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20代の転職でおすすめの職種や業界は?未経験から目指せる仕事をご紹介!
この記事のまとめ
- 20代はポテンシャルを評価してもらえるため、未経験の職種や業界の転職にも挑戦しやすい
- 20代の転職を成功させるには、キャリアビジョンやライフプランの明確な見通しを立てること
- やりたい職種や業界を絞り込むためには、転職の軸や方向性を明確にすることが大切
- 「強みや経験を活かせるか」「需要や将来性があるか」などに注目して職種や業界を選ぼう
- 20代で転職を検討しているなら、エージェントのサポートを受けて就活を進める方法がおすすめ
あなたにおすすめ!
「転職を考えているものの、何の職種や業界に向いているか分からない」と悩む20代の方もいるでしょう。20代は将来性を見込んで企業にポテンシャルを評価してもらえるため、未経験の業界や職種に挑戦しやすい年齢といえます。
そこで今回は、20代の転職におすすめの職種や業界を一覧でまとめました。職種や業界を選ぶときに注目するポイントや成功に向けたコツも解説しているので、転職する際の参考としてお役立てください。
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20代の転職におすすめの職種14選
20代の転職では、経験やスキルよりもポテンシャルを重視してもらえる傾向があります。未経験の職種に挑戦する場合も、ポテンシャル採用を狙うことが可能です。以下で、20代の転職におすすめの職種をまとめたので、どのような仕事を選ぶべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
1.営業職
営業職とは、顧客に自社の商品や提供しているサービスの魅力を伝えて、企業の売上に貢献する職種を指します。メーカーや商社、代理店など、業界を問わず活躍できる職種のため、20代の転職で未経験の場合も挑戦可能です。入社後の研修制度が充実している企業もあり、実践を通じて傾聴力や課題発見力、提案力などの汎用的に活かせるスキルを身につけていけるでしょう。
仕事内容 | 企業を対象に製品やサービスを提案・販売する営業活動で、BtoBとも呼ばれる |
平均年収 | 652.6万円 |
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向いている人 | ・精神力があり打たれ強い人 ・論理的な思考ができる人 ・失敗から学べる人 |
ポイント | ・成果、頑張りが評価や収入に反映されやすく、業界によっては高年収が狙える ・大きい金額を扱えるため、組織のなかでも重要度が高い ・経済や業界の動向に関する知識も求められる |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト コンサルティング営業(IT)」
また、営業職は成績が評価に直結する仕事のため、社会人経験の有無や年齢に関係なく、努力次第で高収入も狙えます。営業職について詳しくは、「営業に向いている人はどんな人?必要なスキルも解説」のコラムも参考にしてみてください。
2.サービス業
サービス業とは、お客さまの要望に応えて形のないサービスを提供する職種です。ホテルやアミューズメントなど、多種多様な分野が存在します。お客さまと直接関わるため、コミュニケーションスキルや臨機応変な対応力が身につくでしょう。未経験から挑戦できる求人もあるので、20代の転職におすすめの仕事の一つです。
仕事内容 | ホテルで宿泊客の受付、案内、客室清掃、荷物運搬など、快適な滞在のための各種サービスを提供する |
平均年収 | 338.3万円 |
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向いている人 | ・ホスピタリティ精神があり、笑顔で接客できる人 ・清潔感や身だしなみに気を配れる人 ・臨機応変に対応できる人 |
ポイント | ・「ホテル、マネジメント技能士」「サービス接遇検定」などの資格があると業務に活かせる ・学歴問わず挑戦でき、入社後に研修を受けることが多い ・外国人旅行客の増加により、語学力を求められることがある |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト フロント(ホテル・旅館)」「客室清掃・整備担当(ホテル・旅館)」「接客担当(ホテル・旅館)」
サービス業はチームで協力して目標達成を目指す場面があるため、上司や同僚と連携しながら業務を通じて協調性も高めていけるでしょう。サービス業が気になる方は、「サービス業の仕事内容って?職種一覧や向いている人の特徴を紹介!」のコラムもあわせてご覧ください。
3.販売職
販売職とは、店舗に来店されたお客さまに対し、取り扱う商品やサービスの魅力を伝える職種です。商品の品出しや在庫管理、レジ対応などの業務も行います。未経験歓迎の求人もあるため、20代からの転職におすすめです。お客さまが求めている商品を見抜き、最適な商品やサービスを提案するため、コミュニケーションスキルやヒアリング能力、提案力が身につくでしょう。
仕事内容 | 接客販売とコーディネート提案を行い、店舗の運営や商品管理も担当する |
平均年収 | 369.4万円 |
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向いている人 | ・適切な声掛けができるコミュニケーション能力がある人 ・立ち仕事や商品運搬ができる体力がある人 ・ファッションセンスに自信がある、または興味関心がある人 |
ポイント | ・幼児~子ども向けから全年齢向けまで、さまざまな店舗がある ・土日祝日も営業している店舗が多い ・ネットの普及により販売方法が変化しているように、時代の変化に応じた戦略が必要 |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 衣料品販売」
人と関わるのが好きな方、感謝されることにやりがいを感じる方は、販売職の仕事に向いている可能性があります。販売職について詳しく知りたい方は「販売職の仕事内容とは?活躍できる場・向いている人について解説」のコラムをご参照ください。
4.建築関連職
建築関連の仕事は屋外での作業や力仕事を任される場合があるため、体力に自信がある20代の転職におすすめの職種です。建設関連職と聞くと未経験者には難しいと感じるかもしれませんが、業界未経験者も施工管理技士の資格を取得すれば、現場を監督する施工管理として働ける可能性があります。図面を読む力や複数の工程を管理する計画性、現場のさまざまな人と連携するコミュニケーションスキルなどが求められるものの、実務を通して着実にスキルを身につけていけるでしょう。
仕事内容 | 工程・安全・品質・原価の4つを軸に、建設工事全体を管理する |
平均年収 | 641.6万円 |
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向いている人 | ・全体を俯瞰し現場の状況管理ができるリーダーシップがある人 ・傾聴し自分の考えも伝えられるコミュニケーションが得意な人 ・トラブル対応力がある人 |
ポイント | ・一部業務を除き、経験、スキル、学歴問わず挑戦できる求人が多い ・1級建築施工管理技士を取得すると、市場価値がより高まる ・将来的に地図に残る建物の建築に携われる |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 建築施工管理技術者」
「施工管理とは?仕事内容・年収・やりがい・資格情報をわかりやすくご紹介!」のコラムでは、施工管理の仕事を詳しく解説しています。気になる方はぜひご一読ください。
5.トラックドライバー
