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要領が悪い人と良い人の違いは?仕事を効率的に進めるための対処法を紹介!
更新日
この記事のまとめ
- 「要領が悪い」とは、何をするにも手際が悪く不器用な人や様子を表す言葉
- 要領が悪い人は、全体像を把握するのが苦手で優先順位をつけられないなどの特徴がある
- 要領が悪いと「成果を挙げづらい」「仕事上の信頼を得づらい」などの悩みを抱えやすい
- 効率的に仕事をするには、やるべきことをリスト化し優先順位をつけるのがおすすめ
- 「要領が悪い」のは、今の仕事が合っていない可能性もあるので転職も視野に入れよう
仕事が遅かったり、ミスをしてしまったりして「自分は要領が悪い」と感じ、悩んでいる人もいるでしょう。要領が悪くなる原因として、全体像を把握するのが苦手で優先順位をつけられていない、力を入れる部分がズレているなどが挙げられます。このコラムでは、要領が悪い人と良い人の違いや仕事を効率的に進めるための方法を紹介。自分の要領の悪さで悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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「要領が悪い」とは?
「要領が悪い」とは、手際が悪く不器用なこと、またはその様子を表す言葉です。一般的に、計画性がなく作業に時間がかかったり、物事のコツを掴めなかったりする場合に使われるようです。
要領が悪いと、「計画性がない」「頼りない」「仕事を任せるのが不安」と思われてしまう可能性があります。要領が悪いことで仕事に悩みを持っている方は、「仕事が遅いと言われる人はずるい?特徴や改善するポイントを紹介!」もあわせて参考にしてみてください。
「要領」の意味
「要領」とは、物事の大切な点、要点、物事を上手く処理する手段などを意味する言葉です。「要領」を仕事に置き換えると、仕事の進め方や仕事の処理方法などが該当します。仕事における「要領が悪い」とは、「効率が悪く仕事の進め方が良くない」「仕事を上手く処理できない」などを意味する言葉になるでしょう。
「要領が悪い」の具体例
「要領が悪い」の具体例としては、「資料を作成する際に重要な情報を見逃してしまい、内容が不足してしまう」「ほかにも重要な仕事があるのに、今しなくてもいい仕事に時間を使ってしまう」などが挙げられます。
要領が悪い人の特徴については、次項で解説するのであわせてチェックしてみてください。
要領が悪いことを悩んでいる人は意外といる
仕事が上手くいかないと、「こんなに要領が悪いのは自分だけなのではないか?」と不安になる方もいるでしょう。しかし、仕事の要領の悪さで悩んでいる人は意外といます。そのため、自分だけが要領が悪いと、悲観する必要はありません。「仕事をうまく進められない…」と悩んでいる方は、自分だけではないことを理解し、効率良く仕事を進めるための対処法を見つけて実践してみましょう。「要領が悪い」と感じる人の特徴
「要領が悪い」と感じる人の特徴として、「全体像を把握するのが苦手で優先順位がつけられない」「力を入れる部分がズレている」などが挙げられます。以下で要領が悪い人の特徴を紹介するので、当てはまるものがないか確認してみましょう。
全体像を把握するのが苦手で優先順位がつけられない
要領が悪いと感じる原因の一つに、「全体を把握するのが苦手で優先順位がつけられない」が挙げられます。仕事の全体像を把握できておらず、優先順位がつけられないと、時間を掛けなくても良い仕事に時間を掛けて、重要な仕事を行う時間が不足する可能性があるでしょう。
また、仕事に優先順位をつけられないと、何が重要でどの仕事から取りかかるべきか判断できず、結局どの仕事も中途半端に終わってしまう可能性もあり得ます。さらに、優先的に取りかかる仕事が分からず同時に複数の仕事を進めてしまうと、業務スピードに影響し、全体的に仕事の効率が落ちてしまうでしょう。
力を入れる部分がズレている
