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20代のフリーターはやばい?男女の割合や就職活動のコツ・おすすめな仕事
この記事のまとめ
- 20代フリーターの方も、きちんと選考対策をすれば正社員になることは可能
- 年齢が上がるごとに正社員になるのが難しくなるため、なるべく若いうちに就職を目指すのが得策
- 就職活動では、自己分析・企業研究・面接対策に時間をかけよう
- 20代フリーターから正社員を目指す場合、未経験歓迎の求人を中心に探すのがおすすめ
- プロのサポート受けながら就職活動を進めたい場合は、エージェントに相談するのも手
あなたにおすすめ!
「20代のフリーターはやばいの?」「正社員になれる?」と不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。20代フリーターの方は、希望条件を絞り過ぎず、しっかりと選考対策を行えば正社員になることは可能です。年齢が若いほど正社員として採用されやすいため、正社員になりたいと思ったその日から行動してみましょう。
このコラムでは、就職活動の流れや未経験から目指しやすい職種・業界について解説します。20代フリーターから正社員になった人の体験談や就職を手助けしてくれるサービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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20代フリーターはやばいの?正社員に就職できる?
20代のフリーターの方で、アルバイトを辞めて正社員になりたいと考える人もいるでしょう。同時に「もう30歳近くなのに就職できるのか」という不安を感じることもあるかもしれません。
ここでは、20代フリーターからの就職について解説します。
20代フリーターが就職することは可能
結論からいうと、フリーターの方が20代で就職することは可能です。一般的に、就職は新卒・第二新卒といった若手が有利な傾向がありますが、20代は前半・後半に関係なく若手と認識されます。20代では、応募者の将来性を評価基準にする「ポテンシャル採用」をされることも多く、フリーターであることが就職において大きな欠点にはならないでしょう。
ポテンシャル採用について詳しく知りたい方は、「ポテンシャル採用とは?何歳まで適用される?新卒・中途との違いも解説」のコラムをぜひ参考にしてください。
20代フリーターの割合は男女計で13.5%
「20代フリーターの割合と現状」で解説しているように、20代フリーターの割合は男女計で13.5%です。20代で働いている人のおよそ7人に1人が、フリーターを含む非正規雇用労働者という計算になります。
20代のうちに就職するのがおすすめ
「正社員になりたい」と考えているフリーターの方は、20代のうちに就職するのがおすすめです。先にお伝えしたように、若手である20代は就職に有利な年代。30代以降になると、即戦力としてのスキルや正社員経験が求められる傾向にあるため、就職の難易度が上がっていきます。
未経験者歓迎、社会人経験不問といった正社員求人も存在していますが、応募できる企業や職種の選択肢が狭まってしまうため、できるだけ早く就職活動を始めるのが得策です。
何歳までフリーターを続けるか悩んでいる方には、「フリーターとして何歳まで働く?就活開始のタイミングやコツ」のコラムがおすすめです。30代フリーターの就職が難しいといわれる理由やフリーターを続けるデメリットを紹介しています。
【ハタラクティブ独自調査】20代でフリーターを続けている理由とは
ハタラクティブが独自に行った「若者しごと白書2025」という調査では、「フリーターを続けている理由」が以下のような結果になりました。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
1位 | 就きたい仕事のための準備期間や、資格などの勉強のため(12.8%) | 身体的・精神的に正社員で働けないと考えているため(17.0%) |
2位 | 身体的・精神的に正社員で働けないと考えているため(12.3%) | 正社員として働くのが厳しいと思ったから(13.4%) |
3位 | 正社員として働くのが厳しいと思ったから(12.3%) | ライフイベントを経て、家庭事情を優先するため(11.2%) |
