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仕事が合わないとすぐ辞めるのは甘え?理由は?転職前にできる対処法を解説
更新日
この記事のまとめ
- 仕事が合わないからすぐ辞めるのは、人によって理由が異なるため甘えとは限らない
- 仕事が合わないと感じる主な理由は、労働環境や人間関係への不満などがある
- 仕事が合わないと思っても、自分の行動次第で改善できるなら退職は避けた方が良い
- 転職を決意したら、退職理由をしっかり伝えられるようにするのがおすすめ
「仕事が合わないとすぐ辞めるのは甘えになるのか」と悩んで、転職に踏み込めない方もいるでしょう。合わないと感じる原因は人によって異なるため、会社を早期退職するのは一概に甘えとは言い切れません。
このコラムでは、仕事が合わないとすぐ辞めるのは甘えではない理由を解説しています。また、仕事が合わないからすぐ辞めると感じる理由や転職前にできる対処法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「仕事が合わない」ですぐ辞めるのは甘え?
仕事や会社が合わないと感じてすぐ辞めること自体は、甘えとは言い切れません。社風や業務と適性のミスマッチは、仕事のパフォーマンスに影響したり、やりがいを感じられなかったりするため、自分と会社の双方にとってマイナスになるでしょう。なかでも、劣悪な労働環境やハラスメントなど、いわゆる「ブラック企業」なら早期退職するのが得策です。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024(p.25)」によると、仕事内容が合うかどうかは、働くうえで重要なポイントだと考えている方が多いといえます。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024 02現在の仕事について 2-6.仕事選びで重視していること」
仕事選びで重視していることは、「希望する仕事内容かどうか」が正社員が50.0%、フリーターが47.0%と、一番高い割合となっています。入社後のミスマッチを防ぐためには、給与や勤務時間などのほかに、仕事内容をしっかり確認することが大切です。
「仕事を辞めたいのは甘え?辞めるべきかどうかの判断基準を解説」のコラムでも甘えではなく仕事を辞めたほうが良い理由をまとめているので、併せてチェックしてみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
安易に仕事を辞めるとリスクが生じる可能性がある
安易な退職は今後のキャリアに影響しやすく、リスクが生じる恐れがあると理解しておきましょう。「仕事が合わないから」「思っていた業務内容と違うから」といった漠然とした理由で、深く考えずに辞めると、次の会社でも同じパターンを繰り返す可能性があります。
また、入社から短期間で退職していると、面接官に「忍耐力がない」「採用してもまたすぐ辞めるのでは」とネガティブな印象を与えることも。退職 を決断する際は、改善策を試したうえで改善されないと判断してから行動するのがおすすめです。
仕事が合わないサインが出ていたら転職を検討しよう
仕事が合わないと感じるだけではなく、業務やプライベートに影響を与えるようなサインが出ている場合、転職を検討してみましょう。仕事が合わないサインには、「ミスが続く」「モチベーションが上がらない」「プライベートが充実しない」があります。
以下で、それぞれ解説するので、当てはまるものがないか確認してみてください。
ミスが続く
仕事が合っていないサインには、仕事でミスが続くことが挙げられます。適性が活かせないと、どれだけ工夫をしても仕事でミスが減らない可能性があるでしょう。
また、合わない業務を続けるとストレスが溜まり、集中力が低下して普段問題なく行えている業務でもミスが続くことがあります。ストレスを我慢し続けると、体調不良にもつながりかねないので注意したほうが良いでしょう。
モチベーションが上がらない