要領が悪いと感じる人の特徴として、「力を入れる部分がズレている」ことが挙げられるでしょう。前述したように、仕事の優先順位が分からないと、時間を掛けなくて良い仕事に時間を掛けて、重要な仕事にはあまり時間を掛けられないなど、力を入れてほしい部分が会社や上司の意向と異なっている場合があります。
また、こだわりが強かったり、完璧主義だったりすると、こだわらなくて良いところに力を入れ過ぎて、ほかの仕事に手が回らなくなくなってしまうことも考えられるでしょう。
人に頼るのが苦手
人に頼るのが苦手なのも、要領が悪いと感じる人の特徴の一つです。人に頼るのは甘えだと思い込み、すべての業務を1人で抱え込んでしまうと、すべての仕事を終わらせることができない、というパターンもあるでしょう。
また、本当は頼りたくても頼り方が分からないために、自分だけでどうにかしようとする人もいます。周囲とのコミュニケーションを上手く取れないのも、業務の効率化を図れない原因の一つといえるでしょう。
気持ちの切り替えが苦手
気持ちの切り替えが苦手なのも、要領が悪くなる原因です。ミスをしたり、上司に怒られたりしたときにいつまでも引きずって立ち直れないと、仕事に支障が出てしまいます。もともとマイナス思考の傾向があると、些細なことを数日間気にしてしまうことも。気持ちを切り替えられなければ、仕事に集中できずにまた別のミスを引き起こす可能性もあるでしょう。
面倒なことを後回しにする
面倒なことを後回しにすると、仕事の効率は下がりやすくなります。「大変なことや難しいことはあとで良いや」と考えてしまい、締め切りや納期が迫ってから苦労する可能性も。仕事に限らず嫌なことから目を背けることが、結果的に要領を悪くする原因になり得ます。
神経質・完璧主義の傾向がある
神経質で完璧主義の傾向にあるのも、要領が悪くなる原因になるかもしれません。完璧主義は一見すると仕事を効率よくこなしそうなイメージがありますが、仕事を常に完璧にこなさなければいけないと考えてしまい、こだわらなくて良いところにまで時間を掛けた結果、効率が悪くなってしまうこともあるようです。常に高い完成度を目指すという意識は大切ですが、必要以上に神経質になると仕事に余計な苦労が生じ、時間を無駄にしやすいでしょう。
自分の能力を把握できていない
自分の能力やキャパシティを把握できておらず、決められた期間でどれだけの仕事量をこなせるのかが分かっていないのも、要領が悪くなる原因です。一度にこなせる仕事量が分からないと、多くの仕事を抱えていることに気づけず、月末など忙しい時期になってから困ってしまう事態になるかもしれません。「これくらいなら多分できるはず」と、根拠のない自信を持ち過ぎるのは良くない場合もあります。
整理整頓が苦手
整理整頓が苦手な人も、要領が悪いと感じる人の特徴といえるでしょう。たとえば、デスクやカバンの中が整理されておらず、必要なときに必要な資料が見つけられないと、その度に探す時間を取られるため業務も滞りやすくなります。心当たりのある方は、最低限身の回りの整理整頓を行い、効率的に仕事を進められるようにしましょう。
要領が悪いと感じる人が抱えやすい悩み
要領が悪いと、周囲に迷惑を掛けてしまうことも。そのため、自分の要領の悪さが周りに影響を及ぼしていないか不安になる方もいるようです。また、自分なりに努力して業務にあたっていても、要領の悪さが目立ち、正当な評価や信頼につながらないのでは、と悩む方もいるでしょう。
以下では、要領が悪いと感じる人が抱えやすい悩みについて詳しく紹介します。
要領が悪いと感じる人が抱えやすい悩み
- 周囲の足を引っ張っていると感じる
- チームで働くのに苦手意識がある
- 仕事上の信頼を得にくい
- 指示待ちや受け身な姿勢になってしまう
- 成果を上げづらい
- 自分のキャパを超えて業務を抱え込んでしまう
周囲の足を引っ張っていると感じる
自身の要領が悪いと感じる人は、「周囲の足を引っ張っている」と悩みやすいようです。要領が悪いと、ほかの人と比べて業務スピートが遅くなり、周囲の足を引っ張ってしまっていると感じやすいでしょう。
また、仕事ができないことで「自分はなんてダメなんだ」とマイナス思考になる人も。「自分は要領が悪い」と感じている人ほど自責の念にかられ、辛いと感じることもあるでしょう。自分のミスで迷惑を掛けて職場の雰囲気が悪くなることもあるため、周囲の足を引っ張っていると感じることは本人にとって辛い悩みといえます。
