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なんのために働くのか?男女別に働く理由をランキングで紹介!
この記事のまとめ
- 「なんのために働くのか」は、「生活のため」「お金を稼ぐため」など人それぞれ
- 明確なキャリアビジョンがないと、働く目的を失い不安になりやすい
- 「なんのために働くのか」を明確にするには、仕事への高過ぎるハードルを下げるのも手
- 面接で「なんのために働くのか」を聞かれたら、自分なりの考えを率直に述べよう
「なんのために働くのか」と問われたら、どのように答えれば良いか迷ってしまう方もいるでしょう。働く目的は、「生活に必要なお金を稼ぐため」「自己成長や自己実現のため」など、人それぞれ違うもの。このコラムでは、働く理由ランキングや、なんのために働くのかを見つけるヒントをご紹介します。就活の面接本番で焦らず回答できるよう、このコラムで働く意味や目的の見つけ方を参考にしてみてください。
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人はなんのために働くのか?理由ランキング
生きていくうえで働くことは欠かせないと分かっているものの、「なんのためにこの仕事を選んだのだろう?」と考えてしまうこともあるでしょう。なんのために働くのか分からなくなった状態では、モチベーションが上がらないのも無理ありません。
この項では、厚生労働省の調査をもとに、働く理由のランキングを紹介します。ほかの人がなんのために働くのかを参考に、自分が働く理由を改めて考えてみてください。
【全体】働く理由ランキング
ここでは、厚生労働省が満15~34歳の労働者を対象に行った調査「令和5年若年者雇用実態調査の概況」をもとに、正社員/正社員以外を含めた全体のランキングを紹介します。
1位・2位ともに収入に関する理由であり、生きがいや自己実現といった理由は少ない結果でした。
順位 | 働いている理由 | % |
---|---|---|
1位 | 主たる稼ぎ手として生活を維持するため | 51.0% |
2位 | 自分の学費や娯楽費を稼ぐため | 49.7% |
3位 | 自立のため | 31.5% |
4位 | 主たる稼ぎ手ではないが生活を維持するためには不可欠であるため | 29.8% |
5位 | 生きがい・社会参加のため | 21.6% |
6位 | 将来のための技能・技術の習得のため | 18.4% |
7位 | 自己実現のため | 16.7% |
8位 | 時間があまっているため | 3.8% |
参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況 (4)働いている理由(表12、p.14)」
上記は、2013年と2018年の調査を合わせた結果です。どちらの調査もランキングの結果は同じで、大きな変化はありませんでした。
【男性】働く理由ランキング
厚生労働省が満15~34歳の労働者を対象に行った調査「令和5年若年者雇用実態調査の概況」によると、男性が働く理由として最も多く挙げたのは収入でした。
順位 | 働いている理由 | % |
---|---|---|
1位 | 主たる稼ぎ手として生活を維持するため | 64.1% |
2位 | 自分の学費や娯楽費を稼ぐため | 45.1% |
3位 | 自立のため | 27.9% |
4位 | 生きがい・社会参加のため | 20.3% |
5位 | 将来のための技能・技術の習得のため | 19.9% |
6位 | 自己実現のため | 19.7% |
7位 | 主たる稼ぎ手ではないが生活を維持するためには不可欠であるため | 17.1% |
8位 | 時間があまっているため | 2.7% |
参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況 (4)働いている理由(表12、p.14)」
同調査では年代別の回答も示されており、男性の20代前半は「自分の学費や娯楽費のため」が1位ですが、20代後半になると「主たる稼ぎ手として生活を維持するため」という理由の割合が大幅に増えています。
いずれにしても、満15〜34歳をとおして「生活を維持するため」という理由が多くを占めており、生きていくために働くことは必要であるという認識が示されました。
【女性】働く理由ランキング
ここでは、同調査をもとに女性のランキングをまとめました。女性の場合も収入を理由にする人が多いものの、男性に比べて「自分のため」という割合が高い傾向にあるようです。
順位 | 働いている理由 | % |
---|---|---|
1位 | 自分の学費や娯楽費を稼ぐため | 53.6% |
2位 | 主たる稼ぎ手ではないが生活を維持するためには不可欠であるため | 41.0% |
3位 | 主たる稼ぎ手として生活を維持するため | 39.5% |
4位 | 自立のため | 34.6% |
5位 | 生きがい・社会参加のため | 22.7% |
6位 | 将来のための技能・技術の習得のため | 17.1% |
7位 | 自己実現のため | 14.0% |
8位 | 時間があまっているため | 4.8% |
参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況 (4)働いている理由(表12、p.14)」
女性は、年齢にかかわらず「自分の学費や娯楽費を稼ぐため」という理由が最も高い割合でした。また、「自立のため」という回答も男性に比べて多く、自分のための収入を目的に働く人が多いといえます。
参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況
なんのために働くのかは正社員とフリーターで異なる?