4位 | 正社員になることに関心がないから(11.8%) | 就きたい仕事のための準備期間や、資格などの勉強のため(9.4%) |
5位 | 就職活動がうまくいかないから(10.9%) | 正社員になることに関心がないから(8.7%) |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 1-6. フリーターを続けている理由(p.10)」
男女ともに、「身体的・精神的に正社員で働けない」「正社員として働くのが厳しい」といった理由が上位に挙げられており、健康面や就職の厳しさがフリーターを選ぶ要因となっていることが予想できます。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
20代後半以降もフリーターを続けるデメリット
20代後半以降もフリーターを続けることで、「年齢が上がるごとに正社員との収入差が開いていく」「社会的信用度が低くなる」といったデメリットが発生します。以下でそれぞれのデメリットについて解説するので、参考にしてみてください。
20代後半以降もフリーターを続けるデメリット
- 年齢が上がるごとに正社員になるのが難しくなる
- 年齢が上がるごとに正社員との収入差が開いていく
- 正社員と比べてもらえる年金額が少ない
- 社会的信用度が低くなる
年齢が上がるごとに正社員になるのが難しくなる
一般的に、年齢が上がるごとに正社員になるのが難しくなります。労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書No.213『大都市の若者の就業行動と意識の変容』」によると、フリーター継続期間と正社員になれた人の割合は以下のとおりです。
フリーターの継続期間 | 正社員になれた人の割合 |
---|---|
1年以内 | 68.8% |
1~2年以内 | 61.2% |
2~3年以内 | 56.6% |
3~4年以内 | 61.1% |
4~5年以内 | 37.9% |
5年以上 | 32.3% |
参照:労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 図表4-33 男女別 フリーター継続期間と正社員になれた割合(p.128)」
フリーター期間が短いほど正社員になれる割合が高い傾向にあります。特に「1年以内」の割合が最も高いです。
「3~4年以内」は61.1%と高めの数値ですが、「4~5年以内」になると37.9%へ大きく減少。また、「1年以内」と「5年以上」では約36%の差があります。
参照元
労働政策研究・研修機構(JILPT)
労働政策研究報告書No.213 「大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―」
年齢が上がるごとに正社員との収入差が開いていく
フリーターを続けると、年齢が上がるごとに正社員との収入差が開いていきます。厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、正社員と正社員以外の年齢階級別の賃金は以下のとおりです。
年齢階級 | 正社員 | 正社員以外 | 正社員と正社員以外の差額 |
---|---|---|---|
20~24歳 | 23万7,000円 | 19万7,300円 | 3万9,700円 |
25~29歳 | 27万2,800円 | 21万9,600円 | 5万3,200円 |
30~34歳 | 30万8,500円 | 22万1,900円 | 8万6,600円 |
35~39歳 | 34万300円 | 22万1,600円 | 11万8,700円 |
40~44歳 | 36万6,800円 | 22万2,600円 | 14万4,200円 |
45~49歳 | 39万500円 | 22万7,900円 | 16万2,600円 |
参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況 雇用形態別」
正社員と正社員以外の差額は年齢とともに増え、「20~24歳」と「45~49歳」では約4倍の差があります。
参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
正社員と比べてもらえる年金額が少ない
フリーターで厚生年金に加入していない場合、正社員と比べてもらえる年金額が少なくなります。正社員は、国民年金と厚生年金に加入できるからです。
