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「仕事に行きたくない」「家にいたい」は甘え?理由や乗り切る方法を紹介
この記事のまとめ
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」と思う理由には人間関係の悩みや業務過多などがあるため、必ずしも甘えとはいえない
- どうしても仕事に行きたくないときは、リフレッシュしたり楽しみを作ったりするのがおすすめ
- 我慢し続けると、仕事に影響したり会社に行けない状態が続いたりする可能性がある
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」と悩んだら、働き方を変えたり転職したりするのも一つの手
「仕事行きたくない、家にいたいと思うのは甘え?」と悩んでいる方はいませんか?働いている人なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。「仕事行きたくない」「家にいたい」と思うのは一時的な感情だったり、明確な理由があったりすることもあるため、必ずしも甘えとはいえません。
このコラムでは、「仕事行きたくない」「家にいたい」と思う理由と対処法を解説します。仕事に対するモチベーションの上げ方や休めないときの対応方法も説明するので、「仕事を休んで家にいたい」と悩んでいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」は甘えではない
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」10個の理由
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」を乗り切る方法
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」ときに休む判断基準
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」と感じたまま我慢するリスク
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」ときに休む際の注意点
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」気持ちが続くときの対処法
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」ときに退職を判断するポイント
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」人が退職時にやること
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」なら自分の状況に合わせて対処しよう
- 「仕事行きたくない」「家にいたい」ときに関するQ&A
「仕事行きたくない」「家にいたい」は甘えではない
「どうしても仕事に行きたくない」「家にいたい」と思う気持ちは、必ずしも甘えとはいえません。働いている方のなかには、「今日は仕事を休みたい」と思った経験がある方もいるでしょう。たとえば、長期休み明けやミスをした次の日などに、「仕事に行きたくない」と感じるのはみんな一緒のようです。一時的な気持ちであれば、時間の経過とともに解消されることも少なくありません。
仕事に対するストレスや職場の人間関係などが原因で「仕事行きたくない」「家にいたい」という悩みを抱えながらも、「会社を休むのは甘え」と我慢し続けると体調が悪くなったり、仕事以外のこともやる気がなくなったりと、心身に影響を及ぼす恐れがあります。仕事に行きたくないと思う自分を責めたり、自信を失ったりせず、感情をしっかりと受け止めて対処することが大切です。まずは仕事に行きたくないと思う理由を明確にし、問題の解決を目指しましょう。
仕事を休みたい気持ちが甘えなのか気になる方は、「会社に行きたくないのは甘え?正直に言うべき?よくある原因と対処法を解説」のコラムでも解説しているので、ぜひご一読ください。
仕事に不安やストレスを感じている人の割合は82.7%
厚生労働省の「労働安全衛生調査(実態調査)」で、仕事に対して「強いストレス、不安、悩みと感じる事柄がある」と答えた人の割合は全体で82.7%でした。この結果から、「どうしても仕事に行きたくない」という気持ちになるのは当たり前のことといえるでしょう。
年代 | 強いストレス、不安、悩みと感じる事柄がある |
---|---|
20歳未満 | 21.1% |
20~29歳 | 72.0% |
30~39歳 | 86.0% |
40~49歳 | 87.9% |
50~59歳 | 86.2% |
60歳以上 | 64.8% |
合計 | 82.7% |
参照:厚生労働省「労働安全衛生調査(実態調査)(p.15)第17表 仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスの有無及び内容(主なもの3つ以内)別労働者割合」
最も数値が高いのは、40~49歳の87.9%でした。社会に出て20年ほど経過している40代は管理職に昇進する人も多く、職場での責任が重くなることが関係しているといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年 労働安全衛生調査(実態調査) 結果の概要
「仕事行きたくない」「家にいたい」10個の理由
「仕事行きたくない」「家にいたい」と思う理由は、人によって異なります。ここでは、仕事に行きたくないと思う主な理由を11個紹介するので、自分に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
「仕事行きたくない」「家にいたい」と思う理由
1.仕事にやりがいがない