前項と同じ厚生労働省の調査によると、なんのために働くのかは正社員と正社員以外で傾向が異なります。正社員は「主たる稼ぎ手として生活を維持するため」が最も多く、正社員以外は「自分の学費や娯楽費を稼ぐため」が1位という結果です。
この項では、正社員と正社員以外の働く理由にどのような違いがあるのかを解説します。
【正社員・正社員以外】働く理由ランキング
以下は、厚生労働省が満15~34歳の労働者を対象に行った調査「令和5年若年者雇用実態調査の概況」をもとに、正社員と正社員以外の働く理由ランキングを比較したものです。
順位 | 正社員(15~34歳計) | 正社員以外(15~34歳計) |
---|---|---|
1位 | 主たる稼ぎ手として生活を維持するため(63.3%) | 自分の学費や娯楽費を稼ぐため(57.1%) |
2位 | 自分の学費や娯楽費を稼ぐため(46.3%) | 主たる稼ぎ手ではないが生活を維持するためには不可欠であるため(37.4%) |
3位 | 自立のため(32.2%) | 自立のため(30.2%) |
主たる稼ぎ手ではないが生活を維持するためには不可欠であるため(26.1%) | 主たる稼ぎ手として生活を維持するため (26.1%) | |
4位 | 生きがい・社会参加のため (22.7%) | 生きがい・社会参加のため (19.2%) |
5位 | 将来のための技能・技術の習得のため(18.4%) | 将来のための技能・技術の習得のため(18.6%) |
6位 | 自己実現のため(16.8%) | 自己実現のため(16.5%) |
7位 | 時間があまっているため(1.3%) | 時間があまっているため(9.0%) |
参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況 (4)働いている理由(表12、p.14)」
正社員と正社員以外では賃金の差が大きく、そのことが働く理由に関係していると考えられるでしょう。
同調査の「表 13 雇用形態、性・正社員以外の就業形態、賃金総額階級別若年労働者割合」を見ると、正社員の賃金のボリューム層は「20〜25万円未満」、正社員以外は「10〜15万円未満」と差があることが分かります。
フリーターの賃金で「主たる稼ぎ手」となるのは難しい側面があるので、将来は家族のために頑張りたいと考えている方は、正社員として働くことを検討してみてください。
参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況
【若年層フリーターと正社員】仕事の価値観ランキング
ここでは、ハタラクティブが18~29歳のフリーターと正社員に行った調査「若者しごと白書2024」をもとにランキングを紹介します。
ハタラクティブの調査では、「仕事で一番大切にしている価値観」として質問したものです。
仕事で一番大切にしている価値観
回答者数:フリーター 1,000人、正社員 1,000人
順位 | 正社員 | フリーター |
---|---|---|
1位 | プライベートを大切に働けること(37.7%) | プライベートを大切に働けること(41.3%) |
2位 | 人間関係の良い職場環境で働くこと(14.8%) | 人間関係の良い職場環境で働くこと(19.7%) |
3位 | 自分らしい生活ができること (14.4%) | 自分らしい生活ができること (14.8%) |
4位 | より多くのお金をもらうこと (9.6%) | より多くのお金をもらうこと (7.3%) |
5位 | 仕事を通じた成長が実感できること(7.2%) | 人や社会の役に立つこと(3.8%) |
6位 | 自分の能力を活かせること(35.6%) | 仕事を通じた成長が実感できること(3.4%) |
7位 | 人や社会の役に立つこと(3.7%) | 自分の能力を活かせること(3.1%) |
8位 | 新しいチャレンジができること/成果を出すこと(2.2%) | 新しいチャレンジができること(2.4%) |
9位 | ※8位が2回答同率 | 専門スキル・知識が身につくこと(2.0%) |
10位 | 専門スキル・知識が身につくこと(2.1%) | 成果を出すこと(1.6%) |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2024 2-5. 仕事で一番大切にしている価値観(p.23)」
ハタラクティブの調査では、正社員もフリーターも「プライベートを大切に働けること」が1位です。前項の働く理由ランキングとは異なり、「より多くのお金をもらうこと」は4位という結果でした。
したがって、収入のために働いているとしても、プライベートや人間関係における価値を大事にしたいと考えている人は多いと推察できるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
全体のランキングから見えてくる働く理由
多くの人が働く理由は、生活費や自己投資のため、さらにはやりがいや社会貢献などもポイントであることがランキングから分かりました。
この項では、人はなんのために働くのかについて、それぞれの理由について詳しく解説します。
人はなんのために働くのか?主な理由
1.生活を維持するのに必要なお金を稼ぐため
日々の暮らしを営むには、家賃・食費・光熱費・被服費などの衣食住を満たすお金が必要です。体のどこかが悪くなった場合、医者や病院に行くにもお金がかかります。十分な貯蓄がない限り、働いてお金を稼がなければ生活を維持できません。
したがって、生活費を稼ぐために働くのは、生きていくうえで必要なことだといえるでしょう。
2.生活を豊かにするため
「お金を稼いで趣味を充実させたい」「余裕を持って暮らしたい」という方もいるでしょう。生活に必要な費用以外も稼げれば、自分の好きなことにお金を使ったり、マイホームやマイカー購入のために貯金したりすることが可能です。
欲しいものを働く目的にすることでモチベーションが上がる場合も考えられます。十分なお金を使って自分や家族の生活を豊かにできるのも、働くメリットといえるでしょう。
3.自己成長や自己実現のため
自己成長や自己実現のために働くという方もいます。仕事面で努力すれば、スキルアップを図れるだけでなく、「精神的な強さを得られる」「苦手な分野を克服できる」といった自己成長が可能です。努力して身に付いたスキルを活かし、成果や評価を得られれば、大きな自信につながります。
また、「地位を得たい」「独立開業したい」というように、なりたい自分に近づくために働くこともあるでしょう。
自己実現を目指す場合には、自分がなんのために働くかをどのように言語化したらいいでしょうか?
