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ジョブホッパーとは?企業からの印象や転職を成功させる方法を解説
更新日
この記事のまとめ
- 一般的に、短期間での転職を複数回繰り返している人をジョブホッパーという
- ジョブホッパーには、積極性や向上心をもって行動できる特徴がある
- ジョブホッパーは社会経験が豊かになるが、年齢に応じた実績が少ないと評価されにくい
- ジョブホッパーが転職を成功させるには、一つのスキルを極めるのがおすすめ
- ジョブホッパーで転職回数が不安な場合は、エージェントに相談するのも手
「ジョブホッパーの意味は?」「就活への影響はある?」と思う人もいるでしょう。ジョブホッパーとは、一つの企業の在籍期間が短く、転職を繰り返す人を指す言葉です。ジョブホッパーは社会経験が豊富である一方、選考においては企業側から早期退職を懸念される場合もあります。
このコラムでは、ジョブホッパーになりやすい人の特徴やメリット・デメリットを解説。転職を成功させる方法もご紹介するので、ぜひご覧ください。
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ジョブホッパーの意味とは
ジョブホッパーとは、短期間での転職を複数回繰り返している人を指す言葉です。英語で「転職を繰り返す」という意味の「ジョブホッピング」が由来で、一つの企業に定着しない働き方をするのが特徴といえるでしょう。
ジョブホッパーには、年収やキャリアの向上を目的に転職するという意味合いもあります。
ただし、企業によっては「一つひとつの仕事経験が浅い」「実績が少ない」といったイメージをもたれる場合もあるようです。転職活動では、企業側が抱きがちな不安を払拭する工夫が必要になります。
何年で転職するとジョブホッパーといわれる?
ジョブホッパーに明確な定義や規定はないものの、年齢や社会人経験に対して明らかに転職回数が多い人が当てはまるでしょう。
一般的にジョブホッパーと認識されるのは、たとえば「3年程度で転職を繰り返す」「20代で複数社を経験している」「20代では転職経験がないが、30代では数年ごとに転職を繰り返している」などが該当します。
厚生労働省の「雇用の構造に関する実態調査」によると、年齢ごとの転職回数の割合は以下のとおりでした。
年齢/転職回数 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
20~24歳 | 0.697 | 16.9% | 9.9% | 0.012 | - | 0.012 |
25~29歳 | 49.3% | 23.9% | 17.8% | 0.059 | 0.02 | 0.01 |
30~34歳 | 27.1% | 24.9% | 23.6% | 0.148 | 3.5% | 5.7% |
35~39歳 | 14.6% | 22.2% | 25.0% | 0.175 | 0.083 | 0.122 |
これを見ると、20代で2回以上の転職をしている人の割合は、転職回数1回の場合と比べて20%以上の差があることから、転職回数としては比較的多いほうと考えられるでしょう。
30代では転職回数ごとにそれほど大きな差はありませんが、4回目以降の転職者数の割合は20%以下になっています。30代において4回目以降の転職は、比較的回数が多いほうといえるかもしれません。
転職回数の多さによる採用率が気になる方は、「転職回数が多い人必見!即採用の理由や面接のコツを詳しく解説」のコラムもご一読ください。
キャリアビルダーとの違い
ジョブホッパーとキャリアビルダーの違いは、転職する目的や計画性にあります。ジョブホッパーは新しい環境や経験を求めて転職する場合が多いのに対して、キャリアビルダーは長期的な目標をもとに計画的に転職を行う傾向があります。
そのため、ジョブホッパーは業種や職種が統一されていないことも多いですが、キャリアビルダーはキャリアに一貫性があるのも異なる点です。転職を繰り返す点は共通しているものの、企業に与える印象やアプローチ方法は異なるでしょう。
参照元
厚生労働省
雇用の構造に関する実態調査 / 転職者実態調査 / 令和2年 報告書 統計表 個人調査
ジョブホッパーの特徴
ここでは、ジョブホッパーに共通する特徴を紹介します。以下で、確認してみましょう。
