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第二新卒で大手へ転職する方法!面接のポイントや再就職時の注意点を解説
更新日
この記事のまとめ
- 大手企業が第二新卒に求める要素は「柔軟性」「入社意欲の高さ」「基礎的なマナー」
- 大手企業で新卒よりも中途の採用比率を高めている企業は第二新卒が内定を取りやすい
- 第二新卒が応募先に関する経歴や学歴、知識を持っていると大手企業に採用されやすい
- 第二新卒が大手企業に転職するには自己分析と企業研究が重要
- 第二新卒が大手企業に転職する際、転職エージェントを利用するのも一つの手
第二新卒が大手企業に転職できるのか不安に思う方もいるのではないでしょうか。結論として、第二新卒から大手企業への転職は可能です。大手企業が第二新卒に求めていることをしっかりと理解することで、転職の成功につながるでしょう。このコラムでは、第二新卒から大手企業へ転職する方法を解説します。面接のポイントや再就職時の注意点もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
第二新卒として大手企業に転職することはできる!
結論から言うと、第二新卒が大手企業へ転職するのは可能だといえます。第二新卒が大手企業への転職を成功させるためには、企業が求める要素について理解を深めることが大切。大手企業が第二新卒に求めていることは、柔軟性や入社意欲の高さ、社風へのマッチ度などです。
第二新卒は大手企業に転職するチャンスでもある
少子化の影響から若い人材の需要が高まっている近年では、第二新卒を積極的に採用する企業が増加傾向にあるため、大手企業を目指すチャンスがあるといえるでしょう。第二新卒はスキル・経験よりも、入社意欲や人柄が重視される傾向があるため、未経験の業界・職種にもチャレンジしやすいといわれています。
また、企業側にとって社会人経験があり基本的なビジネスマナーが身についている第二新卒は、新卒よりも研修や教育などに掛けるコストが抑えられると考えています。新卒入社した企業とは異なる業界・職種で働きたいと考えているなら、第二新卒といわれるうちの転職がおすすめです。
第二新卒とは?
第二新卒とは、25歳前後で入社してから3年以内の人のことを指します。第二新卒に明確な基準はありませんが、上記に当てはまっていたとしても一度でも転職の経験がある人はその限りではありません。また、企業によっては年齢の上限を29歳としているところもあるようです。第二新卒についてさらに知りたい方は「第二新卒とは?」も参考にしてみてください。
転職前に大手ならではの特徴を理解しておこう
中小企業やベンチャー企業から大手企業に転職すると、働く環境が大きく変わります。たとえば、中小企業では1人の社員が多くの業務を兼任していることが多いですが、大手企業は社員数が多いので業務は細分化される傾向にあります。ベンチャー企業は自由で挑戦しやすい社風が多いですが、大手企業は慣例や年功序列を重んじることもあるようです。企業の規模だけでなく、社風や担当業務といった会社の内面までしっかり確認してから、大手企業に転職するかどうか考えると良いでしょう。
第二新卒でおすすめの企業や業界を知りたい方は「第二新卒は大手企業を狙える?おすすめの業界・職種と転職成功のコツを解説」もあわせて参考にしてください。
第二新卒を採用する傾向がある大手企業の特徴
第二新卒を採用する傾向がある大手企業は、積極的に中途採用を行っていたり若手の退職者が多かったりする特徴があります。
ここで挙げられる特徴に当てはまる企業に絞って転職活動を進めていくのも一つの手だといえるでしょう。以下で詳しく解説していきます。
積極的に中途採用を行っている
大手企業の中で、新卒採用よりも中途採用の比率を高めている企業は、第二新卒が内定を取りやすい傾向にあります。日本では新卒採用が主流ですが、「第二新卒は大手企業に転職するチャンスでもある」でも先述したように、即戦力として活躍できる中途採用の割合を増やそうとする企業もあるでしょう。こうした企業では、社会人経験があるものの若さと柔軟性を兼ね備えた第二新卒者が特に評価される傾向があります。
BtoB企業
知名度が高い大手企業は新卒採用で人員を補充しやすいため、第二新卒の採用は比較的少ない傾向があります。特にBtoC(対消費者)企業では、一般消費者に馴染みが深いものの、第二新卒の採用はみられないことも。
一方、BtoB(対企業)企業は、学生からの認知度が低く、人材の集まりにくさが課題となっています。そのため、こうした企業では第二新卒の採用を積極的に行っていることが多いようです。
若手の退職者が多い
新卒採用を主に行っている大手企業で若手の退職者が多い場合には、第二新卒の採用を積極的に行うことがあります。
若手退職者が多い企業にはネガティブなイメージを持たれることもありますが、退職理由はさまざま。労働条件や環境が期待に沿わない場合もあれば、逆に労働環境が整っていても仕事内容に適性がなかったり、より挑戦的な環境を求めたりする場合もあるでしょう。
第二新卒が大手企業に転職しやすい場合とは?