まずは、ご自身が大切にする価値観を理解しましょう
自己実現を目指す際に「何のために働くのか」を言語化するには、自分の価値観と人生の目的を明確にすることがポイントです。仕事を単なる収入源と考えるのではなく、人生における意義や使命と結びつけることで、働く意味を深く理解できます。
たとえば、「社会に貢献したい」「新しい価値を創造したい」「人を幸せにしたい」など、自分が大切にする軸を見つけましょう。
次に、あなたが大切にする価値観を具体的な職業や業務に結びつけることで、納得感のあるキャリアの方向性を描けます。過去の経験や得意なことを振り返り、それがどのように社会や他者の役に立つかを考えると、自分がどんな環境で活躍できるのかイメージしやすいでしょう。
仕事選びの際には「なぜ、この会社・業界を選ぶのか」を自身に問い、大切にする価値観と企業理念が合致するかを確認することも重要です。
自己実現するためのキャリア設計には「どのような環境で自分の能力を最大限に発揮できるか」「どのように成長できるか」を考慮し、思わず心が躍るような目標を設定してみてください。
4.やりがいや社会の役に立つため
やりがいや社会貢献のために働く人もいるでしょう。自分の仕事が誰かの生活を支えたり、世の中に良い影響を与えていると感じられると、やりがいが増します。たとえば、医療や教育、福祉、インフラ整備などの仕事は、社会を支えていると実感しやすいものです。
なんのために働くのか分からなくなったときも、困っている人を助けたり、人の成長を促したりすることで仕事の意味を見出せるでしょう。
5.スキル向上のため
スキルが向上し、自分が成長できていると実感できることが働く意味につながる場合もあります。さらに、スキルを活かして成果が出せると、「頑張った甲斐があった」「努力が実った」と感じられ、働くモチベーションになるでしょう。
モチベーションが上がると働くことに一層前向きになり、またスキルが向上していくという好循環が生まれやすくなります。
6.楽しみのため
働くことや仕事で得られる体験が楽しいと感じ、そのために働いていると思える人もいるでしょう。どんなときに楽しみを感じるかは人それぞれで、「仕事そのものが楽しい」「チームで成果を出すのが楽しい」などの理由があります。以下に例をまとめました。
・ゲームが好きなので、開発に携われるのが楽しい
・出張先で多くの人と出会えるのが楽しい
・好きなアーティストのライブに行くのがご褒美
・チームで仕事を成功させ、喜び合えるのが楽しい
楽しみのために働くと考えられれば、仕事への義務感が減り、自分の人生を豊かにするものと捉えることができるでしょう。
7.社会的信用を得るため
「社会的信用」を得るために、正社員になる方もいます。一般的に、フリーターや無職の場合は社会的信用を得にくく、結婚や子育てといったライフイベントの際に不安要素が生じてしまう場合も。正社員は安定した収入を得ているので、マイホーム購入時のローン審査に通りやすいといったメリットがあるでしょう。
働く目的について詳しく知りたい方は、「仕事をする意味は?なぜ働くのか悩んだときの仕事との向き合い方を紹介」でも説明しているので、ぜひご一読ください。
「なんのために働くのか」と不安に感じる7つの原因
仕事をとおして生活の安定や充実感を得られる一方、「自分はなんのために働くのか…」と虚しさを感じることもあるでしょう。ここでは、働くことに対して不安に思う原因を解説します。
仕事をしていて「自分はなんのために働いているんだろう」と不安に思う要因と、対策・対処法について教えてください
仕事の意義を見失ったときに試したい「5つのアプローチ」
仕事をしていて、「なんのために働いているんだろう」と不安に思う要因はいくつかあります。
・仕事の意義や目的を見失っている
・価値観と仕事が一致していない
・過剰なストレスや疲労がたまっている
・外発的動機だけで働いている
・キャリアの方向性が不明確になっている
仕事に不安を感じるのは、より充実した働き方を見つけるステップです。焦らず、ご自身にとって大切なことを見つけましょう。
【5つのポイント】
(1)仕事の意義を再確認する
自分の仕事がどこで役立っているのか、改めて考えましょう。小さなことでもご自身が会社・社会に貢献していると認識すると、やりがいを感じやすくなります。
(2)価値観を見直す
仕事で大切なのは何かを見直してみましょう。ご自身の価値観に近い仕事を見つけ、多少でも携われると、働く意義を見出しやすくなります。
(3)長期的な目標を設定
仕事の目標を明確にしましょう。将来への目的を持つことで、働く意識が変わるといえます。
(4)仕事以外の楽しみを増やす
仕事は人生の全てではありません。プライベートで楽しみが見つかると、仕事との向き合い方にも余裕が生まれる可能性があります。
(5)相談する
同僚や上司、友人や専門家に自分の考えを話しましょう。自分とは違う視点の考えを知ることで、不安解消への糸口が見つかるかもしれません。
「なんのために働くのか」と不安に感じる原因
1.社会の役に立っているのか分からない
自身の仕事がどのように役に立っているのか、社会貢献につながっているのかが分からず、「なんのために働くのか」と感じることがあるようです。人によっては「具体的な成果が見えにくい」「人と接する機会が少ない」といった仕事だと、不安に感じやすい可能性があります。
