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既卒とは?いつまでを指す?新卒・第二新卒との違いや就活成功のコツを解説

更新日2025/02/10

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この記事のまとめ

  • 既卒とは、学校を卒業後およそ3年以内で社会人経験がない人を指す言葉
  • 新卒採用枠で既卒を応募可能とする企業も存在する
  • 既卒になった理由は正直かつ前向きに説明すると好印象を与えやすい
  • 就活に不安がある既卒の方は、就職エージェントに相談するのがおすすめ

「既卒とはいつまで?」と疑問に思う方もいるでしょう。既卒とは、学校卒業後およそ3年以内で一度も就職したことがない人を指すのが一般的です。このコラムでは、既卒とはいつまでを指すのか、新卒と第二新卒との違いは何かを解説。また、企業が既卒を求める背景や就活に向けてやるべき対策も紹介します。既卒から就職を成功させるポイントを知り、社会人としての一歩を踏み出しましょう。

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目次

  • 既卒とは
  • 既卒とほかの用語の違いとは?
  • 既卒者の就活が厳しいといわれるのはなぜ?
  • 「既卒は人生終了」ではない理由
  • 既卒の方が就活を成功させる7個のコツ
  • 既卒からの就活における注意点
  • 既卒の方がやるべき6つの面接対策
  • 既卒の方におすすめ!5つの求人の探し方
  • 既卒者が就職エージェントを使うメリット
  • 既卒の方が就職エージェントを活用する6つのポイント
  • 既卒から正社員へ!成功体験談
  • 既卒の就活に関するお悩みQ&A

既卒とは

既卒とはの画像

既卒に法的な定義はありませんが、一般的には「高校や専門学校、大学などを卒業したのち、一度も社会人として働いたことのない人」を指します。読み方は「きそつ」です。
学校を卒業後に正社員として働いた経験がないまま就職活動をしている人や、フリーターとしてアルバイトをしている人も既卒に当てはまります。「既卒生」と呼ぶこともあるようです。

既卒とはいつまでを指す?

既卒としてみなされるのは、卒業後3年目までが一般的といえるでしょう。ただし、企業によって考え方が異なる場合もあるため、求人票をよく確認しておく必要があります。
また、一口に「卒業後3年目まで」といっても高卒者は21歳、大卒者は25歳というように最終学歴によって年齢が異なるため、「△歳まで」と明確に決められているわけではありません。

既卒の定義は、「既卒者とは?就活を成功させる方法やおすすめの面接対策を解説!」でも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

既卒とほかの用語の違いとは?

ここでは、既卒と混同しやすい「フリーター」「新卒」「第二新卒」「中途採用」といった言葉との違いを解説します。

既卒とフリーターの違い

厚生労働省の「IV フリーターについて」では、フリーターを「15~34歳の若年者(学生及び主婦を除く)のうち、勤め先における呼称がアルバイト又はパートである者(これまでアルバイト・パートを続けてきた者で無業の者を含む)」と定義しています。既卒は就職経験がない人のことを指すのに対し、フリーターは一度正社員になったあとに退職してアルバイトをしている人も含むのが違いです。

参照元
厚生労働省
―平成16年雇用管理調査結果の概況―

既卒と新卒の違い

新卒(新規卒業者)とは、就職活動を行っている学生のこと。3月末に学校を卒業見込みで就職活動をする学生を指すのが一般的です。「既卒=卒業している」「新卒=在学中である」と考えると分かりやすいでしょう。

新卒について詳しく知りたい方は、「新卒の定義とは?既卒・第二新卒との違いや就職活動についても解説」のコラムもご参照ください。

既卒と第二新卒の違い

第二新卒にも明確な定義はありませんが、一般的に新卒で入社した会社をおよそ3年以内に辞めた人のことを指すようです。短期間であっても社会人経験のある人は第二新卒となり、既卒には含まれないので注意しましょう。

既卒と第二新卒はどちらが有利?

職歴なしの既卒と職歴ありの第二新卒では、どちらが有利とは一概にいえません。既卒も第二新卒も、学校を卒業して3年程度の若い人材のこと。職場の若返りを図りたい会社や社員教育に力を入れている会社では、既卒も第二新卒も採用ニーズがあると考えられるでしょう。有利・不利にとらわれ過ぎずに行動することが大切です。
「既卒と第二新卒の違いは?どちらが有利?定義やメリット・デメリットを解説」もあわせて確認すると、より理解が深まるでしょう。

既卒と中途採用者の違い

中途採用者とは、新卒者以外の就職・転職希望者を指す言葉です。そのため、既卒や第二新卒、フリーターなども中途採用者に含まれます。また、社会人経験が長い転職者が含まれるのが既卒の定義との大きな違いといえるでしょう。中途採用枠では経験豊富な転職者と採用枠を争う必要があるため、既卒者は不利になる恐れがある点には注意が必要です。

既卒と中途採用の違いは、「既卒と中途採用の違いは?新卒との違いや就職成功のコツを紹介」で解説しているので、チェックしてみてください。

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既卒者の就活が厳しいといわれるのはなぜ?

