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既卒向けの就職・転職エージェントは?おすすめの選び方や利用方法を解説
更新日
この記事のまとめ
- 既卒者がエージェントを利用することで長期的なキャリア形成を行える
- エージェントを利用する既卒者には、未経験向けの求人が多いサービスがおすすめ
- 既卒向けのエージェントを探して複数登録し、自分に合うサービスを選ぼう
- 既卒者がエージェントを活用する際は、条件を明確にして徹底サポートを受けるのがコツ
- エージェントと求人サイトの違いは、専任の担当者や手厚いサポートなどの有無
「エージェントを利用して既卒から就職できるか不安」という方もいるでしょう。既卒の方が就職・転職エージェントを利用して就活するなら、既卒向きのサービスに特化したエージェントを探すのがおすすめです。このコラムでは、既卒者が就職・転職エージェントを利用するメリットや選び方のポイントを紹介します。また、エージェント活用のコツも解説。自分に合ったエージェントを利用し、既卒からの就職を成功させましょう。
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既卒向けのおすすめ「就職・転職エージェント」とは?
就職・転職エージェントとは、就職や転職を希望する人をサポートする人材紹介会社のこと。「エージェント=代理人」という名前のとおり、求職者と企業との橋渡し役を担っています。具体的には、求職者に合う求人の紹介、企業との交渉や面接日程の調整、応募書類作成のアドバイスや面接対策、入社後のフォローなどを行います。
エージェントによってサービスの対象者や内容は異なるため、既卒の方は既卒の就活支援を得意とするエージェントを選ぶのがポイントです。
就職・転職エージェントについては「転職エージェントとは?特徴や選び方について解説」のコラムで具体的なサービス内容を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
就活における「既卒」の意味
「既卒」とは、学校を卒業してから一度も就職したことがない人を指します。一般的には卒業後3年以内の人を「既卒」と呼ぶことが多いようです。既卒の場合、人柄やポテンシャルで採用されることもあるため、できる限り早めに就活を始めると良いでしょう。
既卒の定義について知りたい方は、「既卒者の定義とは?就活のポイントやおすすめの職種について解説!」のコラムで詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。
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既卒者がエージェントを使う6つのメリット
既卒の方がエージェントを使うメリットには、具体的に働くイメージをしやすくなることが挙げられます。また、担当者と対面で話せるため、自分では気づけない適性や見つけられない求人に出会える場合も。エージェントを利用することで、就活の視野・選択肢が広がるといえるでしょう。
以下では、既卒者が就職・転職エージェントを活用するメリットを紹介します。
既卒者がエージェントを使うメリット
- 就活初心者向けの有益な情報を得られる
- 求人サイトにはない非公開求人を閲覧できる
- 就職の視野が広がる
- 推薦状を書いてもらえる
- 内定後までイメージした企業選びができる
- ゴールに向けた長期的なキャリア形成を行える
1.就活初心者向けの有益な情報を得られる
既卒者は就職・転職エージェントを使うことで、就職に有益な情報を得られます。担当のキャリアアドバイザーから、「既卒者が就活を進める際の注意点」や、「既卒ならではのアピールポイント」などを教えてもらえるからです。
また、エージェントは就活に関する情報だけでなく、企業の詳細情報を把握している場合も多いでしょう。既卒者が一人で就活を進めるより、就職・転職エージェントを利用したほうがミスマッチの少ない就活が叶うと期待できます。
