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既卒の就職先におすすめの職種を紹介!就職活動を成功させる方法も解説
この記事のまとめ
- 既卒者の就職先には、「営業職」「事務職」「ドライバー」などの職種がおすすめ
- IT業界や介護業界は人材が求められているので、既卒者が就職を目指しやすい
- 既卒者は、就職先から「社会人マナーが備わっていること」や「即戦力」を求められる
- 既卒者は、既卒歓迎や未経験OKの求人を出している就職先を選ぼう
- 就職・転職サイトやエージェントを活用して、積極的に就職先を探そう
あなたにおすすめ!
「既卒になっても就職先はある?」「就職活動を成功させる方法が分からない…」とお悩みの方もいるでしょう。既卒の就職活動では、挑戦しやすい職業に絞って就職先を選んだり、企業から求められるポイントを把握したりすることが大切です。
このコラムでは、おすすめの職種や就職活動を成功させる方法などを紹介します。一人での就職活動が難しい場合の対処法も解説しているので、就職先を見つけるためにぜひお役立てください。
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既卒の就職先におすすめな職種
就職先を探している既卒者は、以下のような未経験から挑戦しやすい仕事を選ぶのがおすすめです。この項では、それぞれの職種について詳しく解説しています。就職先を選ぶ際の参考にしてみてください。
既卒の就職先におすすめな職種
- 営業職
- 事務職
- 接客・販売職
- ドライバー
- 工場作業員
- 施工管理
- 公務員
1.営業職
営業職とは、顧客のニーズに合わせて商品やサービスを提案し、販売する仕事のことです。職業情報提供サイト job tagの「営業の仕事」によると、メーカーや代理店、商社など幅広い業界や企業で活躍できます。また、顧客や営業方法も就職先によって異なるのが特徴です。
営業職は、学歴や職歴よりもコミュニケーション能力やポテンシャルが重視されやすく、社会人未経験の既卒者も挑戦しやすい傾向があります。
2.事務職
事務職は、ほかのスタッフのサポート役として、書類作成やメール・電話対応、来客応対などの庶務をこなす仕事です。職業情報提供サイト job tagの「事務の仕事」によると、一般事務や営業事務、貿易事務などその種類は多岐にわたり、企業や配属部署によって業務内容もそれぞれ異なります。
基本的にデスクワークなので、座って仕事をするのが好きな方や集中力を保つのが得意な既卒者は、就職先の一つとして検討してみるのもおすすめです。
3.接客・販売職
接客・販売職とはお客さまの要望に合わせて商品を紹介したり、販売したりする仕事を指します。求人件数が豊富で未経験から活躍しやすい職業なため、既卒者の初めての就職先としてもおすすめです。飲食店やアパレルショップでのアルバイト経験があると選考で評価される場合があるので、積極的にアピールしましょう。
4.ドライバー
ドライバーは、人や物を目的地に送り届ける仕事です。配送ドライバーやバスドライバー、タクシードライバーなどの種類があります。なかでも、配送ドライバーはネットショップの普及によって需要が拡大しているので、未経験の既卒者の就職先として向いているでしょう。運転が好きな方は、ぜひ就職先の候補に入れてみてください。
5.工場作業員
工場作業員とは、工場内でライン作業やピッキングに従事する人のこと。作業はマニュアル化されている場合が多いので、既卒で就業経験がない場合も安心です。また、工場勤務は人と関わる機会が少ないため、1人で黙々と作業を進めたい方にもおすすめします。扱う製品や業務内容は工場によって異なるので、求人情報をよく確認して自分に合った就職先を見つけましょう。
6.施工管理
施工管理とは、工事が安全かつスムーズに進むように、現場全体を管理する仕事です。建設業界のニーズは安定しているため、経験を積みながら長期的に働きたい方に適しています。施工管理に必須の資格やスキルはないので、就職先に悩んでいる既卒者は、選択肢の一つとして考えるのもおすすめです。
7.公務員