既卒者の就活について、「厳しい」「なかなか採用されない」といったイメージを持つ人もいるようです。この項では、既卒の就活が厳しいイメージを持たれてしまう理由について解説します。

1.新卒・中途に比べて不利な点がある

既卒は新卒枠では新卒者より年齢が高く、中途採用枠では社会人経験がある第二新卒や転職者に比べてスキルが不足していることなどから、不利な点があります。新卒や第二新卒、転職者と比較すると、内定獲得のハードルは高めといえるでしょう。

新卒時よりも情報収集が難しい傾向がある

既卒になると、新卒のときよりも就活時の情報収集が難しくなる傾向があります。同学年で揃って就活をする新卒時とは違い、既卒の場合は就職に関する情報を共有できるような友人が周囲にいない可能性が高いからです。加えて、大学を卒業すると学内のキャリアセンターを使えなくなるのが一般的。新卒のときよりも周囲からのサポートに期待できないのも、既卒の不利な点といえます。

2.空白期間がある

既卒には空白期間があるため、企業側から「なぜ新卒のときに就職しなかったのか」「働く意欲があるのか」と厳しい目で見られる場合もあります。空白期間が長くなるほどマイナスイメージを持たれやすいため、早めに就職するのがおすすめです。また、企業の不安を払拭できるように、「既卒になった理由」や「空白期間中に何をしていたのか」などは説明できるようにしておくのが望ましいでしょう。

空白期間について説明できるようにしておこう

既卒者の空白期間の過ごし方は面接で聞かれる可能性が高い質問のため、きちんと説明できるように準備しておきましょう。「自分に合う仕事を見つけるためにアルバイトをしていた」「資格取得のために勉強していた」など具体的に答えられれば、企業の不安を軽減できる場合もありますよ。

面接対策に不安がある方は、就職・転職エージェントの利用も検討してみてください。専任のキャリアアドバイザーが、面接での受け答えに関してアドバイスを行います。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

3.社会人経験がない

既卒は社会人経験がないため、履歴書の職歴欄でスキルや経歴をアピールするのが難しいとの見方もあります。社会人経験がある第二新卒や転職者と比較されると不利になる場合もあるでしょう。
既卒が書類選考に通過するためには、志望職種に関するアルバイト経験や保有している資格など、社会人経験に代わるアピールが必要といえます。

既卒から就職する難易度は、「『既卒は就職に不利』は本当?理由と対策まとめ」でも触れているので、チェックしてみてください。

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「既卒は人生終了」ではない理由

 

「既卒は人生終了」ではない理由の画像

 

「既卒は人生終了」とまで考える方もいるようですが、早めに就活を始めれば正社員就職できる可能性は十分にあります。労働人口の減少によって既卒の採用ニーズは高まりつつあるためです。また、既卒者を新卒枠で採用する企業もあります。以下で詳しく解説するので、参考にしてみてください。

企業の採用難によって既卒のニーズは高まりつつある

近年では、企業の採用難によって既卒のニーズは高まりつつあるようです。以下で、企業が既卒を採用するメリットを3つ紹介します。

1.新卒採用の不足分を補えるから

新卒における3年以内の離職が増えていることが、企業が既卒を求める理由の一つです。厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します」によると、新卒の就職後3年以内の離職率は高卒者が38.4%(前年度と比較して1.4ポイント上昇)、大卒者の場合は34.9%(前年度と比較して2.6ポイント上昇)となっています。
新卒を採用しても3.5人に一人は3年以内に辞めてしまうので、通年採用や秋採用で既卒を獲得しようとする企業が一定数存在すると考えられるでしょう。

参照元
厚生労働省
報道発表資料 2024年10月

2.新卒採用が厳しい中小企業にはメリットが大きいから

中小企業のなかには、既卒を「積極的に採用したい」と考える企業もあるようです。新卒採用では大手企業に応募が集中する傾向にあり、中小企業が新卒者だけで採用予定人数を満たすのは厳しいといわれています。そのような中小企業にとって、若く伸びしろが大きい既卒者を採用するのは大きなメリット。大手企業への就職に失敗して既卒になった人を確保したいと考える企業も多いようです。

3.次世代の人材を確保できるから

「次世代の若い人材を確保できる」というのも企業が既卒を採用するメリットです。社会全体として少子高齢化が進んでおり、次世代を担う若手は減少傾向にあります。既卒は社会人経験がないので他社の価値観に染まっておらず、教育しやすいのがメリット。社員の平均年齢が上がっている企業が増えているため、早期の人材育成が重視されつつあるようです。

既卒を新卒扱いする企業もある

既卒の方は、新卒枠に挑戦できる場合もあるようです。厚生労働省は「卒業後3年以内の既卒者は、 『新卒枠』での応募受付を!」として、卒業後3年以内の既卒を新卒採用枠の応募対象とするよう事業主に求めています。新卒枠のみの求人へも応募可能となれば、既卒の方の選択肢を大きく広げることになるでしょう。

ただし、上記はあくまで企業への要請であり、義務ではありません。既卒者を新卒枠で採用可能とするかどうかは企業の方針によって決まるため、就活の際は、募集要項をよく確認してみてください。

既卒を新卒枠で採用する企業は約4割

厚生労働省の「労働経済動向調査(令和6年8月)の概況」によると、2023年度の新卒採用枠で既卒を採用した事業所の割合は40%でした。

既卒者の応募可否や採用状況割合
既卒者は応募可能だった72%
採用にいたった40%
(「既卒者は応募可能だった:69%」を100とした割合)
採用にいたらなかった60%
(「既卒者は応募可能だった:69%」を100とした割合)
応募不可だった27%

参照:厚生労働省「表12 令和5年度新規学卒者の採用枠で正社員を募集した際の既卒者の応募の可否及び採用状況別事業所割合(p.14)」

上記のデータによると、72%の企業が既卒を新卒枠で応募可能としていることが分かります。約7割の企業が既卒者を新卒枠で扱っているため、「就職は無理なのでは」とネガティブになり過ぎず、前向きに就活に取り組んでみてください。

