深く考えるのが好きな人向けの仕事20選!自分に合う職業の見つけ方を解説
「考える仕事って何?」「考えるのが好きな人に合う仕事は?」と気になる方もいるでしょう。専門知識を使ったり、クリエイティブな作業が多かったりする仕事は、考えるのが好きな人に向いている傾向があります。
このコラムでは、考える仕事をしたい人に向いている職種や就職の注意点などをご紹介。また、考える仕事をしたい人に向いていない職業もまとめました。考える仕事に就職・転職するコツも解説するので、ご一読ください。
あなたの強みをかんたんに
発見してみましょう!
あなたの隠れた
強み診断
就職・転職でお困りではありませんか?
当てはまるお悩みを1つ選んでください
そもそも「考える仕事」とは
「考える仕事」とは、「深く考える仕事」「思考力や発想力が求められる仕事」などをいいます。たとえば、企画やマーケティング、研究・開発、データ分析など、分野はさまざまですが、いずれも情報を整理し、論理的に考え、最適な方法を導き出す力が求められるでしょう。
「考える仕事」を言い換えると
「考える仕事」を言い換えると、「頭を使って問題を解決したりアイデアを生み出したりする仕事」ともいえます。マニュアルどおりに進めるだけの作業ではなく、自分の考えや発想が成果に結びつきやすいのが特徴です。
また、考える対象は戦略や企画のほか、人のことを考える仕事もあります。自分がどんな分野で考える力を発揮したいかによって、就職先を選ぶことが大切です。
「考える仕事」の魅力
考える仕事では、自分の考えが形になったときの達成感や、新しい知識を学ぶ楽しさなどが魅力です。考えることが好きな人にとっては、日々の仕事そのものが学びと発見の連続になるでしょう。
仕事である以上は成果を求められたり、困難を乗り越えたりすることもありますが、目的を理解していれば乗り越えられます。たとえば、「誰かを助けるために解決策を考える」と自覚していれば、そのために考えることがやりがいとなるでしょう。
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
こんなお悩みありませんか?
- 向いている仕事あるのかな?
- 自分と同じような人はどうしてる?
- 資格は取るべき?
実際に行動を起こすことは、自分に合った働き方へ近づくための大切な一歩です。しかし、何から始めればよいのか分からなかったり、一人ですべて進めることに不安を感じたりする方も多いのではないでしょうか。
そんなときこそ、プロと一緒に、自分にぴったりの企業や職種を見つけてみませんか?
「考える仕事」をしたい人に向いている職種

「考える仕事」をしたい人には、専門知識を使ったり自分の裁量で進められたりする職種が向いています。ここでは、具体的な職種と仕事内容、必要な資格などをまとめました。一部の仕事は厚生労働省がサービス提供を行っている「職業情報提供サイト job tag」を参考にしています。
※ご紹介している職種の情報は2025年5月時点のものです。
ライター
| 平均年収 | 働き方・経験によって異なる |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | 文章力、論理的思考力 |
| 就業方法 | ・メディアにライターとして応募する ・個人でマッチングサービスを使う |
| 就業難易度 | ・個人や非正規で始める場合は未経験OK ・正社員の場合は経験や実績が求められることもある |
「ライター」は、紙媒体やWebサイトに掲載する記事を作成する仕事です。主にクライアントから依頼を受け、テーマをもとにどのような内容を書くのかを考えながら作業を進めます。
ライティング業務は、一人でじっくり考えながら作業を進められるのがポイント。情報収集が好きな人や物事をとことん調べるのが好きな人に向いている仕事といえるでしょう。
司書
| 平均年収 | 591万円 |
|---|---|
| 必要な資格 | 司書(補) |
| 求められるスキル | 読解力、傾聴力 |
| 就業方法 | ・地方公務員試験に合格してから配属される ・地域から業務委託を受けている地方公共団体に就職する ・学校司書の募集に応募する |
| 就業難易度 | ・司書資格の取得難易度はそこまで高くない ・採用試験は倍率が高くなりやすいため難易度は高めといえる |
job tagの「図書館司書」によると、司書とは「図書館や資料室で資料を収集・整理・保存し、資料や情報を提供、情報を求める人の手助けをする」仕事です。
図書館で本の管理を行ったり、参考調査を行ったりといった業務が中心のため、根気強く、地道な作業に取り組む能力が必要となります。また、膨大な作業を効率良く進めるために、優先順位を常に考えながら働くことも求められるでしょう。
施工管理(建築施工管理技術者)
| 平均年収 | 641万6,000円 |
|---|---|
| 必要な資格 | 施工管理技士(なくても就業可) |
| 求められるスキル | コミュニケーションスキル、問題解決能力、スケジュール管理能力 |
| 就業方法 | 建設会社やハウスメーカーに就職 |
| 就業難易度 | ・未経験から挑戦できる ・分野によって資格難易度が異なる |
「施工管理」は、建築現場で工事が予定通り進むよう管理を行い指揮を取る仕事です。工期の検討や計画を立てるほか、仕事の割り当て、作業員に対する指導、原価管理、書類の確認と提出など完成まで多くの業務を担当するのが特徴。作業がスムーズに進むよう考えながら指示を出す機会も多い仕事です。
無資格から就業できるものの、建設業法によって建築現場への配置が義務となっている「主任技術者」や「監理技術者」になるために「施工管理技士」の資格取得が望ましいでしょう。
CADオペレーター
| 平均年収 | 453万8,000円 |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | CADの操作スキル、正確性 |
| 就業方法 | メーカーやソフトウェア会社へ就職 |
| 就業難易度 | ・未経験可 ・派遣としての就業も多い |
job tagの「CADオペレーター」によると、CADオペレーターとは、「CADを操作し、様々な設計図を作成する」職種です。建築物や服などの設計図をコンピューターで作成します。
