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フリーターが就職しやすい職種とは?おすすめの職業と業界を紹介
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この記事のまとめ
- フリーターが就職しやすい業界は、人材が不足していたり今後の成長が見込めたりする仕事
- フリーターから就職しやすいのは、経験を問われない営業職や介護職など
- フリーターから正社員になることで、雇用が安定するため収入がアップしやすくなる
- フリーターは自己分析を行い、転職エージェントを利用しながら就活すると就職しやすい
このコラムでは、フリーターが就職しやすいといわれる仕事をまとめています。フリーターから正社員を目指しているが、自分に向いている仕事がわからないという方は、積極的にフリーターや未経験者を採用している業界や仕事をチェックしてみてはいかがでしょう。コラムでご紹介する業界は、いずれも求人が多く、自分に合った条件を選びやすいのが魅力です。
フリーターが就職しやすい仕事の特徴3選
フリーターが就職しやすい仕事として挙げられるのは、「資格やスキルが必要ない」「人手が必要」「研修が充実している」の3点です。
資格やスキルが問われない業界
サービス業や販売業など、特定の資格やスキルを必要としない仕事は、フリーターから正社員として就職しやすい仕事です。いずれも専門的な資格を必要とせず、スキルよりも人柄や仕事に対する意欲が重視される傾向。
フリーターとして働いていると専門的なスキルや経験を積む機会は少ないといえます。そのため、専門的なスキルや特定の経験を求める仕事に応募しても、フリーターから正社員に就職することは難しいでしょう。
人材不足の業界
農業や介護・福祉業界などのような人材不足の問題を抱えている業界は、就職しやすいといえます。需要に対して働き手が足りておらず、スキルや経験を問わず意欲的に働いてくれる人を求めていると考えられるでしょう。
中には、未経験で採用した人材に対して、仕事で経験を積ませながら研修も行い、資格取得を支援するといった企業もあります。人手不足の業界で正社員となれば、長きにわたって活躍することもできるはずです。
研修が多い業界
IT業界や、医療・介護業界のように、研修や実務経験を積む機会が多く、新たなスキルや経験を身に着けながら働ける環境が整っている業界も、フリーターの就職しやすい業界といえます。
特にIT業界は、様々な産業にIT技術が採用されており、新しい技術もどんどん生まれている状態。需要の高まりに対して人材不足となり、就職してからエンジニアを育てる企業も増えています。IT業界の人手不足については、「人手不足はいつ終わるの?IT業界の現状」のコラムでもご確認いただけます。
フリーターとは?
フリーターとは、内閣府による定義では「15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者のうち、
・雇用者のうち勤め先における呼称が「パート」か「アルバイト」である者
・完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
・非労働力人口で家事も通学もしていない「その他」の者のうち、就業内定しておらず、希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」の者」が該当します。単にアルバイトやパートで働いている人ではなく、アルバイトやパートという雇用形態を望んで求職活動を行っている人も含まれます。
フリーターから就職しやすいといわれる職種
ここでは、具体的にフリーターから正社員に就職しやすいといわれる職種を紹介します。前項で紹介した業界と掛け合わせることで、より就職成功率を上げることもできるでしょう。
