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休みが多くて給料がいい仕事10選!就職のポイントと注意点も解説
この記事のまとめ
- 「年間休日115.6日」「年収460万円以上」が休みが多くて給料がいい仕事の基準の一つ
- 土日祝休みで福利厚生が充実していることなどが、休みが多くて給料がいい仕事の特徴
- 休みが多くて給料がいい仕事のメリットは、ワークライフバランスをとりやすいこと
- 自分の希望条件に合う仕事に就きたいなら、自己分析や企業分析は必須
あなたにおすすめ!
今の仕事の給料や休日数に不満を感じ、休みが多くて給料がいい仕事への転職を検討している方もいるでしょう。年間休日が115日以上で年収460万円以上であれば、「休みが多くて給料がいい仕事」と感じやすいといわれています。休みが多くて給料がいい仕事に就くためには、自己分析や企業分析を行うことが欠かせません。
このコラムでは、休みが多くて給料がいい仕事を10個ご紹介します。就職のポイントも解説するので、ぜひご一読ください。
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休みが多くて給料がいい仕事10選
休みが多くて給料がいい仕事として、「IT系の技術職」「金融業界」などが挙げられるようです。ここでは、厚生労働省の「岐阜県における賃金の動き(令和7年4月) 第16表 令和6年 年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)」の資料をもとに、休みが多くて給料がいい仕事と、それぞれの年間平均休日・年収をまとめました。
ただし、ここで挙げる業界や職業は一例です。企業によって待遇は異なるため、一概に「休みが多くて給料がいい仕事」とはいえません。また、休みが多くて給料がいい仕事の基準は人それぞれのため、参考としてご覧ください。
IT系の技術職
IT系の技術職は、休みが多くて給料がいい仕事といえます。厚生労働省岐阜労働局の「岐阜県における賃金の動き(令和7年4月) 第16表 令和6年 年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)」によると、情報通信業の年間平均休日数は122. 3日間です。また、IT系の技術職として、厚生労働省が運営するjob tagの「システムエンジニア(基盤システム)」を例に挙げると、全国平均年収は684万9,000円となっています。
年間平均休日 (情報通信業) | 122.3日 |
---|---|
平均年収 | 684万9,000円 |
参照:厚生労働省岐阜労働局「岐阜県における賃金の動き(令和7年4月) 第16表 令和6年 年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)」
厚生労働省 職業情報提供サイト (日本版O-NET)jobtag「システムエンジニア(基盤システム)」
基盤システムのシステムエンジニアは、サーバーの設置やネットワークの設定など、情報システムのインフラを支える仕事です。IT業界は今後も成長が見込まれるため、企業は優れた人材を確保するために高い水準の給与を提示する傾向にあるでしょう。また、給与だけでなく、福利厚生や休暇制度が充実している企業もあるでしょう。
システムエンジニアの業務内容については「システムエンジニアの仕事」のコラムで紹介しているので、ぜひご一読ください。
金融業界
金融業界はカレンダーどおりの休日を採用し、給与水準が高い傾向にあるため、「休みが多くて給料がいい仕事」といえます。
年間平均休日 (金融業、保険業) | 120.6日 |
---|---|
平均年収 | 484万6,000円 |
参照:厚生労働省岐阜労働局「岐阜県における賃金の動き(令和7年4月) 第16表 令和6年 年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)」
厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「銀行等窓口事務」
金融業、保険業の年間平均休日は120.6日となっており、後の「休みが多くて給料がいい仕事の特徴」で解説する1人あたりの平均日数である116.4日より4.2日間多い結果です。また、平均年収は484万6,000円となっています。金融業界は資金の運用で継続的に利益を生み出せるため、従業員へボーナスとして還元するなど、待遇が手厚い傾向にあります。
金融業界についてさらに詳しく知りたい方は、「金融業界の仕事」のコラムを参考にしてみてください。
教育業界(大学・短大職員)
教育業界も、休みが多くて給料がいい仕事の一つといえるでしょう。教育業界のなかでも大学・短大職員は、学校の運営に伴う事務業務を行います。
年間平均休日 (教育、学習支援業) | 114.8日 |
---|---|
