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人の役に立つ仕事42選!未経験からやりがいある仕事に就職するコツを紹介
更新日

この記事のまとめ
- 一般的に「困っている人を助ける」「社会に貢献している」職業が人の役に立つ仕事とされやすい
- すべての仕事が、直接的でなくとも人の役に立っている
- 人の役に立つ仕事がしたい人は、「どう人の役に立ちたいのか」を明確にして仕事を探してみよう
- 「人の役に立っている」と実感すると、自分の成長にも繋がりやすいメリットがある
- 未経験から自分に合った人の役に立つ仕事に就くには、自己分析や選考対策を丁寧に行うのがコツ
「人の役に立つ仕事がしてみたい」と漠然と思いながらも、どんな仕事があるか分からず悩んでいる方もいるかもしれません。世の中の仕事はどれも人の役に立っているものの、なかでも「人や生活をサポートする仕事」や「人を笑顔にする仕事」、「困っている人を助ける仕事」などは、人の役に立っているとされやすいでしょう。
このコラムでは、上記の分類ごとに人の役に立つ仕事を詳しくご紹介します。また、未経験から挑戦できる職業や、就職活動を行う際のコツも解説。やりがいをもって働ける仕事を見つけるために、ぜひ参考にしてみてください。
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人の役に立つ仕事とは
一般的に「人の役に立つ仕事」とは、苦しんでいる人や困っている人を支えたり、人々の生活や社会に大きく貢献していたりする仕事を指すことが多いようです。特に、仕事内容から誰かを助けていることや役に立っていることが明確にイメージしやすい仕事は、「役に立っている」と思われやすいといえます。
ただし、「人の役に立つ仕事」という言葉には、明確な定義があるわけではありません。一人ひとり捉え方や考え方が異なるものであることを認識したうえで、このコラムを読み進めてみてください。
人の役に立つ仕事の例と共通点や特徴を教えてください
関心のある領域・分野で価値を実感した瞬間、「人の役に立った」と充実感を得られます
人の役に立つ仕事に共通しているポイントは、その仕事を選んだ人が「自分が関心のある分野で役立つことに価値を見出し、モチベーションを高めている」という点です。「どの分野で、どのように貢献したいか」によって、仕事の価値を実感する場面は異なります。仕事で満足感を得られる環境を選ぶことで、自ずとモチベーションが高まるでしょう。
また、日々の業務のなかで耳にするお客さまからの嬉しい声や仕事の成果により、「人の役に立っている」と実感できることも特徴の一つです。たとえば、医療・福祉業界では、医師や介護福祉士のように目の前の人を支える仕事もあれば、製薬や医療機器開発のように多くの人の健康を支える仕事もあります。
どの仕事も人の役に立ちますが、あなたがその実感をどのように得たいかによって、選ぶべき仕事が決まります。まずは自分がどう関わることで充実感を得られるのかを知ることで、納得感のある働き方を実現しましょう。
どの仕事も人の役に立っている
仕事は需要と供給で成り立っているため、社会に存在するどの仕事も誰かの役に立っています。つまり、誰かが必要としているからその仕事が存在しているといえるでしょう。
そのため、「人の役に立つ仕事がしたい」と考えている方は、世間のイメージにとらわれ過ぎないことが大切です。仕事探しの際はどの仕事も人の役に立っていることを念頭に置き、「この仕事はどのように人の役に立っているだろう」「自分の強みを活かして社会に貢献できるか」などをじっくりと考えてみるのがおすすめです。
人の役に立つ仕事とはどのような仕事のことですか?
すべての仕事が何らかの形で誰かの役に立っています
「人の役に立つ仕事」として多くの人が思い浮かべるのは、医療従事者や教師のように、直接的に人を助けたり、人の成長を支えたりする仕事でしょう。しかし、実はすべての仕事が何らかの形で誰かの役に立っています。仕事が存在するのは、その役割を必要としている人がいるからです。
たとえば、スーパーで働く人は日々の買い物を支え、物流のドライバーは物資を届けることで私たちの生活を便利にしています。清掃スタッフは公共の場を清潔に保ち、快適で衛生的な環境を提供することで、私たちの日常を支えているのです。また、ITエンジニアは技術を通じて、業務の効率化や新しい価値を提供し、多くの人々の生活を間接的に支えています。直接的な人助けに直結しない仕事も、誰かの生活を支える大切な役割を担っているのです。
「自分がどのように誰かの役に立ちたいか」「どのような形で社会に貢献したいか」を考えることは、仕事を選ぶうえで大切な視点の一つといえるでしょう。
仕事でどのように人の役に立ちたいのかを明確にしよう
人の役に立ちたい仕事をしたい人は、まず仕事を通してどのように人の役に立ちたいかを明確にしましょう。漠然と「人の役に立ちたい」と考えているだけだと、自分の希望や適性に合った仕事探しができず、就職後にミスマッチを感じてしまう恐れがあります。
そうならないためにも、自分がどのような理由で人の役に立ちたいかを明確にしてから仕事探しに踏み出してみましょう。
人の役に立つ仕事を見つけるには「あなたが望むキャリアの方向性」と「原体験」の二軸から考えてみましょう
「人の役に立ちたい」という思いは、働くうえでとても重要です。ぜひ大切にしてください。
実は世の中の仕事は、すべて誰かの役に立つものだといえます。「働く」とは「傍(はた)を楽にする」と表現されるように、仕事を通じて社会や人を支えることが本質といえます。
しかし、人の役に立つ仕事は多様です。社会全体に貢献する仕事もあれば、一人ひとりに向き合いサポートする仕事、困りごとを解決する仕事、誰かを笑顔にする仕事もあります。
まずは、あなたにとって「人の役に立つ」とは何かを考え、その軸を見つけることが大切です。過去の経験を振り返り「自分が助けられた瞬間」や「人を支えたときの達成感」を思い出してみましょう。その体験こそが、あなたが仕事を通じてどのような形で役立ちたいのか見極めるヒントになります。
どのような仕事も、イメージと現実にギャップが生まれることは少なくありません。就職・転職に取り組む際には実際に働く人の話を聞き、現場のリアルを知ることで、より納得度の高いキャリア選択ができるでしょう。
大切なことは「人の役に立つ」という軸を持ちながら、自分がどのような形で関わりたいのか明確にすることです。
1.人の生活を支えたい
「人の生活を支えたい」という思いから、人の役に立つ仕事を目指す方もいるでしょう。たとえば、「生活に欠かせないインフラ関連の仕事に関わりたい」「多くの人が必要とする製品を製造し、社会に貢献したい」などの思いがある方は、人の生活を支えることに興味がある可能性があります。
食品を一つ買うにしても、それを作っている人やお店へ運んでいる人、売っている人など多くの人が関わっているものです。人の暮らしに密接し、普段の生活になくてはならない仕事は、働きながら「人の役に立っている」と実感しやすいでしょう。
