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転職活動は仕事を辞めてから?働きながら?成功させるコツを解説
更新日
この記事のまとめ
- 在職中に転職活動を行い、退職から入社まで期間を空けずに叶える人が多い
- 仕事を辞めてからの転職活動は、空白期間ができてしまい不利になることもある
- 在職中に転職活動を始めるなら、期間を決めて無理のないスケジュールで進めよう
「転職活動を始めるのは仕事を辞めてから?在職中でも大丈夫?」と悩んでいる方へ。仕事や生活の状況によって異なるものの、一般的には在職中から転職活動をスタートさせるのが理想とされています。このコラムでは、在職中と辞めてから、それぞれのタイミングで行う転職活動のメリットやデメリットを解説。自分の今の状況や仕事に対する考え方と照らし合わせながら、無理のない転職活動を行うヒントとしてご活用ください。
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転職活動は仕事を辞めてから?在職中?
転職活動を行うタイミングは人によって異なりますが、在職中から始めて期間を空けず、スムーズに転職するのが一般的とされています。厚生労働省の「転職者実態調査の概況」によると、離職から転職先に就職するまでの期間が「なし」と回答した人が26.1%いるようです。離職期間がないということは、在職中に転職活動を行っているということ。さまざまなリスクを考えて前職の退職から期間を空けずに転職をする人が多いことが分かるでしょう。
離職期間 | 割合 |
---|---|
なし | 26.1% |
1ヶ月未満 | 27.6% |
2ヶ月未満 | 13.3% |
4ヶ月未満 | 12.9% |
6ヶ月未満 | 4.6% |
8ヶ月未満 | 3.5% |
10ヶ月未満 | 1.7% |
10ヶ月以上 | 5.5% |
不明 | 4.8% |
引用:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」
しかし、その一方で仕事を辞めてから転職活動をする人の割合は全体の7割程度にあたります。仕事を辞めてから転職活動をする人のなかでは、離職から1ヶ月未満で就職している人が27.6%と最も多く、次いで割合が多いのは2ヶ月未満の13.3%、4ヶ月未満の12.9%です。離職期間が伸びるにつれて転職者の割合が減っていることも分かるでしょう。
転職活動を始めてから直前の勤め先を退職するまでの期間の割合
厚労省「転職者実態調査の概況」の資料より、転職活動を始めてから直前の勤め先を退職するまでの 期間の割合でもっとも多かったものは3ヶ月未満です。転職活動にかかった期間の1ヶ月〜3ヶ月の割合を足すと47.1%。在職中に転職活動を行う場合は、およそ半数が3ヶ月程度の期間で転職していることが分かります。
転職活動にかかった期間 | 割合 |
---|---|
1ヶ月未満 | 18.3% |
3ヶ月未満 | 28.8% |
6ヶ月未満 | 15.7% |
9ヶ月未満 | 5.9% |
1年未満 | 2.9% |
2年未満 | 2.7% |
2年以上 | 1.2% |
10ヶ月以上 | 5.5% |
不明 | 4.8% |
引用:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況(個3.転職について)(P.21)」
また、6ヶ月より長い期間になると転職者の割合も大きく下がり、合わせても12.7%と全体の1割程度。在職中に転職活動を行う場合は、長くても半年を目途に転職するのがポイントといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査)
次の仕事が決まってないけど会社を辞めるのは無謀?