平均年収 | 1074万7,000円 |
参照:厚生労働省岐阜労働局「岐阜県における賃金の動き(令和7年4月) 第16表 令和6年 年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)」
厚生労働省 職業情報提供サイト (日本版O-NET)jobtag「大学・短期大学教員」
年間平均休日は114.8日となっており、1人あたりの平均である116.4日と比べ若干少ないようです。一方で平均年収は1,074万7,000円と、後述の「年収が460万円以上ある」で紹介する1人あたりの平均給与である459万5,000円よりも高水準といえます。
教育業界について詳しく知りたい方は、「教育業界の仕事」のコラムをぜひ参考にしてみてください。
研究職
研究職は専門性がある職業のため、給料がいい仕事だといえます。また、年間平均休日も121. 6日と、比較的休みが多い仕事です。ここでは、薬学研究者を例に挙げて解説していきます。
年間平均休日 (学術研究、専門・技術サービス業) | 121. 5日 |
---|---|
平均年収 | 740万2,000円 |
参照:厚生労働省岐阜労働局「岐阜県における賃金の動き(令和7年4月) 第16表 令和6年 年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)」
厚生労働省 職業情報提供サイト (日本版O-NET)jobtag「薬学研究者」
薬学研究者は製薬会社の研究部門に属しながら、新しい医薬品を開発するための研究開発を行う仕事です。平均年収は740万2,000円と平均給与より高いといえるでしょう。
研究職については「開発(開発職全般)の仕事」のコラムでまとめています。詳しく知りたい方はぜひご一読ください。
公務員
公務員も「休みが多くて給料がいい仕事」として挙げられるでしょう。公務員は「国家公務員」「地方公務員」の2種類に分類され、採用されるには学力試験を通過する必要があります。jobtagの「地方公務員(行政事務)」によると、労働時間は原則として1日7時間45分であり、土日祝日や年末年始は休日であることがほとんどのようです。
年間平均休日 | 120日程度 |
---|---|
平均年収 | 478万3,000円 |
参照:厚生労働省 職業情報提供サイト (日本版O-NET)jobtag「地方公務員(行政事務)」
地方自治体によっては、休日にも住民向けサービスの窓口を開いているところがあり、部署によって勤務体制が異なる場合もあります。公務員についてや、国家公務員と地方公務員の違いについては、「公務員とはどんな職業?転職を目指す前に知っておくべきこと」のコラムで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
営業職
休みが多くて給料がいい仕事として、営業職も挙げられます。営業職とは、個人または法人に自社のサービスを提案し、受注してもらうのが主な業務です。法人向けのサービスを展開している企業の場合、取引の対応が平日の営業時間内に行われることが一般的なため、土日祝日が休みの傾向にあります。
ここでは、印刷営業を例に挙げて紹介。印刷業界は製造業にあたるため、厚生労働省の既出の資料では「製造業」の箇所を算出しています。
年間平均休日 (製造業) | 119.1日 |
---|---|
平均年収 | 579万5,000円 |
参照:厚生労働省岐阜労働局「岐阜県における賃金の動き(令和7年4月) 第16表 令和6年 年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)」
厚生労働省 職業情報提供サイト (日本版O-NET)jobtag「印刷営業」
印刷営業職の年間平均休日は119.1日、1人あたりの平均年収は579万5,000円と、高めに設定されているようです。 営業職全般について詳しく知りたい方は、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムをご一読ください。
企画職
企画職は新製品や新サービスの設計、開発を行う仕事です。一般的に、直接顧客と接する機会がなく各分野の知識を必要とするので専門性が高く、休みが多くて給料がいい仕事だと考えられます。
年間平均休日 (学術研究、専門・技術サービス業) | 121.5日 |
---|---|
平均年収 | 645万5,000円 |
参照:厚生労働省岐阜労働局「岐阜県における賃金の動き(令和7年4月) 第16表 令和6年 年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)」
厚生労働省 職業情報提供サイト (日本版O-NET)jobtag「企画・調査担当」