2.人を喜ばせたい
人を喜ばせることが好きで、「誰かを笑顔にしたい」という思いから人の役に立つ仕事を目指す場合もあるでしょう。誰かが笑顔になると、自分まで笑顔になってしまうもの。コミュニケーションが好きだったり人を笑顔にすることに喜びを感じたりする方は、顧客と直接関われる仕事やクリエイティブ系の仕事にやりがいを感じられる可能性があります。
たとえば、ウエディングプランナーや販売職は、接客をとおして人を笑顔にできるでしょう。また、企画職やWebデザイナー、アーティストなどのクリエイティブ職は、自分の創作物で誰かの感情を動かしたり楽しい経験を提供できたりする可能性があります。
3.苦しんでいる人や困っている人を助けたい
人の役に立つ仕事がしたい方のなかには、苦しんでいる人や困っている人を助けたいという思いをもつ方もいるかもしれません。正義感が強くつらい思いをしている人を放っておけなかったり、誰かのお世話をするのが得意だったりする経験から、人を助ける仕事を視野に入れる場合もあるようです。
困っている人を助ける主な仕事には、病気や怪我をしている人などを支える医療系の仕事や、お年寄りを支える福祉系の仕事が挙げられるでしょう。また、クライアントの悩みや課題を解決するアドバイザーやコンサルタントなども、困っている人を助けられる仕事です。
次の項からは、それぞれのタイプ別に人の役に立つ仕事をご紹介していきます。「どう人の役に立ちたいか」をイメージしながら、興味を惹かれる仕事を探してみましょう。
また、「仕事で何がしたいか分からない…自分に合った仕事を探す方法を解説」では、自分がしたいことを見つける方法を解説しています。人の役に立つことのイメージがぼんやりしているという方は、あわせて参考にしてみてください。
人の生活をサポートする役に立つ仕事一覧
ここでは、人の生活をサポートできる役に立つ仕事をご紹介します。一口に「生活を支える」といっても支え方は幅広く、縁の下の力持ちとしてバックオフィス業務を担ったり、流通やインフラを支えるために現場で働いたりと、さまざまな方法があるのが特徴です。この項で主な職業について知り、どのように人の生活をサポートしたいかを考えるヒントにしてみてください。
人の生活をサポートする役に立つ仕事一覧
- 生活インフラに関わる仕事
- 専門職系の仕事
- バックオフィスの仕事
- 教育関係の仕事
- 公務員の仕事
バックオフィスの仕事
バックオフィスの仕事は、人々の生活を裏方として支えられる仕事といえます。以下で主な職種を紹介するので、参考にしてみてください。
事務系の職種
事務系の職種は、会社や現場の人たちを支えることで人々の生活に役立つ仕事といえます。職業情報提供サイトjobtagの「一般事務」によると、事務職の仕事内容は書類作成や伝票の整理、売上のデータ入力など。会社が円滑な経営活動を行ううえで欠かせない仕事です。
事務職の魅力は、未経験や無資格から挑戦できる求人があるほか、すべての業界で必要とされていることでしょう。直接的に人の生活を支える仕事というわけではないものの、社会生活や企業の運営を支える大切な仕事です。
事務職の種類や詳しい仕事内容については、「事務職とは?種類や仕事内容を解説!平均年収とおすすめの資格も紹介」のコラムをご覧ください。
参照元
職業情報提供サイトjobtag
一般事務
テレフォンオペレーター
テレフォンオペレーターとは、電話で顧客からの問い合わせに対応したり商品やサービスの勧誘を行ったりする仕事のこと。電話でのやり取りを通じて顧客の悩みや意見に耳を傾け、疑問の解決や商品・サービスをスムーズに活用するお手伝いができる仕事のため、人の役に立っていると実感しやすいといえます。
テレフォンオペレーターは未経験から挑戦可能なものの、顧客とコミュニケーションを取る仕事のため「企業の顔」として重要な役割をもっているのが特徴です。ブランドイメージや顧客満足度を高めるために、ビジネスマナーや傾聴力を鍛え、誠意をもって対応する姿勢が求められます。
生活インフラに関わる仕事
生活インフラに関わる仕事も、人々の暮らしに欠かせない職業の一つ。インフラの維持や生産、物流に直接携わることで、社会全体を支えることが可能です。
検針員
job tagの「検針員」によると、検針員とは水道や電気、ガスメーターの使用量を算出し、検針表を顧客に渡す仕事です。今の時代では、水道や電気、ガスは生活に欠かせないもの。円滑なインフラの運営を行う検針員は、人々の生活を支えている仕事といえます。
参照元
職業情報提供サイトjobtag
検針員
ドライバー職
ドライバー職にはさまざまな種類があり、トラックだけでなくバスやタクシーなどさまざまな場面で活躍している仕事です。トラックドライバーの場合は、主に宅配便や食品、日用品などを個人宅や小売店、倉庫などに運ぶのが主な業務。日本中に宅配便や生活必需品を届ける仕事のため、社会に欠かせない仕事といえます。
一方、バスやタクシーのドライバーは、目的地まで乗客を安全に輸送するのが仕事。交通手段として必要不可欠な乗り物であり、日々多くの人と接するなかで「人の役に立っている」と感じられるでしょう。
主なドライバー職の仕事内容や年収は、「高卒でドライバーの仕事はできる?必要な資格とは」のコラムで紹介しています
農家
農家とは、野菜や果物、穀物などを栽培する仕事のこと。人々の生活に欠かせない食を支える、大切な役割を担っています。
農林水産省の「農業機械メーカーが考えるスマート農業について」によると、日本の農業には「少子高齢化による農業人口の減少」「食料自給率が37%と先進国で最下位」といった課題があるのが現状です。農家になることで人々の生活を支えられるだけでなく、日本の社会問題に貢献することも可能といえます。
参照元
農林水産省
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専門職系の仕事
ここでは、エンジニアや技術職、通訳など、専門的な知識や技術を活かして人々の生活を支える仕事を紹介します。これらの仕事は、スキルを身につけることで手に職をつけられることも魅力の一つ。自分の得意な分野で長く働きたいという方は、ぜひ検討してみてください。
システムエンジニア
システムエンジニアとは、コンピューターのシステム開発やネットワークの構築を行う仕事です。インターネットが普及した現代において、需要が高まっています。
システムエンジニアの魅力は、Webサービスやアプリケーション、ITインフラなど、現代社会に欠かせないサービスに携われること。ショッピングサイトやマップ、ソーシャルゲームなどを生み出したり、消費者がインターネットをスムーズに使えるように整備したりと、IT化が進む社会全体にとって必要不可欠な存在といえます。ただし、企業によって扱う分野は大きく異なるので、就職を検討する際は仕事内容をしっかり確認しておく必要があるでしょう。