トラックドライバーとは、指定の日時に間に合うようトラックを運転して、目的地まで荷物を運ぶ職種です。トラックドライバーは学歴や経験を問わない求人もあるため、運転が好きな20代の転職におすすめの職種として挙げられます。社会の物流を支える重要な役割を担っており、やりがいを感じながら働けるでしょう。
仕事内容 | トラックを運転し、全国各地の荷物や商品を、安全・確実に目的地まで届ける |
平均年収 | 491.9万円 |
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向いている人 | ・体力と集中力があり、健康管理が得意な人 ・安全運転への意識が高く、責任感のある人 ・地理に詳しい、または地理を覚えるのが得意な人 |
ポイント | ・月給制が主流で、基本給の他に各種手当や歩合給がある ・現状は男性が98%程度を占める ・荷役作業の軽減や待ち時間削減などの改善が進められている |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト トラック運転手」
なお、企業によっては、トラックの運転免許取得支援制度を設けているところもあるようです。未経験からトラックドライバーに挑戦する場合は注目してみましょう。トラックドライバーの仕事に興味のある方は「トラック運転手の仕事内容とは?年収の目安や労働時間など詳しくご紹介」のコラムもあわせてご覧ください。
6.事務職
事務職とは、バックオフィスとして企業が円滑に活動できるようにサポートする職種です。パソコンを使用した書類作成やデータ入力、電話・来客対応、メール対応、備品の管理など、多岐にわたる業務を担当します。
事務職の主な種類は以下のとおりです。
- ・一般事務
- ・営業事務
- ・総務事務
- ・経理事務
- ・医療事務
種類によって業務内容は異なるものの、基本的なビジネスマナーやパソコンスキルが身についていれば、20代で未経験の場合も転職を目指せます。OJTや研修を通じて専門知識を習得できる体制が整っている企業もあるので、入社後も安心して業務に取り組めるでしょう。
仕事内容 | 社内の文書作成、データ入力、電話対応など、定型的な事務作業全般を担当する |
平均年収 | 529.6万円 |
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向いている人 | ・正確さ、几帳面さ、スピード感をもって作業することが得意な人 ・電話応対や来客対応などができる、コミュニケーション力のある人 ・一つの作業を集中して続けられる人 |
ポイント | ・特別な学歴や資格は不要で、経験を積みながらスキルアップ可能 ・パソコンスキル、文書作成、簿記などに関する資格を取得すると活躍の幅が広がる ・就業時間は規則的なことが多く基本的には残業が少ない |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 一般事務」
事務職の仕事に興味のある方は「事務職とは?種類や仕事内容を解説!平均年収とおすすめの資格も紹介」のコラムも参考としてご覧ください。
7.人事職
人事職とは、企業の採用活動や人材育成、労務管理、人事制度設計などを行う職種です。人事職は従業員が能力を発揮できるよう環境を整え、企業の成長を支える役割を担います。仕事では傾聴力や共感力、課題解決能力、コミュニケーションスキルが求められるでしょう。法律や制度に関する専門知識も求められますが、実務経験や資格取得を通して必要な知識の習得を目指せます。
仕事内容 | 従業員の採用・育成・評価・労務管理など、人に関わる業務全般を担当する |
平均年収 | 513.5万円 |
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向いている人 | ・守秘義務を守れ、公平かつ公正な判断ができる人 ・コミュニケーション能力が高い人 ・法規(特に労働法)への関心と理解力がある人 |
ポイント | ・総務と統合されていることもある ・会社説明会や採用活動で、応募者と直接接する機会がある ・人の管理だけでなく、育成や評価に携わることがある |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 人事事務」
未経験から人事職に挑戦する場合、まずは採用アシスタントや労務事務など、サポート業務からスタートするケースもあるようです。20代で未経験から人事職を目指す際はポテンシャルで採用される可能性もありますが、人事職で活かせる採用や人材育成、社会保険などの業務経験があれば有利になるでしょう。人事の仕事について詳しくは、「人事の仕事」のコラムも参考にしてみてください。
8.広報
広報とは、ブランドイメージを構築したり向上させたりするために、魅力や価値を社内外に発信する職種です。企業の顔としてテレビや新聞、雑誌などで自社の企業活動をPRします。社内外の人と関わる機会が多く、高いコミュニケーションスキルが求められるでしょう。また、想定外の事態に際して迅速かつ冷静に対応できる危機管理能力もあると役立ちます。
仕事内容 | 企業・団体の情報を、マスコミや顧客、地域社会に戦略的に発信し、組織の評価やイメージを高める |
平均年収 | 513.5万円 |
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向いている人 | ・情報を分析し、的確に伝達できるコミュニケーション力がある人 ・企業方針や業界動向を理解し、広い視野で考えられる人 ・気配りができ、丁寧な対応ができる人 |
ポイント | ・不定期な対応や休日出勤があり、フレキシブルな働き方が求められる ・デジタルメディアやSNSへの対応力が必須となっている ・専門分野ごとの担当制で、より深い知識が必要とされる |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 広報・PR担当」
広報への転職は経験者のほうが有利になる傾向があるものの、20代未経験で挑戦する場合は、ポテンシャルや志望企業の業界知識・経験があれば転職できる可能性はあるでしょう。広報の仕事については「広報の仕事」のコラムもご参照ください。
9.システムエンジニア
システムエンジニアとは、システムの開発や運用、保守などを行う職種です。要件定義から設計、開発、テスト、運用まで、プロジェクト全体を統括する役割を担います。就業場所は企業によって異なり、クライアント先の場合は基本的に常駐して働くようです。働きながらITスキルの専門性を高められるのは、システムエンジニアとして働く魅力といえます。
仕事内容 | Webサービスの設計から開発、保守運用まで一連の工程を担当し、システムを構築する |
平均年収 | 574.1万円 |
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向いている人 | ・論理的思考力がある人 ・新しい技術に興味を持っている人 ・細部まで丁寧に取り組める人 |
ポイント | ・学歴や資格は必要とされないことがほとんど ・在宅・リモート勤務、フレックス制で働ける場合が多い ・技術だけでなくコミュニケーション能力も重視される |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト システムエンジニア(Webサービス開発)」
企業によっては未経験者を歓迎しているため、20代の未経験からシステムエンジニアへの挑戦は可能です。IT分野に興味がある、専門スキルを身につけて活躍したいと考える方は、向いている可能性があります。システムエンジニアの仕事については「システムエンジニアの仕事」のコラムでもご紹介しています。気になる方はぜひご一読ください。
10.介護職
