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クリエイティブな仕事がしたい!おすすめの職種20選や向いている人を解説
更新日
この記事のまとめ
- クリエイティブな仕事とは、新しいものを作り出す創造的な仕事のこと
- クリエイティブな仕事には、「デザイナー」「ライター」「ディレクター」などがある
- 職種や就職活動のやり方によっては、未経験者もクリエイティブな仕事に就ける
- 未経験からクリエイティブな仕事に就くためには、スキルを身に付けておくと有利
- 未経験でクリエイティブな仕事で活躍できる人は、トレンドに敏感な場合が多い
「クリエイティブな仕事って?」「未経験からクリエイティブな仕事に就ける?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
クリエイティブな仕事の種類は豊富。職種によっては未経験からクリエイティブな仕事に就くことは可能です。このコラムでは、クリエイティブな仕事の職種や、向いている人の特徴を詳しく解説します。クリエイティブな仕事に就きたいと思っている人は、参考にしてください。
クリエイティブな仕事とは?
クリエイティブな仕事とは、新しく何かを作り出したり、創造物をさらにブラッシュアップしたりする仕事を指します。
絵や音楽といった芸術作品を作るだけでなく、企画やアイデアを生み出すのもクリエイティブな仕事です。クリエイティブな仕事に携わる人を「クリエイター」と呼ぶことも。ものづくりが好きな人にとって、クリエイターは憧れの職業といえるでしょう。
クリエイティブな仕事のおすすめ職種22選
クリエイティブな仕事の職種は多種多様です。以下では、クリエイティブな仕事と呼ばれる職種の一覧をご紹介します。
デザイン系
クリエイティブな仕事として、デザインを制作する仕事が挙げられます。デザインを制作する仕事の主な職種は、「グラフィックデザイナー」「Webデザイナー」「イラストレーター」などです。以下で、それぞれの仕事内容を詳しく解説します。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、主に雑誌やチラシ、広告、ポスターなど紙媒体のデザインを手掛ける仕事です。クライアントから依頼を受け、商品の魅力が伝わるようなデザインを制作します。中には、商品のパッケージや本の装丁をデザインする仕事も。自分の作成したデザインが商品のイメージに直結する面白さもあるでしょう。
「未経験からデザインの仕事は厳しい?おすすめの職種や目指し方を解説!」のコラムでは、グラフィックデザイナーに必要な能力について詳しく解説しています。クリエイティブな仕事に就きたいと考えている方は、あわせてご覧ください。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインやレイアウトなどを行う仕事です。Webサイトには、クライアントやユーザーのニーズを反映したデザイン化が求められます。見た目の美しさはもちろん、見やすさや使いやすさを考えたうえでデザインを制作することも重要です。
場合によっては、デザインだけでなくコーディングを行うことがあるので、「CSS」や「HTML」の知識が必要になることも。求められるスキルは多いですが、インターネットの普及により近年需要が高まっている職種です。
イラストレーター
イラストレーターは、クライアントから依頼を受け、要望に沿ったイラストを制作する仕事です。描いたイラストは、主に挿絵や広告、パッケージ、ポスター、ゲームなど幅広い分野で使用されます。独自の作風が人気のイラストレーターは会社に所属せず、独立しフリーランスで活動することも多いようです。
ゲームデザイナー
ゲームデザイナーとは、ゲーム中の背景やキャラクター、武器、操作画面などのビジュアルをデザインする職種です。最近は従来のテレビゲームだけでなく、ソーシャルゲームやスマートフォン向けアプリゲームなど、幅広い領域でゲームデザイナーが活躍しています。
デザイン力とともに、ゲームの専門知識やユーザーを惹きつける発想力が求められる仕事です。
CGデザイナー
CGデザイナーは、2次元もしくは3次元のコンピューターグラフィックをつくる職種です。近年はゲームや映画だけではなく、広告やアニメーションなど幅広い分野でCGビジュアルが求められるようになり、需要が高まっている職種といえます。