チームで働くのに苦手意識がある
要領が悪いと、仕事で遅れをとってしまう可能性があるため、チームで働くのに苦手意識を持つ人もいるようです。チームで働く際は、互いに協力し合いペースを合わせて仕事を進める傾向がありますが、要領が悪いとほかの人とペースを合わせられず、「迷惑を掛けてしまうのでは」「自分のせいでほかの人の負担が増えるのでは」という考えに陥ってしまうこともあるでしょう。
また、要領が悪い人のなかには、人に頼ることに苦手意識があり、自分のペースで仕事を進めたいと思っている人もいます。周りに頼らないことが、かえって仕事の進み具合が悪くなったり、チームの和を乱したりする原因にもなりかねないので、注意が必要です。
仕事上の信頼を得にくい
仕事上の信頼を得にくいのも、要領が悪いと感じる人にありがちな悩みです。些細なことでミスをしたり、仕事に時間が掛かったりすると、「この人に任せるのは不安だな」と思われてしまいます。そうすると、次第に責任のある業務を任されなくなり、最終的には簡単な業務しかやらせてもらえなくなってしまうこともあるでしょう。
指示待ちや受け身な姿勢になってしまう
要領が悪くなりやすい人は、指示待ちや受け身な姿勢で仕事をしている可能性もあります。指示をもらえばスムーズに進められるものの、自分からは仕事を探しに行かない場合、成長やスキルアップの機会をつくれません。仕事をするうえでは、自分から積極的に動く姿勢が求められるので、受け身の傾向がある場合は仕事に対する考え方を見直してみましょう。
成果を上げづらい
要領が悪いことで、仕事上の成果を上げづらいと悩む人もいるでしょう。要領が悪いと、ほかの人に比べ仕事をこなすスピードや量も下回る可能性があるため、なかなか成果を上げづらいといえます。
また、要領の悪い人は、不要な業務に時間を掛けて行ってる場合もあるため、残業時間も増えやすい傾向にあるでしょう。そのため、「労働時間の割に成果が出ない」と悩みやすいといえます。
自分のキャパを超えて業務を抱え込んでしまう
前述したように要領が悪い人は、「人に頼るのが苦手」「自分の能力を把握できていない」などの特徴があることから、自分のキャパを超えて業務を抱え込みやすいといえます。人に頼れなかったり、自分の能力を把握できていなかったりすると、何でも自分で終わらせようという気持ちから、業務を抱えてしまうことがあるでしょう。
また、自分が今抱えている仕事を把握できていなければ、人から仕事を頼まれても断れない可能性も。そのため、気づかないうちに業務の量が増えてしまい、仕事を抱え込んでしまうリスクが高いといえます。
「要領が悪い」は長所に言い換えてポジティブに考えよう
要領が悪いことをネガティブに捉える方も多いですが、ポジティブな面もあります。要領の悪さで悩んでいるなら、ポジティブな面にも目を向けて前向きに捉えてみると良いでしょう。
要領が悪いといわれる人の長所
- 何事にも真面目で全力で取り組める
- 着実にスキルを身につけられる
- 失敗を繰り返しながら精神面が鍛えられる
何事にも真面目で全力で取り組める
要領が悪い人はどのようなことにも真面目に、全力で取り組む傾向にあります。業務のスピードは速いとは限りませんが、一つひとつの仕事が丁寧なのは長所といえるでしょう。また、周囲からも、仕事に真面目に取り組む姿が評価されやすいといえます。たとえ要領が悪くても、何事にも真面目で全力で取り組むことは、誰にでもできることではないので、自信を持って仕事に取り組みましょう。
着実にスキルを身につけられる
今は要領が悪いと感じていても、仕事を丁寧に行うことで少しずつスキルを身につけられている可能性があります。仕事に時間をかける傾向にありますが、段階を踏んで仕事を覚えていけるため、着実にスキルを身につけやすいといえます。
要領が良い人は、段階飛ばしで業務を進めることも。一つひとつの工程を理解し、着実にスキルを身につけるほうが、後々、幅広く仕事を理解できるようになるかもしれません。