介護職とは、介護を必要とする高齢者や障がいのある方をサポートする職種です。利用者一人ひとりに合わせたケアをしながら、日常生活をサポートしていきます。介護職は利用者の方を直接サポートする仕事のため、「ありがとう」と感謝の言葉を掛けてもらえることもあるでしょう。
仕事内容 | 高齢者や障害者の日常生活を支援し、自立に向けた介護や生活援助を行う |
平均年収 | 378.6万円 |
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向いている人 | ・相手の気持ちを察知できる人 ・細かい観察力のある人 ・福祉系の専門知識を学び、活かす意欲のある人 |
ポイント | ・24時間体制の施設が多い ・人材不足により、需要は増加傾向にある ・労働環境や賃金を改善する動きが進行している |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 訪問介護/ホームヘルパー」「施設介護員」
なお、介護職は20代の未経験から挑戦可能です。資格取得支援を行っている施設もあるため、働きながら取得を目指せます。人の役に立ちたい、人をサポートしたいと考える方に向いているでしょう。介護職に興味がある方は「未経験から介護職に転職したい!無資格で大丈夫?志望動機の例文も紹介」のコラムも参考にしてみてください。
11.カスタマーサポート
カスタマーサポートとは、お客さまからの問い合わせや相談に対応し、製品やサービスに関する疑問や問題を解決する職種です。お客さまの話を聞いてご案内するため、経験を積みながら傾聴力や説明力を身につけられるでしょう。また、予期せぬ状況にも冷静かつ迅速に対応する必要があるため、柔軟性や問題解決能力も高められます。
仕事内容 | 製品やサービスについて、電話やメールで顧客からの問い合わせに対応する |
平均年収 | 393.6万円 |
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向いている人 | ・顧客ニーズを把握して適切な回答や提案ができるコミュニケーションがある人 ・スピーディーな処理ができる事務処理能力がある人 ・感情的にならず、冷静な対応ができる人 |
ポイント | ・24時間365日対応を実施している場合、出勤時間が不規則になることがある ・スキル、学歴問わずチャレンジできる求人が多い ・接客業の経験があると活躍しやすい |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト コールセンターオペレーター」
充実した研修制度を整えている企業もあるので、20代で未経験からカスタマーサポートを目指すことは可能です。人の話を聞くのが得意、困っている人の役に立ちたいと考える方は、向いている可能性があります。カスタマーサポートについて詳しくは「カスタマーサポートとは?仕事内容や向いている人の特徴を紹介」のコラムをご参照ください。
12.ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、依頼を受けた企業におけるIT戦略に関する課題を見つけ、解決に導くサポートを行う職種です。IT戦略の策定からシステム導入、運用までの支援を一貫して行います。経営層や各部署の責任者と直接対話する機会があり、高いコミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルが求められるでしょう。
仕事内容 | 顧客のIT戦略に関してコンサルティングを行い、提案や助言をする |
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平均年収 | 752.6万円 |
向いている人 | ・論理的思考力がある人 ・高いコミュニケーションスキルがある人 ・学習意欲があり、探求心が旺盛な人 |
ポイント | ・ITコンサルタントの就業ルートは多様化している ・新たなIT技術や製品に関する情報にアンテナを立てることが大切 ・ソフトウェアやハードウェア、ネットワーク、クラウドサービスに関する知識や経験があると役立つ |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト ITコンサルタント」
ITコンサルタントの仕事で活躍するには、IT関係だけでなく特定の業界に関する一定の知識や経験が必要です。企業のなかには、ゼロからの教育を視野に未経験者を募集している会社もあるので、20代で未経験の場合も、ITコンサルタントを目指せるでしょう。
13.Webマーケティング
Webマーケティングとは、ネット広告などの販売促進を目的に市場調査や分析などを行う職種です。検索エンジンの最適化(SEO)やSNS運用、Web広告運用、コンテンツ作成、データ分析など、仕事内容は多岐にわたります。経験を積めば論理的思考力や分析力、企画力、情報収集力を身につけられるでしょう。
仕事内容 | Webサイトやデジタル技術を活用し、集客・分析・改善を通じて効果的なマーケティング施策を実施する |
平均年収 | 690.7万円 |
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向いている人 | ・客観的な視点で物事を観察や分析ができる人 ・信頼関係を築けるコミュニケーション力がある人 ・デジタルツールやIT技術への理解がある人 |
ポイント | ・急速に発展している分野で、技術革新の影響を受けやすい ・SNSの利用経験やリサーチや分析の業務経験があると有利 ・結果が重視されやすい |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト Webマーケティング(ネット広告・販売促進)」
Webマーケティングの仕事に必須となる資格はなく、入社後に研修や業務を通して経験を積んでいきます。WebサービスやSNSに興味がある、ITツールを活用して課題解決に取り組みたいと考える20代の方におすすめです。Webマーケティングについて詳しく知りたい方は「Webマーケティング担当は未経験でもなれる?向いている人と必要スキル」のコラムもあわせてご一読ください。
14.Webライター
Webライターとは、Webサイトの記事や企業のコンテンツ、ブログ、SNS投稿などの文章を作成する職種です。Webライターのライティングスキルは実務経験を通して身につけられるため、ポテンシャルを評価されやすい20代から挑戦できる職種として挙げられます。
仕事内容 | ブログやコラム、Web広告、商品の説明文などをライティングする |
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平均年収 | 約415万円 |
向いている人 | ・文章を書くのが好きな人 ・相手にわかりやすく説明できる人 ・自己管理能力がある人 |
ポイント | ・ライティングの基礎を学ぶには、オンライン講座や書籍を活用する方法がある ・未経験の場合、個人ブログの開設やクラウドソーシングサイトで実績作りをするのも手 ・求人によってはリモートワークで働くことも可能 |
文章を書くことが好き、情報を分かりやすく伝えたいと考える方は、Webライターの職種に向いている可能性があるでしょう。ただし、選考でポートフォリオを求められる可能性もあるため、すぐに求人に応募するのではなく、副業として案件を受けたりブログを執筆したりして経験を積む方法もおすすめです。
なお、ご紹介している職業の年収は、「2025年5月時点のデータ」を参考にしています。Webライターの平均年収については、求人情報などをもとにおおよその平均年収を自社調べとして算出しました。2023年7月の古いものから2025年4月の最新のものまで、集計期間や更新日が異なります。
20代の就職先として選ばれやすい職種は?
