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「働く」とは?メリット・デメリットは?就活での答え方を例文で解説
更新日
この記事のまとめ
- 「働くとは」の答えは、「収入のため」「社会貢献のため」など人の価値観によって違う
- 「働くとは何か」の質問対策として、自己分析を行い自分の価値観を理解しておこう
- 「働くとは」の回答から、求職者の「価値観」や「相性」などを確認している
- 働く意味を回答する際は、一貫性や具体性を意識するのがポイント
- 働く意味や適職に悩んだら、エージェントに相談するのも一つの手
面接で「働くとは何か」と聞かれたとき、自分にとっての「働く意味」が分からず悩むこともあるでしょう。「働くとは何か」という質問に回答するためには、自身の価値観を明確にし、質問の意図を把握することが大切です。
このコラムでは、代表的な「働く意味」や面接で聞かれたときの回答方法を解説します。また、自分の答えが出ないときの対処法や価値観ごとに分けた回答例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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働くとは
「働く」とは、社会に貢献し、その対価として収入を得ることです。当たり前だと思うかもしれませんが、たとえば会社で仕事をして毎月の給与をいただくことは、「働く」に該当します。働くことで人々の生活を豊かにしたり、会社の利益を上げたりできます。
代表的な「働く意味」
働く意味はその人の価値観によって異なり、質問に対する正解はありません。しかし、面接では芯のある回答をすると好印象を残せます。
以下の働く意味や目的の代表例から、自分の価値観に合うものを見つけましょう。
- ・収入を得るため
- ・社会に貢献するため
- ・自分を成長させるため
- ・目標を成し遂げるため
- ・理想の生活を実現するため
- ・将来の安定を得るため
- ・人や社会との関係を保つため
- ・自分の能力を発揮するため
- ・スキルを身につけるため
上記のように、さまざまな意味や目的が挙げられます。働く目的は、一人につき一つとは限りません。いくつかあっても良いので、自分が納得できる意味や目的を見つけることが大切です。
「なんのために働くのか…分からなくなったときのヒントや面接の対策法を解説」のコラムでも、「なんのために働くのか」を見つけるヒントやステップを解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
仕事の選び方や取り組み方に影響する
「働くとは何か」に対して働く意味や目的を明確にすることは、仕事の選び方や業務の取り組み方に影響します。働く目的が明確になると、選ぶ仕事が絞られミスマッチを防げたり、失敗や挫折を経験しても立ち直りやすかったりします。
自分にマッチした仕事をすることで働きがいを感じられれば、充実感や満足感を得られるでしょう。
働く意味や目的を明らかにするためには、自己分析を通じて自分の価値観を理解する必要があります。自分が重要視していることや譲れないポイントを洗い出し、その理由を考えてみると、働く意味や目的が見えてくるでしょう。
「働く意味」が分からないときは周りの意見を聞いてみよう
働く意味が分からないときは、周りの意見を聞いてみるのも一つの手です。仕事がうまくいっている人や尊敬する人に、働く意味や目的を聞いてみましょう。周りに意見を聞けない場合は、名言や哲学など、広く知られている労働への価値観から考える方法もあります。ただし、名言や哲学者の言葉をそのまま回答として述べるのは避け、自分の言葉に言い換えたり、過去の経験を交えたりして伝えることが重要です。
インターネットや本などで調べられるので、自分が共感できるものを参考にしてみてください。
働くことで得られるメリット
働くことで得られるメリットのなかから、目的を見いだせる場合があります。以下で働くメリットを解説しているので、働く意味や目的が分からない方はチェックしてみてください。
1.収入を得られる
働くメリットには、収入を得られることが挙げられます。生活費を稼ぐために、働くことは避けられません。そのため、「生活のために働いている」「経済的余裕を得たい」などを働く意味としている方もいるでしょう。