パソコンに向かってコツコツとCADの操作をする必要があるため、考えるのが好きなだけでなく、完成形を考えながら根気強く作業を行うことが苦にならない人に向いているといえるでしょう。
データサイエンティスト
| 平均年収 | 573万円 |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | ITやデータ解析、統計に関する知識 |
| 就業方法 | ITやデータ分析会社へ就職 |
| 就業難易度 | ・大卒、院卒が多い ・未経験からの就業は難しいとされる |
「データサイエンティスト」とは、新しいサービスの開発や業務プロセスの改良を目的にビッグデータを分析する仕事です。データから有益な情報を取り出し、意思決定に役立てます。
クライアントにヒアリングを行って分析の目的を定めたあと、分析データを確認してモデリング作業を行い、検証を繰り返してサービス実装となります。データ処理の知識はもちろん、実践的な業務知識・スキルが求められるため、未経験からの就業は難しい傾向のある仕事です。
評論家
| 平均年収 | 人によって異なる |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | ・特定の分野に対する深い知識 ・推測力、探求心、伝達力 |
| 就業方法 | ・出版社に就職 ・フリーランスとして活躍 |
| 就業難易度 | 専門分野によって異なる |
幅広いテーマについて深く考察し、独自の視点を持って分析する評論家は、考える仕事に就きたい人に合っているでしょう。「評論家=作品や政治経済などを批評・批判する仕事」というイメージをもつ方もいますが、仕事の本質は「分析して評価すること」です。分析には論理的な思考力が必要なので、考える仕事をしたい人に適性があると考えられます。
営業職
| 平均年収 | 510万円 ※令和6年賃金構造基本統計調査「営業・販売事務従事者」を参考 ※男女計の「きまって支給する現金給与額」×12に「年間賞与 その他特別給与額」を足した額 |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | コミュニケーション能力、傾聴力、交渉力 |
| 就業方法 | 企業に就職 |
| 就業難易度 | 未経験から挑戦できる |
営業職は、自社の製品やサービスを顧客に紹介して契約を獲得する仕事です。ただ紹介するのではなく、顧客の求めるニーズや抱えている問題を解消・解決できるよう考えながら提案を行うのがポイント。自分のアイデアをうまく活かすことで、成果を上げられるのが醍醐味です。
「考える仕事」とは
この記事で扱っている「考える仕事」とは、企画や研究、コンサルティングといった「思考力を活用して業務を進めていく仕事」と捉えることができます。たとえば、毎日の業務がルーティン化されている仕事は考えるよりもスムーズでスピーディーな作業が求められるでしょう。一方、考える必要がある仕事はスピードや定型的な作業ではなく、「考えることが業務成果につながる」のが特徴。そのため、仕事によっては成果主義となることもあるようです。
参照元:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」
参照元:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
こんなお悩みありませんか?
- 自分に合った仕事を探す方法がわからない
- 無理なく続けられる仕事を探したい
- 何から始めれば良いかわからない
自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。強みや適性に合わない 仕事を選ぶと早期退職のリスクもあります。そこで活用したいのが、「隠れたあなたの強み診断」です。
まずは所要時間30秒でできる診断に取り組んでみませんか?強みを客観的に把握できれば、進む道も自然と見えてきます。
深く考えることが求められる仕事
ここでは、研究職や建築士といった、より深く思考することを求められる仕事についてまとめています。このような仕事は、専門知識が求められることも多く、大学で専門分野を学んだ人や資格を取得した人が就業するのが一般的です。
そのため、未経験・無資格から挑戦する場合は、アシスタントや非正規雇用からスタートする可能性もあります。
研究職
| 平均年収 | 750万円 ※令和6年賃金構造基本統計調査「研究者」を参考 ※男女計の「きまって支給する現金給与額」×12に「年間賞与 その他特別給与額」を足した額 |
|---|---|
| 必要な資格 | 修士号または博士号 |
| 求められるスキル | 論理的思考力、忍耐力 |
| 就業方法 | ・国や公的機関の場合は公務員試験の合格 ・研究機関を持つ一般企業や団体 |
| 就業難易度 | ・応募資格が厳しいため極めて高い ・志望者に対して採用枠も少ない |
研究職は、企業や公的機関などで新商品やサービス開発などを行う職種です。成果を出すために常に考える作業が必要なので、考える仕事に興味のある人や深く考えることが好きな人におすすめの職業といえます。
また、実験や調査を通じてデータを収集し、分析することで新たな知見を得る機会も多いため、知識欲が旺盛な人にも向いている可能性があります。
データアナリスト
| 平均年収 | 働き方、個人によって異なる |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | 数学や統計の知識、データベースの知識、分析力 |
| 就業方法 | ・金融や製造などデータ分析を行う企業に就職 ・マーケティング会社などクライアントワークを行う企業に就職 |
| 就業難易度 | 未経験でも就業できるが難易度は高め |
データアナリストとは、収集したデータや情報を分析し、クライアントの課題の解決策を提案する職種です。データを通じて企業の課題解決と意思決定をサポートするため、論理的な思考力や分析力が必要な仕事といえます。考える仕事に就きたい人のなかでも、情報収集や調査、分析などが得意な人に適性があるでしょう。
データアナリストとデータサイエンティストの違い
