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理系の就職先ランキング!おすすめの仕事や学部卒と院卒の年収差なども紹介
この記事のまとめ
- 理系の就職率は97.3%と高く「医療、福祉」「製造業」「情報通信業」を選ぶ人が多い
- 理系出身者は金融やコンサル、ITなどの業界で実力を発揮しやすい
- 就職における理系出身者の強みは、数字や分析に強く専門性を活かせること
- 理系の強みを活かしやすい研究職や開発職、品質管理職などが就職先としておすすめ
- 自分に合う就職先への就職を成功させたいなら、エージェントを利用するのも方法の一つ
あなたにおすすめ!
理系出身者で就職先選びに悩んでいる方もいるでしょう。理系の就職率は97.3%と高く、製造業や情報通信業への就職が多いようです。数字に触れる機会が多い職種や、論理的思考力を生かせる仕事も理系出身者に向いているといえます。
このコラムでは、理系の就職率ランキングや就職・転職事情などをまとめました。理系出身者におすすめの就職先も紹介しているので、就活にお役立てください。
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理系の就職率は97.3%!就職率ランキング
文部科学省の「大学等卒業者及び高等学校卒業者の就職状況調査結果を公表します」によると、2024年度の理系の就職率は97.3%と高くなっています。以下に、理系の就職率の推移をまとめたので見てみましょう。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
---|---|---|---|---|
理系の就職率 | 97.4% | 98.1% | 98.8% | 97.3% |
参照:文武科学省「大学等卒業者及び高等学校卒業者の就職状況調査結果を公表します(p.12)」
表をみてみると、理系の就職率は97%〜99%の間となっており、高い水準で推移していることが分かります。理系出身者は専門知識や論理的思考力、問題解決能力を期待されやすく、企業からの需要が多いため、就職率が高くなっていると考えられるでしょう。
なお、この就職率は大学卒業後すぐに、新卒として就職した場合のデータです。理系出身者で既卒の場合の就職事情について知りたい方は、「理系の既卒者は就職できる?就活成功のためのコツを紹介」のコラムもチェックしてみてください。
産業別
理系出身者の就職先はどの産業が多いのか気になっている方もいるでしょう。ここでは、文部科学省が実施した「学校基本調査」を参考に、理系出身者の就職率が高い産業を5つご紹介します。
なお、以下では、一般的に理系と判断されやすい理学・工学・農学・保健を「理系合計」としてまとめています。
理系合計 | 理学 | 工学 | 農学 | 保健 | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 医療、福祉 33.63% | 情報通信 23.98% | 製造業 25.12% | 製造業 20.98% | 医療、福祉 77.3% |
2位 | 製造業 14.64% | 製造業 19.17% | 情報通信業 21.84% | 卸売業、小売業 13.81% | 卸売業,小売業 10.72% |
3位 | 情報通信業 11.42% | 教育、学習支援業 11.47% | 建設業 16.4% | 公務(他に分類されるものを除く) 13.22% | 公務(他に分類されるものを除く) 2.79% |
4位 | 卸売業、小売業 8.61% | 卸売業、小売業 8.75% | サービス業(他に分類されないもの) 9.06% | 学術研究、専門・技術サービス業 11.91% | 製造業 2.36% |
5位 | 建設業 7.37% | サービス業(他に分類されないもの) 8.13% | 学術研究、専門・技術サービス業 6.64% | 情報通信業 6.18% | 教育、学習支援業 1.77% |
参照:文部科学省「学校基本調査/令和6年度/表番号78」
上記の表を見ると、理系区分で最も就職率が高い産業は「医療,福祉」です。しかし、理系区分で「医療,福祉」の就職率が最も高くなっているのは、保険区分で「医療,福祉」の就職率が77.3%と高いことが理由の一つであり、理学・工学・農学の区分では就職率は3%以下と低くなっているので把握しておきましょう。
理系区分で2番目に就職率が高い「製造業」は、理系区分すべてで上位にランクイン。3番目に就職率が高い「情報通信業」も、理学・工学・農学の区分で上位となっています。
このことから、保険区分においては「医療,福祉」への就職が目立つものの、そのほかの理系区分では「製造業」「情報通信業」「卸売業,小売業」を就職先として選ぶ人が多い傾向です。
職業別
続いて、文部科学省の同資料を参考に、理系出身者の就職率が高い職業を3つご紹介します。先ほどと同様に、一般的に理系と判断されやすい理学・工学・農学・保健を「理系合計」としてまとめているのでご了承ください。
理系合計 | 理学 | 工学 | 農学 | 保健 | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 専門的・技術的職業 80.54% | 専門的・技術的職業 62.12% | 専門的・技術的職業 81.06% | 専門的・技術的職業 46.18% | 専門的・技術的職業 90.97% |
2位 | 販売 7.6% | 事務 15.33% | 販売 7.11% | その他の職業 23.01% | 販売 3.33% |
3位 | 事務 5.77% | 販売 14.83% | 事務 5.57% | 事務 15.2% | 事務 2.22% |
参照:文部科学省「学校基本調査/令和6年度/表番号79」
上記の表を見ると、理学・工学・農学・保健のすべてで「専門的・技術的職業」の就職率が高いことが分かります。工学の場合は機械や建設など、保健の場合は医学や栄養学などのように、特定の分野に関する知識や技術を深く学ぶ傾向にあることが理由といえるでしょう。「専門的・技術的職業」との差は大きいものの、「販売」「事務」の職業に就く理系出身者も一定数いるようです。
参照元
文武科学省