フリーターは、一定の条件を満たさなければ「国民年金」にしか加入できません。フリーターが厚生年金に加入する条件は、「労働時間及び労働日数が正社員の4分の3以上を満たすこと」です。たとえば、正社員の1週間の所定労働時間・日数が40時間・20日と設定されている企業の場合、30時間・15日以上働くという労働契約を結んでいれば加入対象となります。
詳しくは「フリーターが厚生年金に加入する条件とは?メリット・デメリットも解説」のコラムで解説しているので、興味のある方は併せてご一読ください。
社会的信用度が低くなる
20代後半以降もフリーターを続けることで、社会的信用度が低くなるデメリットもあります。社会的信用度が低いと、車や住宅のローンが組めなかったり、クレジットカードが発行できなかったりといった不利益が発生しやすいでしょう。また、結婚を考える際に経済面の安定性を懸念され、相手の親から不安を抱かれてしまう可能性もあります。
20代フリーターが就職するメリット
ここでは、20代のフリーターが就職するメリットを紹介します。就職するか迷っているフリーターの方は、正社員になるとどのようなメリットがあるのかチェックしてみてください。
収入が増える・安定する
フリーターから正社員に就職すると、毎月決まった収入を安定して得られるようになります。収入が増えることで生活に余裕が生まれたり、フリーターのときと比べて貯金に回せるお金が増えたりするでしょう。
また、企業によっては正社員限定の手当や福利厚生を受けられる場合もあります。生活においてお金に関するリスクを減らせるのは、正社員の大きな魅力です。
正社員としてのキャリアを築ける
就職をすることで、正社員としてのキャリアを築けるのもメリットです。一般的に、フリーターとして働いていた経験は職歴やキャリアとして見なされません。
正社員として働くことで職歴を得られ、将来的なキャリアパスを描けるようになります。正社員として就職後、将来的に転職を検討した際にも、キャリアアップに有利に働くでしょう。
社会的信用度が高くなる
フリーターから正社員になることで、社会的信用度が高くなることもメリットです。デメリットの項でも触れましたが、フリーターは正社員と比べて雇用が不安定なため、社会的信用度が低い傾向にあります。社会的信用を得ることで、ローンを組みやすくなる・クレジットカードの審査に通りやすくなるといった恩恵を受けられるでしょう。
23歳・25歳・28歳・31歳の方は、それぞれのフリーターの状況について解説しているコラム「23歳フリーターはやばい?正社員になるメリットや就職活動のコツを解説」「25歳でフリーターを続けるのはあり?就職すべき理由とおすすめの職種!」「28歳でフリーターはやばい?正社員として就職するメリットやコツを解説!」「31歳からの就職活動!正社員歴なしのフリーターから就職するコツを紹介」をぜひご覧ください。
20代フリーターの就職活動の流れ
20代のフリーターから正社員を目指す場合、まずは自分のやりたいことや適性を明確にし、必要な準備を整えたうえで就職活動を進めることが大切です。計画的に就職活動を行うことで、より自分に合う職場を見つけやすくなります。
具体的な就職活動の流れは以下のとおりです。
就職活動の流れ
- 自己分析を行う
- 業界研究・企業研究を行う
- 応募する求人を探す
- 履歴書や職務経歴書を作成する
- 求人に応募する
- 面接対策をする
- 面接を受ける
- 内定をもらう
自己分析や企業研究をしないで求人に応募した場合、自分の強みや応募先の魅力などを把握できていない状態で選考に臨むことになります。そのため、面接で効果的なアピールができず、不採用になりやすいでしょう。
採用されたとしても、業界研究・企業研究を行っていないと理想と現実のギャップが生まれやすく、仕事や企業への不満から早期退職をしてしまう恐れもあります。自分に合った企業に就職するためにも、準備をしっかりと行いましょう。
1.自己分析をして自分の長所や強みを理解する
自己分析とは、自分の経験や感情の動きから「長所・短所」「得意・不得意」「価値観」などを客観的に分析し、自分自身を深く把握することです。自己分析の結果は、向いている業界・仕事や志望動機、自己PRを考えるときに役立ちます。
自己分析の具体的な方法は、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムで解説しています。自己分析をする際は、こちらのコラムを参考にしてみてください。
2.業界研究・企業研究をする