CGデザイナーになるには、Mayaをはじめとする制作ソフトを使いこなすスキルや、リアルな存在感を生み出すデザイン力、表現力が必要です。
ファッションデザイナー
服や装飾品をデザインし、型紙を起こしたり、仮縫いをしたりする仕事です。各工程は分業することもあり、パタンナーや生産管理と連携しながら服づくりを行います。ファッションデザイナーの働き方は主に以下の2種類です。
- ・企業デザイナー
・オートクチュールデザイナー
企業デザイナーは、アパレル企業内で大量生産を前提とする服のデザインを行います。オートクチュールデザイナーは、クライアントの依頼を受けて一着ずつ服をデザインしていきます。
インテリアデザイナー
住宅や事務所、商業施設の室内空間をデザインする仕事です。クライアントの要望にもとづいて、壁や床、証明、家具などをデザインします。建築家や施工会社と協力しながら作業を進めるので、センスだけではなく、コミュニケーション能力が求められる仕事です。
写真/映像制作・撮影系
映像制作に携わるクリエイティブな仕事には、テレビ番組やコマーシャル、ミュージックビデオの制作スタッフなどが該当します。また、広告代理店や制作会社に所属し、どのような映像を作るかを企画する人も含まれるでしょう。
動画・映像クリエイター
動画・映像クリエイターは、クライアントから依頼を受け、広告や企業のPR動画など、さまざまな動画の撮影や編集を行います。
昨今、動画・映像クリエイターの職種の一つとして注目されているのは「YouTuber」です。YouTuberとは、YouTubeに動画を投稿し広告収入やPR案件で収益を得ている人のことで「インフルエンサー」と呼ばれることもあります。自分のYouTubeチャンネルの登録者数や、再生回数、高評価数などが多ければ収益も増えるため、成功すれば高収入を得られることもあるようです。
未経験者も動画・映像クリエイターになれる?
動画配信サイトへの動画投稿は、未経験者も必要な機材があればすぐに始められます。どのような動画を制作するかにもよりますが、高度な動画編集のレベルを必要としない場合もあるようです。ただし、仕事として成立させられるほど収益を得られるクリエイターになるのは難しいことも。安定した収入を得たい人は注意しましょう。フォトグラファー
クライアントから依頼を受けて写真を撮影する仕事です。主に依頼を受けるのは、新聞社や出版社、広告代理店、Webメディアなど。ブライダルフォトに特化したフォトグラファーや、自分の個性を活かしてバイネームで活動するフォトグラファーもいます。
働き方は多様で、スタジオや新聞社に属して働く人もいれば、個人で活動する人もいるようです。
ライティング系
文章に関わるクリエイティブな仕事として代表的なのは、「ライター」です。ライターは文章を書く媒体によって、「Webライター」や「コピーライター」など名称が変わります。以下では、ほかの職種も挙げながらそれぞれの仕事内容を解説します。
ライター
ライターは、主に出版物に掲載する文章を書く仕事です。記事の内容によっては取材が必要になることもあり、取材した内容を分かりやすい文章でまとめる能力が必要になります。どのような媒体に関わるかによって必要とされる知識や技術は異なるものの、文章力があれば未経験から始められる仕事です。
Webライター
近年ではインターネットの普及に伴い、自社やクライアントのWebサイトのための文章を書くWebライターの仕事も需要が高まっています。Webライターが書くのは、企業のコラムや商品の紹介文など。読みやすい文章を書くスキルに加えて、SEO(検索エンジン最適化)やマーケティングの知識が必要です。
パソコンがあれば誰でも始められる仕事ですが、クラウドソーシングサイトで見つかる案件は文字単価が安く、安定した収入を得るには得意分野を持つ必要があります。
コピーライター
コピーライターは、企業の広告・宣伝に使用されるキャッチコピーを考える仕事です。クライアントと打ち合わせを重ねながら、商品(サービス)の概要や宣伝の意図を理解し、分かりやすく魅力的なキャッチコピーを制作します。
コピーライターは、ライターと違い、短い文字数で簡潔にまとめることが重要な仕事です。場合によっては、自分の制作したキャッチコピーがCMなどの宣伝に使われることもあり、多くの人の目に触れることでやりがいを感じられるでしょう。
