある?」という疑問にも触れているので、接客業を目指す方はぜひ参考にしてみてください。

平均年収

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」にある「宿泊業,飲食サービス業」を例に、年代ごとの平均年収をご紹介します。

※厚生労働省の資料に記載されている「賃金×12」で算出

 男性(正社員)女性(正社員)
20~24歳2,660,400円2,646,000円
25~29歳3,031,200円2,820,000円
30~34歳3,346,800円2,930,400円
35~39歳3,699,600円2,937,600円
40~44歳3,891,600円2,974,800円
45~49歳4,126,800円3,097,200円
50~54歳4,203,600円2,916,000円
55~59歳4,110,000円2,811,600円

参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (5)産業別にみた賃金 第5-2表 産業、性、年齢階級別賃金及び対前年増減率」

上記の表を見ると、20代前半では男女で年収の差はあまりないようです。しかし、職種や企業、あるいは働くスタイルによっても得られる年収は異なるものの、男性は20代後半で年収300万円以上になるのに対し、女性は40代前半まで200万円台という結果でした。

つづいて、アルバイトやパートなど非正規雇用という形で、飲食・フードの仕事に就いた場合の平均年収を見てみましょう。

 アルバイト・パートなど非正規雇用
平均年収2,336,640円

※平均的な時給×フルタイム(1日8時間、月20日)で平均年収を算出

平均月収

厚生労働省の同資料を参考に、「宿泊業,飲食サービス業」の年代別の平均月収をご紹介します。

 男性(正社員)女性(正社員)
20~24歳221,700円220,500円
25~29歳252,600円235,000円
30~34歳278,900円244,200円
35~39歳308,300円244,800円
40~44歳324,300円247,900円
45~49歳343,900円258,100円
50~54歳350,300円243,000円
55~59歳342,500円234,300円

参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (5)産業別にみた賃金 第5-2表 産業、性、年齢階級別賃金及び対前年増減率」

 アルバイト・パートなど非正規雇用
平均月収194,720円

※平均的な時給×フルタイム(1日8時間、月20日)で平均月収を算出

上記は、飲食・フード関連の平均時給を1,217円とした場合の平均月収です。時給は地域や職種によって異なりますが、アルバイトやパートといった非正規雇用では、フルタイムで働いたとしても正社員よりも収入が低い傾向にあります。

参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況

平均賞与

ここでは、厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和6年9月分結果速報等」「毎月勤労統計調査 令和7年2月分結果速報等」を参考に、サービス業に関連した仕事の賞与額をご紹介します。

 令和5年夏季賞与令和5年年末賞与令和6年夏季賞与令和6年年末賞与
飲 食 サ ー ビ ス 業 等59,978円69,234円75,897円83,199円
生 活 関 連 サ ー ビ ス 等186,583円170,269円186,504円184,277円
複 合 サ ー ビ ス 事 業425,769円459,608円429,741円455,496円
そ の 他 の サ ー ビ ス 業238,013円241,311円239,074円236,048円

参照:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和6年9月分結果速報等 ≪特別集計≫令和6年夏季賞与(一人平均)(p14)」「毎月勤労統計調査 令和7年2月分結果速報等 ≪特別集計≫令和6年年末賞与(一人平均)(p14)」

賞与(ボーナス)の有無や、いくらもらえるかは法律による定めがないため、職場によって異なります。また、ボーナスは会社の業績に大きく影響されるのが一般的。利益を多く上げた年は、社員への還元としてボーナスの額が増えたり、場合によっては「決算賞与」として臨時のボーナスが支給されたりします。

一方で、会社の業績が芳しくない場合や赤字になった場合は、ボーナスが減額されたり、支給が見送られたりすることもあるでしょう。

参照元
厚生労働省
毎月勤労統計調査(全国調査・地方調査):結果の概要

稼げる接客業は?

