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仕事が面白くないのは当たり前?楽しくないと感じたときの対処法を紹介!
この記事のまとめ
- 「仕事が面白くない」と感じる人は少なくない
- 仕事が面白くない主な理由は、「人間関係の悪さ」「正当に評価されないと感じる」など
- 「仕事が面白くない」と感じながら働き続けると、時間を無駄にしてしまう可能性がある
- 仕事が面白くない場合でも、社内の人に愚痴をこぼすことは控える
- 仕事が楽しくないと感じたら、原因を分析して転職を検討するのも選択肢の一つ
「仕事が面白くない」「辞めたい」と感じている方もいるでしょう。仕事が面白くないと感じる理由は、「やりがいがない」「自分に合っていない」などさまざま。原因に合わせた対処法を実施し、貴重な時間を無駄にしないことが大切です。
このコラムでは、仕事が面白くないと感じる理由や対処法などをご紹介します。「仕事が面白くない」ときにおすすめできない行動や転職をする際の注意点もまとめているため、ぜひご一読ください。
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「仕事が面白くない」と感じる人は少なくない
社会人として働くうえで「仕事が面白くない」と感じる人は少なくないようです。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、仕事に満足していない理由の割合は、以下のような結果になっています。
この調査では、仕事に「全く満足していない」「あまり満足していない」と回答した人に理由を尋ねました(回答者数:正社員260人、フリーター201人、18~29歳の正社員とフリーターを対象に調査、上位の理由を抜粋)。
仕事に満足していない理由 | 正社員 | フリーター |
---|---|---|
給与 | 34.6% | 31.1% |
仕事におもしろみを感じない | 20.4% | 20.4% |
人間関係の悪さ | 10.8% | 14.4% |
休日休暇日数 | 7.7% | 6% |
成長しにくい環境 | 6.9% | 5% |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2024/2-4. 仕事に満足していない理由」
正社員が仕事に満足していない理由において、「仕事におもしろみを感じない」という回答の割合は、2位の20.4%という結果でした。
この結果からも、「仕事が面白くない」と感じる人は少なくないことが分かります。仕事を面白くないと感じる人は一定数いるため、「自分だけ?」と悩み過ぎないようにしましょう。
しかし、「面白くない」と感じながら仕事を続けると、パフォーマンス低下の恐れなどもあるため、対策を考えることをおすすめします。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
仕事が面白くない・楽しくないと感じる8個の理由
仕事が面白くない・楽しくないと感じる理由は、「会社の人間関係が良くない」「仕事が合わない」などが挙げられます。また、どんなにやりたい仕事でも、評価されなければモチベーションが下がり、面白くないと感じるようになるでしょう。
ここでは、仕事が面白くない・楽しくないと感じる理由について紹介します。
仕事が面白くないと感じてしまう原因について、代表的なものとその中身を教えてください
「仕事が面白くない」と感じる4つの代表的な原因
「仕事が面白くない」と感じる4つの代表的な原因として、以下のようなものが挙げられるでしょう。
【1.仕事にやりがいを感じられない】
単調な業務の繰り返しが続くと、飽きを感じやすいですよね。ほかにも、自分の仕事がどのように役立っているのかが分からず、モチベーションが下がることも考えられます。
【2.仕事が自分の興味や価値観に合わない】
仕事内容が好きではなかったり、自分の得意な分野とかけ離れていたりすると、仕事に面白さを見いだしにくいでしょう。また、職場や上司の方針が自分の価値観や倫理観と合わない場合、仕事に対する意欲や満足感が低下することもあるようです。
【3.職場環境や人間関係の問題】