たとえば、経済的余裕を得るのが働く目的であれば、インセンティブ制度がある営業職に就くのがおすすめです。頑張り次第で収入が多くなるので、モチベーションにつながります。どのような職種の営業職に就きたいかや、どのくらいの収入が欲しいかなどを明確にできれば、それらは仕事選びの軸といえるでしょう。
2.将来への不安が解消される
将来への不安が解消されるのも、働くメリットの一つです。働くことで収入を得られれば、「老後の生活費はどうしよう」「家族を養えるか」などの見えない不安を解消できるでしょう。
また、「結婚したら家を建てたい」「車が欲しい」などの将来叶えたい目標がある場合、購入に向けて計画を立てやすくなるため安心できます。正社員になるとローンを組みやすくなるので、将来の選択肢を広げたい方にはおすすめです。
「正社員の働き方とは?メリット・デメリットやほかの雇用形態との違いを紹介」のコラムでは正社員になるメリットやほかの雇用形態との違いを解説しているので、働き方を考えるときの参考にしてみてください。
3.「社会に属している」という安心感を得られる
働くと、「社会に属している」という安心感を得られるのもメリットです。自ずとコミュニケーションを取る機会に恵まれるでしょう。
人との関わりが希薄になると、孤独を感じやすくなったり、「誰にも必要とされていない」と気持ちが沈んだりするリスクがあります。組織に属することで「社会とつながっている」「会社に貢献している」といった安心感を得られ、モチベーションにもつながるでしょう。
4.社会的地位を確立できる
働くメリットとして、社会的地位を確立できることもあります。仕事で実績や成果を残すことで、評価されたり昇進したりするでしょう。
周囲に認められれば、「もっと期待に応えたい」「さらに成長できるかもしれない」と新しい目標が出てくる可能性があります。同時に、責任ある仕事を任されるようになれば、一層やりがいを感じられることもあるでしょう。
5.社会的信用を得やすい
社会的信用を得やすいのも、働くメリットといえます。社会的信用があると、ローンを組んだり、クレジットカードを作ったりしやすくなるため、大きな買い物ができるようになるでしょう。
たとえば、「一人暮らしがしたい」といった働く目標がある場合、正社員になって社会的信用を得ておけば、賃貸契約時の審査に通りやすくなります。安定して収入を得られれば、引っ越し代や家電代など一人暮らしを始めるための資金を集めやすくなるでしょう。
「フリーターの一人暮らしはきつい?審査や家賃の気になる疑問を解決!」のコラムでは一人暮らしに掛かる初期費用や生活費を解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
6.社会貢献できる
社会貢献できることを、働くメリットと感じる方もいるでしょう。「地域に貢献したい」「困っている人の役に立ちたい」という方は、仕事を通して社会貢献できれば働くことのモチベーションにつながります。
なかには、SDGsに積極的に取り組んでいる会社もあるので、一人ではできない大規模な社会貢献に参加できる可能性があるでしょう。働く意味を「社会貢献」に置く場合、業務内容以外や給与以外に会社が取り組んでいる活動なども調べてみるのがおすすめです。
7.自分のやりたいことを叶えられる
働くことで、自分のやりたいことを叶えやすくなります。たとえば、料理が好きな方が「自分の料理をたくさんの人に食べて欲しい」と考えた場合、飲食店で働くことでその夢を実現できるでしょう。
プライベートで実現するのが難しい希望でも、仕事では叶えられる場合もあります。やりたい仕事が見つからず働く目的が思いつかない場合は、自分のやりたいことや将来なりたい姿をイメージしてみるのも良いでしょう。
企業を探すときにも役立つ
自分のやりたいことを明確化すれば、企業を探すときにも役立つでしょう。会社で実現したいことや活かしたいスキルが分からないと、徐々にモチベーションが下がったりやりがいを感じられなくなったりする可能性があります。たとえば、「自分のスキルを活かしたい」という場合は、成果が給与に反映されれば実感できるでしょう。「達成感を得たい」という場合は、プロジェクトをやり遂げたり、目標を与えられたりする仕事を選べばミスマッチを防げます。
8.充実した生活を送れる
充実した生活を送りやすくなるのもメリットです。仕事でやりたいことがなくても、働くことで収入を得られればプライベートが充実したり、希望するライフスタイルが送れたりできます。
「家族や友人との時間を大切にしたい」「趣味の時間を確保したい」など、どのような生活を送りたいかを考えれば、働く目的が見えてくるでしょう。