データアナリストとデータサイエンティストの業務は重複するものもありますが、データアナリストは「アナリスト(分析家)」の名のとおり、データを分析して業務に役立てるのが仕事。一方データサイエンティストは、データ分析を行う仕組みづくり、データ分析方法の構築も仕事の一環です。
建築士
| 平均年収 | 641万6,000円 |
|---|---|
| 必要な資格 | 建築士(一級・二級・木造) |
| 求められるスキル | CADの知識・スキル、提案力 |
| 就業方法 | 試験に合格後、所定の実務経験を積む必要がある |
| 就業難易度 | 資格合格率が非常に低いため難易度は高め |
「建築士(建築設計技術者)」は、建物や空間を設計する専門的な仕事です。業務内容としては、依頼者の要望に合わせて建物の設計をしたり計画を立てたりします。
知識や経験を活かして依頼者のニーズを汲み取り、要望を最大限叶えられる建築物を造るために、深く考える作業が必須といえるでしょう。
参照元:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」
参照元:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
アイデアを考える必要のある仕事
考える仕事のなかには、顧客やターゲットのニーズを踏まえて新しいアイデアや価値観を作り出すものもあります。一般的にクリエイティブ系といわれる仕事は、どれだけ発想力があるか、柔軟に物事を考えられるかが重要です。
企画職(企画・調査担当)
| 平均年収 | 640万7,000円 |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | プレゼンスキル、仮説思考、データ分析能力 |
| 就業方法 | 企業に就職 |
| 就業難易度 | 募集人数が少ないため難易度は高め |
企画職は、商品やサービスの企画立案を行ったり、宣伝したりする職種です。ただし、一口に企画職といっても業務内容は幅広く、「営業企画」「経営企画」「広報・PR」など、どの種類に就くかによって仕事内容は異なります。
考える仕事に就きたい方は、市場のニーズを分析して新しい商品やサービスを企画したり、既存の商品を改良したりする「商品企画・開発」の仕事がおすすめです。
小説家
| 平均年収 | 個人によって異なる |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | 言語化能力、発想力、精神力、調査力 |
| 就業方法 | ・投稿サイトやSNSで発信 ・コンテストや賞に応募 ・自費出版 |
| 就業難易度 | ・自費出版やSNS、投稿サイトを利用する場合は難易度は低め ・出版社からのデビューや人気作家になる難易度は高め |
小説家の仕事は、想像力を駆使して物語を創作することです。テーマやプロットを考えたり、読者に伝わるよう言葉や文体を工夫したりと、あらゆる場面で考える作業が必須となります。
読書が趣味の人や空想が好きな人、1つの作品を最後まで書き上げる根気強さがある人などに、特に向いているでしょう。
デザイナー
| 平均年収 | 482万円 ※令和6年賃金構造基本統計調査「デザイナー」を参考 ※男女計の「きまって支給する現金給与額」×12に「年間賞与 その他特別給与額」を足した額 |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | ・分析力、情報集流能力、発想力 ・職種によってはPCスキルやCADスキル |
| 就業方法 | ・デザインを行っている企業に就職 ・経験を積んでフリーとして活躍 |
| 就業難易度 | ・未経験からの就職は難しい傾向がある ・採用人数が少ないため経験やスキルが重視される傾向がある |
一口にデザイナーといっても「ファッションデザイナー」「ジュエリーデザイナー」といったファッション関連のものから、「ブックデザイナー」「インテリアデザイナー」「インダストリアルデザイナー」といった生活用品に関わるものまでさまざま。いずれの分野でも「デザイナー」としての資格は不要ですが、学校でデザインを学んでいる人が多いのが特徴の仕事です。
また、「世の中のニーズに合うデザイン」「多くの人に受け入れられるデザイン」と「唯一無二」の両立を求められることもあるため、アイデアや発想力が重視される仕事でしょう。
Webクリエイター
| 平均年収 | 627万円 ※令和6年賃金構造基本統計調査「その他の情報処理・通信技術」を参考 ※男女計の「きまって支給する現金給与額」×12に「年間賞与 その他特別給与額」を足した額 |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | コミュニケーション能力、学習意欲、マーケティングスキル、ITスキル |
| 就業方法 | ・Web系の企業に就職 ・フリーランスや派遣として活躍 |
| 就業難易度 | 未経験者を採用する企業も多い |
Webクリエイターは、サイトやコンテンツといったインターネット上の企画や製作を行う仕事の総称です。具体的な職種としてWebデザイナーやIT技術者、Webディレクターなどが該当します。
いずれの仕事も、近年の急速なIT化により需要が高まっているのが特徴。また、ITに関する情報やスキルは速いスピードで変化するため、常に先を考えながら業務に取り組むことが求められるでしょう。
参照元:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
動画配信者
| 平均年収 | 個人によって異なる |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | 発想力、スケジュール管理能力、マーケティングスキル |
| 就業方法 | ・個人でSNSや動画投稿サイトを使用する ・動画配信を行う企業に就職 |
| 就業難易度 | 個人で行う場合は誰でも参入可 |
動画配信者は、SNSや動画投稿サイトに自作の動画を投稿して収益を得る仕事です。近年は動画投稿のハードルが下がり誰でもスタートできるようになりましたが、収益を得るにはユーザーニーズや世の中のトレンドにマッチした動画を撮影・編集するスキルが必要となります。
「どんな動画だと再生回数が増えるか」「どんな内容だと話題になるか」などを考えながら、ほかにないアイデアも求められる「考える仕事」といえるでしょう。