チーム内で孤立し、周囲からのサポートがないと、楽しさよりもストレスを感じるでしょう。また、人間関係のトラブルがあると、仕事そのものが面白いかどうかを感じる余裕がなくなることも。
【4.外部からの過剰なプレッシャー】
常に周りからの評価を気にしてしまったり、過度な業務負担があったりすると、余裕がなくなるでしょう。
1.会社の人間関係が良くない
会社の人間関係の悪さが、「仕事が面白くない・つまらない」という感情につながる場合があります。人間関係のストレスが原因で、会社に行きたくないと思ってしまったり、仕事に対するモチベーションが下がってしまったりする可能性が考えられるでしょう。
モチベーションが低下してしまうと、今までやりがいを持っていた仕事も「面白くない」と感じてしまいかねません。そのため、人間関係が良好であることは、楽しく仕事をするために非常に大切な要素といえるでしょう。
2.仕事にやりがいを感じられない
仕事にやりがいを感じられないことは、「仕事が面白くない」という感情につながります。仕事にやりがいを感じない原因は人によって異なりますが、「何の役にも立っていない」「何のために今の仕事をしているのか」など、自分の仕事に対して意義を感じられないことが原因の場合があるでしょう。
仕事にやりがいを見出せない場合は、「自分の仕事が何の役に立っているか」を客観的に考えてみるのも対処法の一つ。すべての仕事に意味があり、何かの役に立っています。自分が日々行っている仕事を客観的に見つめなおすことで、新しい考え方や見方に気が付き、新たなやりがいを見つけられる可能性があるでしょう。
3.仕事で正当な評価がなされない
どれだけ仕事を頑張っても、周囲から正当な評価を得られないと感じている場合、モチベーションの維持が難しくなる可能性があります。先述したとおり、モチベーションが低下してしまうと「仕事が面白くない」という感情につながるため、まずは自分が本当に正当な評価を受けられていないのかを知る必要があるでしょう。
仕事で思うように評価されない理由を知りたい方は、「仕事が評価されないと感じたら退職すべき?改善策などを紹介」のコラムをぜひご覧ください。
4.仕事が合わない
「仕事が面白くない」と感じている場合、業務内容や働き方が自分の適性に合っていない可能性があります。仕事には人によって向き不向きがあるため、自分の適性を理解できれば、得意な役割やタスクも見えやすくなるでしょう。
自分の適性に合う仕事が分からない場合は、自己分析をおすすめします。自己分析のやり方が分からない方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムで紹介していますので、ぜひ実践してみましょう。
5.忙し過ぎる
あまりにも多忙過ぎると、十分な休息が取れずに疲れが溜まり、体力に限界を感じる場面がくるでしょう。休息が取れずに働き続けると、体調を崩してしまったり、集中力が続かずケアレスミスが増えてしまったりする可能性があります。このような状態で、仕事を楽しむことは非常に難しい傾向です。忙しいと次第に心の余裕もなくなっていき、精神的にも限界を迎えやすくなってしまいます。
6.思うように結果が出せない
自分が思うような結果を出せないと、働いても達成感を得られず、「仕事が面白くない」と感じることにつながります。結果を出せないことに焦り、頑張れば頑張るほど、精神的に追い込まれる悪循環に陥ってしまわないように注意が必要です。
なお、自分の仕事に対する理想が高過ぎる結果、問題なく結果を出していたとしても、自分では出来ていないと思い込んでしまう場合があります。目標が高過ぎて自分を責めてしまっていないか、客観的に振り返ってみましょう。自分の実力を正しく認識し、適切な自己評価をすることが大切です。
7.ストレスや苦痛を感じる
日々の業務に過度なストレスや苦痛を感じている場合、「仕事が面白くない」と感じる大きな理由となります。「結果を出すことが当たり前」というプレッシャーが掛かる環境に置かれていたり、重要な役割を担っていたりする方は、特にストレスを感じやすいでしょう。
ストレスを解消する方法はさまざまですが、まずはしっかりと休息を取ることが大切。ほかの人に話を聞いてもらったり、運動をしたりするのもおすすめの対処法です。
仕事のストレスが強く、精神面や体調面に影響が出てしまった場合には、退職したほうが良いですか?
