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面接への不安は解消できる?気をつけるべきポイントと対策を解説!
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この記事のまとめ
- 面接への不安は、対策に対する自信のなさや不採用を恐れているのが主な原因
- 面接の模擬練習は、第三者による客観的な意見をもらうと改善点が見つかりやすい
- 企業研究をしっかり行っておくと、面接での受け答えに自信をもって対応することが可能
- 不採用は、マッチ度の高い企業と出会うチャンスを得たと前向きに考えるのがおすすめ
- 日常生活でコミュニケーション力を高めると、面接への不安を軽減しやすくなる
面接への不安が大きく、本調子が出せなかったという話もよく耳にするのではないでしょうか。就活において多くの人が緊張する面接。自分の行動や発言が内定を左右するため、プレッシャーが大きいのも当然といえます。このコラムでは、面接に対する不安な気持ちを払拭する方法をまとめました。面接を不安に感じる主な要因や、それぞれの対策を詳しく解説していますので、苦手意識がある方は、ぜひ参考にしてください。
面接で不安な気持ちになるのはなぜ?
面接を苦手としている人は、「面接官からの質問にうまく応えられるか不安」という気持ちを抱えていることが多いようです。「この企業で働きたい」「ぜったいに合格したい」という気持ちが強いほど、プレッシャーも増すでしょう。
面接時で聞かれそうなことを予測し準備していても、緊張で頭が真っ白になってしまう場合もあります。流暢に話せなかったことを悔み、暗い気持ちを引きずったまま面接が終了してしまうケースもあるようです。
しかし、人生を左右する大切な面接で緊張するのは当然のこと。面接を受ける人が緊張しがちなのは面接官もある程度は心得ているため、言葉を噛んだり回答に少し間が空いたりすることに対しそれほど恐れを感じる必要はないでしょう。
流暢に質問に答えられるのは望ましいことですが、重要なのは話した内容です。一般的に面接は、企業のニーズとマッチした活躍ができるか否かを見極めるために行うもの。自分の熱意や目標などをしっかり伝えることのほうが大切です。
面接が不安な理由は主に3つ
面接への不安を解消するためには、理由を把握して対策を打つ必要があります。この項では、不安の原因となる主な理由を紹介するので、自分はどのタイプか考えてみてください。
1.年上の人と話し慣れていない
年上の人と話し慣れていないと、「面接官とうまく話せるだろうか」と不安を感じやすくなります。年上の面接官と自分とでは、常識や感覚、コミュニケーションの取り方が異なる部分もあるでしょう。そのため、何が失礼で何が正しいのか分かりにくく、緊張してしまうのが不安の原因となります。
2.自分の面接対策に自信がない
面接対策は行ったものの、自分のやり方で合っているのか、十分にやったといえるのかと不安になるときもあります。面接対策への主な不安は以下の通りです。
何を聞かれるのか予想できないから不安
面接では想定外の質問をされることもあります。志望動機や自己PRといった基本的な質問については回答を用意できますが、想定外の質問には準備のしようがないため不安になるようです。
このケースは、「即答できないかも…」「答えられなかったらどうしよう」と起きてもいない事態に心が落ち着かなくなっている状況といえます。
企業研究が十分にできたのか不安
企業研究を行ったつもりではあるものの、「ほかの人はもっとやっているのでは」と不安になるケースもあります。企業研究はやろうと思えばきりがないため、面接前になって研究不足のような気がしてしまうものです。
しかし、企業の将来性を探ろうと、業界の動向や経済の歴史、財務状況まで調べようとすると時間がかかり過ぎてしまいます。就活における企業研究は、ある程度の情報までで問題ありません。しっかりと対策したのであれば、自信を持って面接に臨みましょう。
自分の強みを伝えられるか不安
謙遜する性格の人や、人前に出るのが苦手な人は、自分の強みをアピールできるのか不安になる場合があります。面接では自分を採用するメリットを伝えて、ほかの応募者よりも自分を選んでもらわなければなりません。しかし、「アピールするほどの強みではないかも…」とためらってしまい、うまく伝えられないことに不安を感じるようです。
3.不採用になるのが怖い
不採用になると落第点を付けられたような気持ちになるため、「怖い」と思う人もいるようです。特に、面接対策を頑張った人や入社意欲が強い人ほど、不採用への不安は大きくなるでしょう。また、過去に失敗した経験が蘇ってしまい、同じ経験をするのが怖いという人もいます。
