転職時の履歴書の書き方!基本マナーや採用担当者がみるポイントなどを解説

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この記事のまとめ

  • 転職時の履歴書は、社会人経験を踏まえた書き方をすると良い
  • 転職時の履歴書には、これまでの職歴をすべて記載する
  • 退職理由を書く際、前職の不満を述べる書き方は控える
  • 「誰が読んでも分かる内容」「読み手のことを考えた文字」を意識した書き方をする
  • 転職時の履歴書の書き方で迷ったら、第三者に相談する方法もある

「転職時の履歴書の書き方が分からない」という方のために、押さえておきたいポイントや基本マナーなどを解説します。転職活動時の履歴書は、社会人経験を踏まえたうえで作成していく必要があります。特に、職歴や自己PR、志望動機については、しっかりと書き方のポイントを押さえていきましょう。証明写真や本人希望欄で採用担当者が見ている観点についてもお伝えしているので、参考にしてください。

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転職時の履歴書の書き方は?押さえておきたい5つのポイント

転職する際は、新卒のときとは異なる視点で履歴書の書き方を考える必要があります。特に職歴や自己PR、志望動機については、社会人としての経験や経歴を踏まえた書き方を意識すると良いでしょう。

1.学歴

履歴書の学歴をどこから書くべきか悩む人も多いでしょう。学歴の記載について明確なルールはないものの、転職時の履歴書には「高校入学」から記入するのが一般的です。第二新卒の場合も同様に、高校入学から最終学歴までを記入します。その際、学校名や学部・学科は省略せず、正式名称を記入してください。

2.職歴

職歴は省略することなく、すべてを記載するようにします。できれば、所属部署や職種についても記載しておきたいところ。採用担当者は、応募者の職歴からその人のスキルや適性を見極めようとします。たとえば、総務部の経験があれば柔軟な対応能力に期待が持てますし、前職が営業なら提案力や瞬発力の高さを期待するといった具合です。所属していた部署や担当していた業務が採用の判断材料になることもあるので、職歴はきちんと書けるようにしておきましょう。職歴の書き方について詳しくは「履歴書の職歴はどう書く?正社員以外も記載すべき?」を参考にしてください。

在職中の職歴の書き方

在職中の場合、履歴書の職歴の最後に「現在に至る」と書きます。この文言を入れる書き方をしないと、すでに退職していると誤解されてしまう可能性も。在職中に転職活動をする際は注意してください。

3.資格

資格は正式名称で書く必要があります。自動車免許なら「普通自動車第一種運転免許」、日商簿記なら「日商簿記検定試験○級」などと書くようにしましょう。履歴書の資格欄に収まらないほどたくさんの資格を取得している場合は、業務に関連するものから優先的に記入します。現時点で資格を取得できていなくても、受験することが決まっている資格があれば「○○取得に向け勉強中」と記載して問題ありません。むしろ、記載することで採用担当者に「自己啓発ができている」という印象を持ってもらえる可能性もあります。

4.自己PR

転職の履歴書では、今までの社会経験を踏まえたうえで、応募先企業でどう貢献していくかをアピールする書き方がおすすめ。社会人経験の浅い第二新卒の方も、仕事で得たスキルを積極的にアピールしていきましょう。たとえば、「前職では○○の業務を行い、××という社内目標を達成しました。この経験を貴社の業務でも活かして貢献したいと思っています」といった具合です。「自己PRの基本の書き方は?新卒と転職での違いや例文を紹介」では、企業が自己PRから何を知りたいのか、転職者はなにをアピールすれば良いのかまとめています。併せて参考にしてください。

5.志望動機

応募先企業の事業内容や商品、社風などに魅力を感じていること、そして、自分も応募先企業で活躍したいという思いを伝えるようにします。
志望動機で退職理由に触れる際は、前職の不満を書くのは控えたほうが無難です。たとえば、「前の会社では○○を頑張ってきましたが、その経験を通じて将来的には××を目指そうと考えるようになりました。今回の募集を見て希望をかなえるチャンスだと思い、応募いたしました」というように、原因とこれからの姿勢をポジティブに伝えられる書き方が良いでしょう。志望動機の内容で悩んでいる方は、「履歴書の志望動機の書き方とは?例文とともに重要なポイントを解説」をご覧ください。

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転職時の履歴書の書き方は?知っておきたい3つの基本マナー