システムエンジニアについては、「未経験の第二新卒もSEを目指せる?必要なスキルや転職活動のコツを紹介!」のコラムをご覧ください。
技術職
技術職は、ものづくりを通して人の役に立つ仕事です。数学や情報工学、電気など理系分野の専門知識や技術を用いて、製造業の研究開発や設計・製造、建築業では個人宅や公共施設・道路の建築や整備などに関わります。
生活に必要な機器や製品、建造物を生み出したり維持したりする仕事なので、人々の生活を支えている実感を得やすいでしょう。専門的な知識・技術が求められるものの、なかには未経験の場合も挑戦できる求人もあるようです。文系から技術職に挑戦したい方は、「文系は技術職として働ける?向いている人の特徴や就職のコツを紹介」のコラムも参考にしてみてください。
通訳
異なる言語を話す人同士でのコミュニケーションに欠かせない通訳者も、人の役に立つ仕事といえます。海外旅行やビジネスシーン、国際的なイベントなど幅広い場面で活躍している仕事で、スムーズな意思疎通を行うために欠かせない存在です。
異文化交流の橋渡し役になれる通訳は、仕事をするなかで直接人の役に立っていると感じやすいのが魅力といえます。高い語学力や海外文化に関する知識が求められるため難易度は高めなものの、そのぶんやりがいも感じられるでしょう。
教育関係の仕事
子どもの成長に関わる教育関係の仕事も、人々の生活を支える役立つ仕事といえます。また、教育関係の仕事は、子どもだけでなく保護者の方にとっても必要不可欠。子育て世代全体をサポートするという点でも、欠かせない仕事といえるでしょう。
保育士
保育士は、保育所、児童養護施設、乳児園といった施設に勤務し、0歳から6歳までの乳幼児を保育する仕事です。共働き世帯が増えつつある昨今では、保育士の存在が欠かせないものになりつつあります。
保育士の魅力は、子どもの成長を間近で見られることや、働いている保護者の方を子育ての面からサポートできること。「人の役に立っている」と感じられる仕事といえます。
幼稚園教諭
job tag「幼稚園教員」によると、幼稚園の教員は、子どもの心身の発達を促すために教育を行う仕事です。3歳から6歳までの園児を対象とし、集団生活のマナーやルールをはじめ、文字、数字、工作、歌といった課題に遊びながら取り組みます。
幼児教育を通して子どもの発達を手助けしたり、できなかったことができるようになる子どもの姿を間近で見られたりするのが仕事の魅力です。
参照元
職業情報提供サイトjobtag
幼稚園教員
塾講師
塾講師は、勉強を通して子どもの成長を支える人の役に立つ仕事です。主に小学生から高校生までを対象に、勉強のサポートや受験対策、学習指導を行います。集団授業の塾では学校の授業と同じ形式で教え、個別指導塾では先生1人が生徒1~3人ほどの少人数を相手に教えることが一般的なようです。
塾講師の魅力は、成績アップや志望校合格などの目標に向けて頑張る生徒をすぐ近くでサポートし、応援できること。一緒に目標を達成したり子どもたちや保護者の方から感謝されたりすると、「人の役に立っている」と感じられるでしょう。
教育系の資格
教育系の資格や免許には、「保育士資格」「幼稚園教諭」「教員免許」などが挙げられます。厚生労働省の「保育士になるには?」によると、保育士資格を取得する方法は「指定保育士養成施設を卒業する」「学歴や実務経験の要件を満たして保育士試験を受験する」の2つ。また、job tagの「幼稚園教員」「小学校教員」によると、幼稚園教諭や教員免許を取得するには、大学や短大などで教員になるための勉強をし、卒業する必要があります。
教育系の仕事のなかには資格や免許が必須なものもあり、取得することで求人の選択肢が広がる効果が期待できるでしょう。教育系の仕事に興味があり、資格や免許を取得して長く働き続けたいと考えている方は、取得を検討するのも手です。
資格がなくてもできる教育系の仕事は、「子供と関わる仕事がしたい!保育士以外の資格なしで働ける職業などを紹介」のコラムで詳しく解説しています。
参照元
厚生労働省
保育士を目指す方のためのポータルサイト「ハローミライの保育士」
職業情報提供サイトjob tag
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公務員の仕事
公務員の仕事は、地域の治安維持や発展に大きく関わる仕事であり、地域住民の役に立つ仕事といえます。ここでは、「警察官」「消防士」「自衛官」といった国民の安全を守る職種についてご紹介するので、参考にしてみてください。
警察官
警察官は住民が安心して暮らせるよう、地域の治安を守る仕事です。事件や事故といった緊急事態に対応するために業務に従事します。「人々の役に立ちたい」といった正義感はもちろん、体力や冷静な判断力も必要です。
警察官になるには警察官採用試験に合格したうえで、警察学校で法令や事件・事故などの対応についての知識や技術を身につける必要があります。業務において命の危険にさらされる可能性もあり、大きな責任感と覚悟がともなう職種といえるでしょう。
消防士
火災や地震、交通事故などの現場で災害時の救助活動を行う消防士は、人の命や地域の安全を守る仕事です。また、救助活動以外の業務として、教育施設やイベントで防災指導を行うことも。事故や災害の対応だけでなく、予防においても重要な役割を担っています。
消防士になるには、公務員試験に合格したのち、消防学校で消防に関する知識や技術、実践訓練などを受けるのが流れです。危険と隣り合わせの現場で人助けに尽くすために、持久力や体力、実践的な救命技術、臨機応変な判断力などが高いレベルで求められる仕事といえます。
自衛官
自衛官は、陸・海・空における日本の領海・領土を外部の攻撃から守り、国民の平和を守る仕事です。そのほか、大きな災害時には被災地に出動し救助・救援活動を行います。
自衛官になるには、中学や高校、大学を卒業したあとに採用試験を受けるほかに、自衛隊を養成する防衛大学校や高等工科学校を卒業する方法も。体力や専門的な知識・スキルだけでなく、国を守るための使命感や責任感が必要な仕事なため、「日本を守りたい」「日本国民の役に立ちたい」という強い思いが求められます。
公務員の資格
一部の専門職を除いては、公務員を目指すうえで必要な資格はありません。ただし、公務員として働くには、「公務員試験」を受けて合格する必要があります。公務員試験は基本的に「筆記試験」と「面接」で構成されており、筆記試験では受験する職種によって出題される内容が異なるため対策が必要です。
また、公務員試験は年齢制限があります。たとえば、令和7年度警視庁採用サイトの「採用案内(警察官)」によると、2025年度の場合は1990年4月2日以降に生まれた人が対象です。また、防衛省の「募集種目一覧」によると、自衛隊幹部候補生は22歳以上26歳未満、自衛官候補生は18歳以上33歳未満とされています。このように、公務員の年齢制限は応募する職種によって異なるのが特徴です。公務員を目指す際は、気になる自治体や職種の応募要件をよく確認しておきましょう。