9.自己成長できる機会に恵まれる
働くと、自己成長できる機会に恵まれます。仕事にはトラブルがつきものです。働くなかで問題が起きたり失敗したりしたときに、それらを乗り越えることで対応力や問題解決能力が身につくでしょう。
壁を乗り越える経験は、自信にもつながります。別の問題が発生したり、プライベートでトラブルが起きたりしても、慌てず冷静に対応できるようになるでしょう。
10.人脈が広がる
人脈が広がるのもメリットです。会社ではさまざまな価値観を持った人が集まるので、プライベートでは出会えないタイプの人とも関われるでしょう。
人脈が広がるぶん刺激を受けられ、自分の価値観が広がる可能性もあります。多角的な視点から物事を考えて仕事に取り組めば、成果を出しやすくなるでしょう。
働くことで考えられるデメリット
働くことにはメリットもある一方、好きなことに使える時間が限られたり、ストレスが掛かったりするなどのデメリットもあります。ただし、現在ではフレックス制度や在宅勤務制度などさまざまな勤務スタイルが存在するので、避けたいリスクを明確にすれば仕事の選択肢を絞れるでしょう。
以下で、働くことで考えられるデメリットを解説するので、前項で解説したメリットとあわせてチェックしてみてください。
自由に使える時間が限られる
働くと、自由に使える時間が限られるデメリットがあるでしょう。フルタイムの正社員として勤務する場合、1日あたりの拘束時間は休憩時間を含めて約9時間になるのが基本です。残業時間を考慮すると、拘束時間はさらに長くなります。
職種によっては、繁忙期や取引先の都合で休日出勤が発生する場合もあるでしょう。家族や友人と休日が合わず予定が組みづらかったり、希望する休日が確保できなかったりすることがストレスになる可能性もあります。
「プライベートの時間を大切にしたい」「家族との時間をしっかり確保したい」という方が仕事を選ぶときは、給料や業務内容のほかに、残業や休日出勤の有無など労働条件を詳しく調べましょう。
仕事の時間を自由に決めたい場合はフリーランスも選択肢の一つ
仕事の時間を自由に決めたい方は、フリーランスになるのも方法の一つです。専門的なスキルや経験を身につけて独立すれば、働く時間を自分で調整できるでしょう。ただし、自分で営業したり、収入が安定しなかったりするリスクもあるため、慎重に検討することが大切です。
「一人でできる仕事25選!在宅勤務OKなどタイプ別におすすめの職種を紹介」のコラムでは独立やフリーランスとして一人でできる仕事を解説しているので、参考にしてみてください。
やりたい仕事ができない場合がある
やりたい仕事ができない場合があるのも、働くデメリットの一つです。入社時に担当したい部署を伝えても、人数や適性を会社が判断して配属を決めるため、自分の希望が通るとは限りません。
また、希望部署に配属されても、異動や転勤の命令が出た場合は従う必要があります。
会社が取り組んでいる事業や業務内容をよく調べずに入社すると、「思っていた業務と違う」「活かしたいスキルを発揮できない」などミスマッチを感じやすくなるので注意しましょう。
将来の安泰が保証されるわけではない
働いているからといって、将来の安泰が保証されるわけではありません。就職した会社が倒産したり、リストラにあったりする可能性があるため、「長く勤めれば大丈夫だろう」と安心するのは危険です。
また、年齢を重ねてからの転職は応募できる求人が限られ、スキルや経験を求められる傾向があるので徐々に難しくなっていきます。日ごろから仕事に積極的に取り組み、身につけられる経験やスキルの幅を広げておきましょう。
経験やスキルが豊富な人材は転職市場での価値が高まるので、転職活動が円滑に進みやすくなり、キャリアアップも目指せます。
心身にストレスが掛かる可能性がある
働くことで体力的・精神的にストレスが掛かる可能性があるでしょう。フルタイムの正社員は拘束時間が長かったり、毎日通勤ラッシュのなか出社したりすることで疲労を感じやすくなります。
また、「苦手な上司がいる」「挨拶をしても無視される」など職場の人間関係が悪いと、ストレスが掛かるでしょう。プライベートでは自分と気が合う人とだけ関われますが、仕事では価値観の違う人と協力しなければならない場面もあります。職場の人とうまくコミュニケーションが取れないと、業務が滞ったり、パフォーマンスが低下したりする可能性があるでしょう。