自分に合う企業を見つけて長く働き続けるためには、業界研究・企業研究が欠かせません。応募したい求人がいくつか見つかったら、その企業が属する業界と企業の詳細について詳しく調べましょう。
業界研究では、業界の全体像や将来性を調べます。企業研究では、企業理念や求められる人物像などを調べましょう。
業界研究・企業研究で調べることは「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」と「企業研究のやり方を解説!調べることや就職・転職活動への活かし方も紹介」のコラムでそれぞれ解説しているので、ぜひご覧ください。
3.履歴書・職務経歴書を作成する
業界研究・企業研究をしたうえで「この企業に入社したい」と意思が固まったら、履歴書と職務経歴書を作成します。
「アルバイト歴しかなくても職務経歴書は必要なの?」と思う方もいるかもしれません。アルバイトに応募する場合は職務経歴書は必要ありませんが、正社員の求人に応募する場合は職務経歴書を作成するのがベターです。職務経歴書を作成したほうが、アルバイトで身に付けたスキルや知識をアピールしやすくなります。
履歴書の書き方については「フリーターの履歴書の書き方を解説!学歴・職歴・志望動機のコツも紹介」のコラムを、職務経歴書の書き方については「フリーターに職務経歴書はいらない?就活での必要性や書き方のコツを紹介」のコラムをそれぞれ参考にしてみてください。
4.面接対策をする
時間をかけて面接対策を行い、本番に落ち着いて受け答えができるように備えることも重要です。「フリーターの正社員面接でよく聞かれる質問は?回答例や適切な服装も解説」のコラムでフリーターの方が聞かれやすい質問を紹介しているので、回答をノートなどに書いておきましょう。
就職エージェントに登録すると、質問への回答を一緒に考えてくれるのはもちろん、本番を想定した模擬面接もしてもらえます。自分一人で面接対策をするのが不安な場合は、エージェントに相談することも視野に入れてみましょう。
企業の採用担当者が面接でチェックするポイント
企業の採用担当者は、20代という若い人材に対して、スキルや経験よりも人柄やコミュニケーション力、仕事への熱意などを重視する傾向にあります。そのため、「フリーターで社会人経験がないから採用されないのでは」と気にし過ぎる必要はありません。
フリーターの方向けの就活方法は、「就活のやり方がわからないフリーターに向けて正社員になる流れ・方法を徹底解説!」のコラムで紹介しています。興味のある方はこちらのコラムもご覧ください。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
20代フリーター向けの就職活動のコツ7選
正社員になりたいと思って行動しているものの「たくさん応募しているのに内定がもらえない」「どうして面接で落とされるのか分からない」といったお悩みを抱えて、就職活動に苦戦している方もいるのではないでしょうか。ここでは、20代フリーター向けに就職活動のコツを紹介します。
1.就職活動の期間を決める
就職活動を始める際は、就職活動にどれくらいの期間をかけるか決めましょう。フリーターの方が就職活動を始める場合、かかる期間は早くて2週間、長くて半年程度といわれています。そのため、おおよそ2~3ヶ月を目安に就職活動を終わらせることを意識しましょう。
2.未経験から挑戦できる求人を探す
20代のフリーターの方は、「未経験OK」「未経験歓迎」といった記載のある求人に目を向けるのもおすすめです。未経験者を歓迎する企業では入社後の研修が充実している傾向にあるため、初めての就職であってもスキルアップがしやすいでしょう。
募集人数が多い求人も狙い目
自分のスキルや知識を活かせそうであれば、募集人数が多い求人に応募するのも有効です。事業を拡大したり新事業を始めたりする場合、企業は募集人数を多めに設定することがあります。
ただし、離職率が高いために募集人数を多く設定している企業もあるため注意が必要です。求人をチェックする際は、「なぜ募集人数が多いのか」を確かめるようにしましょう。
3.フリーターでいた理由を説明できるようにする
面接では「フリーターでいた理由」を質問される可能性があるので、回答を考えておきましょう。「楽だから」「正社員として働きたくなかった」などの回答は、面接官にネガティブな印象を与えてしまいます。正社員として働きたいと思う熱意をしっかりと伝えましょう。
4.フリーターとして身に付けたスキルをアピールする