参照元
令和7年度警視庁採用サイト
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防衛省
受験について知る
人の笑顔や喜びにつながる役に立つ仕事一覧
笑顔や喜びにつながる人の役に立つ仕事をご紹介します。接客の仕事やクリエイティブ系の仕事は、間近で人の喜ぶ姿が見られたりクリエイティブで人々の感情に訴えかけたりすることが可能です。「誰かを笑顔にしたい」「喜ばせたい」という方は、この項で自分の希望を叶えられる仕事がないか探してみましょう。
人の笑顔や喜びにつながる役に立つ仕事一覧
- 接客・販売の仕事
- クリエイティブ系の仕事
接客・販売の仕事
接客・販売の仕事は、お客さまの笑顔や嬉しそうな顔を間近で見られるのが大きな魅力です。飲食店やアパレル、娯楽施設など活躍できる場所が多くあるので、さまざまな選択肢から自分に合った仕事を見つけられる可能性があります。
飲食店の店員
人の笑顔や喜びを引き出す仕事として、飲食店の店員が挙げられます。おいしいものを食べると、人は心身ともに満たされて笑顔になりやすいもの。飲食店の店員はおいしいご飯を食べて喜ぶ姿や笑顔に触れやすく、「人の役に立っている」と感じられる可能性があります。
飲食店の店員のメリットは、ホールとキッチンのどちらかの仕事を選べること。お客さまと直接コミュニケーションを取りたいならホール、自分の料理で笑顔を増やしたいならキッチンというように、自分の適性や希望に合わせてどちらの仕事にするか検討することが可能です。
アパレルスタッフ
アパレルスタッフの仕事は、店舗でブランドの洋服を売ること。お客さまを接客しながらコーディネートの悩みを解決したり、好みに合った洋服を提案できたりすると、お客さまを笑顔にできたり感謝の言葉をもらえたりします。そのため、「人の役に立っている」と感じられるでしょう。
アパレルスタッフはコミュニケーション能力が求められる仕事であり、特別な経験や資格はいらない求人も一定数あります。そのため、未経験から挑戦できる可能性があるでしょう。
受付や窓口のスタッフ
商業施設やオフィスの受付・窓口スタッフも、人の役に立てる仕事の一つ。具体的な仕事内容は、来客対応や情報管理、データ入力などです。受付の仕事のもっとも重要な役割は、来訪者をスムーズに案内し、社内の担当者につなげること。会社の顔として気持ち良い接客ができたり、取次を円滑に行えたりすると、やりがいや達成感を得られるでしょう。
受付や窓口の仕事内容については、「受付の仕事内容とは?種類ごとに違う?向いている人や身につくスキルを紹介」のコラムで解説しています。施設ごとの仕事内容の違いや向いている人の特徴も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
遊園地やテーマパークのスタッフ
誰かの笑顔を間近で見たいなら、遊園地やテーマパークのスタッフもおすすめの仕事の一つ。テーマパークの特徴は、世界観やコンセプトを守るためのホスピタリティや接客技術が求められることです。自分の接客によって誰かを笑顔にできたり、テーマパークを楽しんでもらえたりすると、「役に立っている」という実感を得られるでしょう。
インストラクター
インストラクターとは、スポーツクラブやジムなどで、お客さまに合わせた指導を行う仕事です。ダイエットや身体づくり、アスリートの肉体管理など、お客さまによって運動をする目的や目指したい姿はさまざま。一人ひとりに合わせた指導を行うなかでお客さまと信頼関係を築けたり、目標を達成した際には喜びを分かち合えたりするため、やりがいや充実感を得られます。
job tagの「スポーツインストラクター」によると、インストラクターになるために特別な経験や資格は不要なことが一般的です。ただし、スポーツの経験や人体についての知識が求められやすいため、未経験から挑戦する際は未経験可の求人を中心に選んだり、入職後に学んだりする努力が必要といえます。
参照元
職業情報提供サイトjob tag
スポーツインストラクター
クリエイティブ系の仕事
クリエイティブ系の仕事は、自分の携わった創作物を通して多くの人の感情を動かしたり、笑顔にさせられたりするのが大きな魅力。ここでは、デザインや美容、アーティストなどの分野からいくつかの職業を紹介します。デザインセンスに自信のある方や、クリエイティブな仕事に興味のある方はぜひご覧ください。
企画職
企画職とは、新しい商品やサービスの企画立案を行い、プロジェクトを進行する仕事のことです。企画職に求められるのは、消費者のニーズやトレンドを分析し、ヒット商品を生み出すこと。責任の大きい仕事ではあるものの、生み出した商品やサービスが多くの人に受け入れられたり評判が良かったりすると、「自分の考えた商品が誰かを笑顔にしている」という達成感を味わえます。
企画職では、発想力や提案力に加え、マーケティングの知識やコミュニケーション能力も必要です。「企画職とは?主な仕事内容や向いている人を解説!必要なスキルも知ろう」のコラムで詳しい仕事内容や求められる能力を紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
デザイナー職
グラフィックデザイナーやWebデザイナーなどのデザイナー職も、デザインで人を笑顔にできる可能性のある仕事です。グラフィックデザイナーは商品パッケージや広告、ポスターなど、WebデザイナーはWebサイトのデザインを担当します。
デザイナー職の魅力は、自分のデザインが多くの人の目に留まる可能性があることです。また、デザインを担当した商品が売れたり、Webサイトの訪問者や利用者が増えたりと成果が目に見えやすいことも魅力といえます。「自分のデザインが多くの人を楽しませている」「売上に貢献できている」といった満足感を味わえるでしょう。
デザイナー職の種類やそれぞれの仕事内容については、「デザインの仕事を未経験から目指すのは厳しい?必要な能力やなり方を解説!」のコラムで詳しく紹介しています。
ネイリスト
ネイリストは、お客さまの爪をきれいに整えたりネイルアートを施したりする仕事です。お客さまの希望に沿ってデザインを決定し、爪のケアやデザインを行います。また、施術中はコミュニケーションを取り、リラックスできる空間を作り出すのも業務の一環です。
施術によってお客様を笑顔にできたり、感謝の気持ちを伝えてもらえたりするのが魅力。「人の役に立っている」と感じられるでしょう。
美容系の仕事で人の役に立ちたい場合、ネイリスト以外にも美容師やエステティシャンなどの選択肢があります。「美容業界の仕事とは?代表的な勤務先や職種、就職・転職するコツを解説」のコラムで代表的な仕事を紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
アーティスト