2.求人サイトにはない非公開求人を閲覧できる
就職・転職エージェントは、求人サイトに載っていない非公開求人を閲覧できるメリットがあります。非公開求人とは、一般には公開しておらず、エージェントなどに登録すると紹介してもらえる求人のことです。非公開求人のなかから応募が殺到するような好条件の求人が見つかる場合もあるため、エージェントに登録すると必然的に良い求人に出会える可能性が高まるでしょう。
3.就職の視野が広がる
エージェントでは担当者と面談の機会があるため、プロのキャリアアドバイザーと話すなかで、自分では気づけない適性や長所に気づけることも。また、これまで検討していなかった業界や職種を勧められる場合もあるでしょう。第三者の目線で客観的に見てもらうことで、選択肢の幅が広がりやすいといえます。
また、前述したようにエージェントでは非公開求人を扱っている場合が多いため、求人サイトでは見つけられない好条件の求人に出会えることも。一人で進める既卒の就活とは異なった視野で仕事を探せます。
4.推薦状を書いてもらえる
就職・転職エージェントでは、企業に応募する際、エージェントからの推薦状を書いてもらえます。推薦状とは、エージェントが企業に求職者の紹介をする書類です。推薦状を書いてもらえることで、履歴書や職務経歴書だけでは伝わらないような、自身の人柄や魅力などを応募企業に伝えられます。
応募企業によっては書類選考で経歴やスキルなどを重視する場合もあるので、既卒の方にとって推薦状は経歴やスキルを補うための重要なポイントになるでしょう。
5.内定後までイメージした企業選びができる
既卒の方はエージェントを使うことで、内定後に働くイメージをしやすくなるでしょう。エージェントを利用すると担当アドバイザーと対面で話すため、応募先の企業の求人票だけでは分からない社内の雰囲気や勤務実態を確認できます。たとえば、働いている人の話などを聞けば、単に「内定を取る」のではなく「実際に働く」ことをイメージしやすいでしょう。
6.ゴールに向けた長期的なキャリア形成を行える
就職・転職エージェントを利用することで、長期的なキャリア形成が行えるでしょう。エージェントでは、長期的なキャリアを見越してアドバイザーが就活をサポートしてくれます。「将来どういう姿でありたいか」をゴールから逆算して就活を行えるため、どのようなキャリアを積んでいくのか可視化しやすいのがメリットです。プロならではのノウハウをもとに長期的な視点でアドバイスをしてもらえるので、キャリア形成をするのが苦手な既卒の方におすすめの方法といえるでしょう。
既卒の方がエージェントを選ぶときのポイント
就職・転職エージェントは複数あるため、どれを利用するか迷う方もいるでしょう。ここでは、既卒の方がエージェントを選ぶときのポイントについて解説します。自分に合ったエージェントを選ぶ際の参考にしてみてください。
既卒向けの求人が多いエージェントを選ぶ
就職・転職エージェントに登録する場合は、未経験や既卒歓迎など、既卒者向けの求人情報を多く取り扱っているエージェントを選びましょう。就職・転職エージェントは、「未経験求人に強い」「実績重視の中途採用求人に強い」など、エージェントごとに対象者や扱う求人に特徴があります。
「若年層向け」「フリーター向け」といったエージェントなら、経験や実績よりも人柄や年齢、ポテンシャルを重視する求人を多く取り扱っている傾向にあるため、既卒からの就職活動がしやすいといえるでしょう。
複数のエージェントに登録する
既卒の方がエージェントを選ぶときは、複数の就職・転職エージェントに登録することをおすすめします。各エージェントによって、サポートの特徴や専門の業界・職種が異なる場合があるためです。
初めから1つのエージェントに絞ってしまうと、ほかにも自分に合ったアドバイザーや求人があったのに見落としてしまう可能性も。そのため、複数のエージェントに登録し、比較しながら自分に合ったエージェントを見極めていくと良いでしょう。