年上の人と話す不安を解消するには
この項では、面接への不安要因に対する効果的な対策を紹介します。年上の人と話すのが不安な人は、その点を考慮した面接対策を行うことで不安を解消しやすくなるでしょう。
1.面接に対する考え方を改める
初対面の人と話すだけでも緊張するのに、相手が年上の面接官なら不安を感じるのも無理はありません。しかし、面接に対する考え方を変えることで、面接官に対する不安は解消できる可能性があります。
面接官は人として対等な相手だと考える
面接官は自分の合否を決める人なので、上下関係があるように感じてしまいます。しかし、面接官と応募者は人として対等な立場です。面接官側はそのように認識しており、応募者に対してリスペクトの気持ちも持っています。
また、面接官も人間なので緊張している可能性も。会社のために良い人材を見つけようと試行錯誤しており、対等な立場での対話を望んでいると理解しましょう。
自分も企業を選考していると考える
面接は企業が一方的に応募者を評価するのではなく、お互いに「一緒に働きたいと思えるか」を見極めるための場です。第一志望の企業の面接でミスマッチを感じ、応募者が内定を辞退する場合もあります。自分も面接官を通して企業を選考していると考えれば、不安を解消しやすくなるでしょう。
2.模擬面接はステップアップ型で行う
年上の人との模擬面接を繰り返し行うと、少しずつ慣れて不安を解消できるでしょう。しかし、いきなり初対面の人と練習するのはハードルが高いので、1人での練習から始めてステップアップするのがおすすめです。
まずは1人で練習する
まずは1人で練習し、面接の基本をマスターしましょう。自分が話しているときの姿を把握しておくのも大切なチェックポイントの一つ。鏡やスマートフォンの録画機能などを使い自分を客観的に見ることで、今まで気にも留めなかったような「魅力」「改善点」に気付くかもしれません。
1人で面接練習をする際の注意点は以下の通りです。
- ・にこやかな表情か
- ・顔がうつむき加減になっていないか
- ・背筋が伸びているか
- ・話すペースは適切か
緊張すると無表情になりがちですが、怒っているように受け取られる恐れがあるので気をつけましょう。挨拶は第一印象を左右する大事なポイントなので、口元を意識的に上げるように心がけてみてください。また、顔がうつむき加減だと性格が暗い印象を与える可能性もあります。面接官とアイコンタクトが取れるように、しっかり胸から正面を向くのが理想的です。
そのほか、姿勢が悪いとやる気がなさそうに見えたり、自信がない印象を与えたりする恐れがあるため、背筋を伸ばした状態を保ちましょう。
友人や家族に面接官役を頼む
1人での練習が終わったら、友人や家族に面接官役を頼みましょう。身近な人が相手なら緊張せずに話せるため、練習を通して自信をつけられるのがメリットです。また、率直なフィードバックをしてくれるので、有意義な練習になりやすいのも魅力といえます。自分の性格をよく知っている友人や家族なら、「○○より△△のほうが得意なのでは」といった新しい視点をくれる可能性もあるでしょう。
年上の人と練習する
友人や家族との練習である程度自信がついたら、年上の人と模擬面接をしてみましょう。相手を見つける方法としては、ハローワークや就職・転職エージェントに相談する方法があります。また、アルバイト先の上司に頼めるようならそれも良いでしょう。
年上の人との模擬面接は、友人や家族を相手にするのに比べて緊張感が高まります。しかし、模擬面接の目的は本番に向けてシミュレーションすることなので、失敗を恐れる必要はありません。年上の人を相手にするとどれだけ緊張するのか、どんな失敗をしてしまうのかを把握し、回数を重ねて慣れていきましょう。
3.現役社員に会っておく
OB・OG訪問や企業説明会などを活用し、年上の現役社員に会っておくのも効果的です。選考の場ではないものの、志望企業の社員と話すにはそれなりの緊張感があり、ビジネスマナーや言葉遣いの練習になります。
また、どんな人が働いている会社なのか知っておくだけで、面接への不安を軽減しやすくなる可能性も。相手が人事部の人であれば、面接会場で会うこともあります。一度会っていることで挨拶もしやすく、緊張を和らげる効果も期待できるでしょう。
面接対策に自信がないときの対処法
自分の面接対策が不十分なのではと不安に思う人は、やるべきことを明確にしましょう。次に、一つ一つクリアして「これだけやった」と分かるようにしておくと安心しやすくなります。
1.企業研究で押さえるべきポイント
企業研究で大事なのは、応募先企業にしかない魅力を見つけて、面接官に伝えられるように言語化しておくことです。また、業界や競合他社など幅広い情報を集めて、説得力のある回答を用意するとほかの応募者との差別化になります。