令和6年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)
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理系の就職における選択肢
理系の就職における選択肢として、「学部卒として就職する」「院卒として就職する」の2つが挙げられます。また、学部卒と院卒どちらの場合も、大学で学んだ専門分野を活かせる仕事に就くか否かを選択可能です。
以下で、それぞれの選択肢について解説するので、チェックしてみてください。
学部卒として就職する
理系出身者の就職における選択肢としてまず考えられるのが、大学卒業後すぐに就職するパターン。学部卒として就職することには、院卒よりも「早く社会に出られる」「大学で学んだ専門分野以外の仕事にも挑戦しやすい」といった利点があります。
学部卒として就職する場合、学んだ専門分野を生かせる仕事に就くか、それ以外の仕事に就くかを選択可能です。それぞれの選択肢のメリット・デメリットを以下にまとめたので、就職先選びの参考にしてみてください。
学んだ専門分野を活かせる仕事に就く
学部卒としての就職の選択肢の一つが、大学で学んだ理系の専門分野を直接活かせる職種に就職する進路です。たとえば、機械系なら自動車やロボットの設計、情報系ならシステム開発やAI研究などが挙げられます。
学んだ専門分野を活かせる仕事に就くメリットとデメリットについては、以下をご覧ください。
メリット | デメリット |
---|---|
•大学で身につけた知識や技術を仕事に活かせるので、一からすべてを学ぶ必要がない •専門性が求められるため、高度な業務に携われる •キャリアパスが明確で、研究職や開発職など専門性の高い職種につながりやすい | •専門に関連する業界や職種に限られるため、就職先の幅が狭まる •業務内容が高度で責任が大きくなる場合もある •他分野への転職が難しいことがある |
学部卒で学んだ専門分野の仕事に就く際は、上記のメリット・デメリットを踏まえたうえで就職先を決めましょう。そうすることで、入社後のミスマッチや、将来転職を考えたときに「専門分野外の仕事に就いておけばよかった」と後悔するのを回避できる可能性が高まります。
ただし、研究職や開発職などの専門性の高い職種では、院卒に比べてやや不利な場合もあるので注意が必要です。
学んだ専門分野とは異なる仕事に就く
理系出身であっても、学んだ専門分野とは異なる仕事に就職できます。理系出身者は論理的思考力や問題解決能力が長けていることも多く、こうしたスキルは専門分野外の仕事でも活かせる場合があるためです。以下に、学んだ専門分野とは異なる仕事に就くメリット・デメリットをまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
•より広い業界・職種にチャレンジできる •コミュニケーション能力や柔軟なスキルが身につきやすい •将来的にマネジメントや経営に関わるポジションにつながる場合もある | •大学で学んだ専門知識を直接活かせない場合もある •新たに知識やスキルを学ばなければならないことがある •学んだ専門分野への就職と比べると、キャリアアップを目指しにくい可能性がある |
大学で学んだ専門分野とは異なる業界や職種へ就職した場合、初めての経験や新たな知識・技術を習得できたりして、より充実した生活を送れたりキャリアの幅が広がったりする可能性があるのはメリットといえます。
しかし、大学で学んだことを仕事に活かせず、身につけた知識や技術が無駄になってしまう恐れも。新たに知識・技術を学ばなければならなかったり、キャリア形成の難易度が上がったりする可能性がある点も把握しておく必要があるでしょう。
院卒として就職する
理系の就職先の選択肢として、院卒として就職することも考えられます。院卒とは、大学院(主に修士課程)を修了した人のこと。院卒は学部卒よりも2年ほど専門的な知識や技術を学べたり、研究経験を積めたりするので、より専門分野への就職が成功しやすい傾向です。特に、企業の研究職や開発職、技術職などでは即戦力に期待され、学部卒よりも高度な仕事やプロジェクトに関わるチャンスが広がりやすいといえます。
また、企業によっては初任給や待遇面で院卒が優遇される場合もあります。院卒として就職することにはこうしたメリットがあるものの、就職が2年遅れることで新卒入社後の年齢差が生じたり、学費が増えたりするといったデメリットも。修士研究にプレッシャーを感じて「学部卒で就職すればよかった」と後悔する人もいるようなので、将来やりたい職種やキャリアパスを明確にしてから進学を判断することが重要です。
なお、院卒の場合も「学んだ専門分野の仕事に就く」「学んだ専門分野とは異なる仕事に就く」の選択肢があります。学部卒と同様にメリット・デメリットがそれぞれあるので、就職先を選ぶ際はよく検討しましょう。
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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理系の就職・転職事情
ここでは、理系の就職・転職事情をまとめました。「理系は本当に就職・転職に有利なの?」「就活の進め方は文系と同じ?違う?」といった疑問を抱えている方は、ぜひチェックしてみてください。
理系の就職・転職事情
- 「理系は就職・転職に有利」といわれる理由
- 理系と文系の就職活動の違い
- 学部卒と院卒でみられる違い
- 新卒採用と中途採用でみられる違い
- 就職・転職後に役立つ理系ならではの強み
「理系は就職・転職に有利」といわれる理由
「理系は就職・転職に有利」と耳にしたことがある人もいるでしょう。理系が就職や転職に有利といわれる理由としては、専門的な知識や技術が求められることが多く、企業からの需要が高いことが挙げられます。このコラムの「産業別」と「職業別」でも紹介したように、理系出身者は幅広い業界・職業へ就職している傾向。特に、人手不足な業界や職業では、就職・転職市場において理系出身者の需要は高まっています。
また、理系の人材は「論理的思考力や問題解決能力がある」と評価されやすく、実務経験があれば転職市場でより有利になることも。こうした理由から、理系は就職や転職が成功しやすいと考える人もいるようです。