「仕事行きたくない」「家にいたい」と思う理由の一つに、仕事のやりがいがないことが挙げられます。たとえば、与えられた仕事が自分に合わなかったり、やりたいことと違ったりすると「やりがいを感じない」「達成感を得られない」といったことが原因で、仕事に行く気がなくなってしまうことも少なくありません。
入社してすぐのころや新しいタスクが始まったばかりのときには、仕事についていくのに苦労するものです。しかし、仕事で自分の能力を発揮できない状態が続くと、仕事へのモチベーションが下がり、働く意欲を失う恐れがあります。
「頑張っても結果が出ない」「周りから評価されない」「自分が成長していると感じられない」という状況が続くと、会社を辞めたくなることもあるようです。
2.仕事でミスをした
仕事でミスをした翌日に、「仕事行きたくない」「家にいたい」と思うのはみんな一緒でしょう。自分の失敗のせいでほかの人に迷惑を掛けたり、クライアントや上司を怒らせてしまったりした場合、「仕事に行きたくない」という気持ちになるのは自然なことです。
また、ミスが続いたり集中力が保てなかったりすると、「また同じことをしてしまうのでは」「自分は今の仕事に向いていないのではないか」と不安になり、次第に「仕事行きたくない」「家にいたい」という状態に陥ってしまうこともあるでしょう。
3.悩みやストレスがある
悩みやストレスがあると、「仕事行きたくない」「家にいたい」と思うことがあります。なかでも、職場の人間関係による悩みやストレスは、仕事に行きたくなくなる原因の一つです。
職場に自分と気の合う同僚や上司がいれば、仕事内容に不満があっても耐えられる場合があるでしょう。しかし、どうしても合わない同僚や上司がいると、気軽に分からないところを聞いたり、悩みを相談したりすることが難しく、業務パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
また、プライベートの悩みが影響していることも。家庭の問題や健康上の不安などがあり、悩みが解決しないまま仕事に行く場合、憂鬱な気分が晴れず、出勤しても仕事に集中できないこともあるでしょう。
仕事に行きたくない理由については、「『会社に行きたくない』と感じるのはなぜ?主な理由と対処法を解説!」のコラムでも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
4.仕事量が多く忙し過ぎる
仕事量が多く忙し過ぎたりノルマが厳し過ぎたりすると、「仕事行きたくない」「家にいたい」と思うことがあるでしょう。タスクやスケジュールを調整しても対応しきれないと、気持ちに余裕をもって業務をこなすのが難しくなります。また、期限内にノルマを達成しなければならないような場合も、仕事に対する意欲が低下しがちです。
ほかにも、仕事量の多さや忙しさとあわせて責任が大きい仕事を任されると、プレッシャーによる不安やストレスから「仕事行きたくない」と思いやすくなる傾向があります。仕事が負担になっている場合は上司に相談し、人員補充や業務の見直しをしてもらう必要があるでしょう。
5.睡眠不足で朝起きるのが辛い
睡眠不足により朝起きるのが辛いことも、「仕事行きたくない」「家にいたい」と感じやすい原因になるようです。睡眠不足で朝起きるのが辛いという背景には、「オーバーワークで疲労が溜まっている」「夜遅くまで残業が続き、十分な睡眠が取れていない」「休日出勤が重なり心身に負担がかかっている」などが考えられます。
6.会社の待遇に不満がある
「仕事行きたくない」「家にいたい」とモチベーションが下がる理由として、給与や休日、福利厚生など、会社の待遇に不満を抱えていることも考えられます。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025」によると、正社員の方が転職活動を始める主なきっかけは下記のとおりです。
転職活動を始めるきっかけ | 割合 |
---|---|
給与が低い | 43.4% |
やりがい・達成感がない | 25.6% |
人間関係が悪い | 22.2% |
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025(3-4. 就職活動・転職活動を始めたきっかけ)(p.29)」
正社員の方が転職活動を始めるきっかけのなかで一番多かったのが、「給与が低い」で44.6%でした。
仕事を頑張っても正当に評価をされず、昇進・昇給もなければモチベーションを保つのは難しいでしょう。会社の待遇に対する不満から仕事に行きたくない状態が長く続くと、「今よりも条件が良い会社へ転職したい」と考える人もいるようです。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
7.会社の将来性に不安がある
会社の将来性に不安があることも、「仕事行きたくない」「家にいたい」と感じる理由として挙げられます。売上高の低迷が続いていたり、リスク管理が徹底されていなかったりすると、会社の将来性に不安を感じることもあるでしょう。
「このままこの会社にいても大丈夫なのか」「なるべく早めに転職したほうが良いのかな」と不安な状態でいると、業務が手につかなくなったり、「仕事に行きたくない」と感じたりすることもあるようです。
8.社風が合っていない
自己分析や企業研究などを十分な対策を行ったうえで入社したものの、実際に働いてみると「入社する前のイメージと違った」「社員の性格や考え方が自分とは合わないかも」と感じることもあるでしょう。
社風が合わずに「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちになっている場合は、どのような仕事であれば自分に合うのかを考えてみるのがおすすめです。たとえば、個人主義の社風が合わないのであればチームで進める仕事、年功序列の社風が合わないのであれば成果重視の仕事、のように考えてみましょう。
9.通勤にストレスを感じる
通勤すること自体をストレスに感じて、「仕事行きたくない」「家にいたい」と思うことも少なくありません。満員電車にストレスを感じたり、通勤時間が長過ぎたりすると、仕事に行くことが億劫になりやすいようです。