しかし、入社前に職場の人間関係を把握するのは難しいのが現実です。「家で仕事がしたい」「コミュニケーション能力に自信がない」という方は、在宅でできる仕事を探してみましょう。
「在宅の仕事にはどんな種類がある?自宅で働く方法や求人の探し方も解説」のコラムでは在宅ワークのメリット・デメリットや代表的な職種をまとめているので、興味がある方はチェックしてみてください。
働く意味が分からなくなりやすい人の特徴
働く意味が見出せない人には、共通している特徴があります。
ここでは、働く意味が分からなくなりやすい人の特徴を解説します。働く意味が分からない人は、自分に当てはまる特徴がないか確認してみましょう。
仕事にやりがいを感じない
働く意味が分からくなりやすい人の特徴には、仕事にやりがいを感じないことが挙げられます。「業務内容が単調で飽きている」「仕事で目標がない」と感じると、働く意味を見つけるのは難しいでしょう。
また、年齢を重ねたり、経験を積んだりすることで価値観が変わり、やりがいを感じるポイントが変化する可能性があります。そのため、入社したてのときは仕事にやりがいを感じてたものの、「最近感じなくなった」という方もいるでしょう。
たとえば、新卒時は漠然と「人と関わる仕事がしたい」と感じて販売職に就職したけれど、人と関わる仕事のなかでも「困っている人の役に立ちたい」と感じるようになった場合、介護職へ転職するのも手です。
「仕事にやりがいがないと感じる原因とは?対処法も合わせて紹介」のコラムでは仕事にやりがいを感じられないときの対処法や見つける方法を解説しているので、参考にしてみてください。
頑張っているのに評価されない
頑張っているのに評価されないと、働く意味が分からなくなりやすいでしょう。周囲に認められたり評価されたりすることは、仕事のモチベーションにつながるからです。
どれだけ積極的に取り組んでも成果が残せない場合、適性とマッチしていない可能性があるでしょう。頑張っても評価されない場合は、自分の適性や持っているスキルを活かせる職種への転職を検討することをおすすめします。
社会に貢献している実感がない
働く意味が分からない人は、「社会に貢献している実感がない」といった特徴をもっていることがあります。仕事の目的や誰の何の役に立っているのかが分からないと、やりがいを感じるのは難しいでしょう。
日々の業務に追われると、取り組むことに必死になり目的を見失うことがあります。働きながら社会に貢献している実感が欲しい場合は、営業職や介護職、販売職など顧客と直接関わる職種へ転職するのも良いでしょう。
特にやりたいことがない
特にやりたいことがないのも、働く意味が分からなくなりやすい人の特徴として挙げられます。「△△のスキルを身につけたい」「△△の役職に就きたい」など、仕事のなかで実現できそうな目標を考えてみましょう。
ただし、「やりたいこと」を考えるときは仕事に限らず、プライベートのことでも問題ありません。「年一回は海外旅行に行きたい」「広い家に住みたい」といったようなプライベートでの目標も、仕事に取り組むモチベーションにつながるでしょう。
自分に向いてる仕事が分からない
働く目的が見つけられない人は、自分に向いてる仕事が分からない場合があります。自分に適した仕事をすれば成果が出やすくなったり、自然と目標ができたりするため、やりがいを感じやすいでしょう。
しかし、仕事がただの「作業」になると、何のために働いているのか分からなくなりモチベーションが低下する可能性があります。向いてる仕事が分からないときは、自己分析がおすすめです。
自己分析で自分の得意なことや活かしたいスキルを洗い出せば、どのような仕事を選べば良いか判断しやすくなるでしょう。
「自分に向いてる仕事が分からないときはどうする?適職の見つけ方を解説」のコラムでも自分に向いてる仕事が分からないときの対処法を解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
そもそも働きたくないと考えている
そもそも働きたくないと考えている方は、働く意味を見つけるのが難しいでしょう。「積極的に仕事に取り組めない」「会社に行きたくない」と感じる場合は、働く意欲が湧かない原因を見つけることが大切です。
働きたくないと感じる理由には、業務内容のミスマッチや人間関係の悪化などさまざま挙げられるでしょう。理由を明確にして改善策を講じれば、前向きな気持ちで仕事に取り組めるようになります。
「働く」とは?自分なりの答えが出ないときの対処法