ただし、ただ教えてもらうのを待つのではなく、スキルを身につける努力や工夫は必要です。
失敗を繰り返しながら精神面が鍛えられる
要領が悪いと感じる場合、要領の良い人と比べて落ち込んだり、挫折や失敗を繰り返していたりする傾向があるため、精神的に鍛えられる場面が多いでしょう。ミスや失敗は少ないほうが良いものの、さまざまな経験を積むことでメンタルが強くなり、失敗や挫折を恐れない強さを持てることもあるようです。
「要領が悪い」と感じるときに見直すポイント
要領が悪くても仕事はできますが、計画的に行うのが理想です。要領が悪いと悩んでいるなら、下記を参考に自分の仕事に対する姿勢や取り組みを見直してみましょう。
「要領が悪い」と感じるときに見直すポイント
- 同じミスを繰り返していないか
- 状況に合った判断や対応ができているか
- 自分のスキルや力量に合った仕事か
同じミスを繰り返していないか
「要領が悪い」と感じたら同じミスを繰り返していないか見直しましょう。自分が過去にしたミスを忘れ、同じミスを繰り返している可能性があります。もしミスをしたら、過去に同じようなミスをしていなかったかを思い返してみましょう。自分がしやすいミスをまとめたり、対策を講じたりすることで失敗は防げます。
「仕事でミスをしたときの対応方法は?防止策や気持ちの切り替え方などを解説」を参考に、同じミスを繰り返さない工夫を行いましょう。
状況に合った判断や対応ができているか
視野が狭かったり、状況判断が甘かったりすると、要領の悪さにつながりやすくなります。なぜなら、状況を見て判断できないと、判断ミスをしてしまい、その後の対応に影響してしまうからです。仕事をするときは自分が担当する作業だけではなく、業務全体の流れを確認しましょう。そのうえで、「今は何をするべきなのか」を判断し、そのときの状況に応じた対応を心掛けてみてください。
自分のスキルや力量に合った仕事か
多くの仕事を抱えていて要領が悪くなっているなら、自分のスキルや力量に合った仕事かどうかを見直してみましょう。必要に応じて、仕事を断ったり誰かに依頼したりする方法もあります。自分のキャパシティを超えた仕事を請け負ってしまうと、業務に掛ける時間が不足してしまい、すべてが中途半端になったり、納期が遅れて周囲に迷惑を掛けたりすることもあるので、業務量が多い場合は無理せず上司に相談してみましょう。
キャパシティを超えて仕事を行う危険性については、「キャパオーバーとはどんな状態?仕事が忙しくストレスが大きいときの対処法」のコラムでも紹介しています。
「要領が良い」は「要領が悪い」と何が違う?
要領が悪いと悩むなら、要領が良い人の特徴を知って真似してみるのがおすすめです。
一般的に要領が良い人は、優先順位のつけ方が上手かったり、状況に応じた判断ができたりという特徴を持っています。
要領が良い人と悪い人の違い
- 優先順位のつけ方が上手で効率良く仕事を進められる
- 無理のないスケジュールを組んで仕事をしている
- 考え方がシンプルで頭の回転が速い
- 柔軟性があり仕事の質を高められる
- 人間関係が円滑で周囲に上手く頼れる
- 公私をしっかり分けられる
優先順位のつけ方が上手で効率良く仕事を進められる
要領が良い人は、仕事の優先順位をつけるのが上手で、効率良く仕事を進められるのが特徴です。何から取り組まなければならないのかを整理して、急を要する仕事から消化します。すべての仕事をいっぺんにこなすことはできないと分かっているため、できることから一つずつやる、という基本的なやり方が身についているといえるでしょう。
無理のないスケジュールを組んで仕事をしている
要領が良い人は、仕事のスケジュールをしっかりと組んで業務にあたっています。スケジュールを立てるときは、ただ予定を詰め込むのではなく、自分がどれくらいの時間で仕事を終わらせられるか、見通しを立てることが重要です。つねに先のスケジュールを考えているため、時間配分も得意な傾向にあるでしょう。
考え方がシンプルで頭の回転が速い
要領が良い人は、考え方がシンプルで頭の回転も速いため、自分のやるべき課題や問題を見つけるのが得意な傾向にあります。人から教わったことをすぐに覚えて取り組めたり、疑問点を早期に調べて解消したりするのも、要領が良い人の特徴といえるでしょう。