業務へのモチベーションが上がらないのも、仕事が合わないサインの一つです。モチベーションが上がらない原因には、業務でやりがいを感じられなかったり、目標が見出せなかったりすることが挙げられるでしょう。
モチベーションが上がらないと意欲的に仕事に取り組めず、上司からの評価も受けにくくなり、さらにやる気が起きないといった悪循環になりかねません。仕事でやりがいを感じられず、将来のキャリアビジョンも思い浮かばない場合は、転職を検討しても良いでしょう。
プライベートが充実しない
プライベートが充実しないことが、仕事が合わないサインになる場合もあります。仕事がうまく進まないことで残業時間が増えたり、業務量が多く休日も仕事のことを考えたりすると、プライベートが楽しめなくなる可能性もあるでしょう。
プライベートが充実しないとリフレッシュできずに、心身共にストレスが溜まりやすくなる恐れがあります。疲労が蓄積されたままだと、集中力が低下しやすくなるので仕事に影響しかねません。
転職する際には、自分の希望する働き方ができるか考えて仕事を選びましょう。
合わない仕事を続けた結果から見えるリスク
仕事が合わないといってすぐに辞めることと同様に、合わない仕事を続けることにもリスクが発生する場合があります。たとえば、ストレスが溜まり続けて心身に影響が出たり、スキルが身につかないまま年齢が重なりキャリアアップが難しくなったりすることが考えられるでしょう。
仕事が合わないと感じたときは、辞めるリスクと続けるリスクをしっかり考慮したうえで決断することが大切です。
「仕事が合わないからすぐ辞める」と思う7つの理由
仕事が合わないと感じる理由は、労働環境や人間関係など人によって異なるでしょう。原因が明確になれば、改善策が見つかりやすくなり、退職するのを防げる可能性があります。
以下で、「仕事が合わないからすぐ辞める」と思う理由を7つ解説します。自分が辞めたいと感じる原因が分からない方は、当てはまる理由がないか探してみてください。
1.労働環境に不満を持っている
労働環境に不満を持っていると、「仕事が合わない」と感じて辞めたくなることがあります。たとえ業務内容に問題がなくても、「給与が低い」「休日が少ない」「休暇が取りにくい」といった状況だと、仕事の満足度に影響する可能性があるでしょう。自分が仕事に求めるものが分かれば、転職後のミスマッチも防げます。
2.仕事内容にミスマッチを感じる
「仕事が合わないから辞めたい」と思うのは、仕事内容にミスマッチを感じていることが原因の場合があります。仕事で適性が発揮できないと、頑張ってもなかなか評価されなかったり、やりがいを感じられなかったりすることで「自分には合わない」と感じやすくなるでしょう。
また、結果を出している同期がいる場合、自分と比較して自信を失う可能性もあります。「自分なりに努力しているのに結果が伴わない」「長く続けても苦手意識がなくならない」と感じる場合、転職を検討してみましょう。
自分に合う仕事を見つけたい方は、「自分に合う仕事が分からない!適職の上手な見つけ方と注意点を解説」のコラムで見つけるポイントや探すときの注意点をまとめているので、チェックしてみてください。
3.人間関係に悩んでいる
人間関係に悩んでいることで、仕事が合わず辞めたいと思う方もいるでしょう。上下関係が厳しい、コミュニケーションが希薄など会社の人間関係で苦痛を感じる場合、仕事に行くのが億劫に感じやすくなります。
職場でストレスを抱え続けると、心身に影響が出る恐れがあります。人間関係の問題は自分だけで解決するのが難しいため、上司に相談して異動するのも方法の一つ。ただし、職場でパワハラやいじめがある場合、なるべく早めに転職したほうが良いでしょう。
4.社風や理念が合わない
会社の社風や理念が自分にマッチしないのが理由で、「仕事が合わない」と思うことがあります。たとえば、チャレンジ精神が強いのに保守的な社風だったり、安定を求めるのに会社の意向が頻繁に変わったりすることで、ミスマッチを感じるでしょう。
会社の社風や理念とのミスマッチによって正当な評価を得られない状況だと、キャリアに影響する可能性も考えられます。会社への不満も解決するのは難しい傾向があるため、自分に合った会社へ転職したほうが良いでしょう。