営業職
営業職といっても、新規開拓営業やルート営業、訪問・テレアポ営業など多くの種類があります。営業職は特別な資格や経歴が不要でフリーターから就職しやすいところがメリット。基本的なビジネスマナーが学べる点や、意欲やヒューマンスキルによって高収入を狙える点がおすすめです。
その一方で、インセンティブを重視する場合は成果が上がらないと給料も低めに。成果を出すために仕事が多忙になりやすく、残業も多くなることがあります。詳しくは「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムをご覧ください。
接客業
接客業とは、飲食店のホールスタッフやアパレルショップの販売員、ホテルのフロント、エステシャン等です。接客業は、お客さまのニーズを捉え、希望に答えられるように対応することが大切。
接客・販売員はフリーターのアルバイト経験が特に活かされる職業です。フリーターとして今まで働いてきた知識と経験を発揮できるでしょう。その一方で、正社員になってもフリーターのときから大きく給料が上がらないこともあるようです。さらに、働き方もシフト制で不規則になりやすいのはデメリットといえるでしょう。
ドライバー
ドライバーには、軽貨物ドライバー、長距離ドライバー、ルート配達などが該当します。近年はインターネットショッピングが一般化しており、需要が急激に高まっている仕事。運転免許があればスキルや経験は問われないため、フリーターから正社員になりやすい仕事として挙げられます。
また、ドライバーは、荷物を指定の場所に送り届ける作業のため、一人で黙々と作業をしたい人におすすめ。コツコツ作業を進めることが得意な方は検討してみてもいいでしょう。
土木作業員
土木作業員とは、道路、橋、河川やダム、用水路・排水路の整備など土木工事に関わるさまざまな作業を行う人です。体力に自信がある人や、学生時代運動系の部活を頑張ってきた人、運動が好きな人は、体を使って仕事をする土木作業員は就職しやすく向いているでしょう。体を使って仕事をするため、収入もフリーターに比べると高くなることが多いです。仕事内容は「土木作業員とはどんな職業?仕事内容や年収などを徹底解説!」のコラムをご覧ください。
また、より専門性を高めたりキャリアアップを希望したりするなら、施工管理がおすすめ。「施工管理技士とはどんな資格?級による違いや難易度を詳しく解説」も合わせて確認してみましょう。
介護職
介護職は、自分1人の力で生活することが難しい高齢者やハンディキャップを持つ方をサポートする仕事。介護の仕事は食事や入浴、排泄を支援する「身体介護」と、掃除や洗濯、買い物など日常生活全般を支援する「生活援助」の2つに分類され、ご利用者の家を訪ねる訪問介護や老人ホームといった高齢者施設での勤務となります。
介護職は少子高齢化の影響から人手不足が深刻化しており、未経験者や無資格者を正社員枠で募集する企業は多いといわれます。フリーターで社会人経験のない方でも目指しやすい職業といえるでしょう。介護職へ興味がわいた方は、「未経験から介護職に転職したい!無資格でも大丈夫?仕事内容も紹介」のコラムもぜひ参考にしてください。
プログラマー
プログラマーとは、プログラミング言語を使用して、システムを作ったり、システムのエラーを修正する技術職です。IT業界も急速な需要の高まりによって人手不足が続いており、未経験者を募集している企業は多数。若い技術者が求められているため、フリーターから正社員になりやすいでしょう。
IT技術は日夜更新されているため、重視されるのは採用後も新しい技術や知識を学び続ける姿勢。未経験からチャレンジする人にとって、IT業界は充実した研修制度を設けている企業が多いことがメリットになるでしょう。
フリーターから正社員になるのが難しい?