上記の表からも分かるとおり、退職後に転職活動をする人の割合は全体の7割程度にあたります。状況によっては在職中から転職活動を始めるのが難しいこともあり、一概に「無謀」だとはいえないでしょう。仕事が決まっていない状態で退職すると、収入がなくなってしまうデメリットはあるものの、時間に余裕ができるのでじっくりと企業研究や面接対策を行えます。自分にとって何がメリット・デメリットなのかを考えたうえで、転職活動を始めましょう。
会社を辞めてから転職活動をするメリット
会社を辞めてから転職活動を行う最大のメリットは、多くの時間を費やせることでしょう。また、転職活動と並行して資格取得や自身のスキルアップを図るのも一つの手です。
転職活動に時間をかけられる
退職後に転職活動をする場合、やるべき仕事がない状態のため十分な時間を確保しながら集中して行えるでしょう。時間に余裕があると、複数企業の面接を1日にまとめて受けられたり、時間をかけて面接対策などを行ったりすることが可能になります。
さらに、内定をもらったときに内定先企業の都合に合わせて入社できるのも、退職後だからこそ。通常であれば退職スケジュールに合わせる必要がありますが、すぐに入社日を決定できるでしょう。日程の融通が効きやすいところも、会社を辞めたあとに転職活動を行うメリットです。
資格取得やスキルアップの時間を確保できる
仕事を辞めて十分な時間を得ることで、転職活動と並行しながら資格や免許を取得しやすいこともメリットといえます。在職中に資格や免許を取得することも可能ですが、手持ちの業務や時間に追われてしまい難しい場合も。仕事を辞めて時間が増えることで、更なるスキルアップをしたうえで転職活動に臨むことが容易になるでしょう。
資格や免許の取得は独学でも可能なものもありますが、種類によってはハローワークでのサポートが受けられる場合があります。「ハローワークで資格取得は可能?教育訓練給付制度について詳しく解説」のコラムで詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
会社を辞めてから転職活動をするデメリット
会社を辞めてから転職活動をすることで、収入が途絶えてしまうといったデメリットがあります。また、転職活動が長引くほど身が入りづらくなってしまうことも。以下では、会社を辞めてから転職活動をするデメリットについて解説するので、参考にしてみてください。
収入がなくなる
会社を辞めれば収入がなくなるため、貯金などで生活を維持しなければいけません。十分な貯金がある場合は問題ありませんが、貯金が少なかったり無職期間が長引いたりすることで、生活が逼迫してしまうリスクも考えられるでしょう。
失業保険は受給までに時間がかかることも
条件を満たしていれば、手続きを行うことで失業給付金が支払われます。
ただし、自己都合による退職の場合は失業給付金を受け取るまでに7日間の待期期間と2〜3ヶ月の給付制限(失業給付金を受けとれない期間)があるため、その期間は無収入の状態です。
2〜3ヶ月の給付制限が厳しいと感じる方は、失業給付金の手続きを行ったうえで早期に就職し、早期就職手当を受給するのも選択肢の一つでしょう。「早期就職手当は失業保険よりメリット大?受給条件と受給額の計算式を解説」のコラムでは、早期就職手当の受給条件などを詳しく解説しています。併せて参考にしてください。
職歴に空白期間が生じる
退職後に転職活動を行うデメリットとして、なかなか転職先が決まらなければ空白期間が伸び、選考で不利になる可能性が高まることが挙げられます。職歴に空白期間が生じることで、面接官が「働く意欲が低いのではないか」「すぐ辞めてしまうのではないか」などのマイナスイメージを抱いてしまうこともあるでしょう。
「職歴の空白期間はどう説明する?病気や介護の場合の履歴書の書き方も解説」のコラムでは、空白期間が長引いてしまった方に向けて履歴書の書き方やポジティブに伝えるコツを解説しています。
転職に対してモチベーションが下がる可能性がある
仕事をしない期間が長引くと、転職に対する熱意が失われたり、仕事が決まらない焦りから希望に沿わない企業に決めてしまったりというリスクも考えられるでしょう。仕事を辞めてから転職活動を行う際は空白期間を伸ばさないためにも、あらかじめ立てた目標に沿って行動をすることが大事なポイントといえます。
退職してからの転職活動は不利になる?