2.仕事にやりがいを感じない
仕事自体にやりがいや刺激が感じられず、働く目的を見出せないこともあるでしょう。「大きなビジネスに携わりたいけどルーティンワークばかり」「就活で興味のある業界に就けなかった」というように、現状に不満を感じていると「なんのために働くのか」、さらには「仕事とは何か」という根本的な疑問を抱く可能性があります。
3.収入を得ることだけが目的になっている
仕事する目的が給与を得ることだけになってしまうと、「金銭面の心配はないが、なんとなく虚しい」と感じてしまう場合もあります。収入を得ることにモチベーションを感じて仕事をしていたとしても、ふとしたきっかけで「なんのために働くのか…」と思うことがあるでしょう。
4.仕事の評価が低いと感じている
努力しているのに評価が低いと、「なんのために頑張っているのだろう」と不安を感じる場合もあります。このまま評価されなければ将来どうなるのかと、仕事を続ける意味を見失いそうになることも。自分で自分を褒めることも大切ですが、上司に評価されなければ収入アップも難しく、モチベーションの低下につながってしまうでしょう。
このようなときは、「なぜ評価が低かったのか?」を客観的に見つめ直すことが重要です。評価基準と自分の努力がずれていた場合、単にアピールの仕方が足りなかっただけ、ということもあります。
5.やりたいことが分からない
やりたいことが分からないまま仕事を続けると、「なんのために働くのか分からなくなった」という状況に陥る可能性があります。やりたいことが分からないということは、与えられた仕事をこなしている受け身の状態です。そのため、仕事のやりがいや楽しみを見つけにくく、モチベーションも落ちてしまうでしょう。
このような場合は、誰かに感謝された経験を思い出したり、自分が携わった仕事が活かされている現場を見たりするのがおすすめ。自分の仕事がどう役に立っているのかを実感することで、やりがいを見出せる可能性があります。
6.忙し過ぎて考える余裕がない
忙し過ぎて考え事をする余裕もないと、「なんのためにこんなに働いているのか」とネガティブ思考に陥る場合もあるでしょう。
趣味を楽しんだり、身体を休めたりする時間がなければオンオフが切り替えられず、仕事に悪影響を及ぼすのも無理ありません。
働く意味を見失わないためには、プライベートと仕事のバランスも大切です。忙し過ぎると感じたら、しっかりと休暇を取るようにしましょう。
7.働くことに前向きになれない
「なんのために働くのか分からない」「できれば働きたくない」という人は、なぜ働きたくないのか理由の分析が必要です。理由が分かれば対処法を考えられるので、まずは自分の気持ちに向き合ってみてください。
働きたくない理由として考えられる例には、以下のようなものがあります。
・仕事で失敗した経験を引きずっている
・人間関係でのトラブルが怖い
・経験が少なく自信がない
失敗した経験を引きずっている場合は、ルーティンワークなどやりやすい仕事で成功体験を積み重ねるのがおすすめ。また、人間関係に不安があるなら、紹介予定派遣でお試し期間を経てから正社員になる方法もあります。
実務経験が少ない人は、就活と同時並行で資格の勉強などを行い、自信をつけるための施策を打つのが望ましいでしょう。
働く理由や自分のモチベーションについて考えたい方は、「人はなぜ働くのかという根本的な疑問と向き合おう」のコラムをご覧ください。
転職すべき?まずは試してほしい3つのステップ
「働く理由がわからない」「仕事に行くのが辛い」と感じたときは、自分を責めず、ご自身を大切にしてください。そして、以下に書かれていることを試してみましょう。
【1.今の職場でできることを試す】
転職を考える前に、下記を参考に現在の職場でできることを試してみましょう。
・自分の仕事がどこで必要とされているかを考える
・業務量の調整や、社内のコミュニケーションを見直してみる
・自分の優先順位を明確にし、それに近づく方法を探る
【2.転職を前向きに考える】
転職は、新たな可能性を探るための前向きな選択肢の一つ。以下の理由から今の職場環境の改善が難しい場合、冷静に状況を整理し、転職も検討してみましょう。
・自分の価値観やスキルと仕事内容のズレ
・人間関係や職場環境が精神的に負担
・希望のキャリアが今の職場では実現不可
【3. 気持ちを整理し、冷静に判断する】
心に余裕を持ち、気持ちを整理する時間を作りましょう。そのためには、以下の方法が有効です。
・人に相談してみる
・リラックスする時間を意識的に増やす
・思いを書き出し、気持ちを整理する
勢いだけの転職は、大きなリスクを伴います。まずは自分の価値観や働き方を整理し、それに合う環境や役割を見極めましょう。
なんのために働くのかを見出している場合の5つの特徴
明確なキャリアビジョンを持っていたり、興味がある業界や職業に就いていたりする人は、自分なりの働く意義を見出している場合があるようです。「なんのために働くのか」を見出している場合の主な特徴について、以下で解説します。就活・転職活動や仕事に対する目的探しの参考にしてみてください。