第二新卒が大手企業に転職するには、自分が大手企業から内定を獲得できる見込みがあるかを確認することが重要です。ここでは、第二新卒が大手企業に転職できる可能性が高い場合について解説します。
大手企業で活かせる職務経験がある
未経験の業界や職種で大手企業を目指すのは難しい場合があるものの、応募先企業に関連する職務経験を持っていると、入社後に期待される高い成果を上げる可能性が高いとみなされ、採用されやすくなる傾向があります。
一方で、第二新卒の採用では、スキルよりも将来性を重視するポテンシャル採用が多いことも。現職の業務内容が大手企業の事業と直接関連していなくても、社会人としての基本的な教育やマナーが備わっていれば、新卒と同様に競争力があるといえるでしょう。
3年以上の職務経歴があると転職に有利
応募先企業に関連する職務経験があったとしても、短期間の経験では十分なスキルを身につけているとは判断されにくい場合があります。一般的には、3年以上の職務経験があると有利とされるようです。大手企業の募集要項には、「3年以上の就労経験」を求める条件が設けられている場合があります。そのため、前職での経験を活かすためには、少なくとも3年以上の勤務経験があるとアピールしやすくなるでしょう。
大手企業に関連する知識を学んだ経験がある
学生時代に関連する専攻をしていた場合、就職の際に有利になることがあります。たとえば、建築学科で学んでいた人は、建築設計技術者やCADオペレーターなど関連する職種への転職が成功しやすくなる可能性があるでしょう。ただし、業務ではより高度で専門的な知識が求められるため、学生時代の専攻も高いレベルが望ましいといえます。
一定を満たした学歴がある
大手企業への入社には一定の学歴が求められる傾向があります。学歴が高いからといって必ずしも企業に適しているわけではありませんが、高学歴は入学や単位取得の難しさを乗り越えた証拠とみなされることが多いでしょう。そのため、高い学歴を持つ人がより採用されやすくなるといえます。
第二新卒が大手企業に転職するメリット
大手企業は、福利厚生が充実していたり給与レンジが高かったりする傾向があります。そのため、中小企業やベンチャー企業から転職したとき、大きな差を感じることもあるでしょう。
また、大手には経営基盤がしっかりしている企業も多いため、雇用の安定や人材の長期育成も労働者にとってはメリットとなります。
年収アップが期待できる
1つ目のメリットとしては、年収アップが期待できることです。大手企業の規模になると経営基盤が強くなるため、給与が安定し、倒産のリスクも少なくなるといえます。
第二新卒として未経験職種に転職すると、一般的に年収は下がる傾向も。しかし、中小企業から大手企業への転職であれば、そもそもの年収の平均値が異なるため、第二新卒でも十分に年収アップが臨めると考えられるでしょう。
大手企業の給与額
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 (4) 企業規模別にみた賃金」によると、男女計では、大企業が346,000円、中企業311,400円、小企業 294,000円となっています。
大企業 | 中企業 | 小企業 | |
---|---|---|---|
男性 | 386,700円 | 341,600円 | 319,800円 |
女性 | 274,600円 | 262,500円 | 248,400円 |
男女計 | 346,000円 | 311,400円 | 294,000円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 (4) 企業規模別にみた賃金」
男女別にみると、男性は、大企業が386,700円、中企業が341,600円、小企業が319,800円です。また、女性は、大企業が274,600円、中企業が262,500円、小企業が248,400円です。
以上の結果から、中小企業に比べて大企業とされる大手企業の年収は高いことが分かります。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
福利厚生が整っている