参照元
厚生労働省
青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について
労働経済動向調査

既卒から公務員を目指すことも可能

既卒の方は、試験に合格すれば公務員になることも可能です。公務員になると、既卒のときよりも収入や雇用が安定する、社会的信用度が高まるといったメリットを得られるでしょう。

ただし、公務員試験には年齢制限が設けられている点には注意が必要です。一般的に30歳前後に設定されていることが多いようですが、明確な上限年齢は自治体によって違うためよく確認しておく必要があります。詳しくは、「既卒だと公務員就職は厳しい?試験の概要や職歴なしで合格するコツを解説!」のコラムをご一読ください。
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既卒の方が就活を成功させる7個のコツ

 

既卒の方が就活を成功させる7個のコツの画像

 

既卒の方が就活を成功させるために心掛けるべきポイントを、下記にまとめました。

既卒の方が就活を成功させるコツ

  • 既卒としての自分の立場を明確に把握する
  • 自己分析をやり直す
  • 積極的に行動する
  • 視野を広げて既卒が歓迎される求人を探す
  • 書類選考の対策に力を入れる
  • 就活中からスキルアップに取り組む
  • 未経験者が歓迎される業界や職種を狙う

1.既卒としての自分の立場を明確に把握する

就活するにあたって、既卒としての自分の立場を明確に把握することが大切です。「自分が企業側からどのように見られているか」を理解することで、選考で既卒ならではの効果的なアピールをしやすくなるでしょう。

たとえば、「既卒者の就活が厳しいといわれるのはなぜ?」で述べたように、既卒の方は空白期間があることや社会人経験がないことを企業側に懸念されやすい傾向にあります。そのため、志望動機や自己PRで入社意欲をしっかりと伝えて企業側の不安払拭を図る必要があるでしょう。
既卒の方の意欲が伝わる志望動機を作るコツは、「既卒が志望動機を作成する際のポイントは?好印象を与える作成のコツも紹介」で紹介しているので、チェックしてみてください。

2.自己分析をやり直す

既卒として就活する際は、改めて自己分析を行いましょう。新卒の就活時に自己分析を行った方も、やり直すのがおすすめ。新卒のときにはなかったスキルが身についていたり、価値観が変化していたりする可能性があるためです。

自己分析をすれば自分の強みや弱み、今まで経験から得たものなどが明らかになり、相性の良い企業を見極めやすくなります。具体的な方法については、「自己分析のやり方が知りたい!簡単にできる方法や就活に活かせるコツを紹介」でまとめているので、あわせてチェックしてみてください。

3.積極的に行動する

既卒の方が就活する際は、積極的に行動することを心掛けましょう。前述したように、既卒者は新卒者よりも就職に関する情報を収集するのが難しい傾向です。情報を共有できる人が周囲にいなかったり卒業後は学校のサポートも望めなかったりするため、自分から進んで求人情報や就活のノウハウを得る姿勢が求められます。

また、既卒の年齢に上限を設けない企業もありますが、ブランク期間が長引くと、「卒業後に何をしていたの?」と不安に思われる場合も。そのため、できるだけ就活期間を長引かせないように自分でスケジュールを決めたり、積極的に応募したりするのが賢明です。

既卒者もインターンに参加できる

インターンは新卒が対象というイメージがありますが、既卒者が参加できるものもあるようです。募集要項に「既卒歓迎」といった文言が記載されている場合は、既卒者も参加できます。インターンに参加することで業界や職種に関する知識が身についたり、意欲をアピールしやすくなったりするのがメリットです。興味のある企業がインターンを実施している場合は、応募を検討してみてください。

4.視野を広げて既卒が歓迎される求人を探す

既卒の就活では、視野を広げて幅広い業界や企業を調べましょう。企業選びの視野が狭いと、条件に合う求人が見つからなかったり、自分に合う企業との出会いを逃してしまったりして、就職活動が難航する恐れがあります。
「特定の業界の求人にしか目を通さない」「絶対にこの企業しか受けない」のようにこだわり過ぎるのは避け、さまざまな業界・企業の求人に目を通してみましょう。

求人サイトは小まめにチェックする

求人サイトは小まめにチェックするようにしましょう。まずは就職先に求める条件を決め、マッチする企業を探します。特に、既卒の方は、「既卒歓迎」「未経験者歓迎」「学歴不問」などの条件に注目するのがおすすめです。求人サイトを頻繁に見ているうちに、自分が知らなかった職業に出会える可能性もあるでしょう。

適職診断をして興味のある仕事を増やそう

適職診断とは、複数の質問に答えることで自分の適性に合う仕事を診断してくれるツールのこと。適職診断をすると、自分がこれまで目を向けてこなかった仕事に適性があると診断される場合もあります。自分に向いている仕事を知り、可能性の幅を広げるために、試してみるのも一つの方法です。ただし、適職診断の結果がすべて正しいというわけではないため、あくまでも参考として活用するのが望ましいでしょう。

5.書類選考の対策に力を入れる

既卒者は社会人経験がないため、書類選考では経歴以外の項目でのアピールが重要になります。応募先企業への熱意や体験に基づいたエピソードを盛り込んだ志望動機など、採用担当者の目を惹く内容を心掛けましょう。

また、応募書類はマナーを守って丁寧に仕上げることも大切です。誤字脱字がないか、入学年や卒業年は間違っていないかなど、細かい部分を確認したうえで応募企業に提出しましょう。
履歴書の作成方法は、「履歴書の書き方!【見本付き】職歴・学歴・志望動機などの作成方法を解説」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