まずは医師に相談を。休職となれば傷病手当金を受給できる場合があります
仕事のストレスが強くて体調が思わしくない、回復もままならない。そうした事態に直面すると、誰でもすぐに「退職」の二文字が頭をよぎるものです。
しかし、すぐに退職を決めてしまうのは早計といえます。なぜなら、退職により収入が途絶えてしまう、次の仕事になかなか就けないなどの事態により、体調の回復がさらに遅れる場合もあるからです。
仕事に支障をきたすほど心身に問題がある場合は、まずは医師に相談し診断書を入手しましょう。診断書を会社に提出することで、休職させてもらえる場合もあります。
休職となれば、傷病手当金の請求も可能です。有給休暇や欠勤日数を気にせず、一定の収入を確保できるので、退職せずに治療に専念できます。
また、ストレスの原因が社内の人間関係や業務上のトラブルである場合は、誰にも相談せず退職するのではなく、まずは上司や先輩に相談してみましょう。
自分一人ではどうにもならないことでも、相談することで問題が解決に向かい、ストレスを解消できる場合もあります。退職を決める前に試してみてくださいね。
8.仕事に不慣れまたはスキル不足で余裕がない
新人でまだ仕事に慣れていなかったり、スキルがないことによって余裕がない場合、仕事に面白さを感じられないときがあるでしょう。このパターンは、時間が経過し仕事に慣れ、スキルが備わると面白さを感じるようになる可能性があります。目の前の仕事をこなすのに精一杯という場合は、少し様子を見てもよいでしょう。
毎日仕事が面白くなくてどうにかしたいと思っている場合には、仕事の辛さを克服する対処法が書かれているコラム「仕事が辛いのは当たり前?しんどいと感じる原因と対処法を解説」をチェックしてみてください。
仕事に慣れることで仕事の効率が上がり、余裕が生まれます。そうすると新しい挑戦に目を向けやすくなり、そこから楽しさを見つけられる可能性があるでしょう。
以下のようなポイントが、慣れとともに楽しさを引き出すカギになります。
・ルーティン作業でも工夫の余地を見つける
・仕事に関するスキルアップを目指す
・人とのつながりを活かして仕事をする
それでも面白さを感じられない場合は、仕事内容や環境、価値観とのミスマッチが原因の可能性があります。その際は、自分にとって「楽しい」と感じる条件が何なのかを見つめ直してみましょう。
仕事が面白くないときに起こりうる6つのデメリット
面白くないまま仕事を続けることには、貴重な時間を無駄にしてしまう恐れや、自己肯定感が下がってしまうといったデメリットが考えられます。以下のデメリットが自分に当てはまるかどうか、現在の状況を踏まえて参考にしてみてください。
仕事が面白くないときに起こりうるデメリット
- 時間を無駄にしてしまう
- モチベーションが下がり成果を出しづらくなる
- 自己肯定感が下がってしまう
- ストレスが溜まる
- 将来の計画が崩れる可能性がある
- 体調に影響が出る
1.時間を無駄にしてしまう
自分に合わない仕事を無理して続けていると、社会人としての貴重な時間を無駄にしてしまっている可能性があります。特に、若年層はポテンシャルを評価されて、未経験の業界に転職できることもあるため、早めに見切りをつけることも大事です。
20代の経験や過ごし方は、将来の収入や出世にも大きな影響を与えます。仕事の面白さだけで身の振り方を決めるのではなく、早めに自分の性格や適性を見極めることが大切です。ただし、急いで退職すると後悔することもあるので、退職する前に周りの意見にも耳を傾けたり、客観的に振り返ったりしてみましょう。
限られた時間を有効に使おう
「仕事が面白くない」と思いながら仕事を続けていると、キャリアビジョンを実現しにくくなる可能性があります。そのため、退職せずそのまま同じ会社に残る場合、毎日「つまらない」「やりがいを感じられない」と思いながら業務を行うのではなく、楽しさを見出す努力をしてみましょう。
若いうちに成果を多く出すことができれば、上司や役員たちからの評価も上がり、社会人生活の貴重な時間を有効に使いやすくなります。
2.モチベーションが下がり成果を出しづらくなる