5.キャリアアップができない
今の会社にいてもキャリアアップができないと判断したら、「辞めたい」と感じることがあるでしょう。たとえば、英語力を高めたくて入社したにもかかわらず、語学と縁のない業務に携わっている場合です。
自分が望むスキルアップができない状態が続くと、モチベーションの低下につながりかねません。スキルが身につかないまま年齢を重ねると、キャリアアップが難しくなるため早めに行動したほうが良いでしょう。
6.ほかにやりたいことがある
ほかにやりたいことがあるときも、「今の仕事が合わない」と思う要因になり得ます。ほかにやりたいことがある場合、今の仕事に興味が薄れてモチベーションが下がりやすくなるでしょう。
退職を決断する前に、今の仕事でできることを探したうえで転職を検討するのがおすすめです。希望する業界で活かせるスキルが身につけば、アピールポイントになるので転職が成功しやすくなるでしょう。
7.自分のスキルを活かせない
自分が持っているスキルを仕事で十分に活かせられないのも、仕事が合わないと感じる理由として挙げられるでしょう。スキルが活かせないと成果を残しにくくなり、正当に評価されないことが不満になる可能性があります。活かしたいスキルが明確にある場合は、転職をしたほうが活躍しやすくなるでしょう。
「仕事が合わない」とすぐ辞めるか迷ったら?退職の基準
仕事が合わないからといって、すぐに辞めないほうが良い場合もあります。そのため、辞めるかどうか判断するのが難しいと感じるでしょう。
以下で、仕事が合わないことですぐに辞めるか迷ったときの判断基準を解説するので、参考にしてみてください。
今の仕事に半年以上全力で取り組んでいるか
仕事を辞めるか迷ったときは、今の仕事に半年以上全力で取り組んでいるかが判断基準になります。短期間では仕事に慣れていなかったり、業務内容を把握しきれていなかったりするため、仕事や会社が合うかどうかを判断するのは難しいでしょう。そのため、勤続年数が短い場合、すぐ辞めると決断するのは避けるのが得策です。
「まずは半年以上頑張る」と期間を決めて全力を出すことを目標に取り組んでみましょう。期間を決めて全力で仕事に取り組めば、業務理解が深まって新しい目標が見えてくる可能性があります。できる限り頑張っても結果が出なければ、適性の有無を見直す機会だと捉えても良いでしょう。
今の仕事で成果が出ているか
今の仕事で成果が出ているかどうかも、退職の判断基準です。しばらく同じ会社で仕事を続けていたのに成果が出ないのは、適性が合っていない可能性も。仕事で悩んだときは、自身の成果を再度振り返ってみましょう。
仕事が合わない悩みを自力で解決できるか
仕事や会社が合わないと感じたときは、「原因や悩みを自力で解決できるかどうか」に目を向けてみましょう。解決策を考えたときに自分で対処できる問題であれば、すぐに退職するのを避けるのがおすすめです。たとえば、通勤が辛いと感じる場合、対処法としてリモートワークに切り替えたり、出勤時間をずらしてラッシュを避けるといった方法が挙げられるでしょう。
転職時にも、対策を講じたうえで退職した理由を述べれば「問題解決するために行動できる人」と評価される可能性があります。改善策が思いつかない場合は、1人で抱え込まず、辞める前に信頼できる同僚や先輩、上司に相談するのも良いでしょう。
合わない仕事を続けて将来にメリットがあるか
すぐ辞める前に、会社に在籍し続けるメリットを考えてみるのも判断基準になるでしょう。勤務年数に応じて収入が上がる資格を取得をしていたり、仕事内容は合わないけど職場環境は気に入っていたりするなど、続ける意味が見出せる例もあります。
一時的な感情だけで退職を決断せずに、続けるメリットがないか長期的な視点で考えてみましょう。
仕事が合わないと感じてもすぐ辞めるのは避けるべき状況
ここでは、仕事が合わないと感じてもすぐ辞めるのは避けたほうが良い状況を解説します。退職するか迷っている方は、以下で当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