6.就活中からスキルアップに取り組む

就活中から資格の勉強やセミナー受講などを行い、スキルアップに取り組むのもおすすめです。
前述したように、既卒の方は社会人経験がないのでスキル不足を懸念される場合もあります。しかし、既卒の期間に勉強した成果をアピールすれば、「仕事にも意欲をもって取り組んでくれるのでは」「入社後の成長にも期待できる」と評価される可能性があるでしょう。志望する職種や企業が定まっている方は、入社後に役立つスキルを積極的に身につけてみてください。

7.未経験者が歓迎される業界や職種を狙う

既卒の方は、「未経験歓迎」の求人が多い業界・職種に注目してみましょう。未経験者を積極的に採用している企業では、経歴よりも若さや意欲を重視する傾向があります。未経験者向けの教育体制が整っていたり研修制度が充実していたりする企業を選べば、社会人経験がない既卒の方も安心して働くことができるでしょう。

未経験から挑戦しやすい業界や職種は、「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」で紹介しているので、チェックしてみてください。

就活に集中できる環境を作ることも大切

就活に集中できる環境を作ることも重要です。就活には、想像以上にお金と時間がかかります。金銭面では面接を受けに行くための交通費やスーツの新調、時間の面では企業研究や選考に向けた書類の作成・面接対策などが挙げられるでしょう。
お金と時間を十分に確保できていないと、就活対策が疎かになる恐れがあります。「就活のために貯金をする」「就活のスケジュールを決めておく」など、就活に集中できる環境を事前に作っておけば、スムーズに進められるでしょう。
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既卒からの就活における注意点

既卒の方が就職できる可能性は十分にあるものの、考え方や行動が間違った方向へ進むと就活に失敗する恐れもあります。この項では、既卒の就活における注意点を紹介するので、セルフチェックに役立ててみてください。

「いつか就職できれば良い」という考えは避ける

「いつか就職できれば良い」と考えるのは避けましょう。実家暮らしだったり、親が仕送りをしてくれたりして既卒としての生活に不安を感じていない場合、「いつか就職できるだろう」と考えて行動を先延ばしにしてしまう場合があります。

しかし、「既卒を新卒扱いする企業もある」で述べたように、既卒者が新卒枠に挑戦できるのは学校を卒業後3年以内が一つの目途です。また、30歳以降の人材に対して企業は即戦力を期待する傾向があるため、社会人経験がない既卒の方は早めの行動が就職成功のカギといえます。

大手企業以外にも目を向ける

既卒から正社員就職を目指す際は、大手企業や有名企業以外にも目を向けてみましょう。大手企業や有名企業は倍率が高く、より年齢の若い新卒者やスキルの高い転職者がライバルとなることも珍しくありません。規模が大きい会社の選考では、既卒者は社会人経験がないため不利になる可能性があることを念頭に置きましょう。

たとえ規模が小さくても働きやすい優良企業は存在します。最初から企業規模で応募先を絞ってしまうと、自分にマッチする優良企業を見逃してしまう場合もあるでしょう。応募先を決める際は規模だけでなく、社風や仕事内容などもチェックして、総合的に判断することが大切です。

第三者からのアドバイスも取り入れる

既卒の方が就活する際は、第三者からのアドバイスも取り入れるのがおすすめです。客観的な意見を聞くことで、自分では気づかなかった強みを知れたり、仕事探しの視野が広がったりする可能性があります。

まずは、家族や友人など身近な人に相談してみましょう。より専門的なアドバイスを受けたい方は、就職エージェントに相談するのも手です。キャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、就活の不安や疑問解消に役立つでしょう。詳しくは、このコラムの「既卒者が就職エージェントを使うメリット」をご一読ください。

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既卒の方がやるべき6つの面接対策

 

既卒の方がやるべき6つの面接対策の画像

 

既卒の方が就職に成功するためには、入念な面接対策が必要です。以下で、面接対策の6つのポイントを解説します。

既卒の方がやるべき面接対策

  • 志望動機における自己PRを強化する
  • 既卒の経験から得たものを説明する
  • 入社意欲を強調する
  • 既卒になった理由を明らかにしておく
  • 面接でよく聞かれる質問の回答を考えておく
  • マナーや身だしなみにも気を配る

1.志望動機における自己PRを強化する

既卒の方の就活では、志望動機におけるアピールを強化するのがポイントです。たとえば、学生時代の経験や実績を題材に、あなたの価値観や強みを伝えてみてください。

ただし、学生時代の出来事にのみ焦点を当てて話すと「卒業後は何をしていたのか」と疑問に思われる可能性があるので、働いていなかった期間に取り組んでいたことについても説明しましょう。たとえば、「パソコンスキルを磨いて資格を取得した」「接客業でコミュニケーションスキルを養った」といった内容を志望動機に盛り込むと効果的です。
志望動機の作成方法は「志望理由・動機の例文を解説!書き方の流れや作成時のポイントも紹介」で解説しているので、参考にしてみてください。

就業経験がない既卒者が就活でアピールできることは?