第二新卒が大手企業に転職するメリットとして、福利厚生が整っている環境で働ける可能性があることが挙げられます。社会保険制度が整っていることはもちろん、「産前産後休業」「育児休暇」「退職金制度」「家賃補助」「リフレッシュ休暇」「財形貯蓄制度」など、幅広い福利厚生が完備されている企業もあるようです。
スケールの大きい仕事を担当できる
大手企業になると、一つのプロジェクトに対して使える資金や人員が大きくなります。顧客も大手になることが多いため、中小企業に比べるとスケールの大きな仕事を担当できるチャンスが増えるでしょう。
研修や教育制度が充実していて未経験から入職しやすい
大手企業は社員数の多さから、教育体制が整っている傾向があります。研修や制度は中小企業に比べると手厚いことが多く、未経験者から挑戦しやすいといえるでしょう。
また、大手企業は新卒採用を重視するところもあるため、若手社員に対する教育やフォロー体制も整っている場合も多いようです。
スキルを身につけキャリアアップしやすい
大手企業では、スキルを身につけキャリアアップしやすい傾向にあるでしょう。大手企業は求職者の応募率が高く、多くの応募者の中から優秀な人材が選ばれるため、入社後は高いスキルを持った人材と業務を行う機会が得られることがあります。そのため、高いスキルを持つ人の技術を吸収し成長できる機会があるでしょう。
また、大手企業は大規模な研究開発部門や最先端の技術を持っているところも多くあります。これにより、最新の技術や資源にアクセスでき、自分のプロジェクトや仕事にそれを活かすことができるでしょう。仕事を通して技術や資源を使うことで、新しいスキルや知識を身につける機会も増えると考えられます。
社会的信用が高い
大手企業は知名度が高いため、「誰もが知っている企業で働いている」ということから社会的信用を得やすいといえます。また、大手企業には厳しい選考プロセスや高い業務要求が行われる場合もあるため、採用されていること自体が応募者の能力やスキルの証明となり得るでしょう。
第二新卒が大手企業に転職するデメリット
大手企業は歴史のある企業が多く、昔からの企業文化や風土が根強く残っていることもあるようです。転職してはじめて、強い年功序列や派閥、学歴主義に気づくこともあるでしょう。
また、従業員数が多いため、入社歴が浅かったり年齢が若かったりすると、裁量権が少なく働きづらさを感じることもあるでしょう。
ここでは、第二新卒が大手企業で働くことで生じてしまうデメリットについてを紹介します。
中途採用は新卒入社と比べ評価が低くなることがある
大手企業のすべてに該当するとは限りませんが、古くからの慣習にならって新卒入社の社員を優遇する企業もあるようです。成果や実力よりも入社歴などを重視されることもあり、社員にとっては理不尽を感じる場面もあるでしょう。そのため、新卒入社と中途採用の社員の評価が同じ場合でも、前者の方が昇進が早くなることがあります。
この傾向は企業の文化に根付いたものであり、短期間での改善は難しいでしょう。中途採用の第二新卒として入社する場合、新卒入社の社員と比べて評価が低くなる可能性があることを理解しておくことが重要だといえます。
任せられる業務の幅が狭い
大手企業は一つひとつの業務量が多いため、仕事の内容を細分化する傾向にあります。そのため、幅広い業務を担当するというよりは、一つの業務に専念してスキルを身につけていくことになるでしょう。スペシャリストとしてのスキルアップが可能な反面、担当する業務の幅が狭くなりやすいといえます。
また、人員が充足していることや年功序列の文化が根付いていることから、入社間もない間や年齢が若いうちは担当業務が限定されがちに。中小企業では大きな裁量権で働いていても、大手に転職したら業務の幅が狭まる可能性は高いでしょう。
物事の意思決定スピードが遅い
大手企業は物事の承認に時間がかかる傾向があります。現場で決定しても、実際にスタートするまでに多くの会議で説明したり、稟議を通したりと、組織が大きいがゆえにチェック段階も増え、結果的に意思決定スピードが遅くなることも。なかには変化に消極的で、IT化が進んでいない大手企業もあるようです。経営との距離は中小企業やベンチャー企業のほうが近いといえるでしょう。
企業によって特徴は異なりますが、大手企業に転職を希望するなら応募先企業に求める条件を明らかにし、適性を考えたうえで応募する会社を選択することが大事だといえます。
