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面接で聞かれること9選!就職・転職活動で使える回答例と受け答えのコツ
この記事のまとめ
- 面接で聞かれることには、「自己PR」や「志望動機」「転職を決意した理由」などが挙げられる
- 持っている資格やスキルを聞かれた際は、仕事で活かせるものを答えるのがコツ
- 面接を受ける前に、自己分析で自分を客観的に見直すことが大切
- 面接で転職理由を聞かれたら、ネガティブな内容であっても前向きな理由に変換する
- 面接で聞かれることの事前対策のほかに、身だしなみや持ち物なども確認しておこう
あなたにおすすめ!
「面接で聞かれることが分からない」「どう答えるのが正解?」と不安に思う方もいるでしょう。面接でよく聞かれる質問としては、「自己紹介」や「志望動機」「自己PR」などが挙げられます。特にこの3つは聞かれる可能性が高いため、事前に回答を準備しておくのがおすすめです。
このコラムでは、面接でよく聞かれることや、その回答例について紹介します。そのほか、面接を受ける前にやるべきことも解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
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就活や転職活動の面接でよく聞かれること9選
転職面接では、応募者の人柄を知る質問や、転職するに至った理由を聞かれるパターンが多いようです。以下では、転職面接で聞かれることと、回答例を紹介します。
就活や転職活動の面接でよく聞かれること
1.自己紹介
自己紹介は面接で必ず聞かれる質問の一つです。自己紹介を促されたら、自分がどのような人物であるかを簡潔に説明します。転職面接では、どのようなキャリアを積んできているかも自己紹介に盛り込むと効果的でしょう。なお、ただ経歴を述べるのではなく、自分をアピールできる内容を盛り込むのもポイントです。
「△△(氏名)と申します。面接の機会をいただきありがとうございます。私は、△△大学△△学科を卒業したあとに、△△株式会社に入社しました。△△株式会社では法人営業を担当し、クライアントからの信頼を得る方法や、営業スキルを学んできました。自分をさらなる高みへ置きたいとの思いから、御社を志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします」
また、自己PRを踏まえて自己紹介をしてくださいといわれた場合は、アピールポイントをさらに具体的にするとアピールしたい内容が伝わりやすくなるでしょう。
2.志望動機
「なぜこの会社を選んだのか」といった志望動機は、面接で頻繫に聞かれる質問の1つ。面接官が志望動機を聞くのは、企業と応募者にミスマッチがないかを確かめるためです。企業は、応募者が企業に抱くイメージが実際に合っているかを採用前に確かめ、入社後のミスマッチを防ぎます。
志望動機から、仕事内容や雰囲気をどれだけ掴んでいるかが分かるため、こちらも必ず聞かれると考えておいた方が無難でしょう。
「私が御社を志望したのは、積極的に社会貢献に関わる方針に共感したためです。私は、福祉関係の仕事をしている両親の影響で、学生時代からボランティア活動をしていました。新卒で入社した現職でも社会貢献活動を行っていますが、入社前の想像より規模が小さく、経営陣もあまり福祉に積極的ではありません。
御社は、全国的に見ても社会貢献に熱心な会社だと伺っております。採用していただけたら、自身の仕事に取り組みつつ、いつかは御社が積極的に行っている、障がいをお持ちの方の自立支援に関わっていきたいと考えています」
会社を選んだ理由の質問に答える際は、どの会社にも当てはまるような内容の回答は避けましょう。「この会社でなければいけない理由」を述べることで、熱心さをアピールできます。
3.転職を決意した理由
転職面接で聞かれることは「転職理由」です。面接官は、なぜ会社を辞めようと思ったかを質問することにより、仕事への意欲や適性を確認しようとしています。回答のポイントは、たとえ会社の待遇や仕事内容の不満が転職の原因でも悪口として表現しないことです。
面接官は、会社の悪口を面接の場でいう応募者に好印象は持たないでしょう。そのため、前向きに言い換える工夫が必要です。