社会人経験がない既卒の方は、「柔軟性」「コミュニケーション力」「仕事への熱意」などをアピールするのが効果的です。企業が求めているのは、長く自社で働いてくれる人材。「コミュニケーション力を活かして入社後すぐに周囲になじんでくれそう」「柔軟性と意欲が高いので今後の伸びしろに期待できそう」と評価されれば、たとえ経歴やスキルが乏しくても採用される可能性は十分にあるでしょう。

2.既卒の経験から得たものを説明する

面接では、既卒の経験から得たものを伝えて前向きな姿勢を示しましょう。既卒になった経験は、ネガティブなことばかりではありません。以下のように、既卒ならではの貴重な経験として、意味を見出すこともできます。

  • ・スキルアップのために勉強し、資格取得できた
  • ・インターンやボランティアに参加して視野が広がった
  • ・新卒の就活に失敗したものの、再度就職を目指す粘り強さが身についた

アピールする内容は大きなことでなくても構いません。小さな努力や成功体験を探してみてください。

3.入社意欲を強調する

既卒者は企業側から「働く意欲が低いのでは?」という先入観を持たれやすいため、入社意欲を十分にアピールする必要があります。入社意欲を示すには、応募先企業の事業や理念、社風、業務内容などを調べ、なぜその企業に興味を持ったのかを具体的に説明するのがポイントです。

「応募企業ならではの特徴」や「入社した場合のビジョン」などを具体的に示せるように、企業研究はしっかりと行いましょう。企業研究の詳しいやり方は「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」で解説しています。

4.既卒になった理由を明らかにしておく

既卒になった理由を明らかにして、正直に伝えることも大切です。そのうえで、空白期間に何をしていたのか、どのような想いで就活をしているのかを伝えましょう。既卒になった理由には、以下のような例があります。

  • ・新卒時の就活がうまくいかなかった
  • ・公務員試験に合格できず既卒となった
  • ・留学や留年などで就活するタイミングがないまま卒業した
  • ・社会人になる意欲がなかった

なお、学生時代に就活を行わなかったことや、社会人としての経験や実績がないことをカバーできるよう、現在どのような努力をしているのかをアピールすることも忘れないようにしましょう。

既卒になった理由を聞かれたときの回答のポイントは、「既卒就活の成功ポイント!プロによる面接対策のコツや実際の体験談をご紹介」のコラムでも紹介しています。自分自身の状況と照らし合わせつつ、オリジナルの回答を用意しましょう。

5.面接でよく聞かれる質問の回答を考えておく

既卒の方が面接でよく聞かれる質問の回答を考えておくのも効果的です。聞かれる可能性が高い質問としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ・新卒のときに就職しなかったのはなぜですか?
  • ・就職しようと思った理由は何ですか?
  • ・空白期間中の過ごし方を教えてください
  • ・何か質問はありますか?

面接官からの質問に嘘をつくのは避け、正直に答えましょう。経歴をごまかそうとして事実とは違うことを述べるのは、「経歴詐称」にあたる場合があります。既卒としての経歴を正確に伝えたうえで、入社意欲や自分なりの強みをアピールするのが賢明です。
「既卒の面接でよく聞かれる22の質問と回答例!就職成功のポイントも紹介」のコラムでは、面接でよくある質問の回答例文を紹介しているので、ぜひお役立てください。

面接では前向きな回答を心掛けよう

面接で回答する場合は、ネガティブな内容も前向きな言葉に変換するのがコツです。たとえば、既卒になった理由が「本気で就活していなかった」場合、正直に答えているとはいえ、そのまま伝えると働く意欲を疑われる原因になるでしょう。

「将来を決めかねて迷いがあり、就職に失敗してしまいました。既卒になってからは複数のインターンを経験し、この先力を注ぎたい仕事に出会うことができました」と変換すれば、前向きな印象になります。面接の受け答えは、本音を前向きに言い換えて好印象につながるように工夫してみてください。

6.マナーや身だしなみにも気を配る

既卒の方が面接に臨む際は、マナーや身だしなみにも気を配りましょう。具体的には「時間を守って行動する」「しっかりと挨拶をする」「正しい敬語を使う」「清潔感のある服装や髪型を意識する」などです。社会人経験がない既卒者も、基本的なマナーや身だしなみはチェックされるため、気を抜かずに対策するようにしましょう。

面接に適したマナーや服装などを知りたい方は、「面接マナーを解説!就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとは」のコラムをご一読ください。

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既卒の方におすすめ!5つの求人の探し方

 

既卒の方におすすめ!5つの求人の探し方の画像

 

ここでは、既卒におすすめの就活方法をご紹介します。自分に合った方法を見つけて、正社員就職を実現しましょう。

既卒向けの求人の探し方

  • 求人サイトを活用する
  • 企業のWebサイトから応募する
  • ハローワークで相談する
  • 知人に紹介してもらう
  • 就職エージェントに登録する

1.求人サイトを活用する

求人サイトを活用するメリットは、パソコンやスマートフォンから気軽にアクセスできる点です。また、一度に多くの求人を閲覧できるため、どのような企業や仕事があるかを把握するのに役立ちます。検索条件に「既卒」「未経験歓迎」と入れて検索すれば、既卒から挑戦しやすい求人を見つけやすくなるでしょう。

ただし、求人サイトを使った就活では、すべてを自分で行わなければなりません。「企業とのやり取りや面接日程の調整などが大変」「企業についての詳細な情報が手に入りにくい」といったデメリットもあるでしょう。

既卒者は新卒向けの求人サイトから応募できる?