すべての人が退職してからの転職活動が不利になるとは限りません。たとえば、特別なスキルや経験を持っている、需要の高い資格を持っている、次の仕事の目処が立っているといった人は、転職活動に時間がかからない可能性が高いため、今の仕事を辞めてから転職活動を始めても問題ないでしょう。また、現在の勤務環境が良くない方も、仕事を辞めてから転職活動を行うのがおすすめです。残業が多い、ハラスメントがあるなどの職場環境はストレスも多く、ときには心身に影響を及ぼすことも。たとえ短期間での退職になったとしても、劣悪な労働環境が転職理由として不利になるとは考えにくいとされています。家族の転勤や介護など家庭の事情による退職も、採用に大きな影響が出にくいので会社を辞めてからの転職活動でも大丈夫でしょう。
在職中に転職活動をするメリット
在職中に転職活動を行うと、収入が途切れる心配や失業のリスクはありません。空白期間を作らずに転職ができるのもメリットです。
金銭面の心配がない
働きながら転職活動を行えば、収入が途切れることはありません。また、万が一希望の転職ができなくても、失業することはありません。収入と雇用が安定しているため、時間をかけてゆっくりと応募先を探せるのは大きなメリットです。
空白期間ができない
在職期間中に転職活動を行うことで、空白期間を作らず転職が可能になるでしょう。空白期間が生まれると、「働く意欲はあるのか」「前職で問題を起こしたのではないか」など、面接官にマイナスなイメージを持たれてしまうことも。
在職中に転職活動を行う場合は、職務経歴に空白期間を挟まずに転職先へ移れるだけでなく、企業側に懸念をもたれる不安もないので不利になりにくいと考えられます。
転職しない選択肢も持てる
仕事と並行しながら転職活動を行うメリットは、転職しない選択肢を持てることです。たとえば、転職したい理由が職場環境や待遇だとすると、転職活動中に改善したり、昇進や昇格をしたりする可能性も考えられるでしょう。また、応募先を探すなかで現在の仕事が自分に合っていると再確認できる可能性もあります。
在職中に転職活動をするデメリット
在職中の転職活動は時間の余裕がなく、ハードスケジュールになりやすいことも。場合によっては転職活動が大幅に長引いてしまう可能性も考えられます。
転職活動に時間を割けない
在職中に転職活動を行うデメリットとして、業務が忙しくなれば転職活動に割く時間を設けられず、準備やスケジュール調整がうまくいかないことが考えられます。普段の業務の合間を縫うことになるので、企業研究や面接対策に時間がかけられず、転職活動が大幅に長引いてしまうこともあるでしょう。
ハードスケジュールになりやすい
在職中の転職活動は、人によっては時間が確保できずにスケジューリングに手間取ることもあるでしょう。働きながら面接日程の調整をしたり、企業説明会へ行ったりと仕事との両立でハードスケジュールになる恐れも。自己管理に手がまわらず、疲れが溜まって体調を崩してしまうことも考えられます。
スムーズな転職が叶わない可能性がある
在職中に転職活動を行うと、無事に内定をもらっても転職先企業の希望する入社日にスケジュールが合わせられないことも。特に急募や早期入社を求められる求人の場合は、不利になる可能性があります。
場合によっては引き継ぎがうまくいかないことにより、さらに入社予定が遅れることもあるでしょう。在職中に転職活動を行うなら「後任者も企業も安心!スマートな仕事の引き継ぎ方とは」のコラムも参考にしてください。
転職活動は在職中がおすすめ!仕事と並行させる6つのコツ
在職中に転職活動を行うなら、効率よく進めるためにも複数の企業に応募して同時進行させるのがポイントです。また、働きながらの転職活動が長期化すると負担も大きくなるので、期間を決めて短期集中にすることも大切。ここでは在職中に転職活動を行う際のコツを6つご紹介します。
1.複数の選考を同時並行させる
在職中に転職活動を行う場合、転職活動に使える時間は限られることに。一社ずつ結果を待ってから次の企業に応募していると、必然的に転職活動期間が長引いてしまいます。効率よく転職活動を行うためにも、複数の企業に同時応募するのがポイント。「こっちの企業はダメだったけど別の企業の選考は進んだ」といったケースもあり、精神的にも楽になるでしょう。ただし、選考日程のダブルブッキングには注意が必要です。
2.転職活動の期間を決める
前述したように、在職中の場合は限られた時間の中で転職活動を行わなければなりません。転職活動が長引き、「思うように転職できなかった…」という結果にならないためにも、事前に転職活動の期間を決め、計画的なスケジュールを立てるようにしましょう。