今の仕事で好きな分野がある
今の仕事で好きな分野があるなら、すぐ辞めるのではなく働き続けてみるのが良いでしょう。得意・興味がある分野であれば、経験を積むうちに仕事をするうえでのコツを身につけ、楽しさを見出すことが期待できます。
「今の会社を辞めたくなったから」という理由だけですぐ転職すると、「前の仕事内容のほうが好きだった」と後悔する可能性があるでしょう。少しでも今の業務のなかで好きなことがある場合は、掘り下げて取り組んでみてください。
自分の行動次第で職場環境の変化が見込める
自分の行動次第で、仕事を辞めたいと思う原因が解消されるような職場環境の変化が見込めるなら、退職せずに仕事を続けてみましょう。たとえば、人間関係が原因で仕事が合わないと感じている場合、人事異動でメンバーが一新されて環境が変化するタイミングまで待つのがおすすめです。職場環境が変わって悩みが解消されれば、退職する必要はなくなるでしょう。
仕事を始めて1年未満である
仕事を始めて1年未満である場合は、すぐに退職の決断をするのは避けたほうが良いでしょう。入職して1年未満の場合、会社や仕事内容への理解が足りていない可能性があります。時間が経てば業務や周りの人間関係にも慣れ、仕事を円滑に進められるようになったり、楽しさを感じられたりするでしょう。
1年未満で仕事を辞めたいと感じる方は、「仕事が一年続かない原因は?働き続けるコツとおすすめの仕事」のコラムで仕事が続かない原因や状況を打破する方法を解説しているので、チェックしてみてください。
待遇や労働環境には不満がない
会社の待遇や労働環境に不満がないなら、「仕事が合わない」と思っても退職の判断は慎重にしたほうが良いでしょう。求人は数あれど、満足いく待遇や労働環境を備えた会社がすぐに見つかるとは限りません。
「辞めるのはもったいないかも…」と少しでも思う場合は、踏みとどまって今の会社で改善できることはないか探すのも手です。
仕事を辞めた方が良い人の特徴は?
仕事を辞めた方が良い人の特徴には、「会社の経営理念や社風など自力で変えられない要素で悩んでいる人」「本当にやりたいことが別にある人」などが挙げられるでしょう。前述しましたが、「労働基準法を超えた労働を強いられる」「ハラスメントがある」といったブラック企業で働いている場合も、早急に退職するのが賢明です。「仕事を辞める勇気を出すには?なるべく早く退職する方法を解説!」のコラムでは、仕事を早く辞める方法や必要な準備をまとめているので、参考にしてみてください。
仕事が合わないと感じてもすぐ辞めるのが難しい心理
仕事が合わないと感じても、なかなか仕事をすぐ辞める決心がつかないこともあるでしょう。以下で、仕事を辞める決心がつかないときの心理状態を解説します。
3年は在籍しなければいけないと思っている
「3年は在籍しなければいけない」と考える方は、退職を決断しにくい傾向があります。「仕事は3年は続けるべき」とよく聞くこともあり、合わない会社でもすぐ辞めることに抵抗があると考えられるでしょう。
長く働くことで業務内容を深く理解でき、やりがいを感じられる可能性もあります。しかし、「3年間続けるべき」という明確な根拠はないので、場合によっては、3年よりも早くに仕事を辞めるほうが良いこともあるでしょう。
企業に貢献してから辞めるべきと思っている
企業に貢献してから辞めるべきと思っている場合、退職する決心がつかないことがあるでしょう。「業務で貢献しないのにすぐ辞めるのは申し訳ない」「何も結果を残してないのに辞めて良いのか」など、会社に負い目を感じていると辞めにくいと感じることがあります。
しかし、「どのくらい貢献したら辞められるか」という基準を設けている会社はほとんどありません。実績が残らないのは、仕事が合っていないサインの一つです。自分に合う仕事に就くことで、適性を十分に発揮できれば実績につながり、やりがいを感じながら働けるでしょう。
ほかの人に迷惑をかけてしまうと思っている
自分が辞めると上司や同僚などに迷惑をかけることを懸念して、退職を思い留まる方もいるでしょう。しかし、本来退職は個人の自由です。