年収が高い傾向にある接客業では、特定のスキルや専門性が求められたり、成果が直接給与に反映されるインセンティブ制度が導入されていたりするケースが多いでしょう。
以下に、例として4つの職業をご紹介します。

パチンコ業界

パチンコホールのスタッフは、一般的な接客業務に加えて、機械のトラブル対応や店内巡回、景品交換など幅広い業務をこなします。店長クラスになると、店舗全体の運営やスタッフ管理、売上管理など責任が大きくなるため、年収が高くなる傾向にあるようです。

高級レストラン・高級ホテルの接客スタッフ

高級なサービスを提供する場所では、お客さまへのきめ細やかな対応や洗練されたマナー、専門知識が求められます。ソムリエやシェフ、コンシェルジュといった専門職や、マネージャー以上の管理職になると、その専門性や責任に応じた給与が期待できるでしょう。

パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーは、お客さま一人ひとりの目標に合わせて、運動指導や食事管理を行う専門職です。個別の指導であるため、顧客単価が高く、実績や指名数に応じてインセンティブが発生する給与体系が多いことが高収入につながります。
特に経験豊富で実績のあるトレーナーは、高額な報酬を得ることが可能です。

自動車販売・住宅販売

お客さまに高額な商品を提供する仕事は、成果に応じてインセンティブや歩合給が支給されるため、高収入を目指しやすいでしょう。お客さまと信頼関係を築き、契約に結びつけるための高いコミュニケーション能力や提案力、交渉力が求められます。

高収入を目指したい方は、「稼げる仕事ランキング!男女別に給与の高い職種や就職のポイントを紹介」のコラムもチェックしてみてください。

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接客業の仕事でつらいこと

接客業の仕事でつらいことの画像

接客業は魅力的な仕事ですが、「マニュアルどおりにいかない」「土日に休みが取りにくい」など、人によっては負担に感じる側面もあります。ここでは、接客業の仕事でつらいことをご紹介します。
ただし、接客業のすべての仕事に当てはまるとは限らないため、あくまで参考程度にチェックしてみましょう。

土日に休みが取りにくい

接客業はゴールデンウィークやお盆、クリスマス、年末年始などの長期休暇期間が繁忙期となることが多く、休みを取りにくい傾向があります。土日の休みも少ないため、友人や恋人と予定が合わせにくいというデメリットもあるようです。

クレームに対応することもある

接客業は、人に接する仕事である以上、クレーム対応は避けられない役目の一つ。ときにはマニュアルが通用せず、臨機応変な対応が求められることもあります。お客さまによっては、マニュアルに沿った接客に不快感を覚えてしまう可能性があるため、相手に寄り添った対応をすることが大切です。

対応の仕方によっては、クレームを申し出たお客さまがお店のファンになってくれることも。クレーム対応はつらいことではありますが、お客さまと信頼関係を築くチャンスとして前向きにとらえるよう意識してみましょう。

高収入を狙える仕事は少なめ

接客業では高収入を狙える仕事が少ない傾向にあるようです。以下では、産業別の賃金の実態をご紹介するのでご覧ください。

年齢別で見る産業別の賃金

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、接客業の収入は20代のうちはほかの産業と大差がないものの、30代ごろから差が開き始めています。金融業・保険業と宿泊業・飲食サービス業を比較すると、もっとも賃金差が大きい50~54歳では19万円以上の賃金差があることが分かりました。

 宿泊業・飲食サービス業金融業・保険業
20~24歳(男女計)221,000円250,500円
40~44歳(男女計)295,200円464,300円
50~54歳(男女計)305,300円496,600円

参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (5) 産業別にみた賃金 」

接客業に必要な「コミュニケーション能力」「ホスピタリティ精神」などは、能力を測定するのが難しく、資格を持っていても評価につながりにくいもの。そのため、接客業はスキル評価による収入アップが難しいと考えられます。

また、未経験者歓迎や経験不問とする求人の数も多いため、買い手市場になりがちなのも高収入を狙うのが難しい原因のようです。

参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況

正社員の求人を見つけにくい可能性がある

接客業はアルバイトの募集が多く、希望の仕事で正社員の求人を見つけにくいことも。厚生労働省の職業情報提供サイト job tag「飲食チェーン店店員」を例に挙げると、「この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』」について正社員を挙げる割合が19.2%に対し、パートタイマーは65.4%。続いてアルバイト(学生含む)は36.5%という結果に。
パートやアルバイトの比率が大きいことから、場合によっては希望に合う正社員求人が見つからない可能性も考えられるでしょう。