冒頭で説明したように、転職の準備から入社するまでの期間は一般的に約3ヶ月程といわれています。転職を始める時期は、「自分が転職を考えている時期」から逆算して考えるのがおすすめです。
3.転職の目的や実現したいことを明確にする
在職中に転職活動を行う場合、転職の目的や実現したいことを明確にすることが重要です。曖昧なプランのまま転職活動を行うことは、就活期間が長引いてしまう原因に。「今の職場より待遇がいい会社へ転職したい」「〇〇の仕事に携わりたい」などといった明確な目標を立てましょう。
4.オンライン面接などを活用する
面接や説明会を、オンラインで行うことも有効な手段です。対面の面接や説明会は、移動時間に合わせたスケジュールの管理を行わなければならないため、時間が限られている在職中の転職活動者には厳しい部分も多いでしょう。オンライン面接を活用することによって、準備時間や移動時間を短縮でき、その時間を有効活用できます。
5.現在の職場での業務をおろそかにしない
働きながら転職活動を行うと、どうしても現在の仕事に力が入らなくなるもの。しかし、まだ退職していない状態のため、普段の業務は確実に行いましょう。誠意をもって業務に取り組むことで、退職するときのトラブル回避につながる可能性もあります。
また、退職日が決定したら少しずつ引き継ぎ準備も行うのが大切です。自分だけでなく他の人への配慮を行い、後悔なく退職を目指しましょう。退職については「退職を決意したら?仕事を辞めるまでの流れや退職願の書き方などを解説」のコラムで解説しています。ぜひあわせてご確認ください。
6.エージェントを使う
在職中だと転職活動に十分な時間がとれないと不安な場合は、転職エージェントの活用も検討しましょう。転職エージェントは、相談内容や希望条件に合わせておすすめの求人を紹介するサービスです。サービス内容はエージェントによって異なりますが、多くが最初に希望職種や年収、転職希望時期を伝えます。
その後、エージェントが保有する求人情報から条件に合う企業を紹介し、応募するのが基本。応募に際しても、担当者が書類作成や面接練習の対応をするのが特徴です。また、第三者に相談すると自分の考えとは違った目線でのアドバイスがもらえたり、キャリアの悩みが相談できたりするのもメリットといえるでしょう。
転職エージェントのハタラクティブでは、マンツーマンでアドバイザーがサポートいたします。転職・就職経験が少ない人に向けて、未経験歓迎の求人が多いのがハタラクティブの魅力です。また、履歴書の添削や面接対策、アドバイザーによるカウンセリングなど幅広いサポートを行っています。サービスはすべて無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
転職活動のタイミングに関するFAQ
ここでは、転職活動のタイミングに関する疑問を、Q&A形式で解消していきます。不安な点を解消し、次の職場を探しましょう。
会社を辞めてから転職活動するときの注意点は?
会社を辞めると収入がなくなるため、最低でも3ヶ月分の生活費は準備しておきましょう。
また、ハローワークに登録して失業保険の申請を行うのも忘れずに。「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」ではハローワークでできることや概要を解説しています。
また、時間があるぶん転職活動をダラダラと続けてしまう可能性も考えられるでしょう。長引けば転職に対する熱意も薄れ、より空白期間が伸びる可能性があります。「9月までに転職する」など時期を決め、「来週までに企業研究を終わらせる」などスケジュールを組んで取り組んでみましょう。
20代なら転職活動を辞めてからでもいい?
キャリアが浅い場合、退職後の転職活動でなかなか決まらず空白期間が延びてしまうと、その後のキャリアに影響が出る可能性が高まります。
半年以上の空白期間は面接官にマイナスイメージを抱かれてしまうことも。「転職活動は仕事を辞めてから?在職中?」の資料から確認できるように、転職活動は約3ヶ月ほどで完了させるのが一般的でしょう。
30代は転職活動を辞めてから始めるのはまずい?
問題はありませんが、30代で空白期間があるとネガティブな印象が強まる可能性があります。
やむを得ない事情を除き、空白期間を作らない在職中の転職活動が望ましいでしょう。在職中の転職活動はハードスケジュールになるため思うように企業研究や面接対策ができないことも。事前に就職活動を行う期間を決め、それに沿って行動するのがポイントです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。