参照元:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」
とことん調べることが求められる仕事
企業や人の課題を解決する仕事は、原因の分析から対策の提案まで、とことん考えることが求められます。客観的な事実やデータをもとに根拠のある提案をするため、どうすれば改善できるのかを深く掘り下げて考える力が求められるでしょう。
法務
| 平均年収 | 481万4,000円 |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | 法律知識、英語力、課題発見・解決能力、分析力 |
| 就業方法 | 企業の法務や総務に就職 |
| 就業難易度 | 異動や新卒が多いため中途採用の難易度は高め |
職業情報提供サイトjob tagの「企業法務担当」によると、法務とは「企業活動にともなう法的リスクの最小化など、企業が直面する法律問題への対処を担当する」仕事です。具体的な業務としては、企業内で取引の合法性を確認したり、契約書を作成したりします。
法律の範囲内で企業が最大限に利益を出せるように動いたり、企業内のコンプライアンス徹底のために社内ルールを設定したりと、社内外で大きな役割を果たしている職種です。法律の専門知識を必要とし、募集も少ないので狭き門といえますが、幅広い企業でニーズがあります。
コンサルタント
| 平均年収 | 903万2,000円 |
|---|---|
| 必要な資格 | 外資系企業に所属する場合はMBA取得が望ましい |
| 求められるスキル | ・経営、商業、法律や税金に関する知識 ・コミュニケーション能力、論理的思考力、分析力 |
| 就業方法 | コンサルティング会社に就職 |
| 就業難易度 | 企業に就職する場合は未経験OK |
コンサルタント(経営コンサルタント)とは、特定の分野に関して深い見識をもち、ほかの人が業務を行うにあたって助言をする職種を指します。特に経営コンサルタントは、企業に対して経営や人事、組織、業務改善といった幅広い戦略提案を行い、企業経営をサポートするのが仕事です。
クライアントの依頼を遂行するために、専門知識や深い思考力が必要な仕事なので、考える仕事に就きたい人におすすめ。自分の専門分野を深く学び続けていれば、コンサルタントへの道が拓けるでしょう。
参照元:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」
人を分析して考える必要のある仕事
「考える仕事」のなかには、人を対象に状況を把握したりアドバイスを行ったりする職種もあります。たとえば、カウンセラーやコーチングなどは、人を分析するのが好きな人に向いている仕事です。このような仕事は、人の人生に深くかかわる場合もあるので、的確なアドバイスや対処が求められるでしょう。
カウンセラー
| 平均年収 | ・医療福祉分野のカウンセラー:430万2,000円 ・スクールカウンセラー:591万円 ・キャリアカウンセラー:591万円 |
|---|---|
| 必要な資格 | ・医療福祉分野のカウンセラー:臨床心理士、公認心理師 ・スクールカウンセラー:臨床心理士、公認心理師 ・キャリアカウンセラー:労務に関する知識、「キャリアコンサルタント」を名乗る場合は国家資格が必要 |
| 求められるスキル | 傾聴力、プライバシーに対する理解、倫理意識 |
| 就業方法 | ・医療福祉分野のカウンセラー:公務員または医療機関の採用試験に合格する ・スクールカウンセラー:公務員または私立高の採用試験に合格する ・キャリアカウンセラー:公務員(ハローワーク職員)、人材関連の企業に就職する |
| 就業難易度 | ・医療福祉分野のカウンセラー:臨床心理士は大学院卒が条件のため難易度は高め ・スクールカウンセラー:臨床心理士は大学院卒が条件のため難易度は高め ・キャリアカウンセラー:国家資格の難易度はそれほど高くない |
カウンセラーとは、悩みなどを持つ人の話を聞いて助言を行い、安心感を与えたり解決策を提示したりする仕事。
代表的な職種として「医療福祉分野のカウンセラー」「スクールカウンセラー」「キャリアカウンセラー」が挙げられます。医療福祉分野では主に心理的なサポート、スクールカウンセラーは生徒に限らず保護者や教員のサポート(児童や生徒に対してはカウンセリング、保護者や教員に対してはアドバイスが主)、キャリアカウンセラーは就職や職業相談、能力開発に対する支援を行います。
いずれの職種も、相手の状況や状態、悩みを的確に把握したうえで負担にならないような回答やアドバイスを行うことが求められる、いわば「人の気持ちを考える仕事」です。「どのようにコミュニケーションを取ればいいか」「どんな提案が最適か」などを考えながら業務に当たる必要があるでしょう。
コーチング
| 平均年収 | 個人によって異なる |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | 傾聴力、課題解決能力、提案力 |
| 就業方法 | ・コーチングを行う企業や一般企業に就職する ・マッチングサービスで個人で活動する |
| 就業難易度 | ・企業に所属する場合は求人が少ないため難易度は高め ・個人活動は参入難易度は低いものの実績が重視される |
コーチングとは、依頼者の目標を実現するために対話を繰り返し、支援を行う仕事です。「コーチ」と聞くとスポーツ分野をイメージするものの、近年ではビジネスシーンでも活躍が目立つ仕事。講演などを行ってコーチングの基礎などを教えることも増えているようです。
クライアントの課題に対して「解決のための気づき」を与える役割のため、状況や目標を把握したうえで適切なサポートを考える必要があります。
マーケティング・リサーチャー
| 平均年収 | 690万7,000円 |
|---|---|
| 必要な資格 | なし |
| 求められるスキル | 情報収集力、分析力、探究心、プレゼン能力 |
| 就業方法 | リサーチ会社、一般企業のマーケティング部 |
| 就業難易度 | 実務経験がなくても就職可能だが、大卒以上を条件とする場合も多い |