働く意味が分からないからといって焦る必要はありません。「働く意味が分からない」と考える原因が分かれば、適切な改善策が見つかるでしょう。
ここでは、「働く意味」に対する自分なりの答えが出ないときの対処法を解説します。
自己分析を行う
働く意味が思いつかないときは、自己分析を行ってみましょう。コラム内の「働くとは」で解説した代表的な働く意味や目的はあくまで一例であり、どれかに当てはめる必要はありません。周りの評価は気にせず、自分を深く理解して働く意味を明確にすることが大切です。
自己分析で洗い出した自分の適性や過去の経験をもとに、自分は会社で「何を実現したいのか」「どのような経験を積みたいのか」を考えてみると働く目的が見えてくる可能性があります。
また、自己分析で過去を振り返ると、自分の価値観を作り上げたきっかけとなるエピソードを見つけられるメリットがあります。面接で「働く意味」を聞かれた際にオリジナルのエピソードを盛り込むと、説得力のある回答ができるでしょう。
ただし、働く目的を他社でも叶えられる場合は注意が必要です。「志望企業でなければ達成できない」「志望企業だからこそ経験できる」など、その企業でなければならない理由を明確にすることが重要です。
価値観によって働く目的は異なる
働く目的に正解はなく、人それぞれの価値観によって異なることを理解しておきましょう。収入を得るために働く人が多いからといって、自分も同じとは限りません。自分の目的が達成されない仕事に就くと、モチベーションが低下する原因につながるので注意しましょう。
将来のビジョンを考える
今の状態で働く意味が見つからないときは、将来のビジョンを考えてみるのがおすすめです。たとえば、「将来お金持ちになりたい」といった漠然とした目標でも構いません。
「お金持ちになる」といった目標が決まれば、「収入を増やす方法を身につける必要がある」「税金に関する知識を勉強しよう」などやるべきことが見えてくるでしょう。
実現性を高めるために、「△△歳までに年収△△△万円を得るには、△△年後までに△△の資格を取って実績を増やす」といった具体的な計画を立てるのが有効です。目標を達成したいタイミングから逆算してステップの期日を定めると、モチベーションを保ったまま取り組めるでしょう。
目標となる人を探す
目標となる人を探すことで、近づくための手段として働く目標が見つかる場合もあるでしょう。目標とする人は、職場の身近な人や有名人など誰でもかまいません。「この人の△△な部分に憧れる」と思う部分を明確にし、自分に足りないスキルや経験を洗い出してみましょう。
仕事の目的を再確認する
業務に取り組むなかで、仕事の目的を再確認することも大切です。業務量が多かったり時間に追われたりすると、目的を見失うこともあるでしょう。
モチベーションが下がりそうだと思ったら、過去の成果や達成感を感じた瞬間を振り返ってみるのがおすすめです。
企業が「働くとは何か」を質問する4つの理由
「働くとは何か」の適切な回答をするためには、企業が質問する意図を理解することが大切です。以下で、企業が「働くとは何か」を質問する理由を4つ解説します。
企業が「働くとは何か」を質問する理由
- 求職者の価値観をチェックするため
- 会社と求職者の相性を見るため
- 求職者の成長性やポテンシャルを確認するため
- 求職者の適応力を判断するため
1.求職者の価値観をチェックするため
企業が面接で働く意味を質問するのは、求職者の価値観をチェックするといった目的があるでしょう。働く意味は人によって異なるため、企業は求職者がもつ価値観を見極める必要があります。
価値観を知ることで、仕事に対する姿勢のほか、人との関わり方や組織での立ち位置などを予測できます。「働くとは何か」の回答から、入社後に会社の一員としてうまくやっているかを判断しているでしょう。
2.会社と求職者の相性を見るため
「働くとは何か」の回答から、求職者との相性を確認する企業もあるようです。たとえば、ワークライフバランスを重視する求職者と、成果を第一に考える企業では価値観にズレが生じるでしょう。
価値観が合わずに入社した場合、早期離職につながる恐れがあります。採用活用には人件費と時間が掛かるので、求職者の早期退職を避けるために会社とのマッチ度を確認するでしょう。
3.求職者の成長性やポテンシャルを確認するため
企業が働く意味を問う理由には、求職者の成長意欲やポテンシャルを確認する狙いもあります。求職者のスキルが、会社の求める能力と合っているかを見極めているのでしょう。