絵画や彫刻・音楽といった芸術作品や、漫画・小説といったエンタメ作品を生み出すアーティストも、人の役に立つ仕事といえます。芸術作品やエンタメ作品は人の心を大きく動かす可能性を秘めており、感動させたり元気にさせたりできることも。自分の生み出した作品によって笑顔や活力などプラスの感情を生み出せることに対し、やりがいや人の役に立っている実感を得られる可能性があります。
動画クリエイター
動画クリエイターとは、その名の通り動画を制作する仕事のことです。クライアントから依頼された動画を作るパターンと、自分で企画や撮影、編集まですべての作業を行い、動画投稿サイトにアップロードするパターンがあります。後者は「インフルエンサー」とも呼ばれ、近年注目が高まっている仕事です。
動画クリエイターの魅力は、自分が作った動画で多くの人を笑顔にできる可能性があること。SNSやショート動画の人気の高まりにあわせて需要が高まっている仕事でもあり、活躍の場が広がることも期待できます。
お笑い芸人
人を笑顔にする仕事として、お笑い芸人も挙げられます。お笑い芸人とは、テレビや舞台で漫才やコントといったネタを披露し、観客や視聴者を笑顔にする仕事です。
人を笑わせることが好きな方や誰かを笑顔にしたい気持ちが強い方にとっては、やりがいを感じられるでしょう。
「珍しい仕事58選!自分に合った仕事を見つけるコツを紹介します」のコラムでは、アーティストや動画クリエイターをはじめ、珍しい仕事を紹介しています。「あまりない方法で人の役に立ちたい」という方は、あわせて参考にしてみてください。
苦しんでいる人や困っている人の役に立つ仕事一覧
苦しんでいる人や困っている人の役に立つ仕事としては、福祉関係の仕事や課題を解決するコンサル・アドバイザー系の仕事などが挙げられます。なかには難易度の高い仕事もあるものの、人の役に立つ仕事の一例として参考にしてみてください。
苦しんでいる人や困っている人の役に立つ仕事一覧
- 人の悩みや課題を解決する仕事
- 医療関係の仕事
- 国際関係の仕事
人の悩みや課題を解決する仕事
キャリアや事業の運営、人生設計といった悩みや課題を解決する仕事も、人の役に立つ仕事といえるでしょう。ここでは、専門的な知識を活用して人々の悩みや課題を解決に導く職業を、いくつかご紹介します。
キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーとは、主に仕事を探している人を対象に、職業相談や自己分析のお手伝い、選考対策のアドバイスなどを行う人のこと。仕事を探している人の悩みは「適職が分からない」「就職活動をどう進めれば良いの?」など多種多様であり、アドバイザーは一人ひとりの悩みや不安に寄り添いながら仕事探しをサポートする必要があります。
キャリアアドバイザーは、就職活動を支援するなかで、「自分のやりたいことが分かった」「就職に向け自信がもてるようになった」などの声を聞けるのが大きな魅力です。悩んでいる人を助けたい気持ちが強い方にとっては、やりがいを感じて働ける可能性があります。
コンサルタント
コンサルタントとは、企業や個人の抱えるビジネス上の悩みに対し、専門的な知識や経験をもとにアドバイスを行う仕事のこと。携わる分野によって「経営コンサルタント」「人事コンサルタント」など種類が別れています。
相談に来るクライアントによって悩みが異なるため、コンサルタントは課題の原因や背景を把握したうえで解決策を提案しなくてはいけません。難しい仕事ともいえますが、そのぶんクライアントの悩みや課題が解決したときはやりがいや人の役に立っている実感を得やすいでしょう。
コンサルタントの仕事については、「コンサルタントの仕事」のコラムで詳しく解説しています。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーとは、クライアントごとの資産計画(ファイナンシャルプランニング)を立て、実現に向けサポートする専門家のこと。社会保険や税制度、資産運用、相続などお金に関する幅広い知識をもとに、「家を買いたい」「貯金をして老後に備えたい」といったクライアントの夢や目標を叶えるためのプランニングを立てます。
多くの人の悩みに寄り添い、専門的な知識を活用して解決に導く仕事のため、「人の役に立っている」と感じられる場面も多いでしょう。
カスタマーサクセス
カスタマーサクセスは、自社の商品やサービスを購入したクライアントを対象にそれらを活用したビジネス戦略を立てたり活用支援を行ったりし、ビジネスを成功に導く仕事のことです。商材に対しての深い知識をもとに「この商品(サービス)をどのように活用すれば売上が上がるか」「どうすればクライアントの課題を解決できるか」を考え、アドバイスやサポートを行います。
カスタマーサクセスは、サブスクリプションサービスの普及によって需要が高まっているようです。ニーズにあわせた対応をすることでクライアントの満足率を高められたり解約率を低く抑えられたりし、人の役に立てる仕事といえるでしょう。
弁護士
法律の専門家としてトラブルや事件を解決に導く弁護士も、人の役に立つ仕事の一つ。job tagの「弁護士」によると、民事事件では離婚や相続など生活のなかで起こるトラブルを対象に、クライアントの利益を守るのが役割です。一方、刑事事件では被疑者や被告人の弁護人として、えん罪防止を目的に無罪の可能性を追及します。
弁護士になるには法科大学院に進学するか予備試験を受けたのちに司法試験に合格する必要があり、難易度の高い仕事といえるでしょう。しかし、困っている人や苦しんでいる人の利益や人権を守り、寄り添うやりがいある仕事です。
参照元
職業情報提供サイトjob tag
弁護士
医療関係の仕事
病気や怪我で苦しむ人を助ける医療従事者は、人の役に立つ仕事として挙げられやすいでしょう。そのなかでも認知度の高い職種をご紹介します。
医師
医師は命に直接関わる専門職であり、高度な知識と技術が必要となります。治療行為を行えるのは医師免許を持つ医師のみで、医師免許を取得するためには、医学部に6年間通ったあと、国家試験に合格しなくてはなりません。難易度が高く資金もかかるため、誰にでも目指せる職種とは言い難いですが、社会的な信頼度が高く、患者から直接感謝されやすい職業であるといえます。
薬剤師
薬剤師は、薬の専門家として調剤や薬剤管理などを行う仕事です。患者ごとの体調や処方薬をチェックし、「副作用は問題ないか」「飲み合わせの悪い薬が出されていないか」などを確認。また、薬の飲み方や効果を説明する服薬指導も行い、患者の安全や健康を守る役割を担っています。
薬剤師になるには、薬学部や薬科大学で6年間学び、国家試験に合格しなくてはいけません。難易度は高いものの、医療分野では欠かせない仕事の一つであり、患者の安心や安全を守っていると感じられる職業といえます。
看護師
看護師は医師の指示に従って患者の治療や診察をサポートするのが仕事です。入院患者の身の回りを整えたり、精神面に寄り添ったりといった業務も行います。患者との距離が近いぶん感謝の声がより届きやすく、やりがいも大きいと考えられるでしょう。