また、コロナ禍に在宅勤務を経験後、出社する働き方に戻った場合には、通勤がより苦痛に感じられることもあるでしょう。
10.連休明けで心身が仕事モードに切り替わらない
「仕事行きたくない」「家にいたい」と感じる理由の一つは、土日休みや長期休暇のあとで心身を仕事モードに切り替えるのが難しいことです。日ごとの疲れを癒やそうとリラックスする気持ちから、急に仕事をする体制に切り替えるのはなかなか難しいもの。長期休暇の間に心身が慣れてしまい、働く意欲が下がることもあるようです。
「仕事行きたくない」「家にいたい」を乗り切る方法
「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちが一時的なものである場合、時間の経過などにより自然と解消されることもあるでしょう。しかし、慢性的に続くようであれば、原因を明確にして適切に対処する必要があります。
ここでは、仕事に行きたくないときにおすすめの乗り切る方法を紹介するので、状況に合わせて試してみてください。
1.仕事に行きたくない原因を探る
「仕事行きたくない」「家にいたい」という悩みを抱えているなら、その原因を探ってみましょう。たとえば、仕事に行きたくない理由が「やりがいを感じられないから」であれば、そこから「やりがいを見つけるにはどうするべきか」という対策を考えられます。「毎朝目標を設定してから仕事に取り組む」「ほかの人をサポートして喜んでもらう」といった具体的な行動に落とし込めれば、原因を解決するのに役立つでしょう。
また、自分はなぜ仕事に行きたくないのか思い当たる理由を紙に書き出してみるのもおすすめです。一つ理由を出すと、それに付随する悩みも見つけやすくなります。たとえば、人間関係で悩んでいる場合、「コミュニケーションを図るのが苦手」「上司の態度や気分に振り回されている」「同僚と気が合わない」など、具体的な理由を挙げることで「自分は人間関係の何に対して悩んでいるのか」が明確になり、根本の解決につながる可能性があるでしょう。
2.有給休暇や休日にリフレッシュする
「仕事行きたくない」「家にいたい」と思うときは、有給休暇や休日に心身のリフレッシュを図りましょう。休息をとり、仕事から一旦離れる時間を作ることがポイント。友人や家族と出かけたり趣味を楽しんだりして、心をリフレッシュさせるのも有効です。
リフレッシュする方法には、以下のようなものがあります。
- ・旅行をする
・散歩やストレッチなどの軽い運動をする
・好きな音楽を聞く
・美味しいものを食べる
休日に自分の好きなことをする時間を過ごせれば、気持ちがリラックスしたり、休み明けの仕事も明るい気持ちで取り組めたりする可能性があります。
3.生活習慣を整える
「仕事行きたくない」「家にいたい」と感じたときは、生活習慣を整えるのもおすすめです。十分な睡眠時間を確保できていない場合は、朝目が覚めても頭がすっきりせず、「仕事に行きたくない」という気持ちになる傾向があります。寝る前にスマートフォンやパソコンを見るのを避けたり、ストレッチをしたりして、睡眠の質を上げることを心掛けてみましょう。また、「朝起きたらシャワーを浴びる」「毎日朝食を食べる」などもおすすめです。
ほかにも、「明日の朝は通勤途中にあるカフェに寄ろう」「帰りに会社の近くにある大型書店で本を買おう」など、翌日に楽しみを作っておくのも一つの手。仕事に行く前に気分を上げられる可能性があります。
4.やるべきことや働く目的を考え直す
「仕事行きたくない」「家にいたい」と悩んでいる場合は、やるべきことや何のために働くのかを考え直してみたり、目標を定めて達成するための方法を考えてみたりするのも対処法の一つです。働く目的が明確になると、「今何をするべきなのか」が見えてくる可能性があります。また、自主的に目標を設定することで、達成意欲やモチベーションの向上が期待できるでしょう。
たとえば、「起業という目標を叶えるため」といった目的があるなら、「今は働いてお金を貯める」「スキルを磨く」などを実行する必要があるでしょう。自分が何のために働くのかが分かれば、「仕事に行きたくない」という気持ちが和らぐ可能性があります。
目標は、なるべく具体的な内容を定めてみてください。「今月は△△件のアポイントをとる」「3ヶ月後までに△△の資格を取得する」といったようにすると、達成のために必要な行動が見えてくるでしょう。また、職場内で目標となる人を見つけ、その人の仕事ぶりや考え方を参考にしてみるのもおすすめです。
「目標が見つからない無気力な日々を変えるには?社会人が今日からできること」のコラムでは、適切な目標の見つけ方や達成方法について解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
5.自分の強みを書き出して自己肯定感を上げる
自分なりに頑張っていても仕事で評価してもらえないことが原因で「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちになる場合は、自分の強みを書き出して自己肯定感を上げるのも一つの方法です。自分の強みやできること、達成したことなどを可視化することで、気持ちを切り替えポジティブに捉えることができるようになります。そして、どうしたら自分の強みを仕事で活かせるかを考えてみましょう。
6.職場の人との接し方を変えてみる
職場の人間関係が悩みで「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちになる場合は、接し方を変えてみましょう。職場の合わない人と接するときは、相手の言動を主観で捉えていないか意識してみるのが有効です。客観的に見てみることで、相手の言動の本質を理解できる可能性があります。
職場で気が合う人がいれば、雑談の時間を増やすのもおすすめの方法です。昼食に誘う、仕事に関する質問をするなど、意識的にコミュニケーションの時間を増やしてみましょう。職場での時間を少しでも楽しめるように工夫をすれば、「仕事に行きたくない」という気持ちを軽減できる可能性があります。