しかし、正社員登用制度のある職場なら、アルバイトで経験を積んでから正社員を目指すという道もあります。上司の信頼を得られれば、会社側から「正社員にならないか」と打診されることもあるようです。

詳しくは、「社員登用制度を利用するメリット・デメリットは?面接や試験の流れも紹介!」のコラムで解説しているので、あわせてご覧ください。

参照元
厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag
トップページ

仕事によってはノルマがある

接客業のなかには、ノルマを課せられる仕事もあります。お客さまに対する気遣いだけでなく、売上のノルマを達成しなくてはいけないため、負担に感じる場合もあるでしょう。
求人に応募するときに、ノルマの有無を確認することもポイントといえます。

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接客業のスケジュール

ここでは、アパレルショップで働く場合を例に挙げて、年間休日数と1日の流れをご紹介します。店舗や地域によって異なるので、一つの参考としてご覧ください。

年間休日数

厚生労働省の職業情報提供サイト job tag「衣料品販売」によると、アパレルショップは週休2日制が多いようです。週休2日制の場合、年間休日は約104日となります。なかには、夏季休暇や年末年始休暇などを含め、120日程度の休日を設けている会社もあるようです。

アパレルショップに限らず、接客業は土日祝日も営業している店舗がほとんどなので、平日に休みをとることが多くなるでしょう。

1日の流れ

1日の流れ

  • 店内を掃除する(開店準備)
  • 商品を補充し整える
  • 売場に立ち接客をする
  • お客さまが購入する商品の会計をする
  • 商品を包装する
  • 店内を掃除する(閉店作業)

上記のほか、アパレルショップでは販売促進のため、マネキンに着せる商品の変更作業も行います。また、お客さまへ商品の特徴や手入れ方法について説明したり、着回しのアドバイスを行ったりするのも仕事の一つ。試着の際にはフィッティングのサポートも担当します。

アパレルショップの仕事内容について詳しく知りたい方は、「アパレル店員の仕事内容とは?向いている人の特徴ややりがいを解説」のコラムもあわせてチェックしてみてください。

参照元
厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag
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接客業に向いている人の特徴

接客業に向いている人の特徴の画像

接客業に向いてる人の特徴は、「聞き上手」「臨機応変に対応できる」などが挙げられます。以下で詳しく紹介するので、自分に当てはまる特徴がないかを確認しましょう。

人と関わるのが好き

接客業は自分からお客さまに声をかけて商品の提案やサービスを提供することもあるので、積極的に人と関わろうとする気持ちが大切です。「人に話し掛けることに抵抗がない」という方は、接客業でストレスなく仕事ができるでしょう。

聞き上手

接客業では「聞き上手」であることが重要です。お客さまが話したいこと・質問したいことを丁寧に聞ければ、接客で円滑なコミュニケーションが取れます。

傾聴力がある人の特徴やアピールする方法は、「聞き上⼿な⼈に向いている仕事は?より強みを活かすポイントも紹介!」で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

気配りができる

接客業では、「お客さまが何を求めているのか」「多くの人が来店しやすい店舗にするにはどうすれば良いか」というように、相手の気持ちに寄り添って考えて行動する必要があります。

たとえば、飲食店では「食事の済んだ食器を下げる適切なタイミングはいつか」「水のおかわりは必要か」などの気遣いが必要でしょう。
お客さまの要望を汲み取り、ニーズに合った振る舞いをする気配り力が求められる仕事といえます。

臨機応変に対応できる

接客業では、その場で求められることに対して素早く対応することが重要です。商品の問い合わせや突然のクレームに対し迅速かつ的確に答えられれば、質の高いサービスにつながります。そのため、臨機応変に対応する力のある人は職場で歓迎されるでしょう。

体力がある

接客業は「体を動かす仕事がしたい」「体力には自信がある」といった方におすすめ。多くの接客業は立ち仕事のため、体力が必要だからです。納品された商品を運んだり、所定の場所へ陳列したりする作業では、重量のある荷物を扱う場合もあります。