公務員とは、人や社会を支える役割を担う仕事のことです。大きく国家公務員と地方公務員の2つに分けられ、国家公務員は国の行政機関、地方公務員は都道府県や市町村など地方自治体に就職します。役所で働く以外に、警察官や消防士といった仕事もあるため、幅広い職場で活躍できるでしょう。
公務員試験は基本的に経歴不問なので、既卒から就職するチャンスも十分にあります。ただし、公務員になるには、学歴や職歴を問わず公務員試験に合格することが条件です。自治体によっては年齢や学歴の制限を設けている場合があるので、試験要項をよく確認しましょう。
参照元:職業情報提供サイト job tag「トップページ」
既卒者を募集する企業がある理由
厚生労働省の「若年者雇用対策の現状等について(p.37) 既卒者の募集状況」によると、2018年の調査で新卒枠で既卒者が応募可能だった企業は、69%と多いことが分かります。そのうち、採用に至った企業は32%でした。企業が既卒者を募集することには、以下のような理由があります。
- ・ポテンシャルを期待できる若い人材だから
・新卒と異なりタイミングに関係なく募集できるから
・卒業後に社会人としての基礎力を身につけた人がいるから
ほかにも、少子高齢化による人手不足で新卒採用だけでは必要な人材を確保できていない企業もあります。既卒者の募集は活発に行われているので、積極的に就職活動をして自分に合った就職先を探しましょう。
参照元:厚生労働省「第1回 今後の若年者雇用に関する研究会資料」
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既卒の就職先におすすめな業界
既卒者が就職しやすい業界の特徴は、未経験OKで職歴や学歴を重視されにくいことです。また、人材育成に力を入れている業界は、就職後のサポートも期待できるため、既卒者が成長しやすい環境といえます。ここでは、既卒が就職しやすいといわれる業界を4つ紹介するので、参考にしてください。
IT業界
既卒から就職しやすい業界の一つは、IT業界です。近年IT技術は急速に発展しており、人手不足となっています。そのため、学歴や職歴を問わず多くの企業が人材を募集しているのです。理系の仕事というイメージがあるかもしれませんが、文系出身でIT系の職種に就職する人もいるため、間口の広い業界といえるでしょう。
IT業界と一口にいっても、Web系やゲーム関連など、活躍するジャンルは多岐に渡ります。納期に追われることや残業が発生しやすいことが特徴の業界でもあるので、粘り強く、計画的な方が向いているでしょう。
会社によっては、就職後の研修や教育を充実させて、未経験者を積極的に採用していることも。プログラミングスキルは独学やスクール、職業訓練校などでも身につけられますが、教育体制が整っている会社を選んで、スキルを磨いていくのも一つの手です。
介護業界
既卒者の就職先におすすめな業界として、介護業界も挙げられるでしょう。高齢社会により介護の需要は高まっており、体力の必要な仕事内容も多いため、若い人材が求められています。求人や仕事内容によっては資格が必要な場合もありますが、「未経験無資格」を応募対象とする事業所も多いため、既卒者にとって就職先として選ぶメリットは大きいでしょう。
介護業界のなかでもどの職場で働くかは、どのような仕事をしたいかによって異なります。たとえば、専門的な医療処置も含めて高い技術を身につけたい方は、介護老人保健施設での仕事が挙げられるでしょう。ある程度身体能力が保たれている高齢者とのコミュニケーションを重視したい方は、デイサービスがおすすめです。
アパレル業界
アパレル業界は正社員経験や学歴を問わない求人が多く、既卒の就職先として目指しやすい業界です。学生時代やフリーター時代に接客を経験していれば、面接でアピールすることで就職できる可能性が高まるでしょう。
近年は、直接関わるお客さまだけでなく、不特定多数の方々に向けてSNSでおすすめコーディネートを紹介することもあるようです。日ごろからSNSを利用している方で、特にフォロワー数が多い方は、面接でうまくアピールできると「商品PR能力がある」と評価される場合もあるでしょう。
飲食業界
飲食業界も、学歴や職歴をあまり問われないため、既卒者が就職しやすい業界といえます。調理スタッフは調理師免許や経験年数などが求められることもありますが、接客スタッフであれば、募集条件で特別な資格や経験を求められるケースは少ないでしょう。
