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新卒でベンチャー企業を目指すのはあり?働くメリットや就活のコツを解説
更新日

この記事のまとめ
- 社会の変化により、近年は新卒からベンチャー企業への就職を目指す人が増えている
- 新卒で入社しても、ベンチャー企業だと即戦力として活躍できる可能性がある
- 新卒でベンチャー企業に就職すると、ワークライフバランスを保つのが難しい場合がある
- チャレンジ精神や主体性がある新卒者は、ベンチャー企業への就職が向いている
- 新卒からベンチャー企業に就職するには、企業研究やインターンを積極的に行うのが有効
新卒でベンチャー企業への就職を視野に入れている方は、迷いや不安を感じることもあるでしょう。しかし、昨今、新卒でベンチャー企業を目指す人が増えており、就職先として有力な選択肢になりつつあります。このコラムでは、新卒からベンチャー企業で働くメリット・デメリットや向いている人、新卒採用されるためのポイントなどを紹介します。優良企業の探し方も解説するので、参考にして就活を成功させましょう。
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ベンチャー企業とは?
ベンチャー企業とは、日本では「創造的で革新的な事業やサービスなどを生み出し、社会に大きな変化をもたらす企業」のこと。ベンチャー企業に明確な定義はありませんが、下記の特徴を持つ企業は一般的にベンチャー企業と呼ばれる傾向があります。
- ・設立年数が若い
- ・会社規模が小規模から中規模
- ・新興事業を展開している
- ・成長スピードが速い
近年、IT業界の急成長に伴い、新規事業の開拓に積極的なベンチャー企業が増えてきました。なかには、大企業と肩を並べるほどの利益を上げているベンチャー企業もあります。ベンチャー企業は、柔軟な発想やスピード感を活かして革新的なサービスや製品を生み出しているため、新卒の若手社員にも重要な役割が求められるといえるでしょう。
なお、スタートアップ企業や中小企業とベンチャー企業の違いは「ベンチャー企業とは?メリット・デメリットや向いている人の特徴を解説!」のコラムで詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
新卒でベンチャー企業を目指す人が増えている背景
近年、新卒でベンチャー企業に就職する人が増えているといわれています。新卒の就職事情が変わってきた背景には、ベンチャー企業の増加や社会の変化などが関係しているといえるでしょう。新卒者がベンチャー企業への就職を希望するようになった背景について詳しく解説します。
ベンチャー企業の増加
ベンチャー企業を目指す新卒者が増えている背景には、ベンチャー企業の増加が大きく関係しています。IT業界を中心に、新しいサービスや事業モデルを武器として急成長している企業も少なくありません。ベンチャー企業は大企業とは異なる柔軟な働き方ができ、早いキャリアアップも期待できるため、自らの成長やスキルアップを重視する新卒者にとっては魅力的な選択肢といえるでしょう。
ベンチャー企業における採用活動の変化
ベンチャー企業に就職する新卒が増えているのは、採用活動の変化も背景にあります。これまでベンチャー企業は、ヘッドハンティングや即戦力となる転職希望者を中心に採用していました。しかし、実務経験者だけでは人材確保が難しいため、新卒を募集するベンチャー企業が増えている状況です。新卒から優秀な人材を確保し、企業をより成長させたいという狙いがあるといえるでしょう。
社会の変化による大手企業への不安感
社会の変化により、大手企業に対する不安要素が大きくなってきたことも要因の一つといえます。近年は、大手企業の経営悪化やリストラが増え、「大手=安定」という考え方に疑問を持つ人が増えてきました。安定よりも自己成長や働き方の自由を重視し、自分の力を発揮できる環境で仕事をしたいと考える新卒者が増えてきたと考えられるでしょう。
新卒でベンチャー企業に就職する5つのメリット
新卒でベンチャー企業に就職するのは、ハードルが高く不安に感じてしまう人もいるでしょう。しかし、ベンチャー企業に就職することは、ほかの企業では得られないメリットがあります。新卒でベンチャー企業に就職するメリットについてまとめました。
1.新卒から即戦力として活躍できる機会が多い