採用担当者に好印象を持ってもらうためにも、転職時の履歴書はきちんとしたものを用意したいところです。書き方が正しくなかったり、内容が整理されていなかったりすると、その時点でマイナスな印象を与えてしまうことも。履歴書を作成する際は、以下の基本マナーを意識しましょう。

1.消せる筆記具は使用不可

履歴書は、応募者の基本情報が載っている正式な書類。鉛筆や消せるボールペンなど、消えてしまう可能性がある筆記用具で記入する書き方は避けたほうが良いです。同じく、修正テープの使用も控えます。

2.空欄が多い

空欄が多い履歴書は、採用担当者の心象を悪くします。特に、転職時の履歴書で空欄が目立つと「就職意欲が低い」と思われかねません。資格や賞罰など、記載することがない欄には「特になし」と記入します。

3.顔写真は3ヶ月以内のものを使う

顔写真を撮影してから日が空いてしまうと、髪型や体型の変化で見た目が変わる可能性があります。写真と本人との間にギャップが生じないよう、履歴書に貼る顔写真は3ヶ月以内に撮影したものを使うようにしましょう。もし、3ヶ月以内に撮影した写真であっても、髪型や印象が今と大きく違う場合は、撮り直すことをおすすめします。
履歴書に顔写真を貼る際は、裏に名前を記載しておくと、万が一剥がれてしまった際に誰のものか分かるため安心です。詳しくは、「履歴書に貼る写真の裏には名前を書こう!書き忘れたらどうなる?」でお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。

転職時の履歴書の書き方は?4つの注意点に気をつけて低評価を回避

採用担当者に伝わりにくい履歴書の書き方をしていると、低評価につながる恐れも。転職活動中は、以下の箇所に注意しながら履歴書を作成していきましょう。

1.細かい文字が詰まっていて読みにくい

採用担当者は1日に何枚もの履歴書に目を通します。文字が小さかったり詰まっていたりする履歴書は読みづらく、相手を気遣えない印象を与えてしまう可能性も。履歴書を作成する際は、記入欄に収まる内容を、読みやすい文字の大きさで記載することが大切です。「採用担当者が読みたくなる履歴書の文字の大きさとは?」で履歴書に最適な文字の大きさを解説しています。併せて参考にしてください。

2.業界用語など分かりにくい言葉を羅列する

履歴書は、誰が読んでも分かる書き方にするのが基本です。転職の履歴書では、これまでの経歴をアピールするために「専門用語を使用したい」と考える方もいるでしょう。しかし、履歴書を読む人が専門用語に詳しいとは限りません。読む側への配慮を示すためにも、専門用語や業界用語、社内用語の使用は避けたほうが無難です。

3.前職の守秘義務を守らない

転職活動の際、これまでの経歴や実績を履歴書に記載する機会は多いです。ここで注意したいのが、守秘義務を守った書き方ができているかどうか。守秘義務に反して、前職のプロジェクトの詳細を書くのは避ける必要がありますし、顧客情報に触れることも控えたいところです。守秘義務が守れないような履歴書の書き方では、応募先企業に「コンプライアンス意識が低い」と判断される恐れもあるので、注意しましょう。

4.誤字脱字がある

転職の履歴書を作成する際は、誤字脱字にも注意が必要です。誤字脱字のある履歴書だと、採用担当者から「詰めが甘い」と思われてしまうことも。何度も履歴書を見直して、書き方に問題がないか確認すると良いでしょう。

転職時の履歴書の書き方は?採用担当者が見るポイント

転職応募者が多い企業の採用担当者は、数多くの履歴書を確認しています。どのようなポイントを押さえて書き方のチェックをしているのか、以下を参考にしてください。

証明写真

履歴書の中でも、採用担当者の目に留まりやすいのが証明写真。採用担当者は、証明写真から応募者の第一印象を判断します。だからこそ、証明写真は明るい表情や正しい姿勢のものを選ぶようにしましょう。反対に、写真の表情が暗かったり、服装が求職活動に相応しくなかったりすると、評価が落ちてしまう恐れも。書類審査を通過できないと、面接でアピールするチャンスがもらえません。採用担当者に好印象を持ってもらうためにも、余裕があればプロに撮影をお願いするのが良いでしょう。「証明写真は撮り方で印象が変わる!効果的な撮影方法やマナーをご紹介」のコラムでは、好印象な証明写真の撮り方を紹介しています。