積極的である
ジョブホッパーの特徴の一つは、仕事に対して積極的な傾向があることです。実績のない状態での転職活動を億劫に感じる方も多いなか、ジョブホッパーは、経験してみたい仕事や勤めたい企業があれば積極的に行動できます。
転職活動が面倒くさいという考えは基本的になく、やる気に満ちあふれている人が多いといえるでしょう。そのため、採用担当者から自主性や熱意が評価されやすいといえます。
独自の考えをもとに行動できる
周りに流されず独自の考えをもとに行動できるのも、ジョブホッパーの特徴です。「大多数の人がこうしているから」という考えにとらわれず、しっかりと自分の芯をもっている傾向があります。
そのため、グループで業務を進める、個人より集団に重きを置く、などの体制をとっている企業は合わないと感じる場合があります。転職活動では、採用担当者から「協調性がない」と思われる可能性があるため、行動力を発揮できる職種を選んでアピールするのがおすすめです。
向上心がある
ジョブホッパーには、向上心があるという特徴もあります。ジョブホッパーのなかには、自分の将来や理想のキャリアを実現するために、「もっとスキルを伸ばしたい」「より多くの経験を積みたい」という理由で転職活動を行う人も少なくありません。
また、転職先や転職活動がうまくいかなかったとしても簡単に諦めることなく、持ち前の向上心で前向きに乗り越えていく気概ももっているでしょう。
選考で向上心をアピールする方法は、「自己PRで向上心をアピールするには?例文や言い換え方を紹介」のコラムで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
自分に自信がある
自分に自信があることも、ジョブホッパーの特徴として挙げられます。これまでの経験を通じてさまざまな経験やスキルを身につけており、複数回の転職活動にも成功しているため、自身の能力や経歴に対して自信をもっていることもあるでしょう。そのため、今の職場とのミスマッチを感じた場合には、すぐにでも転職を検討する場合もあります。
飽きっぽい
飽きっぽい傾向にあるのも、ジョブホッパーの特徴の一つです。一つの仕事をある程度続けるとモチベーションが下がってしまい、新しい分野や業界にチャレンジしたいと感じることがあるでしょう。
仕事において飽きっぽい性格は短所とも捉えられますが、裏を返せば、新しいことに興味をもち続けられる長所ともいえます。転職活動では、前向きな表現に変換してアピールすることで評価を得られやすくなるため、企業ニーズを理解してポジティブな印象を与えることを心掛けましょう。
協調性を重視しない
ジョブホッパーの特徴として、あまり協調性を重視しないところもあります。自分の意思をもって行動できる一方で、周りの人の意見や行動に耳を傾けず、自分のやり方にこだわってしまうこともあるでしょう。
ビジネスで良好な関係を築くために、ときには妥協点を探したり相手の意見を聞いたりすることも大切です。発言や行動に一貫性がある点は信頼性が高いため、面接ではそのうえで協調性も意識していることを伝えると、「主体性だけでなく柔軟性もある」といった評価につながりやすくなります。
仕事に飽きやすいなら派遣社員もおすすめ
仕事に飽きやすい方は、派遣社員として働くのもおすすめです。派遣社員はあらかじめ雇用期間が定められているので、飽きて転職するのを避けられるでしょう。
また、さまざまな職種を経験できる可能性があるので、自分に合った仕事が見つけやすいメリットもあります。「自分に適している」「もっとこの仕事を頑張ってみたい」と感じる仕事があれば、その職種で正社員を目指すのも良いでしょう。
ジョブホッパーの何が悪い?転職を繰り返すメリット
ジョブホッパーは転職回数が多いため、人によっては「安定しない」「我慢できない」といった印象をもたれる場合もあるでしょう。しかし、転職を繰り返すのは悪いことばかりではありません。
以下で、転職を繰り返すことで得られるメリットをまとめました。
転職を繰り返してジョブホッパーになるメリット
- コミュニケーション能力に磨きがかかる
- 新しい環境に比較的早く馴染みやすい
- 社会経験が豊かになり多角的な見方ができるようになる
- 常に新しいビジネスを模索できる
コミュニケーション能力に磨きがかかる
