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退職理由で給料が安いことを言っても良い?履歴書での書き方を紹介!
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この記事のまとめ
- 自己都合の退職は「自己都合により退職」または「一身上の都合により退職」と記入する
- 会社側の都合により退職した場合は「会社都合により退職」と記入する
- 派遣社員や契約社員が期間満了で退職する場合は「契約期間満了のため退職」と書く
- 面接で退職理由を聞かれた場合、ネガティブな回答は避けて前向きな表現にする
「退職理由で給料が安いことを伝えて大丈夫?」「そもそも書き方に決まりはあるの?」と疑問に思う方は少なくないでしょう。このコラムでは、履歴書や面接における退職理由の正しい伝え方をケース別にご紹介します。なかでも注意が必要なのは、人間関係や給料への不満が理由の場合。ネガティブな退職理由を好印象な自己アピールへと昇華させる工夫についても紹介しているので、ぜひご確認ください。
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退職理由の書き方:自己都合で退職した場合
自己都合で退職した場合、履歴書の職歴欄には「自己都合により退職」または「一身上の都合により退職」と記入するのが基本です。自己都合の退職と一口に言っても、親の介護や病気、結婚、出産、人間関係の悩み、待遇面への不満、スキルアップなど、人によってさまざまな理由があるでしょう。親の介護や自身の病気・怪我、出産など、やむを得ない事情のある人は、「親の介護のため退職」「出産・育児に専念するため退職」など、具体的な退職理由を記入しても良いでしょう。その際は、仕事と両立できること、現在は問題がない点を選考でアピールすることが大切です。
「一身上の都合」とは自分の身の上や境遇に関する都合
退職の理由としてよく記載される「一身上の都合により」というフレーズ。この「一身上の都合」という表現は、日常生活ではほとんど使うことがありません。そのため、正確な意味を知らないという方も多いようです。「一身上の都合」とは、自分の身の上や境遇に関する都合のことを意味し、具体的には「病気・ケガ」「転職」「結婚」などが挙げられます。また、事情を濁したいときにも用いられます。より詳しい意味や適切な使い方は「『一身上の都合』とは?使い方や面接で理由を聞かれたときの対策を解説!」をご覧ください。退職理由の書き方:会社都合で退職した場合
会社の倒産やリストラ、事業所の廃止、大量離職、退職勧奨など、会社側の都合により退職を余儀なくされた場合は、「会社都合により退職」と記入しましょう。ここで注意したいのは、「退職勧奨に応じて自ら退職を切り出した場合」です。この場合、会社側の求めに応じ自ら退職を選択したことになり、「自己都合の退職」扱いになるケースがあります。
「会社都合の退職」とは、あくまでも会社の都合で退職せざるを得なかったというケースです。そのため、「倒産」や「人員削減のためのリストラ」の場合は会社都合の退職と認められますが、「会社の経営が傾いてきた」「倒産しそう」などの状況を見て自ら退職を希望した場合は、会社都合とはなりません。その点をよく理解したうえで退職を考えましょう。
職務経歴書には退職理由を書かなくて良い
職務経歴書とは、履歴書と合わせて提出する応募書類の一つです。応募先企業に対し、これまでの職経験や身につけたスキルをアピールする手段となります。職務経歴書には退職理由を書かなくても、基本的には問題ありません。ただし、応募企業から退職理由の明記を求められた場合は対応する必要があります。「履歴書の退職理由の書き方は?パターン別の例文を解説」に、退職理由欄を書く場合の例文が紹介されているので、ご参照ください。退職理由の書き方:契約期間が終わって退職した場合
派遣社員や契約社員など、契約期間が満了した場合は、「契約期間満了のため退職」と記入しましょう。契約期間の継続の話があり、それを断った場合でも、契約期間満了日まで働いたうえでの退職であれば「契約期間満了」に該当します。しかしながら、契約期間満了日を待たない退職や契約更新直後の退職など契約内容と相違がある場合は、「自己都合の退職」になるため注意が必要です。
面接で退職理由を聞かれて「給料が安い」ことは言っても良い?
「給料が安い」という理由で転職を考える人は多い傾向にあります。ただし、面接で退職理由について聞かれた際は、「ネガティブな退職理由」は避けるようにしましょう。
面接で避けるべき退職理由
退職理由によっては採用担当者にマイナスイメージを与えてしまうことがあります。特に以下のような理由の場合は注意が必要です。
・給料が安い…会社や社会への貢献よりもお金のことを優先する人なのでは?と思われる
・人間関係のトラブル…人間関係のトラブルを起こしやすい人なのでは?という印象を与える
・会社や上司に対する不平不満…入社してもまた不平不満を言うのでは?という印象を与える
・残業が多すぎる…残業に対応してくれないのでは?と思われる
退職理由は前向きな表現で伝えるのがポイント
自分の評価を下げないためには、たとえ退職理由がネガティブなものであったとしても、できるだけ前向きな表現を心掛けると良いでしょう。人間関係が不満だったのなら「チームプレーで頑張れる職場で働きたい」、残業が常態化した職場が不満だったのなら「実力主義で働ける職場で成果を出したい」、正当に評価されないという給与面の不満は「成果に適した評価が得られる環境で、仕事に情熱を注ぎたい」など、退職理由を自己PRや志望動機に繋げると、ポジティブな印象になります。「またすぐに辞めてしまうのでは?」と思われないよう、面接官が納得する理由を説明できるようにしましょう。「前向きな退職理由で好印象を与えよう!転職時の面接のコツや例文を紹介」に、ネガティブな理由をポジティブに変換するコツや前向きな退職理由例がより詳しく紹介されているので、こちらにも目を通してみてください。
応募書類の書き方や面接対策は事前準備が大切
在職中の転職活動は新卒時と違い、「履歴書や職務経歴書の作成、面接対策に費やす時間が少ない…」と感じている人も多いようです。時間がないと事前準備が疎かになりやすく、なかなか転職が上手くいかない原因になることもあります。そんなときは、転職エージェントに相談してみてはいかがでしょう。慣れない転職活動に1人で奮闘するよりも多くの有益な情報を得られるうえ、転職活動を効率的に進められます。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。