また、価値観や成長意欲が会社と合っていて、入社後に活躍できる人材かどうかを知るために、「働くとは何か」という質問をしている場合もあります。
仕事における価値観については「「仕事観」とは?自分と向き合って価値観を見つめ直そう」のコラムでも解説しているので、あわせてご一読ください。
4.求職者の適応力を判断するため
働く意味を質問して、求職者の適応力を判断している場合もあります。想定外の質問をすることで、「臨機応変な対応ができるか」「相手に伝わりやすく説明できる能力はあるか」などを判断しているでしょう。
適応力やプレゼン能力は、仕事をするうえで重要なスキルです。常に冷静に対応できる姿が評価されれば、面接官に好印象を与えられるでしょう。
就活で「働くとは何か」と聞かれたときの答え方
面接で「働くとは何か」と聞かれたとき、自分の価値観を面接官へうまく伝えるためには工夫が必要です。以下で、就活で働く意味を聞かれたときの答え方を解説するので、参考にしてみてください。
自分がもつ価値観を伝える
回答の初めに、「働くとは何か」について自分がもつ価値観を明確に伝えましょう。理由やエピソードから話してしまうと、面接官が最も知りたい結論が埋もれてしまい、話の内容がうまく伝わらない可能性があります。
面接で回答する際は、結論から述べるのが基本です。ほかの質問でも使えるので、覚えておきましょう。
なぜその価値観をもったのか理由を伝える
自分なりの働く意味を述べたら、なぜその価値観をもったのか理由を伝えます。理由を具体的に伝えれば、面接官に自分がどのような人柄かをイメージしてもらいやすくなるでしょう。
また、理由を話す際にオリジナルのエピソードを添えることで、より回答に説得力を持たせることも可能です。自分の価値観を生み出した過去の経験を思い出し、エピソードとして盛り込みましょう。
価値観を入社後にどう活かすのかを伝える
理由やエピソードを話したら、自分の価値観を入社後にどう活かすのかを伝えましょう。「働くとは何か」の質問には、会社に貢献できる人物かどうかを見極める意図もあるからです。
自分のもつ価値観が会社で活かせることを説明できれば、入社意欲のアピールにつながるので面接官に好印象を与えられるでしょう。価値観の活かし方を説明する際は、企業のもつ価値観や方針とズレが生じないよう注意が必要です。
「働くとは何か」を答える際の注意点
自分にとっての働く意味を事前に用意しても、内容によっては面接官にマイナスな印象を残してしまう可能性があります。以下で、「働くとは何か」を答える際の注意点を詳しくまとめました。
一貫性のある回答にする
「働くとは何か」を答える際は、応募書類やこれまでの面接内容と一貫性をもたせましょう。たとえば、志望動機では「「人々のために」という企業理念に魅力を感じた」と伝え、「働くとは何か」の回答では「私にとって働くとは、自分自身を高めて収入を得ること」と答えた場合、内容にズレが生じています。
回答の内容にズレがあると、「志望動機を使い回しているのではないか」「対応力がない」など、企業側の不安材料になる可能性があります。説得力がある内容にするためにも、すべての回答に一貫性をもたせることを心掛けましょう。
マイナスの印象を与えかねない回答は避ける
「働くとは何か」という質問に対して、マイナスな印象を与えかねない回答は避けましょう。たとえば、「収入を得ること」を働く目的とする理由が、「裕福な生活がしたいから」というような仕事に直接関係のない内容の場合、面接官は志望意欲や働く姿勢に好感を抱きづらいでしょう。
「働くとは何か」という質問に対し、自分の価値観を偽る必要はありませんが、価値観を仕事にどう活かせるかを具体的に伝えることが大切です。
不明瞭な回答はしない
「働くとは何か」の回答内容が不明瞭な場合、面接官は話の意図を理解できず評価できない可能性があるため、具体性を意識しましょう。エピソードや入社後の働き方を具体的に説明することで、話に説得力をもたせたり、自分の熱意や意欲を伝えられたりします。
抽象的で不明瞭な回答よりも、具体的な回答の方が面接官に好印象を残せるため、自分の回答が具体的で分かりやすい内容になっているか確認してみましょう。
応募先企業に合わせた内容にする
「働くとは何か」を答えるときは、志望動機と同様に、応募先企業に合わせた内容にしましょう。自分の価値観と企業の特徴との共通点を見つけるためには、企業研究を行うのがおすすめです。「企業のどのような部分で働く目的を実現できる」と具体的に説明し、企業研究の成果を発揮できれば、入社意欲の高さのアピールにつながるでしょう。