既卒の方がエージェントを活用するコツ5選
既卒の方が就職・転職エージェントを利用する際は、エージェントに頼るだけでなく、自分でも準備や工夫することが大切です。この項では、エージェントを活用して就活の成功確率を上げるためのコツを紹介します。
既卒がエージェントを活用するコツ
- 就職への熱意を伝える
- 希望条件を洗い出しておく
- 就活の準備をして集中できる環境を作る
- 書類添削・面接対策など徹底サポートしてもらう
- 担当者が合わないときは変更してもらう
1.就職への熱意を伝える
既卒から就活を始める際は、エージェントに「就職したい」という気持ちをしっかり伝えましょう。
担当者にとっては、就職意欲の高い人のほうが就活がスムーズに進みやすく、また応援したいという気持ちも芽生えやすくなるもの。アドバイザーは複数の利用者を担当しているため、熱意を伝えることで手厚くサポートしてもらえる可能性があります。
就活で熱意を伝える方法は「自己PRは熱意が大切!伝えるための具体的なポイントを解説」のコラムで紹介しているため、参考にしてみてください。
2.希望条件を洗い出しておく
既卒者の就活においては、どのような仕事をしたいのか、詳細な希望条件を明確にしておくのも大切です。たとえば給与面や休日の希望、勤務地など、仕事をするうえで譲れない点を洗い出しておきましょう。
あいまいなイメージのまま妥協して就職すると、入社してからミスマッチに気づき、早期退職にもつながりかねません。納得できる就職先を探すため、希望する条件を事前に用意してから就職・転職エージェントとの面談に臨みましょう。
3.就活の準備をして集中できる環境を作る
既卒の方が就職・転職エージェントを活用するコツとして、就活に集中できる環境を作ることも重要です。就活には、想像以上にお金と時間がかかるもの。金銭面では面接を受けに行くための交通費やスーツの新調、時間の面では企業研究や選考に向けた書類の作成・面接対策などが挙げられるでしょう。
お金と時間を十分に確保できていないと、エージェントに登録してもスムーズに就活を進めることが難しくなるため、就活に集中できる環境を事前に作っておくことが必要といえます。
4.書類添削・面接対策など徹底サポートしてもらう
求職者の多くが不安になる応募書類作成や面接に対しても、エージェントでは対面でのサポートが叶うので、徹底的に対策してもらいましょう。
エージェントを利用することで、履歴書や職務経歴書などの応募書類作成のアドバイスをもらえたり、より効果的にアピールできるよう添削してもらえたりします。
面接対策については、1人で行うよりも本番に近い環境での練習が可能です。プロであるアドバイザーから面接のフィードバックをもらえば、自分では気づけないクセや、直したほうが良いマナーなども確認できます。徹底して事前練習することで、本番でも力を発揮できるでしょう。
5.担当者が合わないときは変更してもらう
エージェントの担当者によっては、自分と合わないと感じることもあるでしょう。「なんとなく合わない」「こちらの希望に合わない求人ばかり提案する」「サポートが不十分」など、不安を解消できない場合は担当者を変更してもらうのがおすすめです。合わない担当者と就職活動を行うのは良い結果につながりにくいといえます。
運営会社や利用している事業所の受付に変更の申し出を直接伝えにくい場合は、メールなどを利用しても良いでしょう。
既卒の就職活動は早めに始めよう
就職を考えている既卒の方は、できるだけ早く就活を始めてみることをおすすめします。就職・転職活動において「若さ」はこれからの伸びしろを見込んでもらえるため、大きなアドバンテージとなるでしょう。スキルや経験が少ない場合も、就職先が見つけやすくなる可能性があります。一人で就活を進めるのが不安な既卒の方は、就職・転職エージェントに相談してみましょう。「何から始めたらいいのか分からない」という相談も気軽にでき、より効率良く就活が進められる可能性がありますよ。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
