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25歳での転職は遅い?異業種への転職を成功させるポイントを解説
更新日
この記事のまとめ
- 25歳の転職活動は、第二新卒で応募できるほかに異業種へ挑戦できるメリットがある
- 女性や男性、高卒や専門卒などにかかわらず25歳なら転職できる可能性は十分にある
- 25歳で転職2回目でも、採用担当者が納得できる理由があれば不利になることは少ない
- 転職の動機が明確なら、求人先の採用担当者を納得させやすい
「25歳からの異業種転職はできる?」「スキルなしで転職は厳しい?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。しかし、25歳の転職活動はニーズも高く、人口の減少もあり採用のチャンスが広がっています。このコラムでは、25歳で転職するメリット・デメリットや失敗しないためのポイントなどを紹介します。また、転職を避けたほうが良い人の特徴、女性の転職活動の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
25歳の転職事情
25歳は第二新卒のなかでも「3年ほどの社会人経験がある」という点で有利になりやすく、前職での経験を活かした転職が叶う年齢です。25歳は若さや成長性に加えて、業務実績やこれまでのキャリアをアピールできるため、転職のチャンスが多い年齢といえるでしょう。
第二新卒の25歳は需要が高い
第二新卒とは、一般的に「新卒入社してから3年以内に転職活動を検討している人」のことです。「「第二新卒」はいつまでが該当?企業側の採用視点や転職が有利な時期も解説」でも説明しているように、4年制の大学をストレートで卒業していれば、25歳は第二新卒というカテゴリーに当てはまります。
「3年以内の転職は忍耐力がない」というイメージがある一方で、第二新卒は「まだ若く、今後の成長が期待できる」と高い評価を得られることも多いようです。ほかにも、企業が第二新卒を採用するメリットとして、「入社後の教育コストがかからない」「企業のカラーに染まっておらず育てやすい」「多様な視点や経験を組織に取り入れられる」などが挙げられることから、積極的に求人を出す企業も多い傾向にあります。
第二新卒の転職活動のポイントを知りたい方は、「第二新卒とは?狙い目といわれる理由や転職活動のポイントも解説」のコラムの中でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
25歳の転職は社会人としての基礎が大事
25歳の転職者は社会人経験が浅いものの3年間の経験があるため、社会人としての基礎やビジネスマナー、一般常識などは求められます。第二新卒は「新卒」の言葉が使用されているものの、中途採用枠を使用する「転職者」です。社会人として働いたことのある人材に対し、基本的なマナーを求めるのは必然でしょう。
25歳で異業種に転職するのは厳しい?
25歳は若く、無資格・未経験から異業種への転職が比較的受け入れられやすい年齢です。企業は、「伸び代と成長スピード」「育てやすさ」「新しい環境へ適応力」などの理由から、少しでも若い人材を積極的に採用しようと求人を出す傾向にあります。
特に異業種から転職する場合、新しいことを覚えるための柔軟な対応力や発想力が重要です。25歳の第二新卒であれば、前の会社のやり方や慣例に囚われておらず、育成しやすいと評価する企業が多いといわれています。
年齢が高くなるほど一つの考え方に固執する傾向が見られるため、異業種への転職は早いうちがおすすめです。異業種の転職についてもっと知りたい方は「第二新卒の異業種転職は有利になる?面接のコツと応募書類の書き方」のコラムを参考にしてください。
25歳で異業種に転職をするメリット
25歳で転職する場合、3年ほどの社会人経験があるため基礎が出来ていると評価を受けることがあります。また、将来に期待できる年齢なので経験やスキルが不十分でもポテンシャル採用が叶うこともあります。25歳で転職するメリットをまとめました。
3年間努力してきた忍耐力が評価される
25歳での異業種転職は大卒後、社会人3年目でのキャリアチェンジです。「石の上にも3年」といわれるように、3年間頑張ったことについて一定の努力・忍耐力を評価する採用担当者は多いでしょう。
