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自分に合った会社の選び方がわからない!選ぶ基準や気をつけたいことを解説
更新日
この記事のまとめ
- 会社の選び方に悩んだら、自己分析を行うことで自分に合った会社を見つけよう
- 会社の選び方に迷うときは、企業や社風に注目することで後悔しない選択ができる
- 会社の選び方で注意することは、ネームバリューや雰囲気だけにとらわれないこと
「会社の選び方がわからない!」「どのような会社が自分に合っている?」と悩む方もいるでしょう。会社や仕事を選ぶ際は、まずは自己分析で自分の価値観や強みを知り、相性の良い仕事を考えることが大切です。また、企業を選ぶ際にはイメージだけではなく、企業規模や評価制度、社風などに注目しましょう。このコラムでは、会社の選び方で押さえておきたいポイントを解説。参考にして自分に合った会社を選ぶヒントにしてください。
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自分に合った会社や仕事の選び方とは
自分に合った会社を選ぶためには、自分自身を知る必要があります。自分のことを知らずに、自分が働きたい会社を探すのは難しいでしょう。
まずは、自己分析を行い、やりたいこと、できること、自身の長所をはっきりさせます。また、自分が仕事に何を求めているのかを明確にすることも大切です。
「仕事内容を重視するのか」「キャリアアップを目指すのか」「仕事を通して何を実現したいのか」「自分が働くうえで大切にしたいこと」「これなら頑張れるという条件」など、自分の中で仕事に対する価値観をはっきりさせておくことが、会社選びの際に役立ちます。自己分析のやり方は、「自己分析のやり方が知りたい!ノートを使った簡単でおすすめの方法をご紹介」でも解説していますので、そちらもあわせてご覧ください。
自分に合う会社の選び方の10のポイント
世の中には数多くの会社が存在しており、その中から自分に合う会社を選ぶことは容易ではないでしょう。手当たり次第に選んでいくと、時間を無駄にしてしまうだけでなく、現実的ではありません。
何となく選んでしまうと入社後にミスマッチを感じ、離職につながる可能性があります。効率的に自分に合う会社を選ぶには、自分なりの会社選びの基準を決めると良いでしょう。
この項では、会社の選び方の基準にできるポイントを紹介していきます。
1.業界・職種を決める
いきなりどの会社が良いかを考えるのではなく、どのような業界で働きたいのか、希望する職種はどれかを決めましょう。
世の中には小売業・サービス業・IT・医療などさまざまな業界があり、その中に営業職・事務職・技術職などさまざまな職種があります。まず、どのような仕事があり、自分が関心がある業界はどれかを考えます。
興味のある業界から志望する企業を絞り込んでいくと同時に、その会社の中で就きたい職種は何なのかも考えていきましょう。「業界研究のやり方から情報収集の仕方・ノートのまとめ方まで徹底解説!」では、業界研究の具体的なやり方をまとめているので、本コラムとあわせてご一読ください。
2.自己分析をする
「この業界で働きたい」「働くならこの職種」という明確な希望や目標がある人は、それを基準に選べば良いですが、希望も目標もないという人も少なくありません。
その場合は、自己分析をして自分の興味を掘り起こし、会社を絞っていくという方法を取りましょう。
自己分析では、自分の過去を振り返り、これまでの経験や行動から印象に残っている出来事を書き出していきます。頑張ったことはもちろん、挫折したことや楽しかったことなどを書き出し、どのようにして頑張ったのか、なぜ楽しかったのか一つひとつ分析していきましょう。
それぞれの出来事が起こったときの気持ちをスコアにして、モチベーショングラフを作って分析することで、自分の興味を深く掘り下げられます。
自己分析のやり方を詳しく知りたい方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」をご覧ください。動画を使って、分かりやすく自己分析の手順を紹介しています。
3.働きたい企業の特徴を考える
同じ業界・職種であればどこの企業でも良いわけではありません。
企業によって合う合わないがあり、自分に合わない企業に入社してしまうとミスマッチを感じてしまいます。自分に合った企業はどこなのか、働きたい企業の特徴を考えることも大切です。
