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儲かる仕事の共通点は?年収アップを狙うならどの職業が良い?
更新日
この記事のまとめ
- 儲かる仕事の共通点は、大きな利益を生んでいることや実力主義であることなど
- 儲かる仕事には、実力主義の仕事や専門性の高い仕事が挙げられる
- 「取得難易度が高い資格」「業務独占資格」が必要な職種も儲かる仕事の1つ
- 未経験から儲かる仕事に就くには、実力で勝負できる営業職などがおすすめ
- 簡単に儲かるという甘い言葉に惑わされず、就職エージェントを活用するのもおすすめ
「儲かる仕事には何がある?」「働くなら高収入を目指したい」と考える方もいるでしょう。実力主義の営業職などは、自身の頑張り次第で未経験から収入を増やせる可能性があります。このコラムでは、儲かる仕事の共通点や年収アップを狙うための職業選びについて解説。
どの業界や職種が、これからのキャリアで高収入を実現しやすいのかを明らかにし、理想的な将来に近づくためのステップアップを目指しましょう。
儲かる仕事の共通点とは?
どのような仕事が儲かるのか知りたい方もいるでしょう。儲かる仕事には、それぞれには共通している特徴があります。以下で紹介する特徴がある仕事は、儲かる可能性が高いといえるでしょう。
大きな利益を生んでいる
大きな利益を生み出している業界や職種であることも、儲かる仕事の共通点です。働いた結果生まれた利益の一部が給料として支払われるということは、大きな利益を生む業界や職種で働けば、それに応じて給料も高くなるということです。
たとえば、急速に成長しているスマホメーカーと、デジタル化の影響で需要が減少している文房具メーカーを比較してみましょう。両者の市場規模には大きな違いがあります。利益を多く生み出す業界に属するかどうかで、儲かる仕事に就けるかが決まってきます。自分のスキルや興味を活かしながら、利益を生む業界を選ぶことが、収入を増やすための重要なポイントです。
実力が重視される
儲かる仕事は、実力が評価される環境である場合が多いです。給与形態には「年功序列型」と「実力主義型」がありますが、後者の「実力主義」の方が高収入を得やすい傾向があります。
勤続年数に応じて昇給する仕組みの年功序列に対して、実力主義型は、成果に応じた報酬がもらえるため、業績を上げれば若いころから高収入が期待できます。もちろん、実力主義型には成果が出なければ収入が減るリスクもありますが、早くから稼ぎたい方は実力を評価してもらえる環境を選ぶのがポイントです。
専門性が高くできる人が少ない
専門性が高く、同じことをできる人が少ない点も儲かる仕事の共通点です。パイロットや弁護士のような職業はその代表例といえるでしょう。専門性が高まるほど、他社から高い年収でのオファーが来やすくなり、企業は貴重な人材を逃さないために、高い給料を提示してでも引き留めようとするので、結果的に高収入につながります。
また、専門性の高い仕事は独立の道も開けています。独立すれば経費はかかるものの、売上がそのまま自分の収入になるため、上手に仕事を獲得し続ければさらに儲けることが可能です。
実は人手不足の企業が多い業界は?