企業研究のやり方は「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
裏付けとなるエピソードを伝えるのが重要
応募先企業に合わせた内容を伝える際も、裏付けとなるエピソードを伝えることが重要です。自己分析で振り返った経験と、企業分析の結果を照らし合わせてみましょう。企業研究で「企業の魅力だと感じる部分」を明確にし、自己分析のなかからそう思った要因となる経験や学びを考えます。曖昧だと説得力をもたせるのが難しく、伝えたいことが面接官に届かない可能性があるので、時間をかけて丁寧に実施してみてください。
お金の話ばかりしない
自分にとって働く目的が収入や生活の安泰のためだった場合でも、お金の話ばかりしないようにしましょう。収入を得るために働くのは悪いことではありませんが、ただ「お金が欲しいから」だけに留めるのは避けてください。
お金が欲しい理由や使用する目的が不明瞭だと、面接官に求職者の価値観が伝わらず評価できない可能性があります。高評価を得て採用に近づくために、「なぜお金が欲しいのか」「より多くの収入を得るためにどのような働き方がしたいと考えているか」といったような前向きな回答を心掛けましょう。
面接で「働くとは何か」を答えるときの考え方と例文
自分なりの働く意味や目的を明らかにしたとはいえ、「自己実現のため」「将来のため」と回答するだけでは、面接にふさわしいとはいえません。面接官を納得させる回答をするには、自分の価値観を具体例を交えて正直に話し、入社後にどう活かすかを伝える必要があります。
また、自己分析の結果に基づき、応募書類やこれまでの面接内容と一貫性をもたせた内容にしましょう。以下で、働く意味の考え方と礼文をパターン別で解説するので、「働くとは何か」の回答の参考にしてみてください。
働く目的が「収入を得る」の場合
働く目的が収入である場合は、「いつまでに・どのくらい・どのように」収入を得るのか具体化しましょう。また、高い収入を得るために、どのようなキャリアを目指すのかを明確にすると、成長意欲のアピールにもつながります。
例文
「私にとって働くとは、収入を得ることです。
働いて収入を得ることで、苦労して育ててくれた母へ恩返ししたいと考えています。
私は母子家庭で兄弟が多く、生活に余裕のない日々を過ごしてきました。そのような状況にも関わらず、母はダブルワークをして、自分自身にお金をかけずに貯蓄することで、子ども全員に希望する進路を選ばせてせてくれました。
母が元気なうちに親孝行ができるよう、経験を積みながら資格取得を目指し、長期的にキャリアを磨いていきたいと思います」
働く目的が「社会貢献」の場合
誰かの役に立ったときや人から感謝されたときなど、社会への貢献に働く喜びを感じることも多いでしょう。自分の価値観を入社後にどう活かすかを、企業が周囲へ貢献できる取り組みに紐づけて話すことで、より好印象を残せます。
例文
「働くとは、社会に貢献することだと考えます。自分の行動が誰かのためになったとき、達成感や喜びから、自分の仕事にやりがいを感じます。
現在従事している訪問介護では、利用者さまが難しく感じる日常生活のサポートを中心に行っています。長時間立つことが辛いと感じる利用者さまに、食事の準備が簡単になるよう作り置きや冷凍保存をしたり、キッチンに椅子を用意したりした結果、スタッフがいないときでも生活がしやすくなったと感謝されました。
些細なことですが、私にとってはこれも社会貢献の一つだと考えます。今後も、お客さま一人ひとりに合ったサービスを提供するよう心掛け、社会に貢献していきたいと思います」
働く目的が「自己成長」の場合
仕事における自己成長には、業務に関する知識やスキル習得のほか、資格取得や人との関わり方を学ぶことなどがあります。自分が成長することで、企業にどのようなメリットがあるかを伝えるのが大切です。
具体例として何かを成し遂げた経験を挙げて自分の能力をアピールし、スキルアップを目指しているというような内容につなげると良いでしょう。
例文
「私が働く意味は、自分を成長させるために必要なことです。
現在、医療事務として働いていますが、入社当初はPCの扱いに不慣れでした。仕事をより効率良く進めるために、独学でPCスキルを習得しました。今こうして働いていなければ、新たな知識やスキルを得ることはできなかったと思います。
これからも自分の能力を高めてできることを増やし、御社へ多く貢献できるよう成長し続けたいと思います」