企業の特徴を知ることで会社選びの材料にできるだけでなく、志望動機づくりにも役立てられるでしょう。企業の特徴を考える際は、以下の点に注目するのがおすすめです。
企業規模
企業には中小企業や大企業が存在しますが、企業規模によって働き方が異なります。
大手企業では福利厚生や教育制度がしっかりしていますが、仕事の自由度が低く、何かをやりたいと思っても承認の過程に時間がかかりがちです。中小企業は仕事の自由度が高い一方で、人手不足でいくつもの仕事を一人で行う必要があるというデメリットがあります。
中小企業と大企業はどちらが良いというわけではなく、自分が希望する働き方を実現できる会社を選ぶことが大切です。大企業と中小企業の違いは、「大企業と中小企業の違いは?両者に就職するメリット・デメリットもご紹介」で解説しているので参考にしてください。
評価基準
企業によって評価基準は異なります。
実力主義の会社では、勤続年数に関係なく昇進・昇給するチャンスをつかめますが、成果を上げなければキャリアアップは難しいでしょう。
一方、年功序列の企業は勤続年数が増えれば確実に昇進・昇給できますが、若いうちから実力を評価されにくい面があります。
社風
社風が合わない企業に入社してしまうと、好きな仕事でも働くのが辛くなり、離職につながる可能性があります。
社風を知るためには企業のWebサイトや求人情報の記載をチェックしましょう。記載されている企業理念やビジョン、社長の挨拶などから企業の考え方を把握できます。そのほか、口コミサイトや社員インタビュー記事などからでも社風を確認できるので、一度チェックしてみると良いでしょう。
仕事の進め方も確認しよう
チームで仕事を進めていくのか、個人で進めていくのか、会社によって仕事の進め方に違いがあります。自分に合っている働き方を選択するほうが仕事にやりがいが感じられ、離職の可能性が低いようです。チームの一員として仕事を成し遂げたいのか、個人で成果を上げていきたいのか、自分の性格がどちらで働くことに向いているかを考えてみましょう。
4.勤務地が無理なく通える範囲か考える
全国に支店がある企業では、入社後すぐに転勤になる可能性があります。
「家庭の事情で勤務地は現在の住まいから近い場所が良い」「引っ越しはしたくない」という場合、勤務地を重視した会社の選び方を意識すると良いでしょう。
面接のときに勤務地の希望を伝えられますが、希望を必ず聞き入れてもらえるわけではありません。応募する企業の勤務地が無理なく通える範囲か、事前に調べておくと安心です。
5.福利厚生をチェックする
福利厚生とは、賃金や給与以外に支払われる報酬のことです。
法律により企業に義務付けられている年金や健康保険以外に、住宅手当や慶弔金など企業が任意で実施しているものもあります。福利厚生の充実は働きやすさにもつながるでしょう。また、企業が社員やその家族を大切にしている姿勢の表れでもあります。
似たような条件の企業で迷っている場合、福利厚生の充実度で応募先を選んでも良いでしょう。
6.資格が必要かチェックする
働くために資格が必要か、自分が持っている資格を仕事に活かせるか、確認しておきましょう。
業務上必須の資格を持っていれば採用されやすくなります。また、必須の資格でなくても仕事に役立つ資格を持っていれば、転職に有利に働く可能性があるでしょう。
7.納得できる給与か確認する
理想的な給与をもらえる会社にするという選び方もできます。
給与を重視する選び方をする場合、1ヶ月いくらもらえるかを確認するだけでなく、賞与や報酬形態にも注目しましょう。
なぜなら、月々の給与が高くてもボーナスがなく、全体の年収はそれほど高くないことがあるからです。また、基本給は低くてもインセンティブ制を導入する企業では、実力次第で高収入も実現できます。
8.人間関係が良好であるか確認する
仕事をしていくうえで上司や同僚との人間関係は重要です。人間関係が悪化すると仕事の効率が下がったり、体調を崩してしまったりと、働くことが辛くなってしまいます。
特に人間関係を理由に退職した経験のある人は、職場の雰囲気を念入りにチェックしたうえで企業を選ぶのが良いでしょう。やり方としては、実際に働いている人の話から会社の雰囲気を確認する、転職エージェントを利用して求人票では得られない社内の情報を教えてもらう、といった方法があります。
9.長く勤務できる会社であるか考える
短期間で転職を繰り返すことは避けたいので、長く勤務できる会社であるかを基準に会社を選びたいという人もいるでしょう。
