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向いてる仕事が分からない!適職の見つけ方と性格タイプ別のおすすめ職種
更新日

この記事のまとめ
- 自分に向いてる仕事が分からない理由には、自身や職種に対する理解不足などがある
- 適職を探すときは、自己分析を行い強みや関心のあることを確認することが大切
- 自分に向いてる仕事に就くとモチベーションを維持しやすくなり、前向きな姿勢で働ける
- 自分に向いてる仕事が見つからず悩むときは、適職診断やプロの意見を参考にしてみよう
「自分に向いてる仕事が分からない」とお悩みの方もいるでしょう。自身の強みが理解できていなかったり、職種の種類に関する情報が不足していたりすると、適性に合う仕事を見極めるのが難しくなります。
このコラムでは、適職の判断基準や自分に向いてる仕事が分からないときの対処法を解説。適職診断の活用の仕方や性格タイプ別のおすすめの職種もご紹介するので、転職活動での仕事選びの際にお役立てください。
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自分に向いてる仕事が分からない7つの理由
「自分に向いてる仕事が分からない」と感じる背景には、自身の強みや職種に関する理解不足などが影響している場合があるでしょう。
以下に、自分の適職を判断するのが難しい理由をまとめました。自分とマッチする仕事を見つけるためにもチェックしてみましょう。
1.自分のもっている強みを理解できていない
「自分の向いてる仕事が分からない」と感じるときは、自身の強みを理解できていないことが原因となっている場合があります。強みが分からないと、「どのような仕事で自分が活躍できるのか」をイメージしにくいためです。特に、アルバイトや社会人経験がない場合は、自身の持つ具体的なスキルが分からず、強みを見つけられないと感じることがあるでしょう。
企業にアピールできる強みが分からず適職が判断できない場合は、自分の長所に注目して考えてみるのも手です。長所の見つけ方は、「長所が見つからない…見つけ方を知って自分のアピールポイントを理解しよう」のコラムで紹介しているので、チェックしてみてください。
2.そもそもやりたいことがない
自分が興味のあることや挑戦してみたいことが明確にない場合、何が自分に向いてる仕事なのか分からない状態に陥りやすいでしょう。やりたいことが分からない状態で仕事を選ぶと、「思っていた仕事ではなかった」というようなミスマッチが生じてしまうことがあります。
必ずしもやりたいことにこだわって仕事を選ぶ必要はありませんが、「働くうえで実現したいこと」があると前向きに仕事に取り組みやすくなり、モチベーションを維持できるでしょう。
「やりたいことがなく、どのような仕事が自分に合うか分からない」とお悩みのときは、自身の性格や考え方を振り返ってみるのも方法の一つ。詳しくは、「自分が何をしたいのかわからない方へ!やりたいことの見つけ方を紹介」のコラムで解説しているので、あわせてご覧ください。
生活での身近な経験が、やりたいことを見つけるヒントになり得ます
「やりたいことが見つからない」とお悩みの方は、複数のテーマから考えや思いを書き出して可視化してみましょう。手を動かすうちに、気づきを得られるかもしれません。
具体的には、以下のようなテーマに沿って考えてみてください。
・小さい頃に憧れたこと
・親や先生、友人に褒められたこと
・夢中になって取り組んでいるうちに、ついつい時間が過ぎてしまうこと
・習慣になって続いていること
・他人からよく頼まれること
書き出した内容は、普段から積極的に取り組んでいなくとも、あなたが日常で経験したことや興味を感じていることです。書き出した内容から、より関心を深められそうな内容を深堀りしてみましょう。
たとえば、「カフェでゆっくり過ごすこと」が好きならば、カフェで過ごす時間の何が好きかを細かく切り出します。
・「コーヒー豆による味の違いが楽しい」→飲食関連の仕事はどうだろう?
・「人間観察が楽しい」→接客、販売、介護など人に関わりながら進めていく仕事はどうだろう?
・「内装を眺めていることが好き」→インテリアや建築に関わる仕事はどうだろう?
上記のように、ありふれたシーンのなかに、やりたい仕事を見つけるヒントがある可能性があります。
3.仕事で成果を出せないと感じている
仕事で成果を出せないために、「自分に向いてる仕事が分からない」と感じている場合もあるようです。ミスを繰り返したり、自分が行った業務で良い評価を得られなかったりすると、「今の仕事は適性と合っていないのでは…」と自信を失ってしまうことがあるでしょう。
思うように仕事ができず自信をもてないときは、自己分析を行い、「どのような環境なら成果につながりやすいか」を考えてみることがおすすめ。成果を出しやすい環境を考えることにより、自分が働きやすい仕事のイメージを明らかにできるでしょう。
自己分析のやり方は、このコラムの「1.自己分析を行う」でご紹介しているので、ぜひご一読ください。
4.仕事にやりがいを感じない
仕事に対するやりがいが見つからず、自分にマッチする仕事を探せないこともあるでしょう。やりがいを感じながら働ける仕事は、向上意欲をもちやすく、モチベーションを高められます。
一方で、やりがいを感じない場合、働くうえでの目標を立てにくく、「ほかに自分に合う仕事があるのでは」といった悩みにつながる可能性があるでしょう。
自分に合う仕事を選ぶためには、日々、自分がどのようなことにやりがいを感じるのかを意識してみることが大切です。
やりがいのある仕事を見つけるには、やりがいを感じた場面を考えるのがポイント
まずは自分がどんなことにやりがいを感じるかを考えてみましょう。