ハタラクティブの「若者しごと白書2025 1-1. 現在就業している職種【雇用形態・男女別】(p.5)」では、18歳から29歳の正社員を対象に現在就業している職種についてアンケート調査を行い、回答をランキング形式にまとめました。調査結果によると、男性正社員は技術職(18.2%)や工場・製造(13.4%)、公務員(13.4%)が上位にランクインしています。女性正社員の場合は、事務(32.2%)や医療・介護・福祉(15.4%)、公務員(8.8%)が上位にランクインしました。男性は技術系の職業、女性は事務系の職業に就いている方が多いようです。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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20代の転職におすすめの業界5選
人手不足や今後もニーズが見込まれる業界は、20代未経験の場合も転職を目指しやすいでしょう。ここでは、20代の転職におすすめの業界を5つ紹介します。それぞれの特徴やおすすめのポイントを確認しつつ、気になる業界があるか確認してみましょう。
20代の転職におすすめの業界5選
- 建設業界
- 不動産業界
- 物流業界
- IT業界
- 介護福祉業界
1.建設業界
転職業界とは、建物を建設して私たちの暮らしや企業を支えている業界です。建設業界の仕事には、設計や測量など専門性に特化したスキルが求められることもありますが、現場作業員をはじめ、建設会社の事務職や営業職など、未経験から転職を目指せます。
国土交通省の「建設業を巡る現状と課題 建設業就業者の現状(P.3)」では、建設業界の就業者は年々減少しており、就業者の高齢化が進行していると公表されました。29歳以下の就業者の割合は11.7%と低く、若い人材の確保が課題となっています。10年後には60歳以上の就業者の大半が引退すると見込まれているため、この先も一定の需要が見込まれるでしょう。
職種によっては屋外で働いたり、力仕事を担当したりするため、体力に自信のある20代の方におすすめです。
建設業界について詳しくは「建設業界とは?現状の課題や将来性・仕事内容を紹介」のコラムも参考にしてみてください。
2.不動産業界
不動産業界とは、住宅やマンションなどの建物や土地といった不動産を扱う業界です。不動産業界は、高齢化や後継者不足により人材不足の傾向があります。転職市場では、将来性のある20代の若手を積極的に採用したいと考える企業もあるため、未経験から不動産業界を目指すことが可能です。
地域に根ざした不動産店舗も多いことから、地方での求人ニーズもあります。仕事内容によっては「宅地建物取引士」の資格が必要になる場合があるものの、働きながら目指すことも可能なので未経験からチャレンジするのにおすすめの業界です。私たちの生活に欠かせない住まいや土地を扱うため、社会貢献を実感しながら働けるでしょう。
不動産業界に興味がある方は「不動産業界の仕事内容や将来性は?現状・課題と志望動機の書き方も解説」のコラムも参考としてご覧ください。
3.物流業界
物流業界とは、配送する荷物を管理したり、消費者の元に商品を届けたりしている業界です。ドライバー職や倉庫管理、運行管理、物流企画、通関業務など、多岐にわたる職種が存在します。
物流業界は、オンラインショッピングの普及にともない深刻なドライバー不足が問題視されているため、20代の若手人材を積極的に採用しているケースも少なくありません。運転するトラックの種類によっては「普通自動車第一種運転免許」以上の免許が必要です。トラックの運転に必要な免許の取得を支援している企業もあるため、20代で未経験の場合も挑戦しやすいでしょう。
車の運転が好きな方やインフラを支えて人の役に立ちたいと考える方は、物流業界に向いている可能性があります。
物流業界が気になる方は「物流業界の仕事とは?将来性や向いている人の特徴も紹介」のコラムもあわせてご一読ください。
4.IT業界
IT業界とは、IT技術を使って幅広いサービスを提供している業界です。デジタル化が加速する現代社会において、IT技術はあらゆる産業の基盤となっており、将来性と成長性が見込まれています。
IT業界にある主な分野は以下のとおりです。
- ・Web業界
- ・通信業界
- ・ソフトウェア業界
- ・ハードウェア業界
- ・情報処理業界
IT業界では人手不足を補おうと教育や人材育成に注力している企業もあるため、20代のポテンシャルを活かせば未経験から転職を目指せます。新しい技術が生まれやすい業界なので、基本的な知識を身につけた後も、常にスキルアップに取り組む必要があります。ITの専門的なスキルを身につけたい、向上心をもって仕事に取り組める方におすすめの転職先といえるでしょう。
IT業界に興味がある方は「IT業界の仕事」のコラムも参考にしてみてください。
5.介護福祉業界
介護福祉業界とは、高齢者や障がい者など、日常生活で何らかの支援を必要としている方々に対して、さまざまなサービスを提供する業界です。日本の高齢化に伴い今後も需要が伸びていくことが見込まれる業界のため、20代で転職してスキルや経験を身につければ、長期的に働ける可能性があります。
専門知識や資格が必要な場合もありますが、未経験から介護の仕事に挑戦可能です。資格取得支援が充実している施設もあるため、働きながら「介護福祉士」の国家資格取得を目指せるでしょう。また、キャリアパスによってケアマネジャーや生活相談員などの専門職への道や、管理職として施設運営に関わる道もあるのが魅力です。
参照元
国土交通省
第25回基本問題小委員会 配付資料
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20代が未経験の職種や業界に転職しやすい理由
20代で転職を考えるのは珍しくありません。20代は将来性を見込んでポテンシャルを評価してもらいやすいため、新しいキャリアを歩み始めるのに適した時期といえます。異業種に挑戦したい場合も、前向きに転職を検討できるでしょう。
ここでは、20代が未経験の職種や業界に転職しやすい理由をご紹介します。
20代の場合は未経験でもポテンシャル採用を狙えるから
年齢が若い20代は、ポテンシャルを評価してもらえる年代です。そのため、社会人としての経験が浅く未経験からの転職であっても、企業は応募者の将来性や成長意欲に期待を寄せています。