マーケティング・リサーチャーは、消費者や業界全体の動向を調査し、市場を分析して販売戦略を立てるのが仕事です。国や公共団体から依頼を受けて、調査の企画から報告・提案まで行うケースもあります。
市場は常に動いているため、調査対象や手法が変わることも珍しくありません。常に最新の情報やニーズを把握しながら、適切な対応を考える必要のある仕事です。
管理職やフリーランスも「考える仕事」に含まれる
考える仕事を「思考力を活用して業務を進めていく仕事」と述べましたが、管理職やフリーランスも「考える仕事」に該当するという考え方もあります。
たとえば、管理職は部署や部下に対する権限を持っているため、業務管理を行います。プロジェクト単位や個人単位の業務進捗を常に確認し、遅れが発生しないよう常に考えながら指示を出すことが求められるでしょう。
フリーランスは企業に所属しないため、自分で仕事を見つけたり契約を行ったりする必要があります。柔軟な働き方が叶う一方で、「契約通りに成果物を納品できるスケジュール管理能力」「業務で悩んだときに一人で考え抜く力」が重要。このように捉えると、「考える仕事」は多岐にわたる範囲が該当するともいえるでしょう。
「考えることが好きな人向けの仕事」にみられる7つの要素

「考える仕事をしたい」「考えることが好き」という人に向いている仕事には、「専門知識を使うこと」や「自分のペースで進められること」といった特徴があります。ここでは、考える仕事に含まれやすい特徴を紹介するので、どのような仕事に考える作業が多いか知りたい方は参考にしてみてください。
1.専門知識を使う
専門知識が必要な仕事では、物事を分析したり論理的に考えたりする特徴があります。専門知識を身に付けるのは大変ですが、考える作業が大きなウエイトを占める傾向にあるので、自分の興味のある専門分野を深く学んでみるのもおすすめです。
また、知識は一度身に付けたら終わりではなく、時代の変化や新しい情報に合わせて常にアップデートする必要があります。継続的に学んで専門性を高めることが求められるため、考える仕事に就きたい人に向いているでしょう。
2.自分のペースで進められる
自分のペースで進められることも、考える仕事にみられる特徴の一つです。考えることが好きな人には、時間に追われる仕事より、自分のペースで作業が進められる仕事の方が向いている傾向があります。考える間もなくひたすら作業する仕事や自分のペースを保ちにくい仕事には、大変さを感じる場合があるでしょう。
また、考えるのが好きな人は、ほかの人と一緒に作業をするより一人で完結する作業向きである傾向も。一人で考えるのが好きな方の場合、自分のペースを乱されない単独作業の方がパフォーマンスが上がる傾向にあります。
3.知的刺激がある
考えることが好きな人には好奇心旺盛な特徴もみられるため、知的好奇心を刺激される仕事にも適していると考えられます。たとえば、コンサルタントのように、案件ごとに依頼主や課題が変わる仕事では、常に最適解を考えなければなりません。いわば正解がなく、その都度、過去の事例や専門書をひも解いて模索する仕事なので、知的な刺激が多いでしょう。
知的好奇心が旺盛な人は、常に考える必要があったり、新しい知識を自分で仕入れる必要があったりする状況の方が、能力を発揮しやすいといえます。
4.クリエイティブな作業が多い
考えることが好きな人は、クリエイティブな仕事にも向いています。新しい企画を考えたり、デザインを生み出したりする仕事では、発想力や思考力が発揮できるためです。
また、「もっと良いものを作ろう」とする姿勢が大事なので、考えるプロセスが成果につながりやすいのも魅力でしょう。新しい視点を見出したり、アイデアを考えたりするのが好きなら、クリエイティブな分野に目を向けると、長所を活かせる就職先が見つかる可能性があります。
5.丁寧で緻密な考えが求められる
考えることが好きな人向けの仕事では、丁寧で緻密な考え方が求められる傾向があります。職種によっては状況に応じた柔軟なアプローチで、画期的な解決策を見出すことも必要になるでしょう。
普段から物事を深掘りして考えたり、気になったことを細かく調べ尽くしたりする人は、考える仕事に就いても自分の強みを活かしやすくなる可能性があります。
6.異なる立場から物事を考えることが求められる
考える仕事は、主観だけでなく異なる立場から物事を考えることも求められます。多様な視点や他者の意見を尊重することで、より包括的なアイデアを思いつくこともあるでしょう。
また、「自分はこう思うが、ほかの人はどうだろう」と相手の気持ちを察する場面があることも、「考えるのが好きな人向けの仕事」の特徴といえます。
7.量よりも質が重視されやすい
考える仕事の特徴として、「量やスピード」よりも仕事の質が重視される傾向があります。たとえば、工場での作業はスムーズな進捗が求められたり目標とする成果物の数が定められていたりするでしょう。一方で、マーケターは「解決する課題の数」ではなく、「クライアントの依頼に対する最適な戦略」が求められます。
「自分のペースで進められる」「丁寧で緻密な考えが求められる」とも共通しているように、じっくりと考えて対処する仕事が多いのが特徴といえるでしょう。
考えることが好きな人に見られる特徴

考えるのが好きな人が仕事に活かせる特徴には、「知識欲が旺盛」「分析力がある」などが挙げられます。以下でそれぞれの理由を説明しているので、「考える仕事は自分に合っているのかな?」と気になる方は参考にしてみてください。
知識欲が旺盛
何か知識を得たい、知りたいという欲求が強い人は、考えることが好きといえるでしょう。知識欲がある人は、自分が知らないものについて幅広く興味をもち、得た知識について自分なりの考えを練るのが好きという特徴があります。
仕事においては、新しいやり方や知識を継続的に身に付ける姿勢が重要です。そのため、「知識欲が旺盛」という特徴は選考においてアピールポイントとなるでしょう。
分析力がある
分析力とは、物事を正しく理解し、情報をかみ砕いたうえで課題や問題を見つけ出す力のこと。物事の性質を細かく分け、その仕組みや要素を明らかにする思考能力が必要です。
考えることが好きな人は、日常的に物事について深く考える傾向があるので、分析力が身に付きやすいといえます。分析が得意な人には、冷静な判断を下せたり、物事を客観的に捉えられるといった特徴があるため、仕事を進めるうえで役立つでしょう。
考える仕事は疲れる?