「ありがとうと言われた」「納得できる作品ができた」「作業を早く完了できた」「数字がピッタリだった」など、やりがいを感じる場面は人や仕事によってそれぞれです。大きく「人or物」「データから物事を考えるorアイデアやひらめき」と分けて、どちらがピンとくるのかを考えてみるとヒントがあるはず。アルバイト経験を含めて、今までの仕事を思い返してみてください。
やりがいを感じる場面が分かってきたら、どのような仕事でそのやりがいを得られるのかを考えてみましょう。次に、求人情報に書かれた仕事内容から、自分がやりがいを感じている瞬間を想像してみてください。具体的にイメージできたなら、その仕事はあなたのやりたいことの可能性があります。
1人で考えるのが難しい場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに職業興味検査の結果を伝えて、どのような仕事が向いているのかアドバイスをもらうのも有効です。もしそこでやりたい仕事が見つかったなら、すぐに紹介してもらえるか確認してみてください。
5.知っている仕事の範囲が狭い
知っている仕事の範囲が狭いことが原因で、求人探しの際に「自分に向いてる職種が見つからない」と悩む場合も少なくありません。知っている職業の種類が少ないと、そのぶん選択肢が減ってしまいます。これまで耳にしたことのなかった仕事や会社が、自分にとって働きやすいものである場合もあり得るでしょう。
仕事に関する知見を広げるためには、職業に関する本や求人サイトをチェックし、世の中にある業界や職種を知るのがおすすめです。視野を広げられれば、自分に向いてる仕事は何かを分析しやすくなるでしょう。
6.仕事に対する理想が明確化できていない
自分自身が仕事に求める理想が明確になっておらず、「自分に向いてる仕事が何か分からない」と感じる場合もあります。
理想の仕事内容や働き方が明確になっていないと、数ある求人のなかから自分に合ったものを選ぶことは困難です。「なんとなく」で就職先を決めると、入社後にミスマッチを感じて後悔する可能性があるでしょう。
仕事探しの際は、しっかりと自己分析をして仕事に対する理想を明確にしておくことがポイント。このコラムの「自分に向いてる仕事を見つける4ステップ」を参考に、仕事に対する理想を洗い出してみましょう。
7.現在の仕事内容や職場環境が好きではない
今の仕事に対するネガティブな感情が原因で、自分にとっての適職のイメージを見失っている場合も考えられます。
働いているなかで、仕事内容や待遇、職場の人間関係などに対して不満を感じることもあるでしょう。不満を抱えたまま働き続けることはモチベーションの低下につながる原因になり得ます。現在の仕事が合わないと感じる場合、思い切って新しい環境に移るのも一つの手です。
ただし、自分が働きやすい仕事の条件を確認するためには、「なぜネガティブな感情につながっているか」を明らかにしておくことが重要といえます。自分に向いてる仕事のイメージが明らかでない状態で転職をしたら、再び入社後に働きにくさを感じる恐れがあるでしょう。
仕事に対する不満がある際は、「具体的な原因は何か」「どのように改善をすれば働きやすくなるか」を考えたうえで、自分にマッチする働き方を明らかにしてみてください。
仕事の疲労が大き過ぎて続けられるか悩む人も
仕事の疲労が大き過ぎることは、「これ以上仕事を続けられないかも…」と悩む原因になるでしょう。残業が続いて体が休まらなかったり、業務量が自分のスキルに見合っていなかったりすると、心身へのストレスが蓄積してしまいます。
我慢して働き続けると、体調を崩して働けなくなってしまう恐れも。「一息つく時間を作る」「業務負担を改善する方法を上司へ相談する」などを行い、疲労を溜め過ぎない工夫をしてみましょう。
どうしても問題が解決しないときは、転職を検討することも大切ですよ。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
自分に向いてる仕事とは?適職の判断基準
自分の性格や価値観、スキルに合う仕事は、働きやすさを感じられるでしょう。
ここでは、「自分にとって適職なのかどうか」を判断する基準をご紹介します。「自分に向いてる仕事が分からない」とお悩みの場合は、ぜひ参考にしてみてください。
自分の性格やスキルに適しているか
自分に向いてる仕事を見つけるときは、性格やスキルに合っているかどうかを見極めましょう。たとえば、コミュニケーションが苦手なのに接客業を選んでしまうと、ミスマッチから早期離職につながる可能性も考えられます。
性格に合わない・本来のスキルを発揮できない仕事を避けるようにすれば、適職を見つけやすくなるでしょう。向き不向きを判断するのが難しいと感じる方は、「自分にできる仕事がわからない原因は?適職を見つける方法を徹底解説」のコラムをご覧ください。
やりがいや喜びを感じられるか
業務に対して「やりがい」や「喜び」を感じられるかどうかを判断基準にすることもおすすめです。
仕事上で感じるポジティブな感情は、働く意欲につながります。自分の能力を発揮して誰かを助けたり役に立ったりすることで、感謝や評価をされる仕事は、自分にマッチしている実感を得られやすいでしょう。
価値観によって、「やりがい」や「喜び」を感じる場面は異なりますが、前向きに仕事に取り組める仕事はモチベーションを維持しながら働ける可能性があります。
集中して取り組めるか
集中して取り組める仕事も、「自分に向いてる」と判断できるでしょう。集中して仕事に取り組むことで業務効率が上がり、より良い成果を出しやすくなるためです。自分自身で達成感を得られるだけでなく周囲からの評価にもつながるため、「自分に合っている」という実感をもちながら仕事を続けられるでしょう。
仕事を探す際は、自分の好き・嫌いだけでなく、「集中力が続くかどうか」という視点からも業務内容をチェックしてみることをおすすめします。
高評価を受けやすい・結果を残しやすいか