ベンチャー企業では、新卒社員も即戦力として活躍できる機会が多くあります。現場で実践的な経験を積みながら知識やスキルを習得できるため、スピーディなキャリア形成が可能です。経営陣との距離が近く、社長が直属の上司として指導してくれることもあるでしょう。取引先とのやりとりを間近で見られるなど、ビジネスの最前線で学べる環境も魅力の一つです。
2.年功序列に関係なく実力で評価されやすい
ベンチャー企業は年功序列に関係なく、成果を出せば評価される「実力主義」の傾向があります。小規模の組織が多いため、個人の成果が企業全体の売上に大きく影響することも珍しくありません。成果を出せれば、新卒から昇進や昇給を目指せる可能性が高いといえるでしょう。
年齢に関係なく自分の成果を正当に評価されることは、モチベーションややりがいを感じることにつながります。年功序列と実力主義の詳しい違いは「年功序列とは?働くメリット・デメリットや実力主義との違いについて解説」のコラムで解説しているので、あわせて参考にしてください。
3.自由で柔軟な働き方を実現しやすい
ベンチャー企業は、働き方の自由度が高い傾向があることもメリットです。服装が自由なうえ、フレックス勤務やリモートワーク、特別休暇制度などを取り入れている企業が多くあります。働く時間や場所に縛られない柔軟な働き方を実現しやすいのは大きな魅力です。
ベンチャー企業は少数精鋭の社員で構成されていることが多いため、一人ひとりに与えられた裁量が大きく、任される仕事にも幅があります。社員一人ひとりが、自分のペースで仕事を進められる環境だといえるでしょう。
4.自分の好きなことにチャレンジできる
ベンチャー企業は、新卒から自分のやりたいことにチャレンジしやすいことも魅力です。ベンチャー企業は、新規サービスや新規事業を開拓して成長していくため、新しいアイデアを考えて実現していける人材が求められます。
自らの提案が受け入れられたり、入社してすぐ新規プロジェクトに参加できたりすることもあるでしょう。営業をしながらマーケティングを担当するなど、業務を兼任することもあります。さまざまな仕事に携われるチャンスがあるのも、ベンチャー企業ならではの利点です。
5.起業するためのノウハウが身につきやすい
ベンチャー企業で働くと、起業に役立つノウハウが身につきやすいこともメリットです。大手企業では、社長とほとんど顔を合わせることがなく、経営陣の思考に触れる機会が少ないケースもあります。しかし、ベンチャー企業では社長や経営陣などとの距離が近いため、直接話を聞きながら会社経営などについて学べる機会があるでしょう。
経営者のなかには、起業した経験がある人も多くいます。日ごろの雑談を通して起業した経験やノウハウなどの知識や能力を養えるのは大きな魅力でしょう。将来的に起業を考えている人は、新卒でベンチャー企業に就職するのがおすすめです。
新卒でベンチャー企業に就職する5つのデメリット
新卒でベンチャー企業に就職するメリットを解説しましたが、ワークライフバランスを保つ難しさや経営の不安定さなどのデメリットがあることも知っておきましょう。新卒でベンチャー企業に就職するデメリットをご紹介します。
1.ワークライフバランスを保ちにくい傾向がある
ベンチャー企業に勤めると、ワークライフバランスが保ちにくい可能性があります。ベンチャー企業の多くは社員の数が少ないため、一人あたりの仕事量が多くなってしまいがちです。所定の勤務時間内に仕事が終わらず、残業や休日出勤が増えてしまうケースもあります。
ワークライフバランスを重視しているベンチャー企業もあるものの、仕事とプライベートを両立させたい人にとっては、働きにくいと感じることもあるでしょう。ワークライフバランスについては「ワークライフバランスとは?実現するメリットや取り組みの内容を解説」のコラムで詳しく解説しています。ぜひ、あわせてご覧ください。
2.経営が安定せず倒産するリスクがある
ベンチャー企業は成長段階のため、経営が安定するまでは倒産のリスクがあります。もちろん大手企業も倒産する可能性はありますが、銀行から融資を受けることで経営の再生が可能です。
しかし、ベンチャー企業は大手企業と比べて社会的信用が低い傾向があります。万が一のことが起こった場合、融資が受けられずに倒産することもあるでしょう。経営悪化や倒産により転職を試みても、ベンチャー企業での経験が評価されないケースもあります。新卒でベンチャー企業に就職する際は、経営状況に問題がないかチェックしておくことが重要です。
3.労働環境や福利厚生が整っていないことがある