現在飲食業界でアルバイトをしている人は、アルバイト先での正社員登用を目指すのもおすすめ。登用前から仕事内容や職場の雰囲気を理解しているため、正社員になった後もミスマッチが比較的少なく、長続きする可能性が高いでしょう。
建設業界
建設業界は慢性的に人手不足の傾向があり、「未経験OK」の求人が出ているため、既卒者の就職先としておすすめです。選考時は、学歴や職歴よりも人柄や仕事に対する意欲が重視されやすいため、経歴に不安がある方も就職に挑戦できるでしょう。
スキルアップやキャリアアップを目指しやすいのも、建設業界をおすすめするポイントの一つです。企業によっては資格取得支援制度があり、就職後は実務経験を積みながら知識やスキルを身につけられます。資格を取り、専門性の高い仕事に携わると、キャリアの選択肢も広がるでしょう。
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既卒の就職先には大手と中小企業のどちらを選ぶ?
「既卒では業界や企業規模を選んでいられない」と考える人もいるでしょう。しかし、既卒者が大企業や有名企業に就職することは、必ずしも不可能ではありません。ここでは、大企業と中小企業の特徴や就職活動でのポイントを紹介するので、就職先選びの参考にしてください。
大手・有名企業のメリットとデメリット
誰もが名前を知っているような大企業や有名企業は経営基盤がしっかりしているため、待遇や福利厚生が充実している傾向があります。研修や育成の制度が整っていることも多く、未経験から成長しやすいでしょう。
一方で、有名な分だけ応募者が多く、優秀な人材も集まりやすいため競争率も高くなります。大手・有名企業の内定をもらうには、自己分析や企業研究、業界研究をしっかり行い、ほかの応募者と差別化を図りましょう。
中小企業のメリットとデメリット
中小企業とは、資本金や従業員数が一定以下の比較的小さな会社のことです。中小企業は従業員数が少なく、大手のように採用活動に大きなコストをかけられないことも。人手不足から既卒者を採用していることもあるため、大手企業よりも就職を目指しやすいでしょう。
名前を知らない企業にも、経営が安定していたり福利厚生が充実していたりする優良企業は多くあります。希望の業界がある人は、業界研究を行い、関連する中小企業についても調べてみてください。
既卒の就職活動における懸念点
学校を卒業後に正社員にならなかった既卒者は、「知識や経験、社会人としての基本マナーが備わっていない」と企業に懸念されやすいことから、就職に不利になる可能性があります。「正社員経験はないけど、▲▲業界で5年アルバイトをしていたから知識はある」という場合もありますが、実際には知識より正社員としての仕事ぶりや社会人の一般常識を見られることも。ここからは、既卒者の就職活動における懸念点を詳しく解説します。
新卒と比較すると既卒の採用者数は少ない
既卒者の就職活動が難しくなる理由として、既卒採用をしている企業が新卒採用と比べて少ないことが挙げられます。厚生労働省の「-令和6年雇用動向調査結果の概況-」によると、未就業者と新卒の入職者数は、下記のとおりです。
区分 | 入職者数 |
---|---|
一般労働者 | 433万7,800人 |
未就業入職者 | 128万6,500人 |
未就業入職者の内、新規学卒者 | 85万7,200人 |
未就業入職者の内、既卒者 | 42万9,300人 |
参照:厚生労働省の「-令和6年雇用動向調査結果の概況- 表1-1 常用労働者の動き(入職者数、離職者数)(p.6)、表3-1 性・就業形態、職歴別入職者数(p.10)」
※すべて一般労働者の入職者数
2024年に一般労働者(主に正社員)として入職したのは、433万7,800人でした。その内未就業入職者数は128万6,500人で、そこから新卒者の数を引くと、既卒者は42万9,300人になる計算です。一般労働者の入職者数全体を見ると既卒者の割合は1割程度で、未就業入職者数に絞って見た場合でも3割程度であることが分かります。そのため、新卒採用の入職者と比べると、既卒から正社員になるのは狭き門といえるでしょう。
参照元:厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」
既卒者は新卒採用?中途採用?
