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入社2年で退職は早い?甘え?後悔しないポイントや転職方法を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 入社2年で退職する主な理由は、「やりたい仕事ができた」「人間関係が劣悪」など
- 新卒入社して2年で退職して転職する場合、転職市場では「第二新卒」に該当する
- 健康状態や労働環境に問題がある場合は、入社2年で退職しても問題ない
- 第二新卒は若さとポテンシャルを兼ね備えているので、積極採用する企業が多い
- 入社2年で退職後の転職活動を成功させたいなら、転職エージェントへの相談がおすすめ
入社2年目で退職を考えるなかで、「まだ転職するのは早い?」と悩む方もいるでしょう。入社3年以内の若手は第二新卒に該当し、企業が積極的な採用を行っているため、転職先に困ることは少ないといえます。このコラムでは、入社2年で退職したいと思う理由や、早期退職するメリット・デメリット、後悔しないためのポイントなどを紹介します。転職してから後悔しないためにも、ぜひチェックしてみてください。
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入社2年目で退職して転職する人はどれくらい?
入社2年で退職して転職する人はどれくらいいるのか、気になる人もいるでしょう。ここでは、データをもとに入社2年目で退職する人の割合について解説します。
入社2年目で退職する人は1割以上=それほど珍しくない
入社2年目で退職する人の割合は、約1割程度とされています。厚生労働省が発表した「新規学卒者就職率と就職後3年以内離職率」によると、2021年3月に卒業した新卒者のうち、入社2年で退職した人の割合は以下のとおりでした。
高卒 | 大卒 | |
---|---|---|
就職後2年目の離職率 | 12.2% | 12.3% |
引用:厚生労働省「学歴別就職後3年以内離職率の推移」
高卒者・大卒者ともに12%ほどという結果になっており、10人に1人は新卒入社後2年で退職していることが分かります。入社から2年で退職する人はそれほど珍しくないといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します
2年目の転職・退職が甘いか早いかは理由による
入社2年で退職して転職することは、理由によっては「甘え」「早過ぎる」といわれることもあります。たとえば、「なんとなく仕事が嫌になった」「会社に行くのが辛くなった」などの曖昧な理由では、採用担当者にマイナスイメージを与えかねません。このような転職理由を面接でそのまま伝えてしまうと、転職先がなかなか見つからず、就活に苦労する可能性もあるでしょう。新卒2年目の方がスムーズに転職するためには、転職した理由を明確にしたうえで、明確なビジョンをもって就職活動に臨むことが大切です。退職理由を分析し、転職先の業務で「これまでの経験をどのように活かそうと考えているか」を説明できるようにしておきましょう。前向きな理由を伝えたり将来のビジョンを提示したりすることで、採用担当者から「見通しが甘い」「転職が早すぎる」と思われるリスクを下げられます。
2年目での転職が甘いと思われないか不安な方は、「新卒2年目で転職は厳しい?社会人歴が少なめで会社を辞めたら甘えになる?」もぜひご参照ください。
入社2年で退職する理由8選
入社2年で退職したいと考えている人は、その理由を明確にする必要があります。ここでは、入社2年で退職したいと感じる主な理由を紹介します。
1.ミスマッチを感じる・ほかにやりたい仕事がある
「新卒入社した会社で実際に仕事をしてから、自分の本当にやりたいことが分かった」というのが、入社2年で退職したいと感じる理由の一つです。
新卒では、実務経験がない状態で就職活動をするため、仕事の適性が分からないまま就職することも考えられます。1年目は指示された仕事をこなすことに必死でも、2年になると余裕が出て、自分にとってやりたい仕事かどうかを見直す時間が増えることも影響しているでしょう。
2.就業規則が守られず労働環境や労働時間に問題がある
「仕事の成果が給料に反映されない」「業務量が多く労働時間が長い」など、就業規則が守られておらず会社の待遇が悪いことに対する不満により、2年で退職を考える人もいるでしょう。また、大学時代の友達が自分より好待遇の会社で働いていると、その差に劣等感を抱くこともあるでしょう。