「自分に向いてる仕事」の特徴には、周囲の人よりも比較的スムーズに結果を残せることが挙げられるでしょう。興味・関心が強くない分野であっても、業務を進めるうえで高い評価を受けているなら、「自分のスキルとマッチしている」と判断できます。
これまでの経験から、「順調に進められた作業」や「周囲から感謝された場面」を振り返ってみると、自分が評価されやすい分野を見つけられるでしょう。
無理なく働き続けられるか
「自分が無理なく働き続けられる業務内容・労働環境であるかどうか」も適職を判断するうえでは有効です。過度な疲労やプレッシャーを感じる仕事は、長く働き続けることは難しいかもしれません。一方で、「無理なく働ける」と感じる仕事は、長期的に働きやすく、着実に経験年数を積める可能性があります。
経験年数を重ねられれば、スキルアップやキャリアアップをすることにも役立つでしょう。
「やりたいこと=自分に向いてる仕事」とは限らない
たとえ好きなことだとしても、「実際に働いてみたら自分に向いていなかった」と感じる場合もあります。なぜなら、趣味として楽しむものと、会社として一定の成果を求められるものでは、根本的な目的が異なるからです。
就職・転職の際は「好きなことなのだから自分に向いてるはず」と思い込まずに、担当する業務が自分に合っているかをしっかり確認しましょう。
自分に向いてる仕事を見つける方法は、「自分に合う仕事が分からない!適職の上手な見つけ方と注意点を解説」で解説しているので、ぜひご一読ください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
自分に向いてる仕事は?タイプ別おすすめの職業
「自分に向いてる仕事が分からない」ときは、自身の考え方の特徴に注目してみることで、適職が見つかる可能性があるでしょう。
この項では、性格のタイプ別におすすめの職業をご紹介します。ただし、ご紹介する職業はあくまでも一例であり、すべての方にあてはまるとは限りません。自分自身の価値観と働き方の特徴がマッチしているかどうかを見極めたうえで、仕事を選ぶようにしましょう。
自分に向いている仕事とは、得意・才能・性格を生かした仕事であり、シンプルに「他の人より(少し)上手くできる仕事」でもあります。
だからこそ、評価をされやすくなることも多く、「褒めてもらえる機会が増える」「評価が給与や賞与に反映される」等のメリットもあるでしょう。
そして、自分に自信が持てるようになり、さらに仕事に意欲が増すといった良いサイクルを回し続ける原動力にすることが可能です。
向上心がある人に向いてる仕事
向上心をもって物事に取り組める人は、「目標の達成に向けて努力すること」が大切となる仕事に向いています。以下は、具体的な仕事の例です。
- ・営業職
- ・開発職
- ・研究職
上記の仕事は、明確な目標の達成に向けて業務を進めることが特徴として挙げられます。向上心がある人は、達成に向けて自主的に改善案を考えたり、積極的に行動を起こせたりするため、多くの職場で重宝されるでしょう。
正社員
インサイドセールス
年収 498万円 ~ 797万円
-
未経験OK,昇給あり,諸手当あり
責任感のある人に向いてる仕事
自分の役割に対する責任感をもてる人には、ミスなく業務を行うことが求められる仕事に向いています。
- ・経理職
- ・教師
- ・弁護士
- ・税理士
- ・会計士
これらの職業は、個人情報や金銭管理に関わる仕事のため、責任感をもって判断・行動することが非常に重要です。日頃の物事に対する責任感が、業務上でも役立つでしょう。
正社員
経理マネージャー候補
年収 525万円 ~ 851万円
-
諸手当あり
想像力豊かな人に向いてる仕事
自分のアイデアを形にするのが好きなタイプの人には、マニュアルに沿った業務よりも、個人の裁量に任せてもらえる仕事のほうが適しています。
- ・イラストレーター
- ・フォトグラファー
- ・企画職
- ・コンサルタント
- ・美容師
- ・俳優
豊かな発想力を持つ人には、上記のようなクリエイティブ職がおすすめです。また、自分の考えを提案・実施しやすい仕事も、想像力豊かな人に向いているでしょう。
クリエイティブ職の適性や職種名などは、「クリエイティブ職の適性とは?仕事内容や未経験からの転職方法も解説」で解説しているので、お役立てください。
正社員
プロダクトデザイナー
年収 600万円
-
学歴不問,昇給あり,諸手当あり
凝り性な人に向いてる仕事
凝り性なタイプの人は、特定の分野の知識やスキルを極める仕事が向いています。
- ・調理師
- ・行政書士
- ・研究職
- ・ジャーナリスト
特定の知識やスキルが必要となる仕事は、働くまでに国家資格の取得が必須であることもありますが、未経験から挑戦できる職種もあります。いずれの職種も働きながら専門知識やスキルを向上させる必要があり、凝り性な性格が役立つでしょう。
専門職の仕事や種類は、「手に職をつける意味とは?専門職の仕事や必要な資格を徹底解説」のコラムでも詳しく解説しているのであわせてチェックしてみてください。
正社員
研究職
年収 258万円 ~ 418万円
-
大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり,土日祝休み,残業少なめ,プライベート重視
マニュアル重視な人に向いてる仕事
マニュアルに沿って行動するのが好きな方には、以下のような仕事がおすすめです。
- ・事務職
- ・公務員
- ・工場作業員
これらの仕事は、個人に与えられる業務範囲が決まっている傾向があり、マニュアルが用意されていることが一般的。イレギュラーな対応がほかの職種と比較すると生じにくいでしょう。
「毎日同じ流れで仕事がしたい」「マニュアルがあると安心する」と考える方にマッチしやすい仕事といえます。
正社員
営業事務
年収 365万円 ~ 418万円
-
昇給あり,諸手当あり
コミュニケーション好きな人に向いてる仕事
