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狩猟などの第一次産業に関わる機会を提供し、食に関する問題の解決を目指す団体【NPO法人MOTTAI】
公開日

はじめに
NPO法人MOTTAIは、食に関する当事者意識の欠如を課題と捉え、体験を通して食の現状を学ぶ機会を提供している団体です。
特に都心部では、農家や漁師、猟師の知り合いがおらず、メディアなどの二次情報でしか第一次産業に触れる機会がないのが現状とのことです。
こうした現状を踏まえ、同団体では食について考えることや、当事者意識を持ち「もったいない」を意識することが大切だと考えています。
本コラムでは、同団体の活動内容について詳しくご紹介していきます。
概要
NPO法人MOTTAIの設立の背景となったのは、廃棄になりそうな食材を持ち寄る料理会「モッタイNight!!」や、「罠オーナー制度」といった活動です。これらの活動の広がりを受け、より多くの人々に継続的な活動を展開するために、同団体は設立されました。
「MOTTAI」は、仏教用語の「勿体(もったい)」に由来しています。本来の意味である「物のあるべき姿、本来持つ価値、本質的なもの」を現代社会に問い直し、物事の本質について考えるきっかけを提供したいという想いが込められた団体名です。
事業内容
NPO法人MOTTAIの活動分野は、社会教育/まちづくり/農山漁村・中山間地域/環境の保全/子どもの健全育成。以下では、同団体の活動の中でも特に力を入れている3つの事業についてご紹介します。
鶏解体ワークショップ
いろいろな料理のなかでも、鶏肉や鶏料理を口にする機会は多いでしょう。しかし、それがどうやってできているかまでは知らないことがほとんど。知っているようで知らない鶏について、解体を通しながら学ぶワークショップです。
鶏を絞める体験を行い、鶏の生態や解体の手順、刃物の取り扱いを学んだあと、猟師のスタッフのもと鶏の解体も体験します(解体した鶏肉は持ち帰り可能)。
生きた動物がお肉になるまでの工程、普段スーパーで買い物をする鶏肉との違い、食糧問題などを、参加者全員で考える機会です。
モッタイナイト
モッタイNightは、2014年頃にとある女子大生が始めた食料廃棄問題への取り組みです。「もったいないの精神で地球にちょこっと恩返し」をコンセプトに、廃棄食材や持ち寄り食材を使った料理会を実施していました。
同団体の代表を務める菅田氏は、2016年にこの活動を引き継ぎ、「モッタイNight in 藤沢」を開催。カレーや鍋など、参加者の持ち寄り形式でこれまでに100回近く行っています。(2025年現在)
その後、府中や国際基督教大学(ICU)、多摩などのさまざまな地域に活動が拡大。現在の主な活動拠点は、神奈川県大磯町と小田原市です。
今後も、活動範囲のさらなる拡大を目指しています。
狩猟体験
狩猟体験では、狩猟や鳥獣の生態、罠の仕掛け方などを、座学および体験を通じて学びます。
狩猟体験の一環として、「罠オーナー制度」も行われています。狩猟のハードルを下げ、なかなか触れる機会のない狩猟体験や食育、田舎暮らしを体験できるプログラムです。
獣害対策用の罠をシェアし、狩猟現場からのレポート配信や現場の猟師によるガイド、命をいただく狩猟体験、生産者との交流など幅広い体験機会を提供し、生産地と消費地の境界線を緩和していく取り組みです。
団体向けの研修では、農業体験および狩猟体験に加えて研修・教育を重視。グループ議論、ワールドカフェ、農家・猟師交えたジビエバーベキューなども実施しています。
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