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誰でもできる仕事には何がある?メリット・デメリットや転職のポイントもご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 何をもって「誰でもできる仕事」とするかは、人によって異なる
- 経験やスキルを問わず誰でもできる仕事には、ルーティンワークや1人作業がある
- 学歴不問や未経験から挑戦できる仕事には、営業職や介護職員などが挙げられる
- 誰でも挑戦できる仕事は、ストレスが少ない傾向にある点がメリット
- 誰でも挑戦できる仕事は「雇用が不安定」「スキルアップが難しい」といった場合もある
「誰でもできる仕事は楽そう」「誰でも挑戦できる仕事なら転職しやすいのでは」と考える方もいるでしょう。誰でも挑戦できる仕事は、学歴・経験不問の求人が多く転職しやすい特徴がありますが、昇進しにくいデメリットも。このコラムでは、未経験から誰でも挑戦できる仕事や就職・転職のポイントを解説します。誰でも挑戦できる仕事一覧もまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
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誰でもできる仕事はある?
人によって仕事の適性は異なるため、どのような仕事を「誰でもできる」ように感じるかは人それぞれといえます。誰でも挑戦しやすい仕事を探したい人は、どのような仕事が自分に合っているのか、自身の特性を理解することが大切です。
誰でもできる仕事なんてない?
未経験・無資格で始められる職業はたくさんありますが、それらが誰でもできる仕事とは限りません。自分の仕事を「誰でもできる仕事」にするか、「その人にしかできない仕事」にするかは取り組み方次第です。たとえば、顧客の顔と名前をすべて覚えて接客の質を上げたり、デジタルツールを駆使して仕事のスピードを早めたりするなどが考えられます。お客さまや取引先から指名されるようになれば、それは「あなたにしかできない仕事」といえるでしょう。
誰でも挑戦できる仕事の特徴とは?
ここでは、「イレギュラーな対応に苦手意識がある」「自身の経歴に自信がない…」といった場合に、挑戦しやすい仕事の主な特徴を挙げました。以下を参考にしつつ、自分に合っている仕事とは何かを考えてみましょう。
ルーティンワークが多い
ルーティンワークとは、やり方が決まっている反復作業のような仕事を指します。ルーティンワークの仕事はマニュアルが用意されていることが多いため、自ら臨機応変に動く働き方が苦手な場合も挑戦しやすいでしょう。
業務の流れが決まっていれば、経験を積み重ねるほど仕事がこなしやすくなるのも良い点です。ルーティンワークの仕事については「ルーティンワークとは何?向いている人の特徴や具体的な仕事の例をご紹介!」のコラムで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
一人作業が中心
一人作業が中心の仕事は、自分のペースで業務を進められるため、チームプレーが苦手な人もできる仕事といえます。人とのコミュニケーションが少なくても1人でできる仕事であれば、気疲れしにくく業務がスムーズにできる場合もあるでしょう。
学歴や経験を問わない
「学歴不問」や「未経験者歓迎」の求人は採用の間口が広く、誰でも挑戦できる仕事が多い傾向です。成長業界で人手が不足している職種や研修制度が充実している企業の場合は、学歴や経験を問わない求人が豊富な特徴があります。正社員就職が初めての場合や経験のない職種に挑戦したい場合は、未経験歓迎の仕事を探すと良いでしょう。
土日祝日や夜間の出勤が多い
誰でも挑戦できる仕事はシフト制の場合も多く、土日祝日や夜間に出勤することがあります。ただし、その分平日休みも取りやすいのが特徴です。人混みを避けやすい平日の時間に、旅行や買い物などプライベートの予定を楽しめるというメリットもあります。自分の予定や体調に合わせて短いスパンごとに出勤日を決めたいという方に、おすすめの働き方です。
学歴不問や未経験から誰でも挑戦できる仕事一覧
ここでは、採用の間口が広く未経験から挑戦しやすい仕事を紹介します。体力勝負の仕事、人と接する仕事、人手不足の仕事の3分野に分けてご紹介しますので、ぜひご覧ください。
1.体力勝負の仕事
工場のライン作業や倉庫の搬出入など、体力勝負の仕事は業務の流れがある程度決まっている場合が多く、「誰でもできる仕事」といわれることもあるでしょう。1人で黙々と作業をする時間が長い仕事も多いため、人とコミュニケーションを取るのが苦手な場合に向いています。