退職時に余裕を持って上司に相談したり、引き継ぎをしっかり行ったりすれば、周囲へ掛かる迷惑を最低限に抑えられるでしょう。退職するときはトラブルを回避するためにも、円満退職を心掛けることが大切です。
「円満退職するための伝え方は?上司に切り出すときの注意点もご紹介」のコラムでは、円満退職する伝え方のコツや手順をまとめているので、参考にしてみてください。
「仕事が合わない」とすぐ辞める前に行うべき5つの対処法
仕事が合わないと思って転職するか今の会社を続けるか迷っているときこそ、冷静な判断が求められます。一旦、転職サイトで求人情報を見て会社を比較したり、有休を取得して今後の仕事について考える時間を設けたりするのも手です。
ここでは、仕事が合わないと感じたときにおすすめな対処法を解説しています。
1.今の仕事で実績が作れないか考える
何の工夫もしないまますぐ辞めるのではなく、今の職場で次の仕事に活かせそうな実績が作れないか考えてみましょう。実績が作れれば、転職活動でのアピールポイントになります。
また、実績を残すために積極的に仕事に取り組めば、やりがいを感じられるようになり退職を避けられる可能性も。反対に、新たな目標ができてやりたいことが見つかる可能性もあるので、実績を残すために行動した結果が、今の会社に残るか転職するか迷ったときの判断材料にもなるでしょう。
「もう辞めるから」と今の業務へのやる気を失わず、学びの機会と捉えて次に活かせることを探してみてください。
2.有給をとってしっかり休む
退職を決断する前に、有給をとってしっかり休むのも冷静な判断をするための方法の一つです。仕事で溜まると、気持ちがネガティブになり「今の仕事が合わない」と感じやすくなるでしょう。
一時的に仕事から離れてリフレッシュできれば、また意欲的に取り組めるようになる可能性があります。すぐ辞める決断をせず、心身の疲れを解消してから結論を出しても遅くはありません。
3.資格取得のために勉強をする
仕事が合わないと感じたときは、資格取得のために勉強するのも良いでしょう。特に資格の有無で業務内容や給与が変わるなら、やめたい原因が解消される可能性があります。
やりたいことが決まっている場合、転職後に活かせる資格を取得しておけば選考で有利になりやすいでしょう。在籍中に取得しておけば、収入源を確保しつつ勉強に取り組めるメリットもあります。
効率良く転職活動できるよう、「▲ヶ月後までに取得して転職する」と計画を立てると良いでしょう。
4.周囲の人に相談する
退職するか迷ったら、「仕事が合わない」と感じていることを信頼できる周囲の人に相談してみましょう。一人で悩みを抱え込んでしまうと、視野が狭くなるため会社を辞めることだけに意識が向きがちです。
誰かに相談することで、自分では思いつかなかった意見やアドバイスが聞けることがあります。相談相手は、会社の同僚や先輩に限らず、家族や友人など身近な人が良いでしょう。悩みを打ち明けるだけでも、気持ちが軽くなり、前向きに仕事に取り組めることもあります。
5.自己分析をする
「仕事が合わない」と感じたら、自己分析をするのがおすすめです。自己分析で自分の得意なことや苦手なことを改めて洗い出すことで、今の会社が合わない原因が見つかりやすくなるでしょう。
しっかりと自己分析して今の価値観をはっきりさせれば、自分に合った新しい会社を探すときにも役立ちます。「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムで自己分析を行うメリットや方法を解説しているので、チェックしてみてください。
仕事が合わないからとすぐ辞めるのは危険!転職時の注意点
仕事が合わないと感じても、その場の勢いや一時的な感情ですぐ辞めるのはリスクが伴うため避けるのが無難です。以下で、仕事が合わないと感じて転職するときの注意点をまとめたので、チェックしてみてください。
退職の前に転職活動をする
退職を決断したら、在籍中に転職活動を行うことをおすすめします。転職先が決まらないまま退職すると、収入源が途絶えた状態で転職活動をする必要があります。