「私が転職を検討するようになった理由は、さらなるキャリアアップを目指したくなったためです。現職は人材の流動が少なく、実力よりは年功序列の考えが強かったので、昇格はほぼ期待できませんでした。働いているうちに、結果を出したらその分評価される環境でやりがいを持って働きたいとの気持ちが芽生えてきたことから、思い切って転職を決意しました」
「昇格ができないため」のみだと、不満を述べただけになります。そのため、「やりがい」という言葉を用いて、前向きな転職であることをアピールしています。
4.自己PR
自己PRは、面接で聞かれる質問のなかでも特に重要な項目です。自己PRで存分に強みをアピールできれば、内定を得られる可能性も上がるでしょう。
「私の強みは、コミュニケーション能力の高さです。現職では、コンテンツディレクターとして、Webメディアの運営に携わり、多くのライターの業務進捗やキャスティングを管理しています。私は、ライターと積極的にコミュニケーションを取って悩みを聞き出し、解決方法を一緒に探します。
そのうえで、スキルや納品スピードを向上させていくことを意識しています。普段は寡黙なライターも、私には相談しやすいといってくれます。昨年は、ライターのスキルの向上に成功し、担当メディアのアクセス数を前年比125%まで伸ばしました。このように、人と関わりながらみんなで目標を達成していけるのが私の強みです」
実績をアピールする際は、上記のように具体的な数字も挙げた方が信憑性が上がります。
「面接官が見るポイントとは?合否の決め方や採用したい人の特徴を解説」のコラムでは、面接官が見ているポイントや合否の決め方について解説しているので、自己PRを考える際の参考にしてみてください。
5.長所と短所
長所と短所も面接でよく聞かれる質問の一つです。面接官が応募者の長所や短所を聞く理由としては、自分のことをしっかりと理解しているかを確認するためです。
自分の得意・不得意をよく理解しておくことで、仕事に活かせるスキルをアピールできるチャンスにもなります。
「私の長所は、向上心があることです。現状に満足することなく、より高いレベルを目指して自ら学び続ける姿勢を大切にしています。たとえば、業務で使用するExcelスキルを独学で磨き、関数やマクロを活用して業務効率を改善した経験があります。
御社に入社できたら、自身の長所である向上心を活かし、業務に関わるスキルや資格取得を目指しながら常に学びの姿勢で働き、会社に貢献していけるよう努力したいと思っております」
長所を述べる際は、自身の長所が役に立ったエピソードや業務でどのように活かせるのかを説明できると、面接官がより具体的に想像しやすくなるのでおすすめです。
「私の短所は、切羽詰まってしまうと焦ってしまうことです。前職でライターを行っていた際に、納品までの日数が少なくなると焦って書いてしまい、普段しないようなミスをしたり、コラムの内容が淡泊になってしまったりすることがありました。
そこで、このままではいけないと思い、今までの業務を振り返ったところ、時間がないと焦ってしまうことが分かったので、計画を立てて納品前に焦らなくて済むようなスケジュールを立てるようにしました。
スケジュール調整を行ってからは、焦ってしまうこともなくなり、ミスも減らせるようになりました。自身の短所を知ることで、業務効率アップやコラムの内容の正確さにもつながったので、これからも余裕をもったスケジュール管理を継続していきたいと思っています」
短所を伝える際は、ただ短所を述べるだけでなく、どのように改善していくのか、もしくは改善した内容を述べることが大切です。短所だけ述べて終わってしまうと、自分の欠点を解決できない人と捉えられてしまう可能性があります。そのため、短所を改善するために行ったことを具体的に伝えられると効果的でしょう。
6.もっているスキルや資格
習得しているスキルや資格は、転職面接ではよく聞かれることです。ただ事実を述べるだけではなく、どのように仕事で活かせるかに重点を置いて答えるようにしましょう。
「TOEICで860点のスコアを獲得しています。幼少期はアメリカ合衆国で生活していましたので、日常会話はもちろん、ビジネス英語も問題ありません。また、大学時代は中国に留学しており、中国語でのコミュニケーションもスムーズにできます。そのため、採用して頂けた場合は海外のクライアントとのやり取りで力を発揮できると考えています」