編集者
編集者は、雑誌や書籍、漫画、パンフレットなどの内容の企画や制作指揮を行う仕事です。また、企画や指揮だけではなく予算やスケジュールの管理や、場合によっては自ら取材に赴くことも。必須の資格は特にありませんが、さまざまなスキルと経験が求められるクリエイティブな仕事といえるでしょう。
校正者
校正者は、新聞や書籍、広告などの印刷物に使用される文章のチェックを行う仕事です。誤字脱字の確認や、漢字や用語の間違いがないかの確認を行うため、高い集中力と文章の理解力が求められます。資格などは特に必須ではありませんが、日本エディタースクールが実施する「校正技能検定」が業務に役立つこともあるでしょう。
脚本家
脚本家は、映画やテレビドラマ、演劇などのシナリオを書く仕事です。オリジナルの脚本を書くこともあれば、小説や漫画などの原作をもとにすることもあります。
テレビ局や制作会社に所属するのが一般的ですが、有名になるとフリーランスとして活躍する人も。ゲームのシナリオを考案する人は、脚本家ではなくシナリオライターと呼ばれる場合もあるようです。
放送作家
テレビやラジオ番組の構成を考える職種です。脚本家はゼロからストーリーを考えますが、放送作家はプロデューサーやディレクターと共に、企画者として番組を考えるのが特徴です。作家とはいうものの、文章的な表現力より企画力が重視される仕事といえます。
小説家
小説家は、小説を執筆して書籍の印税で生計を立てる仕事です。ベストセラー作家ともなれば高収入を得られますが、多くの場合は小説以外の執筆活動や兼業で収入を得ながら活動しています。
小説家になるには、出版社が主催する賞を受賞するのが主な方法です。加えて最近では、インターネット上で公開した小説が話題を集めて書籍化することも増えています。
ディレクション系
ディレクションとは、ものづくりの方向性を定め、進捗管理を行う仕事です。ディレクションを行う仕事は、「ディレクター」「プロデューサー」などの職種が該当します。自分で何かを作り出すわけではありませんが、プロジェクトの全体に関わり、重要な役割を果たすクリエイティブな仕事といえるでしょう。
プランナー
プランナーとは、さまざまなコンテンツの企画・提案を行う仕事です。専門知識を活かし、制作の前段階となる設計プランを立て、プロジェクトの方針を定めます。代表的な職業として「広告プランナー」「ゲームプランナー」「ウェディングプランナー」などが挙げられるでしょう。
「ウェディングプランナーになるには?資格は必要?仕事内容ややりがいも紹介」のコラムでは、ウェディングプランナーの仕事内容について詳しく解説しています。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイトの制作でまとめ役となる仕事です。主に、クライアントから依頼を受け、要望通りのWebサイトを作るために企画の立案やチーム全体の進捗管理を担います。場合によってはプロジェクトの管理だけではなく、デザイン制作やコーディングなど、多様なスキルが必要になる場面もあるようです。
Webプロデューサー
Webプロデューサーは、Webサイト制作の総責任者として、スタッフの選定や予算策定、関係者との折衝を行う職種です。Webディレクターの上位職とされるものの、企業によって両者の業務範囲は異なります。
開発ディレクター
ITシステムの開発現場でプロジェクトメンバーに指示を出し、プロジェクトを成功に導く職種です。進捗状況をクライアントに報告したり、開発後のシステムの確認テストを行ったりします。プログラミングスキルといった専門知識が求められるのはもちろん、クライアントやチームのメンバーとやり取りするコミュニケーション能力が必要な仕事です。
開発ディレクターになるには、ITエンジニアとして開発に携わった後にステップアップするのが一般的な流れです。
クリエイティブディレクター
クリエイティブディレクターは、広告業界やIT業界などで制作現場の監督をする仕事です。主な仕事内容は、プロジェクトのすべての業務において企画や指揮を行い、スタッフをまとめ、指導や監督を行うこと。幅広い業務の管理を担当することになるため、豊富な経験や知識が求められるでしょう。