既卒向け就職・転職エージェントを利用するときの流れ
就職・転職エージェントを利用するときの流れは以下のとおりです。流れをしっかり確認し、順序良く就活を進めていきましょう。
登録・面談予約
既卒の方がエージェントを利用する際は、まず会員登録を行いましょう。会員登録は、名前、電話番号、メールアドレスのほか、就活に関する質問にいくつか答えるだけで完了します。
登録が完了したらメールか電話で担当アドバイザーから連絡が届き、面談の日程調整などを行うことになるでしょう。面談の際は、聞きたいことや自分の希望などを事前に考えておき、スムーズに伝えられるよう用意しておくことをおすすめします。
まずは自己分析・業界研究から就活を始める
就職・転職エージェントを利用する既卒の方は、まず自己分析と業界研究から就活を始めましょう。自己分析で自分の性格や得意なこと、向き・不向きなどを明確にすれば、面接で自己アピールしやすくなり、就活がスムーズに進みやすくなります。さらに業界や企業を研究することで、自分に向いている職種ややりたい仕事がはっきりし、希望条件も決めやすくなるでしょう。特に働きたい仕事がなく一貫した希望条件がないと、就職・転職エージェントを利用しても、合う求人が見つからない恐れがあります。就職後のミスマッチを起こさないためにも、自己分析と業界研究はしっかりと行うのがおすすめです。自己分析や業界研究のやり方に不安がある方は、担当のキャリアアドバイザーに相談してみるのも良いでしょう。
相談・カウンセリング(求人紹介・応募など)
就職・転職エージェントのカウンセリングで自分の希望やこれまでの経験などを伝え、ヒアリングをもとに自分に合った求人を紹介してもらいます。そのなかで気になった求人があれば、アドバイザーに連絡をして応募するといった流れです。
また、エージェントの求人紹介ではただ求人票を提示されるのではなく、企業の雰囲気や労働環境など細かい情報も教えてもらえるので、気になることがあれば質問してみましょう。
書類の添削・面接練習
求人への応募が決まったら、企業に提出する履歴書・職務経歴書の作成を行います。一般的にエージェントでは書類の添削をしてくれるので、履歴書を始めて書く人や書き方が分からない人も安心です。
また、書類選考後の面接対策も同時に行っていきます。面接練習では、エージェントが面談で聞かれそうな質問を想定し、実際に受け答えの練習をするので、本番を意識して面接対策を行えるでしょう。面接で気をつけることを教えてもらえたり丁寧なアドバイスがもらえたりするため、面接経験がない人も万全な体制で本番に臨めるはずです。
書類の書き方については「履歴書の志望動機の書き方とは?例文とともに転職時のポイントを解説」のコラムもあわせてご覧ください。
内定・入社後フォローなど
就職・転職エージェントのなかには、内定獲得後や入社後のサポートを行ってくれるところもあります。このようなエージェントでは、入社日の設定や雇用条件の交渉なども代理で行ってくれるので、交渉の仕方が分からなくても安心して手続きを進められるでしょう。
また、入社後フォローのサービスがあるエージェントなら、入社した会社で悩みや疑問を抱えたときに相談が可能です。
既卒の方がエージェントを活用し就活を成功させるためには
既卒の就活は決して簡単ではありませんが、成功させるためのコツを押さえておくと内定をもらいやすくなるでしょう。ここでは既卒の方が就活を成功させるための方法について解説していきます。
既卒の方がエージェントを活用し就活を成功させるコツ
- キャリアプランや希望を明確にしておく
- 就活を始める準備をしておく
- アドバイザーに頼り過ぎない
- 経歴は正直に答える
キャリアプランや希望を明確にしておく
既卒の方が就活を成功させるためには、まずキャリアプランや希望を明確にしておきましょう。就職・転職エージェントを利用して就活を進める際は、担当のアドバイザーが求人を探すため、自分のキャリアプランや希望をある程度伝える必要があります。上手く伝わっていないと、自分の希望とは異なる求人を紹介されることも。