具体的なスコアを最初に述べると、面接官に興味を持ってもらいやすくなります。面接で聞かれることや回答例に関しては「転職時の面接対策!当日の流れや服装は?よく聞かれることの回答例文も紹介」のコラムでも紹介しているので、参考にしてください。
仕事に関連のない資格は活かせる部分を強調しよう
面接時に資格やスキルをアピールする場合、仕事に関連のない資格の伝え方には注意しましょう。仕事にどのように役に立つかがハッキリしないと、内定には繋がりにくいといえます。
面接官に興味を持ってもらうためには、一見仕事に関連のなさそうな資格でも、仕事に活かせる部分を強調して伝えるのが重要です。
7.就職・転職活動の軸
就職・転職活動の軸も面接で聞かれやすい質問の一つです。就職・転職の軸は、応募者が「何を最も重要視して就職・転職活動を行っているのか」「何のために就職・転職活動」をしているのかを知るために質問されています。
軸を伝える際は、志望動機や転職理由の内容とズレがないように伝えるのがポイントです。
「私の転職の軸は、『チームで協力しながら目標に向かって取り組める環境で働くこと』です。これまでの職場でも、チーム内での情報共有や助け合いを通じて成果を出すことにやりがいを感じてきました。
一方で、現職では、個人プレーの色が強く、チームとしての一体感を持ちづらい環境に課題を感じていました。そのため、よりチームで協力し合いながら成長できる環境で仕事を行いたいと思い、改善策をいくつか試したのですが、上手くいかず転職を決意しました。
御社は社員間での協力の姿勢や同じ目標に向かってチームワークを大切にしながら働く姿勢に力を入れており、自身の就職の軸とマッチしていると感じたため、とても魅力を感じました。もし、入社することができたら、チームでの協力の姿勢を大切にして、業務に貢献できるよう尽力していきたいと思っております」
就職・転職の軸を伝える際は、「なぜその軸を大切にしているのか」を具体的に話すことが重要です。過去のエピソードや、軸にしようと思ったきっかけなどを話すと、面接官により伝わりやすくなるでしょう。
また、志望動機や転職理由の内容と一貫性をもたせると、説得力が増すのでおすすめです。
8.これまでの成功体験・失敗体験
これまでの成功体験や失敗体験も面接で聞かれる質問に挙げられます。成功体験や失敗体験を聞く理由としては、応募者の努力や失敗から学ぶ姿勢などを重視している可能性が考えられるでしょう。
答える際のコツとしては、成功体験をするまでの過程や、失敗体験をしてからの反省点やその後の行動などを詳しく伝えるようにするのが効果的です。
以下で回答例を紹介します。
「私の成功体験は、前職で営業の仕事を行っていた際に担当顧客の契約更新率を60%から80%に改善したことです。当時は、契約終了とともに離脱する顧客が多く、私は原因を一つひとつヒヤリングして、課題に応じた改善提案を行いました。
たとえば報告資料の見せ方を見直すなど、小さな工夫を重ねた結果、継続的な信頼を得ることができました。この経験から相手の立場に立って行動することの大切さを学びました」
成功体験を伝える際は、具体的な数字や行ったことなどを話すとより信憑性が増すためおすすめです。また、成功体験を通して何を学んだのかまで答えられると、面接官に評価してもらえる可能性が上がるでしょう。
「私の失敗体験は、前職で事務職をしていた際に、タスクの優先順位を誤って納期直前まで作業が遅れてしまったことです。入社1年目で複数の業務を抱えていた際、取り掛かりやすい作業を先に進めた結果、重要な業務が後回しになってしまいました。
この反省から、タスクを優先度・納期で整理し、スケジュールを立てて管理するように改善しました。以降は安定して業務を進められるようになり、上司からも信頼を得られるようになりました」
失敗体験を話す際は、ただ失敗した事実を述べるだけでなく、その失敗を通して「何を学び」「どう改善したのか」を答えるようにしましょう。
失敗を通しての学びや改善策を伝えることで、自分で問題を解決できる能力があることをアピールできます。
9.5年後・10年後のキャリアプラン