頭の回転が速いと、自分が何をするべきなのか、これから行うことには何が必要なのかがすぐに分かります。
柔軟性があり仕事の質を高められる
柔軟性があり、仕事の質を高められるのも要領が良い人に見られる特徴の一つといえます。予定外の仕事が発生しても臨機応変に対応でき、問題の処理も早い傾向にあるでしょう。
柔軟性がある人はやるべきことの全体像を把握できているため、現在の状況に応じて要領良く仕事を進めやすいといえます。
人間関係が円滑で周囲に上手く頼れる
要領が良い人は、人間関係が円滑で周囲への頼り方も上手です。自分でできないことは周囲の力を借りるという判断ができるので、進まない仕事をいつまでも1人で抱えることが少ないといえるでしょう。どれだけ優秀な人であっても、自分の力だけではできない仕事は出てくるものです。やり方を調べたり可能な限り努力したりしてもどうにもできない場合は人に頼るしかないため、その判断を早いうちにつけられる人は要領が良いといえるでしょう。
公私をしっかり分けられる
進捗が遅いからといって仕事をプライベートに持ち込まず、公私をしっかり分けられるのも要領が良い人の特徴です。調子が悪いときに仕事を家に持ち帰っても、頭も身体も休まらないため、結局集中できず効率が悪くなってしまう可能性が高いでしょう。
調子が悪い日は誰にでもあるため、そのようなときは「続きはまた明日」と切り替えることが大切といえます。
「要領が悪い」から抜け出すための対処法10選
ここでは、効率良く仕事を進める方法を紹介します。業務効率化を図るなら、自分に合った仕事のやり方を模索することが大切です。以下で自分に合った対処法を見つけて、「要領が悪い」から抜け出しましょう。
1.やるべき仕事をリスト化し優先順位をつける
効率良く仕事を進めるためには、やるべきことに優先順位をつける癖をつけましょう。仕事が遅いことで要領が悪いといわれてしまう人は、仕事における重要性と緊急性をきちんと把握できていない可能性があります。
早めの対応が求められる「緊急性」と、会社の利益や信用などが大きく関わる「重要性」をそれぞれの仕事で把握し、優先順位をメモしておくと頭のなかを整理できるでしょう。
優先順位を決めるポイントは、以下のとおりです。
1.重要性・緊急性がともに高い仕事
締切日が間近に迫っている重要案件、お客さまのクレーム対応などは、重要性も緊急性も高い仕事といえます。これらの仕事には最優先で取り組みましょう。
2.重要性は低いが緊急性は高い仕事
電話対応や、重要ではなくても締切が近づいている仕事などは、重要性が低いものの緊急性は高いといえます。重要性・緊急性がともに高い仕事に次いで、急いで処理する必要があるでしょう。
3.重要性は高いが緊急性は低い仕事
まだ期限が迫っていない長期にわたる企画やプロジェクトは、重要性は高いですが緊急性は低いといえます。緊急性の高い仕事を優先しつつ、別途まとまった時間を作って取り組むようにすると良いでしょう。
4.重要性・緊急性がともに低い仕事
デスクの整理整頓や書類整理などは、重要性も緊急性も低いといえます。いづれはやらなければいけないことではありますが、今すぐに行わなければいけない仕事ではないため、優先度は低い傾向にあるといえるでしょう。
周囲に仕事ができる同僚や先輩がいれば、どのような仕事を優先して行っているかを聞いてみましょう。仕事ができる人を真似しながら経験を重ねていくうちに、自社の仕事における重要性と緊急性のポイントが見えてくるはずです。さらに慣れれば、自分なりの効率の良い仕事の取り組み方も分かってくるので、徐々に優先順位のつけ方も上手くなっていくといえます。
2.仕事のゴールを設定する
仕事を要領良く進めるには、先にゴールを明確にすることも大切です。仕事のゴールを明確にしておくことで、向かうべき方向性や、やるべきことが理解しやすくなります。
要領が悪いと感じる人は、仕事のゴールを明確化できていない可能性もあるでしょう。仕事のゴールを定めないまま進めると、思っていた以上に時間がかかることも少なくありません。ゴールを明確化し、そこから逆算して時間や作業を進めるようにしましょう。