コミュニケーションが得意な方は、以下のように人と積極的に関わる仕事で活躍できる可能性があるでしょう。
- ・カウンセラー
- ・販売職
- ・飲食店のホールスタッフ
顧客と接する機会が多い仕事では、経験や実績よりもコミュニケーション力の高さが重視される傾向にあります。未経験者を歓迎している求人を見つけやすいでしょう。
正社員
店舗スタッフ・店舗管理職
年収 307万円 ~ 429万円
-
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
コミュニケーションが苦手な人に向いてる仕事
できるだけ周囲とのコミュニケーションを避けたい方には、以下の仕事がおすすめです。
- ・警備員
- ・工場作業員
- ・配送ドライバー
上記の仕事は1人で取り組む作業を中心に行うため、周囲とのコミュニケーションが必要となる場面がほかの職種よりも生じにくい可能性があります。「できるだけ会話をせずに仕事をしたい」「人間関係を構築するのが苦手」といった方に向いているでしょう。
とはいえ、社会人として最低限のコミュニケーションを心掛けることは大切です。あいさつや進捗状況の報告は、どのような仕事においても必要になることを理解しておきましょう。
正社員
製造職
年収 432万円 ~ 550万円
-
大手企業,安定的な仕事,賞与あり,昇給あり,諸手当あり,未経験OK
1人で物事を進めるのが好きな人に向いてる仕事
1人で物事を進行したいと考えるタイプの方には、以下の仕事が向いている可能性があります。
- ・エステティシャン
- ・配送ドライバー
- ・清掃作業員
- ・工場作業員
- ・ハンドメイド作家
- ・陶芸家
上記の仕事は、業務上必要なコミュニケーションをとりつつも、作業中は業務に集中できるのが特徴です。自分で判断をしながら業務を進めやすい仕事といえるでしょう。
自分のペースで進めやすい仕事は、「マイペースな人に向いている仕事は?見られがちな特徴と働き方のコツ」のコラムでも紹介しているので、ご覧ください。
正社員
配送ドライバー
年収 358万円 ~ 456万円
-
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり
物事を分析するのが得意な人に向いてる仕事
物事の分析を得意とする方は、以下の仕事に向いている可能性があるでしょう。
- ・コンサルタント
- ・IT系の技術職
- ・マーケティング職
上記の仕事では、自分で課題を見つけ解決法を考えたり、ニーズを調査したうえで企画を立案したりします。また、トラブル発生時は臨機応変な対応が求められるため、判断力や柔軟性も重要となるでしょう。
正社員
DXコンサルタント
年収 347万円 ~ 561万円
-
賞与あり,昇給あり,諸手当あり,残業少なめ,プライベート重視
他者をサポートすることが好きな人に向いてる仕事
第三者を積極的に支援できる方には、以下の仕事がおすすめです。
- ・秘書
- ・社会福祉士
- ・学童の職員
- ・塾の講師
- ・図書館司書
上記の職種はいずれも、コミュニケーション能力・傾聴力・提案力などを活かし、相手のニーズに沿った対応が必要となります。相手の希望を叶えるために寄り添う仕事であるため、「他者のサポートをすることが好き」という考え方や姿勢を活かせるでしょう。
正社員
教室長候補(教室運営・学習指導)
年収 329万円 ~ 384万円
-
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり,残業少なめ
正確に物事を進めるのが得意な人に向いてる仕事
物事を正確に進めたいという姿勢のある方におすすめの仕事としては、以下の職種が挙げられます。
- ・銀行員
- ・研究職
- ・開発職
- ・管理職
- ・会計士
- ・絵画修復師
- ・IT系の技術職
金銭を扱う仕事や緻密な計算が必要となる仕事などは、いずれも一つひとつの作業に正確性を求められるでしょう。丁寧に物事を進められる方に向いています。
正社員
ITエンジニア職
年収 300万円 ~ 464万円
-
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
視野が広く物事を把握しやすい人に向いてる仕事
広い視野で物事を把握できる方には、以下のような仕事で活躍できる可能性があるでしょう。
- ・ツアーコンダクター
- ・イベントプランナー
- ・スポーツインストラクター
- ・営業職
- ・調理師
- ・テレビ局のディレクター/プロデューサー
- ・店長やマネージャー
これらの仕事は、目の前にある業務をこなしつつ複数の物事を同時進行したり、管理したりするため、視野の広さを発揮できます。周囲の状況を把握して調整する仕事でも役立つでしょう。
正社員
経営企画 戦略推進マネージャー
年収 756万円 ~ 1,224万円
-
未経験OK,学歴不問,諸手当あり,残業少なめ,プライベート重視
未経験から新しい仕事に就きたい人に向いてる仕事
就職経験のない方や、異業種に転職したい方は、未経験から挑戦しやすい以下の仕事がおすすめです。
- ・清掃作業員
- ・工場作業員
- ・美容業界
- ・ブライダル業界
- ・営業職
これらの職種は、経歴やスキルを重視されにくく、入社後に業務に必要な研修を受けられることが一般的です。未経験から挑戦しやすい業界や職種は、「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」のコラムで紹介しているので、あわせてご覧ください。
正社員
清掃職
年収 306万円 ~ 472万円
-
大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
自分に合った職種を見つけるためには「自分を知ること」と「世の中を知ること」のバランスが重要です!