働く目的が「目標達成」の場合
目標を達成するために働く場合は、どのような目標かを具体的に伝えましょう。私生活では実現が難しいことでも、仕事としてなら叶えられることもあります。仕事に対する自分の意欲を示せば、面接官に好印象を残せるでしょう。
例文
「私にとって働くとは、目標を達成するための手段です。現在の私の目標は、人々が快適に過ごせる街を作ることです。
私は子どものころから何かを作ることが好きで、将来は自分で考えた建築物を作ったり、街作りをしたりしたいと考えていました。日々勉強に励みながら、息抜きとして就職後はどのような建物や街を作るか考える時間が、自分の原動力となっています。
御社は都市計画から地域に根付いた環境整備まで、街作りに関する技術や実績があります。御社で街作りに関するさまざまな業務を経験し、多くの人が快適に過ごせる街を作っていきたいです」
働く目的が「人や社会との交流」の場合
人や社会と交流するためと答える際は、「どのような人」と「どのような交流をしたいのか」を具体的に説明すると良いでしょう。そうすることで、面接官は求職者がどのように働くつもりなのかを想像しやすくなります。
また、人や社会と交流することで、自分自身にどう影響を及ぼし、会社へどのようなメリットがあるのかも具体的に伝え、面接官に好印象を残しましょう。
例文
「私が働く理由は、人や社会と交流するためです。高校生でアルバイトを始めたときは、働くのはお金を稼ぐためだと思っていましたが、実際に働いてみると収入を得ること以上に人との交流に価値を感じました。
プライベートでは接する機会の少ないタイプのスタッフとも、業務の改善点や効率化について話し合ったり、出勤日の交代やヘルプも快くできる関係になりました。接客では、お客さまに真摯に向き合い、相手が求めるサービスの提供を心掛けることで、常連のお客さまを獲得した経験が何度もあります。
これまでの経験から、ただ収入を得るために働くのではなく、人との交流を大事にしながら働くことで、大きな結果につながるのだと知りました。入社後もチームメンバーや取引相手との関係性を大切にしながら、会社に貢献したいと考えています」
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企業は、「働くとは何か」の回答から求職者のポテンシャルや会社との相性を判断します。就職・転職エージェントを利用して自分の適性に合った求人を探し、事前に企業とのミスマッチを防ぐのも対策として有効です。就職・転職エージェントの多くは、その人に合った求人を見つけてくれるほか、提出書類の書き方や面接の受け方なども行っています。
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「働くとは何か」と考える方が抱きがちなFAQ
ここでは、働く意味についてよくある疑問について、Q&A方式で解決していきます。
自分なりの働く意味を見つける方法は?
自己分析がおすすめです。自己分析で過去の経験を振り返ることで、仕事への考え方や達成したい目標を明確にできます。
また、人が働く理由や自分なりの意味を見つけるヒントを紹介した「なんのために働くのか…分からなくなったときのヒントや面接の対策法を解説」のコラムも参考にしてみてください。
面接で働く意味を聞かれた場合、何と答えるのが理想?
働く意味は価値観によって異なり正解がないため、素直に自分の意見を伝えましょう。「働く意味」に加えて裏付けとなる具体的なエピソードを伝えると、説得力が上がります。
「面接で「仕事とは何か」を聞く意図とは?上手な回答法を紹介」のコラムでも回答方法や望ましくない回答例を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
働く意味を見出すにはどのような仕事を選ぶと良い?
仕事の満足度が高いと、働く意味を見出しやすくなります。得意なことを仕事に活かしたり、人間関係や働く環境を考慮したりすると、満足度の高い仕事ができるでしょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブでご紹介する求人は、担当者が足を運んだ優良企業ばかりです。入社前に詳しい業務内容や社風などをお伝えできるので、ミスマッチを防いで満足度の高い仕事を探せます。ぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。