面白くないと思いながら仕事を続けていると、モチベーションが低いまま毎日の仕事をこなすことになります。そのため、ケアレスミスが増えたり、思うように成果を挙げられない場合もあるでしょう。
結果的に上司からの評価が下がり、簡単な仕事しか任されなくなってさらに楽しくない状態が続く恐れも。悪循環に陥る前に、仕事が面白くないと感じる原因を把握して対処法を見つけることが重要です。
3.自己肯定感が下がってしまう
仕事が面白くないと思いながら業務を行っていると、自己肯定感が低下することもあります。仕事に集中できていない自分が嫌になってしまったり、ミスが増えて「自分はダメな人間だ」「自分は仕事で成果を出せない」と思ってしまったりするなど、自己評価を下げてしまうでしょう。
自己肯定感が下がるデメリットに関して詳しく知りたい方は、「自分に自信が持てない原因とは?自己肯定感を高める方法を紹介」をぜひ参考にしてみてください。
自己肯定感は高めるものではなく、本来の自分を取り戻すヒント
自己肯定感を高めるというよりも、自分を自然に肯定できるようになるためのポイントをお伝えします。
【1.自分を肯定できる環境に身を置く】
無理して合わない環境にいるのではなく、自分を受け入れてくれる環境を見つけましょう。
【2.自己決定感を持つ】
「自分の意思で選び、行動している」という感覚を大切にすることがポイントです。人間は「自分の行動を自分で選んでいる」と感じるとき、より幸福感や満足感を得やすいとされています。たとえ理不尽な状況でも、自分で選べる部分を意識的に見つけることが、気持ちの安定につながるはずです。
【3.肯定的な言葉を使うようにする】
「こうなったらどうしよう…」と不安になったときに、「まずはこうしてみよう」と考える習慣をつけましょう。
【4.できたことに目を向ける】
他人と比べるのではなく、過去の自分と比べて「これができた」と感じられることを大切にしましょう。
【5.やりたいことを増やす】
自分が純粋に楽しい、心地よいと感じる行動や趣味を増やし、満足感を積み重ねていきましょう。
4.将来の計画が崩れる可能性がある
「仕事が面白くない」と感じながら働き続けると、将来の計画が崩れてしまう可能性があるでしょう。
現在の会社に入社する前に考えていた将来の計画では、仕事にモチベーションを持って働いていることを想定していたはずです。しかし、「仕事が面白くない」とモチベーションが低下すると、計画通りにはいかなくなることも。当初予定していたキャリアプランの変更を余儀なくされる場合もあるでしょう。
5.ストレスが溜まる
面白さを感じられずに仕事を続けていると、ストレスを溜めることにつながる可能性があるでしょう。ストレスが溜まったままだと、精神面に支障をきたす恐れがあります。仕事以外でも、何をしていても楽しさを感じなくなった際は、無理をせずに休息を取るようにしましょう。
6.体調に影響が出る
上述したとおり、「仕事が面白くない」と感じながら業務を続けていると、ストレスの影響で体調まで崩してしまう可能性があります。
ストレスを放置して精神面と身体面の両方にダメージを受ける前に、適切にストレスを解消することが大切です。ストレス解消法については、「ストレス発散できないときはどうする?すぐに実践できる解消法や対策を解説」のコラムで紹介しています。
仕事が面白くない、楽しくないときの対処法10選
「仕事が面白くない」「やる気が出ない」と思ったときには、「上司や先輩に相談する」「面白くない原因を分析する」といった方法を試すのがおすすめです。以下では、仕事が面白くないと思ったときの対処法を紹介します。すぐに実践できる内容が多いので、自分の悩みや適性に合わせて積極的にチャレンジしてみましょう。
1.上司や先輩に相談する
「仕事が面白くない」と感じる原因を解決するために、会社の上司や先輩に相談するのもおすすめの対処法です。上司や先輩から改善点を教えてもらえれば、解決の糸口が見えやすくなるでしょう。
相談するときには、「もっと会社に貢献したい」「さまざまな仕事にチャレンジしたい」などと、自分のやる気を伝えることがポイントです。いつでも気軽に相談できる上司や先輩社員などがいれば、精神的にも楽になります。良好な人間関係を社内で築くために、普段から積極的にコミュニケーションを取るように心掛けましょう。