アルバイトで身に付けたスキルをアピールすることも大切です。通常、アルバイトは職歴と見なされませんが、フリーターの方が就職活動をする場合は面接でアルバイト経験を取り上げても問題ありません。
過去の経験を振り返り、裏付けとなるエピソードを交えて自分のスキルや強みをアピールしましょう。
5.基本的なビジネスマナーを身に付ける
採用担当者のなかには、「フリーターだからビジネスマナーが身に付いていないのでは」と心配する人もいるため、基本的なビジネスマナーを身に付けておくことが重要です。「面接の入退室マナーを解説!カバンの持ち方や『失礼します』のタイミングも」のコラムで面接のマナーについて紹介しているので、不安な方はぜひご覧ください。面接では、受け答えだけでなく入退室のマナーや言葉遣いもチェックされます。
6.目指す職種・業種によっては資格を取ることも検討する
目指す職種・業種によっては資格を持っていたほうが有利になる場合もあります。たとえば、システムエンジニアになるのに必須の資格はありませんが、未経験から挑戦する場合は「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」といった資格を持っていたほうが採用されやすい可能性があるでしょう。
ただし、先にお伝えしたように就職は年齢が若いほど有利な傾向にあるため、必ずしも資格取得を優先するべきではない場合もあります。今の状態で資格を取るべきか、就職活動をすべきかは、エージェントに相談することで解決できるでしょう。自分で判断ができない場合は、エージェントの力を借りてみるのもおすすめです。
7.採用を見送られても、ネガティブな気持ちを引きずらない
採用を見送られたからといって、あなたの能力が企業に見合っていないわけではありません。先述したように、企業は人柄を重視して採用する場合もあるからです。応募者が自社の雰囲気に合うかを考えたうえで結果を出しているため、「自分とは合わなかっただけ」と考えて気持ちを切り替えましょう。
アルバイト先の正社員登用制度を使うのも手
現在のアルバイト先に正社員登用制度がある場合は、その制度を利用して正社員になるのも選択肢の一つです。基準は企業によって異なり、一定期間を過ぎると全員が正社員になれる場合もあれば、評価が高い人のみが正社員になれる場合もあります。
正社員登用制度の詳細は「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムで解説しているので、気になる方は併せてご一読ください。20代フリーターから就職しやすい職種・業界
「未経験から挑戦できる求人を探す」で紹介したように、20代フリーターから正社員になる際は未経験から採用されやすい仕事を探すのがおすすめです。また、人手不足の業界にも目を向けてみましょう。
ここでは、20代フリーターの方が就職しやすい職種・業界を紹介します。どのような仕事に就職すべきか迷ったときは、参考にしてみてください。
1.営業職
営業職は資格や経験を求められにくい傾向があり、フリーターから就職しやすい職種といえます。営業職には既存営業(ルート営業)や新規開拓営業、インサイドセールスといったさまざまな種類があるため、自分に合った営業の仕事を選べるのも魅力です。また、営業職として働くなかで社会人としてのビジネスマナーも身に付けられるでしょう。
詳しくは、「営業職とは具体的にどんな種類がある?仕事内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムをご覧ください。
2.一般事務
一般事務は未経験から応募できる求人が多数あり、20代フリーターの方におすすめできます。一般事務とは、社内の文書作成やデータ入力、電話対応など、定型的な事務作業全般を担当する仕事です。
正確さや几帳面さに自信がある方や、電話応対や来客対応などのコミュニケーションがとれる方に向いているでしょう。
「事務職の志望動機はどう書く?未経験のアピールポイントや例文を紹介」のコラムでは、事務職の志望動機の書き方について紹介しています。
3.販売職
アパレルショップや家電量販店といった店舗で商品を売る販売職も、20代フリーターから就職しやすい仕事の一つです。取り扱う商品によっては勉強が必要になることもありますが、基本的な知識は働きながら学べる場合が多く、未経験歓迎や社会人経験不問の求人もあります。
また、アルバイトで販売職の経験があればそのスキルを活かして働けるでしょう。
4.配送ドライバー