3.人間関係に不満がある
仕事における人間関係の問題は、多くの人が悩みとして抱えています。会社全体の人間関係が良好でない場合、個人の努力で改善するのは困難です。上司からの風当たりが異常に強いことが辛くなり、入社2年で退職することも。1年目は入社して間もないから耐えられたことでも、2年目になって「この関係がずっと続くのか」と思うと耐えられなくなる場合もあるでしょう。
4.ミスを繰り返してしまう
ミスを繰り返してしまうと「仕事が合っていない」と感じ、入社2年で退職する場合もあります。1年目は「知らないことばかりだから、ミスをしても仕方ない」と思えますが、2年目になってミスを繰り返すと、「まったく進歩していない」と自分を責めることもあるでしょう。
しかし、入社2年目は、まだまだ若手のため自信をなくす必要はありません。退職するのは、「どうすればミスを繰り返さないか」といった工夫をしてからでも良いでしょう。
5.入社前のイメージと収入に差がある
入社する前は気にならなくても、実際に働いて得た収入で生活を始めると、「生活が苦しい」と実感することもあります。会社の業績が上がらずボーナスが出なかったり、仕事量が増えても手当が増えなかったりすると、より辛さを感じやすいでしょう。今後収入が上がっていくイメージがつきにくいと、「この仕事を続けていて良いのか」という不安を抱き、退職・転職を考えることもあるようです。
6.ノルマの達成が厳しい
仕事に対して厳しいノルマを求める職種や会社だと、ノルマ達成にプレッシャーを感じてしまうこともあります。ノルマを達成するまで働かなければならない場合もあり、仕事が嫌になることも考えられるでしょう。
ノルマを「スキルアップのチャンス」と前向きにとらえることも可能なものの、実態に合っていない過剰なノルマではストレスで体調を崩してしまう可能性も。無理をしないために退職を決意する場合もあるといえます。
7.企業や業界の将来性に不安がある
「会社の業績が良くない」「業界全体が低迷している」などの理由で不安を感じ、早期退職を決意する人もいるでしょう。業績悪化が続くと給与やボーナスにも影響する可能性があり、将来性への不安から別業種を目指す場合もあるようです。企業や業界の将来に不安を感じている人は、早めの転職を考えるのも無理はないと考えられます。
8.残業が多いので辛い
毎日残業続きで「仕事が辛い」と感じ、入社2年で退職を考える場合もあるでしょう。労働時間が長くなるとプライベートの時間が減り、リフレッシュできず仕事を辞めたいと感じることも。あまりにも残業が多くなると、転職を検討する人もいると考えられます。
入社2年で退職を検討するのはどのようなとき?
ここでは、入社2年で退職を検討すると良い状況を紹介します。退職しようかどうか迷っている方は、自分の状況と照らし合わせてみてください。
仕事が原因で心身の不調を感じているとき
体調不調が仕事と関係している場合は、入社2年で退職を検討したほうが良いでしょう。無理をすれば、さらに症状を悪化させてしまう恐れがあります。現職に対して悪いイメージをもってしまい、仕事自体に抵抗を感じる場合は、未経験の業種・職種に挑戦するのがおすすめです。
新卒で入社した会社を2年目で退職した場合、第二新卒として就活するため異業種にもチャレンジしやすいでしょう。第二新卒は、将来性があるため、経験やスキルがなくても採用されやすいのが特徴です。「この会社を辞めたら再就職できないかも…」と過度に不安視せず、自分の健康状態を優先させましょう。
やりたいことや将来の目標・目的がはっきりしているとき
やりたいことや将来のビジョンが明確にあり、それが現在の仕事で実現できなければ、入社2年で退職を考えても問題ないでしょう。「○○がやりたい」といった前向きな姿勢は、企業に好印象を与えられます。その場合、「目的や目標をコロコロと変えそう」というマイナスイメージを避けるため、「なぜ入社するときに分からなかったのか」という説明を加えましょう。
違法な労働条件の強要やハラスメントがあるとき
違法な長時間残業や、パワハラ・セクハラなどのハラスメントがある場合は入社2年で転職を考えても良いでしょう。早期退職をするかは慎重に決めるべきですが、これらの問題を先延ばしにしているとストレスで肉体的にも精神的にも参ってしまう可能性があります。
無理をせず、自分の健康を第一に考えて退職・転職を考えることも大切です。自分にできる改善策を考えて行動に移しましょう。
無理に「とりあえず3年」働かなくてもOK!