一般的に、新卒とは「学校を卒業後すぐに就職する人」を指しており、新卒採用も在学中の学生を対象としています。そのため、既卒者は中途採用に応募するのが一般的です。
しかし、厚生労働省は3年以内の既卒者を新卒で受け付けるよう企業に求めています。このため、新卒採用に既卒が応募できるケースもあるでしょう。
参照元:厚生労働省「[3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~」
自己分析や業界分析が不十分な場合がある
既卒者の就職活動が難航する理由として、自己分析や業界分析が不十分な場合があります。既卒は企業側から新卒よりも厳しく見られる傾向があるため、希望の就職先で働くには深い自己分析と業界分析が求められるでしょう。これらの分析が不十分だと、志望動機や自己PRなどが明確にならず、採用担当者に自分の強みをうまく伝えられない可能性があります。
既卒向けの企業研究・業界分析とは?
既卒者が企業研究や業界分析をするなら、OB・OG訪問がおすすめです。興味のある企業や業界で実際に働く人に会うと、企業のWebサイトやパンフレットでは分からない実態が分かり、実際に自分が働く姿のイメージもしやすくなるでしょう。
就職活動でアピールできる既卒者ならではの強み
既卒者は新卒者と比べて就職活動で不利になりやすいといわれることがありますが、既卒ならではの強みももっています。就職活動でアピールできる主な強みは、以下のとおりです。
- ・入社意欲が高い
- ・成長意欲をもっている
- ・困難を乗り越える力がある
既卒者は、「今度こそは絶対に就職したい」と入社意欲を高くもっている傾向があります。特に、自己分析や企業研究を徹底している場合、入社後に辞める懸念をもたれにくいようです。
また、空白期間にアルバイトで実務経験を積んだり、資格を取得したりした場合は、選考の際に成長意欲をアピールできます。目的をもって主体的に行動し、困難を乗り越えてきた経験は、就職活動で大きな強みとなるでしょう。
20代の若い人材はポテンシャルを評価してもらいやすいため、入社意欲や成長意欲などをアピールすると内定につながる可能性があります。
既卒が就職先から求められること
既卒の場合、就職先の会社からは「新卒よりも社会常識が定着していること」が求められるでしょう。社会人としての一般的なマナーが備わっていれば、そのぶん教育コストが掛からないので、会社側は採用のメリットを感じるようです。
また、既卒者に対して、即戦力として活躍することを期待する就職先も多くあります。就職活動では、「ビジネスマナーが備わっていること」や「入社後どのように活躍するか」をアピールすると評価につながりやすいでしょう。
空白期間の過ごし方が重視される
先述したように、既卒者の就職活動では、空白期間の過ごし方が重視されます。空白期間にどのような取り組みをしていたかによって、企業が応募者の物事への取り組み方や意欲、積極性などを知ろうとしているためです。
企業は物事への意欲があり、積極性や計画性のある人材を求めているもの。空白期間の答え方や内容から、「目的をもって計画的に過ごしていたか」「入社後に活躍できる人材か」を評価している場合が多いといえます。
卒業後の過ごし方に自信がない方は、反省点を述べたうえで、今後どのように成長していきたいかを伝え就業意欲をアピールしましょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
既卒が就職活動を成功させる5つの方法
就職活動を成功させたい既卒者は、「既卒歓迎の求人に注目する」「入社後にやりたいことを明確にする」といった方法を取りましょう。以下で就職成功のコツを紹介するので、ぜひ実践してみてください。
1.既卒になった原因を明確にする
既卒者が就職活動を成功させるには、就職せず既卒になった理由や原因を明確にすることが大切です。新卒で就職していなかった場合、既卒になった理由は面接で高確率で聞かれます。理由があいまいだったり、原因がはっきりしなかったりすると、「この人は自分のことをあまり分かっていない」「採用してもすぐに辞めてしまうかもしれない」とマイナスなイメージをもたれてしまうこともあるようです。