また、3年間の実務経験があることは、社会人としてのビジネススキルが身についていると評価されるポイントでもあります。異業種への転職において即戦力にはならないものの、新卒よりも育てやすく教育コストも少なく済むため、企業側としても積極的に求人を出して採用したいと考えられるでしょう。
若いので将来性も見てもらえる
25歳という年齢はまだ若いため、将来性を見てもらえるというメリットもあります。スキルなしでも、その若さから何事にも柔軟に対応できると企業側は考えるでしょう。長期的に育成することを前提としているため、30代に比べてポテンシャルを見て採用される可能性が高いといえます。
25歳なら失敗しても取り返せる
25歳で転職に失敗したとしても、その後のキャリア形成に大きく影響する可能性は低いでしょう。転職回数が増えると選考でマイナスイメージを持たれやすいものの、経験の浅い第二新卒での失敗は許容される場合もあります。
30代以降は即戦力を求められるため、異業種への転職は高度な知識やスキルが求められるため慎重にならざるを得ません。新しい仕事に挑戦したいなら、失敗を取り返しやすい25歳のうちに求人を見つけて転職するのがおすすめです。詳しくは異業種の転職について解説しているコラム「異業種に転職したい!未経験でも大丈夫?志望動機のポイントとは」をチェックしてみてください。
25歳で異業種に転職するデメリット
25歳の転職にはメリットがある一方で、デメリットもあります。社会人経験が浅いため、実績を求められる会社では、高い評価を受けづらいでしょう。
早期離職を不安視されやすい
入社3年ほどで退職する転職者に対し、早期離職を不安視する企業もあります。特に、明確な退職理由がない場合、「逃げの転職なのでは」と厳しい目で見られる可能性も。
そのため、転職活動の選考では説得力のある退職理由を示し、「次こそ長く働きたい」とアピールする必要があります。応募先企業への志望動機や自己PRで意欲・熱意を伝えて、早期離職のマイナスイメージを覆しましょう。自己PRにどのようなことを書いたらよいかわからない方は、転職エージェントサービスを利用するのもおすすめです。
経験・スキルが足りない
応募先企業が即戦力を求めている場合、社会人3年目の25歳は経験・スキルが足りないと見なされる可能性があります。特に、医療業界や金融業界、IT業界などの専門職に応募する場合は、未経験・無資格で採用されるのは至難の業でしょう。専門スキルを必要とする業種・職種へ転職したい場合は、今の仕事を続けながらオンライン講座の受講や資格取得にチャレンジするなどしてチャンスを待つのがおすすめ。
25歳だからといって、経験不足を理由に諦めたくないという方は「職種を変える転職は難しい?キャリアチェンジの叶え方と注意点」に詳しく書いているのでチェックしてください。
25歳で転職2回目は厳しい?
25歳で転職が2回目の場合、4年制大学の新卒者であれば1〜2年に1度のペースで転職していることになります。前述の通り、入社3年ほどで転職する人に対して早期離職を懸念する採用担当者もいるため、25歳で転職回数が2回以上になると採用ハードルは高くなりがちです。転職経験がない人に比べて、「今後もこのペースで転職を繰り返す可能性がある」「忍耐力がない」と判断される恐れがあるでしょう。
短期間の転職によるスキルや経験面が、採用にマイナスな影響を与えないよう注意してください。ただし、転職回数が多くても、アピールの仕方を工夫すれば採用につながるケースもあります。詳しくは「転職回数が多い人必見!即採用の理由や面接のコツを詳しく解説」で解説しているので、参考にしてください。
即戦力となり得れば問題ない
25歳で転職が2回目以上でも、「若手ならではの柔軟性」と「リーダーシップ」のどちらも備わっていることをアピールできれば問題ないでしょう。特に、前職で大事な仕事を任されたり、プロジェクトリーダーを担当したりされた方は、その実績が強みになります。
このような経験は、どの業界でも共通して求められる問題解決力やリーダーシップを持っていることの証明になり、異業種でもキャリアは高く評価されやすいでしょう。
熱意をアピールすることも大事
転職活動では、希望の企業へ入社したい理由を、熱意を持ってアピールすることも大事です。例えば、「最初に入社した会社と次の会社を通して、本当にやりたいことが分かった」など、今度こそ長く勤められると考える具体的な理由を伝えましょう。転職回数が2回目であることをしっかりと振り返りつつも、前向きな姿勢をアピールできれば転職は成功しやすいでしょう。
25歳で転職活動をする7つの理由