転職を繰り返すメリットには、コミュニケーション能力に磨きがかかることが挙げられます。転職するたびに人間関係を再構築するため、異なる社風の企業でさまざまな性格や年代の社員と関われば、自然とコミュニケーション能力が上がるでしょう。
コミュニケーション能力は、多くの仕事で活かせるので評価される傾向にあります。社員とすぐに仲良くなれたり、初対面の人とも臆せず話せたりすることをアピールすれば、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
選考でコミュニケーション能力をアピールしたい場合は、「履歴書の特技欄を書く目的とは?コミュニケーションを特技とした例文も紹介」のコラムを参考にしてみてください。
新しい環境に比較的早く馴染みやすい
複数回の転職によりさまざまな環境を経験しているため、新しい環境にも比較的早く馴染みやすいことも、ジョブホッパーのメリットです。過去の転職経験から企業によってカルチャーや価値観が違うことを体感的に理解しており、先述したようにコミュニケーション能力も磨かれているため、新しい職場環境や人間関係にも柔軟に対応できるでしょう。
環境にすぐに馴染めるため新たな場所でも自分らしく能力を発揮しやすく、周りの人と積極的に交流できるため業務連携もスムーズになるメリットがあります。
社会経験が豊かになり多角的な見方ができるようになる
社会経験が豊かになり多角的な見方ができるようになるのも、転職を繰り返してジョブホッパーになるメリットの一つです。ジョブホッパーとしてさまざまな分野の仕事を経験することで、幅広く知識を深められるでしょう。
身につけてきた多様な知識や経験をもとに多角的な視点で物事を判断できたり、新しいアイデアを出せたりするので、採用担当者に「即戦力になる」と評価されやすくなります。
常に新しいビジネスを模索できる
転職を繰り返すことで、常に新しいビジネスを模索できるのもジョブホッパーのメリットといえるでしょう。固定概念にとらわれず、自分にとってより良いビジネスに興味関心をもち続けられることは、ジョブホッパーの長所の一つです。
一つの企業や仕事に執着しないジョブホッパーは、「次のステップに進みたい」と思ったらすぐに行動に移せる傾向にあります。常に行動し、アンテナを張り巡らせることで、新しいビジネスの先駆者となるチャンスも得られるかもしれません。
ジョブホッパーになるデメリット
ジョブホッパーにはデメリットも存在します。すべてのジョブホッパーに当てはまるわけではないものの、知っておくことで転職活動に役立てられるでしょう。
ジョブホッパーになるデメリット
- 年齢に応じた実績がなく評価されにくい
- 人間関係が長続きしない
年齢に応じた実績がなく評価されにくい
ジョブホッパーは年齢に応じた実績がない場合が多く、評価されにくい側面もあるのがデメリットです。ジョブホッパーは短期間での転職を繰り返す傾向にあるため、一つの企業で就業する期間は短くなるでしょう。
よって、仕事に活かせるスキルや経験を身につける前に転職することで、同世代の社会人よりアピールできる実績が少なくなる可能性があります。転職活動では年齢が上がるごとに見合った経験やスキルが求められるため、年齢に比べてスキルが未熟だと不利になる場合があるので注意しましょう。
「転職は何歳まで?年齢制限はある?未経験から採用されやすい業界も解説」では、年代ごとの転職活動について触れているので、こちらもあわせてご一読ください。
人間関係が長続きしない
人間関係が長続きしないのも、ジョブホッパーになるデメリットの一つです。ジョブホッパーの場合、人間関係を広く築ける特徴がある反面、短期間で転職するため社員同士である程度仲良くなっても人間関係が続きにくいことがあるでしょう。
ジョブホッパーが企業から抱かれやすい印象
ジョブホッパーは転職回数が多いため、企業の採用担当者によってはマイナスな印象を与える可能性があることに留意しておきましょう。たとえば、「忍耐力がない」「キャリアビジョンを描けていない」と懸念されることが考えられます。
転職回数が多い場合は、熱意をアピールしたり、活かせるスキルをアピールしたりすることで採用担当者の不安を払拭しましょう。
ジョブホッパーにポジティブな印象をもつ企業もある