達成後のご褒美を考えておくのもおすすめ
ゴールを設定する際に、達成後のご褒美を考えておくのも方法の一つです。達成後のご褒美を決めておくと、よりモチベーションも上がり、ゴールしたときに大きな達成感を味わえるでしょう。具体的には、「△日までに書類作成を終わらせたら好きなスイーツを買う」「現在のプロジェクトが終わったら欲しかったバッグを購入する」など、目標の大小に合わせてご褒美を考えておくと、継続率が高まるのでおすすめです。
3.仕事をルーティン化するなど独自のマニュアルを作る
効率良く仕事を進めるために、仕事をルーティン化したり、自分専用に分かりやすくまとめたマニュアルを作ってみたりするのも方法の一つです。たとえば、自分が忘れやすいことや間違えやすいことをまとめたマニュアルを作ることで、同じ失敗やミスを繰り返さずに済み、効率良く仕事を進められるようになるでしょう。
4.余裕を持ったスケジュールを立てる
仕事には期限がつきものですが、本来の期日よりも余裕を持って終わらせる時間を決めておきましょう。期限ギリギリまで着手せず、後から「間に合わないかもしれない」という状況になってしまうと、焦りから余計なミスが増えることになりかねません。
そうならないためにも、最終的な期限より少し早めの期を自分で設定しておくのがおすすめです。心に余裕が持てるだけでなく、後からイレギュラーな仕事が発生しても対応しやすくなります。一つの仕事量が大きい場合は部分的に目標設定を行い、着実に進めていくと良いでしょう。
5.自身ができる仕事とできない仕事を把握する
要領良く仕事を進めるには、自身ができる仕事とできない仕事をしっかり把握しておくことが重要です。自身のできる仕事とできない仕事を把握しておくことで、仕事の優先順位をつけやすくなるでしょう。また、優先順位をつけやすくなれば、仕事の時間配分も上手くなり、効率的に業務を行えるようになります。
6.状況に合った柔軟な行動をする
状況に合った柔軟な行動をすることで、効率良く仕事を進められるでしょう。要領が悪いのは、自分や周りの業務範囲が見えていないことが原因の可能性もあります。そのため、自分の業務だけでなく、周りの人の仕事の進捗状況や課題、プロジェクト全体の目標などを把握し、状況に合わせた柔軟な行動を取れるように心掛けると良いでしょう。現状を把握し状況に合った行動を取れるようになると、無駄な行動が省けて、要領良く仕事を進められるようになります。
7.完璧を求め過ぎない
要領良く仕事を行うには、完璧を求め過ぎないことも大切です。完璧を求め過ぎると、仕事の質は上がる可能性はありますが、時間がかかってしまうため、かえって効率が悪くなってしまうことがあります。完璧を求めることは決して悪いことではありませんが、効率的に仕事を進めるためには、7〜8割くらいを目指して仕事を行うと良いでしょう。
しかし、すべてが7〜8割で良いというわけではないので、仕事の重要度に合わせて進め方を変えることをおすすめします。
8.行き詰まったときは1人で解決しようとせず人に頼る
本当に困ったときは1人で解決しようとせず、人に頼るのを恐れないことが大切です。要領が良い人は、ほかの人に上手く甘えたりヘルプをしたりすることが得意といえます。仕事が終わらなければ、結局は周囲に迷惑を掛けてしまうので、日ごろから周囲とコミュニケーションを取り、困ったときは相談できるような信頼関係を築いておきましょう。
仕事での関係性は、プライベートの仲の良さとは異なるため、仕事で信頼される関係づくりを意識することが大切です。普段どれだけ仲が良くても、相手も仕事を抱えているということを忘れないようにしましょう。
9.デスクの上や周りを整理整頓する
自分の作業スペースが散らかっているという方は、仕事が一通り片付いた後や休憩中などにデスクの上や周りを整理整頓しましょう。デスクに物がたくさん置かれていたり書類などが散乱していたりすると、必要なときに欲しいものをすぐに見つけられず、仕事に無駄な時間を掛けてしまうでしょう。
仕事を要領良くこなすためには、物の位置はしっかり決めておき、使用したものはすぐに元の場所に返す癖をつけることが大切です。退勤前にはデスク周りが散らかっていないか確認したり、週に一度は書類整理の時間を作ったりなど、自分なりの工夫をしてみましょう。