将来性を見込んでポテンシャルを評価してもらいやすいのは、20代ならではの強みです。ポテンシャル採用を狙って未経験の職種にチャレンジするなら、入社意欲やどのように貢献していきたいと考えているのかを企業にアピールしましょう。
20代で転職をする人は男女問わず珍しくないから
厚生労働省の「-令和5年雇用動向調査結果の概況-」によると、2023年度における一般労働者の転職入職者の割合は、下記のとおりでした。
引用:厚生労働省「-令和5年雇用動向調査結果の概況-3 転職入職者の状況(1)年齢階級別転職入職率」
20代の転職入職率は、男性と女性のどちらもほかの年齢帯に比べて多い傾向にあります。図から分かるように、一定数が転職をしているといえるでしょう。
なお、ハタラクティブの「若者しごと白書2025」では18歳から29歳の正社員を対象に、将来的に転職を検討しているかどうかの調査を行いました。調査の結果は以下のとおりです。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025@4-5. 将来的に転職を検討しているか(P.46)」
将来的に転職を検討している正社員は高卒が36.3%、大卒は39.1%でした。およそ4割近くの人が転職を前向きに検討していると分かります。このように、20代の転職は珍しいことではないので、「転職したい」と思ったタイミングで挑戦してみるのも一つの手です。
若い人材を歓迎している企業があるから
年齢の若い人材を歓迎している企業があるので、20代は未経験の職種や業界にチャレンジしやすいタイミングといえます。厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」では、新卒入社から3年以内に離職した人の割合を公表しました。
引用:厚生労働省「学歴別就職後3年以内離職率の推移」
図のとおり令和3年に卒業した高卒者のうち、新卒入社から3年以内に離職した人は38.4%、大卒者は34.9%でした。このように、3割から4割程度の人が新卒入社後3年以内に離職していると分かります。20代の人材が離職した場合、企業としても新たに若い人材を確保したいと考えるものです。人材の確保や育成を目的として20代を歓迎する企業があるため、20代で未経験の職種や業界への転職を目指して挑戦できるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年 雇用動向調査結果の概要
新規学卒者の離職状況
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
20代前半と後半の転職で求められるスキルや経験
ここでは、20代の転職において企業がチェックするスキルや経験をまとめました。20代前半と後半に分けて求められるスキルや経験を解説しているので、転職を検討している方は参考にしてみてください。
20代前半で求められるスキルや経験
20代前半は社会人経験が浅いため、即戦力としてのスキルではなく、基礎的なビジネススキルやコミュニケーションスキル、仕事への意欲などが求められるでしょう。20代前半で転職を始めようと考えている場合は、以下のスキルや経験が当てはまるかどうか確認してみてください。
20代前半で求められるスキルや経験
- 基礎学力や人柄などのポテンシャル
- 仕事への意欲や熱意
- 素直に仕事に取り組む姿勢
- コミュニケーションスキルや周囲と協力した経験
- 自己管理能力をはじめとするポータブルスキル
- パソコンスキルやオンラインツールの使用経験
1.基礎学力や人柄などのポテンシャル
20代前半の転職者には、基礎的な学力や向上心、人柄などのポテンシャルが重視されます。ポテンシャルとは基礎学力や思考力、人柄といった、その人がもつ潜在能力のことです。
20代前半の転職者はスキルや経験が浅くても、ポテンシャルが高ければ、将来的な活躍が期待できると評価してもらえる可能性があります。
2.仕事への意欲や熱意
20代前半の転職活動では、応募者の仕事に対する意欲や熱意から、今後の成長が期待できるかどうかを企業にチェックされます。企業が応募者の意欲や熱意を見極めるのは、「やる気があるか」を知りたいからだけではありません。
たとえば、困難に直面したときに諦めずに努力できるか、新しい知識やスキルを積極的に吸収できるかなど、入社後の成長と活躍を予測するための指標として応募者を評価しています。
仕事に対する意欲や熱意をアピールするには、具体的なエピソードを交えつつ、前向きに取り組む姿勢や将来のキャリアプランなどを伝えると効果的です。
3.素直に仕事に取り組む姿勢
20代前半の転職活動では、素直に仕事に取り組む姿勢も評価されます。「分からないことはそのままにせず質問をする」「上司や先輩からのアドバイスを謙虚に受け止めて次に活かす」といった行動が取れる人は、周囲からの信頼を得やすいでしょう。
面接や自己アピールの機会に、指示やアドバイスに素直に従って成長を目指す姿勢や、失敗から学び次へと活かす姿勢を示せれば、採用担当者に好印象を与えられる可能性があります。
4.コミュニケーションスキルや周囲と協力した経験
20代前半の転職では、基本的なコミュニケーションスキルや周囲と協力した経験を評価してもらえるでしょう。どのような職種においても、円滑なコミュニケーションスキルや周囲と協力して業務を進められるスキルは必要です。
たとえ未経験の職種に挑戦する場合でも、これまで培ってきたコミュニケーションや周囲と協力して目標を達成した経験はアピールポイントになります。具体的なエピソードを交えつつ、コミュニケーションスキルや協調性をアピールしましょう。
5.自己管理能力をはじめとするポータブルスキル
ポータブルスキルとは、業界や職種に関係なく役立つ能力を指します。未経験の職種や業界に挑戦する場合も、自己管理能力をはじめとするポータブルスキルは、転職を考える20代の方にとってアピールポイントになるでしょう。
ポータブルスキルには、コミュニケーションスキルやスケジュール管理能力、問題が発生した場合の解決能力などが含まれます。日々の業務や生活のなかで意識的に取り組むことで、着実にポータブルスキルを身につけていけるでしょう。どの分野を伸ばしたいのか明確にして、「毎日タスクを書き出し、優先順位を決めて取り組む」「会議では積極的に発言して自分の意見やアイデアを伝える」など、目標を立てながら実践してみてください。
6.パソコンスキルやオンラインツールの使用経験