既卒者が新卒枠に応募できるかどうかは、企業によって異なります。新卒向けの求人サイトに掲載されていたとしても、「既卒も応募可」としている求人であれば、選考に進める可能性があるでしょう。試しに、求人サイト上で「既卒」というキーワードで検索してみてください。ヒットした求人の募集要項をよく読んで自分が対象となるかどうかよく確認したうえで応募することをおすすめします。

2.企業のWebサイトから応募する

志望する企業が決まっているなら、企業のWebサイト(応募フォーム)から直接応募する方法もあります。求人サイトに求人を出さず、公式Webサイトのみで募集する企業もあるので、採用情報は欠かさずチェックすることが大切です。
求人が出ていない企業には、既卒の採用を行っているか問い合わせる方法もあります。自分から連絡することで、入社意欲のアピールにつながる可能性があるでしょう。

3.ハローワークで相談する

第三者に相談しながら就職活動を進めたい既卒の方は、ハローワークを活用しましょう。ハローワークとは、国が運営する職業安定所のこと。全国各地に拠点があり、端末を使った求人検索をはじめ、窓口での職業相談、セミナーへの参加申し込みなどのサポートを無料で受けられます。

ハローワークの求人は、地元企業のものが多いのが特徴です。「実家の近くで働きたい」「地元に戻って就職したい」といった既卒の方は、利用を検討してみてください。ハローワークの利用方法は、「既卒がハローワークを活用する方法は?就職成功のためのコツをご紹介!」で解説しています。

4.知人に紹介してもらう

家族や友人、知人に就職先を紹介してもらう方法もあります。職場の実態を知っている人からの紹介なので、ミスマッチを起こしにくいのがメリットです。

ただし、知人の紹介だからといって必ずマッチするとは限らないので、仕事内容や職場の雰囲気などはできる限り自分で確かめる必要があります。また、紹介であっても内定を約束するものではないという点も理解しておきましょう。

5.就職エージェントに登録する

既卒の方の就活では、就職エージェントに相談するのもおすすめです。就職エージェントとは、人材を探している企業と仕事を求めている求職者とのマッチングを行うサービスです。就職のノウハウを理解しているプロに相談できることや、求人サイトには載っていない非公開求人に出会える可能性があるのがメリットといえます。

就職エージェントの特徴

専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで就職活動をサポートしてくれるのが就職エージェントの特徴です。キャリアアドバイザーとコミュニケーションをとりながら求人紹介や面接対策を進められるので、就活に不慣れな既卒の方も安心でしょう。企業との日程調整を代行してくれたり、入社後のアフターフォローを行ってくれたりするエージェントもあるようです。

就職エージェントによって、対象者や保有している求人は異なります。既卒の方は、「既卒向け」「若年層向け」などとうたっているエージェントを利用することで、マッチ度の高い求人をさらに見つけやすくなるでしょう。

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既卒者が就職エージェントを使うメリット

 

既卒者が就職エージェントを使うメリットの画像

 

既卒の方が就職エージェントを使うメリットには、企業の詳細な情報を得て具体的に働くイメージをしやすくなることが挙げられます。また、プロのサポートを受けて、自分では気づけない適性や求人に出会える場合も。エージェントを利用することで、就活の視野・選択肢が広がる可能性があるといえるでしょう。
以下では、既卒者が就職エージェントを活用するメリットを紹介します。

既卒者が就職エージェントを使うメリット

  • 就活の有益な情報を得られる
  • 求人サイトにはない非公開求人を紹介してもらえる
  • 一人で就活を進めるよりも視野が広がる可能性がある
  • 推薦状を書いてもらえる
  • プロのアドバイスを受けながら長期的なキャリアプランを立てられる

就活の有益な情報を得られる

既卒者は就職エージェントを使うことで、就職に有益な情報を得られる可能性があります。担当のキャリアアドバイザーから、「既卒者が就活を進める際の注意点」や、「既卒ならではのアピールポイント」などを教えてもらえるからです。就活の経験が少ない既卒の方も、スムーズに選考対策を進めやすくなると考えられます。

また、エージェントは就活に関する情報だけでなく、企業の詳細情報を把握している場合も多いでしょう。既卒者が一人で就活を進めるより、就職エージェントを利用したほうがミスマッチの少ない就活が叶うと期待できます。

求人サイトにはない非公開求人を紹介してもらえる

就職エージェントを利用することで、求人サイトに載っていない非公開求人を紹介してもらえることがあります。非公開求人とは、一般には公開していない求人のこと。エージェントなどに登録し、条件が合えば紹介してもらえます。

非公開求人のなかから自分にマッチした好条件の求人が見つかる場合もあるでしょう。応募先の選択肢を増やすためにも、求人サイトと並行してエージェントを利用してみるのがおすすめです。

一人で就活を進めるよりも視野が広がる可能性がある

就活に第三者の目線を取り入れることで、就活における視野が広がりやすいといえます。
たとえば、エージェントでは担当者と面談の機会があるため、プロのキャリアアドバイザーと話すなかで、自分では気づけない適性や長所を発見できることも。また、これまで検討していなかった業界や職種を勧められる場合もあるでしょう。一人のときよりもさらに広い視野で仕事を探せる可能性があります。

推薦状を書いてもらえる

就職エージェントでは、企業に応募する際、エージェントからの推薦状を書いてもらえます。推薦状とは、エージェントが企業に求職者の紹介をする書類です。第三者に推薦状を書いてもらえることで、履歴書や職務経歴書だけでは伝わらないような、自身の人柄や魅力などを応募企業に伝えられます。
社会人経験がなく経歴の面で不利になりがちな既卒の方にとって、推薦状は自分の魅力をアピールするための重要なツールとして大いに役立つでしょう。

プロのアドバイスを受けながら長期的なキャリアプランを立てられる

就職エージェントを利用することで、長期的なキャリアプランを立てやすくなるでしょう。エージェントでは、自分のキャリアに関する相談をすることも可能です。プロからの助言を受けながら「将来どういう姿でありたいか」というゴールから逆算して目標を設定できるため、どのようなキャリアを積んでいくのか可視化しやすいのがメリットです。
プロならではのノウハウをもとに長期的な視点でアドバイスをしてもらえるので、「将来像が明確に定まっていない」という既卒の方にもおすすめのサービスといえるでしょう。

就職エージェントを利用する流れは?