ジョブホッパーは、一概にネガティブな印象をもたれるわけではありません。なかには、「これから成長してくれれば良い」と考える経営者や採用担当者もいるでしょう。ジョブホッパーには、「短期間で新しい分野の業務を覚える」「さまざまな企業で働いてきた経験を活かす」「新しい環境に馴染む努力ができる」など、多くの期待をもてる側面もあるからです。
また、自分がやりたい仕事を求めることやスキルを身につけることを目的とした転職を、「向上心がある」と好意的に捉えてくれる企業もあるでしょう。転職の目的が明確で、ステップアップする意欲を採用担当者にアピールできれば、前向きに評価される可能性は十分にあります。
ジョブホッパーの末路は?仕事に与える影響
ここでは、ジョブホッパーになることで仕事にどのような影響があるのかを解説します。転職を繰り返すリスクを把握したうえで、後悔しない選択をしましょう。
ジョブホッパーになることで仕事に与える影響
- 転職の選択肢が限られてくる
- アピールできるスキルや経験が減る
- 責任の重い仕事を任せてもらえる機会が少ない
転職の選択肢が限られてくる
ジョブホッパーを続けていると、年齢を重ねるにつれて転職の選択肢が限られてくるでしょう。社会経験が豊富であっても実績が少ないというジョブホッパーは、年齢が上がるごとに企業側の採用担当者から採用を躊躇されることも。また、「長期勤続によるキャリア形成のため○歳まで」のように年齢制限が設けられている求人もあり、年齢を重ねると応募できる求人数が減ってしまいます。
転職が難しくなる原因は、「転職が難しい原因とは?有利な時期は20代だけ?成功させるコツを解説」のコラムでもまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
アピールできるスキルや経験が減る
転職を繰り返すことで、アピールできるスキルや経験が減る可能性があります。ジョブホッパーは短期間で転職を繰り返すため、キャリアを積みにくい働き方といえるでしょう。
そのため、さまざまな職種や業界を経験していたとしても、在籍期間が短いためスキルも中途半端になりやすい傾向があります。専門性の高いスキルや実績を求められる中途採用では、就職が難しくなるでしょう。
責任の重い仕事を任せてもらえる機会が少ない
責任の重い仕事を任せてもらえる機会が少なくなるのも、転職を繰り返すリスクといえます。仕事の幅が狭まると、キャリアアップが難しくなることも考えられるでしょう。
また、ジョブホッパーは短期間で転職する可能性を懸念され、転職されると困るような重要なポジションや、数年をかけて行うプロジェクトの担当になれない可能性も高くなります。転職活動をするときは、別の企業に移ることが自分にとってプラスになるかどうかまで考えて行いましょう。
転職に失敗するケースや成功している人のポイントについては、「転職のありがち失敗例を紹介!後悔しない選択と成功のコツとは」のコラムで解説しています。
自分にとってプラスになる転職であれば問題ない
「理想のキャリアを歩めている気がする」「悩みが解消された」「収入がアップした」など、自分にとってプラスの結果になったのであれば、ジョブホッパーとして転職を繰り返したのは成功といえるでしょう。
しかし、入社した会社が理想と違う、前の職場のほうが良かったなど、転職に失敗したことでさらに転職活動を繰り返すのは良くありません。このようなミスマッチは、転職の理由や目的がはっきりしていなかったり、企業研究が甘かったりすることが原因で起こっている可能性があります。今の会社を辞めたいという気持ちだけで転職活動をしていると、同じ失敗を繰り返す場合があるので注意しましょう。
ジョブホッパーが転職を成功させる6つの方法
ジョブホッパーが転職を成功させるためには、スキルを絞って極めることや将来の目標を明確にすることが大切です。以下で、ジョブホッパーが転職を成功させるための方法をまとめたので、参考にしてみてください。
ジョブホッパーが転職を成功させる方法
- 一つのスキルを極める
- キャリアビジョンを明確にする
- 過去の経験から学んだことをアピールする
- 自分の強みや弱みを把握する
- 面接では転職理由を前向きに伝える
- 就職・転職のプロに相談する
1.一つのスキルを極める
ジョブホッパーが転職を成功させるには、一つのスキルを極めるのが良いでしょう。企業によっては、転職回数が多いことでスキルの未熟さを懸念する採用担当者もいるためです。