転勤や部署移動が多い場合がある
大手企業は、中小企業とは異なり、国内外に多数の支店を持つ傾向にあるため、予期しない場所への配属があることも珍しくありません。さらに、一部の企業では、勤務地が頻繁に変わることがあり、年に数回転勤がある場合もあります。勤務地が変わると、新しい人間関係を築いたり、その地域の地理や気候、文化に適応したりする必要があり、これが大きなストレスとなることもあります。
特に、中小企業で勤務地が固定されていたため、転勤の心配がなかった人は、大手企業での転勤に対する適応能力を事前に考えておくことが重要です。
大手企業が第二新卒を評価している3つのポイント
大手企業が第二新卒を採用するメリットは「教育コストを削減できる」「社会経験があると判断できる」などが挙げられます。以下に詳しくご紹介していくので、チェックしてみてください。
1.教育コストを削減できる
企業にとって、第二新卒は教育コストを削減できるのがメリットです。第二新卒は新卒入社した企業で研修を受けたり、業務に従事したりしています。社会人として基本的なマナーを身につけていることが多いため、教える研修が不要となり、その分教育コストを削減できるメリットがあるでしょう。
2.社会経験があると判断できる
第二新卒は年齢が若いため柔軟性があり、新しいことを吸収しやすいのも企業にとってのメリット。第二新卒はまだ社会人として経験が浅く、企業の色に染まりきっていないことがほとんどといえます。柔軟性があれば企業の風土や文化にも順応しやすいため、「教育しやすい」と好意的に捉える企業が多いようです。
3.一年間を通して採用できる
第二新卒は新卒とは異なり、通年して採用できるメリットがあります。新卒が入るのは、基本的に4月の一斉入社のみ。そこで人材が確保できなかった企業にとって、欠員やプロジェクトに応じて通年で採用できる第二新卒はメリットが大きいといえるでしょう。
第二新卒が大手企業の内定を得るためのコツ
第二新卒が大手企業の内定を獲得するためには、「自己分析を行う」「転職希望の業界や企業の研究を行う」といったことがポイントとなります。大手企業に就職したいと考えている第二新卒の人は以下の内容を参考にしてみてください。
転職活動の前に自己分析を行う
転職活動の前に自己分析を行えば、転職活動の方向性を明確にすることができます。社会人としての経験を積むなかで、仕事に対する考え方が就職活動時とは変わっていることもあるでしょう。そのため、自己分析を行うことで仕事への考え方に一貫性を持たせ、志望動機や自己PRに説得力を加えられます。
面接時に矛盾のある回答をすると、面接官はすぐに気づくことがありますが、一貫した考えから導き出された回答は矛盾が少なく、面接官に良い印象を与えられるでしょう。
転職したい業界や大手企業の研究
第二新卒が大手企業の内定を獲得するには、業界や企業の研究が欠かせないでしょう。転職希望の業界の研究を行うことで、自分のスキルや経験を活かせる企業が見つけられる可能性があります。また、業界や企業の価値観を理解することで、応募先企業に対し適切な対応で応募書類や面接の準備ができるでしょう。
大手企業の採用が増える時期を見定める
大手企業の採用が増える時期を見定めるのも、第二新卒が大手企業の内定を得るためのコツとして有効といえます。中途採用の募集は通年行われていることが多いのに対し、第二新卒は1〜3月と4〜6月に採用される可能性が高いといわれています。
1〜3月は新年度にあわせて転職をするための退職者が増える時期。人員の補充をする必要があるため、第二新卒が大手企業に応募するには適切な時期だといえます。また、新卒者のなかには内定を辞退する人や早期退社する人もいるため、4〜6月にかけて穴埋めで第二新卒を採用する場合もあるでしょう。
応募書類のマナーを守る
第二新卒が大手企業の内定を得るコツとして、履歴書や職務経歴書を作成する際にマナーを守ることが挙げられるでしょう。企業によって採用状況は異なりますが、大手企業や有名企業は人気が高く、応募者が多い傾向にあります。多くの応募者から選んでもらうには、マナーを守った応募書類を作成することが大切。
たとえば、志望動機がほかの企業にも当てはまる場合、採用担当者の印象には残りづらいでしょう。応募先の企業の魅力を述べたうえで、自分の強みや活かせるスキルなどをアピールしましょう。