クリエイティブな仕事の種類は幅広い
クリエイティブな仕事の職種は幅広く、世の中に多数存在しています。紹介した職種に加え、画家や彫刻家といった芸術分野の仕事はもちろん、手作りの作品を販売するハンドメイド作家や、体の動きで感情を表現するダンサーもクリエイティブな仕事といえるでしょう。クリエイティブな仕事に共通していえるのは、自分の発想や想像力を活かし、何かを作り上げる仕事であることです。
クリエイティブな仕事の魅力
クリエイティブな仕事には、創作する喜びがあるのはもちろん、専門性が身についたり、実績を積めば独立できたりするメリットがあります。クリエイティブな仕事の魅力を確認しましょう。
自分の創作物を多くの人に見てもらえる
クリエイティブな仕事のメリットは、自分の制作した作品が多くの人の目に触れ、評価してもらえることです。作り上げる過程が大変であるほど、完成したものを多くの人たちに見てもらう喜びがあるでしょう。
完成させる喜びがある
クリエイティブな仕事はゼロから成果物を作り上げる苦労がある分、作品や制作物ができあがったときの達成感を味わえます。クライアントから感謝したり、完成したものが世の中に広まったりするのは、クリエイティブな仕事ならではのやりがいです。
評価が目に見える
クリエイティブな仕事は、作り上げたものへの評価が直接目に見えやすいのが特徴です。たとえば、広告であれば売上、動画なら再生数・いいね数といった風に、結果が数字で明らかになります。ときには厳しい評価を受けることもありますが、自分が制作したもので誰かが楽しんでくれたときは、大きな手応えを感じられます。
手に職を持てる
手に職が付けられることも大きなメリットです。クリエイティブな仕事のスキルを身につければ、それ一本である程度食べていくことが可能になります。自分のスキルが収入や年収に直結するので、仕事のやりがいも感じやすいでしょう。
実績をもとにキャリアアップ・独立しやすい
成果物が形に残るクリエイティブな仕事は、実績を積むことで確実に評価を高めてキャリアアップしていけます。実績があればより条件の良い企業に転職できるでしょう。得意分野があり固定のクライアントがいるなら、会社員として働くのではなくフリーランスや法人として活動する選択肢も考えられます。
クリエイティブな仕事の大変なところ
クリエイティブな仕事は自分の持ち味を活かす醍醐味がある一方で、「自分のセンスで作品のレベルが決まる」「決まった納期内で仕事を仕上げなければならない」といった苦労もあります。クリエイティブな仕事の大変なところを確認していきましょう。
センスが作品に反映される
クリエイティブな仕事では、自分のセンスや技術がそのまま作品に反映されます。体調や自分が置かれた環境の変化に関わらず、プロとして仕事をする以上は常に一定以上の品質を求められるでしょう。クライアントのニーズに応えるため、センスや技術を継続的に磨かなければならないのは、クリエイティブな仕事の大変なところです。
納期に追われ長時間労働になることがある
クリエイティブな仕事は、クライアントから依頼を受けて納期までに作品を納品するのが基本の流れです。納期までの期間や案件数によっては、制作物の納期に追われ激務になることも少なくありません。アイデアが出るまでに何日もかかり、限られた期間でできる限り良いものをつくるのに残業が続くこともしばしばです。
体力が求められる
クリエイティブな仕事はルーティンでこなせるものではないため、その都度全力で考え取り組む大変さがあります。自分にしかできない作業も多く、成果物が完成するまで粘り強く取り組む体力が必要です。納期が迫っているときは休憩する時間も少なく、さらにハードな働き方を強いられます。
正解がない中で作業しなければならない
クリエイティブな仕事には正解がありません。前回うまくいったとしても、次も同じ手法が通用するとは限らないからです。また、自分が良いと思ったものが、クライアントやユーザーに受け入れられないことも多々あります。
クリエイティブな仕事には、ゼロから発想する面白さがある反面、ゴールが見えない中で試行錯誤する苦労があるといえるでしょう。
常にスキルアップする必要がある
クリエイティブな仕事で成果を出し続けるには、スキルや知識をアップデートすべく日々の勉強が大切です。そのため、勉強する習慣がない人は、大変な仕事と感じる場合があるでしょう。