職種によるものの、基本的なパソコンスキルやオンラインツールの使用経験は、転職活動でチェックされる可能性があります。基本的なPC操作やOfficeソフトの基本的な操作が身についていると、資料作成やデータ管理といった幅広い業務で役立つでしょう。また、リモートワークやオンラインでの共同作業で使用するWeb会議ツールや、チャットツールの使用経験が重視されることも。
面接でツールの使用経験を質問される場合もあるため、スムーズに受け答えできるように「どのツールを使ったことがあるか」「どのくらい使いこなせるか」を事前にまとめておきましょう。
20代後半で求められるスキルや経験
20代後半は、20代前半に比べて社会人経験が長くなります。そのため、即戦力として活躍できるスキルやマネジメントスキルなどを求められるでしょう。
20代後半で転職を検討している方は、当てはまるかスキルや経験があるか確認してみてください。
20代後半で求められるスキルや経験
- 即戦力として活躍できる実務経験やスキル
- マネジメントスキル
- 事業戦略への理解や判断力
1.即戦力として活躍できる実務経験やスキル
20代後半の転職では、これまでの経験や身につけたスキルから、即戦力として期待できるものがあるかチェックされるでしょう。一般的に、20代後半になると新卒や20代前半の採用とは異なり、入社後すぐに業務の中心を担い、成果を出せる人材が求められる傾向にあります。
十分な実務経験や専門性に特化した知識などがあると、転職先では前職より責任のある役割を任せてもらえたり、収入アップが期待できたりするでしょう。
2.マネジメントスキル
20代後半の転職では、自己管理能力や後輩へ教育する場面などで役立つマネジメントスキルを求められます。たとえば、周囲と連携をとりながら一つのプロジェクトをまとめた経験や、後輩のOJTを担当して成長をサポートした経験は、マネジメントスキルとしてアピールできるでしょう。
限られた時間のなかで成果を出す能力や、周囲を巻き込みながら目標達成に向けて動ける力は、即戦力としての期待や評価に繋がることも。これまでの経験をエピソードに含めながら、マネジメントスキルをアピールしましょう。
3.事業戦略への理解や判断力
20代後半の転職では、会社全体の目標達成に向けた行動力が期待されるため、事業戦略への理解や判断力も求められるようになります。
たとえば、面接時に前職での経験を話す際には、事業戦略や与えられた目標を理解したうえで、目的を達成するために自ら行った提案や行動を伝えることが重要です。「他の部署と連携して新しい施策を推進した経験」や「業務改善の提案によってコスト削減に貢献できた経験」など、具体的なエピソードや実績が示せれば、事業の成長に貢献できる人材だと評価してもらえる可能性があります。
20代後半で転職を検討している方は「20代後半で転職したい!未経験から挑戦できるおすすめの職種や業界を紹介」のコラムもあわせてご参照ください。
就活に自信がないときはエージェントに相談してみよう
ここまでお伝えしているように、20代の転職は前半と後半で求められるスキルや経験は異なります。「どのようにアピールすればいいか分からない」「自分の強みやこれまでの経験をうまく伝えられる自信がない」と悩む場合は、転職エージェントに相談してみましょう。エージェントに相談すると、履歴書の添削や面接対策などのサポートをしてもらえます。分からないことがあってもキャリアアドバイザーに相談できるため、1つずつ不安を解消しながら就活に取り組めるでしょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
20代の転職で職種や業界を選ぶ際に注目するポイント
20代の転職では、やりたい仕事に注目するだけでなく、キャリアビジョンを達成できるかやスキルを身につけられるかなどに注目して選ぶことが大切です。未経験の職種や業界に挑戦するなら、これまでの経験を活かせるかにも注目してみましょう。
ここでは、20代の転職で職種や業界を選ぶ際のポイントをご紹介しています。転職を検討している方は、参考としてお役立てください。
20代の転職で職種や業界を選ぶ際に注目するポイント
自分の強みやこれまでの経験を活かせるか
20代で転職を検討しているなら、自分の強みやこれまでの経験を活かせるか注目しましょう。たとえ未経験の職種や業界に挑戦する場合でも、これまでの経験から得たスキルや知識が新しい仕事で役立つことがあります。まずはこれまでの経験を振り返り、何のスキルを身につけてきたのか洗い出してみましょう。
自分の強みや経験を活かせる仕事を選ぶことで、早期に活躍できる可能性が高まります。また、仕事に対するモチベーションも維持しやすくなるでしょう。自己分析やキャリアの棚卸しについては、後述で解説します。
キャリアビジョンを達成できそうか
転職によってキャリアビジョンを達成できそうかどうかに注目するのは、20代の転職において大切なポイントです。今達成したい目標だけでなく、数年後や10年後、20年後のキャリアビジョンも達成できそうか確認したうえで判断しましょう。
また、企業の成長性や自分が担える役割、異動の可能性なども考慮しておくと、納得のいく転職を叶えられる可能性が高まります。
需要があり将来性が見込まれるか
20代で転職を考える際は、選ぶ職種や業界の需要が拡大しているか、将来性が見込まれるかどうかを検討しましょう。需要がある職種や業界であれば、未経験者を歓迎している求人が多く、転職先も見つけやすい傾向にあります。また、需要の拡大から将来性を見込める職種や業界なら、安定して活躍できる基盤を築いていけるでしょう。
業界のトレンドや将来予測に関する情報を収集し、自身の興味や強みと照らし合わせながら、転職先を検討してみてください。
長期的に働ける環境や仕事内容であるか
20代の転職では目先の条件だけでなく、長期的に働き続けられる環境や仕事内容であるかを見極めることが大切です。仕事を探すときは業務内容や職場環境を把握し、長期的に働けるかを意識したうえで検討してみましょう。たとえば、専門的な知識やスキルが身につく職種であれば、経験を積みながら長期的に活躍できる可能性があります。
子育てや介護などプライベートと仕事の両立がしやすい職場環境や福利厚生が整っている場合は、ワークライフバランスを保ちながら長期的に働けるでしょう。また、40代や50代になったときに、体力的な問題はないかといった点も検討しておくと安心です。
スキルや知識が身につくか