なんのために働くのかを見出している場合の特徴
- 働くこと自体に楽しさや面白みを感じている
- 将来のビジョンを持っている
- 好きな仕事をしている
- 周囲から仕事を評価されている
- 仕事を通して良好な人間関係を築けている
1.働くこと自体に楽しさや面白みを感じている
「自分の働きにより、誰かが喜んでくれるのがうれしい」「お金を稼ぐこと自体が面白い」という方は、苦労すること以上に仕事へのやりがいや喜びが上回っている傾向にあるようです。
たとえば、事業に成功して多くのお金を得たあとも、「まだまだ働きたい」「現役でいたい」と思う方もいます。働くことを辞めないのは、仕事自体に面白みを感じているのが理由の一つとして考えられるでしょう。
自分の仕事が誰かの役に立っていると実感でき、「働く意味」を感じられるときや、価値観や目標に沿った仕事をしていて、やりがいをもてる状態のときは、働く楽しさを見出しやすいでしょう。
また、成長を実感し、職場の人間関係が良好で安心感があるときも同様です。加えて、仕事以外の時間も充実していて、人生全体のバランスが取れているとき、「楽しんで働いている」と感じられる可能性があるでしょう。
2.将来のビジョンを持っている
「社会に影響を与える人物になりたい」「独立開業して地域に貢献したい」といった将来のビジョンを持っている人は、働く目的が明確であるといえます。働き続けるには、仕事に対するモチベーションの維持が必要不可欠でしょう。「将来の目標を成功させたい」という強い想いが仕事の原動力になっているようです。
3.好きな仕事をしている
好きなことや得意なことを職業にしている方は、仕事の関わり自体が働く理由になっているようです。そのため、「なんのために働くのか分からない…」という不安を感じにくいといえます。好きなことを仕事にすると、日々楽しさを感じられるうえ、困難があっても諦めずに取り組める可能性が高いでしょう。
仕事にやりがいを見出せず「なんのために働くのか」と悩んでいる方は、「やりがいを仕事で感じるには?実感するタイミングや見つけ方を解説」もあわせてご覧ください。
4.周囲から仕事を評価されている
自分の仕事を正当に評価してもらえる環境があると、働くことに対するモチベーションを維持しやすいでしょう。良い仕事をしても、誰かに認められなければ「なんのために働くのか…」とモチベーションが低下する可能性があります。
仕事の目的ややりがいを見出し活き活きと働くためには、周囲からの評価も大切な要素の一つです。
5.仕事を通して良好な人間関係を築けている
相談に乗ってくれる上司や同僚がいると、仕事もうまくいく傾向にあります。人間関係が希薄だと、困ったときに頼れる相手を見つけるのは難しいものです。周囲と良い人間関係を築いていれば、1人では解決できない問題に直面しても、協力を得て突破口を見つけられるでしょう。
チームの一員として貢献できている実感が得られれば、「なんのために働くのか」といった不安も抱きにくくなるはずです。
「なんのために働くのか」を見つける9つのヒント
ここでは、「なんのために働くのか」と悩んでいる方へ、悩みを解消するヒントを9つご紹介します。働く意義を見出すと、仕事のモチベーション向上に繋がる可能性があるでしょう。
自分が働くモチベーションを見つけるために、大切にする価値観を深掘りしよう
働くモチベーションを見つけるために、まずは自分が大切にする価値観を整理することが大切です。
仕事をする目的は、人それぞれに異なります。たとえば「経済的安定」「自己成長」「社会貢献」「人とのつながり」などが挙げられるでしょう。そこで、まずはあなたが「なぜ働くのか?」を深掘りし、自分が仕事に求める意義を明確にしましょう。
次に、日々の業務の中で「どんな瞬間に充実感を得られるか」を振り返ることも有効です。成功体験や達成感を覚えたエピソードを書き出し、仕事でポジティブな時間を増やせるように工夫しましょう。
「どのような環境や働き方が自分に合っているか」「仕事の先にどんな未来を描けるか」を意識することで、目標に向かって行動するモチベーションが生まれます。
そのうえで、着実にスキルアップを重ねながら、自分の成長を感じられる機会を作ることが、働く意欲を高めるポイントです。
モチベーションは一つではなく、複数の要素が絡み合っているため、日々の気持ちを観察しながら柔軟に調整していきましょう。
1.働く目的は一つに絞らなくて良い
働く意義は、必ずしも一つに絞る必要はありません。「生活を維持するため」という義務的な一面があったとしても、「なんのために働くのか」を深掘りすることで、別の働く意味に気づける場合があります。
たとえば、「△△に関する仕事で活躍したい」「仕事でお客さまに喜んでもらえるとうれしい」という理由も、十分働く意義に該当するでしょう。「仕事をする目的は一つに絞るべき」と思い込まず、些細なことでも自分なりの働く意義を考えてみてください。
2.「働かない=幸せ」とは限らない
「仕事をしない=幸せ」とは限りません。働く意義が見出せないとき、「なぜ働くのか」「誰のために働くのか」を難しく考えたり、「働いたら自由がない」「働くのは大変そう」と先入観を持っていたりする可能性があります。