仕事で活かせたり、アピールポイントになったりするスキルをもっていなければ、年齢を重ねたときに転職が難しくなる可能性もあります。早い段階から自分にとってアピールになるスキルは何かを考え、身につくよう意識することが大切です。
これまでの経験やスキルを棚卸しする
これまでの経験や身につけてきたスキルを棚卸しして、自身のアピールポイントを改めて考えてみましょう。経験やスキルを活かせる企業を選び選考でアピールできれば、採用担当者に入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなります。在籍期間が短い企業が多い場合も、応募企業に必要なスキルや業務に活かせる経験などがあれば積極的にアピールしましょう。
棚卸ししても魅力的なスキルや経験が見つからないときには、ポータブルスキルや経験の幅広さを伝えるのも有効です。ポータブルスキルについては、「転職に役立つスキル一覧!仕事が変化しても通用するポータブルスキルとは?」のコラムで詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
専門性の高い分野や職種を選ぶのもおすすめ
専門性の高いスキルや技術をもっているジョブホッパーは、それを活かせる分野や職種を選ぶのもおすすめです。面接ではスキル技術を客観的に示せる資格や実績を示すほか、日々勉強を続けていることも伝えることで、向上心や意欲を評価してもらえる可能性があるでしょう。
今の仕事を続けるのも手
スキルを身につけたい場合、転職せずに今の仕事を続けるのも手です。どの仕事でも身につけられるスキルにはタスク管理能力や問題解決能力などが挙げられ、専門的なものだけとは限りません。
今の仕事で任されている業務のなかで身につけられるスキルを明確にし、「いつまでに身につけて転職する」と目標を作ればモチベーションにもつながります。スキル以外にも、目的をもって取り組んだ姿勢を転職活動でアピールすれば、向上心が評価されて成功しやすくなるでしょう。
2.キャリアビジョンを明確にする
キャリアビジョンを明確にするのも、ジョブホッパーが転職を成功させるための方法の一つです。キャリアビジョンを考える際には、過去を振り返り、転職を繰り返した原因を明確にしてみましょう。たとえば、「思っていた仕事と違いモチベーションが保てなかった」「残業が自分には合わなかった」など仕事に対する不満点が分かれば、理想の働き方や仕事内容など「転職の軸」が見えてきます。
自分の適性や希望をもとに、「何年後にはどのような仕事をしていたいか」「将来どのような生活をしたいか」といったようにキャリアビジョンを考えてみましょう。
3.過去の経験から学んだことをアピールする
ジョブホッパーが転職活動をする際は、過去の経験から学んだことをアピールするのが有効です。面接では転職理由だけでなく、「過去の経験から何を学んだのか」「転職先でどのように活かしたいのか」といった点も伝えましょう。過去の経験から学んだことを踏まえて、「だからこそ御社に転職したい」と伝えることで説得力が増すでしょう。
4.自分の強みや弱みを把握する
ジョブホッパーの転職活動を成功させるには、自分の強みや弱みを把握するのも重要です。自己分析を行い、自分にどのような強みがあり応募企業でどう活かせるのか、どのような弱みがありどう克服するのかを明確にしましょう。
自分の強みや弱みが把握できたら、加えて企業研究も行うのがおすすめです。面接では、企業研究で把握した応募企業の特徴や強み、社風などを踏まえて、自身の強みや弱みを伝えることで「入社後に活躍してもらえそう」「自分を客観的に見れている」と評価される可能性があります。
「自分の強みや弱みは何だろう?」と迷っている方は、「強み・弱みを一覧でご紹介!面接で使える回答例と自己分析法も解説」のコラムも参考にしてみてください。
5.面接では転職理由を前向きに伝える
面接で転職理由を聞かれた際に前向きな表現で回答するのも、ジョブホッパーが転職活動を成功させるためのポイントの一つ。採用担当者は、転職理由をとおして早期退職の可能性を見極めたいと考えているからです。そのため、「自分に合わない仕事だった」「人間関係が悪かった」などの理由から短期間で転職を繰り返している場合は、採用担当者に早期退職のリスクを懸念される恐れがあります。