入社2年で退職を考える人のなかには、とりあえず3年は働くべきかどうか悩む人もいるでしょう。結論からいうと、無理に3年間働く必要はありません。むしろ、転職したいのに明確な理由もなく3年働くと、転職活動の際に「決断力がない」というマイナスの印象につながる可能性も。「3年は働かないと転職は厳しそう」と不安に思っている方は、「スキルなしでも転職できる?年代別のやるべきことや転職市場を詳しく解説!」もチェックしてみてください。
入社2年で退職しないほうが良い人の特徴
ここでは、入社2年ではまだ退職しないほうが良い人の特徴について解説します。入社2年で「仕事を辞めたい」と考えていても、状況を考えると今の仕事を続けたほうが良い人もいるでしょう。退職・転職のタイミングに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
不満があるのは「仕事内容」のみ
仕事内容にのみ不満があり、「仕事がつまらない」「別の仕事がしたい」と思っている場合、2年で退職するのは早い可能性もあります。人間関係や給与面で特に不満はないのであれば、上司に部署移動できないか相談したり、仕事に身が入らない原因を探ってみたりするのが大切です。
また、自分が仕事において「何を重視するか」を明確にしておかなければ、転職しても同じように仕事に対する不満を抱えてしまう恐れがあるでしょう。
退職後の目的や目標がはっきりしていない
退職後に「何がしたいのか」という目的や目標を決めていない人も、入社2年で退職するのは早い場合があります。「とりあえず」や「なんとなく」で退職や転職を進めてしまうと、就活が思ったように進まず焦る原因にもなるでしょう。退職・転職は、自分の将来についてイメージを固め、キャリアビジョンを描いてから始めるのも遅くはないと考えられます。
新卒入社2年で退職して転職するメリット
新卒入社2年で退職するメリットは、「より自分に合った仕事に就ける可能性がある」「第二新卒枠として採用されやすい」などです。以下で詳しく紹介します。
より自分に合った職場を探せる
退職理由を明確にして早めに転職先を探すことで、より自分に合った職場を見つけられるでしょう。在籍中の職場で、「仕事内容が向いていない気がする」「人間関係がうまくいかない」などの悩みを抱えている場合、転職によって問題が解決する可能性もあります。また、就職してからやりたいことを見つけたことが転職理由なら、それを実現するチャンスと捉えることもできるでしょう。
第二新卒枠としてポテンシャル採用されやすい
入社2年で退職した場合、新卒とそれほど年齢の変わらない「第二新卒枠」として就活ができるため、未経験の業界であっても採用される可能性があります。仕事に対する熱意や積極性を具体的に伝え、就業意欲をアピールすると良いでしょう。
周囲にフォローしてもらいやすい
新卒と年齢が近いことから、上司や先輩社員からのフォローを受けやすいというメリットもあります。入社2年目は、若く多くのことを吸収しやすい時期であるため、指導がしやすいと思われる傾向にあるようです。
社会人経験がある人材として見てもらえる
一度でも社会人経験をしていると、ある程度のビジネスマナーや知識の備わった人材として見られる場合もあります。新卒向けの研修などに掛かるコストも節約できるため、企業からも採用したいと思ってもらえる可能性が高いようです。
第二新卒で就活するときの効果的な転職方法については「第二新卒が採用されるには?効果的な転職方法や企業側の視点を解説」で解説しているのでチェックしてみてください。
新卒入社2年で退職して転職するデメリット
新卒入社2年で退職する場合、「辞めやすいイメージがつく」「スキルが身につかない」といったデメリットがあります。以下で詳しく見ていきましょう。
「長続きしない」「辞めやすい」と思われる場合がある
入社、もしくは転職して2年で退職すると、経歴を見た採用担当者から「辞めやすそう」と思われる可能性があります。多くの企業は長く働き続けてくれる人を採用したいと考えるため、このようなマイナスイメージは採用に悪影響をおよぼすリスクがあるでしょう。
アピールできるスキルが少ない
入社2年で退職すると、まだ専門的な仕事を任せてもらっていないことが多く、スキルが身についていないまま退職する場合もあるでしょう。アピールできるスキルがないと、転職で不利になりかねません。