それでも職場での人間関係の悩みが消えない場合は、仕事を進めるうえで必要な最低限のコミュニケーションを心掛けるのも一つの手。「仕事に行きたくない」と悩むときは、無理に合わない相手と仲良くなる必要はありません。
7.家族や友人に相談してみる
「仕事行きたくない」「家にいたい」と悩んでいるときは、思考が狭くなっている可能性があります。そんなときは一人で思いつめず、家族や友人など親しい人に相談してみましょう。親しい相手に話してみることで、自分では気づけなかった意見をもらえる可能性があります。
たとえば、「仕事に行きたくないのは甘えだ」と思っていることを相談してみたら、「社会人なら誰しも一度は有り得ること」「ほかにもいろいろな要因がある」ということに気づける場合があるでしょう。
また、就職・転職のプロであるエージェントに相談するのもおすすめ。日頃から多くのお悩み相談を受けているアドバイザーなら、現状を解決する適切なアドバイスをもらえる可能性があります。
8.仕事への意識を変えてモチベーションを上げる
「仕事行きたくない」「家にいたい」という理由が「やりがいのなさ」であれば、仕事に対する意識を変えてモチベーションを上げることを意識してみましょう。業務を行う目的を意識するとモチベーションが上がり、仕事に前向きになれる可能性もあります。小さな目標を設定して一つずつクリアしていけば、徐々にやりがいを感じられるようになる場合があるでしょう。
もし、仕事に対してプレッシャーを感じ過ぎているなら、「仕事をするのはお金のため」と割り切ることで気持ちが楽になることも。日々の業務に追われ、自分が本来目指していた目標を見失っていることも考えられるので、一度落ち着いて仕事に向き合ってみるのも効果的です。
失敗したことが気になり「どうしても仕事に行きたくない…」という場合は、失敗をなるべく前向きに捉えるのがおすすめ。失敗した経験を活かすことで成功につながる可能性もあります。失敗を前向きに捉え、成長するための機会と考えることが大事です。
何事も楽しむ意識をもってみよう
仕事に行きたくないときには、「何事も楽しもう」という意識をもつのが前向きに取り組むコツの一つです。「仕事はつまらないもの」と捉えていると、仕事への興味や意欲をもちづらくなるため、あえて楽しもうとすることで仕事への見方を変えられるでしょう。
たとえば、「販売の仕事は商品を売るだけでなく、顧客の人生に喜びや彩りをもたらせるクリエイティブな仕事」と考えると、仕事に対して楽しさややりがいを見出せるようになることもあります。また、日ごろから「何事も楽しもう」という意識をもつと、自然と物事のポジティブな面に目を向けやすくなり、仕事や人間関係にも良い影響を与える可能性があるでしょう。
9.仕事のあとに楽しみやご褒美を作る
仕事に対するストレスなどから、「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちが続く場合は、就業後の楽しみを作るとモチベーションアップに効果的です。
たとえば、友人との食事やショッピングなどの予定を入れたり、趣味や習い事を始めたりするのも気分転換になるでしょう。映画や音楽など自宅で自分の好きなことを楽しむ時間を作るのもおすすめです。退勤後に楽しみが待っていると思えば、仕事にも前向きに臨める可能性があります。
10.通勤ルートを変える
通勤がストレスで「仕事行きたくない」「家にいたい」という人は、ルートを変えるのが有効です。毎日の満員電車が苦痛なら、遠回りでも混雑の少ないルートを調べてみましょう。可能であれば通勤時間をずらし、混雑する時間帯を避けるのも効果的です。
仕事に行きたくない理由が通勤時間の長さなら引っ越しも検討しよう
会社が遠過ぎることが原因の場合は、通勤時間の短縮を目的として引っ越しを検討してみましょう。駅の近くや乗り換えの必要がない場所に引っ越すだけでも、負担が軽減する場合があります。通勤時間が短縮することによって、睡眠時間の確保にもつながるでしょう。11.仕事をゲームだと思って取り組んでみる
仕事をゲームだと思って取り組んでみることで、「行きたくない仕事」に対しても前向きに取り組めるようになる可能性があります。
たとえば、営業職であれば「お客さまの満足度を上げるゲーム」と設定し、「まずは相手の希望を聞いてみよう」「話し方や表情を工夫してみよう」など、「攻略法」を考えてみるのがおすすめです。さらに、ゲームの過程に自分で小さな目標を設定してクリアすれば、小さなワクワクや達成感をもちながら取り組めるでしょう。
とりあえず会社に行く準備をしてみるのも一つの手
「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちがあっても、とりあえず会社に行く準備を始めてみると、思いのほか出社する気になれることもあります。動かないまま行くか行かないかを考えていると動き出すのが面倒になるため、「とりあえずベッドから出る」「着替える」「食事をする」など、簡単な支度から始めてみるのがおすすめです。
それでも仕事を休みたいと思ったら、行きたくない気持ちがどの程度か考えてみてください。少しでも頑張れそうであれば、「明日は休んでも良い」「今週は頑張ってみる」と気持ちを切り替え、出社してみましょう。会社に行ってしまえば、思っていたより順調に取り組めることもあるようです。
「仕事行きたくない」「家にいたい」ときに休む判断基準
「仕事行きたくない」「家にいたい」と感じたとき、会社を休む判断基準は体調や現状によります。以下を参考にして、休むか迷った際の参考にしてください。
休むほうが望ましい場合
会社を休むほうが望ましい場合には、以下のようなものがあります。
体調不良が続いている
風邪や熱などで体調不良が続いているなら、無理をせず会社を休みましょう。体の具合が悪いまま出勤しても、集中力がもたず仕事が進まなかったり、症状が悪化してしまったりする可能性があります。また、万が一感染症だった場合は周囲に移ってしまい、チーム全体が機能しなくなってしまう恐れも。周囲を巻き込まないためにも、体調不良の際は仕事を休むのが賢明です。