儲かる仕事探しには「人手不足の業界」を狙うことも効果的です。以下の6つの業界は特に求人が多く、未経験でも採用されやすい傾向があります。- ・建設業界:高齢化と若手不足で深刻な人手不足。給与や働きやすさの改善が進んでいる
・介護/福祉業界:少子高齢化による需要増加に対し待遇の低さで人手不足。処遇改善が進行中
・運送業界:流通量増加でドライバーが不足。政府や業界が効率化と労働条件改善を進めています。
・飲食業界:非正規雇用の多さと待遇の厳しさで人手不足。離職率が高く改善が求められている
・宿泊/観光業界:長時間労働や不規則勤務で離職者が多い。需要回復で求人が増加中
儲かりやすい仕事・業界の例
一般的に「儲かる仕事」といわれている職種には、どのようなものが挙げられるでしょうか。以下で具体的な職種や業界を紹介します。
IT業界
IT業界では、特に先端技術を扱えるエンジニアが不足している傾向にあります。人材需要が急増しているにもかかわらず、供給が追いついていないのが現状です。「高収入が得られそうだけれど、仕事内容が難しそう」と考え、IT業界への応募をためらう場合もあるでしょう。
インターネット広告業界
IT技術の進化により、インターネット広告業界は急速に拡大しています。日常的に利用する検索エンジンや動画投稿サイト、SNSなどで広告を目にする機会も多いでしょう。
インターネット広告の需要は急増し、多くの企業がこの分野に進出しており、インターネット広告費はテレビ広告費を上回りました。さらに、5Gの普及により、インターネット広告業界のさらなる成長が見込まれています。
エンタメ業界
エンタメ業界は映画やゲーム、音楽などの楽しみを提供する分野で、昨今では、サブスクリプションサービスの普及により、動画配信がさらに身近な存在になっています。ITの進化もあって、誰でも簡単に趣味やゲームのライブ配信、日常生活の動画をシェアできるようになり、エンタメ市場の成長は今後も続くでしょう。
医師
儲かる仕事・高収入のイメージがある代表的な職種として、医師が挙げられます。ただし、医師によって収入は異なり、開業医のほうが収入が高い傾向にあるようです。医師になるためには大学の医学部を卒業し、国家試験に合格して医師免許を取得する必要があります。また、医師免許を取得しても2年間は臨床研修を受ける必要があり、最短でも8年かかるのが特徴です。
弁護士
法律のスペシャリストとして裁判で活躍する弁護士も、高収入で儲かる仕事というイメージが強い職業の1つです。弁護士として働くには司法試験に合格する必要がありますが、法律系国家資格のなかでも最難関といわれており、就職難易度は高いといえるでしょう。
税理士
所得税や法人税、固定資産税など税金のエキスパートである税理士も、高収入のイメージが強い職種の1つ。税理士は、個人や中小企業を対象に、円滑に納税できるようサポートするのが仕事です。国税庁の「税理士試験受験資格の概要」によると、2023年度の試験から、会計学に属する試験科目については、受験資格の制限がなくなり、誰でも受験が可能となりました。ただし、税法に属する試験科目については、「大学・短大・高等専門学校の卒業者のうち社会科学に属する科目を履修している」「大学3年次以上で社会科学に属する科目を1科目以上含む62単位以上取得している」「司法試験に合格している」など、いずれかの受験資格を満たす必要があります。詳しくは「税理士になるには?高卒から目指す方法や受験資格について解説!」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
参照元
国税庁
税理士試験
一級建築士
一級建築士は、オフィスや一般住宅、店舗、病院、学校など、あらゆる建物の建築を手がける仕事です。建築士として仕事をするには、「建築士」の資格が必要です。二級建築士の受験資格を得るためには、「大学や専門学校などで指定科目を修めて卒業している」「建築設備士の資格を取得している」「7年の実務経験を積んでいる」などいずれかの条件を満たさなければなりません。また、一級建築士資格を受験するためには、二級建築士の資格が必要です。このように、建築士は一定の知識や実務経験が求められる上、試験内容も非常に難易度が高いといわれています。
航空機操縦士
航空機操縦士はいわゆるパイロットで、旅客機などの航空機を操縦し、乗客を安全に目的地まで運ぶ仕事です。旅客や貨物など操縦する飛行機によって必要となる資格が異なるのが特徴。旅客の場合は多くの人の命を預かる責任感から、肉体的・精神的に大きな負担になるため収入が高く設定されているといわれています。
不動産鑑定士
不動産鑑定士とは、その名のとおり不動産の価値を鑑定する専門家のことを指します。土地は普遍的なものであり、有資格者の需要は続くといえるでしょう。なお、不動産鑑定士は国家資格です。専門性が高く取得も難しいため、儲かる仕事といわれています。
上記のように、一般的に「儲かる仕事」といわれている職種には、資格が必要だったり、就職難易度が高かったりするなどの特徴があるでしょう。
【職種/産業別】男性・女性が儲かる仕事の年収は?