10.仕事を家に持ち込まない
「要領が悪い」と感じても、なるべく仕事を家に持ち込まないようにしましょう。前述しましたが、仕事を家に持ち帰ると心身ともに休まらないため、集中して仕事をするのは難しいといえます。また、家で仕事を行うと、プライベートと仕事のメリハリがつかなくなり、仕事の生産性が落ちやすくなるでしょう。
そのため、仕事は家に持ち込まず、「明日はもっと効率的に進めよう」「今日の反省を活かして次はこうしよう」と、前向きに考えることをおすすめします。
「要領が悪い」…マイペースに働きたい人に向いてる仕事
ここでは、マイペースな人に向いている仕事について紹介します。得意なことやできることを活かした仕事をすることで、要領良く進められる可能性が高まります。
マイペースに働きたい人に向いてる仕事
- 単純作業の仕事
- 在宅ワーク
- 一人でできる仕事
単純作業の仕事
マルチタスクが苦手で要領が悪いと感じる場合は、単純作業で力を発揮できる可能性があります。単純作業は勤務時間の大半を個人で黙々とこなす仕事が多いため、コミュニケーションが苦手な方や自分のペースで働きたいという方にも向いているでしょう。
在宅ワーク
在宅ワークは、周りの目が気になったり人と比べて要領が悪いと感じたりするタイプの方におすすめです。在宅ワークは家で仕事ができるため、人の目を気にせず、安心して仕事を進められるでしょう。
在宅ワークの詳しい仕事については、「在宅ワークでニート卒業を目指す!おすすめの仕事や失敗しないコツを解説」のコラムで紹介しています。
一人でできる仕事
一人での作業が中心になる仕事は、周囲に迷惑を掛ける心配が少ないので、「要領が悪いかも…」と悩んでいる方におすすめです。自分のペースで仕事を進められるため、精神的な負担が減るかもしれません。
「一人でできる仕事25選!在宅勤務OKなどタイプ別におすすめの職種を紹介」でも、おすすめの仕事を紹介していますので、ぜひご覧ください。
「要領が悪い」と感じるのは今の仕事が合っていないことが原因の可能性も
要領が悪いと感じるのは、今の会社が合っていないだけという可能性もあります。仕事内容に関わらず人間関係や社風などが自分に合っていないと、本来のポテンシャルを発揮することは難しいでしょう。
「今の仕事や会社は合っていないかもしれない」とお悩みの方は、誰かに話を聞いてもらうことで自分を客観的に見つめ直すきっかけにもなります。家族や友人などの身近な人はもちろんですが、転職のプロに相談すれば、新たな道を開くきっかけになるでしょう。
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「要領が悪い」と感じる人によくある質問
最後に、仕事の要領が悪い人に関してのよくある質問に回答をします。
要領が悪い人はどんな悩みを抱えやすいの?
「仕事上での信頼を得ることが難しい」「周囲の足を引っ張っていると感じる」といったことが挙げられます。ほかにも、「自分のキャパを超えて業務を抱え込んでしまう」ということに悩む方もいるでしょう。詳しくは、このコラムの「要領が悪いと感じる人が抱えやすい悩み」で解説しているので、ご覧ください。
要領が悪い人が課題を解決できないままだとどうなる?
課題を解決できないままだと、職場での信頼を得ることが難しくなる可能性があります。また、仕事の難易度が高いと判断された場合、簡単な仕事ばかり任せられることもあるでしょう。しかし、業務の効率は、工夫次第で改善する可能性があります。まずは、今の課題に応じた対処法を実践していくことをおすすめします。
要領が悪い人はどうすれば良くなる?
自分が抱えている課題を把握したうえで、それぞれ対処を行いましょう。目標への意識を持ったり、仕事の優先順位を考えたりするなど、工夫が必要です。「自分は要領が悪いからだめなんだ」と落ち込むのではなく、改善に向けて努力したり、今の仕事が自分に合っているかを見つめなおしたりすると良いでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。