ボーナスなしの人の割合と収入の関係について

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【このページのまとめ】

  • ・ボーナスは支給しなくても違法ではなく、減額や支給停止もできる
    ・ボーナスなしの人の方が、月収は多くなる場合もある
    ・正社員の人全体では、3割程度の人がボーナスは支給されていない

会社選びをする際に気になるのは、やはり待遇の面であり、ボーナスがあるかないかもポイントです。せっかくボーナスを期待していたのに支払われない。支払われても寸志でがっかりするということもあるでしょう。またボーナスという名目での支払いはなくても、毎月の月給に上乗せして組みこまれている、という給与形態の会社もあります。

◆ボーナスなしは法律的にOK?

ボーナスは、会社としては労働基本法などには、必ず支給しなければならないという記載はなく、支給しなくても法的に違法とはなりません。そのために大手企業でもボーナス制度を設けていないようなところもあります。

また支給していたのに、支給額を減らす、または支給しないようにする、など変更も会社の意思に定められており、これも違法とはなりません。

しかしながら、会社の就業規則であったり、労働組合と会社の間の取り決め、または個別での契約時に、契約書などの書面に支給すると記載があるのに、支給しないのは契約違反となります。

ボーナスに関する法律での取り決めはありません。社員に告知無しで支給を止めたり、減額しても違法とはなりません。しかしこれも、契約書などで支給するという記載があれば、告知無しでの支給停止は出来ません。

ただすでにボーナスを支給している会社が、よほどのことがない限り、支給を止めるということは考えにくく、支給停止となると倒産の危機などが考えられ、大変会社としては危ない状態です。

◆ボーナスなしでもメリットはある

まず、社会人としてはやはり、ボーナスの有無は気になるところですが、その部分に限って会社を選んでしまうのはあまり得策とは言えないでしょう。

待遇についてはボーナス以外の面も重要であり、基本給が低いといくらボーナスが出たとしても、年収は低くなります。
また給与面のみならず、職場環境も働く上では重要であり、総合的に見ていき、会社選びをした方が働きやすい環境を手に入れやすいです。

・ボーナスのない方が毎月の給与額が高い

年収が同じとして、ボーナスがある場合と無い場合では、実はボーナスをもらわない方が毎月の給与額は高くなりやすい傾向があります。
以下に参考として、2つのケースで計算をします。仮定として、年収は480万円であるとします。

その場合ボーナスとありとなしでは、月収はどのように違ってくるでしょう。

◇ボーナスありの場合

1回のボーナスで30万円もらえるとして、夏と冬の2回支給となると、合計で60万円のボーナスです。
年収が480万円であり、そこから60万円を引き、残り420万円が年収です。

420万円÷12ヶ月 = 35万円


◇ボーナスなしの場合

ボーナスがないために、年収480万円を12ヶ月で割り算出します。

480万円÷12ヶ月 = 40万円

このようにボーナスがあるかないかでも、月収は違ってくる場合があります。
ボーナスを支給されると、支給月まで働かないと、ボーナスなしの人よりも、収入は少なくなります。

月収だけで見ると手取りの金額には違いがありますが、年収で見ると変わりはないということもあります。またボーナスは業績によって支給額なども決まり、その会社の業績が悪いと、思ったほど支給されないということもあります。
もしもボーナスをあてにして、ローンを組んでしまうと、会社の業績が悪いと、ボーナスなしとなる可能性もあり、生活が大変苦しくなります。

また正社員として働けば、定時以降働けば残業代は支払われることもあります。実はこの残業代というのは、基本給によっていくらになるか決まります。
基本給が多いほど残業代も多く支払われますが、ボーナスのある会社だと、基本給が低くなるために、残業代は少なくなる可能性があります。

ボーナスに関しても、通常は基本給の何ヶ月分として支払われます。
たとえ住宅手当や通勤手当などの手当て、さらに残業代なども支給されており、いくら月収が多くなったとしても、基本給に焦点をあてて考えるために、手当てや残業代は関係しません。

◆ボーナスのない正社員の割合はどれくらい?

厚生労働省の「平成28年年末賞与の支給状況」を見ると、正社員で働いている方で、ボーナスの状況を見ると、大手企業や中小企業では、全体の7割から9割ぐらいの人がボーナスを支給されています。こ
れは産業ごとに割合にはバラつきはありますが、全体を通してみると、このような割合になります。

残りの割合の人がボーナスはもらっていないということになりますが、産業によっては3割程度の人が支給されていないというようなこともあります。
男女別に見てみると、全体では男性の方がもらっている人が多く、これは女性の方が非正規で働く人が多いことを示しています。

ちなみにボーナスに関しては、大手企業では基本給の2.5ヶ月分、中小企業では基本給の1ヶ月分が平均となっています。
平均額は大手企業だけを見ると91万円となり、企業全体を見ると54万円となります。ただしこれが中小企業に絞って見た場合は、平均は18万円と、大手企業と比べると随分と支給額は少なくなります。

また、ボーナスというのは、働いた分に対する賞与であり、4月や5月に大卒で入社した新入社員の方は、たとえ夏の6月にボーナスが支払われるとしても、1ヶ月か2ヶ月しか働いていないために、雀の涙程度の寸志しかもらえないのが普通です。
しかしその次の冬のボーナスは、1ヶ月分や2ヶ月分、会社の規定通りの支給です。

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