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限定正社員という新しい働き方のメリットとデメリット
更新日
この記事のまとめ
- アベノミクスの中で誕生した限定正社員という新しい働き方が注目されている
- 限定正社員は職種、労働時間、勤務地などを限定する働き方のため、育児や介護と仕事を両立させることができる
- 限定正社員は福利厚生等を受けられる反面、正社員にはない解雇リスクなどもあり、就職や転職の際には将来性を含めて熟考する必要がある
2013年のアベノミクス成長戦略の一つとして盛り込まれて以来、注目を集めている限定正社員。育児や介護などを抱え労働時間や勤務地に制限のある人に、新しい働き方を提案する制度として注目されています。一方、社員とはいえ一般的な正社員より解雇リスクが高いのではないか、非正規雇用とは何が違うのかといった不安や疑問も気にかかるところです。
しかし、限定正社員の求人はここ数年伸び続けているというのも忘れないようにしましょう。限定正社員という雇用形態が時代のニーズに応えていると考えられます。実際に、就職や転職の際に限定社員を選択するというのは賢い選択肢といえるのでしょうか。限定正社員とはどのような雇用形態で、どんなメリット、デメリットがあるのか詳しく解説します。
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限定正社員とは
限定正社員とは通常の正社員と非正規労働者の中間的な雇用形態のことです。アベノミクス経済戦略のひとつとしてスタートした限定正社員制度ですが、簡単に言うと、勤務時間、勤務地、労働内容などが限定されている正社員のことです。
厚生労働省の調査によれば、約50%の企業で限定社員制度を導入しており、特に銀行、飲食業、小売業などで浸透しています。
限定社員制度が生まれた背景に、昨今の非正規労働者の増加があります。労働者全体のおよそ3割以上が非正規労働者でその数は年々増え続ける一方です。
2014年4月の労働契約法改正によって、5年以上働いている非正規労働者からの申し出があった場合、企業は無期契約に切り替えなくてはいけなくなりました。
無期契約を希望する非正規労働者は2~3割と言われていますが、人件費の増大により企業の経営を圧迫しています。そこで、正社員と非正規社員の間をとった新しい制度、限定社員制度が制定されることになりました。
限定正社員のメリット
企業の人件費を削減できるだけではなく、労働者にとっても限定社員制度にはさまざまなメリットがあります。
無期雇用
まず、限定社員と言っても正社員であるのは同じです。基本的に無期雇用で急に契約が終了してしまうような心配は不要です。
転勤・残業がない
限定社員の「限定」は、勤務地、職種、労働時間を限定することを意味しています。たとえば、勤務地限定の限定社員ならば転勤する必要はありません。職種限定の限定社員ならば職種転換はなく、労働時間限定の限定社員は残業が少なくてすみます。「特定の職種を極めたい」「子育て中のため残業を避けたい」「介護と仕事を両立させるために転勤したくない」といった希望を持っている人にとっては、都合の良い雇用形態とも言えそうです。
福利厚生
さらに、社員という扱いのため、福利厚生は正社員同様に受けることができるというのも魅力的です。たとえば、長期休暇中に会社の所有する福利厚生施設を正社員と何ら変わりなく利用することもできます。
限定正社員のデメリット
一方、限定社員ならではのデメリットもあります。
解雇されやすい
たとえば、会社全体の業績が落ちて社員を削減しなければいけないとなった時、限定社員は普通の正社員と比較して解雇されやすい雇用形態です。
正社員ならば会社の事業縮小で技術職の仕事がなくなったとしても営業職や管理職への配置転換はあり得ます。しかし、技術職限定の限定社員は解雇の対象となる可能性が高いです。勤務地限定ならば、該当するエリアの事業所がなくなれば同時に解雇となることもあります。
給与が低い
また、給与などの待遇面でも、やはり正社員とまったく同じというわけにはいきません。どうしても限定社員の方が年収は低くなることが多い傾向にあります。
マンネリ化しやすい
業務内容や勤務地が固定されているのは働きやすい一方で飽きやすいという点にも注意しましょう。
子育てや介護と仕事を両立させなければいけない期間には便利かもしれませんが、長期的な視野で考えた時にはデメリットも考慮する必要があります。
やはり、将来性を考えるならば最初から限定社員を目ざすのではなく、正社員ねらいで行くというのも一つの方法と言えるでしょう。
限定正社員に仕事に関するQ&A
ここでは、限定正社員の働き方に関する質問をまとめました。Q&A方式で分かりやすく回答しているので、就活の参考にしてください。
そもそも限定正社員とは?
限定正社員とは、勤務地や労働時間、職種が限定された社員のこと。近年増えている働き方で、「エリア限定社員」「地域限定社員」「ジョブ型正社員」「多様な正社員」などと呼ばれることもあります。
限定正社員の詳しい定義や誕生の背景については、このコラムの「限定正社員とは」をご覧ください。
限定正社員は転勤がないって本当ですか?
限定社員の「限定」は、勤務地、職種、労働時間を限定することを意味しています。ですので、勤務地限定の限定社員なら転勤はありません。職種限定の限定社員ならば職種転換はなく、労働時間限定の限定社員は残業が少なくてすみます。
限定正社員は、「特定の職種を極めたい」「子育て中のため残業を避けたい」「介護と仕事を両立させるために転勤したくない」といった希望を持つ人にとって、働きやすい雇用形態といえるでしょう。
限定正社員と正社員の違いとは?
限定正社員は正社員に比べて給与が低い、昇進・昇格が制限されるなどの傾向があります。福利厚生は正社員と同等の場合が多いようです。
限定正社員はワークライフバランスを重視する人に向いている一方で、「全国転勤が無い変わりに収入が減る」といったことが考えられるでしょう。
限定正社員の待遇については、「限定正社員とは?正社員との働き方の違いやメリット・デメリットを解説」で詳しくまとめています。
限定正社員は正社員より解雇されやすいのでしょうか?
正社員と同様の労働基準法に基づいて解雇の判断がされるため、正社員より解雇されやすいわけではありません。限定正社員は非正規雇用ではないので、契約期間満了による雇い止めもないでしょう。
ただし、地域限定正社員で事業所が閉鎖になった場合、職種限定正社員で担当業務がなくなった場合は、就業規則に基づいて解雇される可能性があります。
転職・就職に関するアドバイザーとして活動しているハタラクティブでは、さまざまな雇用形態・勤務形態の詳しい説明も掲載しています。たとえば、ある企業で限定社員として働くことが将来性も含めてどのようなメリット・デメリットがあるのか知ることも可能です。
現在、さまざまな事情から職種、勤務地、労働時間などを限定せざるを得ない状況にあるならば、一度、ハタラクティブで限定社員制度を導入している企業を比較してみてはいかがでしょうか。
逆に、限定正社員から正社員を目指して転職を考えている方のお手伝いも可能です。
ハタラクティブでは、就職活動に踏み出したいと考えているフリーターや、どのように希望する会社にアプローチすればいいか困っている既卒や第二新卒といった若い世代の就職支援のサポートを行っています。
事前のカウンセリングで一人ひとりのニーズを正しく把握して、就職・転職のパートナーとしての協力を惜しみません。賞与や企業の将来性に関する知識も豊富。ご利用はすべて無料のため、気軽にご相談ください!
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