「転職時の履歴書の書き方!基本マナーや採用担当者がみるポイントなどを解説」のコラムでは、第二新卒が応募書類を作成する際のポイントを詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
複数の大手企業を並行して受ける
第二新卒が大手企業の内定を得るためには、複数の企業を並行して受けることが重要です。複数社を受けることで面接対応力が向上し、改善を繰り返すことで精度が高まる可能性も。また、複数の内定を得ることで給与や待遇面で有利な条件交渉ができ、精神的な負担も軽減できると考えられます。業界や職種を絞ることで効率良く転職活動を進められ、成功率も高まるでしょう。
内定が出てから退職しよう
働いている企業を退職するタイミングとして、応募先企業から内定が出てからが適切といえます。退職後に転職活動を行う場合、次の仕事がすぐに決まるかどうかが分かりません。経済的な不安や焦りが生じ、希望条件に合わない転職をする可能性や、無職の期間が長引いてしまう恐れがあります。転職先が決まっていない状態での退職については、「退職時に転職先が決まっていないのは良くない?辞めるリスクを解説」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
第二新卒が大手へ再就職する際の注意点
第二新卒が大手へ再就職する際、注意点として転職先に多くの条件やこだわりを求めてしまうことなどが挙げられます。以下で具体的な注意点を挙げたので参考にしてみてください。
- ・転職先に多くの条件を求めてしまう
- ・前職のこだわりを持ち込んでしまう
- ・業界への理解が足りない
- ・大手の企業文化や理念が合わない
転職先では、前職で魅力に感じていた仕事内容がなくなり、不満に感じることも少なくありません。そのため、転職活動をする際にはどうしても譲れない企業選びの基準を設定することが重要でしょう。転職で解決したい課題を一つまたは二つに絞り、優先順位をつけて企業を選ぶことがポイントです。
第二新卒が大手企業の面接で効果的にアピールする方法
第二新卒が大手企業の面接で効果的にアピールする方法として、面接対策を行うことや転職理由を明確にすることなどが挙げられます。以下で詳しくまとめました。
面接対策を徹底する
転職活動では面接に対する準備が大切。職歴が少ない場合でも、現職と応募企業やポジションとの親和性をしっかり伝えることが重要でしょう。自分が入社後にどのように活躍できるのかを示すことで、ポテンシャルをアピールできます。
また、面接では現職の不満やネガティブな話題は避けましょう。転職理由を前向きに伝え、その企業でどのようなことにチャレンジしたいのか、どのような貢献ができるのかをポジティブな視点で説明することが大切です。
大手企業への転職理由を明確に伝える
転職理由を明確に伝えることが、大手企業での面接において効果的だといえます。応募先企業での仕事内容や企業理念などと自分がマッチするポイントを見つけ、明確に伝えることで採用への良いアピールとなるでしょう。
前職で得た強みやスキルを伝える
大手企業の面接で効果的にアピールするために、前職で培った高度なスキルや強みをしっかりアピールすることが重要です。たとえば、営業系の職種では、契約件数トップクラスをキープしていた経験や、企業に関する高度な資格を取得していることを強調するのが効果的でしょう。
大手企業は、すでに優秀な人材が揃っており、募集条件にも高度なスキルや技術を求める傾向があります。それに匹敵するスキルや将来的にそのレベルに達すると期待される人材が選ばれやすいでしょう。
長期的に働く意思をアピールする
第二新卒が大手企業の面接で効果的にアピールする際は、長期的に働く意思を強調することが大切です。第二新卒とは、通常、入社後3年以内に退職した人を指すため、初めての職場を早期に離職した経験があると、転職先でもすぐに辞めるのではないかという不安を持たれることがあります。
選考の際には、5年後や10年後のキャリアビジョンや目指す姿を具体的に示し、それに向けてどのように取り組むかを明確にすることで、長期的に活躍したいという意欲を伝えましょう。
第二新卒が大手企業への転職を成功させるには?