既卒の方が就職エージェントを利用する際は、まず会員登録を行いましょう。登録が完了したらメールか電話で担当のキャリアアドバイザーから連絡が届き、面談の日程調整を行うことになります。面談を経て志望企業が決まったら、応募書類の添削や面接練習といった対策を行う流れです。
エージェントによっては、内定獲得後や入社後にサポートをしてくれる場合もあります。サービス内容はエージェントによって異なる部分もあるため、公式Webサイトをよく確認するようにしましょう。
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既卒の方が就職エージェントを活用する6つのポイント

既卒の方が就職エージェントを利用する際は、エージェントに頼るだけでなく、自分でも準備や工夫することが大切です。この項では、エージェントを活用して就活の成功確率を上げるためのコツを紹介します。

既卒の方が就職エージェントを活用するポイント

  • 既卒向けの求人が多いエージェントを選ぶ
  • 複数のエージェントに登録して比較する
  • 希望条件を洗い出しておく
  • キャリアアドバイザーに就職への熱意を伝える
  • 書類添削・面接対策などのサービスをフル活用する
  • キャリアアドバイザーに頼り過ぎない

1.既卒向けの求人が多いエージェントを選ぶ

「未経験歓迎」や「既卒者も応募可」など、既卒から挑戦しやすい求人情報を多く取り扱っているエージェントを選びましょう。前述したように、就職エージェントは、「未経験求人に強い」「実績重視の中途採用求人に強い」など、エージェントごとに対象者や扱う求人に特徴があります。
「若年層向け」「フリーター向け」といったエージェントなら、経験や実績よりも人柄や年齢、ポテンシャルを重視する求人を多く取り扱っている傾向にあるため、既卒者が利用しやすいといえるでしょう。

2.複数のエージェントに登録して比較する

既卒の方がエージェントを選ぶときは、複数の就職・転職エージェントに登録することをおすすめします。各エージェントによって、サポートの特徴や専門の業界・職種が異なる場合があるためです。

初めから1つのエージェントに絞ってしまうと、自分に合うアドバイザーや求人に出会えないまま就活を進めてしまう場合も。そのため、複数のエージェントに登録し、サービスや求人の内容を比較しながら自分に合ったエージェントを見極めていくのが望ましいでしょう。

3.希望条件を洗い出しておく

キャリアアドバイザーと面談するまえに、自分が仕事に求める希望条件を明確にしておくことも大切です。あらかじめ希望条件をリストアップしておくことで、キャリアアドバイザーとの話し合いがスムーズに進みやすくなります。給与面や休日の希望、勤務地など、仕事をするうえで譲れない点を洗い出しておきましょう。

あいまいなイメージのまま妥協して就職すると、入社してからミスマッチに気づき、早期退職することにもつながりかねません。やりがいを感じながら働き続けられる就職先を探すため、希望する条件を事前に用意してから就職エージェントとの面談に臨みましょう。

4.キャリアアドバイザーに就職への熱意を伝える

既卒から就活を始める際は、担当のキャリアアドバイザーに「就職したい」という気持ちをしっかり伝えましょう。
就職エージェントを利用するうえでは、担当者との良好な関係構築がカギになります。熱意を伝えることで、手厚くサポートしてもらえる可能性があるでしょう。

経歴は正直に伝える

経歴やスキルに自信がもてず「良い求人を紹介してもらえないかも」「既卒であることを怒られるのでは」と不安になる既卒の方もいるでしょう。しかし、就職エージェントに対して嘘をつく必要はありません。キャリアアドバイザーは、相談者の経歴を把握したうえで、悩みに寄り添ったり適性に合った求人を紹介したりするのが仕事です。効果的なアドバイスをもらうためにも、自分の経歴は正直に伝えることをおすすめします。

5.書類添削・面接対策などのサービスをフル活用する

就職エージェントの「応募書類の添削」や「面接練習」といったサービスはフル活用しましょう。プロからのアドバイスを活かすことで、就活の成功率が高まる可能性があるためです。
履歴書や職務経歴書などの作成のサポートや面接練習を受けることで、就活に不慣れな既卒の方も自信をもって選考に臨みやすくなるでしょう。

6.キャリアアドバイザーに頼り過ぎない

エージェントは就活のプロなのでさまざまなアドバイスを提案してくれますが、必要以上に頼り過ぎるのは控えるのが望ましいでしょう。エージェントに頼り過ぎてしまうと、就職先を流されるまま決めてしまう場合があります。そうならないためにも、自分の就活の軸をしっかりと定めることが重要といえるでしょう。
就活の軸の決め方は「就活の軸の決め方とは?必要性や面接での回答例も紹介!」で紹介しているので、参考にしてみてください。

担当者が合わないときは変更してもらうことも可能

エージェントの担当者によっては、自分と合わないと感じることもあるでしょう。「なんとなく合わない」「こちらの希望に合わない求人ばかり提案する」「サポートが不十分」など、不安を解消できない場合は担当者を変更してもらうのも手。合わない担当者と就職活動を行うのは良い結果につながりにくいといえます。
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既卒から正社員へ!成功体験談

この項では、ハタラクティブの「みんなの就職エピソード」より、既卒から正社員への就職に成功した人の体験談を紹介します。

アルバイト経験を活かして正社員就職に成功

大学を卒業後、販売職のアルバイトをしていたA.Yさん。25歳で鉄道会社系列のホテルにフロントスタッフとしての就職が決まりました。就職しようと思ったきっかけは、正社員になった学生時代の友人が、自分より高い収入を得て、やりがいを持って働いていると感じたことだそうです。