看護師になるためには教育機関で学んだのち、国家試験に合格する必要があります。看護師免許を取得するまでにはある程度の時間が掛かるものの、取得後は病院以外にも保育園や介護・福祉施設などで働けるため、就職先の幅も広がるでしょう。
助産師
助産師は出産の介助に特化した職種で、妊婦・産婦への指導、分娩のサポート、新生児のケアなどが主な業務です。新しい命の誕生をサポートする仕事は責任が大きく、同時にやりがいを感じられる職種といえます。
助産師になるには、看護師国家試験に合格したあとに、さらに助産師国家試験を受け合格しなくてはいけません。なお、看護師は男性も目指せますが、助産師は女性のみに限定された資格です。
リハビリの専門職
病気や怪我などによって低下した体の機能を回復させるための支援を行うのが、リハビリの専門職です。分野によってさまざまな職種に別れており、以下は代表的な仕事を抜粋したものです。
- ・理学療法士:物理療法や運動療法を用いて運動機能の回復を図る
- ・作業療法士:食事や歯みがき、家事など生活のなかの動作を取り入れた訓練を行い、日常生活への復帰を目的に支援する
- ・言語聴覚士:言語障がいや嚥下機能に困難のある人を対象に、機能回復を目的とした訓練を行う
主な勤め先は医療機関、福祉施設、教育施設など。患者のQOL(生活の質)の向上をサポートするリハビリ専門職は、本人やその家族から感謝を伝えられる機会が多い職種です。
心理カウンセラー
心理カウンセラーは、悩みや不安を抱えた人を支え、支援を行う仕事です。job tagの「カウンセラー(医療福祉分野)」によると、患者の抱えている悩みや問題を解決するために、カウンセリングや心理検査、心身のケアなどを行うのが主な業務です。
カウンセラーの仕事に役立つ資格としては、臨床心理士や公認心理師が挙げられます。どちらも大学や大学院で専門的な知識を身につける必要があり、難易度の高い資格といえるでしょう。しかし、取得後は医療分野はもちろん、学校や福祉施設、一般企業などさまざまな場面で活躍でき、苦しんでいる人のためにやりがいをもって働くことが可能です。
参照元
職業情報提供サイトjob tag
カウンセラー(医療福祉分野)
医療事務
医療事務は、病院やクリニックなどの医療機関で事務全般を行う仕事です。主な業務には、外来患者の応対や会計を行う「受付・会計業務」、病棟にて入退院の案内や費用説明を行う「クラーク業務」、診療報酬明細書(レセプト)を健康保険組合に請求する「レセプト業務」などがあります。
医療事務は患者と直接接する機会が多く、接客業的な側面もあるため、人の役に立っていると実感しやすい職種です。医療事務の働き方や仕事に役立つ資格などは、「医療事務の仕事はきついって本当?メリットや未経験から働くポイントを紹介」のコラムをご覧ください。
国際関係の仕事
世界平和や発展途上国の支援などのために国境を越えて国際的な仕事に従事する職種は、グローバルに人の役に立つ仕事といえます。「語学力を活かして人の役に立ちたい」「世界中の困っている人を助けたい」という方は、この項で紹介する職種を参考にしてみてください。
国連スタッフ
国際機関の中心である国際連合で働くのが国連スタッフです。世界平和への貢献が事業の根幹にあり、紛争や環境といった問題の解決に取り組みます。貿易、金融、環境、ITなど職種は多岐にわたりますが、それぞれ専門的な知識と高い語学力が必要です。
国連スタッフになるために特定の資格はなく、性別・年齢・国籍などの制限も少ない傾向にあります。難易度は高めであるものの、国際社会や世界中の人々のためにやりがいを感じて働ける仕事でしょう。
NGOのスタッフ
NGOとは、政府以外の組織が立ち上げている民間団体のこと。日本語に訳すと「非政府組織」と呼ばれ、非営利で国際的な支援活動を行っています。
NGOによって特色が異なり、子ども支援や貧困地域の開発、環境保全など、さまざまなテーマでプロジェクトを組んでいるのが特徴です。自分の興味のある分野や得意な分野で国際的な支援に従事でき、人の役に立っていることを実感できる仕事といえます。
未経験や資格なしで挑戦できる!人の役に立つ仕事4選
なかには、「経験や資格はないけれど人の役に立ってみたい…」とお悩みの方もいるでしょう。これまでにご紹介した人の役に立つ仕事には、資格や免許が必要なものもあれば、そうでないものもありました。
ここでは、特に未経験や資格なしから挑戦できる可能性がある、人の役に立つ仕事をご紹介。身近な職業を中心にご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1.ブライダル関係
人の笑顔や喜ぶ姿に間近で触れられるブライダル関係の仕事は、経験や資格を問わず挑戦できる可能性があります。ブライダル関係の仕事の具体例は、「ウエディングプランナー」「式場スタッフ」「フォトウエディングのスタッフ」など。民間の資格を取得したりブライダルの専門学校を卒業したりする道もあるものの、入社後に研修で仕事を学べる求人も一定数あるようです。
人生の晴れ姿をお披露目する「結婚式」は、利用者の記憶に残るやりがいのある仕事といえるでしょう。華やかな場所が好きな人、相手を喜ばせたい人に向いているといえます。
ブライダル業界の代表的な仕事の一つであるウエディングプランナーについては、「高卒でウエディングプランナーになるには?おすすめの資格も解説します」のコラムで詳しくご紹介。仕事内容だけでなく向いている人の特徴や主な職場も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.葬儀屋
大切な人とのお別れの場に立ち会う葬儀屋も、未経験や無資格から始められる可能性のある人の役に立つ仕事です。遺族にとって葬儀は、故人を偲んで思い出を分かち合う大切なセレモニーといえます。遺族に寄り添い、お別れの場を作り上げて式を執り行う葬儀屋は、社会に欠かせない大切な存在です。
葬儀に関わる主な仕事には葬祭ディレクターや納棺師、葬儀場のスタッフなどが挙げられるでしょう。葬儀に関する知識や納棺に関する技術は就職後に習得できる場合もあり、経験や資格の有無に関わらず応募可能な求人もあるようです。「悲しんでいる人をサポートしたい」「故人をしっかりと送りたい」といった気持ちのある方は、やりがいをもって働ける可能性があります。
3.清掃スタッフ
オフィスビルや院内施設、娯楽施設などの清掃スタッフも、未経験から目指せる可能性のある人の役に立つ仕事です。人の出入りが激しい施設や建物は、清掃スタッフがいないとすぐに汚れたり傷んだりしてしまうことも。その点で需要がなくなることは考えにくく、安定して働ける可能性があります。
清掃スタッフの魅力は、活躍の場が幅広いことです。商業施設や大きな建物の清掃では、きれいな環境を整えていることがやりがいや達成感につながるでしょう。また、個人宅のハウスクリーニングや特殊清掃などでは、清掃についての困りごとを解決できたり、直接感謝の言葉をもらえたりすることも。自分自身の適性や希望に合わせて、自分に合った清掃の仕事を選べるのがポイントです。