jobtagの「企画・調査担当」によると、企画職の仕事に就くために必要な学歴や資格はないため、未経験や中途採用される場合もあるようです。企画職については「企画職とは?主な仕事内容や向いている人を解説!必要なスキルも知ろう」のコラムでも解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
コンサルタント職
コンサルタント職も「休みが多くて給料がいい仕事」といわれているようです。ここでは、「広報コンサルタント」を例に挙げて紹介していきます。
年間平均休日 (情報通信業) | 122.3日 |
---|---|
平均年収 | 551万4,000円 |
参照:厚生労働省岐阜労働局「岐阜県における賃金の動き(令和7年4月) 第16表 令和6年 年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)」
厚生労働省 職業情報提供サイト (日本版O-NET)jobtag「広報コンサルタント」
広報コンサルタントは「情報通信業」に該当するため、既出の同資料によると年間平均休日は122.3日間です。また、平均年収は551万4,000円で先述の平均休日・給与より高い傾向にあるでしょう。広報コンサルタントは、企業や団体などの広報活動について目的や課題を分析し戦略を立て、実施について助言する業務内容です。そのため、知識はもちろん、論理的思考などの適性が求められるでしょう。
コンサルタントの仕事内容について詳しく知りたい方は、「コンサルタントの仕事」のコラムを参考にしてみてください。
工場作業員
休みが多くて給料がいい仕事として、工業作業員が挙げられます。工場作業員とは、工場で商品を製造する際に、生産設備を運転・監視する仕事です。
ここでは、「鉄鋼製造オペレーター」を例に挙げて紹介していきます。なお、鉄鋼業は製造業に該当するため、年間平均休日は「製造業」で算出しています。
年間平均休日 (製造業) | 119.1日 |
---|---|
平均年収 | 552万1,000円 |
参照:厚生労働省岐阜労働局「岐阜県における賃金の動き(令和7年4月) 第16表 令和6年 年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)」
厚生労働省 職業情報提供サイト (日本版O-NET)jobtag「鉄鋼製造オペレーター」
鉄鋼製造オペレーターの年間平均休日は119.1日であり、高めに設定されている傾向があるでしょう。勤務形態によって休日が大きく変化する職種であるため、企業によっては年間休日130日を超える場合もあるようです。
また、平均年収も552万1,000円と高めです。シフト制の企業が多く、場合によっては夜勤などがあるため、年収が高めに設定されている傾向にあります。体力や集中力、注意力に自信のある方に向いている仕事といえるでしょう。
「工場に就職するメリットを紹介!仕事内容と向いている人の特徴も解説」のコラムでは工場作業員の仕事内容を詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
人事
人事も、休みが多くて給料が仕事といえるでしょう。人事とは、採用や退職などの事務手続きや従業員の配属決定などを行う仕事です。
厚生労働省の職業情報提供サイト (日本版O-NET)jobtag「人事事務」によると、土日祝休みの企業が多い傾向にあり、年間平均休日は120日程度のようです。平均年収も493万4,000円と、高めに設定されています。
年間平均休日 (学術研究、専門・技術サービス業) | 120日程度 |
---|---|
平均年収 | 493万4,000円 |
参照:厚生労働省 職業情報提供サイト (日本版O-NET)jobtag「人事事務」
人事事務は、新入社員の採用期間や人事考課、異動の時期は残業が発生することもありますが、それ以外の時期は計画的に業務を進めることができるでしょう。また、就職・転職の際に必要な資格はなく、未経験から挑戦しやすい職種といえます。
人事の仕事に関しては「人事の仕事」のコラムで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省岐阜労働局
岐阜県における賃金の動き(令和7年4月)
厚生労働省 職業情報提供サイト (日本版O-NET)jobtag
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休みが多くて給料がいい仕事の特徴
休みが多くて給料がいい仕事の特徴は、「年間休日が115日以上」「年収460万円以上」「待遇がいいとされている業界である」などが挙げられます。
ただし、ここで挙げる特徴が必ずしも「休みが多くて給料がいい仕事」に当てはまるとはいえません。仕事に求める条件は人それぞれのため、あくまで参考程度にご覧ください。
年間休日が116.4日以上ある
「休みが多い」と感じる基準の一つとして、年間休日の平均数が挙げられます。厚生労働省の「令和6年就労条件総合調査の概況(3) 年間休日総数」によると、2023年の年間休日総数1人あたりの平均は116. 4日間でした。したがって、年間休日が116日以上ある仕事は「休みが多い仕事」といえるでしょう。