理系と文系の就職活動の違い
理系と文系は、大学で学ぶ知識や技術だけでなく、就活の点においても違いが見られます。以下で、理系学生と文系学生の就職活動の違いについてまとめました。
理系学生は学業が忙しく就活との両立が難しい
理系学生のなかには、卒業研究や実習、試験勉強などで忙しく、就活に十分な時間を割けない人もいるようです。特に、理系は専門性の高い知識や技術を学ぶことから、文系と比べて研究や試験勉強などの難易度が高い場合も。学業が忙しくて就活に充てられる時間が作れず、説明会やインターンに参加できなかったり、自己分析や企業研究を十分に行えなかったりして、準備不足に陥ってしまうことも考えられます。
学業と就活を両立させるには、計画的にスケジュールを立てることが重要です。両立が難しいと感じる場合は、教授をはじめとする指導者への相談も有効でしょう。
理系学生は大学院に進学する人が多い
一般的に、文系よりも理系のほうが大学院に進学する人が多いといわれています。文部科学省が実施している「学校基本調査/関係学科別 進学者数」によると、人文科学で大学院研究科に進学した人が3,597人なのに対し、工学は34,670人。理系学生は文系学生と比べ、約10倍ほど大学院に進学する人が多いと分かるでしょう。理系学生が大学院に進学する理由としては以下が考えられます。
- ・大学院に進み専門性を高めることで、就活時のアピールや実際の業務に役立てられるから
- ・企業によっては修士課程修了が応募条件になっている場合も多く、就職先の幅が広がるから
- ・院卒のほうが学部卒よりも給与が高い場合があるから
こうした理由から、理系学生は文系学生と比べると、院卒として就職活動を進める人が多い傾向です。
ただし、大学院に進学したからといって、必ずしも希望する企業に入社できたり、学部卒よりも高収入を得られたりするわけではありません。そのため、現在学部卒として就職するか大学院へ進学するか迷っている場合は、このコラムの「院卒として就職する」で解説したメリット・デメリットを踏まえたうえで、進路を決めることが大切です。
理系学生は学校・教授推薦の傾向が強い
文系学生の多くが、自分で就職先を見つけて選考に参加する「自由応募」を活用している一方で、理系学生は学校や教授に企業を紹介してもらう「学校推薦」「教授推薦」を利用する方も少なくないようです。前述したように、理系学生は研究などで就活に割ける時間が少ないため、選考プロセスの少ない推薦が活用されていると考えられます。
ただし、推薦は基本的に第一志望のみの応募であり、基本的に内定辞退は難しいので注意しましょう。「就職活動をスムーズに進めたい」という理由で学校や教授からの推薦を検討している場合は、新卒向けのエージェントを利用するのも方法の一つです。
学部卒と院卒でみられる違い
同じ理系出身者でも、学部卒か院卒かで「年収」「キャリア」「就活の難易度」といった点に違いが見られます。以下でそれぞれについて詳しく解説するので、チェックしてみてください。
年収
まず、学部卒と院卒の違いとして年収の差が挙げられます。以下の表は、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」を参考に、学歴別の年収をまとめたものです。なお、年収は「平均賃金×12」で計算しています。
学部卒 | 院卒 | |
---|---|---|
男女計 | 462万9,600円 | 596万4,000円 |
男性 | 501万2,400円 | 616万4,400円 |
女性 | 409万6,300円 | 505万800円 |
参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査の概況(p.8)」
上記を見ると、男性・女性どちらも、学部卒に比べて院卒のほうが年収が高いことが分かるでしょう。平均年収については、「平均年収を比較!年齢・業界別の金額や給与アップの方法をご紹介」のコラムで詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
キャリア
学部卒と院卒では、入社後のキャリアにも違いが見られます。学んだ専門分野や就職先にもよりますが、学部卒の場合は一つの部署に留まらず、さまざまな業務を経験しながらステップアップしていく傾向です。一方で院卒の場合は、自分のもつ専門知識や技術をフル活用できる部署で、専門職として働くことが多いといえます。これらから、学部卒と院卒では、キャリアを築いていく場所やその過程に違いが出ると考えられるでしょう。
就活の難易度
大学院卒と学部卒、どちらが就職活動に有利なのかは、就職先の企業や業界・職種などによって異なります。
たとえば、柔軟性を重視する企業の場合は、特定の分野に特化している院卒よりも、学部卒を求める傾向です。一方で、高い専門性を求める企業や研究・開発職の場合は、専門的な知識が身についている院卒のほうが有利になる可能性が考えられるでしょう。
学部卒は「大学院に行けばよかった」と後悔する?
学部卒だからといって、必ずしも「大学院へ行くべきだった」と後悔するとはいえません。先述したように、選ぶ企業や仕事によっては、学部卒のほうが院卒よりも就活をスムーズに進められることもあります。学部卒でも十分に満足のいくキャリアや人生を築けている方はいるので、後悔するかどうかは自分次第といえるでしょう。
ただし、就職先として選ぶ企業や業界・職種などによっては、就活が思うように進まず、進学しなかったことを悔やんでしまう可能性も。後悔を防ぐためには、自分に合った進路や就職先を選ぶことが大切です。
新卒採用と中途採用でみられる違い
新卒採用と中途採用では、就活スケジュールや応募方法などに違いがみられます。以下でそれぞれの違いについて詳しくまとめたので、チェックしてみてください。
新卒採用と中途採用でみられる違い
- 就活スケジュール
- 応募方法
- 選考時の評価ポイント
- 求められるスキル
就活スケジュール
理系で新卒の場合、以下のような就活スケジュールになるのが一般的です。
新卒採用の就活スケジュール
- 1.大学3年生の6月〜:興味のある企業のインターンに参加