自分に向いてる職種を見つけるためには「自分を知る(自己分析)」「世の中を知る(職種分析)」の両方が重要です。また、自分に向いてる職種を効果的に見つけるためには、時期によって自己分析と職種分析の時間の割き方を変えることもポイントといえます。
■初期(転職活動開始時期)
自己分析:3割/世の中を知る:7割
まずは世の中にどんな仕事があって、どんな仕事には興味が持てるのか。逆にどんな仕事には興味が湧かないのか。自分のスキルを生かせる仕事がどれだけあるのか、など世の中を知ることを中心に時間を割きましょう。
■中期
自己分析:7割/世の中を知る:3割
世の中の仕事を把握できたら、興味をもった仕事に対して自分自身のスキルや、やりがいを感じられる仕事の共通点など自己分析し軸を整理します。
■後期
自己分析:5割/世の中を知る:5割
面接や面談で世の中の会社を知りつつ、最後どの会社で意思決定するかは改めて自己分析を行いましょう。
自分に向いてる仕事を見つける4ステップ
自分に向いてる仕事を見つけるには、自己分析を行ったうえで自分の強みやビジョンを明確にし、企業の特徴と擦り合わせを行うことが大切です。
ここでは、自分に向いてる仕事を見つける方法を解説します。「自分に向いてる仕事が分からないために、応募先が決まらない」とお悩みの場合は、ぜひ参考にしてみてください。
自分に向いてる仕事を見つけるステップ
- 自己分析を行う
- 将来のビジョンを考える
- 業界・企業研究を行う
- 自分にマッチした仕事を探す
1.自己分析を行う
自分に向いてる仕事を探す際は、自己分析を行うことが重要です。自己分析を通して自分への理解を深めることで、「仕事に活かせる自分の強み」を見つけられるでしょう。
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況(5)現在の勤め先を選んだ理由(p.22)」によると、転職先を選んだ理由の第1位が「仕事の内容・職種に満足がいくから(41.0%)」、第2位は「自分の技能・能力が活かせるから(36%)」でした。この結果からも、転職時に「自分の考え方やスキルに合うか」を基準に仕事を探す人が多いことが分かります。
自分に合う仕事を見つけるためには、自己分析を通して「自分の得手不得手」や「どのようなことでモチベーションが上がるか」を把握しておくことが大切です。以下で具体的なやり方を解説するのでご覧ください。
自分の自分の得手不得手を知る
あなたの得意なこと・苦手なこと・学生時代に褒められた経験などから、自分の強みを洗い出してみましょう。
これまでに自身が活躍した場面を振り返ることで、「自分がどのような仕事だと成果を出しやすいか」を明らかにできます。反対に、自分が苦手なことからは、「働きにくさを感じやすい仕事の特徴」を見つけられるでしょう。
自分に向いてる仕事を見つけるためには、自身の得手不得手を通して、「どのような環境が働きやすさにつながるか」を確認しておくことが得策です。
自分のモチベーションが上がる瞬間を考える
自分に向いてる仕事が分からないときは、「どのような場面でモチベーションが上がるのか」という視点から仕事を探すのも方法の一つ。自分が好きなことやこれまでに楽しかったことを振り返ってみましょう。
モチベーションを上げられる仕事に就けば、日々の業務に対して前向きに取り組みやすくなります。自主的に業務の効率化を図ったり、スキルや資格を身につける努力ができたりする場合もあるでしょう。
自己分析の具体的なやり方は、「自己分析が大事!「やりたいこと探し」の方法とは」のコラムでも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
2.将来のビジョンを考える
自己分析を通して強みを発見できたら、それを活かして「将来どのようになりたいか」を考えてみましょう。将来のビジョンを考えることで、働くうえでの目的や、職場に求める条件などが明らかになります。
たとえば将来的に起業したいと考えているのであれば、マネジメント能力や経営者としての幅広い知識が必須。仕事を探すときは、それらを学べる研修制度やキャリアアップ制度が企業にあるかを確認することが望ましいでしょう。
将来像がうまくイメージできません。どのように考えるといいでしょうか?
身近な存在を観察することで、少しずつイメージが具体化します
あなたの将来像に影響を及ぼす代表的な存在の一つとして、人生において長い時間を過ごしてきた親や祖父母など身近な人が挙げられます。身近な人をよく観察し、段階的に特徴を書き出してみましょう。
・年収
・ライフスタイル(住んでいる場所、家族構成、外食回数、休日の過ごし方など)
・コミュニケーションのとり方
・好きなことや苦手なこと
そのうえで、良いと感じている面を書き出し「こんな人(将来像)になりたい」というイメージを具体化します。もし良い面が見つからなければ「こんな人になりたくない」という事柄を書き出してみるのも手です。
書き出した良い面をまとめていくと目指す将来のイメージが見え、悪い面をまとめると「反面教師」として回避すべき将来を把握でき、転じて「なりたい将来像」が見えてきます。
あなたの将来像を具体化する手段の一つとして、取り組んでみてください。
なりたい将来像の例
以下は、仕事を通じた将来像の例です。自分の理想と類似したものがないか、確認してみましょう。
- ・家族と不自由のない暮らしができる収入を得たい
- ・仕事とプライベートを両立させて長く働きたい
- ・専門スキルや知識を持つプロフェッショナルになりたい
- ・○○の資格を取得したい
- ・入社後3年以内にリーダー職に就きたい
働くことの目的を明確にしておくことは、自分自身のモチベーションアップにもつながります。ただし、10年以上先のビジョンをいきなり達成しようとするのはなかなか難しいもの。「5年後・3年後・1年後にどうなっていたいか」と、短いスパンでの目標を書き出し、今の自分に向いている仕事を掘り下げてみましょう。
3.業界・企業研究を行う
応募先の選択肢を絞るために業界・企業研究を行います。業界や企業に対する理解を深めることで、入社後の働き方をイメージしやすくなるでしょう。
世の中にある職業の特徴を調べる
業界・企業研究を行うときは、自分の気になる仕事のみを調べるのではなく、幅広い分野の職種の特徴を知るよう意識することが大切です。このコラムの「知っている仕事の範囲が狭い」で述べたように、世の中にある仕事に関する知識が乏しいと、求人選びの選択肢が狭まってしまいます。
自分に向いてる仕事を見つけるうえでの選択肢を増やすためにも、世の中にある職業の特徴への理解を深めましょう。
4.自分にマッチした仕事を探す
調べた企業のなかから、自分の希望の働き方にマッチした仕事を探しましょう。企業への理解が深まったら、それらが自分の強みや将来のビジョンと合っているかを見極めます。自分に向いてる仕事かどうかを事前によくチェックすることで、入社後のミスマッチの防止につなげられるでしょう。
また、応募先を選ぶときは、自分のスキルや経験が企業の求める人材の基準に達しているかどうかをチェックしておくことが大切です。企業によっては、経験年数や資格取得に関する応募条件を設定している場合があります。現在の経歴やスキルで挑戦できるかを確認することを忘れないようにしましょう。
自分に向いてる仕事を見つけるための方法は、「自分に合った仕事の見つけ方とは?適職が分からないときの探し方を解説」のコラムでも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
自分に向いてる仕事に就くメリット
自分の強みやスキルに合う仕事は成果につながりやすく、前向きな姿勢で意欲的に働ける可能性があるでしょう。ここでは、自分に向いてる仕事に就くメリットを紹介するので、仕事選びの判断基準でお悩みの方は参考にしてみてください。
自分の能力を活かる仕事では力を発揮しやすい
自分に向いてる仕事は、パフォーマンスを発揮しやすく、生産性が高まるでしょう。業務をスムーズに進められる可能性があり、成果につながりやすいことが考えられます。未経験の分野だったとしても、自分のスキルに合う仕事を選ぶことで、習熟のスピードが早まる場合があるでしょう。
力を発揮しやすいため評価されやすい
自分に向いてる仕事に就くメリットには、周囲から評価されやすいことが挙げられます。前述したように、力を発揮して成果につながりやすい傾向があるためです。評価を積み重ねれば、昇進・昇給のチャンスも広がりやすくなります。
仕事のモチベーションややりがいを感じやすい
自分に向いてる仕事は、モチベーションややりがいを感じやすいでしょう。自分の強みやスキルを活かしながら仕事を進められるため、前向きな気持ちをもって取り組めます。向上意欲を持つことにもつながりやすいため、スキルアップ・キャリアップを目指す際に役立つでしょう。
自分に向いてる仕事に就くメリットは、「自分に向いてる仕事が分からないときはどうする?適職の見つけ方を解説」のコラムでも解説しているので、チェックしてみてください。
やりがいと収入はどちらを優先すべき?