会社への欠勤連絡は、基本的に電話で行なうのが望ましいです。ただし、会社によって連絡方法が異なる場合があるので、今一度就業規則を確認し、ルールに沿った対応を行いましょう。
数日前から集中力が低下している
「仕事行きたくない」「家にいたい」という悩みとあわせて、数日前から集中力が低下している場合は、思い切って一日休んでみるのもおすすめです。仕事に対して集中力がないと業務の進捗が遅れたり、ミスを繰り返したりして周囲に迷惑を掛けてしまう恐れがあります。
たとえば、仕事が忙し過ぎて睡眠不足になっていたり、プレッシャーがかかっていたりしている場合は、心身を休ませるために休暇をとるのも一つの方法です。
休まないほうが望ましい場合
会社を休まないほうが望ましい場合には、以下のようなものがあります。
寝坊をした
寝坊をしてしまった際は、そのまま休まず会社へ行くようにしましょう。仕事を休むと欠勤、もしくは有休を充てられる場合があります。会社によって対応は異なるものの、有給が申請できず欠勤になれば、一日分の給料が減ることになるでしょう。
もし一日休んだとしても、そのぶん溜まっている仕事量は変わらず、そのうえで休んだ日の仕事が増えることになります。体調不良や正当な理由などがないのであれば、頑張って出勤するのがおすすめです。
なんとなく仕事に行きたくない
「なんとなく仕事に行きたくない」という気持ちのときも、会社を休まないほうが望ましいといえるでしょう。もし、仕事や職場環境が辛く、心身に影響が出ているのであれば無理をしないことがおすすめです。しかし、「なんとなく仕事に行きたくない気分…」という場合は、案外出勤してみると仕事がやる気になる可能性があります。
働いていると、誰しも一度は仕事に行きたくないと考える日があるもの。たとえば、出勤前に好きなお店のコーヒーを買ったり、お気に入りのアーティストの曲を聞いたりして気分を変えてみるのも方法の一つです。また、「とりあえず会社に行く準備をしてみるのも一つの手」で述べたこともあわせて試してみてください。
「仕事行きたくない」「家にいたい」と感じたまま我慢するリスク
「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちのまま仕事を続けていると、仕事の効率低下や心身状態の悪化などを招きかねません。早めに改善・解決するためにも、以下で解説する仕事に行きたくない気持ちを我慢するリスクについて把握しておきましょう。
集中力が低下して仕事に影響する可能性がある
「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちを抱えたままだと、集中力が低下して仕事のパフォーマンスが低下する恐れがあります。業務に集中できなければ、ミスが増えて生産性が落ちてしまうでしょう。
ミスを繰り返していると周りから心配されたり、ときには怒られたりと、周囲に悪影響を与える可能性もあります。さまざまな対処方法を試しても仕事に行きたくないのであれば、しっかりと休息をとって冷静に原因を探りましょう。
ネガティブな気持ちが周囲に伝わる可能性がある
「仕事行きたくない」「家にいたい」と思いながら働いていると、ネガティブな気持ちが周囲に伝わってしまう可能性があります。
表情や態度にネガティブな気持ちが表れていると、周囲から「仕事にやる気がないのでは」「一緒に仕事をしたくないのだろうか」といった印象をもたれることもあるでしょう。同じ部署やチームで仕事をするうえで、影響を受けたり士気が下がったりする人も一定数いるかもしれません。
このような状況が続くと、周囲との連携がうまくいかなくなり業務を進めづらくなる恐れもあるため、注意が必要です。
会社に行けない状態が続く可能性がある
「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちを抱えながら無理に続けていると、ある日突然会社に行けない状態に陥る恐れがあります。たとえば、通勤途中に気分が悪くなったり、オフィスに入ろうとすると吐き気を催したりと、身体が拒否反応を起こす可能性もゼロではありません。2〜3日休息しただけでは回復しない場合、「仕事に行きたくない原因を探る」でも述べたように、仕事に行きたくないと思う原因を探ることが大事です。
どうしても仕事に行きたくない状態が続いて休みたいときは、「仕事に行きたくないときに休むのはあり?憂鬱な気持ちを解消する方法9つ」のコラムにも目を通してみてください。
心身に拒否反応が出ているときは早めに対処しよう
「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちから心身に影響が出ているときは、早めに対処することが大切です。無理を続けることで、体調が悪化する可能性も考えられます。身体が拒否反応を起こすほどストレスを感じている場合は、休職や退職なども検討し、一度仕事から離れることを視野に入れましょう。
「仕事行きたくない」「家にいたい」ときに休む際の注意点
「仕事行きたくない」「家にいたい」と会社を休むこともあるでしょう。仕事を休む場合には、次の点に注意してみてください。
無断欠勤せず会社に連絡をする
会社を休むときには、きちんと連絡するのが社会人としての最低限のマナーです。「会社行きたくない」「家にいたい」と無断欠勤をしてしまうと、ほかの人に迷惑を掛けるだけではなく、信用を失う可能性があります。どうしても会社に連絡したくないからといって親に連絡を頼んだり、同僚から上司に伝えてもらったりと、他人任せにするのも避けましょう。
部屋に閉じこもらない
「会社行きたくない」「家にいたい」と数日間にわたって会社を休んだ場合は、部屋に閉じこもらず気分をリフレッシュさせることも大切です。1~2日程度なら問題ありませんが、何日も部屋に閉じこもり続けると気分が滅入りやすくなるため、適度に外に出て気持ちを切り替えるように心掛けましょう。
ただし、休む理由を「体調不良」と伝えている場合、外を出歩いているのを職場の人に見られたときに、ずる休みだと誤解されてしまう恐れがあるので注意が必要です。
過度な飲酒や暴飲暴食でストレスを発散しない