応募先企業ならではの魅力を把握する
応募先企業と競合他社を比較して、独自の魅力を具体的に把握しましょう。事業内容は同じでも、提供している商品・サービスを比較すると違いを見つけることができます。また、企業理念や社風、社員の働き方からも会社の特色を理解するのが可能です。
企業の独自性を認識しておくことで、自分の働く場所がその企業でなけれなならない理由を伝えられ、面接で意欲・熱意を伝えるのに役立つでしょう。
企業と業界の動向を調べる
企業と業界の動向を理解しておくと、面接で「やってみたい仕事はありますか」「10年後の目標を聞かせてください」といった質問に深みのある回答ができます。業界全体が今後どうなっていくのか、そのなかで応募先企業の立ち位置はどうなるのか、といった情報が何もないとどの企業にも使いまわしできるような内容になりがちです。また、企業・業界とは方向性の合わない回答をしてしまい、ミスマッチと判断される恐れもあるでしょう。
動向を把握するためには、企業の経営計画や業界誌などで情報を集めたり、省庁が出している研究結果を調べたりする方法があります。
第三者の意見を聞く
口コミサイトや就職・転職エージェントを活用して、応募先企業の情報を集めるのも一つの方法です。口コミサイトには過去の質問や面接官の傾向といった情報が出ている場合もあり、対策の参考になる可能性もあります。また、就職・転職エージェントのアドバイザーは就活事情に詳しいため、業界・業種に応じた対策のアドバイスをくれるでしょう。1人で企業研究を行うと自分のやり方や質に不安を感じやすいので、第三者の意見を聞き、「できる限りのことはやった」と自信を持つのが大切です。
2.セルフチェックのポイント
企業研究の次は、履歴書・職務経歴書の内容や将来の目標、身だしなみなど自分自身のチェックを行いましょう。
履歴書・職務経歴書に書いた内容を確認する
書類選考で提出した履歴書・職務経歴書の内容を、面接前に改めて振り返りましょう。面接官は履歴書・職務経歴書を見ながら質問するのが一般的で、特に一次面接では内容に矛盾がないかを確認される可能性が高いです。また、履歴書・職務経歴書に書いてある内容をもとに、「この点を詳しく教えてください」といわれる可能性もあります。書類に記載しきれなかった内容を補足するチャンスでもあるので、覚えているから大丈夫と手を抜かないのが大切です。
必ず伝えたいことを決めておく
面接で「これだけは絶対に伝えたい」ということを決めておきましょう。たとえば、以下のようなポイントを決めておきます。
- ・志望動機に応募先企業のサービスを使った体験談を入れる
- ・前職で目標を達成したエピソードを伝える
- ・将来やりたいプロジェクトについて話す
必ず話す内容を3点ほど決めておけば、緊張してうまく話せなくても最低限のアピールは可能です。何も伝えられなかったという事態は防げるうえ、その内容が面接官に響けば面接突破の可能性もあるでしょう。
応募先企業とマッチしている点を明確にする
面接官は早期離職を避けたいため、自社とのマッチ度を重視します。どれだけ優秀な人材でも、企業とマッチしなければ採用には至りません。そのため面接では、応募先企業といかに相性が良いかを伝える必要があります。マッチ度をアピールするためには、価値観や希望の働き方、キャリアプランなどを伝えて合致する点が多いと感じさせるのがポイントです。企業研究と自己分析をもとに、目指す方向が一致している点を洗い出しましょう。
将来の目標を定める
将来の目標が具体的だと、入社後の活躍を期待させやすくなります。面接が進むにつれ、面接官は配属先や育成プランを考えながら選考するのが一般的です。3年後・5年後・10年後の目標が定まっている人はキャリアパスがイメージしやすく、「将来に渡って頑張ってくれそう」と面接官も好印象を抱くでしょう。
マナーに合った身だしなみにする
面接での身だしなみは、業界・業種の傾向に合わせて整えるのが重要です。たとえば、金融業界や教育業界ではしっかりとビジネスマナーを守り、アクセサリーは付けないほうが良いでしょう。一方、アパレル業界や美容業界ではかっちりしたスーツよりも、応募者のセンスを感じる服装が好まれる場合もあります。
いずれにしても、清潔感やコートを脱ぐタイミングなど基本的なマナーを守る必要があるため、面接前に確認しておくのが大切です。「正社員の面接の服装はどうすれば良い?男女ごとに詳しく解説!」のコラムで基本的なマナーを解説していますので、参考にしてみてください。
よくある質問の回答を用意しておく
面接では必ずといって良いほど聞かれる質問があります。それらの質問にしっかりと答えられるようにしておけば、「面接対策はできている」と考えて良いでしょう。面接でよくある質問は以下の通りです。
- ・自己紹介