- 2.大学3年生の2月〜大学4年生の5月:企業説明会への参加・エントリー
- 3.大学4年生の6月〜9月:選考開始(筆記試験や適性検査、面接など)
- 4.大学4年10月:内定獲得
- 5.大学4年生3月:卒業・入社準備
新卒採用の場合は、大学3年生の6月ころから就職活動が始まり、大学4年生の10月ころには内定を承諾していることが多いでしょう。上記の流れを踏まえて新卒採用を行う企業が多く、同時期に採用情報が解禁になるのが特徴です。
なお、上記は学部卒の場合の就活スケジュール。院卒の場合は、修士1年生の6月ころからインターンへの参加を始める人が多くみられます。
一方で、中途採用の場合の就活スケジュールは明確な決まりはなく、基本的には自分が就職したいと思ったタイミングで就職活動を進められます。中途採用の奈愛の就活スケジュールについては、以下の図をご参照ください。
中途採用の就活スケジュール
- 1.就職・転職をすると決めたら自分に合う求人を探す
- 2.求人へ応募する
- 3.書類選考や面接を受ける
- 4.内定獲得
- 5.入社準備・退職準備
中途採用の場合、就活の開始時期や選考の日程などは人それぞれです。就職・転職を思い立ってから内定を得るまでは3ヶ月程度掛かるのが一般的ですが、早ければ1ヶ月ほどで就職先が決定することも。募集時期は企業によって異なり、就職活動のスピード感が早いのが、中途採用の特徴といえます。
応募方法
新卒採用は「自由応募」と「推薦応募」の選択肢があるのに対し、中途採用では自由応募のみです。新卒で推薦応募する場合、自分の強みを事前に企業へ伝えてもらえたり、推薦の枠を勝ち取ったことで企業に好印象を持たれやすくなったりして、効率的に就職活動を進められるでしょう。
自由応募で就職活動をスムーズに進めたいのであれば、ハローワークやエージェントといった就職支援サービスを活用するのがおすすめ。「20代の就職支援には何がある?サービスや制度を詳しく解説!」のコラムで。20代向けの就職支援についてご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
選考時の評価ポイント
新卒採用の場合は「専門性の高さ」「ポテンシャル」「入社意欲」などが総合的に評価され、中途採用では加えて「職務経歴」「過去の成果」なども評価対象となります。新卒採用では、学生のコミュニケーションスキルやポテンシャルを把握するために、集団面接やグループディスカッションなどが行われることも多い傾向です。
一方、中途採用では経験した業務や実績などが重視されやすく、新卒採用に比べると書類審査の難易度がやや高くなります。面接の際も、前職での経験を深掘りされたり、培ったスキルをどのように活かせるかを聞かれたりすることが多いでしょう。
ただし、中途採用であっても、年齢が若い場合はポテンシャルや入社意欲が重視されやすいといえます。また、理系は専門性が求められる傾向にあるため、新卒採用であっても専門知識やスキル、研究の成果などが主な評価ポイントになる可能性も。企業によって評価基準は異なるので注意が必要です。
求められるスキル
就職活動の場において、企業が理系出身者に求めるスキルは、新卒採用と中途採用で違いが見られます。ここでは、特にその違いがはっきり現れるスキルについて表にまとめました。
スキル | 理系の新卒採用 | 理系の中途採用 |
---|---|---|
専門知識・技術 | 基礎知識 学習意欲 | 実務経験 即戦力 |
問題解決能力 | 論理的思考力 | 実績 応用力 |
情報収集・分析能力 | 情報収集の基礎 (PC操作、業界・職種への理解など) | 高度なデータ分析スキル 戦略への活用 |
コミュニケーション能力 | 社会人としての立ち振る舞い 協調性 | 交渉・プレゼン能力 リーダーシップ |
計画・実行能力 | 自己管理能力 忍耐力 | プロジェクト管理能力 成果 |
上記を見ると、新卒採用と中途採用では、同じスキルでも求められるレベルや内容が異なることが分かるでしょう。中途採用では、社会人経験がある場合が多いことから、新卒よりも高いスキルが求められる傾向です。
教育・研修の進め方
新卒採用の場合は、社会人経験がないことを前提としているため、教育や研修が充実していることが多いでしょう。一方、中途採用では即戦力を期待されやすいことから、教育や研修の期間が短く設定されている場合も。このように、新卒採用と中途採用では、教育や研修の充実度に違いが見られることもあるので注意が必要です。
就職・転職後に役立つ理系ならではの強み
理系出身者は、専門分野の知識や技術だけでなく、日々の学びや研究を通して培われる「論理的思考力」や「数字・分析に強い」といった点が強みとして挙げられます。理系ならではの経験から得られる論理的思考力や分析力などは、業界・職種を問わず需要があるため、就職・転職後もその強みを業務に役立てられるでしょう。
以下で、それぞれの強みについて詳しく説明します。これらの強みは就活時の自己アピールとしても有効なので、ぜひお役立てください。
数字や分析に強い
理系出身者は、数字や分析に強いといえます。計算や分析、研究、プログラミングといった専門性の高い作業を経験する際、数字に触れる機会が多いためです。数字を扱う仕事は業界・職種を問わず多数あるので、幅広い分野での業務に役立てられるでしょう。
専門性が高い
就職・転職後に役立つ理系ならではの強みとして、専門性の高さも挙げられます。理系出身者は、大学や大学院で専門分野を深く掘り下げて学ぶ傾向があるため、就職先によっては即戦力としての活躍も期待できるでしょう。自身が身に付けた知識や技術を活かせる就職先を選ぶことで、入社後に「専門性が高い」という強みを存分に活かせます。
論理的思考力に優れている
論理的思考力も理系出身者の強みの一つ。理系ならではの実験や研究、プログラミングといった専門性の高い作業をとおして、筋道を立てて物事を考える力が自然と養われると考えられます。
論理的思考力は理系の分野に限らず、さまざまな場面で役立つスキルです。たとえば、新商品の企画書を作成する際には、「市場のニーズを分析する→競合と差別化する案を考える→収益モデルを立てる」というように、筋道立てて説明するために論理的思考力が必要となります。また、仕事上でトラブルが発生した際にも、「今ある情報から原因を考え仮説を立てる→仮説があっているか検証する」と論理的に考えることで、根本的な解決に役立つでしょう。