工場のライン作業
工場のライン作業はマニュアルに沿って、1人で作業をすることが多い仕事です。業務の流れが固定されているため、経験を重ねることで誰でも習得しやすい仕事といえます。
一方で、重い部品を運んだり、一日中立って仕事をしたりと体力的に大変な側面も。「単純作業が苦にならない」「体力に自信がある」といった人に適性があるといえるでしょう。
倉庫の搬出入、仕分け作業
荷物の搬出入や仕分けをする倉庫の仕事は、周囲とのコミュニケーションが少ないのが特徴です。学歴や資格を問わない求人が多いため、誰でも挑戦できる仕事の一つといえるでしょう。フォークリフトの免許を取ると、給料アップが見込めます。
物流ドライバー
物流ドライバーは、決められたルートで荷物を運ぶ仕事です。学歴不問・未経験者歓迎の求人が多く、「誰でもできる仕事」と考える人もいるようですが、大型・中型自動車免許が必要な場合も。ただし、入社後に免許取得を支援してくれる会社も多いので、誰でも挑戦できる仕事の一つといえるでしょう。
警備員
警備員は資格不要な場合が多く、誰でも挑戦できる仕事といえます。ショッピングモールやビルの施設内の警備をするのが主な仕事で、事故などがない限り人と接する機会は少ないでしょう。ただし、長時間立って警備することもあるため、体力が必要です。
引越し作業員
引越し作業員も学歴不問や未経験OKの求人が多く、「体力に自信があれば誰でもできる仕事」と考えられています。荷物の梱包や運搬はマニュアルがあるうえ、現場ではリーダーからの指示に沿って作業するのが一般的。
そのため、誰でも挑戦できる仕事ではありますが、「梱包の手際良さ」「搬入の効率性」「臨機応変な判断力」などは個人差が出てきます。また、作業員の間は単純作業がメインですが、リーダーになると部下の育成や接客など責任のある仕事も多くなり、やりがいも増えるでしょう。
建設作業員
建設作業員は、住宅や商業施設、オフィスビルなどといった建設物を工事する仕事です。基本的には資格なしで就けるため、誰でも挑戦できる仕事といえます。ただし、重機の操縦に興味がある場合は、普通免許で運転可能か、新たに免許を取る必要があるかなどを確認しましょう。また、業務に関わる資格や免許を取得すれば、手当をもらえることがあります。
2.人と接する仕事
営業職や販売職は求人数が多いため、就職しやすい傾向にあります。人と接する機会は多いですが、単独プレー中心の仕事もあるようです。誰かと話す場面が多くなるので、コミュニケーション能力を伸ばしたいと考えている方におすすめです。
営業職
営業職は、人付き合いが得意なら誰でもできる仕事と考えられている職種の一つです。また、取引先や顧客と接する機会は多いものの、社内の周囲とのチームワークはそれほど必要ないこともあります。個人予算がある営業職の場合、外回りやプレゼンも基本的には1人で行うことが多いでしょう。
資格やスキルがなくても頑張り次第で高い月給を狙えるため、誰でも挑戦できる仕事で稼ぎたい人におすすめです。
販売員
販売員はコミュニケーション能力が必要なものの、お客さまとの1対1のやり取りに留まることが多く、チームプレー以上に単独プレーが多い仕事です。選考では人柄を重視する傾向があり、未経験歓迎の求人が多い傾向にあります。
飲食店スタッフ
飲食店スタッフも、学歴や職歴より人柄重視で採用することが多い仕事です。仕事内容はマニュアル化されていることが多いため、誰でも挑戦できる仕事といえるでしょう。飲食店でのアルバイト経験がある人は、選考で有利になる可能性があります。
コールセンター
コールセンターは、電話で顧客対応や案内をする仕事です。おおよその案内の流れはマニュアル化されているため、「誰でもできる仕事なのでは」というイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし、クレーム対応をすることもあるため、臨機応変な対応やコミュニケーション能力を必要とする仕事です。未経験歓迎の求人が多い傾向にあるので、ビジネスマナーや対応力を身につけたい人は挑戦してみるのも良いでしょう。
送迎ドライバー
送迎ドライバーは、市民バスやスクールバスなどで利用者の送り迎えをする仕事を指します。運転ルートや運転する地域、時間が決まっていることが多いため、ルーティーンワークであるともいえるでしょう。バスを運転するために必要な免許の取得費用を負担してくれる企業もあるため、まだ免許取得をしていない場合は求人応募前に確認するのがおすすめです。
3.人手不足の仕事
人手不足の仕事は、未経験OKの求人が豊富なうえ、研修や資格取得制度が充実している会社も多くあります。成長しやすい環境が整っているため、キャリアアップを目指したい人におすすめです。
プログラマー