年間休日は116日の内訳は、「月に9〜10日間の休日×12ヶ月=年間休日116日」となります。具体的には、月に9〜10日間の休みがある「変形労働時間制」または、毎週土日あるいは日曜+1日の休日がある「週休2日制」の傾向があるようです。
週休2日制について詳しく知りたい方は、「週休二日制とは?完全週休二日制との違いや労働基準法の休日について解説」のコラムをご覧ください。また、「拘束時間とは?労働時間の違いや長すぎるときの対処法を解説」のコラムでは変形労働時間制について触れています。ぜひご一読ください。
大企業は休みが多い傾向にある
大企業の休日数は、年間休日数の平均に比べ多い傾向にあります。厚生労働省の同資料で算出されている企業規模別の年間休日数を、以下の表にまとめました。
企業規模 | 労働者1人あたり 平均年間休日総数 |
---|---|
1,000人以上 | 119.4日 |
300~999人 | 117.4日 |
100~299人 | 114.7日 |
30~99人 | 112.2日 |
参照:厚生労働省「令和5年就労条件総合調査の概況(3) 年間休日総数 第4表 年間休日総数階級別企業割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数」
企業規模が1000人以上の大企業は、平均年間休日が119.4日間です。300〜999人の企業は117.4日、100〜299人の企業は114.7日と、企業規模が小さくなるにつれて労働者1人あたりの年間休日が少なくなることが分かります。つまり、大企業は「休みが多い仕事」の傾向があるといえるでしょう。
年間平均休日については「年間休日の平均を企業規模や業種別に紹介!最低ラインについても解説」のコラムでも解説しています。ぜひご一読ください。
年収が460万円以上ある
給料がいい仕事とは、年収460万円以上であると考えられます。国税庁の「民間給与実態統計調査Ⅱ 1年を通じて勤務した給与所得者 2 平均給与」によると、2023年の1年で所得した1人当たりの平均給与は459万5,000円でした。また、男女別でも平均給与は変わります。
賞与を含めた平均給与の内訳も合わせて、図表でまとめました。
男性・女性別平均給与
国税庁の同資料によると、男性が1年で所得した1人当たりの平均給与は568万5,000円、女性は315万8,000円となりました。
区分 | 年間平均給与 |
---|---|
男性 | 568万5,000円 |
女性 | 315万8,000円 |
男女計 | 459万5,000円 |
参照:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告- Ⅱ1年を通じて勤務した給与所得者 2平均給与(第8表)平均給与(p.15)」
上記の表にまとめたように、男性と女性で1年の平均給与が異なるため、給料がいい仕事の基準は男女で違うといえます。
賞与含む平均給与内訳
1年の平均給与459万5,000円の内訳を、賞与を含めた金額とともに以下の表にまとめました。
区分 | 平均賞与 | 年間平均給料・手当 (賞与含まない) |
---|---|---|
男性 | 92万4,000円 | 476万1,000円 |
女性 | 43万8,000円 | 272万円 |
男女計 | 71万4,000円 | 388万1,000円 |
参照:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告- Ⅱ1年を通じて勤務した給与所得者 2平均給与〔平均給与の内訳〕(第10表)平均給料・手当及び平均賞与(p.17)」
上記の表から、年間平均給与459万5,000円のうち、平均の賞与額は71万4,000円であることが分かります。1年の賞与額は年間給与に対し、平均して約15%程度のようです。
また、男性の平均賞与は92万4,000円、女性は43万8,000円でした。年間平均給与額と同様に賞与額も男女で差があることが分かります。
人によって仕事に求める基準は異なる
「休みが多くて給料がいい仕事」の基準は、人によって異なるでしょう。たとえば、配偶者と子どもがいる方と実家暮らしの独身の方とでは、生活スタイルやかかるお金が異なるため、仕事に求める基準は変わるといえます。
このコラムでご紹介した年間平均休日や年間平均給与は、あくまで一例です。目安として捉えたうえで、自身に合った仕事の条件を洗い出すことが大切といえます。
仕事の探し方についてのポイントは、「仕事の決め方が分からない!どんな働き方をしたいのか自分の基準で考えよう」のコラムで解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和6年就労条件総合調査 結果の概況
国税庁
令和5年分 民間給与実態統計調査