参照元
文部科学省
学校基本調査
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
理系出身者におすすめの就職先
自分の専門分野だけに絞り込んでしまうと、「なかなか就職先が見つからない」という状況に陥ることも。そのため、自分のやりたいことや保有スキルなどを踏まえたうえで、就職先の候補をいくつか見つけておくのがおすすめです。
ここでは、理系出身者におすすめの就職先を、以下の5つに分けてご紹介します。
理系出身者におすすめの就職先
- 業界・業種
- 職種
- 年収が高い職業
- 学部別の就職先
- 理系から文系就職を目指す際におすすめの業界
業界・業種
理系の方の就職先としておすすめなのが、以下の業界・業種です。自分の学んだ専門外の場合も、理系の強みである論理的思考力や分析力などが評価されやすい傾向があるので、ぜひチェックしてみてください。
IT・通信
IT・通信業界はソフトウェア開発やシステム構築、ネットワーク設計、データ分析など、理系の専門知識が直接活かせる職種が豊富にあります。たとえば、プログラミングスキルを活かしてアプリを開発したり、データ分析の知識を活かして企業の戦略を立てるのに貢献したりと、自身の専門性を発揮しやすいのが魅力です。
また、情報系以外の専門分野を学んでいた場合も、理系ならではの分析力や問題解決力が十分にあれば、未経験からIT・通信業界に挑戦することは可能といえます。独学で基礎知識を学んでおき、就活時に理系ならではの強みと合わせてアピールすれば、より未経験からの就職が成功しやすいでしょう。
金融
金融業界では、市場の動向を数値で分析したり、リスク管理や金融商品の開発をしたりする業務もあることから、「分析」「計算」「プログラミング」といった、理系が得意とするスキルが必要不可欠です。そのため、数字やデータ分析を得意とする理系出身者は、経済学や経営学を専門的に学んでいなくとも、未経験から挑戦できる可能性があります。
金融業界の仕事については、「金融業界の仕事内容とは?向いている人の特徴や年収を紹介!」のコラムで詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
メーカー
メーカー業界では、製品の研究・開発や設計、生産、品質管理など、幅広い業務で理系の専門知識や技術が求められます。そのため、「化学」「機械」「電気」「情報」など、自分が学んだ専門分野に関連する企業を見つけやすいのが特徴です。自分の知識や技術を活かせる企業を選べば、メーカー業界での活躍がより期待できます。
メーカーについて詳しく知りたい方は、「メーカーとは?どんな業種がある?主な仕事内容や転職を成功させるコツを紹介!」のコラムをご確認ください。
商社
商社は、世界中から製品や原料を調達し、販売するビジネスを展開している業界です。エネルギーや金属、化学品、食料などに関する商材を扱う部署では、理系の専門的な知識や技術を役立てられるでしょう。
自分が専門的に学んでいた分野とは直接関係しない商材を扱う部署であっても、取引における複雑な問題を解決したり、市場の傾向を分析してニーズと利益を考えたりと、業務をとおして活躍できる場面は多いと考えられます。
なお、商社には「総合商社」「専門商社」があります。詳しくは、「総合商社とは何か分かりやすく解説!仕事内容や就職・転職成功のコツも紹介」と「専門商社とは?就職のメリット・デメリットや総合商社との違いを解説!」をご覧ください。
サービス・インフラ
サービス・インフラ業界は、電力やガス、鉄道、通信網など、社会を支える重要な役割を担っているといえます。サービス・インフラ業界では、安定したサービスを提供するために、高度な専門知識が求められる場面は多いでしょう。
また、 大規模なシステムを安定稼働させるための分析力や、予期せぬトラブルに冷静かつ論理的に対応する能力も、業務を進めるうえで必要不可欠です。そのため、自分が学んできた専門知識・技術とは異なる分野の場合も、論理的思考力や分析力といった理系出身者の強みを評価され、採用される可能性は高いといえます。
「インフラ業界とは?主な職種一覧や向いている人の特徴、将来性などを解説」のコラムでは、インフラ業界に向いている人の特徴や主な職種などをまとめています。興味のある方はチェックしてみてください。
不動産・建設
不動産・建設業界は、建物の設計や販売、施工管理、都市開発、耐震技術や環境配慮型建築の研究など、活躍の場は多岐にわたります。特に、建築学や工学などを専攻した理系出身者にとっては、学んだことを直接活かせることも多いでしょう。
また、設計や研究などの業務では、空間把握能力や分析力、論理的思考力が求められます。プロジェクトを管理・推進する力や、建設現場での品質・安全管理、コスト管理などでも、理系の強みは評価されやすいでしょう。そのため、自分の専門分野外の場合も挑戦しやすく、理系ならではのスキルを活かして働くことが可能です。
建設業界については「建設業界とは?現状の課題や将来性・仕事内容を紹介」、不動産業界については「不動産業界の仕事内容や将来性は?現状・課題と志望動機の書き方も解決」のコラムで詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
職種
理系出身者におすすめな職種としては、「研究職」「開発職」「品質管理職」「技術職」の4つが挙げられます。以下で、それぞれの職種について詳しく見ていきましょう。
研究職
研究職は、新たな知識や技術の発見・創出を目的とする職種です。主に、大学や企業で専門性の高い研究を行います。大学で培った専門分野の深い知識と、仮説を立てて検証する論理的思考力、そして地道な実験やデータ分析を続ける忍耐力と探求心を直接活かせるため、理系出身者におすすめです。「未知の領域を解明したい」「新たな発見・発明で社会に貢献したい」と考えている人は、研究職の仕事にやりがいを感じられるでしょう。
研究職については、「研究職ってどんな仕事?種類や向いている人の特徴を紹介!」のコラムで詳しくご紹介しています。具体的な仕事内容や、研究職として働くメリット・デメリットなどが知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