やりがいと収入のどちらを優先させるかは人それぞれといえますが、一般的な企業に正社員として就職・転職した場合、勤務年数や経験に応じて徐々に年収が上がっていく傾向があります。そのため、収入面だけでなく、社風や価値観が自分に合うか、福利厚生が整っているか、ライフワークバランスが取れるかなどを確認し応募企業を選択するのがおすすめです。
「やりたい仕事の給料が低いときはどうする?解決につながる方法を紹介」では、給与が低いと感じたときの解決策を紹介しています。転職すべきか悩んでいる方は、参考にしてみましょう。
自分に向いている仕事に就くと、どんなメリットがあるのでしょうか?また、どのように見つけるといいでしょうか?
向いている仕事に就くと、自分も周りもメリットが多いです。
自分に向いている仕事に就くメリットは複数あります。
たとえば、成果が出やすく早い段階で評価につながったり、自分の工夫でお客様に感謝の言葉をいただいたりするなどです。向いているため頑張ることや勉強することが苦にならず、好循環が生まれるでしょう。また、仕事への前向きな姿勢は会社や上司・同僚に対して良い刺激となり、職場の雰囲気や業績にも良い影響が生じる可能性もあります。
では、向いている仕事はどのようにして見つけるのでしょうか。それには「自己分析」と他者に自分を分析してもらう「他己分析」が欠かせません。やり方は、自分でこれまでに称賛されたことや成功したこと、人よりうまくできたことなどを書き出して、自己分析してみます。また、同僚や友人・家族などにあなたを分析してもらうのもひとつです。今まで気づけなかった新たな可能性が見つかるかもしれません。
自分に向いていない仕事を選ぶデメリット
自分の強みやスキルと合っていない仕事で働くと、働くことに対して前向きな気持ちをもちにくくなることがあるでしょう。ここでは、自分に向いていない仕事を選ぶデメリットをご紹介します。
モチベーションを保ちにくい
適性に合わない仕事を選ぶデメリットは、働くモチベーションにつながりにくいことです。適職を選ぶと成果や評価が得られやすい一方、適性に合わない仕事は成果につなげることが難しい可能性があります。思うような結果につながらないことが続けば、モチベーションが低くなり、意欲的に取り組めなくなる恐れがあるでしょう。
適性に合う職種に就けば必ずしも成果につながるとは限りませんが、仕事選びの際はモチベーションを維持できる仕事であるかどうかをイメージしてみることが大切です。
仕事を好きになりにくい
自分に合わない仕事は、働くことに対する不満やネガティブな感情につながる可能性があります。仕事を好きになれない場合、「働きたくない...」と出勤自体が億劫になったり、将来のビジョンが見えにくくなったりしがちです。将来のビジョンが鮮明でないと仕事に対して目標がもてず、成長意欲の低下にもつながるでしょう。
会社や職場の人間関係が好きでも、仕事が自分に向いていないことでミスマッチが生じることがあります。自己実現のためにも、向上心をもって働き続けられる仕事を選ぶようにしましょう。
自分に向いている仕事を探すのに役立つ適職診断とは?