そのため、既卒になった理由や原因をしっかり自己分析して、採用担当者に説明できるようにしておきましょう。その理由をポジティブに言い換えられると、より好印象です。
2.既卒歓迎の求人に注目する
既卒者は、既卒歓迎の求人を出している会社を就職先に選ぶのがおすすめです。既卒者を歓迎している会社は、卒業後のブランク期間に寛容な傾向があり、採用してもらえる可能性も高くなります。
就職・転職サイトでは、条件を指定して求人検索ができるので、「既卒歓迎」「既卒OK」などと入力して検索してみてください。ハローワークやエージェントといった就職支援機関を利用する場合は、担当者に既卒である旨を伝え、既卒向けの求人を探してもらいましょう。
企業を絞り過ぎないことも大切
既卒者が就職するには、応募する企業を絞り過ぎないことも大切です。応募する企業を選び過ぎると、就職への道がどんどん厳しくなってしまいます。特に、大企業や有名企業になるとライバルも増えるため、就職できる確率が下がってしまう場合もあるでしょう。
また、応募する企業を選び過ぎるのは、自分の可能性を狭めてしまうことにもつながります。第一志望の企業があること自体は問題ありませんが、その企業で採用されなければ、就職活動のやる気を失ってしまうことも。希望の職種や業界は幅広く視野に入れ、多くの企業と接点をもつようにしてみてください。
3.入社後にやりたいことを明確にする
入社後に何をしたいのかを明確にすることも、既卒者が就職活動を成功させるコツです。やりたいことが決まっていないまま何となく就職先を選んでしまうと、ミスマッチや短期離職につながる恐れがあります。
やりたいことを明確にすると、より自分自身の適性や希望に合う仕事を見つけやすくなるでしょう。また、「自分はこの就職先で△△をしたい」という軸があれば、入社後に多少のギャップがあっても乗り越えられる可能性があります。
何がしたいか分からないときは得意なことから考えよう
やりたいことが思い浮かばない既卒者は、自分にできることを考えるのがおすすめです。日常生活のなかで周りから褒められることや、人よりも簡単にできることを探してみてください。「できること」を仕事にすると、周囲から頼りにされたり上司に評価してもらえたりする可能性が高く、結果的にやりがいにつながる可能性があります。
4.とにかく行動量を増やす
先述のとおり、既卒者の就職活動は新卒と比べると厳しくなりがちです。また、中途採用枠を使う場合も、社会人経験のある人がライバルになるため、就職成功の難易度は上がるでしょう。
しかし、既卒者を採用する会社がないわけではありません。とにかく行動して、自分に合った仕事や会社を探していきましょう。具体的には、下記のようなことを実践してみてください。
- ・自己分析や業界分析に費やす時間を増やしてみる
- ・アルバイトを始めてみる
- ・就職活動に活かせる資格やスキルを取得する
特に、面接でアピールできることがない場合は、自己分析をして自分の過去を洗い出したり、アルバイトで仕事の経験を積んだりすることが大切です。就職につながる行動を起こし、採用担当者にアピールできるスキルを身につけましょう。
5.就職・転職サイトで求人を定期的にチェックする
既卒者が就職活動を成功させるには、就職・転職サイトで求人を定期的にチェックすることも大切です。就職・転職サイトに掲載される求人は日々変化するので、定期的に確認しないと自分に合った就職先との出会いを逃してしまう可能性があります。就職のチャンスをより高めたい方は、複数の就職・転職サイトに登録し、情報を多角的に探すのがおすすめです。
ハローワークの利用もおすすめ
ハローワークは、厚生労働省が管轄する公的な就職支援の機関です。ハローワークの主なメリットは、地元での就職・転職に強いことと、公開されている求人数が多いこと。企業がハローワークへ求人を出すのは基本的に無料なので、多くの企業の求人が確認できます。