本人希望記入欄

転職履歴書の最後にある本人希望記入欄も、採用担当者にとって気になる項目。なぜなら、本人希望記入欄には、応募者からの入社条件が記載されているからです。その条件が、企業側の求める人物像とマッチしない場合は、書類選考の時点で落とされてしまう可能性もあります。そのため、本人希望記入欄には、「職種は営業企画を希望します。そのほかの条件については貴社規定に従います」のように、必要最低限の事柄を書くのが無難。収入や待遇面の希望ばかりを書くと、採用担当者から「仕事に対する熱意が無いのではないか」と疑われてしまうこともあるので、避けたほうが良いでしょう。

転職時の履歴書の書き方は?書式の選び方

以前は、学歴・職歴欄の多いJIS規格の履歴書を転職用として選ぶのが一般的でした。ところが、厚生労働省の「新たな履歴書の様式例の作成について」にもあるとおり、2020年7月にJIS規格の履歴書は廃止に。近年は、厚生労働省が作成した履歴書様式例」が主流になってきています。
JIS規格との変更点は、性別欄が男女選択式ではなく任意記載になったことと、扶養家族や通勤時間の記入欄がないことの2点です。厚生労働省が作成した履歴書も、学歴・職歴欄が多く設けてあるため、転職時にも使いやすいと考えられます。もし、職歴欄が足りない場合は、テンプレートを少し調整すると良いでしょう。また、職務経歴書を添付するのも一つの手です。

履歴書のサイズは?

転職活動で使用する履歴書はA4やB5、どちらを使用しても問題ありません。記入スペースの大きさや、ほかの書類との統一性から選ぶと良いでしょう。

参照元
厚生労働省
新たな履歴書の様式例の作成について

転職時の履歴書の書き方は?パソコン作成について

企業から指定がなければ、パソコンで履歴書を作成しても問題ありません。気になる場合は、企業の社風から手書きかパソコンで作成するかを判断しても良いでしょう。「履歴書は手書きが良いとされる理由とは?評価されやすいポイントをご紹介」でパソコン作成で問題ない企業の特徴を説明しているので、参考にしてください。
パソコンで作成するなら、履歴書フォーマットをWeb上で探してダウンロードするのがおすすめ。自作でフォーマットから作成する場合は、市販の履歴書と内容が大きく異ならないよう注意しましょう。また、企業によっては履歴書のサイズやフォーマットを指定しているところもあります。応募先が決まったら、求人票の内容をよく確認しておくことが大切です。

転職時に履歴書の書き方で迷ったら、転職経験のある人に相談してみるのも1つの方法です。周囲に相談できる人がいなかったり、知り合いに添削してもらうことに抵抗があったりする場合は、転職エージェントの活用がおすすめ。転職エージェントには、求人紹介以外に履歴書の添削を行ってくれるサービスもあります。転職のプロ目線で履歴書を確認してもらうと、自分では気がつかなかった修正点を見つけられる可能性があるでしょう。

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転職履歴書の書き方に関するFAQ

転職する際の履歴書の書き方で想定される疑問にQ&A形式でお答えします。

採用担当者に好印象を与える履歴書とは?

履歴書作成の際は、「読みやすさ」と「空欄をなるべく作らない」ことを意識しましょう。採用担当者は多くの履歴書に目を通してします。そのため、読みにくい履歴書にはマイナスなイメージを持たれることも。また、空欄が多いと入社意欲に欠けると捉えられてしまう可能性もあります。詳しくは「転職時の履歴書の書き方は?押さえておきたい5つのポイント」をご覧ください。

履歴書の学歴はどこから書く?

転職時の履歴書の場合、最終学歴の一つ前から記載するのが一般的です。たとえば、大学卒業が最終学歴であれば、高校入学から書くと良いでしょう。「履歴書の学歴欄にはいつからの情報を書くのが一般的?」では、学歴欄の書き方を詳しく解説しています。

転職履歴書の職歴はどこまで書く?

すべての職歴を記入するのが一般的です。転職回数が多かったり、在籍期間が短かったりする場合も、これまでの職歴を正直に記入しましょう。また、退職以外にも配属先や職務内容などに変更があった際は、それも記入します。詳しくは「履歴書の職歴の書き方。異動や昇進のときは?」をご覧ください。

履歴書の書き方にマナーはある?

履歴書を書くときは、黒インクの消えないボールペンを使用します。履歴書は企業に提出する公的な書類です。誤字脱字に気をつけ、消えない筆記用具で記載すると良いでしょう。履歴書の書き方で不安に思うことがあれば、就職エージェントの「ハタラクティブ」へご相談ください。求人紹介のほかに、サービスの一貫として履歴書の添削も行っています。すべてのサービスは無料で利用可能です。

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