自分に対する客観的な評価を聞いてみよう
仕事を楽しくするためには、自分に対する客観的な評価を聞いてみるのもおすすめです。上司や先輩に相談することで、自分が職場でどのような存在で、どう評価されているのかを知ることができます。客観的な意見を取り入れることで自分が取るべき行動が分かるようになり、考えも適切に整理できるようになるでしょう。
2.仕事が面白くなるよう工夫する
任された仕事が簡単だったり、単純な仕事だったりして「面白くない」と感じている方は、楽しくできる工夫をしてみることがおすすめです。たとえば、単純作業なら目標とする時間を設定して、その時間までに完了させるというチャレンジをしてみましょう。試行錯誤しながら仕事を進めることは、仕事のマンネリ化解消につながります。
また、仕事のクオリティーを高めることを目標にするのも効果的です。細部にも気を配れるようになり、簡単な仕事にも面白さを感じられるようになるでしょう。
3.何事も自分ごととして取り組む
仕事が面白くないのは、目の前の業務にコミットしていないのが原因という場合もあります。「将来は●●のプロフェッショナルになろう」「早く出世したい」と将来に目が行き過ぎてしまい、日々の仕事が流れ作業になってしまっている状況です。
どれだけがんばっていたとしても、指示された仕事をうまくこなしているだけでは、「自分の仕事」という意識を持ちにくいでしょう。当事者意識を持ち、仕事を面白くするのも自分次第だと考えることが大切です。
4.プライベートを充実させる
「仕事が面白くない」と感じてしまう場合は、プライベートを充実させるのも対処法の一つです。仕事が終わった後や休日に、人と過ごしたり趣味を満喫したりすることで、気分転換になりリフレッシュできます。プライベートでストレスを発散できれば、気持ちを切り替えて仕事に打ち込める可能性があるでしょう。
5.面白くない原因を分析する
ただ「仕事がつまらない」「面白くない」と考えるのではなく、自分にとって何が嫌なことで、何に楽しさを感じられるかを分析してみましょう。分析することで、改善策や対処法・自分の得意分野が見えてきます。
自分が得意なことにはやりがいを感じられることもあるため、得意な仕事は積極的にこなしましょう。自分の得意な分野で仕事仲間が困っているときは、意欲的にサポートすることで感謝される機会が増える可能性もあります。仕事で人の役に立ったり、チームで一つの仕事をやり遂げる楽しさを知れば、仕事にやりがいを持てるようになるでしょう。
仕事が面白くないと感じた場合に原因を発見する3つのステップ
「仕事が面白くない」と感じる原因を見つけるために、3つの行動を試してみましょう。
【1】内省
まずは「なぜ、仕事が面白くないと感じるのか」を自ら掘り下げてみましょう。担当している業務内容を詳細に書き出し、ひとつひとつの作業について「自分の強み・弱みのどちらに該当するか」「不安や不満に感じるものは何か」を記述することで、おのずと原因が見えてきます。
【2】相談
内省で原因がつかめなければ、上司や先輩に相談することも検討しましょう。本人よりも客観的に問題点をとらえている場合もあります。また、誰にでもありがちなことが原因であれば、経験者としてのアドバイスも期待できます。
【3】カウンセリング
内省や相談でも原因がはっきりしない場合は、キャリアコンサルタントや心理師などに相談し、カウンセリングを受けてみましょう。仕事のミスマッチや精神的な問題などの原因も考えられるため、プロの見解を知ることも大切です。
6.休暇を取る
仕事が面白くない原因が、多忙や自分の時間を充実させられないことである場合、休息を取る必要があるでしょう。ある程度長い休みを取得することができれば、心身ともにリフレッシュを図れます。仕事から完全に離れてゆっくりすることで、休暇明けの仕事に新鮮な気持ちで取り組めるでしょう。
7.副業を始めてみる
現在の仕事に対して「面白くない」と感じていて、ほかの仕事に興味が沸いてきた方は、副業を始めてみることもおすすめの対処法です。現在はインターネット上からさまざまな仕事を見つけられ、在宅ワークの求人も数多くあります。また、副業の仕事もこなせるようになれば、経験を積んで現職のスキルアップにもつなげられるでしょう。