運転をするのが好きな方は、配送ドライバーの仕事もおすすめです。配送ドライバーはオンラインショップが増えた影響で需要が高く、比較的求人が多い職種。入社後に免許を取得できる職場もあるため、中型・大型の運転免許を持っていなくても就職のチャンスがあるでしょう。
業務時間の多くを運転に要するため、長時間の車移動が苦にならない方におすすめの職種です。
5.飲食業
飲食業は職歴や学歴を問われないことが多く、フリーターから挑戦しやすい業界といえます。特に、接客や調理のアルバイト経験がある方におすすめです。飲食店でアルバイトをしたことがあるなら、経験を活かして正社員へとキャリアアップを目指せる可能性があります。
未経験であっても店長候補として働ける場合があり、キャリアアップを目指したい方にはおすすめです。
正社員
店長候補
年収 360万円 ~ 504万円
-
学歴不問,昇給あり,諸手当あり
正社員
店長候補
年収 313万円 ~ 438万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
6.IT業界
IT業界は、IT需要の高まりや技術進歩の速さによって人手不足が続いているため、未経験から挑戦できる求人もあるようです。一口にIT業界といっても、システムエンジニアやプログラマー、サーバーエンジニアなど、さまざまな職種があります。職種についてよく調べ、自分に合いそうなものに挑戦してみましょう。
IT業界の仕事は、論理的思考力がある方や新しい技術に興味をもって学べる方などに向いているといえます。
7.介護業界
介護業界は高齢化によって需要が拡大しているものの、若年層の労働力人口の減少によって人手不足が続いているため、未経験から応募できる求人が多数あります。
介護職は、高齢者や障害者の日常生活を支援し、自立に向けた介護や生活援助を行う仕事です。相手の気持ちを察知できる方や細かい観察力のある方に向いているでしょう。
20代フリーターから介護職に就きたい方は、「未経験から介護職に転職したい!無資格で大丈夫?志望動機の例文も紹介」のコラムに目を通してみてください。業務内容や給料などについて詳しく解説しています。
20代フリーターから正社員になった人の体験談
20代フリーターから正社員になった人の体験談を紹介します。
新卒の就活では何をしたら良いのか本当に分からなくて、迷走していたと思います。だから正直何でもいいやと思って。受けたのはホテルとか、接客業のところが多かったと思います。
その後、新卒で入社した会社を半年で退職
就活をきちんとしてから入社…というわけではなかったので、自分の目で確かめてから仕事を決めたい、という気持ちが出てきたんだと思います。
約1年ほど100円ショップとドラッグストアの販売職を掛け持ち
そこからもう一度就活をしようと思った理由は何ですか?
私は短大出身なのですが、4年制の大学生はちょうど就活が始まる時期だったんです。アルバイト先のスタッフが同じ世代ということもあり、周りが自分の進路を決めてるのを目の当たりにして、刺激を受けました。
あとは、今まで留学や奨学金のことで親にいっぱい苦労をかけたので、それなりのところに勤めてしっかり返せるようにしたいと思いました。
2回目の就活では、どのような仕事を考えていましたか?
ドラッグストアで働くなかで、医薬品に興味が湧きました。
就活はどのように進めましたか?
フリーター未経験からでも挑戦できるところ、という条件で薬局・調剤・事務を中心に仕事を探しました。ただ、自分で探して何件か薬局を受けてダメだったんで、ハタラクティブにお願いすることにしたんです。
キャリアアドバイザーの方には、薬や調剤、医療関連の求人を紹介してもらって、その中で一番自分の希望に合いそうな会社を選んで受けました。具体的には、調剤薬局併設のドラッグストアを展開している企業です。
就活で何か苦労したことってありましたか?
職務経歴書を作るときに、どうやって自分をアピールしたら良いのか分からなくて苦労しました。私は今までの職務経験があまりないから履歴書も空白が多くて…。それを踏まえて、どうすれば自分を良く見せられるのかなっていうのが悩みでした。
最終的にはアドバイザーの方にSNSチャットで意見を聞いたり、実際に同じ業界を受けてる人や未経験者のフォーマットを参考にしたりして作りました。
面接はすごく緊張しました!でも、アドバイザーの方が、実際に面接で聞かれることをリサーチしてくださって、それをもとにした面接の練習がすごく役立ちました。
入社後にやってみたいことは何かありますか?