過度な飲酒や暴飲暴食でストレスを発散するのは避けましょう。仕事の悩みからは一時的に解放されるかもしれませんが、身体に良くないうえに、翌日に後悔する可能性もあります。
休んだ勢いで退職しない
「仕事行きたくない」「家にいたい」からと、休んだ勢いで仕事を辞めるのは避けましょう。辞めたあとのことを考えないと、転職活動で苦労したり次の職場でも同じ悩みを抱えたりして、「辞めなければよかった」と後悔する事態になりかねません。
まずは仕事に行きたくないと思う原因を探り、辞めずに解決できる方法はないか検討しましょう。今の仕事でやりたいことはないのかも考え、時間をかけて気持ちを整理することが大切です。
「仕事行きたくない」「家にいたい」気持ちが続くときの対処法
ここでは、「仕事行きたくない」「家にいたい」という日が続く場合の対処法についてまとめました。以下で詳しく解説するので、ぜひご一読ください。
上司や会社の窓口に相談する
「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちが、人間関係や仕事が忙し過ぎることが原因と考えられるなら、上司に相談しましょう。会社にもよりますが、職場の人間関係が原因なら配置換えや異動で解消される場合があります。業務量の多さが原因と思われる場合は、人員の増員や業務の振り分けといった対応で負担が軽減されることもあるでしょう。
パワハラやセクハラなどの問題行為が原因なら、会社の窓口などに相談して適切に対処してもらうのがおすすめです。会社での対応が難しい場合は、「パワハラ対策でストレスを溜めない!ハラスメントの原因や対処法を徹底解説」のコラムも参考に、外部機関に相談してみましょう。
業務の改善を打診する
「仕事行きたくない」「家にいたい」と感じる原因が、「仕事ができない」「仕事量が多い」などの場合は、退職する前に業務改善に取り組んでみましょう。仕事の優先度を意識したり無駄を省いたりすることから始め、「自分の仕事を周囲に頼んで巻き取ってもらう」「上司に相談して仕事量を調整してもらう」といった方法も有効です。
「仕事の進め方が上手い人とは?効率を上げる方法も紹介」では、仕事の効率化を図る方法を紹介しているので、参考にしてみてください。
休職して一旦仕事から離れてみる
「仕事行きたくない」「家にいたい」といった状況が続くようなら、「心身に拒否反応が出ているときは早めに対処しよう」でも触れたように、休職して一旦業務から離れてみるのも手です。
たとえば、職場の人間関係や仕事に対するプレッシャーなどの悩みを解消すべく行動したものの、なかなか改善に至らず心身ともに疲弊してしまうこともあるでしょう。仕事の忙しさも重なると、自由な時間を確保するのも難しく、気持ちの切り替えができなくなることも少なくありません。
そんなとき、一度仕事を忘れて休職することで時間と心に余裕が生まれ、気持ちを整理できたり仕事のストレスから離れられたりするメリットがあります。
また、休職している間に自分のキャリアプランを見直してみるのもおすすめです。「面接向けのキャリアプランを作るコツと答え方は?新卒・転職者の例文を紹介」では、面接で聞かれた際をもとに、キャリアプランを作るコツや回答例などをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
仕事に行こうとすると涙が止まらなくなるときは?
「仕事行きたくない」「家にいたい」という思いを抱えながら仕事に行こうとすると、自然と涙が出て止まらなくなってしまう場合は、一度休職することを検討してみてください。気持ちが辛いときは、無理をせず自分を労って休むことも大切です。仕事に行く前に自分の感情を整理し、必要に応じて心のケアを行いましょう。悩みや不安があれば、信頼できる人に相談してみるのもおすすめです。
在宅勤務やリモートワークなどの働き方に変えてみる
職場にいること自体にストレスを感じるのであれば、在宅勤務やリモートワークなどの働き方に変えるのも一つの手。テレワークを導入する企業もあり、在宅勤務をする人は増加傾向にあるようです。自宅で仕事ができれば対人関係や通勤のストレスが軽減され、業務を効率的に進められる可能性があります。勤めている会社に在宅勤務やリモートワーク制度があるかを確認してみましょう。
在宅勤務やテレワークを検討している方は、「リモートワークとは?テレワークと違う?メリット・デメリットも詳しく解説」のコラムもチェックしてみてください。
違う部署に異動する
「仕事行きたくない」「家にいたい」という日が続く場合は、違う部署に異動するのも有効です。職場の人間関係や業務内容が自分に合っていない場合は、部署が変われば状況が変わる可能性があります。ゆっくりと話せる時間を見つけて、違う部署に移りたい旨を上司に相談してみましょう。
退職・転職を検討する
さまざまな対処法を試しても「仕事行きたくない」「家にいたい」という場合は、転職するのも手段の一つです。「周りが我慢しているのに自分だけ辞めるのは罪悪感がある」「会社を辞めるとキャリアが崩れる」「家族を支えられなくなる」などの思いから転職に踏み切れずにいると、心身ともに不調を起こす可能性もあります。
「上司からパワハラを受けている」「長時間労働が常態化している」「社風が自分とは合わずに辛い」など、自力での解決が難しいことが原因の場合は、転職する理由に十分値するでしょう。
自分に向いている仕事を探したいときは適職診断がおすすめ
「自分に向いている仕事が分からない」という場合は、適職診断がおすすめです。適職診断とは、性格や特性から自分に合った仕事を分析できるツールのことを指します。Webサイト上で無料で診断できるものもあるようです。仕事探しの参考に活用してみましょう。
「仕事行きたくない」「家にいたい」ときに退職を判断するポイント
「仕事行きたくない」「家にいたい」ときに退職を判断するポイントとして、「退職するデメリットよりメリットのほうが大きいか」「職場や労働環境が適切か」といった観点があります。以下で詳細を解説するので、退職を検討する際にお役立てください。
退職を判断するポイント
- 退職するデメリットよりメリットが大きい
- 自分の努力で改善する見込みがない