自分の希望とは異なる会社や職種に就職すると、入社後にミスマッチが起こる可能性があるでしょう。そうならないためにも、自分が将来どうなりたいかを想像し、理想のキャリアプランを立てておくことをおすすめします。
就活を始める準備をしておく
就活を始める準備をしておくことも、就職を成功させるポイントです。就活は準備すべきことが多いため、事前に準備ができているとスムーズに就活を進められます。エージェントを利用して就活を行うとテンポ良く進んでいくので、前もって書類を用意しておいたり、アルバイトをしている方はシフトを減らしておいたりしておくと良いでしょう。
また、面接で必要になるスーツや交通費を準備しておくのもおすすめです。
就活の準備について知りたい既卒の方は、「就活の準備はなにからすればいい?成功させるコツとは」のコラムもご参照ください。
アドバイザーに頼り過ぎない
エージェントは就活のプロなのでさまざまなアドバイスを提案してくれますが、必要以上に頼り過ぎるのは控えたほうが良いでしょう。エージェントに頼り過ぎてしまうと、就職先を流されるまま決めてしまう恐れがあります。そうならないためにも、自分の意見をしっかり持ち、積極的に情報を集めることも必要といえるでしょう。
また、ほかの就職・転職エージェントも同時に利用し、求人内容やエージェントのアドバイスを比較しながら進めることも大切です。
経歴は正直に答える
経歴やスキルに自信がもてず「良い求人を紹介してもらえないかも」「正直に答えると採用してもらえないのでは」と不安になる既卒の方もいるでしょう。しかし、経歴の嘘はばれてしまう可能性があるため、正直に答えるのが無難です。一人ひとりの悩みや適性に合った求人を紹介してくれるのがエージェントなので、正直に経歴を伝えることをおすすめします。
また、経歴を偽って内定を獲得したとしても、入社後の社会保険や源泉徴収などでばれる可能性があります。経歴に嘘をついていたことがばれると会社の信頼を失うことになり、内定取り消しもあり得るでしょう。「職歴詐称はバレる?経歴に自信がない場合に転職で成功する方法をご紹介!」のコラムもあわせてご一読ください。
既卒者が利用できるエージェント以外の就職支援サービス
就職・転職エージェント以外にも、既卒の方が利用できる就職支援サービスは存在します。この項ではエージェント以外の主なサービスを紹介するので、詳しく確認していきましょう。
ハローワーク
ハローワークは、雇用に関する対策や手続きが可能な公共職業安定所のことをいいます。職業紹介や求職の相談のほか、雇用保険の手続きも行っています。厚生労働省が設置しており、無料で企業が求人を掲載できるため、採用のための予算が少ない企業や地方の中小企業などの求人を探せるでしょう。
就活のアドバイスや職業訓練の紹介などのサービスも行っていますが、既卒向けに特化した手厚いサポートは受けられない可能性も。ハローワークを利用する際のメリットとデメリットについては「ハローワークで就職先を探すメリットは?デメリットや仕事探しの流れも解説」のコラムで紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
求人サイト
求人サイトは誰でも利用でき、既卒の方も求人サイトを活用して就活を進められるでしょう。掲載されている大量の求人から希望条件に合うものを検索できますが、求人の質にはばらつきがあり、なかにはブラック企業の求人が紛れていることもあるようです。
また、求人検索や応募書類の作成、面接対策といった就活サポートは受けられないため、初めて就活を行うことが多い既卒の方の場合、選考の通過率が低くなってしまう恐れもあります。「転職エージェントより求人サイト?」では、就職・転職エージェントと求人サイトの違いやメリット・デメリットを紹介しているため、利用前に確認しておきましょう。両者の違いについては、次項でも詳しく解説します。
既卒者はどちらを使う?エージェントと求人サイトの違い