25歳で転職に至る理由は、人によってさまざまです。厚生労働省が実施している雇用動向調査によると、転職入職者が前職を辞めた理由は、男性は「給与など収入がが少なかった」、女性は「職場の人間関係が好ましくなかった」が多くなっています。
前職を辞めた理由 | 男性:全年齢 | 男性:25~29歳 | 女性:全年齢 | 女性:25~29歳 |
---|---|---|---|---|
労働条件が悪かった | 9.1% | 16.9% | 10.8% | 11.1% |
職場の人間関係が好ましくなかった | 8.3% | 8.9% | 10.4% | 7.4% |
給与が少なかった | 7.6% | 8.5% | 6.8% | 9.8% |
会社の将来が不安だった | 7.1% | 9.2% | 4.4% | 7.2% |
仕事内容に興味を持てなかった | 4.5% | 4.4% | 5.9% | 4.9% |
能力や資格を生かせなかった | 4.0% | 4.0% | 4.3% | 4.4% |
引用:厚生労働省「令和4年雇用動向調査 転職入職者の状況 3 転職入職者の状況 (2)転職入職者が前職を辞めた理由」
調査の結果をみると、全年齢に比べて25歳は人間関係や給与、労働条件が転職の理由になる傾向が強めであることが分かります。また、結婚や出産の割合も高くなっていることから、ライフスタイルの変化に伴って転職を決めている人も一定数いると分かるでしょう。
参照元
厚生労働省
雇用動向調査
1.人間関係にストレスを感じている
上司や先輩、同僚など社内の人間関係に悩み、ストレスを感じて転職を検討する方は多いようです。上司との関係が良好なら、面談を通して現状を伝えたり、部署異動をしてもらえたりと、改善に取り組める可能性はあるでしょう。
しかし、人間関係の複雑さが社風として根付いている場合は、すぐに改善が期待できないことも。転職を決断する前に、職場環境の変化が見込めるかどうかを見極めてから行動に移すのがおすすめです。
2.残業や休日出勤が多い
サービス残業や休日出勤の多さ、提示された雇用条件と違うなど、勤務先がブラック企業だった…という場合も、転職を検討する方が多いようです。この場合、個人の働きで改善できる可能性が低く、日が経つほど心身ともに疲労が蓄積されてしまう恐れがあります。
「そこで学びたいことがある」「やりがいを感じている」など特別な理由がなければ、早めに求人を見つけて転職を決断した方が良いでしょう。25歳の若いうちに転職を成功させるためにも、健康な状態で転職活動ができる余力を残しておくことが大切。労働環境を重視するなら、転職先として公務員や労働環境の改善に力を入れている企業がおすすめです。
労働環境を重視するなら転職先として公務員を視野に入れよう
カレンダー通りの休日や安定した賃金を求める25歳の方は、公務員への転職を視野に入れるのも良いでしょう。公務員として働くにあたって学歴は必要なく、公務員試験に合格すれば転職できます。ただし、試験の多くが30歳前後までと年齢制限があるので注意が必要です。地方公務員の自治体によっては26歳を上限にしているケースもあるため、25歳から公務員を目指す場合は事前に確認しておきましょう。3.給与や待遇に不満がある
給与や待遇に不満があり、転職活動を始める人も多いようです。25歳という年齢は、スキルや経験を積み始め自信がつき、他の企業で働いている人と比較した時に、適正な給与をもらえているのか気になる時期だと思います。また、結婚や住宅購入など、将来のライフイベントを意識し始めることも。
そのため、より高い年収や充実した福利厚生を求めて、転職市場に目を向ける人が多い傾向。ただし、給与や待遇だけに囚われると、長期的なキャリア形成や成長の機会を逃す可能性があります。給与や待遇だけでなく、仕事内容や将来性、職場環境など総合的な視点で求人を選ぶことが重要です。
4.望む仕事ができない
自分がやりたい仕事がない、希望する仕事に携われないといった理由から、求人を探して転職を考える方も多いようです。この場合は、入社前の企業研究が不十分だった、数年のキャリアが必要な仕事で若手には任せられないなど、さまざまな原因が考えられます。後者であれば、経験を積んだ数年後にやりたい仕事を任せてもらえる可能性はあるでしょう。
しかし、本当にやりたいことが諦められないのであれば、25歳のうちに求人を探して転職をするのがおすすめ。次の職場で同じことを繰り返さないよう、企業研究を十分に行い、やりたい仕事ができるかどうかを事前に確かめておくことが重要です。
5.仕事内容や社風が合わないと感じた