- ・志望動機
- ・自己PR
- ・前職での実績、これまでに頑張ったこと
- ・強みと弱み
- ・入社後にやってみたいこと
- ・キャリアプラン
上記の質問を、1分〜1分半程度で答えられるようにまとめます。話すときは結論から先に述べ、分かりやすさに重点を置いてみてください。
答えに詰まったらどうするか考えておく
面接で予想もしなかった質問をされたらどうするかをシミュレーションしておくのも大切です。面接官が奇抜な質問をするのは、想定外の事態にどう対応するのかをチェックする意図があります。焦って的外れな回答をしたり、早口にまくしたてたりすると印象が悪くなる恐れも。即答できない場合は、「少し考えてもよろしいでしょうか」と確認して落ち着く時間を取りましょう。
面接官も難しい質問だと分かっているので、すぐに答えられなくても問題ありません。むしろ、冷静に伺いを立てられることや、しっかりと考えて答えようとする姿勢が評価されます。
「面接官が変わった質問をする意図とは?回答例や注意点を解説」のコラムでは、変わった質問の具体例を紹介していますので、参考にしてみてください。
当日のスケジュールを把握する
面接当日のスケジュールを把握しておくと当日に何が起こるかを予測しやすくなり、不安を減らせる効果があります。前日には必要な持ち物や服装を準備して、面接会場までの経路・交通手段を確認しておきましょう。また、当日のスケジュールを作成し、起床時間・食事の時間・出発時間など詳細なスケジュールを決めておきます。それによって、余裕を持った行動ができ、不測の事態があっても落ち着いて対処できるでしょう。
なお、出発時間は余裕を持って設定し、電車の遅延などに備えてください。そのほか、自分を落ち着かせる方法を見つけ、スケジュールに組み込むのもおすすめです。
不採用への不安に対する対策
不採用になるのが怖くて面接に不安を感じる人は、視点を変えてみましょう。不採用は喜ばしいことではありませんが、冷静に考えてみると良かったと思える部分もあります。
1.不採用になっても前向きに考える
不採用になったことを前向きに考えると、不安を解消するのに役立ちます。ミスマッチを回避し、自分に合った企業を探すチャンスを再び得たと考えてみてください。
入社前にミスマッチが分かって良かった
不採用になった企業に仮に入社していたとしても、ミスマッチになった可能性が高いです。面接を通じて感じた企業の考え方や価値観が、自分と合っていたかどうかを思い返してみましょう。もし違和感を感じたなら、不採用はむしろ良い結果といえます。
自分に合った企業を探すチャンスを得た
不採用は、より自分に合った企業やポジションを探すチャンスだと捉えることもできます。面接ではいかに自分とマッチしているかをアピールするため、妄信的になっている側面もあるでしょう。しかし、後に出会った企業のほうがマッチ度が高く、「あのとき不採用になって良かった」と思えることも少なくありません。不採用通知を受け取ったら、より自分に合いそうな企業を探せるのだと前向きに考えてみてください。
2.将来に目を向ける
「不採用になったらどうしよう」と不安になるのは、短期的な結果に目が向いている状態といえます。しかし、就職・転職の目的は、将来の目標を叶えるための手段だということを思い出しましょう。10年後・20年後といった長期的なキャリアパスを考えてみると、目先の結果より「将来の理想像」に目が向き、前に進もうとする意欲が増します。不採用を怖がっている場合ではないと思い直し、大きな目標に向かっていけるでしょう。
段階別の面接への不安と対策
面接が一次・二次・最終と進むにつれ、不安の内容も変わる場合があります。また、面接の経験数が多い人と少ない人とでは、不安の理由に違いが見られることも。この項では、面接の段階別に生じる不安の内容と対策について解説します。
1.選考段階によって変化する不安
選考段階が変わると面接官のチェックポイントも変わるので、不安の内容が変化する場合があります。
一次面接はライバルが多いことへの不安
一次面接は多くの応募者から二次面接に進む人を絞るために行われます。そのため、応募者にとってはライバルが多く、「人と比べて自分の評価はどうなのか」といった不安を感じやすいようです。
しかし、一次面接で聞かれるのは基本的な質問が中心なので、面接対策を行っていれば難しいことはありません。少し気楽に構えて、面接官と会話を楽しむつもりで臨みましょう。
二次面接は真価が問われることへの不安
二次面接では、応募者の経験やスキル、企業との適性をより詳しく確認するための質問が中心となります。そのため、真価が問われることへの不安が生じる人もいるようです。たとえば、二次面接では以下のような質問が想定されるでしょう。
- ・我が社で成し遂げたいことは何ですか?