IT業界は深刻な人手不足のため、未経験者を採用して育てようと考える企業が多いといわれています。プログラマーはシステムエンジニアへの足がかりとされる職種で、特に20代は未経験でも正社員として採用される可能性が高いようです。
プログラマーは一人作業が多く、テレワークOKの会社もあります。将来的にフリーランスも目指せるので、育児や介護、引越しなどにかかわらず誰でもできる仕事の一つです。
介護職員
介護職員は高齢化の影響で人手不足のため、ポテンシャルで採用されやすい仕事です。無資格で就職する場合、食事介助や清掃など、資格がなくても挑戦できる仕事から始めることになるでしょう。働きながら勉強すれば、介護福祉士やケアマネージャーなどの資格取得を目指せます。介護業界は求人数が多いため、経験を積んで将来的にキャリアアップ転職をすれば、月給アップも狙えるでしょう。
保育補助
共働き世帯が増えた影響で、保育業界も人手不足に陥っているため、資格がなくてもできる保育補助は、就職しやすい仕事の一つ。業務内容は、子どもの見守りやおむつ交換など、資格がなくても誰でもできる仕事が中心です。保育士の資格を取れば業務範囲が広がり、月給アップが見込めるでしょう。
事務職
事務職はどのような業種の会社にも必要になるため、求人数が多いことから「誰でもできる仕事」といわれる傾向にあります。しかし、集中力や正確性、処理スピードなどが求められる仕事なので、誰にでも向いている仕事ではありません。就職の倍率も高いので、選考で適性を効果的にアピールするのが重要です。
初めて事務職に挑戦する場合は、電話応対やデータ入力中心の仕事など、未経験歓迎の求人を狙いましょう。経理や人事といった特定分野の知識を身につけると、事務職のエキスパートを目指すこともできます。
未経験から挑戦しやすい仕事については「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」のコラムで紹介しているので、あわせてご覧ください。
未経験から誰でも挑戦できる在宅の仕事は?
未経験から在宅勤務をしたいなら、Webライターや事務、ITエンジニアなど、リモートワークと相性の良い仕事を検討してみましょう。誰でも挑戦できる在宅の仕事は、これから出産・育児を考えている女性にもおすすめです。
ただし、在宅の場合は1人で業務を進めることになるため、ある程度の経験やスキルが求められるのが一般的。在宅で働きたい方は、副業で経験を積んだり、資格を取ってスキルを身につけたりして、リモートワークを導入している会社への転職を目指すのも一つの選択肢です。在宅業務に関心がある方は、「未経験からリモートワークに挑戦できる?正社員を狙いやすい職種とは」のコラムもぜひ参考にしてみてください。
誰でも挑戦できる仕事を選ぶ4つのメリット
誰でも挑戦しやすい仕事を選択すると、仕事のストレスや悩みが少ないといったメリットがあるようです。この項では、誰でも挑戦できる仕事を選ぶ主なメリットを紹介します。
1.仕事のストレスが少ない
一般的に「誰でもできる仕事」とされるものは、反復作業がメインだったり、覚える作業が少なかったりすることから、仕事上のストレスが少ない傾向がある点がメリット。また、仕事の見通しが立てやすい場合もあるので、「どうしても今日中に終わらせなければ…」とタスクの期日に焦るストレスも少ないといえます。
2.責任が重くない
無資格・未経験で誰でもできる仕事の場合、責任が重過ぎないことがあります。作業ミスが生じても、会社側に大きな損害を与えるような事態には発展しにくく、責任を深く追及されることは少ないでしょう。また、誰でも取り組めるようにマニュアルが整っている仕事であれば、体調不良やケガなどのやむを得ない事情で自分が仕事に出られないときも、違う人が業務を代行してくれることもあります。
ただし、「責任が軽くて楽」「休んでも誰かが代わりにやってくれる」という気持ちで仕事をしていると評価されず、本当に「誰でもできる仕事」しか任されなくなってしまうでしょう。将来的なキャリア形成や昇給を考えるなら、どのような仕事にも責任を持つのが大切です。
3.人間関係で悩みにくい
採用の間口が広い傾向にある物流ドライバーや工場のライン作業といった職種は、基本的に一人作業が多いため、人間関係で悩むことは少ないでしょう。マニュアルがあれば、必要最低限のコミュニケーションだけで仕事ができることも。人間関係で悩みたくない人は、「会社の人間関係にストレスを感じる?転職を決める前に試したい対処法を解説」のコラムで、会社の人間関係を良好に保つコツについて解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
人間関係の悩みは退職理由の上位