適職診断とは、性格や能力などから自分に向いてる仕事を提案してくれるサービスです。「自分に向いてる仕事が分からない」といった場合にも、適職診断を利用することで、自分では思いつかなかった職種が見つかる可能性があるでしょう。
適職診断は、スマホやパソコンで手軽に心理テストのような感覚で試せるのが魅力です。転職サイトや就職・転職エージェントなどが、Web上で無料公開している場合もあります。厚生労働省の職業情報提供サイト(日本版O-NET)でも、「自己診断ツール」が公開されているのでチェックしてみてください。
就職・転職エージェントのハタラクティブが提供している無料の適職診断もおすすめ。このコラムの上部に設置されており、1分程度で診断ができるので、ぜひ求職活動にお役立てください。
適職診断をもとに仕事探しをするときの注意点
適職診断は、性格や考え方に合う仕事を探しやすいものの、診断の結果だけにこだわるのは避けるのが無難です。必ずしも診断結果で出てきた仕事とあなたが求める条件がマッチするとは限りません。あくまでも求人を探すときの参考程度にとどめて、自己分析や企業研究を通じて客観的に判断するようにしましょう。
適職診断をさらに活用するためには、「自己分析」をするのがおすすめ。ただ適職と判定が出た職種を鵜呑みにして仕事を探すのではなく、記載されている「この職種が合う理由」等を参考に、自己分析を進めます。
また、エピソードを具体的に思い出す際には、事実だけでなく、「そのときに感じた感情」も思い出し自己分析を行ってみてください。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
どうしても自分に向いてる仕事が分からないときの対処法
自己分析や企業研究を行っても適職が見つからない場合は、これまでに感じた不満や挫折経験などから理想の働き方を探してみましょう。ここでは、自分に向いてる仕事がどうしても分からないときの対処法を解説します。
どうしても自分に向いてる仕事が分からないときの対処法
- 挫折した経験に目を向けてみる
- 「興味のある仕事」と「やりたくない仕事」を書き出す
- 仕事に対して「足りない」と思うことを洗い出す
- 仕事に求める条件へ優先順位をつける
- 家族や友人など第三者に相談してみる
1.挫折した経験に目を向けてみる
自分に向いてる仕事が分からないときは、過去の挫折経験に目を向けてみましょう。挫折した原因やその後の立ち直り方、学んだことなどから、「自分はどのような目標のために努力できるのか」「どのような環境であれば粘り強さを発揮できるのか」を理解できます。
入社後に挫折した場合を想定して仕事を選べば、自分に合った環境で働き続けられる可能性があるでしょう。
2.「興味のある仕事」と「やりたくない仕事」を書き出す
自分に向いている仕事を探したいときは、「興味のある仕事」と「やりたくない仕事」をそれぞれ箇条書きで書き出してみるのもおすすめです。
「興味のある仕事」からは、自分のスキルや特性がその分野で活かせるかどうか分析してみましょう。「やりたくない仕事」からは、それ以外の仕事を消去法で探せるので、入社後のミスマッチを避けられる傾向にあります。
3.仕事に対して「足りない」と思うことを洗い出す
現在の職業が自分に向いてる仕事とは思えないのであれば、現職に対して「足りない」と思うことを洗い出してみましょう。仕事に対する不満を明確にすることで、自分が「働きたい」と思える職業の特徴が明らかになるはずです。
たとえば、人間関係に不満があるのであれば「個人作業が多い仕事をしたい」、残業の多さが嫌と感じる場合は「残業時間が少ない職場に転職したい」など。現状への不満を通して自分にマッチした仕事の特徴を考えてみましょう。
理想のライフスタイルも考えてみよう
「自分に向いてる仕事がなかなか見つからない…」という方は、理想のライフスタイルから自分に合った働き方を考える方法がおすすめです。
たとえば、プライベートも充実させたい方の場合、柔軟に働けるフレックスタイム制や在宅勤務が可能な職場がマッチしているでしょう。そのほか、結婚や子育てを考えている方は、残業の少なさや育児休暇の取得率などに注目して仕事探しをしてみるのも手です。
4.仕事に求める条件へ優先順位をつける
仕事に求める条件へ優先順位をつけることもポイントです。就活や転職活動の際は「失敗したくない」と願うあまり、志望先企業に求める条件が徐々に増えていくことがあるかもしれません。しかし、条件が増え過ぎると、志望先を絞り切れず仕事探しが難航してしまう恐れもあるので注意が必要です。
年収や勤務時間、勤務地、福利厚生、仕事内容など優先させたい条件は人によって異なります。そのなかから「譲れないものは何か」を考えて優先順位をつけると、企業選びの軸が定まるでしょう。
5.家族や友人など第三者に相談してみる
自分に向いてる仕事が分からないときは、家族や友人など第三者に相談してみることも効果的です。自分のことを理解している家族や友人なら、性格や傾向を踏まえたうえで仕事の向き不向きに関して有効なアドバイスをくれるでしょう。自分では気づかなかった・知らなかった業界や職種への適性を見出してもらえる可能性もあります。
家族や友人といった身近な人以外に、ハローワークやエージェントといった就活・転職活動のプロからの助言を受けるのも得策です。詳しくは、このコラムの「『自分に向いてる仕事』に悩む人におすすめの転職支援サービス」で後述しているので、ぜひご一読ください。
自分に向いている職種が分かりません。どのように見つけるのがいいでしょうか?
プロに頼ってみることをおすすめします!
自分1人の力で自分に合う職種を見つけたい!という方は別ですが、多くの方が「自分に合う仕事を見つける」ことが目的であり、手段は何でも良いという方も多いのではないでしょうか?
そんな方には、まず「動き出しをプロに任せる」ことをおすすめします。ここでいうプロとは、キャリアコンサルタントやキャリアアドバイザーのこと。
世の中の職種について多くの知見を持つプロに最初を任せることによって、仕事のおおよその方向性をイメージできるでしょう。
キャリアアドバイザーは、過去の経験からあなたに合いそうな職種を提案してくれる存在です。ある程度イメージがついたら、ご自身でネットを使用したり、直接面接や面談を受けたりして、自分に合う仕事を見つけてみてはいかがでしょうか?