5年後・10年後などのキャリアプランは、転職面接でよく聞かれることの1つです。前向きに仕事に取り組める人材であるかを確認するための質問といえるでしょう。そのため、ネガティブな表現は控え、意欲的な内容を伝えるようにするのがおすすめです。
「私は御社に入社できたら、5年後には業務の幅を広げてチームの中心として活躍できる存在になっていたいと考えています。ルーティン業務だけでなく、業務改善や後輩育成にも関われるよう、日々スキルアップに努めたいと思っています。
また10年後には、周囲を支える立場としてマネジメントや組織全体の効率化に携われるようなキャリアを目指しています。会社とともに成長していけるよう、長期的な視野を持って取り組んでいきたいと考えています」
「5年後・10年後のキャリアプラン」と質問が抽象的である分、答えるときは、できるだけ明確に気持ちが伝わるようにすると効果的でしょう。上記以外の転職面接でよく聞かれることと質問の答え方については「面接でよくある質問と回答例を紹介!中途採用と新卒では内容が違う?」のコラムでも紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
新卒の場合は「ガクチカ」も考えておこう
新卒で面接を受ける方は、「ガクチカ」を考えておくのも重要です。ガクチカとは、「学生時代力を入れたこと」のことの略称で、大学を卒業したての新卒の面接でよく聞かれやすい質問といえます。面接官は、ガクチカの回答から「困難をどのように乗り越えるのか」を確認しているようです。
ガクチカで答える内容については、学校で勉強していた内容や部活、アルバイトなどさまざまですが、要点は1つにまとめ、なるべく簡潔に話すようにしましょう。また、話す際は、結論から述べると伝わりやすくなるのでおすすめです。
ガクチカの詳しい話し方については、「面接時で聞かれるガクチカの話し方を紹介!どこまで話す?長さの目安は?」」のコラムで紹介しているのであわせてご覧ください。
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面接の終わりにする「逆質問」に対する注意点
逆質問とは、面接時に面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれたときに応募者側が質問をすることを指します。逆質問も、面接で聞かれることの1つ。面接官は逆質問の内容も見ており、内容によっては採用に影響を与える可能性もあるので注意が必要です。以下で、「逆質問」の注意点を紹介します。
1.逆質問で「特にありません」と答えるのは避ける
面接官に「何か質問はありますか」と聞かれたときに、「特にないです」と答えるのは避けましょう。入社の意思が薄いように思われてしまい、内定に影響が出る恐れもあります。事前に面接で逆質問を聞かれることを想定しておくと、直前で焦らずに済むでしょう。
「面接の逆質問で差をつける!就職や転職で活かせるポイント6つと例文を紹介」のコラムでは、逆質問の例や答え方について解説しているので参考にしてみてください。
2.分かりきったことは聞かない
「企業理念」や「支店数」など、企業のWebサイトを確認すればすぐに分かるような内容を質問するのは避けましょう。調べればすぐ分かるような質問をすると、「企業研究ができていない」「入社の意欲が低いのでは」などと思われてしまう恐れがあります。逆質問では、実際に働いている人しか答えられないような、「会社の雰囲気」や「人間関係」「働くときに気をつけていること」などを聞きましょう。
3.入社を視野に入れたうえで確認したいことを質問する
逆質問では、入社する前提で確認したいことを質問するようにしましょう。たとえば、入社したら担当する可能性のある業務や、仕事をするうえで学んでおくと良い分野について確認しておくと、入社後のビジョンも描けます。
「面接対策のやり方は?押さえておきたいポイントと注意点を解説」のコラムでは、面接で想定される質問や逆質問の押さえておきたいポイントなどを紹介しているので、あわせてご覧ください。
4.福利厚生や給料に関する質問は避ける
逆質問では、福利厚生や給料についての質問は避けましょう。採用がかかっている面接の場において、待遇や給料についてばかり質問してしまうと、「待遇ばかり気にする人」というイメージがついてしまう恐れがあります。どうしても気になる事柄がある場合は、内定を得たあとに個別で確認するようにしましょう。