「待遇がいい」とされている業界である
休みが多くて給料がいい仕事の特徴は、「待遇がいい」とされている業界でしょう。
「待遇がいい」とされている業界として、「インフラ業界」「金融業界」などが挙げられます。インフラ業界は公共事業のため、安定した経営基盤があり社会的に需要があるようです。金融業界は資金の運用で継続的に利益を生み出せる傾向にあります。このような業界は、従業員への還元も手厚い可能性があるでしょう。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025 2-6. 仕事選びで重視していること」によると、正社員とフリーターが仕事選びで重視していることとして、「希望する仕事内容かどうか」が1位となりました。そして、次に挙げられたのが、「希望する収入が得られるか」「理想的な勤務時間や休日数か」です。
仕事選びで重視していること | 正社員 | フリーター |
---|---|---|
希望する仕事内容かどうか | 31.9% | 31.6% |
希望する収入が得られるか | 20% | 10.6% |
理想的な勤務時間や休日数か | 7.7% | 12.7% |
希望の労働時間で働けるか | 7.3% | 12.3% |
社風や職場の雰囲気が合うか | 6.3% | 11.7% |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 2-6. 仕事選びで重視していること(p.24) 仕事選びで最も重視していること【雇用形態別】」
収入や勤務時間、休日数、福利厚生などの待遇面を仕事選びの基準としている人が多いことが分かります。この基準を満たしている仕事は「待遇がいい」と捉えられ、休みが多くて給料がいいと感じる傾向にあるのでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
企業によって待遇は異なる
「待遇がいい」とされている業界をご紹介しましたが、同じ仕事だとしても企業によって待遇が異なることを念頭に置いておきましょう。たとえば、インフラ業界のなかでも、月収20万円で年間休日125日の企業があれば、月収30万円で年間休日110日のところもあると考えられます。
待遇がよさそうな業界だからといって求人に応募するのではなく、企業研究や業界研究を行い実態を把握しておくのがおすすめです。企業・業界研究のやり方については、この後の「企業分析を行う」で解説するので、参考にしてみてください。
土日祝日が休みな傾向にある
「休みが多い仕事」の特徴として、土日祝日が休みな傾向にあります。「年間休日が116.4日以上ある」では、年間休日が116日以上ある仕事は「休みが多い仕事といえる」と紹介しました。土日祝日が休みかどうかにかかわらず、週2日以外に祝日も休日として設定している企業は、「休みが多い仕事」の特徴に当てはまるといえるでしょう。
休みや給料だけでなく残業時間も確認しておく
「休みが多くて給料がいい仕事」を探す際は、残業時間もチェックするのがおすすめです。年間休日が120日と年間休日の平均より多かったとしても、1日の残業時間が長い場合は、業務の負担を感じプライベートの時間を確保できない可能性があります。
残業時間が長い場合、そのぶん給与が多く支払われることもありますが、月単位で見ると長時間労働が続くことになるので、ストレスや疲労が蓄積する可能性も。ワークライフバランスを保てるよう、自分に合った残業時間かどうかを確認しておく必要があるでしょう。
残業時間の目安については、「残業40時間はありえない?ホワイトな働き方のコツやきつい時の対処法」のコラムで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
法人向けに事業を行っている
法人向けに事業を展開している企業は、「休みが多い仕事」の傾向にあります。法人相手の事業の場合、商談や業務が平日の営業時間内に行われることが一般的なため、労働時間が安定し残業や休日出勤がないといえるでしょう。
一方、個人向けのサービスでは、顧客対応のために土日や夜間に働くこともあるようです。結果的に休暇がとりづらくなり労働時間が長くなるので、待遇が悪化しやすい傾向にあります。
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休みが多くて給料がいい仕事のメリット
休みが多くて給料がいい仕事のメリットとして、「ワークライフバランスをとりやすい」「キャリアアップを目指しやすい」などが挙げられます。ここでは、休みが多くて給料がいい仕事のメリットをまとめたので、ぜひご一読ください。
ワークライフバランスをとりやすい
休みが多くて給料がいい仕事のメリットとして、「ワークライフバランスをとりやすい」ことが挙げられます。十分な休暇と安定した収入があれば、プライベートの時間を大切にし家族や友人と過ごせるでしょう。休養をしっかり確保できると、仕事への集中力が増しモチベーションが向上すると考えられます。結果として仕事の成果を出せたり、昇給につながったりする可能性もあるでしょう。