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況(離職理由 表16)」によると、転職者が前の会社を退職した理由として「人間関係がうまくいかなかったから」は全年齢で23%で5位、20〜24歳では38.4%で1位です。この結果から考えても、人間関係の悩みは仕事を続けるうえでメリットの一つであると分かるでしょう。
参照元
厚生労働省
雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査):結果の概要
4.高収入を得られる仕事もある
「誰でもできる仕事」といわれる職業は給料が安いイメージを持つ人もいるようですが、土日祝日や深夜の勤務が多い場合、高収入となる場合もあります。また、建設作業員や介護職員のように、資格や昇進によって支給される手当が充実した仕事も。不規則な勤務時間や体力勝負の仕事に疲れやストレスを抱えない場合は、おすすめの勤務条件といえるでしょう。
誰でも挑戦できる仕事の4つのデメリット
誰でも挑戦しやすい仕事には、責任が軽めでストレスが少ない場合があるといったメリットがある一方、モチベーションの維持や勤務時間に関するデメリットもあります。
1.モチベーションが下がりやすい
誰でも挑戦できる仕事は、モチベーションが下がりやすいという点がデメリットです。責任の重さを実感しにくく、周りからも「誰でもできる仕事」と思われているように感じてしまうと、向上心を持って働けなくなってしまいます。また、ルーティンワークで同じ作業を繰り返すことに「つまらない」と感じる場合もあるでしょう。
未経験で就職すると最初は簡単な業務を任されることが多いですが、少しずつスキルを身につければ仕事の範囲を広げることが可能です。モチベーションを維持するためにも、意欲的に仕事に取り組んでみましょう。
2.勤務時間が不規則になる
前述の「学歴不問や未経験から誰でも挑戦できる仕事一覧」で挙げた販売員や飲食店スタッフはシフト勤務が多く、土日祝日に働く場合もあります。また、工場の仕事や介護職員は夜勤になる場合もあるため、勤務時間が不規則になりがちです。友人や家族と休みが合わず、プライベートを充実させにくいのがデメリットでしょう。
3.収入や雇用の面で不安がある
未経験・無資格からできる仕事のなかには、給料が高くない仕事もあります。厚生労働省の調査「令和4年賃金構造基本統計調査の概況(産業別)」によると、産業別の賃金は以下の通りです。
産業 | 男女計 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
電気・ガス・熱供給・ 水道業 | 40万2,000円 | 41万3,700円 | 32万6,500円 |
情報通信業 | 37万8,800円 | 40万2,200円 | 31万4,500円 |
卸売業、小売業 | 31万4,600円 | 35万1,000円 | 24万6,400円 |
医療、福祉 | 29万6,700円 | 35万8,200円 | 27万1,700円 |
運輸業、郵便業 | 28万5,400円 | 29万3,100円 | 24万0,300円 |
宿泊業、飲食サービス業 | 25万7,400円 | 29万1,400円 | 21万6,100円 |
引用:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査の概況(第5表)」
上記は正社員以外の雇用形態も含めた平均賃金で、産業によって大きな開きがあると分かります。
また、同調査の「雇用形態、性、産業別賃金、対前年増減率及び雇用形態間賃金格差(第6-3表)」によると、男女計の正社員の賃金では、最も高い「電気・ガス・熱供給・水道業」が41万2,300円なのに対し、「宿泊業・飲食サービス業」は28万5,300円、「運輸業・郵便業」は29万4,400円となっています。
インフラ業と宿泊・飲食サービス業を比べると、1カ月の賃金の差は12万7,000円です。これを12カ月で計算すると、年間153万円もの差になります。
また、採用の間口が広く誰でも挑戦しやすい仕事では、契約社員や派遣社員といった非正規での採用も多いため、雇用が不安定な側面もあるようです。
参照元
厚生労働省
賃金構造基本統計調査
4.スキルが身につきにくい
誰でも挑戦できる仕事の場合、一度業務のやり方を習得してしまうと、それ以上成長できる環境がなくスキルが身につきにくい場合もあるようです。
高度なスキルを必要としない仕事は、正社員として働くことに慣れるきっかけとしては良いですが、長い目で見るとキャリアアップのチャンスを得られない可能性もあります。将来的に転職を視野に入れるなら、ほかの人と差をつけられるようなスキルも必要です。