「清掃業の仕事内容とは?メリット・デメリットと向いている人の特徴もご紹介」のコラムで清掃スタッフの活躍している場所や、仕事の魅力を紹介しています。あわせてご覧ください。
4.介護職
未経験から挑戦できる可能性のある人の役に立てる仕事として、介護職も挙げられます。介護職とは、ご高齢の方の自立支援や身の回りのサポート、レクリエーションなどをとおして日常生活を支援する仕事です。少子高齢化に伴い需要が高まっている一方で人手不足の傾向があり、未経験者も積極的に応募している求人が一定数あります。
日々の暮らしに密着した支援を行う介護職は、利用者の方の生活を支えている実感を得やすいほか、直接感謝の言葉をもらえる場面も。そのため、「人の役に立っている」とやりがいを感じながら仕事に取り組めるでしょう。
介護職を未経験から目指すことを検討している方は、「未経験から介護職に転職したい!無資格で大丈夫?志望動機の例文も紹介」のコラムもご覧ください。
介護系の資格
福祉系の資格には、「介護職員初任者研修」「実務者研修」「介護福祉士」などが挙げられます。このうち「介護職員初任者研修」「実務者研修」は実務経験がなくても受講でき、未経験の方も介護の仕事に必要な技能や知識を身につけることが可能です。
一方、介護福祉士は国家資格であり、「養成学校で教育課程を経て試験を受験する」「実務者研修を受講したうえで実務経験を3年以上積む」などの条件を満たさなくては受験できません。介護職に関連する資格は「高卒から介護職になれる?資格は必要?給料や年収面も詳しく解説」のコラムで詳しく紹介しています。上記では主な未経験・資格なしから挑戦できる人の役に立つ仕事をご紹介しましたが、コラムの冒頭で述べたように、どのような仕事も何らかの形で人の役に立っています。一口に「人の役に立つ」といっても、仕事によって人の役に立つ方法はさまざま。そのため、仕事探しの際はできるだけ幅広い業界や職種をチェックし、自分らしい方法で人や社会に貢献できる仕事を探してみるのがおすすめです。
未経験や資格なしから挑戦できる仕事は「資格がなくてもできる仕事はある?おすすめの職種を12種ご紹介!」のコラムで紹介しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
人の役に立てる仕事を選ぶメリット
「人の役に立つ仕事をしている」という実感を得ながら働けると、モチベーションが上がったり、やりがいを感じられたりと、さまざまなメリットがあるでしょう。ここでは、人の役に立っていると実感しながら仕事をするメリットについて詳しく紹介していきます。
仕事のモチベーションややりがいを得られる
仕事のモチベーションややりがいを得やすいことが、人の役に立てる仕事を選ぶ大きなメリットです。仕事を通して人や社会に貢献できていると実感することで、やりがいや充実感、満足感を得られるでしょう。
仕事のモチベーションややりがいは、仕事を続けるうえで大切な要素の一つ。実際に、ハタラクティブの「若者しごと白書2025 3-4. 就職活動・転職活動を始めたきっかけ」によると、正社員が就職・転職活動を始めたきっかけの2位は、「やりがい・達成感がない(25.6%)」ことでした。やりがいの有無が仕事への姿勢やモチベーションに大きな影響を与えていることが分かるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
自分自身も成長できる
人の役に立つ仕事をすることが、自分の成長につながる場合もあります。仕事を行ううえで人の役に立ち感謝されることが増えると、「もっと人の役に立ちたい」という向上心が芽生えやすくなるためです。新たな資格やスキルを習得する動機づけにもなります。
人の役に立つためのスキルアップや資格取得が仕事に役立ち、結果的に昇給や昇格などキャリアに良い影響を与えることも。評価を得ることでさらにやりがいを感じる好循環が生まれる可能性があります。
自分に合っていて成長できる仕事とは、自分の価値観や興味に合っていて、日々の業務への取り組みに充実感を得られる仕事のことです。たとえば、クリエイティブな活動に興味がある場合、デザイン、ライティング、映像制作などの仕事に就くと充実感を得られる可能性があります。また、人と関わることが好きな場合、営業、カスタマーサポート、教育関連などの仕事に就くと、充実感を得やすいでしょう。
一定の需要があり長く働ける可能性がある
人の役に立つ仕事はそのぶん需要が高く、長く働ける可能性があります。人々が豊かで文化的な生活を送るためには、医療や教育、インフラ関係といった社会に必要不可欠な仕事だけでなく、商業施設やエンタメ作品といった娯楽も欠かせません。このコラムで紹介した仕事も、長く必要とされる仕事であると考えられるでしょう。
「社会に今求められている仕事をしたい」「将来的に伸びる仕事で人の役に立ちたい」という場合は、業界の成長性や社会情勢、トレンドなどを加味して判断するのがおすすめ。「これからの仕事とは?需要や将来性のある職業・業界と転職ポイントを解説!」のコラムでこれから需要が高まることが見込まれる仕事を紹介しているので、あわせて確認してみてください。
人の役に立つ仕事に未経験から就職・転職するコツ
ここでは、自分に合った人の役に立つ仕事を見つけ、未経験からの就職・転職を成功させるためのコツを紹介します。長く働ける仕事を見つけるには、「人の役に立つかどうか」だけでなく、「自分にとって働きやすい仕事か」も大切なポイントです。この項で自分に合ったやり方で人の役に立てる仕事を見つける方法を知り、仕事探しに活かしてみてください。
どのような形で人の役に立ちたいかを考え、未経験者を育成する制度が充実した企業を選ぶことが大切
「人の役に立つ」という定義は幅広いので、まずは自分がどのような形で人の役に立ちたいのかを具体的に考えてみてください。たとえば、直接的に人の役に立ちたい場合は、福祉や医療の分野、教育関連の仕事などが候補になるでしょう。また、自分の得意なことを活かして間接的に誰かの役に立ちたい場合は、幅広い業界や職種が候補となります。具体的には、ITエンジニアとしてシステムを開発して人々の生活を便利にしたり、コンサルタントとして企業の経営課題を解決したりすることにより、誰かの役に立つことが可能です。
未経験から人の役に立つ仕事に就くためには、未経験者を育成する風土があり、教育やサポートの体制が整っている企業を選ぶことが大切。研修制度やOJT(職場での訓練)が充実している企業に就職すれば、基礎的な知識やスキルを効率良く身につけながら、人の役に立つ仕事ができるようになるでしょう。
なぜ人の役に立ちたいのかを明確にする
自分に合った人の役に立つ仕事に就くには、「なぜ人の役に立ちたいのか」を明確にすることが大切です。このコラムの「仕事でどのように人の役に立ちたいのかを明確にしよう」も参考にしつつ、「困っている人を一人でも減らしたいから」「誰かに喜んでほしいから」など、人の役に立ちたい自分なりの理由を探ってみましょう。