キャリアアップを目指しやすい
休みが多くて給料がいい仕事に就くことで、将来のキャリアパスをじっくり考える時間や余裕ができます。休みや給料が少ないと感じている状態が続くと、自分の将来について考える余裕がなくなる可能性も。休みや給料が多ければ、休みの日に資格の勉強をするため学校に通うといった、キャリアアップのための自己投資もしやすくなるでしょう。
仕事に前向きに取り組みやすい
休みが多くて給料がいい仕事のメリットは、仕事に前向きに取り組みやすいことです。十分な休息がとれると、仕事のオンとオフにメリハリがつき、モチベーションが向上するでしょう。リフレッシュした状態で仕事に臨めるため、ストレスが少なく、前向きな気持ちで業務に集中できるようです。
また、成果を出せば昇格や昇給のチャンスが広がると考えられます。さらに、仕事に前向きに取り組む従業員が職場に増えると、場の雰囲気も明るくなり、「働くのが楽しい」と感じられることもあるようです。
プライベートの時間が多ければ副業に充てることも可能
休みが多くて給料がいい仕事に就いている場合、プライベートの時間が増えるため、副業ができることもあります。また、近年は働き方改革として政府が副業を推進しているため、本業以外の仕事を許可している企業もあるようです。
しかし、実態としては就業規則で副業を禁止している企業も存在します。ハタラクティブの「若者しごと白書2025 5-1. 現在の副業状況について」によると、正社員の現在の副業状況として、「副業はしたことがある」と答えた正社員が23.7%でした。同資料の「5-3. 副業する理由」では、正社員の方が副業する理由として、「趣味などに充てる副収入を得たいから(47.7%)」「本業の収入だけでは生活するうえで不十分だから(30.8%)」など、収入に関する回答が半数以上を占めていることが分かります。
休みが多くて給料がいい仕事の収入が安定していると、副業をする必要性を感じていない方もいるでしょう。一方で、「将来のために貯蓄を増やしたい」といった理由で副業を考えている場合は、会社の就業規則を確認したうえで検討するのがおすすめです。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
休みが多くて給料がいい仕事の求人を探す際の注意点
休みが多くて給料がいい仕事の求人を探す際、仕事で成果を求められる場合があることを理解しておきましょう。また、就業には専門知識やスキルが必要な場合もあります。
ここでは、休みが多くて給料がいい仕事の求人を探す際の注意点をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
仕事で成果を求められることもある
休みが多くて給料がいい仕事の求人を探す際の注意点は、仕事で成果を求められる場合がある点です。休みが多い企業では、限られた業務時間内で成果を求められる可能性もあります。給料がいい場合、企業は報酬に見合った成果を期待する場合もあるため、プレッシャーを感じることもあるでしょう。
したがって、仕事の内容や求められる成果についてしっかりと確認し、自分の能力やペースに合った職場を選ぶのが重要です。
専門知識やスキルが必要な場合がある
休みが多くて給料がいい仕事の求人を探す際は、専門知識やスキルが必要な場合があることを理解しておきましょう。休みが多く給料がいい企業は、従業員に業務遂行能力を求める場合があります。専門的な知識や高度なスキルが必要な職種では、業務の質や責任が重くなるため、そのぶんの成果を期待されることも。
自分の経験やスキルがその職務に合致しているかを確認し、求められる資格や能力に対応できるかどうかを慎重に考慮しましょう。
あらかじめ労働条件を確認する必要がある
休みが多くて給料がいい仕事を探す際は、あらかじめ労働条件を確認することが重要です。給与に「みなし残業代」が含まれている場合や、インセンティブを含む金額表記がされていることがあり、実際の手取り額が予想と異なる可能性があります。また、繁忙期に休日出勤を強制されたり、ノルマ達成のために休日返上で働かされる場合があるため、労働環境もチェックしておくのがおすすめです。
求人票の内容をよく確認し、不明点があれば面接時に企業に質問しましょう。
休みが多くて給料がいい仕事に就くためのポイント
休みが多くて給料がいい仕事に就くためには、自己分析や企業分析を行うことがポイントです。また、就職・転職エージェントを利用するのもおすすめ。ここでは、休みが多くて給料がいい仕事に就くためのポイントを解説するので、転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
自己分析を行う
休みが多くて給料がいい仕事に就くためには、自己分析を行うことがポイントです。自己分析では、これまでの経験やスキルを整理し、自分の強みや弱みを理解できます。