就職・転職エージェントと求人サイトの最も大きな違いは、担当アドバイザーがいるかどうかです。担当アドバイザーがいることによって、より希望に合った求人への応募や、内定に有効な対策が行えます。以下でエージェントと求人サイトの違いについて詳しく見てみましょう。
サポート体制の違い
エージェントでは、担当アドバイザーがマンツーマンで就職活動をサポートしてくれます。しかし、求人サイトにはアドバイザーがいないため、求職者が自分で自己分析を行い、サイト上の情報から目指す業界や企業を絞り込んでいくのが一般的です。
相談体制
エージェントにはアドバイザーが在籍しており、利用者と対面で相談できる体制が整っているのが特徴です。また、カウンセリングをもとに就職・転職への不安や希望に対する相談に乗ってもらえます。
求人サイトは基本的に、サイト上でのサービスのみです。求職者が自分でサイト内を調べて応募書類を書き、文章を推敲する必要があるでしょう。しかし、なかには応募書類作成のマニュアルや書類サンプルをサイト上で公開したり、個別の添削サービスを提供したりしている求人サイトも見られます。
面接対策
エージェントではアドバイザーによる面接対策を、対面やメール、電話などで実施しています。求職者は自己PRや志望動機の効果的な伝え方について直接教われるほか、過去の面接で他の応募者がどのような質問をされたのか、面接の傾向を知ることも可能です。
求人サイトでは面接のノウハウをサイト上で提供していることが多いため、求職者はそれを確認しながら、自分で面接の準備を行います。
日程・条件の調整
エージェントは企業と利用者の間に入って面接スケジュールを調整してくれるほか、採用となった場合には、年収や入社時期などの面倒な条件面の調整・交渉など、すべて求職者に代わって対応してくれることも。
求人サイトでは「担当アドバイザー」という存在がいないため、求職者が自分で企業側と連絡を取り、調整・交渉を行います。
求人情報の違い
求人サイトには膨大な求人情報が掲載されていますが、エージェントのWebサイトには求人サイトに比べると少ないか、そもそも求人情報が掲載されていないことも。エージェントでは基本的に登録した人にしか求人の詳細を開示していない傾向にあるのが理由です。
また、エージェントは非公開求人を扱っているのも特徴。前述したとおり、非公開求人とは、一般公開されない求人のことです。「採用活動を通して事業内容や採用方法を競合に知られたくない」というように考える企業が行っており、求職者はエージェントを通さないと非公開求人に応募できないようになっています。
応募方法の違い
エージェントでは、担当者が求職者の長所や短所を把握したうえで求職者にふさわしい求人をセレクトして紹介し、求職者はそのなかから希望の求人にエージェントを介して応募します。
一方、求人サイトでは、サイトに掲載されている数多くの求人情報から求職者自身が自由に求人を選び、サイト上から自分で応募するのが一般的です。
書類選考の通過率の違い
求人サイトは求職者が自由に求人を選んで応募できるのでエントリーの間口が広い傾向にあります。そのため、人気の企業や職種の求人には応募が殺到し、書類選考で通過しにくくなることも。
就職・転職エージェント経由で応募する場合、書類にはエージェントからの推薦状が添えられるのが一般的です。そのため、「求職者の人柄」や「企業にどう貢献できそうか」など、アドバイザー独自の視点から情報が綴られており、書類選考通過の可能性は高まるでしょう。
入社後のフォローの違い
エージェントのなかには、入社後も担当者が定期的に連絡を取り、利用者をフォローする体制をとっているところもあります。フォローしてもらえる期間の長さは各社で違うものの、利用者は慣れない職場で不安に感じていることや困っていることを相談できるので安心です。
求人サイトでは、メールでのフォローや入社後の活躍支援を目的とした教育研修サービスを提供している場合も見られますが、実施しているサイトは少ない傾向にあります。
エージェント以外を利用するとどうなる?