自己分析や企業研究をしっかりと行ったにもかかわらず、職種が自分に向いていなかったり、業界そのものが合わなかったりする場合もあります。事前に十分な情報を得て判断をしても、実際にその立場になると「違う」と感じることも少なくありません。
また、企業の社風や価値観は、実際に入社してみないと分からない側面があるのも事実。このようなミスマッチは今の会社で解決するのが難しいため、転職を検討するのがおすすめです。転職活動時には、このようなミスマッチから分かる「本当にやりたいこと」を明確にすると良いでしょう。
6.キャリアアップができない
年功序列制度が根付いている会社では、25歳を含む若手のキャリアアップが困難な傾向にあります。入社時は「成果」に対してそれほど気にしていなかったとしても、成果を出したのにきちんと評価してもらえないという不満が募ると退職につながりやすいでしょう。また、同僚や先輩よりも成果を出しているのに、給与の変化がなかった場合も、仕事に対するモチベーションを失ってしまう原因になります。
転職活動をする際は、採用ページでキャリアアップ・キャリアチェンジ制度を確認したり、先輩社員の話を参考にしたりして、事前に評価基準を確認してから求人へ応募するのがおすすめです。
7.スキルを活かせる仕事が少ない
入社後にスキルを身につけたものの、「ほかの仕事で活かすことがない」という状況では同じ仕事をやり続けることになってしまい、マンネリを感じやすいようです。「この仕事を続けて将来性はあるのだろうか」と不安を感じ、スキルアップのために転職を考える人もいるでしょう。
自分の向上心を保つためにも、職場でどんなスキルが活かせるのか、入社後の教育体制はどうなっているのかなどを、転職活動前に求人を確認してみてください。このように転職理由は人それぞれですが、考えようによっては、25歳は転職の好機とも言えます。詳しくは「25歳で仕事を辞めた!転職の好機で失敗しない方法を解説」でも取り上げています。
25歳で転職活動しないほうが良い人の3つの特徴
25歳という転職に大きなチャンスがある年齢であっても、転職を避けたほうが良い人もいます。ここでは25歳で転職活動しないほうが良い人の特徴を3つまとめました。
1.明確な転職理由がない人
25歳は転職市場で評価されやすい年齢ですが、明確な目的なく転職を検討することは避けるべきです。例えば、「何となくこの会社が嫌だ」という理由から、勢いで転職を決めたり、職場での人間関係の辛さから逃げるように転職するのも避けたほうが良いでしょう。
転職したい理由が明確でないままだと、転職先で似たような事態になったり、早期離職を繰り返してしまう可能性もあります。転職を成功させるなら、25歳という若さのみで安易に決断せず、転職先の職場で自分がどうなりたいのかを具体的に決めてから行動を始めましょう。
2.キャリアビジョンを明確にしていない人
キャリアビジョンが明確でなければ、今後も仕事を転々としてしまう可能性があります。また、年齢が25歳を超えるにつれて求められる経験のレベルが上がるため、1社での勤務経験が浅いと評価が低くなってしまうことも。
新しい職場でこれまで経験してきたスキルを磨きたいのか、異業種へ転職して知識の幅を広げたいのか、目指したいキャリアプランを明らかにすることが重要です。キャリアプランがなかなかイメージできないという方は、転職エージェントや転職サイトを利用して、目指すべき方向を分析してもらうこともできます。
3.年収ダウンを避けたい人
前述の通り、25歳は転職者のなかでは評価できる実績や経験が少なく、転職した場合に年収が下がりやすい傾向にあります。特に未経験の職種や大企業から中小企業へ転職する場合は、現在の年収から大きく下がってしまう可能性もあるようです。「一時的であっても年収が下がるのは嫌」という人には、あと数年現職で経験を積んでから転職をするか、希望年収を実現できる転職先を見つけましょう。
25歳での転職がおすすめできる人の特徴
25歳での転職がおすすめできる人は、新たに挑戦したい仕事が見つかった人や、年収ダウンを前向きに考えて頑張れる人です。
挑戦したい仕事が見つかった
3年間の社会人経験のなかで、新たに挑戦したい仕事が見つかった人は転職がおすすめできるでしょう。前述の通り、25歳ならスキルなしで異業種への転職もしやすいため、やりたいことに挑戦できる年齢です。
30歳になるとポテンシャル採用が厳しくなり、挑戦したくてもできない可能性が出てきます。「あのとき転職すれば良かった」と後悔しないように、早めに行動を起こすのが大切です。