ただし、会社によっては副業を禁止としていることもあるため、就業規則に違反しないかどうかをしっかり確認する必要があります。副業をする際の注意点は、「会社では副業禁止?バレたらどうなる?ルールを設ける理由や申請方法も解説」のコラムもあわせてチェックしてみてください。
8.小さな目標を持って仕事に取り組む
「仕事が面白くない」と感じている場合は、小さな目標を立てることも対処法としておすすめです。わずかなことでも、毎日新しい目標を立てて達成できるよう取り組んでみましょう。
たとえば、「電話が鳴ったときに1番早く応答する」「毎日のルーティンワークは前日より早く完了できるようにする」などの目標を立てるのがおすすめです。小さな目標を持つことで、業務の中に緊張感が生まれ、仕事の細かい部分にも達成感を得られるようになるでしょう。退屈な時間を極力少なくできれば、やりがいや楽しさを感じられる時間が増え、仕事が面白くなる可能性が高まります。
9.部署異動を願い出る
試行錯誤しても仕事を面白いと感じられない場合は、部署異動を願い出てみるのも対処法です。部署が変われば、今までとは違った人間関係の中で新しい仕事ができるようになり、ポジティブな刺激を得られます。
部署異動をして後悔しないように、自分の適性を事前に判断してから異動先を希望するのがポイントです。やみくもに行動することは避け、部署ごとの空気感や人間関係のストレスが少なそうであるかを確認しておきましょう。
10.割り切る
何をしても仕事が面白く感じない場合は、気持ちを割り切ってみましょう。あくまでも生活するための手段と考えることで、気持ちが楽になる場合もあります。自分にとっては物足りなく感じる仕事をしなくてはいけない場合も、その分お金をもらえていると思えば納得感を得やすいでしょう。
また、今の仕事は今後のステップアップに役立つものだと割り切ることで、「面白くない仕事でも経験や成長のために必要なもの」というような考え方をすることもできます。
仕事が面白くない原因が自分にある場合の対処法
仕事が面白くない原因が自分にある場合は、意識を変えれば解決できる可能性があります。そもそも、なぜ現職を選んだのか、面白そうだと思って選んだのであればなぜ面白くなくなってしまったのかを考えてみましょう。
さらに、成果を出せずに「面白くない」と感じている場合は、本気で仕事に取り組んでいるか自問自答することも大切です。成果を出すと任される業務が変わり、仕事が面白くなる可能性も。そのためには、良きライバルを見つけて切磋琢磨するのもおすすめの対処法です。
仕事を選んだのは自分という意識を持つ
面白くない仕事を選んだのは、あくまでも自分だということを忘れないのも大切です。今の仕事を「面白そう」と思って選んだのであれば、次の仕事選びでも失敗する可能性があるということ。そのため、現職のどこに魅力を感じたのか、何が失敗だったのかを分析する必要があります。
そのうえで、面白くない原因を現職で解消できるのか、転職したほうが良いのかを判断してみてください。
本気で働いているか自問自答する
今の仕事で成果を出せていないのなら、本気で働いているかを自問自答してみましょう。何事も適当にこなしていると、面白さが分からないものです。本気で取り組むと顧客や取引先の反応も変わり、仕事が面白くなる可能性も。また、成果を出せば上司の評価も変わり、やりがいを感じられるようになることもあります。
競争相手を見つける
競争相手を見つけると、仕事に張り合いが出て面白くなる可能性があります。良きライバルの存在はモチベーションを高め、「○○さんを目標にスキルを高めよう」といった原動力になるでしょう。
また、仕事のやり方を教え合ったり、業界の最新情報を共有できたりするなど、お互いにメリットのある存在になれる場合もあります。
仕事が面白くないときにおすすめできない5つの行動
仕事が面白くないと感じたときに、「仕事を放棄する」「過度に愚痴をこぼす」などの行動は避けましょう。周囲からの評価が下がり、仕事の面白さをさらに感じにくくなる可能性があります。
また、仕事が面白くない原因を深く考えずに仕事を辞めたり、適当に転職したりすると、離職と転職を繰り返すジョブホッパーになってしまう恐れもあるでしょう。