既卒の方が就職を目指す際、就職・転職エージェントを利用せず就活する方法もありますが、都市部の場合はエージェントを活用したほうが内定を獲得しやすいようです。地方にある企業や中小企業などはエージェントを利用していない場合もあるため、ハローワークや求人サイトを使うのも手段の一つ。求人紹介数やサポートの手厚さなどを考えて選ぶと良いでしょう。ハローワークの利用方法については、「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」で紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
就職を考えている既卒の方はエージェントに相談してみよう
既卒からの就職を考えている方は、就職・転職エージェントへの相談を検討してみましょう。エージェントを利用することで、自分に合った求人を見つけやすく、初めての就活で自信がない人も安心です。また、面接練習もアドバイザーが付き添ってくれるので、本番を意識した面接対策を行えるでしょう。
「既卒から就職できるか不安…」「自分に合った仕事が分からない」と悩んでいる既卒の方には、ハタラクティブの利用がおすすめです。ハタラクティブは、既卒やフリーターなど正社員経験がない方、第二新卒など経歴に不安がある方など若年層向けの就職・転職エージェント。「未経験者歓迎」「経歴不問」「学歴不問」の求人を多く扱っているのが特徴です。
担当のキャリアアドバイザーがきめ細やかに就活をサポートしており、一人ひとりの希望やお悩みなどをしっかりヒアリングして適性に合った求人をご紹介します。
求人のご紹介後は書類の作成や自己アピール・志望動機の確認、面接練習など、段階ごとのサポートも実施。面接の日程や労働条件の交渉は担当アドバイザーが代行するので、初めて就活する方も安心です。
「正社員として就職したい」「一人で就活を進める自信がない」といった既卒の方は、お気軽にハタラクティブまでご相談ください。
エージェントや既卒の就活に関するFAQ
ここでは、既卒の方がエージェントを利用する際に抱きやすい疑問と、その回答をまとめています。エージェント利用前の疑問の解決にお役立てください。
既卒と新卒・第二新卒の違いは?
既卒と新卒・第二新卒の大きな違いは、「学校を卒業しているか」「学校を卒業後に就職したか」という点です。一般的に既卒は「専門学校や大学を卒業した後就職しなかった人」を指し、新卒は「3月末に学校を卒業見込みで就活する学生」を指します。第二新卒は大学卒業後に新卒で就職したものの、3年以内に退職した人のことをいうのが一般的といえるでしょう。
既卒と新卒・第二新卒の違いは、「新卒の定義とは?既卒、第二新卒との違いについて」のコラムでも詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。
エージェントを利用すると内定までの期間はどのくらい?
人によるため、「内定獲得までの期間はこれくらい」と一概にはいえません。しかし、エージェントでプロのサポートを得れば、一人で進めるよりも早く内定がもらえる可能性があるでしょう。
一般的に、転職活動は3ヶ月程度かかるといわれています。ただし、既卒者の場合は内定後すぐに働けることも多いため、より短い期間での就職も見込めるでしょう。内定までの期間は「転職活動の流れとは?内定が出るまでの期間は?」のコラムでも解説しているので、気になる方は参考にしてみてください。
既卒の就活で役に立つ資格はある?
業界や職種によって異なるため、自身の目指す仕事で有利な資格を調べてみましょう。たとえば、英語を使う仕事に就く場合は、英語力を証明できる英検やTOEICなどの資格を持っておくと有利になる可能性があります。
既卒者に有利な資格を知りたい方は「既卒は就職に向けて資格を取るべき?おすすめや取得メリットを解説」のコラムもあわせてご覧ください。
面接で空白期間を聞かれたらどう説明したらいい?
面接で空白期間を聞かれたら、嘘をつかず正直に答えましょう。企業に「働く意欲がないのでは?」という不安を与えないためにも、空白期間の理由はポジティブに言い換えることをおすすめします。
「理由があって既卒であることを選んだ」と説明できれば、空白期間があってもそれほどマイナスイメージにはならない可能性があるでしょう。「空白期間の理由を上手く説明する方法とは?例文とあわせて解説」のコラムも参考にしてみてください。
既卒からエージェントを利用して大手企業に就職できる?
就職・転職エージェントを利用すれば既卒から大手企業に就職できるという保証があるわけではありません。大手企業に就職できる可能性はあるものの、大手企業は競争率が高いため就活が難航することも考えられます。大手への就職にこだわるのではなく、自分のやりたい仕事ができる求人を選んだほうが良い結果につながる場合もあるので注意しましょう。
ハタラクティブでは、既卒や第二新卒に特化した求人を多数取り揃えています。既卒から就職を考えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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