ネットやSNSで最新情報をチェックしたり、専門書を読んだりするなど、業務後にもインプットに時間を割く必要があります。好奇心旺盛で勉強が苦にならない人は別ですが、プライベートの時間に仕事のことを考えたくない人には、辛い面があるでしょう。
未経験からクリエイティブな仕事に就くために必要なこと6選
ここでは、未経験からクリエイティブな仕事に就く方法を紹介します。スキルを習得したり、「未経験者OK」の求人に応募したりするのが、クリエイティブな仕事に就くための近道になる可能性も。また、目標とする人を見つけ、どのようなクリエイターになりたいのかを明確にするのも、クリエイティブな仕事に就くには必要なプロセスといえるでしょう。
未経験からクリエイティブな仕事に就くために必要なこと
- 仕事のロールモデルを見つける
- 明確な目標を立てる
- 独学で学ぶ
- 大学やスクール、専門学校に通う
- 未経験を募集する求人に応募する
- クリエイティブな仕事に役立つスキルを習得する
1.仕事のロールモデルを見つける
未経験の場合、まずはクリエイティブな仕事で活動している人の中から、ロールモデルを見つけるのがおすすめです。「この人のようなクリエイターになりたい」「この人の作るような作品を自分も作りたい」といった明確な目標ができると、具体的にどのような行動に移せば良いかが見えてくることもあるでしょう。
自分が興味のある分野の作品に多く触れ、強く心を惹かれた作品を手掛けた人について詳しく調べると、目標となる人物が見つけやすくなります。
2.明確な目標を立てる
未経験からクリエイティブな仕事に就くためには、自分がどのようなクリエイターになりたいかを明確にし、将来の目標を立てておきましょう。「自分の納得いく作品を作り続けたい」「自分の作品を有名にしたい」といったように、目標はクリエイターによってさまざまです。
どのような仕事をしたいかによって、選ぶ企業や学ぶべきスキルも変わってくるでしょう。自分が将来なりたいクリエイターになるためにはどうすべきかを考え、それに沿って行動に移すのが大切です。
3.独学で学ぶ
クリエイティブな仕事に必要なスキルを身につける方法の一つは、独学です。独学では、書籍や学習サイトを使って知識を身につけます。一緒に勉強したり情報交換したりする仲間が欲しいときは、勉強会に参加しても良いでしょう。
独学は、自分のペースで勉強できるのが利点です。ただし、疑問点があっても解消しにくく、挫折しやすいというデメリットもあります。
4.大学や専門学校、スクールに通う
独学での学習が難しい場合は、大学や専門学校、スクールに行って学ぶのが良いでしょう。大学や専門学校に通う場合、2~4年間という時間をかけて確実にスキルを習得できます。
スクールの場合、学習期間は数ヶ月~数年とさまざまです。現職がある社会人は、働きながら通えるスクールを探すのが良いでしょう。スクールによっては、就職・転職活動の支援を行っているところもあります。
5.未経験を募集する求人に応募する
「未経験者OK」の求人に応募するのも、クリエイティブな仕事に就く近道の一つです。この場合、働きながらスキルを身に付けていくことになるでしょう。経験者だけではなく、応募者のポテンシャルを重視している企業は多くあります。
未経験だからといって諦めず、希望職種で根気強く求人を探してみましょう。ただし、「未経験者OK」の求人は応募者が多く競争率も高くなりがちです。「内定もらえる人はどんな人?特徴や性格は?」のコラムでは、内定を得る方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
6.クリエイティブな仕事に役立つスキルを習得する
実際に仕事で役立つスキルを習得すると、未経験からクリエイティブな仕事に就くのに役立つでしょう。
必要なスキルは職種によって異なります。たとえば、Webデザイナーとして働く場合、「Photoshop」や「Illustrator」といったツールを使いこなすスキルは必須です。そのため、ある程度使い方を習得しておくと、採用選考で有利になります。
そのほか、クリエイティブな仕事に役立つ資格を取得するのもおすすめです。クリエイターの仕事は作品のクオリティが重要視されるため、必ずしも資格が必要なわけではありません。しかし、採用選考においては自らの持つ知識やスキルを示す指標になるため、資格があると役立つでしょう。