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面接を受ける前にやるべきこと
面接を受ける前にやるべきことには、「自己分析」や「業界・企業研究」などが挙げられます。以下で詳しい内容や、自己分析や業界・企業研究をしておくと効果的な理由について解説するので、参考にしてみてください。
自己分析で自分を客観的に見直す
面接前に自己分析を行うことで、自分を客観的に見直せるため効果的です。自己分析は、自分の性格や強み・弱み、価値観などを主観だけでなく客観的に見れるため、より自分のことを理解できるようになります。
たとえば、自分では協調性があると思っていても、実際には周りに頼ることが苦手だったなど新しい気づきを得る場合もあるでしょう。また、過去の経験を振り返ることで、自分の成長過程や行動パターンも分析できるため、面接で具体的な話をする際に役に立ちます。
業界・企業研究を行い理解を深める
面接前に業界・企業研究を行い理解を深めておくことで、志望動機に説得力が生まれたり企業が求める人物像と自分をすり合わせられたりするのでおすすめです。
業界や企業の特徴を理解していないと、「なぜこの会社なのか?」という質問をされた際に具体的な回答をできない可能性があります。そのため、研究を通じてその会社独自の強みや価値観を把握しておくことで、説得力のある志望動機を伝えられるようになるでしょう。
企業が求める人物像と自身をすり合わせる際も、業界や企業の方針・ビジョンを知っておくことで「自分の強みとマッチしているか」を事前に確認できます。これは、ミスマッチを防ぐだけでなく、面接で自分をアピールする際の材料としても役に立つので効果的といえるでしょう。
面接の質問に好印象な回答をするための準備
面接でどのようなことを答えたら好印象につながるのか気になる方もいるでしょう。面接の質問に好印象な回答をするための準備として、「企業が面接で質問をする意図を把握しておく」「実際に声に出して答える練習をする」などの方法が挙げられます。
以下で詳しく解説するので、面接対策を行う際の参考にしてみてください。
企業が面接で質問をする意図を把握しておく
企業が面接で質問をする意図を把握しておくことも、面接の質問で好印象な回答をするための準備の一つです。面接でよく質問されることの意図を把握しておくことで、事前に何を答えるべきか対策を行えるため、好印象を与える回答を準備しやすいといえます。
また、何のための質問なのかを事前に把握しておくことで、質問の意図に沿った回答を考えられるでしょう。
「面接で好印象を残すコツとは?話し方就活時の身だしなみも解説」のコラムでは、面接で好印象を与えるためのコツをいくつか紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
選考フェーズごとで評価ポイントは異なる
企業が面接で質問する内容や評価ポイントは、選考フェーズで異なることを理解しておきましょう。面接には、一次面接や二次・三次面接、最終面接など、いくつかのフェーズに分かれています。そのため、それぞれの面接で質問される内容や評価するポイントは異なり、選考フェーズに合わせた面接対策が必要になるでしょう。
基本的に一次面接では、「社会人の基礎能力が備わっているか」二次・三次面接では、「自社にマッチしている人材か」最終面接では、「入社する意欲があるのか」を確認されているようです。受ける面接のフェーズごとに何を評価されているのかをしっかり理解したうえで、対策を行い面接に臨みましょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
実際に声に出して答える練習をする
実際に声に出して答える練習をすることも、面接の質問に好印象な回答をするコツです。面接は、採用担当者と直接会話をするため、大きな声でハキハキ話すことが重要になります。しかし、緊張してしまうと、声が小さくなったり、聞き取りづらかったりする恐れもあるでしょう。
そのような状況にならないためにも、実際に声に出して練習を行っておくことで、本番を意識した対策を行えます。