ベンチャー企業は、給与体系や労働環境、福利厚生が整っていないこともあります。たとえば「退職金制度がない」「業績によってボーナスの支給がない」「深夜までの残業がある」といったケースもあるでしょう。就職する企業を選ぶ際、給与や福利厚生を重視する人は、特に注意が必要です。ベンチャー企業の方針や規模によって給与や労働環境は異なるため、事前によく確認しておきましょう。
4.新卒の教育マニュアルが整っていない場合がある
設立年数が若いベンチャー企業では、新人の教育体制が整っていない場合があります。新卒の場合、新人研修を受けてから仕事を始めるのが一般的です。しかし、ベンチャー企業では教育制度が整っていないことが多いため、主体性を持って仕事を学ぶことが求められます。しっかり教育を受けてから仕事をしたい人だと、ベンチャー企業のデメリットを感じてしまう恐れがあるでしょう。
5.独自の社風と合わない可能性がある
新卒でベンチャー企業に就職する場合、社内の雰囲気との相性も懸念点の一つです。成長段階にあるベンチャー企業は、社員のモチベーションや営業目標が高く、企業ごとに独自の価値観や働き方が定着している傾向があります。もし、社風が自分に合わない場合、働きにくさやモチベーションの低下につながる可能性があるでしょう。
入社後のギャップを防ぐためにも、事前に企業の雰囲気や働き方が自分に合うか確認しておくことが大切です。社内の雰囲気の見極め方については「会社の雰囲気を見極める方法をご紹介!働きやすい企業の特徴とは?」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
新卒でベンチャー企業への就職が向いている人の特徴
新卒でベンチャー企業への就職を目指すにあたって、自分の適性を見極めることも重要です。ベンチャー企業に向いている人の特徴を把握し、自分に適性があるのかチェックしてみましょう。
1.チャレンジ精神が旺盛
ベンチャー企業に向いているのは、主体性を持って仕事にチャレンジできる人です。ベンチャー企業では決まった仕事をこなすだけでなく、新卒からさまざまな仕事にチャレンジできる機会が多く存在します。ベンチャー企業の特性を理解し、何事にも興味をもって楽しく働ける人は、実務経験を重ねながらスピーディに成長できるはずです。
2.仕事に全力で没頭できる
仕事に集中し、全力で打ち込める人もベンチャー企業で活躍できるでしょう。先述したように、ベンチャー企業は一人に対する仕事量が多い傾向があり、場合によっては残業や休日出勤などプライベートに影響を及ぼすことも考えられます。仕事が好きで積極的に取り組める人や、やりがいを重視する人には、ベンチャー企業での働き方がマッチする可能性が高いでしょう。
3.変化を恐れずスピード感を持って行動できる
変化に適応しスピード感のある行動ができる人は、ベンチャー企業に求められる人材といえます。ベンチャー企業は事業を安定化させるために、トライアンドエラーを繰り返しながら、最適な経営手段を見つけることが重要です。
そのため、新卒入社後すぐに新規事業へ異動になったり、社内のルールがいきなり変わったりすることも珍しくありません。目まぐるしく変わる環境に臆することなく、変化に沿って行動できる人は、ベンチャー企業で成長できる可能性があるでしょう。
4.やりがいをもって働きたい
やりがいを持って働きたい人は、ベンチャー企業に適性があるといえます。ベンチャー企業は、成果を出せれば新卒から昇給や昇進を目指せるのが魅力です。実績を上げることで、社内表彰されることもあるでしょう。
ベンチャー企業では、社員一人が企業の実績に与える影響が大きいため、成果を上げられると社内から高く評価される傾向があります。自分の努力に対して正当に評価されれば達成感があり、日々の業務に対するモチベーションの向上や自己成長にもつながるでしょう。
5.起業など将来のビジョンを明確に持っている
起業や将来のビジョンを明確に持つ人にとって、ベンチャー企業は理想的な環境といえます。経営陣の間近で、新規事業の立ち上げや事業拡大、組織づくりなど、経営の核心部分を直接経験できるためです。実践的な経営知識を得られる機会は、ベンチャー企業ならではの大きな魅力といえるでしょう。
ベンチャー企業に向いている人の特徴は「ベンチャー企業に向いている人とは?就職活動を成功させるコツ」でも解説しているので、参考にしてください。
新卒でベンチャー企業への就職が向いていない人の特徴
ベンチャー企業に向いている人がいる一方で、「安定した仕事がしたい」「ワークライフバランスを大事にしたい」といった人は、ベンチャー企業に向いていない可能性があります。ベンチャー企業に向いていない人の特徴を紹介するので、自分と照らし合わせてみてください。