また、いくら「○○のスキルがある」と伝えても、実務経験がなければ説得力に欠けると判断される可能性も。同じ業界・職種で転職したいと考えている場合は、スキルを身につけてから会社を退職するのがおすすめです。
退職の原因を分析しなければ転職を繰り返す可能性がある
入社2年で退職した理由を明確にしなければ、転職に成功しても同じ悩みを抱え、仕事が長く続かない可能性もあります。早期退職する場合は退職理由を分析するだけでなく、次はどのような職場で働きたいか、希望条件を洗い出すと良いでしょう。
新卒者に向けた研修は受けられない可能性がある
入社2年で退職した場合、転職先で新卒者に比べると「研修内容が充実していない」と感じることもあるようです。社会人経験がある場合、基本的なビジネスマナーなどはすでに備わっていると考えられている場合がほとんど。早期退職から転職した人は、新卒者より短い研修期間で業務を覚えることが期待されることもあるでしょう。
入社2年での退職を後悔しないために考えておくべきこと
納得できる理由があれば入社2年で退職するのも手段の一つですが、場合によっては退職後に後悔することも考えられます。ここでは、後悔せず退職するために必要な準備や心構えなどを紹介します。
退職理由と向き合い原因を明確にする
転職を決意して退職する前に、「なぜ退職するのか」という原因を明確にしておくと良いでしょう。現状を客観的に分析・理解することで、転職後に同じ悩みを抱える可能性を下げられます。転職の軸を定めるためにも、退職理由に向き合うことが大切です。
キャリアプランを考え本当に退職が必要か考える
退職後のキャリアプランを考えておくことも、入社2年で退職する際には大切です。将来的にどういった仕事をしたいのか、どのような人材になりたいのか、という点を明確にしておけば、今後の就活にも役立つでしょう。
また、キャリアプランが明確になれば、「本当に今退職すべきか」という問題にも向き合えます。入社2年で退職するのではなく、もう少し今の会社でスキルを身につけてから転職する、といった道を選ぶ場合もあるでしょう。
退職ではなく部署異動する手もある
入社2年で退職することにはデメリットもあるため、なかなか決断できないという方もいるでしょう。そのような場合は、部署異動を検討するのもおすすめです。異動願いを出す際は、「ほかの部署に移ってキャリアアップを目指したい」「あの部署の業務に興味があり、チャレンジしてみたい」などといったポジティブな理由を伝えると、希望が叶いやすい傾向にあります。異動願いの書き方については、「異動願いを提出したい!タイミングや正しい書き方を例文付きで解説」のコラムを参考にしてみてください。
入社2年で退職して転職を成功させる8つのポイント
入社2年で退職して後悔しないためのポイントを解説します。ポイントを押さえて行動すれば、退職に対する不安も軽減されるでしょう。
入社2年で退職して転職を成功させるポイント
1.自己分析を行う
入社2年で退職したい場合、その理由や今後の進路を明確にするために、自己分析を行って自分と向き合う必要があります。自己分析で、「過去にどのような経験をしたか」「その経験によってどのような感情をもったか」などを深堀りすれば、自分の適性や行動特性を明確に把握できます。
入社して2年で「仕事が辛い」などといった漠然とした理由のまま退職すると、「まだ頑張れたかもしれない」「辞めても本当にやりたいことが分からない」と後悔してしまう可能性も。自己分析は紙とペンがあればできるほか、転職エージェントや転職サイトの提供する適職診断サービスを利用することでも自分の理解を深めることが可能です。さまざまなツールやサービスを活用し、自己分析の手掛かりにすると良いでしょう。
自己分析の詳しい方法について知りたい方は、「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」のコラムも参考にしてみてください。
希望条件に優先順位を付けよう
入社して2年で退職し、次の会社に転職する場合、仕事の希望条件に優先順位をつけましょう。優先順位が定まっていなければ、自分に合わない職場へ転職してしまう恐れも。自己分析をする際に「どのような仕事がしたいか」「将来はどうなっていたいか」など自分が望む働き方についても深掘りすると、自分が仕事に求めていることが見えてきます。
2.次の仕事に活かせる資格を取得する