- 転職してやりたいことが決まっている
- 慢性的に仕事に行きたくないと感じている
退職するデメリットよりメリットが大きい
「仕事行きたくない」「家にいたい」という思いから退職すべきかを判断するにあたって、仕事を辞めるメリットとデメリットを比較してみましょう。たとえば、退職するメリットは、今置かれている辛い状況から抜け出せることです。一方、デメリットは、会社からの収入が途絶えてしまうため、経済的な不安が生まれることといえます。まずは、自分にとっての退職するメリットとデメリットを洗い出してみてください。もし、退職するメリットのほうが大きくなるのであれば、仕事を辞めることを検討してみましょう。
仕事を辞めるメリット・デメリットについては、「正社員が仕事を辞めるメリットとは?辞めた方が良いサインも解説!」のコラムも参考にしてみてください。
自分の努力で改善する見込みがない
「退職・転職を検討する」でも解説したように「職場にいじめやハラスメントがある」「労働環境が劣悪である」などについて、自分の努力で解決できず上司に相談したものの応じてもらえず、今後も改善する見込みがないときは、すぐに仕事を辞めても問題ありません。いじめやハラスメントがある職場で働き続けると、健康に悪影響を及ぼす可能性があるためです。
たとえば、前述のように職場でハラスメントが横行している場合のほか、労働時間や賃金、休暇に関する法律違反があった場合、適切な労働環境とはいえないでしょう。
精神的に辛い場合や、上司や担当部署に相談しても改善しない場合には、健康や精神状態を最優先に考えて、仕事を辞める選択も検討してみてください。
転職してやりたいことが決まっている
転職してやりたいことが明確に決まっている場合、すぐに仕事を辞めることも選択肢の一つになるでしょう。現在の仕事に満足していないのであれば、新しいキャリアを模索するためのステップとして退職するのは良くないことではありません。
しかし、転職するには慎重な計画と準備が不可欠です。自分の状況や将来の目標に合った最善の選択をするために、本当に今退職して良いのか熟慮してから決断しましょう。
慢性的に仕事に行きたくないと感じている
「仕事行きたくない」「家にいたい」という理由が一時的である場合や、何らかの対処によって改善する場合は、深刻な問題ではありません。しかし、勤務環境や生活習慣を改善しても「仕事に行きたくない」と慢性的に思い続けるなら、職場の環境や考え方が今の自分と合っていない可能性があります。
そのような場合は、仕事を辞めて転職を視野に入れるのも一つの方法です。ハローワークやジョブカフェなどの公共機関や、民間の転職エージェントを活用して自分に合った転職先を探してみることをおすすめします。
転職の相談ができるサービスについては、「転職の相談は誰にする?エージェントやハローワークのサービスを紹介」のコラムもチェックしてみてください。
仕事を辞めないほうが良い場合とは
「仕事行きたくない」「家にいたい」という理由や自身の置かれている状況によっては、仕事を辞めないほうが良い場合もあります。たとえば、「何となく辞めたい」「リフレッシュしたい」といった理由の場合、転職先を決めずに退職すると経済的に不安定になったり、「休んで回復したから会社に戻りたい」と思っても戻れなかったりすることもあるでしょう。そのようなときは、自分の仕事への価値観や目標を明確にしたり、長期休暇や有給休暇を利用して気分転換したりするのがおすすめです。
また、家族の介護や出産、育児などが理由の場合、退職により生活面での不安を抱えやすいほか、再就職までに空白期間ができるため選考に影響する可能性もあります。介護休業や産休、育休など、会社の制度をできる限り活用するのがおすすめです。
「仕事行きたくない」「家にいたい」人が退職時にやること
「仕事行きたくない」「家にいたい」と悩む人が慎重に検討したうえで、退職する道を選ぶ場合もあるでしょう。仕事を辞めると決めたら、円満退職のためにやるべきことを始めていく必要があります。
以下で詳しく解説するので、参考にしてみてください。
「仕事行きたくない」「家にいたい」人が退職時にやること
- 退職に関する就業規則を確認する
- 上司に伝える退職理由を考える
- 直属の上司に退職の旨を伝え退職予定日を決める
- 退職手続き・引き継ぎの準備をする
- 転職活動を行う
退職に関する就業規則を確認する
仕事を辞めるときは、退職に関する会社の就業規則を確認しましょう。通常、企業の就業規則には退職に関する具体的な規定が含まれています。退職手続きや通知期間、給与の支払いなどに関する情報が記載されているため、事前に目を通すことでスムーズに手続きを進められるでしょう。
不明点があれば必要に応じて人事部や上司に相談し、詳細を確認してみてください。
上司に伝える退職理由を考える
仕事を辞めるにあたって、上司に伝える退職理由を考えることも重要です。嘘をついて退職するのは適切ではありませんが、辞めたい理由のすべてを包み隠さず話す必要はないため、状況に応じた伝え方を考えましょう。なお、退職したい旨を伝えると引き止められる可能性があるので、意思が固まっていることを明言するのがポイントです。
「円満退職するための伝え方は?上司への切り出し方や注意点もご紹介」のコラムでは、上司へ退職理由を伝える際の切り出し方や伝え方の例文をご紹介しています。こちらもあわせてチェックしてみてください。
直属の上司に退職の旨を伝え退職予定日を決める
退職を決意したら、直属の上司に退職する旨を伝え、退職予定日を決めましょう。引き継ぎ期間や自分の予定なども考慮するほか、退職日が会社の繁忙期と重ならないよう注意して、適切な時期を選ぶことが大切です。
なお、退職の相談は、辞めたい日の1~3ヶ月前に伝えるのが良いとされています。詳しくは「退職は何ヶ月前に会社へ言うのが一般的?相談の時期や法律上のルールを紹介」のコラムで解説しているので、ご覧ください。
退職手続き・引き継ぎの準備をする
退職予定日が決まったら退職届を記入し、直属の上司を通して提出します。その後、会社への備品返却や身の回りの整理整頓を進めながら、業務の引き継ぎを始めましょう。