長く勤務できる会社かどうかを見極めるポイントには、社風や人間関係が自分に合っているかどうか、経営基盤がしっかりしていて定年まで安定して働けるかどうか、社員を大切にしてくれるかどうかなどがあります。
10.将来性のある会社か確認する
同じ会社で安定して働くことを望むのであれば、将来性のある会社かどうかも確認しましょう。
「過去3期分の売上高を確認して順調に売り上げを伸ばしているか」「新製品やサービスの提供を積極的に行っているか」「明確な経営方針やビジョンを掲げているか」「今後予定しているプロジェクトや新規事業はあるか」などを確認し、将来性を見極めてください。
会社を選ぶ基準の優先順位をつけよう
すべての基準をクリアする会社は非常に少ないもの。優先順位をつける理由には、「効率的に就活を進めるため」「入社後のミスマッチを防ぐため」の2つがあります。「通勤が△分かかっても、休みが取れるので問題ない」というように、優先したいことと妥協できる点を明確にして、会社を選びましょう。会社の選び方で気をつけたい5つの注意点
入社後に後悔しない会社の選び方をするためには、いくつかの注意点があります。この項では、会社選びで気をつけたいポイントを5つ紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
1.求人票の条件と契約内容に相違がないか確認する
就職・転職活動では無事に選考を終え、内定をもらえたとしても安心してはいけません。
内定が出たら求人票に示されていた条件と契約書の条件に相違がないか確認しましょう。給与額が事前に知らされていたものより低い、休日出勤はないと聞いていたのに休日出勤があったなど、求人情報に記載された条件と契約書の労働条件が異なることもあります。
労働条件に同意した後では、条件を変えることが難しくなってしまいます。会社に伝えて改善する見込みがないようであれば、内定辞退も検討する必要があるでしょう。
2.会社の雰囲気だけで選ばない
「雰囲気が良い会社=仕事内容も良い」とは限りません。
会社の雰囲気だけを会社選びのポイントにしてしまうと、仕事内容や労働条件などの確認がおろそかになる場合があります。
また、「会社の雰囲気は良いけど仕事内容がつまらない」「労働条件が合わない」など、雰囲気以外の部分にストレスを感じてしまうことも。会社の雰囲気は大切ですが、それだけにこだわって会社を決めるのではなく、雰囲気以外にこだわりたいポイントは何かを考えて会社を選びましょう。
3.会社のネームバリューにとらわれない
世間によく知られている会社のほうが安定していそうと、ネームバリューを重視して会社を選ぶ人もいるでしょう。
確かに、ネームバリューのある会社は福利厚生が整っていることが多いですが、ネームバリューのある会社にもブラック企業があります。反対に、知名度の低い会社の中にも好条件で仕事ができる企業、社員を大切にしている企業はあるのです。
ネームバリューだけで会社を選ぶのではなく、条件面や社風などをしっかり確認して会社を選びましょう。
4.自身の健康面を考えながら選ぶ
健康でないと仕事は続けられないため、自身の健康面を考えながら仕事や会社を選ぶことは大切です。
たとえば、体力がないと感じている人が肉体労働がメインの仕事や激務が続く会社で勤務すれば、体力がもたなくなり仕事を続けられなくなる可能性があります。自身の健康面を考えて、仕事の内容や労働条件などを細かくチェックして、仕事を選ぶようにしましょう。
5.全く興味のない分野の仕事は避ける
興味がない分野に就職してしまうと、仕事にやる気が感じられず、達成感を得られない可能性があります。
仕事自体をストレスに感じ、短期で退職を考えてしまうことも。仕事に身が入らなければ成長していくことも難しくなり、転職を考えたときにスキル不足を理由に採用されないリスクも考えられます。
たとえ給与などの条件が良かったとしても、全く興味のない分野の仕事は避けるのが賢明です。
選び方をおさえたら?会社を知るためにやりたいこと
自分に合った会社の選び方が定まったら、次は会社のことを知る必要があります。この項では、会社の情報を集めるために有効な方法についてまとめました。
企業サイトや求人情報をチェックする
自分の優先した条件が満たされているのかを知るには、企業サイトや求人情報を確認しましょう。一般的に求人では「年収・月収」「年間休日」「福利厚生」「勤務地域」「勤務時間」などが明記されています。
さらに会社について詳しく知りたい際は、企業の公式ホームページも確認してください。企業の公式ホームページでは、「企業の理念や方針」「沿革・歴史」「提携会社」「社員の顔写真や実際に働いている様子を映した動画」などを確認することができます。