転職活動の際、次の仕事に活かせるような資格を取得することで有利に働くことがあるでしょう。基礎的な知識や経験があると裏付ける資格を取得しておけば、専門性をアピールできるだけでなく、仕事への意欲や計画性を示すことも可能です。
転職活動で効果的な資格は「就職に有利な資格とは?種類やアピール方法を紹介」で紹介しているため、あわせてご覧ください。
3.退職する前に転職活動をする
入社2年で退職することを後悔しないために、転職は在職中に行うのがおすすめです。
転職活動には、交通費や履歴書代など、費用が掛かります。退職して収入がない状態で転職活動をすると、不安定な生活から、急いで転職先を決めてしまうことも。転職先を焦って決めると、早期退職につながる可能性があります。
一方、在職中であれば、安定した収入を得ながら転職活動に取り組めます。経済的な余裕は精神面の余裕にもつながるため、お金の心配をせずにじっくりと求人を吟味できるでしょう。
4.これまでの経験を活かせる転職先を探す
入社から2年で退職する場合、その2年間で得た実務経験を活かせるような求人を探すと良いでしょう。ほかの新卒者や未経験者との差をアピールし、企業に即戦力になる人材だと思ってもらえる効果が期待できます。また、経験のある業務を担当することで、仕事に自信がもてる可能性もあります。
5.伝え方に気をつけ円満退社する
2年で退職することを決めたら、現在勤めている会社とトラブルにならないよう、伝え方に気をつけたうえで上司や人事に相談しましょう。円満退社のためには、会社の就業規則を確認しておくのが大切です。民法では退職2週間前までに退職を申し出れば良いとされていますが、企業によって細かいルールは異なります。事前にチェックしておけば、安心して円満に退職が進められるでしょう。
また、できる限り忙しい時期を避けたり、辞める理由を他人のせいにしたりしないことも大切です。退職までに、余裕をもって引き継ぎができるような期間を設定しておくのも良いでしょう。
6.入社2年で退職した納得のいく理由を考える
入社2年で退職して転職活動を行う際、企業から退職理由を聞かれることが多いようです。その場合に備えて、事前に採用担当者が納得できる退職理由を考えておきましょう。冷静に退職理由を考えることで、「本当に今仕事を辞めても良いのかどうか」も判断できます。
多くの問題を抱えており、言葉で表すのが難しい方は、「早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例を9つ紹介!」を参考にしてください。
ポジティブな転職理由を心掛けよう
入社2年で退職するか悩んだ際、「やりたい仕事ができない」「社風が合わない」などの理由のみで早期退職を決断するのは避けたほうが良いでしょう。転職活動の面接の際、後ろ向きな転職理由ばかりを伝えると、企業から「何かあると自分以外のせいにする性格なのでは」と思われる恐れも。ネガティブな内容を伝える場合は、「退職を決めた出来事から学んだこと」「改善するために努力したこと」「その経験から、転職先で活かせること」などをアピールし、ポジティブな理由に変換しましょう。前向きな退職・転職の理由をまとめるには、現状の不安や不満を客観的に見つめ直し、今後の目標を明確にするのが効果的。「転職理由をポジティブにまとめるのが難しい…」とお悩みの方は、ぜひハタラクティブのキャリアアドバイザーにご相談くださいね。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
7.上司や先輩に相談してみる
入社後2年で退職する前に、上司や先輩に相談してみるのもおすすめです。解決できないと思っていた問題も、第三者に相談することで解決・改善につながる可能性があります。特に、「業務量が多過ぎる」「取引先に不当に扱われている」などの問題は、以前からその会社で働いている人に相談すれば、良い解決策を教えてもらえるでしょう。
8.就職・転職エージェントを活用する
入社2年で退職して転職活動を行うなら、就活・転職エージェントに相談してみるのも手段の一つです。求人情報の紹介だけでなく、希望条件を洗い出したりスキルの棚卸しが行えたりします。応募書類の添削や面接対策など、一人ひとりに寄り添った就職支援が受けられるでしょう。
転職エージェントの利用方法については「転職エージェントとは?利用の流れや使うメリットなどを紹介」で詳しく紹介しているため、あわせてぜひご覧ください。
入社2年で退職するなら自ら改善しようとする姿勢が大切