転職時に必要なスキルについては「自分の市場価値はどのくらい?転職時に求められるスキル」で解説しているので、こちらのコラムを参考にしてスキルが身につく仕事も検討してみてください。
将来のライフプランも想像してみよう
キャリアアップが目指しにくい仕事の場合、役職手当や給与アップが望めないこともあります。また、成果をあげるのが難しい環境で働いていると、賞与が期待できない可能性もあるでしょう。
誰でも挑戦できる仕事に興味のある人は、「できるだけ負担の少ない仕事をしたい」といった自分の気持ちを大切にすることも必要ですが、自分のライフプランやキャリアプランと照らし合わせ「給与アップが見込める環境なのか」「将来のやりたいことにつながるのか」など、未来を見据えて仕事を選択するのもおすすめです。
誰でも挑戦できる仕事に就けるか不安なとき
「誰でもできる仕事」とされる職種に限らず、視野を広げて仕事を探すのも選択肢の一つです。学歴不問や未経験からできる仕事を探している人は、以下の就職・転職のコツも参考にしてみてください。
就職に活かせる資格を取るのも一つの手
学歴不問や未経験OKの仕事を探したい方は、自己PRや志望職種に活かせる資格を取ってから転職活動をするのも良いでしょう。資格があれば、未経験の場合も専門知識を有していることを証明できます。
また、意欲や熱意のアピールにもなるので、採用担当者に評価される可能性もあるでしょう。就職に活かせる主な資格を以下にまとめました。
1.MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
ExcelやWordといったパソコンスキルがあることを証明できる資格で、事務職をはじめとするさまざまな仕事に役立ちます。事務職に興味のある人は、パソコンスキルを証明できる資格の取得によってライバルと差をつけやすいので、検討してみると良いでしょう。
2.TOEIC
TOEICのスコアは英語力の証明になります。一般的に選考で評価を得られるスコアは、600点以上が目安です。外資系企業に就職したい方や、英文事務の仕事を目指す方は挑戦してみましょう。
3.日商簿記検定
日商簿記検定は、財政諸表の作成に必要な技術の資格です。簿記はどの業界・企業にも必要であるため、取得すると就職先の幅が広がるといえます。「簿記で身につく力とは?保持するメリットと活用できる仕事」のコラムでも簿記について詳しく説明していますので、ぜひご一読ください。
4.ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは資金計画や資産運用に役立つ資格です。取得することで、保険業界や不動産業界への就職に有利になる可能性があります。
5.医療事務
医療事務は無資格から挑戦できる仕事ですが、資格があることで企業に歓迎される可能性が高まります。実務では専門用語や医療保険制度への知識が必要になるため、就職前に勉強しておくと安心です。
6.社会保険労務士
社会保険労務士は、社会保険や労務関連の法律・制度の専門家です。法律事務所や企業の人事・総務部への就職に役立ちます。近年は社会保険の手続きなどをアウトソースする企業が増えつつあるため、将来的には独立も目指せるでしょう。
7.ITパスポート
ITパスポートを取得すれば、ITに関する幅広い知識があるというアピール材料になります。さらに、経営戦略やマネジメントの知識も得られるため、IT業界以外への就職でも役立つでしょう。ITパスポートについて詳しく知りたい方は、「ITパスポートで就職が有利になる?資格や試験の概要を詳しく解説!!」もあわせてご覧ください。
専門学校に通う選択肢もある
明確な目標がある方は、資格の取得が目指せる専門学校に通うのも選択肢の一つです。ただし、専門学校へ通うには時間と学費が必要です。また、転職時期が遅れていつの間にか年齢が30代、40代以上に上がってしまうと、採用されにくくなる可能性も高まります。「とりあえず専門学校に行こう」と安易に選択すると後悔する可能性があるので、事前にキャリアプランを立ててから慎重に選択しましょう。
スキルアップしやすい仕事を選ぼう
資格や経験がない場合、学歴・経歴不問の誰でも挑戦できる仕事から始めてスキルアップを目指すのがおすすめです。研修制度や資格取得支援制度がある会社に就職すれば、働きながらスキルを身につけられます。
また、ベンチャー企業やスタートアップ企業に就職して、裁量の大きい環境で幅広い業務を経験するのもスキルアップを目指す方法の一つです。そのほか、農業や伝統工芸のように、先輩や師匠から技術を受け継ぐ仕事もあります。
AIに代替え可能な仕事は避けるのが無難