自分が辞めても業務に支障が出ないよう、退職時には後任者にスムーズに業務を引き継ぐ必要があります。業務の文書化や資料作成、後任者からの質問への説明などを少しずつ進めましょう。
退職届の書き方や提出日については、「退職届の提出日は退職日と同じ?日付や書かない場合についても解説!」のコラムを参考にしてみてください。
転職活動を行う
転職先が決まっていない場合は、退職予定日に向けて転職活動を行いましょう。在籍中の転職活動であれば、退職予定日の2~3ヶ月前を目安に始めるのがおすすめです。仕事をしながらの転職活動は、スケジュール管理や要点をおさえた選考対策が必要になります。
転職活動では、仕事に対する意欲や向上心、基礎的なビジネスマナーなどが重点的に見られるポイントです。企業研究や自己分析で転職の軸を明確にして志望動機にまとめたり、正しい言葉遣いや立ち振る舞いを確認したりしておきましょう。また、自分のスキルやキャリアを棚卸しするほか、資格取得を目指したり現職で実績を作ったりしておくと、効果的なアピールポイントにつながります。
「仕事行きたくない」「家にいたい」なら自分の状況に合わせて対処しよう
仕事に行きたくない気持ちが続くときには、「『仕事行きたくない』『家にいたい』を乗り切る方法」を参考にして、自分の状況に合わせた対処をすることが大切です。
「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちになるのは、それだけ真摯に向き合っている証拠ともいえます。ネガティブな気持ちになっている自分を責めず、どのようにすれば今の状況を改善できるかゆっくりと考えてみてください。
転職エージェントへの相談も効果的
「どうしても仕事に行きたくない」という悩みから転職を検討している場合は、転職エージェントに相談してみるのも効果的といえます。
転職エージェントでは、書類の書き方や面接対策など、転職活動に関するさまざまなアドバイスを行っているのが一般的です。仕事探しやスケジュール調整を代行してくれるうえ、非公開求人の紹介も受けられる場合もあるため、転職活動が初めての方にも心強い存在といえるでしょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
「どうしても仕事行きたくない…」「一人での転職活動は不安」という方は、若年層の就職・転職をサポートするハタラクティブにご相談ください。経験豊富なキャリアアドバイザーが求職者一人ひとりの要望やこれまでの経験を丁寧にヒアリングして、最適な転職先を紹介します。
また、求人紹介のみではなく、履歴書や職務経歴書を作成するお手伝いから面接対策まで、幅広くサポート。「仕事行きたくない」「家にいたい」という理由から転職をする場合、志望動機を考えるのが難しい…と悩む場合も、キャリアアドバイザーがヒアリング内容からあなたの魅力をしっかりと引き出すので、働きながら転職活動をする方も、安心してご利用いただけます。
サービスはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
「仕事行きたくない」「家にいたい」ときに関するQ&A
「仕事行きたくない」「家にいたい」という場合に抱えやすいお悩みにQ&A方式で回答します。仕事に行きたくないと思うことがある方は、ぜひ参考にしてみてください。
「仕事行きたくない」「家にいたい」と感じる理由が分からない場合は?
心身が疲弊している可能性があります。家からなかなか出られなかったり、夜眠れなかったりする場合は、周りに相談してみましょう。友人や家族に話しにくい場合は、医療機関や公的機関で相談したり、カウンセリングを受けたりするのも一つの手段です。
「仕事に行きたくない」「家にいたい」気持ちを乗り切るには?
朝食や仕事が終わったあとの時間に楽しみを作りましょう。自分がリラックスして充実できる時間をもてば、オンとオフを切り替えやすくなり、仕事に対するモチベーションの維持に役立つ可能性があります。
たとえば、「朝起きたらお気に入りのカップでコーヒーを飲む」「大好きな△△を食べる」「仕事が終わったら好きなテレビドラマを観る」などです。
仕事を乗り切るための対処法をほかにも知りたい方は、「仕事が憂鬱…乗り切る方法は?会社に行きたくないと感じるときの対処法」のコラムを併せてご覧ください。
職場の人間関係が辛くて仕事に行きたくないです…
職場の人間関係が良好でない場合、「仕事行きたくない」「家にいたい」と感じることは自然な感情です。人間関係に悩んでいるときは、相手とのコミュニケーションを見直してみることが大切です。問題点を1人で抱えず相手に伝えることで、改善のきっかけになるでしょう。
また、上司や人事部に相談するのもおすすめです。会社の人間関係にお悩みの方は、「職場に合わない人がいる!ストレスを感じる理由や11の対処法を紹介」のコラムも併せてご覧ください。
入社してすぐに退職しても良いですか?
できるだけ控えるのが望ましいでしょう。新しい職場に適応するのに時間がかかるのは一般的であり、入社直後は会社との相性や適性を正しく判断できない可能性があるためです。
しかし、健康上の理由で職場環境が合わない場合といったやむを得ない事情があれば、入社後すぐの退職であっても問題ありません。
どうしても仕事に行きたくないけど行くしかない場合は?
職場の同僚や上司に相談したり、会社の相談窓口で状況を伝えたりしましょう。「仕事が忙しく業務が溜まるから休めない」「代わりがいないから休めない」など、仕事に行きたくないけど行くしかない場合も考えられます。
しかし、ストレスを我慢して仕事を続けていると、心身ともに体調不良を引き起こしかねません。会社に相談しても休めない場合は、「労働基準監督署に相談できる内容は?効果的な通報方法や注意点も解説」のコラムを参考に、公的機関や相談センターなどに相談しましょう。
「仕事行きたくない」「家にいたい」という気持ちが解消されず転職を検討している場合は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。