もし会社に問題があっても、まずは自分なりに改善しようとする姿勢が大切です。たとえば、「仕事量が多過ぎる」「毎日残業が続いている」という場合には、上司や人事に相談してみると良いでしょう。適切な業務の割り振りや人員不足の解消のために動いてくれる可能性があります。もし改善策を実施しても問題が解決できなかった場合には退職し、自分に合った会社を見つけましょう。転職する際にも、「入社2年で退職を決意する前に、改善しようと努力した」という事実は評価されます。
自分に合った会社を一人で見つけられるか不安な方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングで求職者の適性を見極め、希望の条件に合う正社員の求人紹介を行っています。
若年層の就職・転職に関するノウハウが豊富で、チャットツールでの相談にも対応。また、面接練習や応募書類の添削、応募企業とのやり取りなども代行するので、在職中の転職活動に不安を感じている方にもおすすめです。サービスはすべて無料で利用できるので、まずはお気軽にお問い合わせください。
入社して2年で退職する人によくある質問
ここでは入社して2年で退職する、もしくは退職したいと考えている方の、よくあるお悩みをQ&A方式で解決します。
入社して2年で退職は早い?
「労働環境が劣悪」「入社後に自分の本当の適性が分かった」などの理由であれば、入社2年で退職しても良いでしょう。特に、労働環境に問題がある場合は、長期間働き続けることで心身に大きなストレスを与えてしまう恐れがあるため、退職も視野に入れて検討することをおすすめします。
人間関係が原因で退職を考えている人は、「退職理由が人間関係の場合は面接でどう伝える?例文と答え方のコツを解説」のコラムもぜひご一読ください。
2年で退職したら退職金はいくらもらえる?
厚生労働省の「退職手当制度」によると、退職金は、3年以上勤務した場合に支払われることが多いようです。退職金の額は企業によって異なるため一概にはいえませんが、勤続年数が長くなるほど高くなる傾向にあります。
退職金制度について詳しく知りたい方は、「退職金は何年目から出る?制度の種類と基礎知識を知ろう!計算方法も解説」のコラムも参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
退職給付(一時金・年金)の支給実態
2年で退職しても失業保険は受け取れますか?
失業保険は条件を満たしていれば受け取れます。自己都合退職の場合、退職日より前の2年間のうち、雇用保険に加入していた期間が通算12ヶ月以上であることが条件です。雇用保険の手続きはハローワークで行えるため、失業保険を受け取る際は管轄のハローワークの窓口で手続きを行いましょう。
失業保険の手続きや必要な持ち物について詳しく知りたい方は、「失業保険の受給条件は?給付日数やもらい方などもあわせて紹介!」のコラムもあわせてご覧ください。
中途採用で転職後、2年で退職するのはありですか?
中途採用で転職した後、入社2年で退職しても問題ありません。企業は若い人材を求めている場合も多いため、転職先が自分に合わないと感じたら、できるだけ早めに退職するのも一つの手。ただし、転職活動を行う際は、転職理由を明確にし、自己分析をしっかりと行ってから再就職を目指しましょう。
また、30代で早期退職し転職する場合、未経験業種や異業種に挑戦しにくい傾向があるため注意が必要です。2回目の転職のコツについては、「転職2回目は失敗しやすい?20代・30代向けに成功のコツを紹介」で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
体が限界で入社2年目だけど退職したい…
心身に悪影響が出ている場合は、勤続年数に関係なく、退職を検討したほうが良いでしょう。身体が限界だと感じながら働き続けると、症状が悪化し、回復に時間が掛かってしまう恐れもあります。何よりも大切なのは自分の体と考え、無理はせずに自身の将来像も考えたうえで転職活動を始めるのがおすすめです。
入社2年で退職しても良いのか不安な方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。退職や転職に関する些細なお悩みにも対応します。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。