- ・当社の製品についてどう思いますか?
- ・業界のトレンドについてどう考えますか?
- ・以前の職場での失敗体験を教えてください。
いずれの質問も少し難易度が高く、応募者の本気度やポテンシャルを図る内容となっています。一方、応募者にとっても「本当にこの企業で良いか」を判断する重要な山場です。前述の通り、自分だけが評価されるわけではないと認識し、自信を持って臨んでみてください。
最終面接は内定目前ゆえに不安
最終面接は内定が目前に迫っているため、期待と不安が入り混じるものです。「ここまで来たのだから不採用になりたくない」と緊張してしまう人もいるでしょう。また、経営者や役員が面接官を務める場合が多く、それが緊張を高める一因となるようです。
しかし、最終面接まで進んだのは一定の評価を得た証拠です。ここまで進んだ自分を評価し、前向きな気持ちで面接を受けましょう。企業側が合否を決める際は、人員構成やプロジェクトとの兼ね合いなど、やむを得ない事情が絡む場合もあります。「これで不採用だったら仕方がない」と考え、合否を気にし過ぎないのが不安解消のコツです。
2.面接の経験数によって変化する不安
面接の経験数によって、不安の内容も変化します。面接の経験が少ない人や初めての人は、分からないことへの不安が大きいでしょう。一方、何度か経験のある人は、過去の失敗が蘇って不安になるケースがあります。
分からないことへの不安
面接の経験が少ない場合、どのような質問が来るのか、どのように答えるべきかが分からないため不安を感じやすくなります。どれだけ練習をしていても、本番の雰囲気や想定外の質問を恐れる気持ちを失くすのは難しいものです。このような場合、「面接対策に自信がないときの対処法」で解説したように、行った対策をチェックしてみるのがおすすめ。「これだけはやった」と客観的に把握することで不安を軽減しやすくなります。
過去の失敗から来る不安
何度か面接を経験している人は、過去の失敗が不安を引き起こす場合があります。「また失敗したらどうしよう」「不採用になる気がする」とマイナス思考に陥ってしまっているケースです。
このような場合は、 失敗から学んだことに注目し、次こそはうまくいくとポジティブなイメージを持ちましょう。また、不採用になっても自分を否定されたわけではなく、相性が良くなかっただけだと認識するのも大切です。
面接後の不安を乗り切る方法
不安を乗り越えて面接を終えたものの、結果が出るまでに再び不安を感じてしまう場合もあります。面接後の不安は考え方一つで解消できるので、この項で紹介する方法を試してみてください。
頑張ったことを認める
面接後の不安を乗り切るためには、まず自分が面接でどれだけ頑張ったかを認めるのが大切です。面接準備から本番までに多くの努力を重ねたことを思い出し、自分自身を褒めましょう。自己肯定感を高めると、不安を軽減しやすくなります。
次の面接に向けて振り返る
面接後にミスばかりを思い出してしまう人もいます。不安を感じやすい人は、うまくできたことより、できなかったことに意識が向いてしまうようです。しかし、経験を次に活かすためには、できたこと・できなかったことの両方を客観的に振り返る必要があります。
うまくできたことに目を向ける
面接でうまくできたことを思い出し、それを認めましょう。成功体験を振り返るのは、次の面接に向けて自信をつけるのに重要です。成功の内容は大きなことでなくても構いません。たとえば、「最初に笑顔で挨拶ができた」「結論から話すことができた」など、ピンポイントな内容でも十分な成功体験といえます。次の面接に向けて「これだけはできる」と自信を持ち、前向きに臨みましょう。
できなかったことは改善策を考える
できなかったことについては原因を分析し、対策を打つのが大切です。失敗を思い出したくないからと振り返りをせず、同じミスを繰り返すと面接への不安が増えてしまいます。しっかりと対策することで「次は大丈夫」と自信を持てるようになるので、記憶が新しいうちに振り返ってみてください。
また、第三者の意見を取り入れながら、改めて模擬面接を行うのもおすすめです。
結果を考えても仕方がないと割り切る
面接が終わった後、結果について考え過ぎるのはストレスの原因となります。結果がどうであれ、自分のコントロールできる範囲ではないと認識し、割り切るのが大切です。