考える仕事に限らず、「考える」という行為は疲労感を覚えることが多いです。近年では「脳疲労」とも呼ばれており、脳が処理しきれないほど大量の情報によるキャパオーバーが原因といわれています。
また、考える仕事は答えがないことも多く、常に最適な回答や対処を探す必要があることから疲れやすいと考えることもできるでしょう。「考える仕事」そのものに疲れてしまったときは、転職を検討するのも一つの方法です。
「考える仕事」をしたい人に向いていない仕事はある?
仕事によっては、思考力より重視されるスキルや経験があるでしょう。特定の仕事が向いているかどうかは、「考えることが好き」という要素のほかに、その人の性格・特徴によって異なる部分もあります。
ここでは、一般的な傾向として「考える仕事」をしたい人が苦手としやすい仕事をまとめました。
対人関係が重要視される仕事
考える仕事をしたい人は、複数人で進める作業より、一人で進める作業の方が得意な傾向があります。そのため、チームワークを発揮して進める仕事や、接客のように他者のペースに合わせて行う業務などは「向いていない」と感じる可能性があるでしょう。
しかし、人とアイデアを出し合って、新しい発想を活かしたいと考えるなら、チームワークで行う仕事が向いていることもあります。
単純作業が多い仕事
マニュアル通りに作業を進めるような単純作業は、基本的に独創的なアイデアを求められることはあまりありません。単純作業が多いと、考える仕事をしたい人にとっては「やりたいことができない」とフラストレーションが溜まったり、物足りなさを感じたりする場合もあるでしょう。
マニュアルを守ることが評価される仕事では、自分のアイデアを活かすことはマイナス評価につながる場合もあるため、考えることが好きな人には向かない可能性が高いといえます。
体力を使う仕事
体力を使う仕事は、肉体の疲労によって深く考えることが難しくなる恐れがあります。激しく体を動かしたり長時間立ったりする仕事だと、考えることに時間を割けず、業務内容に不満をもつ可能性があるでしょう。
ただし、「体力を使う仕事=考える機会が少ない」わけではありません。体力に自信がある方なら、体を動かしつつ発想力や思考力を活かせる場合もあるでしょう。
人と競い合う仕事
考える仕事をしたい人は、人と競い合う仕事も向いていない傾向にあるようです。ほかの人と仕事の成果を競わなくてはならない仕事だと、焦りや不安を感じて落ち着かないと感じることも。誰かと比べられることなく、自分の作業に集中できる環境が向いているでしょう。
一方、「どうしたら競争に勝てるか」を考えるのが好きな人は、競い合う仕事を高める可能性があります。
複数のことを同時に進める仕事
考えるのが好きな人のなかには、一つのことに集中して取り組むのが得意な人もいるようです。複数のことを同時に進めるとまとまった思考がしにくいので、苦手と感じる場合もあるでしょう。目の前の作業に集中できる仕事の方が思考を深められるので、パフォーマンスが上がりやすい傾向があります。
ノルマが厳しい仕事
ノルマが厳しい仕事では、目標達成のための積極性や行動力が重視されます。ノルマをこなす工夫を考えることも大切ですが、行動が伴わなければ結果を出せません。社内でじっくり考えながら業務をこなしたいという人には、ノルマが厳しい仕事が向いていない可能性があるでしょう。
時間的に余裕のない仕事も向いていない
時間に余裕がないと考える時間が確保できなくなります。また、余裕がないことから視野が狭くなったり、判断がしきれなかったりすることもあるでしょう。「短時間で成果を求められる仕事」は、考えることが好きな方に向いていない可能性があります。
考える仕事に就きたいときの4つの注意点
「考える仕事」への就職・転職を実現するには、ミスマッチを避けるための注意点があります。「考えることが好き」というだけで就職を決めてしまうと、「イメージと違う」「条件面で不満がある」といった事態を招く恐れも。以下で触れる4つのポイントを踏まえ、仕事選びの失敗を避けましょう。
1.考えることが「仕事として」好きかどうか熟慮する
どれだけ好きなことであっても、仕事にしてみると「思っていたのとは違う」と感じる可能性があります。また、好きなことを仕事にすると、これまで楽しかったはずのことも義務的に感じたり、結果的に考える行為自体が好きではなくなってしまったりする恐れも。
好きなことを仕事にする際は、実際に仕事にした際に自分がどう感じるかをよく想像しましょう。
2.無理にスキルを活かそうとしない
「これまでに身に付けたスキルを活かさなければ…」という思いに囚われると、仕事選びの視野が狭まってしまいます。
やりたいことや志望動機が具体的に定まっているのなら、未経験の仕事に転職するのも選択肢の一つです。過去の仕事経験に囚われず、自分がやりたいと思った仕事を選びましょう。
3.仕事の条件には優先順位をつける
考える仕事へ就職・転職をするときは、「最低このくらいの収入が欲しい」「通勤が大変でないところが良い」という希望条件をリスト化し、優先順位をつけましょう。希望条件をあいまいにしておくと、仕事内容を重視し過ぎてしまい、条件面での不満を抱えやすくなるリスクがあります。
優先順位をつけることで、自分が仕事で大事にしたいこと/妥協できることが明らかになるため、ミスマッチを防げるでしょう。
4.何をしているときが楽しいのかを深堀りする