1.チャレンジ志向ではなく安定志向
変化が少なく安定した環境下で働きたい人には、ベンチャー企業は向いていない可能性があります。ベンチャー企業は、新しいチャレンジを続け、常に変化や成長を求める企業です。状況に応じて新たな業務が増えたり、業務の内容が変わったりと、仕事内容が変化することは珍しくありません。
ベンチャー企業は収入が不安定なことがあり、経営状態によっては給与が減る恐れもあります。不安定な状況でも常にチャレンジ精神を持ち、変化やチャレンジを楽しめる人が向いているでしょう。
2.主体的に自ら行動することが苦手
主体的に考えて自ら行動に移すのが苦手な人も、ベンチャー企業に向いていないといえるでしょう。ベンチャー企業では上司から指示されたことをこなすだけの人よりも、新卒から自分で考え主体的に働ける人材が求められます。ベンチャー企業は常に新規事業を展開するなど変化しており、自身もその変化に対応し積極的に行動しなければ、企業に貢献ができないためです。
また、ベンチャー企業には業務マニュアルがないことが多く「今、何をするべきなのか」「どうすればうまくいくのか」などを自分で考え、主体的に行動しなければなりません。主体的に動くのが苦手な人は、ルールや研修制度などが充実している企業への就職を検討するのが良いでしょう。
3.スケジュール調整など自己管理が苦手
ベンチャー企業にあまり向いていない人として、自己管理が苦手な人も挙げられます。ベンチャー企業では、新卒にも裁量権のある仕事を任せるケースがあるため、進捗管理やスケジュール管理などの自己管理が大切です。
体調管理はもちろん、仕事を円滑に進めるための自己管理ができない人は、上司からの信頼を得るのが難しくなります。自己管理が不十分だと、そもそも仕事をしっかりとこなせていないと判断されてしまう恐れがあるでしょう。
4.ワークライフバランスを大事にしたい
ワークライフバランスを重視する人にも、ベンチャー企業の働き方が合わない可能性があります。「ワークライフバランスを保ちにくい傾向がある@」でも解説したとおり、ベンチャー企業は事業が安定しておらず、仕事量が多くなりがちです。定時までに仕事が終わらず、残業や休日出勤が続き、プライベートの時間がとれないこともあるでしょう。
働きながらしっかりプライベートの時間も確保したい人にとっては、仕事以外のスケジュールが立てにくく、ストレスになる可能性があります。ワークライフバランスが重要と考える人には、規則的な働き方ができる企業がおすすめです。仕事とプライベートをうまく両立したい方は「仕事とプライベートの両立方法とは?切り替え方のコツやメリットも解説」のコラムもチェックしてみてください。
新卒が優良なベンチャー企業を見極める方法
新卒でベンチャー企業を選ぶのは、キャリアのスタートにおいて非常に重要な選択です。ベンチャー企業には、成長性や裁量の大きさなど魅力的な面がある一方で、企業ごとに経営基盤や職場環境に差があります。新卒でベンチャー企業に就職して良かったと思えるよう、自分にあった優良なベンチャー企業を見つけるためのポイントを押さえておきましょう。
ベンチャーキャピタルからの投資がある
ベンチャー企業の将来性を判断する際には、資金提供の状況を確認しましょう。ベンチャーキャピタル(VC)から資金提供を受けている場合、該当企業が外部から高く評価されている可能性が高いといえます。
ベンチャーキャピタルは、リターンを見込める企業を厳選し、将来的な成長性や市場での競争力を慎重に分析したうえで投資を行う組織のことです。ベンチャーキャピタルからの投資がある企業は、事業モデルや経営方針に一定の信頼性があると判断できるでしょう。
役員や社員の顔写真が掲載されている
企業のWebサイトに社員や役員の顔写真が掲載されていると、信頼性を判断する手がかりとなるでしょう。多くの場合、社長の顔写真は、企業のブランディングや信頼構築のために掲載されています。社員の顔写真やプロフィールが公開されているのは、企業としての信頼性に自信がある証です。
一方で、社長の存在が明確ではなかったり、社員の離職率が高かったりする企業は、社長や社員の詳細な情報が掲載されていない場合があります。ただし、顔写真やプロフィールなどの有無は、あくまで目安に過ぎません。顔写真があるからといって必ずしも優良企業であるとは限らないため、他の情報と合わせて総合的に判断することが大切です。
オフィスを繰り返し移転している