開発職
開発職は、今ある技術や研究成果をもとに、製品やサービスを形にする職種です。専門知識を応用して現実の課題を解決する能力が求められるため、理系出身者におすすめです。研究職で得られた知見を実用化につなげるため、論理的な問題解決能力はもちろん、チームで協力してプロジェクトを進めるコミュニケーション能力も求められます。
詳しくは、「開発(開発職全般)の仕事」のコラムをチェックしてみてください。
品質管理職
品質管理職は、製品やサービスの品質が一定の基準を満たしているかを確認・保証する職種です。具体的には、不良品が発生した原因を科学的に究明し、統計的に品質データを分析して、製造工程の改善提案を行います。データに基づいた客観的な分析力や、問題が起こった際に原因を特定する論理的思考力が求められるため、理系の強みを活かして働けるでしょう。
品質管理の仕事については、「品質管理の仕事」のコラムで詳しく解説しています。仕事内容や働くうえでのやりがいなどを知りたい方は、ぜひご一読ください。
技術職
技術職としては、製造業の生産技術やIT業界のシステムエンジニア(SE)などが挙げられます。現場での技術的な課題を解決したり、生産性や安全性の向上を可能にする方法を考えたりするのが主な仕事です。そのため、理系ならではの論理的思考力や分析力といった強みを活かせます。特に、工学や情報関係の分野を専門的に学んでいた場合は、その知識や技術を直接業務に役立てることも可能でしょう。
技術職について詳しく知りたい方は、「製造技術の仕事」や「技術営業が向いている人は?きついと言われる理由や仕事内容を簡単に解説!」のコラムを参考にしてみてください。
なお、ここで紹介した職種以外にも、理系の強みである論理的思考力や分析力を活かして働ける仕事は多数存在します。なかでも、マーケティングやコンサルタントは、データの分析と論理的な戦略立案が求められる仕事であり、さまざまな業界・業種で需要があります。これらの職種は、専門性が重視される傾向があるため、自身の専門分野で培った知識やスキルが活かせる場面も多いでしょう。
マーケティングについては「マーケティングの仕事」、コンサルタントについては「コンサルタントの仕事」のコラムでそれぞれ解説しているので、興味がある方はチェックしてみてください。
年収が高い職業一覧
「高収入を目指せる理系の仕事に就きたい」と考える方もいるでしょう。以下に、厚生労働省の「令和6年 賃金構造基本統計調査」の結果をもとに平均給与が高い職業をご紹介します。
男女計 | 職業 | 平均賃金 (きまって支給する現金給与額) |
---|---|---|
1位 | 航空機操縦士 | 126万8,400円 |
2位 | 医師 | 102万5,900円 |
3位 | 歯科医師 | 90万9,200円 |
4位 | 獣医師 | 71万3,000円 |
5位 | 大学教授(高専含む) | 66万7,900円 |
6位 | その他の経営・金融・保険専門職業従事者 | 58万2,800円 |
7位 | 管理的職業従事者 | 57万9,900円 |
8位 | 公認会計士,税理士 | 55万7,700円 |
9位 | 大学准教授(高専含む) | 54万9,000円 |
10位 | 法務従事者 | 53万7,000円 |
11位 | 大学講師・助教(高専含む) | 48万4,500円 |
12位 | システムコンサルタント・設計者 | 48万700円 |
13位 | 電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く) | 47万8,900円 |
14位 | 研究者 | 47万100円 |
15位 | 小・中学校教員 | 45万9,000円 |
16位 | 著述家,記者,編集者 | 44万9,900円 |
17位 | 企画事務員 | 44万4,000円 |
18位 | 輸送用機器技術者 | 44万1,800円 |
19位 | 発電員,変電員 | 43万5,900円 |
20位 | 建築技術者 | 43万4,700円 |
参照:厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査/一般労働者/職種/表番号1」
賃金が高い職業1位〜20位を見ると、医療や教育、技術職などが多いことが分かります。そのため、理系の強みを活かして高収入を目指すのであれば、こうした分野を就職先の候補として検討するのも手でしょう。
ただし、給与額やボーナス、各種手当などは企業や働き方によって異なるため、詳しく調べることが大切です。
学部別の就職先
学部によって身に付けられる知識や技術は異なるため、就職しやすい業界や職種にも違いがあるといえます。ここでは、理系の学部ごとにおすすめの就職先をいくつかご紹介するので、就職先選びの参考にしてみてください。
工学部
工学部では、技術を応用して社会に役立つ「もの」や「仕組み」を創造するための知識と技術を学ぶのが一般的です。学んだ技術や、それを応用する力は幅広い業界や職種で活かせます。以下に、工学部出身者におすすめの業界と職種をまとめました。
業界 | 職種 |
---|---|
メーカー (製造業) | ・研究開発 ・製品設計 ・生産技術 ・品質管理 ・生産管理 ・サービスエンジニア |
IT・通信 | ・システムエンジニア(SE) ・プログラマー ・インフラエンジニア ・データサイエンティスト ・情報セキュリティエンジニア |
サービス・インフラ (建設、電力、ガス、交通など) | ・施工管理 ・進捗管理 ・建築/構造設計 ・都市計画 ・エンジニア(設備設計、電気、鉄道など) |
上記のなかでも、電気やエンジニアに関係する仕事で活躍することが多いようです。
理学部
理学部は、自然現象の根本原理を学ぶことから、純粋な科学的探求心と論理的思考力が強みとなります。以下に、理学部出身者におすすめの業界と職種をまとめたのでチェックしてみてください。
業界 | 職種 |
---|---|
メーカー (製造業) | ・研究開発 ・品質管理 ・生産技術 |
IT・情報 | ・データサイエンティスト ・アルゴリズム開発エンジニア ・システムエンジニア(SE) ・プログラマー |