「好きなことを仕事にしたいけれど、何を選べば良いか分からない」という方は、何をしているときが一番楽しいのかを考えてみましょう。まずは、仕事に関係なく、純粋に一番楽しいことを考えてみてください。そのうえで、「なぜそれが楽しいのか」を掘り下げてみると、自分の価値観や得意分野が見えてきます。
たとえば、人と話すのが楽しいと感じるなら、コミュニケーション力を活かせる仕事、アイデアを形にする過程が楽しいなら、企画やクリエイティブ系の仕事につながる可能性があるでしょう。
考える仕事が好きな人向けの就職・転職のコツ
「考える仕事に就きたいけど、どうすればいい?」とお悩みのときは、自分の特性・性質について考えたり、就職・転職支援サービスを利用したりしてみましょう。この項では、考える仕事が好きな人が就職・転職するコツを解説します。

自分の特性を棚卸しする
就職・転職活動を始めるときは、自分の特性を棚卸ししてみましょう。一口に「考える仕事」といっても多種多様な仕事があるため、自分の得意なことや苦手なことは何かを振り返ってみるのが大切です。
具体的にやりたい職種が思いつかなかったり迷っていたりする際は、自分の嫌いなことから仕事の選択肢を絞るのも有効といえます。「これだけは避けたい」というものがはっきりしていれば、自分の特性に合わない仕事を選ぶのを避けられるでしょう。
自己分析で強みと弱みを把握・言語化する
自分の特性を棚卸する際に行う自己分析ですが、強みと弱みの把握にも活用できます。自分の強み・弱みを知ることで、「考える仕事のなかでもどんな職種が向いているのか」「どんな点がウィークポイントなのか」が分かるため、より適性に合った仕事探しができるでしょう。
また、応募書類や面接で強み・弱みについて述べる際も、自己分析による根拠があると自信を持って伝えられます。
応募企業や業界について分析する
考える仕事への就職・転職を成功させるには、応募企業や業界に対する理解を深めることも重要です。気になる企業や業界を分析すれば、事業や将来性について把握できるため、面接で説得力のある志望動機を作れるでしょう。
また、企業や業界の強みや課題を把握しておけば、自分のスキルや考える力をどう活かせるか具体的に示すことができます。単に「考えるのが好き」と伝えるだけではなく、「こうした課題に対して自分ならこう貢献できる」という形に落とし込むことで、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
情報収集力を活かして下調べしよう
考える仕事を希望する方は、情報収集力が高い傾向があります。そのスキルを仕事探しにも活用しましょう。近年、自社や就職に関する情報をSNSで発信する企業も増えています。また、エージェントに登録して、業界や企業に関する情報を教えてもらうのもおすすめです。
OB・OGとのマッチングサービスなどもあるので、自分に合う仕事や企業を見つけるためにも積極的に活用してみてください。
気になる求人にはすぐに応募する
「考える仕事」の中には、募集人数が少なかったり就職難易度が高かったりするものも含まれます。そのため、気になる求人を見つけたらできるだけ早く応募するのがポイント。応募先についてしっかりと確認することは大切ですが、タイミングを逃さないことも意識する必要があります。
そのため、求人を見つけてから業界研究や自己分析を始めるのではなく、就職活動が本格化する前に余裕をもって行っておきましょう。
就活では行動力も求められる
就職活動を成功させるには考えたり調べたりすることも重要ですが、同じくらい行動を起こすことも大切です。前述したように、中途採用の場合は採用者が決まれば募集が締め切りになることも。一つずつ求人を吟味して調べて…を行っていると、応募のタイミングを逃してしまう可能性があります。
面接では思考力を具体的にアピールする
考える仕事への就職・転職では、面接で思考力をアピールすることを意識してみましょう。たとえば、「質問の意図を汲み取り面接官が何を知りたいかを踏まえて回答する」「何か伝える際は理由も併せて答える」といった行動ができれば、思考力の高さや理解力をアピールできます。
また、前職で思考力を活かして会社に貢献したエピソードがあれば、具体的な実績や数値を交えて伝えると相手がイメージしやすくなるため好印象です。
就職・転職支援サービスを活用する
考える仕事に就きたい方は、就職・転職支援サービスを活用するのもおすすめです。ハローワークや転職エージェントのアドバイザーは、豊富な経験から個人の希望や適性をもとに仕事選びのサポートをしてくれます。プロの目線からアドバイスをしてくれるので、自分に合った仕事を探しやすいでしょう。
第三者に話を聞いてみると、自分の考えているものと違う結果になったり新たな一面を発見できたりする可能性もあります。客観的な視点で物事を捉えられるので、仕事探しに役立つでしょう。
就活に就職エージェントがおすすめの理由
「考える仕事」に就きたい方は、就職・転職活動にエージェントを利用するのがおすすめです。エージェントは業界や企業情報に詳しいため、より効果的な対策を講じられます。また、企業選びのコツや自分に合う求人の紹介を受けられるのも、エージェントを利用するポイントでしょう。

就活を全体的にサポートしてもらえる