また、接客業では体調管理も重要です。体調不良により頻繁に欠勤すると、職場では人員不足による業務負担の増加や、シフトの穴埋めによる混乱、ほかの従業員のモチベーション低下といった問題が発生する可能性も。
お客さまに対しては、担当者不在によるサービス品質の低下や待ち時間の増加をもたらし、顧客満足度の低下や顧客離れを引き起こす恐れもあるからです。

「体を動かす仕事には何がある?女性が活躍できる職種を知ろう」のコラムでは、体を動かす仕事をご紹介。メリットや注意点にも触れているので、あわせてご一読ください。

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接客業に向いてない人の特徴

接客業は、お客さまに寄り添うための気遣いや忍耐力、丁寧さが不足していると難しさを感じる可能性があるでしょう。以下では、「接客業に向いてない…」と感じやすい人によく見られる特徴をご紹介します。

自分が話したいことばかりを話してしまう

接客業に向いてる人の特徴の一つに「聞き上手」があるように、自分が話したいことを一方的に話してしまうと、お客さまに寄り添うのは困難です。接客業では、お客さまを中心に考えて行動する必要があるでしょう。

ストレスを抱えやすい

接客業の仕事では、気持ちの切り替えが苦手な方はストレスを抱えやすく、精神的な負担を感じてしまう可能性があります。
接客業を続けていると、ときにはお客さまから傷つくような言葉を投げかけられたり、上手く対応ができなかったりすることも。気持ちの切り替えができずにマイナスな感情を引きずってしまうと、大きなストレスとなり、接客業を続けるのは難しくなってしまう恐れがあります。

ストレスの対処法は、「もう限界…仕事のストレスで疲れたときの原因と対処法」のコラムでも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

細かいことが苦手

細かい作業や気配りが苦手だと、接客業の仕事で負担を感じやすいでしょう。お客さまに喜んでもらうためには、手間がかかることに対しても「どれだけ丁寧に取り組めるか」がポイントとなります。細かいことを丁寧にやるのが楽しいと思える人が向いているでしょう。

「細かいことは苦手だけど接客業を目指したい」と考える場合は、「仕事ができるようになるには?うまくいく人の特徴や意識するポイントを解説」のコラムがおすすめです。ぜひチェックして仕事の取り組み方の参考にしてみてください。

「向いてないかも…」と思うなら適職診断がおすすめ!

接客業が適職かどうかを知るには、適職診断を使う方法もあります。Web上には、質問に答えていくと適職が分かる診断ツールもあるので、接客業が自分に合っているか知りたい方は、ぜひ活用してみてください。また、このコラムの上部からも、1分程度で適職候補を絞り込める「適職診断」を受けられます。

就職・転職エージェントのハタラクティブでは、プロのキャリアアドバイザーによるカウンセリングを実施しているので、「なかなか自分の適職が見つからない…」と悩んでいる方は、ぜひハタラクティブへお気軽にご相談ください。

ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
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接客業に活かせる4つの資格

接客業の仕事では、サービス接遇検定、販売士などの資格取得で身につく知識やスキルが役立ちます。以下では、持っていると接客業で歓迎される資格をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

接客業に活かせる資格

  • サービス接遇検定
  • 販売士(リテールマーケティング)
  • レストランサービス技能検定
  • TOEIC

サービス接遇検定

サービス接遇検定は、敬語やマナーといった接客業の基礎的な知識から、顧客心理の理解を深めるような専門的な内容まで、サービスに関して包括的に学べる資格です。
試験には、筆記試験と実技試験があります。

販売士(リテールマーケティング)

販売士の資格は、小売や流通について学べるのが特徴です。3級では、接客販売に関する内容が出題されます。売場づくりに関する知識や、接客スキルを身につけられるので、小売店に就職・転職する際に役立つでしょう。