考え過ぎて「なんのために働くのか」の答えを出せないときは、「働かないで一生自由に暮らすのは本当に幸せなのか?」と思考を切り替えてみてください。お金やスキル、達成感など、働くからこそ得られるものもあると再認識できるでしょう。
3.無理をして楽しい仕事を探す必要はない
働く意義を見出すときは、無理に「楽しい仕事」を探す必要はありません。「なんのために働くのか」という目的を「楽しむこと」にすると、理想と現実のギャップに戸惑う可能性があるからです。仕事は、楽しいことや面白いことばかりではないのが現実。好きな仕事であっても、苦労やトラブルに直面することはあるでしょう。
大切なのは、困難があっても前向きに仕事と向き合えるかどうかです。「自分の得意分野を活かせる」「性格に合っている」など、自分が納得して働ける仕事は何かを考えてみましょう。
4.高過ぎる目標はハードルを下げてみる
高い理想や目標を設定している場合は、働くハードルを下げてみるのも一つの手です。自分の価値観や希望と完全に一致している会社を探そうとすると、理想に見合う会社が見つからず追い詰められてしまう恐れがあります。
自分の理想を追求して働きたいと思うのは良いことですが、それが原因で疲れ、「なんのために働くのか…」と悩み込んでしまっては本末転倒です。就活や転職活動では気持ちを楽に保ち、「少しでも理想に近づけそうか」という着眼点で仕事を探してみると良いでしょう。
仕事の目標の立て方に悩んでいる方は「目標で仕事の成果が変わる!成功に繋がる設定の仕方とは」のコラムを参考にしてみてください。
5.自分の仕事を必要としている人のことを考える
自分の仕事が誰の役に立っているのかを具体的に考えてみるのもおすすめです。自分の仕事が誰かの役に立っていると感じると、日々の仕事が単なる作業ではなく「意味のある行動」に変わります。
また、対象者が明確になることで、「高齢者のために頑張ろう」「地域の役に立とう」と意欲が湧きやすくなるでしょう。
6.「好き」ではなく「できる」仕事を考えてみる
働く意義を見つけるために、自分に「できる仕事」と「できない仕事」をリストアップしてみましょう。リストアップしたあとは、「できる」ことのなかから興味のある仕事をピックアップします。できることや得意分野であれば、業務をするうえで必要な能力が備わっていると考えられるため、ストレスや不安が少なく働きやすい可能性があるでしょう。
仕事のやりがいや楽しさは、働くうちに見つかる場合もあります。「なんのために働くのか」と悩んでいる場合は、自分ができることを探してみるのがおすすめです。
7.信頼できる人に聞いてみる
「なんのために働くのか」という答えが自分1人で見つからないときは、周りの人に聞いてみるのも手です。職場の上司や先輩など、長く仕事をしている人の意見を聞くことで、仕事に対する自分の見方が変わるかもしれません。働くことについての根本的な部分の考え方も聞いてみると、仕事への価値観が分かる可能性もあります。
8.休暇を取ってリフレッシュする
疲れやストレスがたまっていると感じたら、有給休暇を使って休むのも効果的です。心と身体に余裕がないと、ネガティブ思考に陥ってしまいます。しっかりと休むことで、「本当はやりたい気持ちはあるのに、疲れているだけだった」と気づける可能性もあるでしょう。
また、旅行をする、人と会う、本を読むなど普段と違う行動によって、新しい価値観に触れ「自分が何に惹かれるのか」「現職の何に違和感があるのか」が見えてくる場合もあります。
9.現職で目的が見つからなければ転職する
どうしても現職ではなんのために働くのか見出せないという場合は、転職も検討しましょう。自分の価値観に合った環境に移れば、自然と意欲が湧く可能性もあります。
ただし、転職後に同じ気持ちにならないように、仕事に求める条件やキャリアプランを考えたうえで行動することが大切です。
「なんのために働くのか」を見つけたいと思っている方は、「働く意義とは何?面接での回答例文や働きがいのある会社の見つけ方を解説!」もぜひチェックしてみてください。
「なんのために働くのか」を見つける3ステップ
なんのために働くのかを明確にするために、まずは自己分析で自分のことを把握する必要があります。さらに、業界や企業について詳しく調べたうえで、マッチ度の高い仕事を見つけましょう。
ここでは、「なんのために働くのか」を見つけるために、自分の適性に沿った仕事探しのコツを3ステップでご紹介します。
「なんのために働くのか」を見つけるステップ
- 自己分析で自分の能力と価値観を洗い出す
- 業界・企業研究で求める人物像を明確にする
- 自分の適性や条件にマッチした仕事を探す
ステップ1.自己分析で自分の能力と価値観を洗い出す
働く目的を明確にするときは、自己分析を行って自分の能力や価値観を洗い出しましょう。自己分析とは、過去の経験から自分の長所(強み)や短所、好きなこと、嫌いなことなどを洗い出す作業です。「どのようなことにやりがいを感じるか」「どのようなときに達成感を得られるか」など、多角的に考えてみると「なんのために働くのか」が見えやすくなります。