自分に向いてる仕事が分からない…と不安な方へ
「自分に向いてる仕事が分からない…」と悩むときは、考え方次第で気持ちが楽になることもあります。どのような心持ちで過ごせば良いのか、自分以外にも不安に思う人はいるのかを知っておくと、安心できるかもしれません。
自分に向いてる仕事が分からず悩む人は少なくないと考える
ハタラクティブの「若者しごと白書2025」のアンケート結果によると、「自分に向いてる仕事(適職)が分からず不安」と答えた方の割合は以下のようになりました。
雇用形態 | 非常に不安 | やや不安 | どちらともいえない | あまり不安ではない | 全く不安ではない |
---|---|---|---|---|---|
フリーター | 0.34 | 31.5% | 19.2% | 11.1% | 4.2% |
正社員 | 22.2% | 36.0% | 26.0% | 11.4% | 4.4% |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2025/3-8. 就職活動・転職活動を始めるときの不安度(p.35)」
「非常に不安」と「やや不安」を合わせると、フリーター・正社員ともに半数を超える結果であり、就職・転職活動時に、自分に向いている仕事が分からず不安を感じている人は少なくないことが分かります。「自分に向いてる仕事が分からず悩んでいる人はほかにもいる」と考え、必要以上に焦り過ぎないようにすることが大切です。
参照元
ハタラクティブ
「焦らずゆっくり見つければ良い」と楽に考えてみる
世の中で働く全ての人たちが、自分に向いている仕事に就いているわけではありません。また、現在は自分に向いている仕事に就いている人たちも、全員が最初から「自分に何が向いているか」を理解していたわけではないはずです。
まずは行動する、そして働いてみる。そこで、初めて向き不向きに気がつくことだってあります。もちろん行動するのは、できる限りの自己分析をした後です。ぜひ積極的に動き、経験してみてください。あなたの行動一つひとつが、向いている仕事に就くときに、きっと役に立つでしょう。
「自分に向いてる仕事」に悩む人におすすめの転職支援サービス
自分に向いてる仕事の判断が難しいと感じる方には、転職支援サービスを活用することがおすすめです。ここでは、「ハローワーク」と「転職エージェント」の2つのサービスを紹介するので、ぜひ利用を検討してみてください。
ハローワーク
ハローワークは、各都道府県に設置されている公共職業安定所です。ハローワークの職員は求職者のサポート経験があるため、現在抱えている悩みを相談できます。自分が仕事に求める条件や理想を伝えたうえで、求人の紹介やアドバイスを受けることが可能です。
また、ハローワークでは就活セミナーや職業訓練も行っているので、就職に不安のある方は参加してみるのもおすすめ。ハローワークでできることは、「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」で紹介しているので、参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
雇用
転職エージェント
「自分に向いてる仕事が分からない…」と感じている方は、転職エージェントに意見を聞いてみるのも有効です。エージェントにはプロのキャリアアドバイザーが在籍しているので、客観的な視点から自分に向いている仕事を紹介してもらえます。
転職エージェントは、応募書類の添削や模擬面接といった選考対策もきめ細かくサポートしてくれるのが特徴。「自分に向いてる仕事」が見つかったあとも、どうすれば就職を実現できるのか、どのようなアピールが有効なのかを助言してもらえるでしょう。
「自分の強みが分からず、仕事探しが進まない」とお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、20代のフリーターや第二新卒など、若年層を中心に就活支援を行う就職・転職エージェントです。幅広い業界・職種の知識を持つキャリアアドバイザーが、マンツーマンでカウンセリングを実施し、あなたに合う求人をご紹介します。
また、面接練習や日程調整、応募書類の添削も行っているので、就職・転職活動が初めてという方も安心です。ご登録・ご利用は無料なので、「自分に向いてる仕事に就きたい」という方は、ぜひ一度お問い合わせください。
「自分に向いている仕事が分からない」という悩みは、主に2つの理由があるといえます。
1つは「いろんな仕事を経験したけれど、どれが自分に合うか分からない」という場合です。この場合は、仕事において一番評価されたこと、あるいは頼りにされた職場環境や仕事を思い出してみてください。自分の価値観やスキルに合う仕事を見つける大切な手がかりになり得ます。
もう1つは「まだ仕事をしたことがない」という場合です。少子高齢化による人手不足から、現在は未経験歓迎の求人が数多く出ています。転職エージェントやキャリアコンサルタントといったプロのアドバイスも受けながら、興味があることにチャレンジしてみるのがおすすめです。
自分に向いてる仕事に関するQ&A
ここでは、自分に向いている仕事が分からない人が抱きやすい疑問に、Q&A形式でお答えします。
「自分に向いてる仕事」ってなんですか?
あなたの能力や性格に合っている職業であれば、「自分に向いてる」と感じる可能性が高いでしょう。特技を活かせたり、仕事の進め方があなたの性格に合っていたりすると、成果を残しやすく、モチベーションも維持しやすい傾向にあります。
自分に向いてる仕事を探す方法は、このコラム内の「自分に向いてる仕事を見つける4ステップ」で紹介しているので、ぜひご一読ください。
自分に向いてない仕事を続けるとどうなる?
適性に合わない仕事を続けると、働くことにストレスを感じたり、成果を出しづらかったりする可能性があります。モチベーションの低下につながった状態で働き続ければ、精神的な負担が大きくなる恐れもあるでしょう。今の仕事に向いていないと感じるときは、転職の必要性の有無を見極めることが大切です。
仕事のミスマッチに対する対処法は、「仕事が向いていないというのは甘え?悩み解決のヒントや対処法を紹介」のコラムで紹介しているので参考にしてみてください。
マイペースな人に向いてる仕事は?
マイペースな人には1人で取り組める仕事や、自分の判断で作業を進められる仕事などがマッチする場合があるでしょう。たとえば、事務職や営業職、ドライバー職などが挙げられます。ほかにも、クリエイティブな発想を活かした職業にも注目してみるのもおすすめです。
性格タイプ別の特徴にマッチしやすい仕事の例は、コラム内の「自分に向いてる仕事は?タイプ別おすすめの職業」でそれぞれ紹介しているので、ご参照ください。
30代で向いてる仕事が分からない場合におすすめの仕事は?
30代で適性に合う仕事を探す際は、未経験から挑戦できる職種に注目してみることをおすすめします。年齢を重ねるほど、就職・転職活動時に企業側から経験やスキルを重視されやすいためです。これまでの経験やスキルに合う求人のみに絞って応募先を探すよりも、未経験者を歓迎している分野から探すほうが選択肢を増やせる可能性があるでしょう。
30代で未経験分野に転職する際におすすめの仕事は、「30代から未経験分野に転職するのは厳しい?おすすめの業界と成功のコツ」のコラムで解説しているのであわせてご覧ください。
20代で自分の向いてる仕事が分からないときは?
20代で自分の向いてる仕事を探すのに迷うときは、自己分析で分かった自分の興味や得意分野から職種を考えてみるのも手です。20代は企業側からポテンシャルを期待されやすいため、未経験分野であっても自分が関心のある仕事にも挑戦しやすいでしょう。
「自分の得意なことや強みなどが分からない」とお悩みの場合は就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。丁寧なヒアリングを行い、あなただけの強みを見つけるサポートをして、希望の働き方に合う求人を厳選してご紹介します。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。