金融 | ・クオンツ(計量アナリスト) ・アクチュアリー ・データアナリスト |
上記以外の業界や職種に関わる方も多く、活躍の場は幅広いといえます。メーカー業界においては、化学や物理、生物、材料科学といった分野を活かせる企業を就職先に選ぶ方が多い傾向です。
農学部
食料や環境、生命科学など、生活に密接に関わる分野を学ぶ農学部出身の方には、以下の業界・職種がおすすめです。
業界 | 職種 |
---|---|
メーカー (製造業) | ・研究開発 ・品質管理 ・生産管理 ・製造技術 |
サービス・インフラ (医療サービス、ヘルスケア) | ・農業技術指導員 ・環境コンサルタント ・造園・緑化計画 |
官公庁・公社・団体 | ・国家公務員(農林水産省、環境省など ・地方公務員(農業職、林業職、環境職など) ・研究機関/独立行政法人 (品種改良、病害虫対策、土壌分析、新技術開発といった研究業務など) |
農学部の場合、生物学や農学系の研究開発・管理など、学んだ知識や技術を直接活かせる仕事への就職が目立つ傾向です。
薬学部
薬学部は、医薬品に関する専門知識を深く学び、人々の健康と医療に貢献する学部です。高度な専門知識や技術を活かせる業界および職種・職業として以下が挙げられます。
業界 | 職種・職業 |
---|---|
メーカー (製造業) | ・研究開発 ・品質管理 ・学術/メディカルアフェアーズ |
サービス・インフラ (医療サービス、ヘルスケア) | ・薬剤師 ・臨床開発モニター(CRA) ・治験コーディネーター(CRC) ・登録販売者 |
官公庁・公社・団体 | ・薬事行政職 ・公衆衛生専門職(保健所や衛生研究所) ・研究職(公的機関) |
メーカーのなかでも、「医薬品」「化粧品」「食品(健康食品)」「化学」などに関する企業であれば、薬学についての専門性を役立てられるでしょう。サービス・インフラ業界や官公庁・公社・団体も同様に、薬学の知識や技術を活かせる職種や職業への就職がおすすめです。
建築学部
建築学部の場合は、建築に関わる幅広い知識と技術を活かせる分野への就職がおすすめです。以下に、おすすめの業界と職種をまとめました。
業界 | 職種 |
---|---|
メーカー (製造業) | ・製品開発 ・設計職 ・技術営業職 ・生産技術職 |
サービス・インフラ (建設・不動産・都市開発) | ・建築設計職 ・施工管理職 ・都市計画 |
官公庁・公社・団体 | ・建築行政職(公務員) ・研究職(公的機関) ・文化財保存/修復職 |
上記のように、建築に関する専門性を活かせる仕事であれば、キャリアを築きやすい可能性があるでしょう。
理系に人気の職業については、「理系の職業とは?おすすめの仕事一覧と自分に合う求人を見つけるコツを紹介」のコラムでも詳しく解説しています。こちらもぜひ、就職先選びの参考にしてみてください。
理系から文系就職を目指す際におすすめの業界
理系で培った論理的思考力や分析力、問題解決能力は、一般的に文系に強いイメージをもたれている業界でも役立てられます。たとえば、コンサルティング業界は、クライアントの課題を論理的に分析し、解決策を導き出す能力が必要です。広告・出版・マスコミ業界では、消費者のデータを分析し、論理的な思考に基づいて企画を立てたり、広告戦略を考えたりする業務もあります。
興味を持っている業界についてよく調べ、自分の持つスキルや強みをうまくアピールすることが、文系就職を成功させるコツといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和6年 賃金構造基本統計調査
理系出身者が就職・転職活動を成功させるコツ
ここでは、理系の方が就職・転職活動を成功させるコツをご紹介します。これから就職・転職活動を始める方は、ぜひ参考にしてみてください。
就活の軸を決める
就職・転職活動を始めるなら、まずは働く目的や目標を明確にし、自分の就活の軸を決めましょう。軸を決めることで仕事選びや企業選びの方向性が定まり、効率的に就職活動を進められます。志望動機や自己PRも考えやすくなるので、「就活の軸の決め方とは?必要性や面接での回答例も紹介!」のコラムを参考に、自分の就活の軸を考えてみてください。
視野を狭め過ぎないように注意しよう
軸を決めることは重要ですが、「絶対にこの仕事にする」と視野を狭め過ぎてしまうと、思うように就活を進められないこともあるので注意が必要です。たとえば、「化学メーカーの研究職」と限定せず、「化学の知識を活かせる仕事」というように視野を広げてみると、「食品メーカーの研究職」や「コンサルティング業界」なども選択肢として考えられます。
業界・職種への理解を深めたうえで仕事を選ぶ
自分の専門分野だけでなく、さまざまな業界や職種に目を向けて理解を深めることが、納得のいく仕事選びをするうえで重要です。自分が持つ専門的な知識や技術は、一見関係なさそうな分野でも役立てられたり、評価されやすかったりする可能性もあります。そのため、業界・職種研究をしっかりと行い、具体的な仕事内容や求められるスキル、将来性などを調べてみましょう。そうすることで、自分の強みを最大限に活かせる場所を見つけやすくなり、入社後のミスマッチも防げます。
理系ならではの強みを活かせるかどうかチェックしよう
先述したように、理系出身者がもつ論理的思考力や問題解決能力、データ分析力などは、多くの業界・職種で必要とされるスキルです。しかし、これらのスキルを発揮しにくい仕事も存在するため、「理系ならではの強みをどう活かせるのか」を具体的な業務内容と照らし合わせて確認してみましょう。
業界について調べる際は、ハタラクティブの「業界図鑑」をぜひご活用ください。
自分に合う企業を探す
目指す業界・職種が定まったら、自分に合う企業を探しましょう。「自分のやりたい仕事ならどの企業でもいい」という考えで就職先を決めてしまうと、入社後に仕事内容や社風が合わずミスマッチや短期離職につながる恐れがあります。そうした事態を防ぎ、就職・転職を成功させるためにも、自分に合う企業を探すことは非常に重要です。