既卒者が利用できる「わかものハローワーク」では、就職に向けたセミナーやグループワーク、マンツーマンでの相談も行っているので、利用を検討してみましょう。
参照元:厚生労働省「[わかものハローワーク・わかもの支援コーナー等一覧」
ブラック企業に注意しよう
就職・転職サイトを利用して就職先を探す既卒者は、ブラック企業を選ばないように十分注意しましょう。ブラック企業とは、「休みが少な過ぎる」「重労働にもかかわらず給与が極端に低い」「残業代が一切出ない」というような、労働環境が劣悪な会社を指します。ブラック企業に入社してしまうと心身ともに疲弊してしまう可能性が高いので、会社の口コミサイトもよく確認したうえで就職先を選びましょう。
【まとめ】既卒から就職先を見つけよう
既卒者は、就職しなかった理由を明確にしたうえで就職に向けて行動すると、自分に合った企業に入れる可能性があります。ポテンシャル重視の職種や人材不足の業界に注目すると、就職先が見つかりやすいでしょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブは、既卒や第二新卒、フリーターに特化した就職・転職エージェントです。非公開求人も扱っており、あなたの適性や希望に合った優良企業をご紹介します。
応募企業に合わせた書類添削・面接対策、内定獲得後のフォローなど、全面的に就職をバックアップするので、就職が初めての方もぜひ利用を検討してみてください。
既卒の就職先に関するQ&A
ここでは、既卒の就職先に関するよくある疑問にQ&A方式でお答えします。大手企業を目指す場合や一人での就職活動が難しい場合の対処法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「既卒は就職できない」「人生終了」というのは本当ですか?
既卒から就職することは十分可能です。若手を求める企業は多く、意欲や将来性が高いと評価されれば新卒や既卒にかかわらず採用される可能性が高くなります。早めに行動するほど若さならではのポテンシャルが評価されやすいため、「厳しいのでは」「無理かも」とネガティブにならず、積極的に就職活動を行いましょう。
既卒がホワイト企業に就職するにはどうすればいいですか?
まず自分にとってのホワイト企業の定義を明確にしましょう。どのような職場をホワイト企業と感じるかは、人によって異なります。「ワーク・ライフ・バランスを実現できる」「基本的に残業なしで帰れる」など、自分が働きやすいと思う条件に合致する企業を探し、その企業に合った面接対策や志望動機を考えるようにしましょう。
既卒を新卒扱いしてくれる企業があると聞いたのですが…
新卒枠で既卒者の応募を受け付けている企業は増えているようです。厚生労働省の「青少年雇用機会確保指針」において、若年層の雇用機会を増やすため「卒業後少なくとも3年間は新卒枠に応募可能とするように」と明示されたことが要因だと考えられます。
参照元:厚生労働省「トップページ」
既卒と中途採用に違いはありますか?
中途採用で対象となるのは第二新卒や既卒、社会人経験者など、新卒以外の人材です。既卒者は基本的に中途採用枠で就職活動を進めますが、業界や企業によっては新卒採用枠に応募できる場合も。上記でも述べたとおり、既卒を新卒と同じように採用する企業も増えているようです。
既卒1年目ですが、1人で就職活動を進めるのは厳しいです…
1人での就職活動に不安があるなら、ハローワークや就職・転職エージェントなどの就職支援機関を活用してみましょう。職員やキャリアアドバイザーによる求人紹介が受けられるほか、応募書類の添削や面接対策といったサポートも受けられます。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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