面接で退職理由を伝えるときには、「異なる業界で挑戦したいことがあった」「別の企業で自分の能力が通じるか試したかった」など、前向きな姿勢や向上心を伝えるようにしましょう。
退職理由のポジティブな伝え方のコツは、「前向きな退職理由で好印象を与えよう!転職時の面接のコツや例文を紹介」のコラムで紹介しているので、あわせてご一読ください。
軸がなく転職を繰り返していた場合は反省の意を示す
転職で実現したい目標や、企業選びの軸がないまま短期間で転職を繰り返していた場合は、それに対して反省している意思を示すことも大切です。たとえば、「今振り返ると、自分のキャリアや応募先の企業研究を深めきれずに転職を繰り返してしまったと考え、反省しております」と伝えたうえで、「今回の転職を最後にしたい」と決意を示すと、より好印象につながりやすくなるでしょう。
また、「複数回の転職経験から培った多角的な視点やスキルを御社で活かし、貢献したい」とアピールするのも有効といえます。
6.就職・転職のプロに相談する
ジョブホッパーからの転職を成功させられるか不安な場合は、就職・転職のプロであるエージェントに相談するのがおすすめです。さまざまな転職者を支援しているエージェントでは、転職回数が多くてもスムーズに内定を獲得するためのサポートや、ジョブホッパー向けのアドバイスなどもしてもらえるでしょう。
「ジョブホッパーを卒業したい」「自分に合った仕事が分からない」という方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。
ハタラクティブでは、専属のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを実施し、あなたにぴったりの求人をご提案します。一人ひとりの希望条件や適性に合わせて、実際に取材を行い仕事内容や社内の雰囲気などを把握した企業の求人をご紹介するので、ミスマッチを防ぎやすいのがメリットです。サービスの一環として応募書類の添削や面接対策も実施しており、1分程度で仕事での適性が分かる「適職診断」もご活用いただけます。メールや電話での相談は苦手という方も、チャットツールでのやり取りができるので安心です。転職をお考えの方は、ぜひお気軽にご利用ください。
ジョブホッパーに関するFAQ
ここでは、ジョブホッパーに関する質問をQ&A形式でご紹介します。
3年で転職を繰り返すのは良くない?
一概に「良くない」とはいえません。なぜなら、すべての企業が勤務年数を基準として採用活動を行っていないからです。特に、新卒で入社した場合、卒業後3年以内であれば第二新卒として応募できる企業もあります。詳しくは、「『第二新卒』はいつまでが該当?企業側の採用視点や転職が有利な時期も解説」のコラムをご覧ください。
ジョブホッパーは企業側にとって何がメリットになりますか?
教育コストを抑えられるのがメリットといえます。
ジョブホッパーは一つの経験や実績は少ないものの、さまざまな仕事に対する適応の速さに長けている傾向にあるためです。そのため、人材教育コストを最小限に抑えられる点から、魅力的に映る場合があるでしょう。
キャリアチェンジし過ぎていて面接でアピールできる実績がありません
ジョブホッパーは「好奇心旺盛」や「行動力」などの特徴があるので、実績より内面的な人間力をアピールすると良いでしょう。企業によっては、スキルや経験よりも人柄を重視している場合もあります。
「『好奇心旺盛』を自己PRに活かそう!伝える方法とOK・NG例文を紹介」のコラムでは「好奇心旺盛」を自己PRで伝える方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
面接でキャリアビジョンを聞かれたときの答え方が分からない…
まずは、近い将来のキャリアプランから立ててみるのがおすすめです。10年先は遠過ぎてイメージが湧きづらいこともあるので、3年先のキャリアを考えてみましょう。
どうしても思いつかない場合は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。専属のキャリアアドバイザーが、あなたに適した転職活動の進め方や仕事探しのアドバイスをするので、希望のキャリアビジョンを実現できるでしょう。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。