企業の成長や業績を見極めるうえで、オフィスの移転履歴を確認するのは有効な方法の一つです。小規模なオフィスからより広いスペースへと移転を繰り返している場合、企業が順調に成長し、事業を拡大している可能性があります。拡張に伴うオフィス移転は、安定した収益や資金力が背景にある場合が多いでしょう。
一方で、移転理由が明確でない場合や、規模縮小を目的とした移転である可能性も考えられます。企業のプレスリリースやニュースなどを活用して、移転の背景にある事業戦略を確認しましょう。
頻繁に採用の求人を出していない
優良なベンチャー企業を見極める際は、採用活動の頻度や規模にも注目しましょう。大手企業の大量採用は一般的ですが、規模の小さいベンチャー企業で頻繁に求人が見られる場合は、離職率が高い可能性があります。
ただし、事業拡大や新規プロジェクトによる積極採用というケースも少なくありません。注目すべきは、同じ職種や部門で求人が繰り返されているかどうかです。同じような求人が何度も出されている場合は、職場環境に課題がある可能性も考えられます。求人情報を細かく分析し、企業の実態を慎重に見極めることをおすすめします。
将来性のあるベンチャー企業を見極めたい方は「ベンチャー企業へ転職したい!向いている人や伸びる会社の見極め方を紹介」を参考にしてください。
新卒でベンチャー企業を目指す場合の求人の探し方
新卒でベンチャー企業を目指す場合、求人の探し方にもコツがあります。希望する求人に出会えない場合は、次に説明する3つの方法を試してみましょう。
ベンチャー企業に特化した求人サイトを活用する
ベンチャー企業に特化した求人サイトを利用すると、より効率的に求人情報を探せるでしょう。ベンチャー企業に特化したサイトでは、規模の小さい企業から急成長中の企業まで、幅広い選択肢を提供しています。企業文化や働き方の詳細が掲載されている場合も多く、自分の価値観やキャリアプランに合った企業を見つけやすいこともメリットです。
なかには、新卒者向けの特別プログラムや、インターンシップの募集情報が掲載されていることもあります。事前に登録しておくと、スカウトメールや非公開求人を受け取れる場合もあるため、積極的に活用するのがおすすめです。
ベンチャーキャピタルのポートフォリオ企業を調べる
ベンチャーキャピタルのWebサイトに掲載されている、ポートフォリオ企業から探すのもおすすめです。ポートフォリオ企業とは、ベンチャーキャピタルが投資先として選んだ企業のこと。目当てのベンチャー企業がない場合は、すでに投資を受けている企業から探すと、信頼性の高い求人を見つけやすいでしょう。
志望する業界に特化したベンチャーキャピタルを調べ、投資先企業の採用情報を直接確認する方法も有効です。ポートフォリオ企業を調べることで、成長が期待できるユニークなベンチャー企業の求人に出会える可能性もあるでしょう。
ベンチャー企業が集まる業界のイベントなどに参加する
志望する業界のイベントや展示会、キャリアフェアなどに参加して探す方法もあります。ベンチャー企業が集まるセミナーや、学生が参加できるネットワーキングイベントなどが有効です。イベントに参加することで、企業のビジョンや事業内容を知れたり、自分の興味や価値観に合う企業を見つけられたりするでしょう。
イベントへの参加を通じて、ベンチャー企業の採用担当者や経営者と直接交流できる機会が得られる可能性もあります。直接話すことで熱意を伝えられるだけでなく、企業が求める人物像の把握も可能です。一般的な求人サイトでは得られない貴重な情報を入手できることもあるでしょう。
ベンチャー企業に新卒採用されるための4つのポイント
ベンチャー企業への採用を目指すためには事前の準備が重要です。ベンチャー企業は多く存在しているため、事前の準備なしでは自分に合う企業を見つけるのが難しくなる可能性があります。新卒でベンチャー企業への採用を目指す場合のポイントについて確認しておきましょう。
1.企業研究を綿密に行う
新卒からベンチャー企業への採用を目指すなら、丁寧な企業研究は欠かせません。気になる企業のWebサイトや口コミサイトなどの情報を読み込み、どのような企業なのかをしっかり理解しておきましょう。たとえば、たとえば、以下のような点についてチェックします。
- ・業績が上がっているか
- ・どのような市場を開拓しているのか
- ・やりたい事業に配属されるのか
- ・社風や職場の雰囲気は自分に合うのか
自分のなかで知りたいことのリストを作り、照らしあわせながら調べるのがおすすめです。詳しい企業研究のやり方は「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムで紹介しているので、あわせて参考にしてください。