「正直、ちゃんと稼ぎたいと思ったことが一番の理由です。税金や保険料を月何万円も払わなきゃいけないし、ボーナスは出ないし。 でも学生時代の友だちはだいたい正社員で働いていて、自分より給料が高いんですよね。大変そうだけどやり甲斐もあるみたいで。

だから私も正社員になりたいと思いました。そうすれば収入も増えるし、その分責任は大きくなるだろうけど、成長できるんじゃないかと考えました」

ハタラクティブのカウンセリングで人と接するのが好きだと伝え、接客や営業の求人を勧められたなかで、内定先のホテルを選んだとのこと。接客が好きでアルバイトを続けてきたので、自分に合っているかもしれないと感じたと言います。

面接ではアルバイトで経験したクレーム対応が評価され、すぐに内定が出たそうです。「悩むより先に行動したほうが良い。ダラダラしていても、歳を取ってしまうだけ」というA.Yさんの体験談は、「ほしかった”就活の手助け”を得て、古着屋のバイトから正社員でホテルのフロント係に」でもご覧いただけます。

内定辞退で既卒になり就活を続けて成功

21歳でCADオペレーターに内定したEさんは、短大在学中から就職を見据えて行動していました。ブライダル関係の仕事を希望し、在学中にブライダル教会内の花屋さんでアルバイトを経験。正社員になれる可能性もありましたが、体調面などの理由で迷いが生じたなか、一般企業から内定を得ました。
しかし、楽しく働くイメージが持てずに内定を辞退し、その後は明確な希望がないままハタラクティブに相談することに。Eさんはハタラクティブに期待することとして、以下のようなポイントを挙げています。

「Webにもありますが、紹介できる会社の数が多いことですね。多くの企業を知っている第三者からの意見、アドバイザーの方だったらいくつか就職先を見つけてくれるかなというのはありました」

キャリアアドバイザーには「安定」「土日休み」といった条件を中心に希望を伝え、現在の仕事を提案されたそうです。就職に対する不安を一つひとつ的確に解決してくれたことがきっかけで、決めることができたといいます。

Eさんの体験談について詳しくは、「新卒内定を断ったのにやりたいことがない…キャリアを重視した21歳の就職成功談」をご覧ください。

参照元
ハタラクティブ
みんなの就職エピソード

「既卒だから正社員になれないのでは?」「どうやって自分に合った仕事を探せば良いか分からない」という方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、既卒や第二新卒、フリーターといった若い人材の就職支援に特化した就職エージェントです。未経験者歓迎の求人を数多く用意しているので、社会人としての経験や実績がない方も安心してご相談ください。

専任のキャリアアドバイザーとマンツーマンのカウンセリングを行ったうえで、あなたに合うお仕事をご紹介します。また、性格を分析し、仕事をするうえでの適性を明らかにする適職診断も受けることが可能です。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。

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既卒の就活に関するお悩みQ&A

ここでは、既卒の就職活動に関する疑問をQ&A形式で解消します。就職を目指す既卒者は参考にしてみてください。

既卒におすすめの求人とは?

スキルや経験より、人柄や適性を重視する求人がおすすめです。また、人手不足や後継者不足が問題となっている業界に着目するのも方法の一つでしょう。
「既卒の就職先におすすめの10職種を紹介!就活を成功させる方法も解説」のコラムで、既卒者におすすめの職種について詳しく解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。

既卒とは高校卒業者も含まれる?

企業によって判断が異なります。たとえば、学歴不問で求人を出している企業であれば、高卒を既卒と認めている可能性があるでしょう。
「学歴不問とは?応募する際の注意点や中卒から高収入を目指せる職種を紹介」のコラムでは、学歴不問で求人を出す企業側の理由について解説しているので、参考にしてみてください。

既卒と新卒、第二新卒との違いとは何ですか?

既卒と新卒の違いは、「学校を卒業しているかどうか」です。一般的に既卒は「専門学校や大学を卒業した後就職しなかった人」を指し、新卒は「3月末に学校を卒業見込みで就活する学生」を指します。また、既卒と第二新卒との違いは「正社員として就職した経験があるか」という点。第二新卒は学校卒業後に新卒で就職したものの、3年以内に退職した人のことを指すのが一般的です。
既卒と新卒・第二新卒の違いは、このコラムの「既卒とほかの用語の違いとは?」で解説しているため、あわせてご覧ください。

既卒も職務経歴書を用意したほうが良いですか?

企業によって異なるので、募集要項をよく確認しましょう。職務経歴書とは、社会人として経験や実績のある人がこれまでの経歴を記載し、採用担当者にアピールするために用意する書類のこと。そのため、経歴がない新卒者を対象とした選考では履歴書のみ提出を求められる場合もあるようです。
詳しくは、「フリーターに職務経歴書は必要?書き方のコツや項目ごとの例文をご紹介」のコラムで解説しています。

既卒は正社員として就職できませんか?

既卒の方も、正社員としての就職を目指すことは可能です。ただし、準備を万全にしたうえで選考に臨む必要があります。
一人で就活をするのが不安な既卒の方は、就職エージェントのハタラクティブがお手伝いします。キャリアアドバイザーが内定獲得までマンツーマンでサポートいたしますのでぜひご利用ください。

ハタラクティブ
のサービスについて
こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績
  • 働きたいだれもが就職できる社会を目指す「ハタラクティブ」
  • 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談
  • 定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ
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