販売員に必要な資格は「販売員に資格は必要?業界ごとに必要なスキルを解説」でもまとめているので、あわせてチェックしてみてください。

レストランサービス技能検定

レストランサービス技能検定は、テーブルマナーから公衆衛生・安全管理まで、ホテルやレストランなど飲食店にまつわるサービススキルを証明する国家資格です。

受験するためにはそれぞれの級で条件があり、3級の場合は1年以上の実務経験が求められます。1級の受験には、専門学校などでレストランサービスの学科を卒業した人の場合も9年以上の実務経験が必要です。

TOEIC

TOEICは英語力を証明するポピュラーな資格の一つ。海外のお客さまへの対応として、英語力の高さは役立ちます。一般的には、600点以上で英語力があることを証明でき、就職や転職に有利に働く可能性があるでしょう。

英語圏からの外国人旅行客や居住者が増加している地域では、接客業のあらゆる職種で活かせる資格といえます。

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接客業の職種・業種を選ぶ4つのポイント

接客業の職種・業種を選ぶ4つのポイントの画像

接客業は求人数が多く、未経験から挑戦しやすい身近な仕事です。しかし、自分がどのような接客業に向いてるか分からないまま、何となく仕事を選んでしまうとミスマッチを起こす可能性があります。

ここでは、求人を選ぶ際のポイントをご紹介。自分に合った仕事に就くために、ぜひ参考にしてみてください。

接客業を選ぶときのポイント

  • 経験不問や未経験者歓迎の求人から探す
  • 身につくスキルで選ぶ
  • 活かせるスキルで選ぶ
  • 自分の苦手なことを選ぶ

1.経験不問や未経験者歓迎の求人から探す

接客業に就くのであれば、経験不問や未経者歓迎の求人から探すのがおすすめです。企業はできるだけ多くの人材を確保するために、未経験者歓迎の求人を出すことがあります。接客業は未経験者を歓迎していることが多く、業界経験のない場合も挑戦しやすいのが特徴です。

また、未経験者を歓迎している企業では、教育制度やマニュアルが整っている場合も。未経験の方も安心して始められるでしょう。

2.身につくスキルで選ぶ

ひとくちに「接客業」といっても、身につくスキルは職種によって異なります。接客業のなかから就職・転職先を選ぶ際は、仕事で身につくスキルに注目してみるのも一つの方法です。

たとえば、在庫管理や小売業の基礎を学びたい場合は、百貨店や商業施設の販売員が適しているでしょう。そのほか、高い接遇スキルで接客のプロフェッショナルになりたいならホテルスタッフ、お客さまとの関係構築を目指したいなら常連客の多い飲食店スタッフといったような選び方があります。

このように、職種によって極められるスキルが異なるため、「将来どのようなスキルを持って働きたいか」という視点を持って仕事を選ぶのも手です。

3.活かせるスキルで選ぶ

専門的なスキルや資格を持っているのなら、それを活かせる求人を探してみましょう。たとえば、調理師免許があるなら飲食店、販売士の資格があるなら小売店への就職・転職で役立ちます。
また、TOEICのような語学力を証明できる資格があれば、外国人旅行客が多い宿泊施設やリゾート地で歓迎されるでしょう。

4.自分の苦手なことを選ぶ

「苦手だけど克服したいこと」を軸にして、接客業の求人を選ぶのも一つの方法です。たとえば、「人と話すのは好きだけど、正しい敬語の使い方が苦手」といった点を克服するためにホテルのフロントを選ぶといった方法があります。
仕事であれば、苦手なことも乗り越えられる場合もあるため、スキルを増やすにはおすすめです。

仕事の決め方のコツは、「仕事の決め方が分からない!どんな働き方をしたいのか自分の基準で考えよう」のコラムでもご紹介しているのであわせてご覧ください。

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接客業の自己PRで効果的なアピールポイントは?