経済産業省の「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方 概要」には「生成AIの技術は、ビジネス機会(中略)の創出に資することが期待されている」と示されています。
また、これからの人材に必要な要素として「学び続ける姿勢」「クリエイティブなスキル」などが挙げられるようです。この点から考えると、「誰でもできる仕事」と見なされる職種は将来性がない恐れもあります。就職活動では、長い目で見て自分のためになる仕事を選ぶのも大切です。
参照元
経済産業省
「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方」 を取りまとめました
少しでも若いうちに転職しよう
年齢が若いうちは、今後の伸びしろに期待しての採用が見込まれるため、経験やスキルに自信がない人は1日も早く転職活動を始めるのがおすすめです。若い人材に「教育のしやすさ」や「新しい環境への馴染みやすさ」を期待する企業は多い傾向にあります。
そのため、無資格・未経験での転職は、年齢が若いほうが有利になりやすいといえるでしょう。40代・50代になって「誰でもできる仕事しか経験がない」という状況では、転職は難しくなります。誰でも挑戦できる仕事からステップアップを目指せるのは、20代のうちと考えておきましょう。
誰でも挑戦できる仕事を探す方法
ここでは、正社員就職が初めてで「誰でも挑戦しやすい仕事」を探したい方におすすめの方法をご紹介します。職探しが初めての方だけでなく、第三者からサポートしてほしいという方もぜひご覧ください。
求人サイト
求人サイトは、職種や勤務地、雇用形態などの希望条件を絞ることでおすすめの求人が表示される仕組みです。パソコンやスマホがあればすぐに始められ、気になる求人は保存して検討できるのが特徴です。自分のペースで仕事探しできるので、現職との両立や1日の隙間時間を有効活用したい方におすすめです。
ハローワーク
ハローワークは、就業意欲のある方は誰でも利用できる国の公共職業安定所です。全国に約500ヶ所あり、地元の求人を多く扱っています。希望の勤務地や、地元で働きたい気持ちがある場合は、ハローワークを利用するのが良いでしょう。
転職エージェント
未経験職種への転職では、書類の書き方や面接での答え方に工夫が必要なため、プロの力を借りるのがおすすめです。転職エージェントは、「研修制度が充実した会社を選びたい」「スキルアップできる仕事が良い」といった応募者の希望を聞いたうえで、条件に合った求人を紹介してくれます。
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誰でも挑戦できる仕事に関するQ&A
ここでは、誰でも挑戦できる仕事に関するよくある質問をQ&A方式でまとめました。月給やバイトからの正社員登用についても解説していますので、ぜひご一読ください。
「誰でもできる仕事は底辺」と聞いたことがあります
誰でも挑戦できる仕事は未経験歓迎や学歴不問の求人が多いことから、WebサイトやSNSなどで「底辺」と表現する人もいるようです。しかし、どのような仕事も簡単な業務から始めるのが一般的で、ルーティンワークやマニュアル通りの作業も珍しくありません。入社後、どのようにキャリアを重ねるかは自分次第といえます。ネット上の書き込みに惑わされず、仕事に何を求めるのかを考えてみましょう。
誰でもできる仕事といわれ応募を迷っています
その仕事に興味があり、キャリアプランに沿っているなら挑戦するのがおすすめです。
人によって価値観は異なるため、家族や友人から「誰でもできる仕事」といわれても、自分にとっては魅力ある仕事という場合もあります。第三者の意見を聞くのは大切ですが、話を聞いて右往左往するのは良くありません。自己分析にもとづき、自分の軸で仕事を選びましょう。『自己分析が大事!「やりたいこと探し」の方法とは』のコラムで、やりたいことを見つけるコツを紹介していますので、参考にしてみてください。
「誰でもできる仕事ランキング」は参考になる?
ランキングは参考程度に見るのは良いですが、仕事選びの基準にするのはおすすめしません。
Webサイトには多種多様なランキングが掲載されており、順位付けの信憑性は不透明な側面もあります。応募を考えている企業については企業研究を行い、説明会やOB・OG訪問で得た情報を参考にしましょう。「企業研究とは?その必要性とスムーズに行うコツを知っておこう!」のコラムで企業研究のやり方を詳しく紹介していますので、ご一読ください。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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