また、収入や労働環境、ワークライフバランスなど、職場に求める条件を考えておくことも大切です。「自己分析が大事!「やりたいこと探し」の方法とは」のコラムでは、自己分析の大切さについて解説しています。自己分析のやり方を詳しく知りたい方は、「フリーターが自己分析するのは何のため?やり方がわからない方へのヒント集」のコラムを参考にしてみてください。
効果的に自己分析を行うには「過去・現在・未来」の視点で自分を見つめ直すことが大切です。
まずは、過去の経験から「自分がどのような場面で力を発揮し、何にやりがいを感じたか」を振り返りましょう。次に、現在の自分の強みや課題を把握し、それを裏づけるエピソードを整理します。
そして、今後のキャリアビジョンをイメージし、その実現に向けてどのようなスキルや経験が必要かを考えましょう。その際には、自己分析ツールや他者からのフィードバックを活用することで客観的な視点が加わり、より深い自己理解につながります。
ステップ2.業界・企業研究で求める人物像を明確にする
自己分析のあとは業界・企業研究を行い、応募先企業が求めている能力・人物像の特徴を明確にしましょう。業界や企業の特徴を理解しなければ、自分に合う仕事を見極めるのは難しいといえます。
企業研究をする際は、社風や事業内容、企業が求める人物像などを調べるのがおすすめです。できるだけ多くの情報を集め、業界ごとに比較しましょう。企業研究での情報収集の仕方については、「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」のコラムで解説しています。
ステップ3.自分の適性や条件にマッチした仕事を探す
ステップ1で洗い出した能力や価値観と、ステップ2で明確にした企業が求める人物像を照らし合わせ、自分にマッチしそうな仕事を見つけましょう。この作業を疎かにすると、入社後にミスマッチを感じたり、「なんのために働くのか」が分からなくなったりして、早期離職につながる恐れがあります。
企業が求める人物像と、自分のスキルや価値観が合っているかを確認するようにしてください。自分に合った企業を見つけるためのコツについては「転職先の効率的な探し方4選!自分に合う仕事を見つけるコツを解説」のコラムで触れていますので読んでみてください。
「なんのために働くのか」と面接で問われた際の答え方
面接で「なんのために働くのか」と質問されたときは、自身の仕事に対する意義や目標を述べましょう。面接官は、「仕事に対する意欲を図るため」にこの質問をしている傾向があります。ここでは、答え方のポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
明確な目的を答える
なんのために働くのかを質問された際は、具体的で分かりやすい回答をすることが大切です。
たとえば、「自己実現のため」という回答は抽象的で何を目指しているのか伝わりません。しかし、以下のように具体化すれば面接で伝わる内容になります。
・△△のスキルを磨いて専門性を高めたい
・自分のアイデアを形にして、社会に役立つ商品を作りたい
・10年後は管理職になって、会社の成長に貢献したい
上記のとおり、何を達成したいのか、どのように会社に貢献したいのかを明確にすることで説得力が生まれるでしょう。この点を踏まえたうえで、社会経験が浅い場合と豊富な場合のポイントをまとめました。
社会経験が浅い場合は「仕事をする意味」を示す
社会経験が少ない場合は、「仕事をする意味」を伝えるのがポイントです。働いた経験が短いと、業務に関する具体的な課題や目標を示すのは難しいこともあります。面接で”なんのために働くのかを教えてください”と聞かれたら、自分なりに考えた仕事をする意味を述べるのがおすすめです。
社会経験が豊富な場合は「仕事の具体的な展望」を話す
社会経験が豊富な場合は、「仕事を通じて何がしたいのか」という具体的なビジョンを伝えると良いでしょう。回答するときは、「応募先企業ならでは」の内容をまとめ、自分が企業に貢献できる点をアピールします。自分の経験やスキルが応募先企業でどう活かせるのか、どのようなことを達成したいのかを論理的に伝えることが大切です。
応募先企業で達成できそうな目標にする
面接で働く理由を問われて将来の目標を答える場合は、応募先企業で達成可能な内容にすることが大切です。どれだけ素晴らしい目標でも、応募先企業で実現できそうになければ評価の対象になりません。また、「企業研究をしていない」「自社が第一志望ではないのでは」とマイナスイメージを持たれる可能性もあるため、応募先企業で用意されているキャリアパスを確認しておきましょう。
なぜその目的を選んだのかを伝える
働く目的を答える際は、回答を裏付けるような自身の体験を交えましょう。
たとえば、「10年後は管理職になって、会社の成長に貢献したい」という回答に体験エピソードを付ける場合の例を挙げます。
私は前職でプロジェクトの進行役を担当しました。
最初はメンバー同士の意見がうまくまとまらず、スケジュールも遅れ気味でした。そこで私は率先して「課題を整理しよう」と呼びかけ、各メンバーの役割分担を再調整しました。
さらに、進捗確認の定例ミーティングを提案し、トラブルの早期発見と連携強化に努めました。