接客業の自己PRで効果的なアピールポイントは?の画像

接客業の自己PRで効果的なアピールポイントは、「コミュニケーション能力」「接客経験」です。以下で詳しく解説するので参考にしてみてください。

コミュニケーション能力

接客業を目指すのであれば、コミュニケーション能力をアピールするのが効果的。「人と接することが好き」「チームワークを大切にしている」など、これまでの経験を交えて具体的に伝えることが大切です。コミュニケーション能力は、接客業の基本ともいえるので、最初に触れるのが望ましいでしょう。

「履歴書の特技欄を書く目的とは?コミュニケーションを特技とした例文も紹介」では、コミュニケーションをアピールする例文を紹介しているので、ぜひご覧ください。

接客経験

アルバイトで接客経験がある場合は、自己PRの際に伝えましょう。接客業は入れ替わりが激しい傾向があり、採用側は接客経験の有無を通して適性を判断することもあります。
接客経験があれば、即戦力として採用される可能性が高まるため、積極的にアピールするのがおすすめです。

アピールの際には「以前の接客業務でどのような経験をし何を得たのか」について、具体的な事例を挙げて説明しましょう。

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接客業の志望動機が思いつかない方へ

接客業の志望動機が思いつかない方への画像

志望動機が思いつかないときは、応募先企業が扱う商品やサービス、職種の特徴に注目して考えてみましょう。
ここでは、接客業の志望動機を伝えるときの方法をご紹介します。志望動機の作成に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

熱意が伝わる志望動機を作るコツ

接客業の志望動機を考えるときは、応募先企業の「商品やサービスへの想い」を盛り込むのがコツです。面接では、志望する会社の商品やサービスへの想いについて聞かれることがあります。

スムーズに回答するためには、あらかじめ応募先企業の商品やサービスを体験したり確認したりするのが望ましいでしょう。想いを伝えたうえで、今後の目標と結びつけると効果的です。

体験をもとに志望動機を作るときは?

体験を志望動機に活かす際のポイントは、「サービスに何を感じ、自分の目指している接客とどうつながるのか」といった形で自分の目標と結びつけてみてください。単なる体験で終わらせないのが大切です。
志望動機の書き方や注意点については、「接客業の志望動機は?書き方と例文・転職成功のためのポイントを紹介!」のコラムも参考にしてみてください。

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職種別の志望動機の例文

ここでは、接客業の職種別に志望動機の例文をご紹介します。以下を参考に志望動機を考えてみましょう。

アパレル販売員の場合

「流行を追いかけるのではなく、『品質の良いものを長く着ること』を大事にする貴社の姿勢に共感したため、志望いたします。
私は学生時代、ショッピングモール内のアパレルショップでアルバイトをしていました。アルバイトでは、接客を通して商品を提案し、お客さまに喜んでもらえることに楽しさを感じていました。
しかし、商品の入れ替わりが激しく、短期間しか着てもらえない洋服を販売することに疑問を感じるようになりました。
入社後は、アルバイトで培った提案力やコーディネート力を活かし、お客さまのためを一番に考えた接客をしたいと思っています」

ホテルフロントの場合

「私は現在、テーマパークのアトラクションスタッフをしています。お客さまが喜ぶ姿を見ることにやりがいを感じていますが、テーマパークでその姿を見るのは瞬間的です。
じっくりお客さまをもてなしたいと感じるようになり、貴社への転職を決意いたしました。私は以前、貴社のホテルに宿泊したことがあります。その際、私と友人の会話を耳にしたフロントの方が、帰り際に『お誕生日おめでとうございます』とささやかなプレゼントをしてくれました。
私はホテルのホスピタリティ精神に感動し、これが接客業に興味を持ったきかっけになりました。テーマパークで身につけたコミュニケーション能力を活かし、『すべての人に感動を』という貴社の理念を実現していきたいと考えております」
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接客業のキャリア形成

接客業はただお店に立つだけの仕事ではありません。接客業で最も大切なのは、お客さまと信頼関係を築くことです。この経験を通じて他者の気持ちを理解する力や、お客さまの困り事を解決する問題解決力が身につきます。

これらは、どのような職種でも評価される「普遍的なスキル」です。ここでは、未経験からどうすればステップアップできるのか、接客業でどのようなキャリアが描けるのかを解説します。

未経験からのステップアップ

チェーン店で働く場合を例に、未経験からのステップアップをご紹介します。

未経験からのステップアップ

  • 販売員
  • フロアマネージャー
  • 店長
  • 地域統括マネージャー

入社直後は販売員として働き、そこからお店をまとめるフロアマネージャー、お店全体の責任者である店長、さらには複数店舗を統括する地域統括マネージャーへと昇進していくのが一般的です。
大手チェーン店では、本部のスタッフとして商品企画や人事、教育などを担当する専門職へ移行するケースもあります。