将来的には、お店を裏側から支える人になりたいです。そのためには、店舗で商品企画や販促などの経験を積む必要があると思いました。
フリーターだから…って就活に躊躇することはないと思います。始めようという気持ちと、一人で抱え込まないことが大事かなって。
フリーターから正社員を目指すときってプレッシャーを感じるんですよね。やっぱり周りの人に「正社員になったほうが良い」「自立したほうが良い」って言われるんですよ。ただ、正社員が偉いというわけではなくて、目的をもって正社員を目指すことが大切かなって、今回の経験を通して感じました。
体験談の全文を読みたい方は、「働くことに疲れてフリーターに。医薬品への興味からドラッグストアで再び正社員の道へ」をご覧ください。
20代フリーターの就職活動におすすめのサービス
就職活動をする際は、求人サイトや就職エージェントの力を借りると効率的に進めやすくなります。就職活動を一人で進められる自信がない方や、誰かに就職活動をサポートしてほしい方は、利用を検討してみてください。
求人サイト
求人サイトとは、人材を募集している企業の情報や求人が掲載されているWebサイトのことを指します。Webサイトから直接応募できるため、すきま時間を活用しながら仕事探しや選考対策を行えるのが特徴です。フリーターを続けながら就職活動を進めたい場合にも役立つでしょう。
就職エージェント
就職エージェントは、求職者に求人紹介や就職支援を行う民間のサービスです。専任のキャリアアドバイザーが、就きたい仕事に関するヒアリングを行い、希望や適性に合わせて求人を提案したり、面接対策や書類添削をしたりします。
エージェントによって取り扱っている職種や業界、ターゲット層などが異なるので、利用の際はフリーター向けのエージェントを探してみましょう。
エージェントを利用してみたい方は、「フリーターに転職エージェントがおすすめの理由とは?メリットや選び方を紹介」のコラムをぜひご覧ください。
ハローワーク
ハローワークは、厚生労働省が運営している雇用サービス機関です。求人紹介や求人検索、就職に関する相談、セミナーへの参加などの就労サポートを受けられます。地域に特化した求人を取り扱っているため、「地元で就職したい」「家の近くで働きたい」と考えるフリーターの方におすすめです。
ハローワークを利用する際の流れについては、「ハローワークを活用した就職活動とは?応募の流れや注意点を解説」のコラムを参考にしてみてください。
「業界研究・企業研究のやり方が分からない」「自分に合った職種が見つからない」「一人で就職活動を進めるのが不安…」などのお悩みを抱える20代フリーターの方は、ハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブは、フリーターやニート、第二新卒といった若年層に特化した就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが求人紹介から内定獲得後のアフターフォローまで一貫してサポートします。
面談の日程調整や入社日の相談といった企業とのやりとりはキャリアアドバイザーが代行するので、就職活動の経験が少ない方も安心して利用できるエージェントです。所要時間1分程度でできる、性格から分かる適職診断もご用意しています。サービスはすべて無料なので、お気軽にご相談ください。
20代フリーターのためのお悩みQ&A
ここでは、20代フリーターの方向けに質問をまとめました。Q&A方式で分かりやすく回答しているので、就職活動にお役立てください。
20代フリーターが正社員になるには?
希望条件を絞り込み、応募する職種の幅を広げましょう。求人を探す際の希望条件は「これだけは譲れない」というものに絞り、それ以外は妥協することも大切です。
また、希望職種を最初から一つに絞ってしまうと、可能性を狭めることになりかねません。正社員になるチャンスをつかむためには、幅広い職種に目を向けてみましょう。
正社員経験がない20代の方に向けた就職のコツについては、「正社員経験なしの20代が就職するには?就活のコツやおすすめの職種を解説」をご覧ください。
20代で正社員経験なしのフリーターはやばい?
そのようなことはありません。ただし、正社員になりたいのであれば早めに就活を始めることをおすすめします。20代のうちは、スキルやキャリア、資格がなくても将来性を期待して採用してもらいやすいからです。
なお、アルバイト経験を活かせる職種に興味があれば、そのような求人に応募してみるのも選択肢の一つです。
20代の方が就職を成功させるコツについては「28歳は就職できる?できない?職歴なしから正社員の仕事を得る方法とは」のコラムで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
20代後半のフリーターも車の購入や結婚はできる?
可能ですが、正社員に比べるとハードルが高い傾向があるでしょう。たとえば、車の購入時にローンを組む場合は審査が必要になりますが、その際「安定した収入があるか」を重視されるため、フリーターは審査に通らないことも。
結婚は収入や雇用形態に関係なく可能ですが、結婚式や新生活の準備、子どもを望む場合は育児にかかる費用なども考えると、収入によっては生活が厳しくなる恐れがあります。
20代後半職歴なしでも就職できますか?
希望条件を絞り過ぎなければ可能です。30代の就職活動では実績や職務などを詳細に判断されるケースが多いですが、20代の場合は企業との相性や入社意欲によって採用が決まるケースもあります。
20代後半で就職するか悩んでいるなら、チャンスが多く与えられているうちに行動に移しましょう。一人で就職活動を行うのが不安な方は、エージェントに頼るのも一つの手です。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。