その結果、プロジェクトはスケジュールどおりに完了し、上司から「自然とリーダーシップを取れていた」と評価をいただきました。この経験から、チームの力を引き出して成果を出すことにやりがいを感じ、もっと広い視点で組織に貢献したいという思いが強まりました。
このように、その人にしかない体験から出た回答は信憑性が高いと感じられます。面接官にも熱意が伝わり、入社後の活躍を期待させるでしょう。
「分からない」は避けよう
面接での回答がとっさに思いつかなくても、「特にありません」「分かりません」と伝えるのは避けましょう。曖昧な返答をすると、「志望度が低いのでは」「仕事に対する意欲が感じられない」というように、面接官にマイナスイメージを与えてしまう恐れがあります。
企業が面接で「なんのために働くのか」を問う理由や回答のポイントは、「『なぜ就職するのか』と面接で聞かれたときは?例文と理由の見つけ方を紹介」でも詳しくお伝えしていますので、ぜひチェックしてみてください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
「なんのために働くのか」に対する回答例文
ここでは、面接で「なんのために働くのか」と問われた際の具体的な回答例文をご紹介します。就活生の方は、例文を参考に自分なりの回答を考えておきましょう。
【例文1】
自分の人生を豊かにするためだと考えます。仕事をするなかで知識を増やしたりスキルを磨いたりすれば、自分自身を成長させることが可能です。
また、仕事を通じて社内外のさまざまな立場の人と交流し、価値観を広げたいと考えています。自分が成長すれば、チームや会社全体への貢献にもつながると思っています。
【例文2】
新たな目標へ挑戦するためです。これまでに身につけてきたスキルを活かし、能力を最大限に発揮したいと考えています。先輩や同期と意見を出し合い、チームで新しい商品の開発をするのが今の目標です。
【例文3】
誰かの役に立つためだと考えています。私は、人から感謝されることに喜びを感じます。仕事を通じて『ありがとう』という言葉をもらい、日々やりがいを感じながら自分自身を成長させたいです。
将来のビジョンや展望をふまえた回答の例文が見たい方は「キャリアプラン別『3年後の自分』の例文9選!回答のポイントも解説」や「5年後の自分について面接で聞かれたら?回答例文付き」のコラムを参考にしてみてください。
「なんのために働くのかが分からず、就活に苦戦している」「一人で転職活動することに不安がある」という就活生や転職希望者の方は、就職・転職のプロに相談するのがおすすめです。
就活・転職エージェントのハタラクティブでは、20代の若年層向けに求職活動をサポートしています。丁寧なカウンセリングで一人ひとりの適性や性格を把握し、希望に沿った求人をご紹介。志望動機や面接での回答方法もアドバイスするので、スキルや経験に自信がない方も選考通過率を高めやすくなります。
また、企業との交渉代行やスケジュール調整も代行するので、現職が多忙な方も安心です。サービスはすべて無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
なんのために働くのか分からないときのお悩みQ&A
ここでは、なんのために働くのか分からないときに抱えがちな疑問やお悩みに、Q&A形式で紹介します。働く目的を見つけるヒントや面接での受け答えについても解説しているので、ぜひご一読ください。
なんのために働くのかは20代と30代・40代で異なる?
なんのために働くのかは、人によって異なります。このコラムの「人はなんのために働くのか?理由ランキング」で述べているように、若年層が仕事をする目的としては、「収入」が最も大きな割合を占めています。そのほか、「生きがい・社会参加」「技能・技術の習得」などが挙げられています。
独身者はなんのために働くのか分かりにくい?
なんのために働くのかは、お金以外にも「楽しみのため」「自己実現のため」などさまざまな理由があります。既婚/独身にかかわらず、「働く目的を一つに絞ろうとしない」「自分ができる仕事を考えてみる」などの方法を試してみると良いでしょう。広い視野を持って仕事の意義を考え、自分の適性に合った仕事に就けば、仕事のやりがいや楽しみを見出せる可能性があります。働く理由を見つけたい方は、「『働く』とは?メリット・デメリットは?就活での答え方を例文で解説」もぜひ参考にしてみてください。
名言を参考になんのために働くのかを考えるのもあり?
本で紹介されているような名言を参考にしても構いませんが、面接では自分なりの「仕事をする意味」を伝えましょう。また、「その企業ならでは」の特色を挙げて説明すると、面接官からの関心を高められるでしょう。「面接で『仕事とは何か』を聞く意図とは?上手な回答法を紹介」も参考に、「なんのために働くのか」の自分なりの答えを考えてみてください。
なんのために働くのか分からなくなったときは?
なんのために働くのかのか分からなくなったら、自己分析や企業研究を行い、自分に合った仕事を探してみることをおすすめします。自分の適性や価値観とのマッチ度が高い仕事に就けば、やりがいを感じやすく、働く目的を見出せる可能性があるでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。