20代で得た経験や身についた能力は、今後のキャリアを形成するうえでの土台となります。20代で転職を目指す際は、実務経験を通して知識やスキルが身につく職種や業界であるかをチェックしましょう。専門的な知識や高いスキルが身につく職種であれば、キャリアアップが望めたり、転職時に強みとしてアピールしたりできます。
目指す職種や業界で、どのような知識を得てスキルを身につけられるのか、それをどのように活用していきたいのかを明確にすると、後悔のない転職へと繋がるでしょう。
年収アップの見込みがあるか
20代で転職を考えるときは、年収アップが見込める職種や業界であるかといった点もチェックしましょう。現在の収入だけでなく、将来的にどれくらい収入を増やせる可能性があるかを見極めることは、長期的なキャリアプランを考えるうえで役立ちます。
求人情報を確認する際は、提示されている年収だけでなく、昇給制度や評価制度、インセンティブや賞与の有無も確認しましょう。実務経験を積み将来的に年収が上がる職種であれば、結婚したり、子どもが生まれたりして家族を養うことになった場合も安心して長く働けます。
未経験者を歓迎しているか
未経験者を歓迎している職種や業界では、20代のポテンシャルが有利に働く可能性があります。求人票で「未経験者歓迎」「研修制度あり」などの記載がある企業では、教育体制や環境が整っているため、働きながらスキルを身につけてキャリアを積み上げられるでしょう。
反対に、即戦力を求める職種の場合は、実務経験がある方や資格をもっている方が有利になる可能性が高いと考えられます。経験を積んだり、資格を取得したりしてから挑戦するのがおすすめです。
「未経験転職は何歳まで可能?年齢の壁や希望の職種につくためのコツも紹介」のコラムでは、未経験から挑戦しやすい職種や転職を成功させるコツを紹介しています。気になる方はあわせてご覧ください。
20代の転職を成功させる10のコツ
20代の転職を成功させるには、求職活動の環境を整えたうえで情報収集を万全に行い、転職の軸や将来のビジョンを明確にしておくことが重要です。ここでは、転職活動を成功させるためのコツをご紹介するので、ぜひ試してみてください。
1.転職活動はできるだけ在職中に行う
転職活動は在職中に始めるのがおすすめです。安定した収入がある状態での転職活動は、経済的な不安が少なく、焦らずにじっくりと自分に合った企業を選ぶゆとりが生まれます。もし転職活動が長引いた場合も、精神的な負担を軽減できるでしょう。
ただし、在職中の活動は時間管理が重要になります。現職の業務に支障が出ないよう、効率的に情報収集をしたり、面接の日程調整を進めたりする工夫が必要です。限られた時間を有効に使いながら、計画的に転職活動を進めていきましょう。
2.自己分析やキャリアの棚卸しで理解を深める
20代からの転職活動を成功させるには、自己分析とキャリアの棚卸しを徹底して行いましょう。20代の転職に必要なのは、「自分がもつ強みやスキル、経験は何か」「自分の市場価値はどのくらいあるか」「これまで経験してきたことを転職先で活かせるか」を理解することです。
これらの情報を把握して整理することで、自分に合った職種や業界が見えてくるでしょう。ほかにも、気になる職種や業界の適性を検討できたり、選考時のアピール材料になったりするのでおすすめです。
自己分析の詳しいやり方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」で解説しているので、参考にしてみてください。
3.キャリアビジョンの見通しを立てる
自分が「今後どうなりたいか」「どのような働き方をしたいか」を明確にして、キャリアビジョンの見通しを立てておくと、後悔のない選択ができるようになります。20代の転職では、面接の際に将来のビジョンやキャリアプランを聞かれることがあるので、明確に答えられるように準備しておくと安心です。
たとえば、IT系の職種に転職を検討しているなら、「専門性を高めて△△分野のスペシャリストになりたい」「スキルを身につけたら、将来的に独立して自分の事業を立ち上げたい」など、具体的に考えましょう。キャリアビジョンを明確にすることで、企業選びの軸が定まり、面接でも一貫性のある志望動機や自己PRを伝えられるようになります。
4.ライフプランを考慮する
20代の転職で長く勤められる会社を探すなら、自分のライフプランも踏まえて検討する必要があります。将来的に結婚や出産、育児を考えている場合、産休・育休といった制度が取りやすいか、復帰後も活躍できるかなどの要素を確認しておくのがおすすめです。また、時短勤務やフレックスタイム制、在宅勤務などの制度があると、ライフステージの変化に対応しやすいでしょう。
ただし、志望動機に企業の福利厚生や勤務条件を回答しないように注意することがポイントです。待遇面を志望動機として回答してしまうと、採用担当者から「ほかの企業でもいいのでは?」と思われてしまう可能性があるので気をつけましょう。
5.企業研究や業界分析をして転職先を見極める
20代の転職を成功させるには、企業研究や業界分析が欠かせません。企業研究と業界分析をしっかり行い、自分に合った仕事や応募する求人を見極めましょう。
まずは、気になる企業のWebサイトから事業内容や企業理念、採用ページ、社員のインタビュー記事などに目を通し、企業の基本情報や強みを把握します。次に、その企業が属する業界全体の動向を分析して、成長性や競合他社の状況、将来のトレンドなどを調べましょう。
業界や企業に対する理解が深まると、調べた企業が業界内でどのような位置づけにあるか見えてきます。企業研究や業界分析を行うことで、入社後のミスマッチを防ぎ、長期的に活躍できる仕事に出会える可能性を高められるでしょう。
企業研究のやり方は「企業研究のやり方を解説!調べることや就職・転職活動への活かし方も紹介」のコラムを、業界研究のやり方は「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」のコラムを参考としてご参照ください。
6.幅広い求人に触れて検討する
20代で転職活動を行う際は視野を広くもち、幅広い求人に触れて検討しましょう。求人を幅広くチェックすれば、職種や業界への理解が深まり、自分に合った企業を見つけやすくなります。また、各業界や職種のトレンド、求められるスキル、給与水準なども比較したうえで検討できるので、自分の可能性を広げられるでしょう。
ただし、求人の検討をする際は、転職活動の軸や譲れない条件を明確にしておくことが大切です。