クリエイティブな仕事としてデザインに関わる職種や、他の職種に興味がある方は、「クリエイティブ職の適性とは?仕事内容や未経験からの転職方法も解説」も併せてご覧ください。
クリエイティブな仕事におすすめの資格
クリエイティブな仕事に役立つおすすめな資格には、以下のようなものがあります。
- ・ウェブデザイン技能検定
・Web検定
・DTP検定
・DTPエキスパート
・色彩検定
・カラーコーディネーター検定
・Illustrator®クリエイター能力認定試験
クリエイティブな仕事に就くうえで持っておくと良い資格は、職種によって異なります。Webデザイン系の仕事を目指すのであれば、「ウェブデザイン技能検定」や「Web検定」「Illustrator®クリエイター能力認定試験」がおすすめです。
広告や出版に関わる仕事に就きたいのであれば、「DTP検定」や「DTPエキスパート」といった資格があります。また、「色彩検定」や「カラーコーディネーター検定」などは、デザインに関わる仕事全般で役立つでしょう。
クリエイティブな仕事に向いている人の特徴
未経験でクリエイティブな仕事で活躍するためには、フットワークの軽さや情報のキャッチアップ力などが問われます。また、クライアントの求めるものを的確に読み取る能力がある人は、クリエイティブな仕事に向いているといえるでしょう。
フットワークが軽い人
フットワークが軽い人は、クリエイティブな仕事に向いているでしょう。企業に所属しているクリエイターは、創作物をコンスタントに制作する必要があります。そのため、思いついたアイデアをすぐ形にする行動力が重要です。
また、新たなアイデアを生み出すためにインプットは欠かせません。アイデアのもとになりそうなものを探しに展覧会やワークショップに参加したり、新たなスキルを身に付けたりといった行動ができる人は、クリエイティブな仕事に適性がある可能性が高いでしょう。
ものづくりが好きな人
絵やデザインを制作したり、文章を書いたりなど、ものづくりが好きな人はクリエイティブな仕事で力を発揮しやすいでしょう。華やかな側面が注目されがちなクリエイティブな仕事ですが、ときには単調な作業を行うなど、根気が必要になることもあるかもしれません。
たとえば、デザイナーはクライアントの要望に合わせ、何度も創作物に修正を加えたり、ときには一から作り直したりすることもあるようです。そのため、ものづくりが好きなことに加えて、毎日地味な作業が続いても手を抜かず、真摯に仕事と向き合える人はより良い結果が残せるでしょう。
コミュニケーション能力がある人
クリエイティブな仕事では、コミュニケーション能力があることも大切です。多くのクリエイターは企業や個人といった依頼主(クライアント)の要望を汲み取ったうえで、制作を進めます。そのため、クライアントと意思の疎通をスムーズに行い、先方が求めているものを聞き出せる力が、クリエイティブな仕事には求められるでしょう。
また、ディレクターやプロデューサーといった職種の場合、納期や予算、人員の管理などビジネスを円滑に進めるための調整能力も求められます。
新しいものに関心がある人
新しいものに関心があることは、クリエイティブな仕事をするうえで重要な要素です。すべてのクリエイターが流行に乗った創作物を作っているわけではありません。
しかし、文章やグラフィック、雑誌といった媒体は多くの人に向けて発信するため、流行に沿っているかどうかで人々の反応が変わります。ある程度新しいものを柔軟に取り入れていけると、クリエイティブな仕事で成功する確率を高められるでしょう。
知識・技術を吸収する向上心がある人
クリエイティブな仕事では、常に向上心を持って新しい知識や技術を吸収する姿勢も重要です。クリエイティブな仕事は多種多様ですが、どの職種でも最新のトレンドをチェックしたり、自分のスキルを磨いたりなどの向上心が必要になります。
向上心を持って仕事をすることで、自己成長やスキルアップにつながりやすくなるため、クリエイティブな仕事でも自分の力を発揮できる可能性が高まるでしょう。「仕事できる人の特徵とできる人になるためのヒントまとめ」のコラムでは、仕事ができる人の特徴について触れているので、ご参照ください。
発想力がある人