結果が出るまで時間がかかる場合もある
面接結果は1〜2週間以内に通知されることが多いですが、状況によって時間がかかる場合もあります。応募者が多数のため選考に時間がかかったり、採用担当者が多忙で2週間を超えてしまったりすることもあるでしょう。その間、ずっと結果を気にしていても仕方がないので、次の選考に集中し、気持ちを切り替えるのが大切です。
2週間を過ぎたら問い合わせても良い
2週間を過ぎても連絡がない場合は、企業へ問い合わせても問題ありません。ただし、担当者が多忙な可能性もあるので、電話よりもメールで連絡するのがおすすめです。また、合否を尋ねるのではなく、「選考結果が出るのはいつごろになりますでしょうか」と予定を確認する内容にしましょう。
「最終面接の結果の問い合わせ方は?催促はNG?メールや電話の例文を紹介」のコラムで選考結果の問い合わせ方を詳しく解説していますので、ごちらも併せてご覧ください。
面接への不安を払拭するためにできること
面接への不安を払拭するため、日常的にできることもあります。積極的に人と話す機会を作り、基本的なコミュニケーション力を高めるのも良いでしょう。また、リフレッシュの方法を身につけ、不安を感じたらすぐに対処できるようにしておくのもおすすめです。コミュニケーション力をつける
自分は人見知りの傾向があると感じる人は、普段から知らない人と話すことに慣れておいたほうが良いでしょう。たとえば、「おはようございます」「こんにちは」などの挨拶に、プラスアルファの一言を添える練習をしてみるのも良い方法です。「暑いですね」といった気候のことなどさりげない一言だけで、会話のキャッチボールが生まれるかもしれません。会話が発生する状態を自分から作ることで、コミュニケーション力が培われていくでしょう。
日常生活のなかでできる小さな取り組みの積み重ねが、やがて自信となり面接の不安克服に大きく役立つものです。
リフレッシュの習慣をつける
カフェで一息ついたり、ヨガをしたり、行き詰ったときのリフレッシュ方法を見つけておくのもおすすめです。翌日に面接を控えて不安を感じたら、気持ちを軽くするために好きなことをして過ごしましょう。不安が軽減できれば夜もよく眠れて、当日はすっきりした気持ちで臨みやすくなります。
社会人に体験談を聞く
社会人の友人や先輩に、面接の体験談を聞くのも良いでしょう。不安を解消する方法や、面接で試したらうまくいったことなどを教えてもらえる可能性もあります。また、仕事のやりがいや今後の目標を聞くと、良い刺激となって面接への意欲が高まることも。チャンスがあれば志望動機や自己PRを聞いてもらい、アドバイスを受けてみるのも効果的です。
当日はどうやったら緊張しない?
面接当日の緊張を和らげるには、時間と気持ちに余裕を持つのが大切です。前日までにできることは済ませておき、少しでも懸念点を排除できるようにしましょう。
当日は時間に余裕を持つのが重要
前述の通り、面接当日は時間に余裕をもって行動できるように、準備は前日に済ませておくのがベターです。時間にゆとりがあることで、頭から爪先まで身の回りのチェックにも目が行き届きます。また、服装や髪型が理想どおりに仕上がると気分がよくなり、自然と自信も湧いてくるものです。
深呼吸をするのも大事
当日やる気に満ちて家を出発したにもかかわらず、面接会場が目に入ったとたん急に怖じ気づいてしまう方がいるかもしれません。そのような時は、何度か深呼吸を行ってみるのがおすすめ。
緊張した時は呼吸が浅くなりがちで、脳が酸素不足を起こしやすいといわれています。意識的に呼吸を整えることで、心身のリラックスを図りましょう。
対人関係は鏡だと認識する
面接中は、笑顔とアイコンタクトを交え爽やかに振る舞うことが望ましいです。面接官も応募者と同じ1人の人間。よく対人関係は鏡に例えられますが、あなたの笑顔を見た面接官も嫌な気持ちはしないでしょう。面接官の立場上、あまり表情を出せない場合もありますが、実は好印象を抱いている可能性もあります。緊張や不安は相手に伝わってしまうので、自分から明るい雰囲気を発してその場の空気を変えていくことも大切です。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。