「なぜ人の役に立ちたいのか」が分かると、仕事探しの方向性が定まりやすくなります。始めに理由を明確にすることで、仕事のミスマッチも減らせるでしょう。
自己分析と企業研究で自分の適性に合った仕事を知る
人の役に立ちたい理由が分かったら、自己分析と企業研究を行い、自分の適性に合った仕事を見つけることが大切です。ここでは、自己分析と企業研究について、それぞれのやり方を解説します。
自己分析
自己分析とは、これまでの経験を振り返って自分の強みや弱み、価値観などを洗い出す作業のこと。強みや弱み・価値観が分かることで自分のやりたいことや適性が明確になったり、自分に合った仕事を見つけるヒントを得られたりします。
自己分析では、これまでの仕事やプライベート、学生時代の経験を振り返り、「何が苦手だったか」「どのような作業が好きだったか」などを明確にしてみましょう。いくつか書き出したら、さらに「苦手を乗り越えられたのはなぜか」「好きな作業に共通点はないか」などを探ります。エピソードの掘り下げを行い、自問自答を繰り返すことで、少しずつ自分の考え方や得意不得意が見えてくるでしょう。
自己分析の方法については「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムもあわせてご覧ください。
企業研究
企業研究とは、気になる企業の動向や社風を調べる作業のこと。企業のWebサイトや四季報で調べたり、説明会や見学会に参加したりして、「どのように人の役に立っているか」「仕事内容や働き方」「社風」などをまんべんなくリサーチするのがおすすめです。ミスマッチのリスクを最小限に抑えるためにも、積極的に取り組んでみましょう。
企業研究の方法は、「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムで詳しく解説しています。
選考対策をする
自己分析と企業研究で自分に合った仕事が分かったら、選考対策を行いましょう。具体的には、選考段階に応じて応募書類の作成や面接対策などを実施します。これまでに分かった人の役に立ちたい理由や自己分析、企業研究の結果を掛け合わせ、「応募先で自分の強みをどのように活かして貢献できるか」をアピールすることがポイントです。企業ごとの特徴や求める人物像をとらえたうえで意欲や強みをアピールすることで、説得力のある志望動機や自己PRにつながるでしょう。
応募書類の作成方法や面接対策については、それぞれ「履歴書の書き方!【見本付き】職歴・学歴・志望動機などの作成方法を解説」「面接対策のやり方は?押さえておきたいポイントと注意点を解説」のコラムをご覧ください。
転職エージェントで人の役に立つ仕事を探すのもおすすめ
「人の役に立つ仕事をしたいけど、どうやって見つけたらいいか分からない」という方もいるでしょう。就職先や就活方法が分からず迷っている人は、転職エージェントを活用することをおすすめします。エージェントでは、就職・転職活動に詳しい専任のキャリアアドバイザーが、一人ひとりに合ったサポートを実施。適性に合った人の役に立てる仕事を紹介してくれたり、選考対策のアドバイスがもらえたりするため、仕事探しに不安のある方も安心です。
「人の役に立つ仕事がしたいけど、自分に合っている仕事が分からない」とお悩みの方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは20代の若年層に特化した就職・転職支援サービスです。業界や職種に関わらず、未経験者を積極的に採用する企業の求人が充実しているため、未経験や資格なしの方も安心して求職活動を進められるでしょう。また、専任のキャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングを実施し、仕事に求めるものや希望条件、適性などを見極めたうえで求人をご紹介します。じっくりと納得いくまで、自分に合った人の役に立つ仕事を探せるでしょう。
また、求人の紹介だけでなく、履歴書の添削から面接練習など幅広くサポート。サービスはすべて無料ですので、お気軽にご相談ください。
人の役に立つ仕事に就きたい人が、エージェントを活用する際のポイントは「自分がどのように貢献したいのか」を明確に伝えることです。たとえば「目の前の人を支えたい」「社会全体に影響を与えたい」など、自分が求める役割を整理しておくと、あなたに適した求人を紹介してもらいやすくなります。
また、エージェントには「人の役に立つ仕事」に強い企業や職種の情報が蓄積されています。業界の動向や働き方についてのリアルな情報を得ることで、入社後も現実とのギャップを感じにくく、納得感のある転職を実現できるでしょう。
人の役に立つ仕事に関するFAQ
ここでは、人の役に立つ仕事に関して多くの人が抱えている疑問や不安について、Q&A方式で回答します。
英語を活かした人の役に立つ仕事はありますか?
英語を活かせる人の役に立つ仕事は幅広く、空港の職員や接客業のスタッフなどが挙げられます。空港にはキャビンアテンダントやグランドスタッフなどの仕事があり、海外から訪れた人と英語でやり取りする場面も多いでしょう。また、インバウンドで観光客が増えている近年では、観光地の飲食店や小売店・ホテルなどで接客を行うスタッフも英語を活かせる仕事です。
英語を活かせる仕事については、「英語を使う仕事一覧15選!求人の探し方や未経験での挑戦方法も解説」のコラムで複数ご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
人の役に立つ高収入の仕事はありますか?
人の役に立つ仕事のなかでも、専門的な知識・スキルや資格が必要な仕事は高収入を狙いやすいといえます。たとえば、医師や弁護士などが挙げられるでしょう。
ただし、専門職は資格の取得や知識・スキルの習得まで時間が掛かりやすく、難易度が高めといえます。「高収入の仕事ランキング!無資格・未経験から年収アップを目指す方法を解説」では高収入を目指せる仕事を紹介しているので、チェックしてみてください。
人の役に立つ仕事の志望動機をどう作成すれば良いか分かりません
志望動機を作成するときのポイントは、「なぜその企業でなくてはならないのか」を明確にすることです。ただ「人の役に立ちたいから」というだけでは、面接官に「ほかの企業でも良いのでは」と思われてしまう恐れも。「一人ひとりに寄り添う接客に感銘を受けた」「貴社であれば高いホスピタリティでお客さまを満足させられるサービスを提供できると考えた」など、企業の理念や事業内容に合わせて志望動機を考えてみましょう。
一人で志望動機を作成するのが難しいという方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、一人ひとりの適性に合った求人をご紹介したうえで、選考対策も実施。企業に響く志望動機の書き方をアドバイスします。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。