また、練習を行う際は、スマートフォンやカメラなどで撮影を行い、実際に自分が話している姿を客観的に見るのも効果的です。自分が話している姿を見ることで、声のボリュームや表情などの改善点を見つけやすくなるでしょう。
面接の対策方法が分からない方は、「面接の準備してない!今からできる対策・よく聞かれる質問を解説」のコラムで、今からできる対策や準備をしていないと起こり得ることなどを解説しているので、ぜひご一読ください。
面接で質問に答える際のコツ
面接で質問に答える際のコツとしては、「最初に結論を述べる」「質問の意図を汲み取る」「一貫性がある回答をする」などが挙げられます。以下で、そのほかの質問に答える際のコツや、それぞれの詳しい内容について解説するので、面接対策を行う際の参考にしてみてください。
1.最初に結論を述べる
面接で質問に答える際のコツとして、最初に結論を述べるのが重要です。結論を最初に話すことで、聞き手側も内容を受け入れやすくなります。
たとえば、「あなたの強みは何ですか?」という質問に対して、「学生時代に〇〇をしていて…」とエピソードから始めてしまうと、結局何が強みなのかが伝わりづらくなってしまうでしょう。一方で、「私の強みは〇〇です」と結論を先に伝えることで、聞き手はのちの説明を理解しやすくなります。
また、面接官は多くの応募者と面接をするため、話の要点を素早く把握したいと思っていることが多いでしょう。そのため、結論を先に述べることで、話の構造が明確になり、相手にとって聞きやすく、印象にも残りやすくなります。
2.質問の意図を汲み取る
面接の質問にうまく答えるためには、その質問は「何を知るために」聞かれているのかを理解しておくことが重要です。
たとえば、「これまでの失敗体験を教えてください」という質問は、単に失敗した話を聞きたいわけではありません。「失敗から何を学び」「どう行動して改善したか」を見ることで、応募者の成長力や考えを知ろうとしています。
そのため、質問の表面的な言葉だけでなく、その裏にはどのような意図が隠されているのかを考えて答えることで、より的確で効率的な受け答えができるでしょう。
質問の意図がよく分からない方や面接が上手くいかず悩んでいる方は、「面接がうまくいかない...その原因と対処法をパターン別に解説!」のコラムをご覧ください。対処法や原因について解説しています。
3.一貫性がある回答をする
面接で好印象を与えるには、話の一貫性があることが大切です。一貫性とは、自己PRや志望動機、過去の経験などが矛盾なくつながっていることを指します。
たとえば、「チームで協力して仕事をするのが得意です」と自己PRをしたのに、志望動機で「個人の裁量が大きい環境に魅力を感じています」と答えてしまうと、面接官は矛盾している内容に違和感を持ってしまうでしょう。
一貫性のある回答は信頼性にもつながるので、まずは自己分析で自分のことをよく理解することが重要です。そこで、自分は「何が得意なのか」や「何に魅力を感じるのか」を明確にしてから、一貫性のある自己PRや志望動機を作成するようにしましょう。
4.相手の目を見てハキハキと話す
面接では、話の内容だけでなく「話し方」や「面接を受ける態度」も評価の対象になります。そのなかでも、「相手の目を見てハキハキと話すこと」は、自分の自信や誠実さ、コミュニケーション力を伝える大切な要素です。
相手の目を見て話すことで、「この人はしっかりと相手と向き合おうとしている」と信頼感を与えられます。また、ハキハキとした話し方は、内容をはっきりと相手に伝えるだけでなく、明るい印象を与えたり、コミュニケーション能力の高さをアピールしたりできるため、入社後の活躍も期待されやすいでしょう。
5.答えに迷ったら「少し考えてもいいでしょうか」と伝える
面接の質問の答えに迷ったら、正直に「少し考えてもいいでしょうか」と伝え、時間をもらうのも一つの手です。面接対策を行っていても、いざ本番になると緊張で頭が真っ白になり、上手く答えられない状況になることも考えられるでしょう。
そのような状況になった際に、黙っておくと悪い印象を与えてしまう可能性があるため、一度考える時間をもらい冷静になる時間を作るのも効果的です。ただし、長い時間沈黙していると面接官に不信感を与えてしまうため、30秒から1分程度で考えをまとめて答えるようにしましょう。