7.前向きな転職理由を用意する
面接で転職理由を聞かれたら、できるだけ前向きな回答をするように心掛けましょう。職場の待遇や環境への不満を並べるだけのネガティブな理由は、仕事に対して後ろ向きな印象を与える恐れがあります。実際の転職理由がネガティブな理由であっても、そのまま伝えるのではなく、前向きな理由に言い換えることが大切です。
たとえば、給料の低さに不満を感じていたのが転職の理由だった場合は、「正当な評価を得られる感情でスキルアップしていきたい」のように、前向きな言葉に変換して伝えましょう。「転職後はどのような業務に取り組み、キャリアを積み上げていきたいか」を意識して回答するのがポイントです。
「面接官が退職理由を聞く理由は?好印象な例文と思いつかないときの対処法」のコラムでは、退職理由で好印象を与えるポイントを紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
8.履歴書や職務経歴書の内容を充実させる
履歴書や職務経歴書の内容を充実させるためには、応募先企業の求める人物像や仕事に必要なスキルを把握しましょう。たとえば、チームワークを大切にする社風であればコミュニケーションスキル、リーダーシップが求められる仕事ならマネジメントスキルやリーダーの経験などが挙げられます。転職市場で求められているものを把握すれば、より企業の興味を惹きやすい応募書類を作成することが可能です。
また、自分のスキルや経歴を羅列するだけでなく、具体的なエピソードも交えてアピールするのがポイント。未経験の職種に応募する場合も、前職までの経験を根拠に応募企業に合ったスキルを述べられれば、効果的なアピール材料になります。応募先企業で活かせる強みや経験を具体例を提示しつつ述べて、会社に貢献できる人材であることを示しましょう。
9.本番を想定した面接対策をする
20代の転職を成功させるためには、本番を想定した万全な面接対策が必須です。聞かれる可能性のある質問をリストアップして、回答を準備しておきましょう。応募先の企業に貢献できる人材であることをアピールするため、求める人物像を意識しながら回答を考えていきます。
一人で練習する場合は、スマートフォンに録画をして、自分の話し方や表情、姿勢を客観的にチェックするのも効果的です。友人や家族にお願いしたり、転職エージェントに相談したりして模擬面接を行うと、第三者の意見やアドバイスを聞けるのでおすすめです。
なお、20代で転職する場合は、基本的なビジネスマナーが身についているかも見られるため、服装や言葉遣いなどには十分注意しましょう。
10.転職エージェントのサポートを受ける
転職を成功させるなら、エージェントのサポートを受ける方法がおすすめです。「20代の転職向け」や「第二新卒向け」など、エージェントごとに特徴や強みが異なります。自分の年齢や経験に合ったサービスを探し、積極的に活用しましょう。
エージェントを利用すると、担当のキャリアアドバイザーが事前に希望や条件、キャリアビジョンなどをヒアリングしたうえで、自分の適性に合った求人を紹介してくれます。紹介してもらったなかに興味のある求人があれば、転職エージェントを通して応募することが可能です。面接のスケジュール調整や内定後の連絡などもエージェントが代行してくれるので、安心して転職活動に取り組めるでしょう。
20代の転職におすすめの職種と業界に関するまとめ
20代はポテンシャル採用を狙えるため、未経験の職種や業界に転職を検討している場合も挑戦しやすい傾向にあります。どのような職種や業界があるのか把握しつつ、これまでの経験を振り返りながら、転職先で自分の強みやスキルを活かせるか確認しましょう。また、今後のキャリアビジョンやライフプランも考慮して転職を検討すると、自分に合った仕事に出会える可能性が高まるでしょう。
20代を中心とした若年層の就活に特化した転職エージェントのハタラクティブでは、未経験歓迎の求人を多数取り扱っています。キャリアアドバイザーがあなたの希望や悩みに寄り添いサポートするため、初めて転職をする方や効率的に転職を進めたい方にもおすすめです。
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20代で転職を目指す際によくある質問
ここでは、20代の転職に関するよくある質問をQ&A形式でまとめました。20代で未経験の職種や業界に転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
20代の未経験でもできる仕事はありますか?
20代は将来性を見込んでポテンシャルを評価してもらえる傾向にあります。未経験の場合も、ポテンシャル採用を狙って異業種に挑戦できるでしょう。転職活動では「なぜその仕事に興味があるのか」「入社後はどのように貢献していきたいのか」を具体的に伝えることが大切です。転職活動の準備や対策をしながら、積極的に行動しましょう。
未経験の職種に挑戦したいと考えている方は「未経験での転職におすすめの業界は?成功のコツや内定を得やすい職種も解説」のコラムも参考にしてみてください。
20代女性の転職でおすすめの職種を教えてください
転職を考えているなら、キャリアビジョンやライフプランを考慮しながら職種を探してみましょう。たとえば、日常的にSNSを利用していて情報収集が得意な方は、Webマーケティングの職種に向いている可能性があります。働きながらコンテンツ作成やデータ分析のスキルを身につけていけるので、未経験の場合も挑戦しやすいでしょう。
「20代女性の転職成功法とは?おすすめの仕事やスキルなしでの対策も解説」のコラムでは、20代女性におすすめの仕事を紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
20代男性におすすめの転職先を知りたいです
20代で転職を検討しているなら、「営業職」「建築関連職」「ドライバー」などの職種がおすすめです。いずれの職種も需要があり、未経験の場合も転職を目指せます。働きながら資格を取得したり、スキルを身につけられるため、20代からキャリアを積むのに適しているでしょう。
コラム内の「20代の転職におすすめの職種14選」では、20代におすすめの職種を紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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