転職活動を始めたからといって、すぐ再就職先が見つかるとは限りません。なかなか仕事が見つからず、生活が厳しくなる可能性もあるので、退職後に転職活動をするのは避けたほうが良いでしょう。
また、焦って転職先を決めるとブラック企業に入社したり、ミスマッチが起きたりする恐れもあります。余裕を持って仕事選びをすれば、自分に合った仕事が見つかりやすくなるでしょう。
引継ぎは丁寧に行う
退職する前に、丁寧に引継ぎを行っておきましょう。自分が辞めたあとも後任者がスムーズに業務をこなせるよう、分かりやすいマニュアルを作成しておくのがおすすめです。
自分が受け持っているすべての業務をリストアップしておくと、マニュアル作成時にも役立つでしょう。また、退職前に後任者と一緒に取引先に挨拶周りをすれば、信頼関係を保ったうえで業務に取り組めるので迷惑をかけずに済みます。
転職先のリサーチを徹底する
仕事が合わないと感じて退職するときは、転職先のリサーチを徹底することが大切です。たとえば、担当業務が初めに聞いたものと違ってやる気を失ったことで退職を決断した場合、転職活動の面接時に具体的な仕事内容を確認しましょう。また、入社後に仕事内容が変わる可能性があるかも確認するのも有効な質問です。
職場の雰囲気が合わず居心地の悪さから退職する方は、転職したい会社を見学するのがおすすめ。合わないと感じる原因が転職先で解決されるか見極めるために、念入りに情報収集をすれば自分に適した職場が見つかりやすくなるでしょう。
退職理由を説明できるようにする
退職を決意したら、退職理由を説明できるようにしておきましょう。転職活動における面接では、退職理由を聞かれることがあります。「性格的に合わない仕事だったから」といった曖昧な理由では、面接官に「嫌なことがあればすぐ退職しそう」「問題解決能力に欠ける」といったマイナスな印象を与えかねません。
ネガティブな退職理由であっても、ポジティブな内容に変換して伝えることを心掛けましょう。
職場の雰囲気が合わないときの退職理由の例文
職場の雰囲気が合わないときの退職理由を伝えるときの例文は、以下のとおりです。
「前職では、一人ひとりがそれぞれの仕事に取り組むのが主でした。私は、コミュニケーション能力を発揮して、チームで協力しながら一つのプロジェクトを達成し、将来プロジェクトリーダーとしてキャリアアップしたいと思い転職を決意しました。」
「実現したいキャリアビジョンを達成するため」といった目標を一緒に伝えることで、好印象を得られるでしょう。
仕事が合わないからすぐ辞めるか悩んでいる方に向けたQ&A
ここでは、仕事が合わないからすぐ辞めるか悩んでいる方によくある疑問をQ&A形式で解決します。
仕事が合わないからといって退職するのは甘えになりますか?
一概に甘えとはいえません。
仕事が合わないと感じる理由は、人間関係や労働環境など人によって異なるためです。ただし、「何となくやる気が出ないから」「仕事に行くのがめんどくさいから」といった理由で退職するのは、甘えと判断される可能性があるでしょう。そのため、面接時に退職した理由を明確に伝えないと、面接官にマイナスな印象を与えかねないので注意が必要です。
合わない会社はさっさと辞めるのが正解って本当ですか?
すべての人にとって、正解になるとは限りません。
最初合わないと感じても、業務内容の理解ができていないだけの可能性があるため、一定の期間が経てば悩みが解消されることがあるからです。ただし、工夫してもミスが減らなかったり、なかなか成果が出せなかったりする場合は転職したほうが良いでしょう。
仕事が合わないと感じたときの退職理由の伝え方が分かりません…
退職理由の伝え方が分からないときは、プロに相談するのがおすすめです。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、サービスの一貫で面接対策を行っているので、退職理由で好印象を与えるためのアドバイスをお伝えできます。面接に不安がある方も、自信を持って転職活動に臨めるでしょう。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。