以下では、仕事が面白くないときにおすすめできない行動について詳しく紹介します。
「仕事が面白くない」と感じているとモチベーションが上がらず、遅刻や早退が増えるなどの行動に現れます。また、意欲の低下とともに生産性が下がってしまうため、仕事でのミスも多発してしまいがちです。そうした状況が続けば周囲からの信頼を失い、さらに仕事が面白くなくなってしまいます。
誰にでも仕事が面白くないと感じる瞬間はあります。そのような場合もできるかぎり気を抜かず、業務に向き合うようにしましょう。
仕事が面白くないときにおすすめできない行動
- 仕事を放棄する
- 愚痴をこぼす
- 無理をしてポジティブになろうとする
- 突発的に仕事を辞める
- 適当に転職する
1.仕事を放棄する
どんなに仕事が面白くなくて嫌になっても、無断で仕事を休むことはしないようにしましょう。無断欠勤が判明すると、会社からの信用をなくすばかりか、評価や処分の内容によっては今後のキャリアに影響したり、減給になったりする恐れがあります。同じ職場での肩身が狭くなってしまうことも考えられるでしょう。
無断欠勤の問題点については、「無断欠勤する人の特徴や理由とは?減給や懲戒解雇などのリスクも解説」のコラムでも解説しているので、あわせてご覧ください。
2.愚痴をこぼす
仕事が面白くないときに、会社の同僚に愚痴をこぼすのは控えたほうが無難です。場合によっては、愚痴をこぼした内容が社内で広まってしまう可能性もあります。一時的に気持ちがスッキリしたとしても、「仕事が面白くない」という状況の改善にはつながりません。
社内の人には、愚痴をこぼすのではなく改善を目的とした相談をするのがおすすめです。また、誰かに話してストレスを発散したいときは、家族や信頼できる友人のような、仕事とは関係のない人に話を聞いてもらうのが望ましいでしょう。
3.無理をしてポジティブになろうとする
仕事が辛くて面白くないときに、無理にポジティブになろうとするのは得策ではありません。
前向きなふりをしても根本的な解決にはならず、むしろ無理をしてストレスを溜め込んでしまうことも。仕事にストレスを感じると、「面白くない」という感情が増す恐れもあるでしょう。
仕事に対してポジティブになろうとするのは良いことですが、そのためにそうすべきかを考えることが重要です。
4.突発的に仕事を辞める
仕事が面白くないからといって、突発的に仕事を辞めるのは避けたほうが無難でしょう。勢いで辞めてしまい、「やっぱり辞めなければよかった」と後悔する可能性があるからです。
仕事を辞めると会社からの収入がなくなります。しばらく生活できる分の貯金がある場合でも、転職の準備をぜずに辞めてしまうと次の仕事がいつ見つかるか分からず、不安な日々を送ることになりかねません。
また、引継ぎをせずに急に退職すると、一緒に働いていた仕事仲間に迷惑が掛かる場合もあります。仕事を辞める際は、計画的に準備を進めましょう。
5.適当に転職する
仕事が面白くないという理由で仕事を辞め、適当に転職してしまうのはおすすめできません。今の仕事が「なぜ面白くないのか」を分析しないまま転職しても、同じように仕事が面白くないと感じる可能性があります。早期離職を繰り返すと次の転職が難しくなるリスクもあるため、本当に転職しても良いのかよく考えましょう。
仕事が楽しくないと感じたら転職を検討しよう
「仕事が面白くない」「今の会社では将来的にも良い効果がない」と感じた場合は、転職活動を始めてみるのもおすすめです。現状をきちんと把握して、仕事を辞めることがベストであると判断した際は、迷わず行動に移しましょう。ここでは、転職活動を始める際のコツを紹介します。
仕事を辞めると判断したあとの転職ステップ
- 転職を考えた理由を明らかにする
- 将来の自分を想像する
- スキルを身につけてみる
転職したい理由を明らかにする
転職すると決めたら、まずは転職する理由を明確にすることから始めてみてください。今の仕事と同じストレスを抱えないためにも、「転職先に求める条件は何か」をはっきりさせましょう。転職先に求める希望や条件が具体的に分かれば、転職活動における軸も見えるようになります。また、志望動機にも説得力が生まれやすくなるでしょう。