フリーターは有期雇用契約のため、企業からも「一時的な人材」と判断されることが多いです。長期的な雇用を前提としていないので、基本的なビジネススキルを含めるスキルアップの機会が基本的にありません。また、フリーターに対して「働く意欲が低いのでは」「就職活動で挫折したのでは」などネガティブな印象を抱く人もいるため、厳しい評価を受ける機会も多くなるでしょう。
しかし、現在は少子化もあり新卒のみ採用の会社は減っており、多くの業界で人手不足が課題となっています。経歴やスキルではなく、仕事に対する意欲や人柄で評価する企業も増えているため、「フリーターは正社員になれない」と思い込むのではなく、採用されるようスキルアップや企業が求める人材に合う強みを見つけるなど、対策を行いましょう。
フリーターの現状をもっと詳しく把握したい方は、「フリーターの割合は全人口でどれくらい?正社員になるためのコツも紹介」をご覧ください。
フリーターから正社員へ就職するメリット
フリーターから正社員になることで、雇用が安定するため収入や社会的信頼が高まります。また、スキルアップの機会が増えるため、将来の選択肢が増えるのも正社員のメリットといえるでしょう。
将来の不安が減る
フリーターから正社員になって一番に得られるものは、安定です。正社員は無期雇用のため、収入だけでなく将来への不安も軽減されます。さらに、正社員として長期的にキャリアや経験を積むこともできるでしょう。
また、会社の福利厚生や社会保険、退職金などもフリーターの頃より充実している場合が多いです。「フリーターと正社員の収入の違いはどれくらい?就職のためのコツも解説」のコラムでは、フリーターと正社員の収入差についてまとめているので、参考にしてください。
社会的な信頼を得られる
正社員になることで、社会的な信用が得られます。フリーターは雇用が不安定なので継続的な収入があるとは限らず、賃貸契約や高額ローンに通らない可能性もあるでしょう。
しかし、正社員は無期雇用であり基本的に希望する限り働き続けられるため社会的信用が高く、住宅ローンやカーローンなどを組むこともできます。
将来の選択肢が広がる
フリーターはスキルアップの機会が少ないため、転職や就職を検討しても選択肢が狭い可能性があります。しかし、正社員であれば企業も長期雇用を前提としているため育成に力を入れる傾向。仕事に関わる研修はもちろん、自分の興味のある分野について、福利厚生を利用して学ぶこともできるでしょう。
また、仕事を経験して実績やスキルを高めれば、転職のチャンスも増えることに。正社員として培った経験・スキル・実績・人脈などを活用して独立することも可能です。
フリーターから正社員になるデメリットもある
フリーターから正社員へ就職すると、働き方が変わります。フリーターは比較的自由な働き方ができるのに対し、正社員は企業に労働時間を定められているのが一般的。また、正社員として就職するということは、会社の看板を背負って立つことになり、責任がさらに重くなります。それに応じて、ストレスが増えることも多いでしょう。
フリーターから就職しやすくなる4つのポイント
就活するなら確実に就職したい!と思う方が多いでしょう。ここでは、就職しやすくなるポイントやコツをお伝えします。さらに、下記のポイントと合わせてこちらのコラム「正社員になれない原因とは?フリーターから就職を成功させるコツをご紹介」も参考にしてみてください。
1.自己分析を徹底的に行う
就職活動を始める前に、まず、自分としっかり向き合いましょう。今までフリーターとして働いてきたなかで「何が得意だったか」「好き・興味がわいたことは何か」など、自己分析し、自分の強みや弱みを把握することが大切です。
そのうえで、このコラムで紹介した、就職しやすい業界や職業、就職しにくい職業と照らし合わせ、自分が就職できそう・就職したい仕事を見つけてみてください。
2.未経験OKな求人に応募する
フリーターの場合、経験やスキルが限られている、もしくはない場合が多いです。そのため、未経験OKな求人に積極的に応募しましょう。「未経験歓迎」「経歴不問」と出している求人は、人柄や仕事に対する意欲を重視する傾向です。「未経験から就職できる仕事の特徴は?求人の見極め方やおすすめ業種を紹介」でも求人の探し方を紹介しているので、参考にしてください。
3.自分の強みを活かした履歴書を作成する
アルバイトで培った経験は強みになります。入りたい会社でも活かせる経験がある場合は、自己PR欄に記載し、積極的にアピールしましょう。もっと具体的に履歴書の書き方を知りたい方は、これらのコラム「フリーターの空白期間は転職にどう影響する?アルバイト歴を伝えるコツも!」もご参照ください。
4.就職エージェントなどに相談する
就職活動は孤独や不安を感じることが多いです。そんな時はひとりで悩まず、就職エージェントを利用して相談したり、エージェントからアドバイスをうけましょう。就職エージェントは、多くの会社の情報を把握しており、きっとあなたの力になってくれます。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。