また、質問に答える際には、考える時間を作ってもらったことへの感謝を述べてから、質問の答えを話すようにするのがおすすめです。
「面接でアドリブ回答をするコツを解説!想定外の質問にも対応しよう」のコラムでは、面接の回答に迷った際にアドリブ回答をするコツを紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
面接を受ける前に確認しておくべき身だしなみとマナー
面接では、聞かれる質問のほかにも、身だしなみや持ち物のチェック、面接マナーを復習するのを忘れないようにしましょう。以下で、採用面接を受ける前に確認しておくと効果的な事柄を挙げています。
社会人にふさわしい身だしなみ
面接時の身だしなみでは、社会人にふさわしい清潔感があるかを重点的に確認しましょう。男女ごとの身だしなみのマナーを以下で紹介しますので、参考にしてください。
男性の身だしなみ
男性が面接時に身だしなみを整える際は、清潔感を意識しましょう。髭剃りはもちろん、爪の長さや体臭にも注意が必要です。髪型は家を出る前に必ずチェックをして、寝ぐせや乱れがないようにしましょう。
また、スーツに合わせるシャツやネクタイは個性的なものは控え、スタンダードなものを着用します。面接時に着用するスーツは、できればリクルートスーツ以外のものを選びましょう。リクルートスーツは学生の就職活動の印象が強く、転職活動の場には相応しくないためです。
女性の身だしなみ
女性が面接時に身だしなみを整える際は、華美な印象にならないように注意します。メイクはナチュラルメイクを心掛け、ネイルやアクセサリーは外しておくのが無難です。髪はまとめて、表情がよく見えるようにしましょう。
スーツはパンツとスカートどちらでも構いませんが、スカートの丈は短過ぎないものを選びます。パンプスはヒールが高いものやピンヒールを避け、リボンやラインストーンのないシンプルな種類を選びましょう。
私服面接の場合はオフィスカジュアルが無難
私服面接の場合は、オフィスカジュアルを選ぶのが賢明です。オフィスカジュアルに明確な基準はありませんが、ジャケットやシャツなどを着用し、ビジネスシーンに相応しい服装を意識しましょう。
私服の指定があったからといってカジュアル過ぎる服装で面接を行うと、常識のないイメージがついてしまう可能性があります。
「オフィスカジュアルとは?スーツはだめ?男女別おすすめアイテムを紹介」では、オフィスカジュアルのコーディネートのポイントやおすすめのアイテムなどを紹介しているので、参考にしてみてください。
面接時に欠かせない持ちもの
面接では、履歴書や職務経歴書以外にも、必要な持ち物がいくつかあります。面接時に困らないよう、事前によく確認して準備しておきましょう。
面接時で必要な持ちものは、主に以下のとおりです。
腕時計
面接時には時間を確認する必要があるため、腕時計は必須の持ち物といえます。
普段は時計を使わずに、スマートフォンで時間を確認する人も多いでしょう。しかし、面接会場でスマートフォンを手にするのを、あまり良く思わない面接官がいることも。また、仕事の場では時計をした方がすぐに時間を確認でき計画的に行動できるため、社会人のマナーとして望ましいとされています。
時計は高価なものでなくて構いませんが、スポーツウォッチや装飾が派手な種類は避け、仕事に相応しいデザインのものを選びましょう。
筆記用具
面接時には、筆記用具を用意しておくと安心です。筆記試験や適性検査がある際はもちろん、突発的にアンケートや名簿の記入を求められる場合があります。ボールペンやシャープペンシルのほか、メモ帳も用意しておくとなお望ましいでしょう。
履歴書の写し
履歴書や職務経歴書のコピーを取って面接に持っていくようにしましょう。履歴書や職務経歴書は、企業に原本を提出します。そのため、面接の直前に内容を確認したり、メモを書き込んだりできるように、コピーを取っておくと便利です。
面接前に履歴書や職務経歴書の内容を確認しておくことで、面接時に志望動機や自己PRの質問をされても一貫性のある内容を答えられるでしょう。
書類が入るサイズの鞄
面接時には、履歴書や職務経歴書といった書類を折らずに入れられる、A4サイズ対応の鞄を使うようにしましょう。近年では、ビジネスリュックも増えていますが、カジュアルな印象になるので面接時には避けた方が無難です。なお、書類を鞄に入れる際は、折れないようにクリアファイルに入れてからしまいましょう。