第二新卒が大手企業へ転職するには、中小企業も視野に入れて幅広くエントリーするのが良いといえます。また、転職エージェントを活用するのもおすすめです。
以下で詳しく解説します。
大手だけではなく中小企業の面接も受ける
第二新卒が大手企業へ転職するには、中小企業も含めて幅広くエントリーすることがおすすめです。中小企業庁の「中小企業・小規模事業者の数(2021年6月時点)の集計結果を公表します」によると、2021年6月時点で中小企業が336.5万者あるのに対し、大企業は1万364者となっています。
企業数(構成比) | |
---|---|
中小企業 | 336.5万者(99.7%) |
大企業 | 1万364者(0.3%) |
合計 | 337.5万者 |
引用:中小企業庁「中小企業・小規模事業者の数(2021年6月時点)の集計結果を公表します」
比率を見ると、中小企業は99.7%と日本の企業の大半を占めているのに対し、大手企業は0.3%と1%にも満たないことが分かります。つまり、大手企業に絞って転職活動を進めていると、99.7%の中の自分とマッチする企業と出会う可能性を捨ててしまうことにつながりかねません。企業を選ぶ際は視野を広く持っておくと良いでしょう。
また、中小企業の面接を最初に受けることで、大手企業を受ける際の練習にもなります。前職での経験や転職を決めた理由など新卒採用とは異なる質問が多いため、中小企業の選考を通じてその感覚を掴んでおくと良いでしょう。
参照元
中小企業庁
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転職エージェントを活用する
大手企業への転職を成功させたいなら、転職エージェントを積極的に活用しましょう。転職エージェントとは、転職エージェントとは、求職者の転職活動を支援する民間のサービスのこと。求職者と人材を募集する企業との間に立ち、マッチングを行っています。
自社サイトで中途採用を行っている企業もありますが、転職エージェントを通じてしか中途採用を行わない企業もなかにはあるでしょう。さらに、転職エージェントは大手企業の非公開求人を多数保有しており、応募のチャンスを広げることができます。
転職エージェントのハタラクティブは、既卒、第二新卒、フリーターなどの若年層に向けた転職支援サービスを行っています。転職の経験がない場合も、経験豊富なキャリアアドバイザーが手厚くサポート。一人ひとりの適性に合った求人を紹介するため、「思っていた仕事とは違う」と感じるリスクを減らせるメリットがあります。1分程度で簡単に受けられる適職診断もあるため、自分に合う仕事を探しやすいのもポイントです。そのほか、応募書類の作成や面接対策などのサポートを無料で受けられるので、ぜひお気軽にご相談ください。
第二新卒として大手に転職する際に知っておきたいQ&A
最後に、第二新卒から大手企業への転職を目指すときに、よくある質問に回答をしていきます。
短期間でも社会人経験があれば大手に転職できる?
できれば3年は経験を積むのが望ましいでしょう。
近年は昔に比べて勤続年数や「△年は働くべき」といった意見は薄れているものの、大手企業では「実務経験3年以上」「就業経験3年以上の方」など一定期間の経験を求めることが多いのも事実です。「職歴3年未満は不利?!転職で気をつけたいポイント」で、3年未満で転職するときの注意点を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
第二新卒がアピールできるポイントは?
第二新卒は社会人の基礎が身についていることと、ポテンシャルがあることがアピールできます。
「第二新卒向け自己PRの例文をご紹介!詳しい書き方やポイントも解説」でも紹介しているように、企業は第二新卒に対して「基本的なビジネスマナー」「若さとポテンシャル」「柔軟性と素直さ」を期待しています。特に、前職で希望が叶わなかった場合は仕事に対する熱意や意欲は強いはず。十分にアピールしましょう。
第二新卒として未経験の仕事に転職できる?
第二新卒は前職の経験が浅いことと、新しいことを吸収しやすい特徴があるため、未経験の仕事に転職しやすいといわれています。
前職の経験を活かせるなら、第二新卒の採用メリットも相まってスムーズな転職が叶う可能性もあるでしょう。「未経験から就職できる仕事の特徴は?求人の見極め方やおすすめ業種を紹介」のコラムで、未経験の仕事に挑戦するときのポイントを確認してください。
第二新卒が大手の内定をゲットする方法は?
転職理由をはっきりさせること、第二新卒の採用メリットを十分に理解してアピールすることが大切です。
「第二新卒が大手企業の内定を得るためのコツ」でも述べているように、転職を成功させるには転職の目的や理由をはっきりさせ、相手が納得する説明をすることが大切です。また、第二新卒の強みをしっかり理解し、企業の求める人材にあわせたアピールも効果的でしょう。転職方法やアピールのコツが分からなければ、第二新卒の転職に強いハタラクティブにご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。