時代の先をいく作品をつくるには、ほかの人にはない発想力が必要です。固定観念にとらわれることなく独自の発想ができることは、クリエイティブな仕事をするうえで強みとなります。
スケジュール管理ができる人
クリエイティブな仕事には納期があり、さらにクライアントからの変更・修正依頼が発生することがしばしばです。その際、急な追加依頼であっても、納期が延びないこともあります。そのため、クリエイティブの現場では、余裕を持ってスケジュールを管理する能力が不可欠です。
クリエイティブな仕事に向いていない人の特徴
時間をかけて作業に取り組むのが苦手な人は、クリエイティブな仕事には向いていない可能性があります。ここでは、クリエイティブな仕事に不向きな人の特徴を挙げるので、自分の適性を判断する参考にしてください。
粘り強く作業できない人
クリエイティブな仕事では、ゼロから作品を生み出し、クライアントや世の中のニーズを満たすことが求められます。何もない状態から成果物を生むには、時間をかけてアイデアを練り、作品を完成させる作業が必要です。ときには長時間労働になったり、クライアントの要望で何度も修正したりすることもあるでしょう。
クリエイティブな仕事は、「これだけ時間をかければ終わる」という性質のものではありません。その点を踏まえると、粘り強く作業を継続できない人には不向きな可能性が高いです。
変化しない環境が好きな人
新しいものをゼロから生み出すクリエイティブな仕事は、自ら変化を生み出す仕事でもあります。作品を生み出すのに決まったマニュアルや正解はないため、その時々の社会の状況やユーザーのニーズを読み取り、柔軟に対応することが必要です。
そのため、「いつも同じ環境でマニュアル通りに作業したい」という人は、クリエイティブな仕事との相性が良くないと考えられます。
クリエイティブな仕事の働き方
クリエイティブな仕事は、働く場所によって業務内容が異なります。以下で解説するポイントを、就職・転職の際の会社選びの参考にしてください。
制作会社
制作会社は、自社以外のクライアントからの依頼で創作物を制作・提供します。クライアントの要望に答えるのが第一とされ、臨機応変に対応する力が求められるでしょう。クリエイターとしてのスキルが鍛えられるため、「将来クリエイティブな仕事で活躍したい」「自分のスキルアップを目指したい」と考える未経験の人におすすめです。
制作会社と代理店の違い
制作会社と似た業態に代理店があります。制作会社は創作物の企画や制作を中心に行うのに対し、代理店は企画や制作に加え、市場調査や分析といったより幅広い業務に関わる事業者です。なお、代理店にはさまざまな業種があります。「広告代理店とは?年収は?詳しい仕事内容・職種や活かせるスキルを解説」のコラムでは広告代理店について詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
事業会社
事業会社とは、製品やサービスを作り出し、自ら事業を行う会社です。事業会社で働くクリエイターは、自社のメディアで記事を書いたり、自社で販売する商品をデザインしたりします。ある程度同じ方向性の仕事を進めていくため、一つのことに対して深く追及していきたい人に向いているでしょう。同じサービスや商品に継続的に関われる場で、クリエイティブな仕事をしたい人におすすめです。
フリーランス
フリーランスとは、特定の企業や組織に所属せず、個人で仕事を請け負い収入を得る働き方です。企業に所属するより、自由な作風で作品を制作できたり、自由な働き方を選択できたりすることがメリットといえます。
ただし、安定して収入を得られるようになるには、高いスキルや自己管理能力が問われることも。クリエイティブな仕事で働きたい未経験の方は、まずは制作会社や事業会社で自分の実力を伸ばし、実績を積んだうえで独立するのも選択肢の一つです。
クリエイティブな仕事でキャリアを積むには?
クリエイティブな仕事のキャリアパスは、「特定の仕事で一定の成果を上げる→自分の担当案件が大きくなる→さまざまな案件の取り扱いができる→ディレクションに回る」という流れが多いようです。
また、実力をつけフリーランスとして仕事をする方法もあるでしょう。ただし、フリーランスになる場合、収入が不安定になるリスクや、営業から事務作業、トラブル対処まで自分で行う必要がある点に考慮が必要です。
クリエイティブな仕事の年収は安定している?