企業説明会へ参加する
「企業説明会」とは、企業が就活中の学生や求職者に向けて、企業の特色や仕事内容などを紹介する場です。企業説明会には、複数の企業がひとつの会場で同時に企業説明を行う「合同説明会」、ひとつの企業が自社で企業説明を行う「単独企業説明会」の2つがあります。
複数の企業を同時に比較したい場合は、合同説明会がおすすめです。また、選ぶ企業が決まっているのであれば、単独企業説明会に参加すると良いでしょう。
面接で逆質問をする
面接で面接官へ逆質問することも、会社を良く知る方法の一つです。面接の際に、面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれたときに、会社選びの基準にまつわる質問をしましょう。
たとえば、「入社後は△△のポジションに就きたいのですが、挑戦することは可能でしょうか」と逆質問をすることで、入社後やりがいを持って働けるのか確認できます。
ただし、逆質問をする際は、ボーナスや福利厚生、残業時間などをそのまま聞くのは避けてください。求人や企業の公式ホームページに記載されていることを質問すると、「リサーチ不足」と捉えられてしまう可能性があります。
応募企業のOB・OG訪問を行う
OB・OG訪問とは、志願先の企業に入社した自身と同じ学校の卒業生のもとを訪問することです。
OB・OG訪問は、実際に現場で働く先輩方に話を聞けます。企業サイトや企業説明会と比べ、業界や職種のリアルな情報を知ることができるでしょう。リアルな情報を得ることで、深い企業理解にもとづいた志望動機を作成できることにもつながります。
ただし、求人の情報が解禁される3〜4月には、OB・OG訪問が殺到する可能性があります。できるだけ早い段階で志望する企業を決めて、早めにOB・OG訪問のアポを取っておきましょう。
OB訪問問について詳しく知りたい方は、「OB訪問を行うメリットとは?やり方や質問例をご紹介!」のコラムもあわせてご一読ください。
仕事や会社選びは、考えすぎてしまうと自分一人では判断できなくなることもあります。そのようなときは、家族や友人からアドバイスを受けると良いでしょう。それまでなかった観点で企業を見られるかもしれません。
周りに相談できる人がいない、専門的なアドバイスが欲しいという方は、ハタラクティブにご相談ください。
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会社の選び方に関するQ&A
最後に、会社の選び方に関する良くある質問や疑問にお答えします。抱えている悩みを解決し、就職活動の第一歩を踏み出しましょう。
面接で会社を選ぶ基準を聞かれたときの答え方は?
まず、会社を選ぶ基準を簡潔に答えてください。そして、その基準を重視する理由に具体的なエピソードを盛り込むと良いでしょう。エピソードを添えることで、言葉に説得力が生じ、面接官も入社後の活躍を鮮明にイメージできるようです。
企業選びの軸の答え方については、「企業選びの軸はどう見つける?人柄や社風から探すべき?例文も紹介」でも詳しく解説しています。
新卒で会社の選び方に失敗しないためのポイントは?
入社後に後悔しない会社の選び方をするためには、会社の雰囲気やネームバリューだけに左右されないことです。
曖昧な動機で会社選びをしてしまうと、入社後にミスマッチを起こす可能性があります。「仕事内容を理解する」「自分が実現したい目標を明確にする」など、自分のやりたい仕事ができるか、目標を達成できる企業かどうかをよく調べておくことが大切です。詳しくは、「就職の決め手は?複数内定をもらったときの選び方もご紹介」のコラムも参考にしてください。
転職する際の会社選びの決め手は?
判断の軸や希望条件を改めて考えましょう。
悩みながら転職活動を進めると、選んだ企業に一貫性がなくなり、迷ってしまう可能性も。転職のきっかけや決め手になるのは「仕事内容」「待遇」が多いようです。人によって重視するポイントは異なりますが、多くの方が今の仕事より良い条件・満足できる仕事を求めて転職します。転職する際の決め手については、「転職における会社選びの決め手は?複数内定で迷ったときの転職先の決め方」でも詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
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