年収ダウンも前向きに考えられる
転職によって年収が下がったとしても、「未経験の職種に挑戦するのだから当然のこと」と考えられる人には転職がおすすめできます。
給与の決定基準は企業によって異なるものの、前職での実績やスキル・キャリアをもとに決められるのが一般的。未経験の場合は一からの出直しとなるため、年収が下がるのも仕方ないといえます。未経験職種へ挑戦する場合は、「3年後に年収○万円を目指そう」と前向きな姿勢を持ち、一旦は年収ダウンを受け入れるつもりで転職しましょう。各業種や各業種で年収も大きく変わることから、転職前に調べて参考にしてみるのもおすすめです。「【年齢別】年収の平均や中央値は?収入アップの方法も紹介!」のコラムを参考にしてみてください。
25歳からの転職活動を成功させる6つのコツ
転職活動で失敗しないためには、転職における自分の軸をしっかりと持つのが重要です。ここでは、転職成功の6つのポイントをまとめました。25歳から転職活動を始めるなら、ぜひ参考にしてみてください。
1.何を軸に転職活動をするのか決める
自分が何のために転職をするのかを理解しましょう。前述したように、退職・転職したい理由を明確にしないまま転職活動をすると、転職に成功したとしても同じ内容で不満を抱く恐れがあります。退職理由と転職の目的は「転職活動の軸」としてはっきりさせ、途中でブレないようにするのが成功のコツです。
2.「自分の軸に合う」求人を選ぶ
転職先に求める条件を明らかにして、応募先企業の求人内容が自分の軸とマッチしているかを確認しましょう。業種・職種が希望に合っていても、転勤の有無や残業時間といった条件が合わないと、転職後に不満を抱く原因になります。転職先に求める条件をいくつかピックアップし、さらに優先順位をつけて応募先企業の求人を選ぶ判断基準にしてみてください。「転職の目的がないと成功しない?明確化したほうがいい理由と整理する方法」のコラムを参考にしながら、自分の軸を考えてみましょう。
3.転職活動は在職中に行う
転職活動は在職中に行い、転職先を決めてから退職するのがおすすめです。「まとまった時間を確保できる」「すぐにでも辞めたかった」などの理由で、退職してから転職活動をすることも可能ですが、転職活動は明確な終わりが見えないため、「なかなか仕事が決まらない…」と焦ったり金銭面が厳しくなったりする恐れがあるので注意が必要です。
転職活動の面接では、先方に在職中であることを伝えれば時間を融通してくれる会社も多いため、今の仕事と両立するのも難しくありません。スケジュール管理に不安がある方は、転職エージェントに日程調整を任せるのも一つの方法です。
4.転職理由は前向きに伝える
明確なキャリアプランがあり、それに基づいた前向きな転職理由があるかどうかで、企業は自社とのマッチ度や、やる気を確かめています。転職理由が職場での人間関係や一時的な感情などの場合、企業は「また同じようにすぐ退職してしまう」と考えて、採用を避ける可能性があります。そのため、誰が聞いても納得できるような前向きな転職理由を伝えることが重要です。
5.キャリアだけでなく自分の活かし方もアピールする
。面接では、自分のキャリアアップが企業の利益にどうつながり、具体的にどのような貢献できるのかを伝えるのが大切です。例えば、企業が抱える課題に対して、「自身の経験やスキルは親和性が高く課題解決に貢献できる」などといった、アピール方法なら採用担当者の評価は高くなるでしょう。
6.転職エージェントを利用する
企業分析や自己PRをしっかり行いたい方は、プロのキャリアアドバイザーからの指導を受けられる転職エージェントの利用もおすすめ。悩みに対する相談や具体的な対策などを指南してくれるので、仕事が忙しい方でもスムーズな転職が可能です。
また、転職エージェントでは求人探しや面接の日程調整、入社日の交渉なども代行してくれます。さらに、履歴書や職務経歴書の添削、模擬面接など、応募者の転職活動を手厚くサポートしてくれるのも転職エージェントの魅力です。また、応募先企業の詳しい情報も事前に伝えてくれるため、ミスマッチになりにくいのもメリットです。転職エージェントには既卒や第二新卒を対象としたものや、業界特化型など種類があるので、自分に合ったものを選びましょう。
ただし、複数の転職エージェントに登録し過ぎないよう注意が必要です。志望する企業が重複したり、面接時間が重なってしまったりすると、エージェントから求人を紹介してもらえない可能性もあります。
25歳で異業種への転職がしやすい業界・職種