自分に合う企業を探す際は、自己分析と企業研究を入念に行うのがポイント。自己分析をとおして、働くうえで重視する条件や希望する職場環境、築き上げたいキャリアなどを考えてみてください。自分の理想とする就職先のビジョンが見えてきたら、企業研究を行います。職場の雰囲気や給与・賞与、キャリアアップ制度の有無などを詳しく調べて、自分に合う企業かどうかを見極めましょう。
説明会やインターンシップへの参加も効果的
企業として、説明会やインターンシップに参加するのもおすすめ。企業説明会では、事業内容や働く環境を直接知ることができ、疑問点も質問できます。インターンシップに参加すれば、実際の業務や社風を肌で体験できるため、入社後の働き方を具体的にイメージしやすいでしょう。自分とマッチする企業を探す手段として、説明会やインターンシップへの参加は効果的といえます。
選考時は理解しやすい文章や言葉遣いを意識する
応募書類や面接では、専門用語を多用せず、理解しやすい文章や言葉遣いを意識しましょう。選考の際、採用担当者が専門分野外の場合も考えられます。そのため、履歴書やエントリーシート(SE)では、専門用語を避けて具体的な成果を分かりやすく記述することが大切です。面接の場合は、会話をとおして論理的思考力をアピールしたり、問題解決へのアプローチを、具体的なエピソードを交えながら簡潔に話したりする練習を重ねることが成功の鍵といえます。
仕事に活かせるスキルや資格をアピールする
これまでに培った専門的なスキルや取得した資格は、就職・転職活動において強力な武器となり得るため、積極的にアピールしましょう。たとえば、研究で得たプログラミングスキルやデータの解析能力、実験機器の操作経験などは、具体的な業務に直結しやすいといえます。応募先企業の業務に活かせるスキルや資格を伝えれば、「入社後に活躍してくれそうだ」と好印象を与えられるでしょう。
就活への悩みや不安があるならエージェントを利用する
就職・転職活動を成功させるには、自己分析や企業研究、業界・職種研究、選考対策などをしっかりと行う必要があります。どれか一つでも手を抜いてしまうと、なかなか就職先が見つからなかったり、せっかく入社したのにミスマッチや短期離職につながってしまったりする恐れも。「自分一人で就活を進められるか不安」「効率的に就活を進めたい」という場合は、エージェントを利用するのがおすすめです。
エージェントを利用すれば、就職・転職のプロが自分の持つスキルや希望に合う求人を紹介してくれるほか、就活に関する悩み相談や選考対策も実施しているため、就職先をスムーズに見つけられます。また、自己分析をサポートしてくれたり、求人を取り扱っている企業の内情や詳しい仕事内容を教えてもらえたりもするので、自分に合う就職先を見つけやすいのも魅力です。
「自分に合う就職先を見つけたい」「効率的に就活を進めたい」とお考えの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層を中心に仕事探しや選考対策などをサポートしています。一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーが付き、スキルや希望条件、適性を踏まえたうえで求人をご紹介。応募書類の添削や面接練習も実施しており、就職・転職に不安がある方も安心して就職活動を進められます。
また、ハタラクティブではさまざまな業界・職種の求人を取り扱っているため、「理系の仕事に就きたい」とお考えの方もご安心ください。1分程度で自分に合う仕事が分かる適職診断も活用すれば、より自分に合う就職先が見つかる可能性が高まります。サービスはすべて無料でご利用いただけるので、まずはお気軽にお問い合わせください。
理系の就職に関するFAQ
ここでは、理系出身者の就職・転職活動でよくある疑問や悩みをご紹介します。
理系女子に人気がある就職先は?
理系女子に人気の就職先は多岐にわたります。なかでも、研究・開発職や品質管理職など、専門性を活かせる職種が豊富なメーカー業界やIT業界などが人気なようです。また、ワークライフバランスを重視しやすい企業を選ぶ方もいます。
「転職希望の女性に人気の職業の特徴とは?注目の仕事や就活のポイントを紹介」のコラムで、女性に人気の職業をご紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
高学歴の理系出身者が就職できないことはある?
理系出身者で高学歴の場合も、就職できないケースはゼロではありません。主な理由としては、専門分野と企業ニーズのミスマッチやコミュニケーション能力不足、選考対策ができていなかったことなどが挙げられます。学歴や専門知識が十分にあっても、それを企業で活かせなかったり、自分をうまくアピールできなかったりすると、高評価を得にくいでしょう。
「就職できない原因とは?対処法や就活で試したいことをご紹介」のコラムで、就職できない原因について解説しています。ぜひご一読ください。
なりたい理系の職業がない場合はどうしたらいい?
なりたい理系の職業が見つからない場合は自己分析を行い、自分の得意なことや携わった研究、興味のある分野などを深掘りしてみましょう。そこから、自分の強みやもっているスキルを棚卸し、それらを活かせる業界や職種に目を向けてみるのがおすすめです。企業説明会やOB・OG訪問を通じて情報収集したり、就職・転職エージェントに相談して客観的なアドバイスをもらったりすることで、挑戦したい職業が見つかる可能性もあります。
やりたい仕事が見つからない場合は、「就活でやりたい仕事がないときはどうする?自分に合う職業の見つけ方を解説」のコラムもチェックしてみてください。
理系が就職・転職を成功させる方法は?
理系が就職・転職を成功させるには、自己分析や企業研究、選考対策などをまんべんなく行うことが大切です。自己分析や企業研究が不十分だと、就職先とのミスマッチや短期離職につながる恐れも。
また、しっかりと選考対策を行わないと、自分の魅力が企業側に伝わらず、なかなか内定をもらえないことも考えられるので注意が必要です。一人で就職活動を進めるのが不安な場合は、エージェントを利用して就職活動を進めるのも一つの手。自分に合う仕事や企業を選んでくれるほか、応募書類の作成や面接練習のサポートも受けられるので、就職・転職が成功しやすくなります。
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