休みが多くて給料がいい仕事は、選考倍率が高く競争が激しい傾向にあります。自分が応募先企業で活かせる強みをより魅力的にアピールすることで、採用に効果的に働く場合もあるようです。
また、強みや弱みを理解すると、自分に合った職場を見つけやすくなるでしょう。自分に合った職場環境を知ることで、長期的に満足できる仕事を見つけ、成果を上げやすくなる傾向にあります。
自己分析の詳しい方法やコツなどは「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムで解説しているので、気になる方はぜひご一読ください。
企業分析を行う
休みが多くて給料がいい仕事に就くためには、企業分析を行うことも重要です。同じ仕事でも、企業ごとに待遇や労働環境が異なるため、求人内容だけでなく企業全体を調査してみましょう。企業分析で求人票や企業の採用ページ、口コミなどを幅広く調べることにより、実際の労働条件や企業文化を把握できます。
企業の実態を知ることで、入社前と後でギャップを減らし、長期的に働きやすい職場を選択できるでしょう。企業分析について詳しく知りたい方は、「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」を参考にしてみてください。
就職・転職エージェントを利用する
休みが多くて給料がいい仕事に就くためには、就職・転職エージェントを利用するのも一つの手でしょう。就職・転職エージェントは、キャリアカウンセリングや求人紹介、履歴書・職務経歴書の添削、模擬面接、面接日時の調整など、就職活動に必要なサポートを無料で提供するサービスです。キャリアカウンセリングでは希望待遇や年収のヒアリングが行われ、自分の条件に合った求人を紹介してくれるでしょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブは、既卒やフリーター、第二新卒などの若年層に向けた転職支援サービスを行っています。担当のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを行い、求職者1人ひとりに合った求人を厳選して5〜6社ご紹介。LINEで気軽に相談できるので、就業しながら転職活動をしている方は、隙間時間を活用して効率的に進められるメリットがあります。1分程度で簡単に受けられる適職診断もあるため、自分に合う仕事を探しやすいのもポイントです。 サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。
休みが多くて給料がいい仕事についてよくある質問
ここでは、休みが多くて給料がいい仕事についてよくある質問をまとめました。ぜひご覧ください。
楽で給料が高い仕事はありますか?
人によって「楽」「給料が高い」と感じる基準は異なるので、自分の希望に合った仕事を探すのがおすすめです。
たとえば、ワークライフバランスのとりやすい職場を「楽で給料が高い」と感じる方もいれば、福利厚生が充実している企業が「楽で給料が高い」と感じる方もいるでしょう。大切なのは、自分に合った働き方や仕事内容を見極め、それに応じた仕事を見つけることです。自己分析や企業分析をしっかり行うことで、希望に近い仕事を効率的に見つけましょう。
給料が高い仕事に就きたいと考えている方は、「高収入の仕事ランキング!無資格・未経験から年収アップを目指す方法を解説」のコラムを参考にしてみてください。
正社員で休みが自由にとれる仕事はありますか?
企業によりますが、所定の休日が多い仕事や有給休暇所得率が高い仕事は、休みを自由にとれる傾向にあります。
たとえば、フレックスタイム制やリモートワークを導入している企業は、自分のライフスタイルにあわせて働けるので、休暇の取得も柔軟な場合があるでしょう。また、ワークライフバランスを重視している企業では、有給休暇が積極的に取得される環境が整っており、計画的に休みを取得できます。
「休みが多い仕事とは?業界別ランキングや正社員と公務員における違いも紹介」のコラムでは、休みが多い業界や有給休暇について解説しているので、気になる方はぜひご一読ください。
高卒ですが休みが多くて給料がいい仕事に就けますか?
選考対策をしっかりとすれば、就ける可能性はあります。
「休みが多くて給料がいい仕事に就くためのポイント」で解説したように、休みが多くて給料がいい仕事に就くためには、自己分析や企業分析が欠かせません。また、就職・転職エージェントを利用するのも一つの方法です。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、既卒やフリーター、第二新卒など若年層に向けた就活支援サービスを行っています。自己分析や企業分析のサポートもしているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。