2.ベンチャー企業のインターンに参加する
実際に応募する前に、ベンチャー企業のインターンに参加するのも有効です。実際の社内の雰囲気や業務内容を把握でき、企業のWebサイトでは分からないことが見えてくるでしょう。
長期インターンの場合、試用期間を兼ねているケースもあり、そのまま内定につながることもあります。ベンチャー企業はインターン生を募集していることが多いので、事前によく調べたうえで早い時期から積極的に参加するのも一つの手です。インターンを検討したい方は「インターンシップとは?参加のメリットや目的を解説!社会人は参加できる?」のコラムも参考にしてください。
3.ベンチャー企業で働いている人から話を聞く
ベンチャー企業で働いている人の話を聞くことも重要です。企業のWebサイトや求人票の情報は限定的であり、実際に働いている人しか分からないことは多くあります。気になっているベンチャー企業の会社説明会やインターンなどに参加した際は、自分が疑問に思っていることを積極的に質問して、企業への理解度を深めましょう。OB・OG訪問をするのも効果的です。
詳しいやり方やメリットなどについては「OB訪問を行うメリットとは?やり方や質問例をご紹介!」のコラムで解説しています。ぜひ参考にしてください。
4.就職エージェントに相談する
ベンチャー企業を目指すべきか迷う場合は、就職エージェントを活用するのもおすすめです。就職・転職エージェントは、人材を探している企業と、仕事を求めている人材のマッチングを行うサービスのこと。エージェントは非公開求人も扱っているため、自分では見つけにくい優良なベンチャー企業に出会える可能性もあるでしょう。
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新卒でベンチャー企業に就職することに関するQ&A
新卒や第二新卒でベンチャー企業に就職したいと考えている人に向けて、よくある質問にQ&A方式で回答します。
新卒でベンチャー企業に就職するのはもったいない?
「ベンチャー企業に新卒カードを使うのはもったいない」という声もありますが、あくまでも一つの意見に過ぎません。ベンチャー企業は、大企業のように安定したキャリアパスや手厚い福利厚生がない場合もあるでしょう。しかし、ベンチャー企業で得られる経験はお金に代えがたい価値があります。
特に、自分で主体的に行動し、自らの価値を高めていきたい人にとっては、ベンチャー企業は絶好の選択肢です。大企業では見えにくい経営視点を早期から学べる点は、将来のキャリアに大きなアドバンテージとなる可能性があります。ベンチャー企業に新卒カードを使うべきか迷う方は「新卒カードとは?無駄にした既卒者が就職・転職を成功させる方法」のコラムにも目を通してみてください。
新卒でベンチャー企業はやめとけと言われる理由は?
ベンチャー企業は業務量が多かったり、事業が安定していなかったりする場合があるためです。ただし、就職先でのリスクは、ベンチャー企業に限ったことではありません。ベンチャー企業の良し悪しではなく「ベンチャー企業で自分がチャレンジしたいことを実現できるか」という観点から考えることが大切です。企業選びの軸を明確にしたうえで応募する企業を探しましょう。「企業選びの軸はどう見つける?人柄や社風から探すべき?例文も紹介」のコラムも参考にしてください。
新卒でベンチャー企業に就職すると後悔する?
後悔するかどうかは、個人の価値観や適性によります。ベンチャー企業は裁量権が大きく、成長の機会に恵まれる一方、安定性やサポート体制に不安を感じる人もいるのが実情です。一人で課題に取り組む力やチャレンジを楽しむ姿勢があれば、後悔よりも充実感を得られる可能性が高いでしょう。入社後に後悔したくない方は「就職で後悔しないためには?決め方のポイントや就活方法を詳しく解説」のコラムにも目を通してみてください。
第二新卒からベンチャー企業に転職できる?
第二新卒からベンチャー企業への転職は十分可能です。ベンチャー企業では、柔軟で学ぶ意欲がある若手を歓迎する傾向があり、経験よりもポテンシャルや成長意欲を重視する企業もあります。未経験者向けの採用も多いため、チャレンジ精神を持って前向きに取り組めば、転職のチャンスは広がるでしょう。「第二新卒にオススメの転職先を紹介!」では、第二新卒の方におすすめの転職先を紹介しているので、あわせてご覧ください。
新卒でメガベンチャーに就職するメリットは?
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。