クリエイティブな仕事の年収や収入の安定性は、その人の働き方によって大きく左右されます。場合によっては、制作会社の従業員として働いているクリエイターよりも、フリーランスとして活動している人のほうが大きく稼げる可能性があるからです。しかし、前述のとおり、フリーランスで働く場合は収入が安定しないリスクがあります。企業の従業員としてクリエイティブ職に就いている人は、雇用が保障されているため収入が不安定になる可能性は低いでしょう。
未経験からクリエイティブな仕事に転職する道はある!
未経験からクリエイティブな仕事に就くことは可能です。デザイナーやグラフィック系の仕事は、専門的な知識が必要になることもあるため、専門学校や通信教育を利用してスキルを身に付けると良いでしょう。
専門知識が必ずしも必須とされないクリエイティブな仕事の場合は、経験より成果物のクオリティのほうが重視される傾向にあります。たとえば、Webライターは書いた文章が高く評価されれば、未経験者も十分活躍できるでしょう。
未経験からクリエイティブな仕事を目指す人は就職・転職エージェントを利用するのも選択肢の一つです。就職・転職エージェントでは、利用者の希望や適性を考慮した求人情報を紹介してもらえます。また、応募書類を作成するにあたってのサポートも受けられるので、未経験の職種に就職・転職する際におすすめのサービスといえるでしょう。
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クリエイティブな仕事に関するQ&A
最後に、クリエイティブな仕事に関する疑問や質問にお答えしていきます。クリエイティブな仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
クリエイティブな仕事にはどんなものがある?
Webデザイナーやフォトグラファー、イラストレーター、映像編集者など幅広い職種があります。コピーライターや記者など、紙媒体の制作に関わる職種もクリエイティブの仕事といえるでしょう。また、世の中のニーズに答えて商品やコンテンツを企画する仕事もクリエイティブ職の一種です。
詳しくは、このコラムの「クリエイティブな仕事のおすすめ職種22選」もチェックしてみてください。
文系におすすめのクリエイティブな仕事は?
文系の方が力を発揮しやすいクリエイティブな仕事は、「ライター」「編集者」「校正者」などです。前述した職種は、資格や卒業学部を問わない場合も多いので、文章力に自信がある文系の方に適している仕事といえます。
文系の方が活躍しやすい職種については「文系におすすめの職業一覧をチェック!年収ランキングも紹介」でも詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
クリエイティブな仕事で高収入は望める?
働き方によっても異なりますが、クリエイティブな仕事に関するスキルや実績を積むことで、高収入を得やすくなる可能性があります。一般的にクリエイティブな仕事には専門的な知識や技術が求められるもの。そのため、スキルや経験を多く身につけ、周囲からの評価が上がるにつれ、給与や単価もアップしやすいでしょう。
ハタラクティブでは、求職者一人ひとりの要望や適性を踏まえた求人紹介を行っています。「クリエイティブな仕事に就きたい」「今よりも収入を上げたい」などで就職・転職活動を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。
高卒ですがクリエイティブな仕事に就けますか?
クリエイティブな仕事の職種は多種多様なため、学歴や資格の有無を問わないものも多く存在します。特に「イラストレーター」や「ライター」は、個人の作風やスキル、実績などが評価されやすい傾向にあるでしょう。
高卒の方の仕事探しのコツは「高卒の仕事探しのポイントは?希望の就職を叶える4つのコツを解説」でも解説しています。
30代・未経験でクリエイティブな仕事に就くには?
30代・未経験からクリエイティブ職へ転職するには、今までの経験で培ったビジネススキルに加え、その職種に関する最低限の知識や技術も身につけていると、採用の可能性がより高まるでしょう。未経験者歓迎の求人でも、「Photoshop」「Illustrator」といった編集ソフトの操作は実務経験者レベルを求められることもあります。また、クリエイティブな仕事に就きたいという熱意を伝えるために、自分の制作物をまとめたポートフォリオの作成や、有利な資格を取得するのも一つの手です。
「30代から目指せる職業を紹介!男女別におすすめの仕事を解説」のコラムでは、30代で転職する際のポイントや、面接官に求められることを解説しています。参考にしてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。