就職エージェントを利用すると、就職や転職に関するカウンセリングから就職・転職後まで全体的にキャリアのサポートを受けられます。さらに、専任のアドバイザーがマンツーマンで対応してくれるので、就活の基礎や細かい不安といった相談しづらいことを聞けるのもポイントです。
就職エージェントは一人ひとりに合わせてくれる
就職エージェントでは、カウンセリングから内定後の入社準備まで、担当のキャリアアドバイザーが対応してくれます。応募者に合わせてサポートしてくれるため、自分では気づけなかった強みを引き出してくれたり、非公開求人を紹介してくれたりすることも。あなたの希望の働き方やキャリアプランに合わせたアドバイスをしてくれるので、効率的に就職活動が行えるでしょう。
就職活動に慣れていない方は、ハタラクティブにぜひご相談くださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
自分に向いてる仕事を教えてくれる
エージェントを利用することで、これまでの経験や仕事に対する考え方、スキル、希望などを考慮した「向いている仕事」を提案してくれます。自分で仕事を探すと、どうしても視野が狭くなりがち。第三者からの客観的な視点から選んでもらえるため、新たな発見につながることもあるでしょう。
また、希望や適性に合いそうな求人を探してくれるのも魅力です。「自分にどんな企業が合うのか分からない」という方は、就職エージェントから提案してもらうことも検討してみてください。
的確なサポートで内定獲得率を高められる
エージェントは就職・転職活動をサポートするプロです。そのため、書類の書き方や面接での受け答えなど求職活動でつまづきがちなところも徹底的に教えてもらえます。
さらに、応募企業にも詳しいため「企業が求める内容」「企業が好印象を抱くポイント」などを把握しています。応募企業に合わせた対策を行えるため、内定獲得率も高まるでしょう。
【まとめ】自分の強みを活かして「考える仕事」に就こう
「考える仕事」には、専門職やクリエイティブ職、企画職などさまざまな職種があります。「考える」といっても、職種によって求められる能力が異なるため、自分の強みを活かせる仕事を選ぶのが就職成功のポイント。
そのためには、自己分析やキャリアプランの作成を行い、就職の方向性をしっかりと定めることが重要です。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、20代・30代といった若年層を対象に就職支援を行っています。専任のキャリアアドバイザーが、悩みや希望を丁寧にヒアリングしたうえで、あなたの就職活動を全面的にサポート。強みを引き出す自己分析も一緒に行うので、「自分に合う仕事じゃなかった...」と感じるリスクを減らせるメリットがあります。
また、スタッフが訪問調査を行った企業の中から、あなたに合った求人を厳選してご紹介。選考に自信のない方も、希望に合わせて面接対策や応募書類の添削を行います。所要時間1分程度でできる、性格から分かる適職診断もおすすめ。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。
考える仕事に関連するQ&A
ここでは、考える仕事に関する質問へQ&A方式でお答えします。「考える仕事について知りたい」「考える仕事に挑戦したい」という方は、就職・転職を検討するための参考にしてください。
考える仕事は疲れることが多い?
考える仕事では新しいアイデアを生み出したり、複雑な情報を整理したりする必要があるため、疲労を感じることがあるでしょう。足腰がつらいといった肉体的な疲労よりも、頭を使ったり集中力が求められたりすることに対する精神的な疲労の方が強いといえます。疲労の蓄積はストレスにもつながるため、仕事では適切な休息やリフレッシュを挟むことが大切です。
考え過ぎる癖があり悩んでいます…向いている仕事は?
真面目で深く考え過ぎてしまうという人は、細かい気遣い力や豊かな感受性を活かせる仕事がおすすめといえます。また、周囲の環境にパフォーマンスが左右されてしまう場合は、在宅勤務ができる仕事やフリーランスといった働き方を検討するのも手です。
アイデア出しや空想が好きな人におすすめの仕事は?
広告や企画、アートなどに関する仕事がおすすめです。クリエイティブな分野では、創造的な発想や表現力を駆使し、視覚的に訴える力が必要となるでしょう。
キャッチコピーを考える仕事はありますか?
たとえばコピーライターが挙げられます。
コピーライターの仕事内容は、主に広告やマーケティングに関連する文章を作成することです。効果的なキャッチコピーを作成するには、ターゲットのニーズや興味に応じたメッセージを考える必要があります。
また、市場調査や競合他社の分析も求められるでしょう。
考えるのが好きな人が仕事探しの際に注意すべきことは?
「仕事として好きかどうか熟慮する」「無理にスキルを活かそうとしない」「仕事の条件には優先順位をつける」「何をしているときが楽しいのかを深堀りする」などのポイントを意識しましょう。
自分に合った仕事を知りたい方や考えるのが好きな方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
この記事に関連する求人
この記事に関連するタグ
- 「ハタラクティブ」トップ
- 記事トップ
- 「仕事選び」についての記事一覧
- 「向いてる仕事」についての記事一覧
- 深く考えるのが好きな人向けの仕事20選!自分に合う職業の見つけ方を解説