応募企業の連絡先
面接を受ける企業の連絡先のメモを持っていくと安心です。スマートフォンだけに登録していると、故障したり充電が切れたりといった緊急時に企業へ連絡ができなくなる恐れがあります。
そのため、スマートフォンとあわせて紙のメモにも残して持っていくようにしましょう。
以上の持ちもののほかに、ハンカチやティッシュといった身だしなみ用品や、印鑑なども必要になる可能性があります。また、企業によっても必要な持ち物が異なる場合があるため、事前によく確認し、忘れないよう用意しておきましょう。
当日の時間と面接会場までのアクセス
面接当日の開始時間や面接会場までのアクセスは、必ず面接の前日までに再確認しておきましょう。自分では分かっているつもりでも、勘違いしている場合があります。
前日に確認するよう決めておけば、遅刻や欠席のリスクを減らせるでしょう。また、地図アプリを用いて、最寄り駅から会社までの道筋をシミュレーションしておくと、気持ちに余裕がもてるのでおすすめです。
基本的な面接のマナー
面接を受ける前に、面接の基本マナーを再度復習しておくのがおすすめです。面接では、入室の仕方から着席のタイミング、退室に至るまで多くのマナーを守る必要があります。
マナーが曖昧な部分をそのままにしておくと、いざ面接を受けるときにパニックになってしまう恐れも。少しでも自信を持った状態で面接に臨めるように、事前に面接マナーを確認しておきましょう。
面接時のマナーに関しては、「面接の流れやマナーを場面別に解説!よくある質問も確認しよう」のコラムでも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
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面接で聞かれることに関するFAQ
ここでは、面接で聞かれることに関する質問や疑問をFAQ方式でお答えします。
Web面接で聞かれることは何ですか?
Web面接でも対面と同じく、「自己紹介」や「自己PR」「志望動機」などの基本的な質問をよく聞かれます。しかし、Web面接は、画面越しでの印象やコミュニケーション能力が重視されやすい傾向にあるので、目線や話し方には十分注意が必要です。
Web面接の対策を行う際は、実際に自分が話している姿を動画で撮影して確認してみるのが効果的でしょう。
Web面接のコツやマナーについては、「Web面接の流れは?マナーやコツを押さえて就職・転職を成功させよう」のコラムで紹介しているので、あわせてご覧ください。
アルバイトの面接でよく聞かれることは?
アルバイトの面接でよく聞かれる質問には、「自己紹介」や「勤務条件」「志望動機」「長所や短所」などが挙げられるでしょう。また、アルバイト先によっては、業務経験の有無を聞かれる可能性があるので、答えられるよう準備しておくと効果的です。
アルバイトの面接は一般的に就職・転職活動より難易度は低い傾向にあるため、答える内容以外に面接を受ける際のマナーや態度に気を使っておくと好印象を与えられる可能性があるでしょう。
面接後はお礼のメールを送るべきですか?
面接後のお礼のメールは必須事項ではありませんが、送ると丁寧な印象を与えられるのでおすすめです。メールを送る際は、できるだけ当日中に送るようにしましょう。お礼メールを送ったからといって必ずしも採用選考で有利になるとは限りませんが、社会人としてのマナーや熱意は伝わりやすくなるといえます。
「面接お礼メールは転職時も必要?基本的なマナーや作成のポイントを紹介」のコラムでは、面接後のお礼メールの書き方について紹介しているのであわせてご参照ください。
面接当日の流れを教えてほしいです
面接当日の流れは、「受付」「待機」「入室・面接」「退室」の流れで進んでいきます。面接時以外にも待機しているときの姿や、入室・退出時のマナーなども見られている可能性があるため、気を抜かないようにしましょう。
ハタラクティブでは、面接の質問に対する対策だけでなく、面接時のマナーについても対策を行っているため、興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。