25歳で未経験でも応募可能な求人が多いのは、人手不足の業界や実力主義の職種です。25歳は転職しやすい年齢ではありますが、ここでは特に採用されやすい業界・職種を紹介します。また、効果的な求人の選び方を知りたい方は、「25歳の仕事探しのコツ!求人の選び方と就職成功のポイントを解説」のコラムを参考にしてみてください。
人手不足で育成に力を入れている業界
人手不足の業界は若手を積極的に採用し、教育したいと考えています。そのため、研修や制度が整っている企業が多く、スキルアップしやすいのも魅力です。人手不足の業界には、介護業界やIT業界、建築業界などがあります。いずれの業界も未経験歓迎・資格不問の求人が多い傾向にあり、学ぶ意欲さえあれば転職できる可能性が高いでしょう。
実力主義の職種
実力主義の職種には、営業職や販売職などがあります。実力主義の場合は年齢や経歴に関係なく、適性があれば採用される傾向にあるようです。また、成果報酬を導入している企業も多く、25歳の転職でも年収アップを目指すこともできます。ただし、実力主義の職種は高度なスキルやキャリアが求められるため、そもそも応募した段階で足切りされる可能性もあるので注意しましょう。
25歳の転職なら、若年層向け転職エージェントのハタラクティブにおまかせください。ハタラクティブは第二新卒や既卒を対象としているため、未経験歓迎の求人も数多く取り扱っています。
また、専任アドバイザーによるマンツーマンの対応も魅力。企業との面接日程の調整やチャットツール・メールでの相談も可能です。ほかにも、書類添削や面接対策など充実したサポート体制で、異業種への転職も挑戦できます。「転職したいけど仕事が忙しい」「条件に合う転職先が見つからない…」とお悩みの方は、ぜひお問い合わせください。
25歳での異業種への転職に関するFAQ
ここでは、25歳で異業種へ転職する際の悩みや不安についてQ&A方式で回答します。
25歳からでも異業種への挑戦はできますか?
25歳は未経験の業界や異業種への挑戦に適した年齢です。
若さと職場環境への適応力を兼ね備えているため、多くの企業がポテンシャルを重視して求人を出す傾向があるでしょう。そのため、異業種でも前職の経験やポテンシャルを評価される可能性は十分にあるといえます。ただし、基本的なビジネススキルを持っていることが前提です。
25歳から始めるのに向いてる仕事は?
未経験歓迎の求人が多い仕事が良いでしょう。
たとえば、介護・福祉業界や運送業界、飲食業界などの求人がおすすめです。未経験歓迎の求人を出す企業には、「採用の間口を広げたい」「異業種から新しい視点を取り入れたい」といった背景があるといわれています。求人へ応募の際は自己分析をしっかりと行い、若さやポテンシャルをアピールしましょう。「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」のコラムで、未経験の仕事に就職するコツを解説していますのでご一読ください。
転職活動と現在の仕事の両立は難しいですか?
退職後の転職活動では収入が途絶えてしまうため、在職中に転職活動をする方が大半でしょう。
ただし、働きながらの転職活動では使える時間に制限があるため、効率よく進める必要があります。「転職活動は仕事を辞めてから?働きながら?成功させるコツを解説」のコラムで転職活動の進め方について解説しているので、参考にしてください。
25歳の第二新卒に転職サイトはおすすめ?
転職サイトを使うのもおすすめです。第二新卒を対象とした転職サイトなら、未経験歓迎・経歴不問の求人も多いでしょう。ただし、転職サイトは1人ですべての対策を行わなければならないため、転職活動が長引く恐れもあります。効率的に転職をしたい方には、転職エージェントとの併用がおすすめ。「既卒におすすめの就活サイトとは?特徴やエージェントとの併用方法もご紹介」のコラムで、併用の流れを解説していますので参考にしてみてください。
第二新卒に向いている転職エージェントとは?
20代や第二新卒を対象としている転職エージェントが良いでしょう。そのような転職エージェントでは、社会人経験が浅くてもうまくアピールするコツや、職務経歴書の書き方などをアドバイスしてくれます。また、第二新卒を歓迎する求人を紹介してくれるため、早めの転職成功が叶うでしょう。ハタラクティブも第二新卒を対象としているので、これから転職を考えている方はぜひ相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。