将来の自分を想像する
転職することを決めて行動に移すときは、目先の生活についてだけではなく、5年10年先に自分がどのようになっているか、どうなりたいかを具体的にイメージしましょう。
「仕事が面白くない」という理由だけで転職をすると、転職先でもミスマッチを起こしたり早期退職につながったりと、負のループに陥る恐れもあります。将来どうなっていたいかを想像することで、転職をするうえで必要なことが明らかになり、理想に近い会社に就職できる可能性が高まるでしょう。
スキルを身につけてみる
転職を成功させるためには、現職でしばらく経験を積んで、スキルや資格を身につけることも有効な方法です。企業が中途採用で社員を獲得するときには、会社に利益を与えてくれる人材かどうかを重視しています。実績や高いスキルがあれば、より条件の良い会社に採用してもらえる可能性があるでしょう。
「転職に役立つスキル一覧!ポータブルスキルとそのアピール方法も紹介」では、転職の際に役立つスキルを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「面白い仕事ができる企業に転職したい」と思っている方は、転職エージェントの利用がおすすめです。働きながら理想の職場を見つける際には、プロに頼ることで転職活動をより効率良く進められるでしょう。
転職エージェントのハタラクティブでは、既卒や第二新卒、フリーターといった若年層の転職活動をサポート。プロのキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを実施し、新しい会社に求める希望や条件を踏まえて一人ひとりに合った求人を厳選してご提案します。事前に職場の雰囲気も知ることができるため、「次の仕事も面白くないと感じたらどうしよう…」と不安な方も安心してご利用いただけます。サービスは無料で受けられますので、ぜひお気軽にご相談ください。
仕事が面白くないと感じる人に向けたQ&A
ここからは、「仕事が面白くない」と感じる人が抱きがちな疑問にお答えします。仕事の乗り切り方や仕事に興味を持つ方法も回答していますので、ぜひご覧ください。
仕事が面白くないときはどう乗り切るべきですか?
仕事が面白くないときは、日々の業務に目標を設定してみましょう。
自分のスキルでは少し難しいと思えるレベルの目標を設定することで、やりがいを持って仕事に取り組める可能性があります。仕事にやりがいを持つことができれば、仕事を面白く感じられることも。詳しくは「目標が見つからない無気力な日々を変えるには?社会人が今日からできること」のコラムでもご紹介していますので、あわせてチェックしてみましょう。
30代で仕事が面白くない場合に転職はあり?
現状を変えるには転職しかないと判断したのであれば、年齢にかかわらず転職するのも対処法の一つです。仕事が面白くないまま40代・50代になって後悔するより、30代のうちに転職したほうが良いという考え方もあるでしょう。ただし、30代の転職はスキルや経験が求められ、未経験職種への応募は難しいことも。「30代から正社員になれる?就活のコツや未経験から目指しやすい仕事を解説」のコラムで30代で就職に成功する方法を紹介していますので、参考にしてみてください。
楽しかった仕事が楽しくなくなったのはどうして?
楽しかった仕事が楽しくなくなる原因は人によってさまざまですが、「人間関係が良くない」「業務内容が自分に合わない」などが考えられます。
原因が自分にある場合は、仕事に対する意識を変えたり、自分に合った会社に転職したりするといった方法が有効です。「仕事が楽しいと感じる人の特徴を解説!自分に合った職場・適職を見つけよう」でも、仕事が面白くないと感じる理由をご紹介しています。仕事を楽しむための方法も解説しているので、参考にしてみてください。
仕事が面白くないと感じたらどうしたら良い?
「仕事が面白くない」と思う場合には思い切って転職を検討するのもおすすめです。自分の希望に合った会社に転職することで、仕事が面白く感じるようになる可能性もあります。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。