キャリアが上がるにつれて、人材管理やマーケティング戦略の立案といった、より高度なビジネススキルも求められるようになるでしょう。

異業種・異職種へのキャリアチェンジ例

アパレル業界では販売スタッフから、お客さまに似合う服を提案するスタイリスト、商品を仕入れるバイヤー、お店のディスプレイを考えるVMD(ビジュアルマーチャンダイザー)へとキャリアアップする道があります。

飲食業では、ホールスタッフから店舗を管理する店舗管理者、さらには複数店舗の運営責任者へと成長することも可能です。未経験からのスタートであっても、明確な目標を持って日々の業務に取り組むことでキャリアアップの道を歩めます。

接客業で培ったスキルは「どこでも通用する」万能スキル!

接客業で身につくスキルは、実はさまざまな業界や職種に転用できる汎用性の高いものです。接客業の仕事を通じて培われる「人を理解する力」「課題解決能力」「コミュニケーション力」は、営業職、企画職、事務職、教育職など、多くの職場で重宝されるスキルセットとなります。接客業での経験は、あなたのキャリアにおける大きな強みとなるでしょう。
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まとめ

接客業は、お客さまとの信頼関係構築力や問題解決力など、どのような仕事でも役立つスキルが身につく仕事です。販売員から店長、マネージャーへ昇進する道や、本部スタッフ、人事・教育担当へのキャリアパスも。
日々の業務を通じて商品知識を深め、チームワークを発揮し、売上分析についても学ぶことで、「モノやサービスを売る」以上のビジネス能力が養われるでしょう。

未経験からスタートした場合であっても、基本を徹底し目標を持って取り組めば、着実にステップアップできるのが接客業のメリットです。接客業で培ったスキルは、異業種・異職種へのキャリアチェンジする場合にも活かせます。

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就職・転職で接客業を目指す方のお悩みQ&A

接客業を目指す方によくあるお悩みを想定して、Q&A形式で回答します。

接客業といわれる仕事ってどんなもの?

接客業の仕事の種類は、飲食店のホールスタッフやスーパーのレジスタッフ、遊園地のスタッフなどさまざまです。美容院やエステサロン、ブライダルのスタッフも接客業の一つ。
より多くの職種について知りたい方は、「サービス業の仕事内容って?職種一覧や向いている人の特徴を紹介!」もご一読ください。

接客業で身につけられるスキルが知りたい!

接客業では、お客さまに接したりスタッフと連携したりすることで、コミュニケーションスキルが身につけられます。また、お客さまの要望に応えたり、機転を利かせて行動したりする必要があるため、柔軟性も身につくでしょう。
このコラムの「接客業で働くメリット身につくスキル」では、接客業で身につけられるスキルを紹介していますので、ぜひご覧ください。

マナーに自信がありません

マナーは知識として学び、意識して実践することで身につけられるスキルです。大事なのはお客さまのニーズをとらえ、臨機応変な対応ができること。接客業では、「いかにお客さまの立場に立って業務を進められるか」が求められます。

最初はマナーを完璧に身につけていなかったとしても、業務経験を積むことで少しずつ身につけられるでしょう。不安があれば、就職・転職前に資格取得を目指して勉強するのもおすすめです。
資格については「販売員に資格は必要?業界ごとに必要なスキルを解説」のコラムでご紹介しているのでご参照ください。

お客さまに強い態度を取られるのが不安です

不安を感じたら「個人的に攻撃されているわけではない」と割り切り、冷静さを保ちましょう。お客さまの話を最後まで聞いて共感を示し、問題点を整理して解決策を提案することを心がけます。常に冷静なトーンと丁寧な言葉遣いを意識し、決して一人で抱え込まず上司やチームに相談してください。経験を積めば対応スキルが身につきます。

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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績
  • 働きたいだれもが就職できる社会を目指す「ハタラクティブ」
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