ここからは、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」より、儲かる仕事を職種・産業別にランキング形式で紹介します。なお、以下の平均年収は「所定内給与額(賃金)×12(ヶ月)」で算出した金額です。賞与・ボーナスを含めると、実際の年収はさらに多くなる職種・産業もあります。
職種別
以下は、職種ごとの年収が高いランキングです。男女別にそれぞれご紹介します。
男性の場合
男性の場合は、以下のとおりです。
職種 | 平均年収 |
---|---|
航空機操縦士 | 約1,630万円 |
医師 | 約1,210万円 |
法務従事者 | 約969万円 |
歯科医師 | 約875万円 |
大学教授(高専含む) | 約803万円 |
引用:厚生労働省「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
平均年収が最も高い職種は航空機操縦士で、約1,630万円です。次いで医師が約1,210万円、法務従事者が約969万円、歯科医師が約875万円、大学教授(高専含む)が約803万円です。上記は賞与・ボーナスを抜いた金額のため、含めた場合はもっと多くの収入を得ているでしょう。
データからも分かるように、専門性の高い職種ほど年収が高い傾向があります。高収入を目指すのであれば、専門スキルを磨き、長期的なキャリアプランを立てることが重要です。
女性の場合
女性の場合は、以下のとおりです。
職種 | 平均年収 |
---|---|
医師 | 約901万円 |
大学教授(高専含む) | 約764万円 |
法務従事者 | 約689万円 |
歯科医師 | 約619万円 |
大学准教授(高専含む) | 約616万円 |
引用:厚生労働省「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
平均年収が最も高い職種は医師で、約901万円です。次に大学教授(高専含む)が約764万円、法務従事者が約689万円、歯科医師が約619万円、大学准教授(高専含む)が約616万円となっています。
男性と比較すると、女性の職業ランキングには順位の違いが見られるものの、公務員や資格が必要な専門職が多く上位に入っていることが分かるでしょう。
最近は男女の年収格差をなくそうとする動きが進んでいますが、同じ職種であっても、年収に差が生じるのは職場内での役割や責任の違いが影響している可能性があります。
産業別
以下は、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」の公開している産業別にみた賃金のデータを用いた、それぞれ産業別の年収が高いランキングです。
男性の場合
男性の場合は、以下のとおりです。
産業 | 平均年収 |
---|---|
金融業・ 保険業 | 約597万円 |
教育・学習支援業 | 約523万円 |
学術研究・ 専門・技術・サービス業 | 約516万円 |
電気・ガス・熱供給・ 水道業 | 約505万円 |
情報通信業 | 約488万円 |
引用:厚生労働省「第5-1表 産業、年齢階級別賃金及び対前年増減率」
産業別に男性の年収を見ると、金融業・保険業が最も高い年収を示しており、約597万円です。次に教育・学習支援業が約523万円、学術研究・専門・技術・サービス業が約516万円、電気・ガス・熱供給・ 水道業が約5オ5万円、情報通信業が約488万円となっています。
女性の場合
女性の場合は、以下のとおりです。
産業 | 平均年収 |
---|---|
電気・ガス・熱供給・ 水道業 | 約409万円 |
情報通信業 | 約380万円 |
教育・ 学習支援業 | 約379万円 |
鉱業・採石業・砂利採取業 | 約3712万円 |
金融業・ 保険業 | 約367万円 |
引用:厚生労働省「第5-1表 産業、年齢階級別賃金及び対前年増減率」
産業別に女性の年収を見ると、電気・ガス・熱供給・ 水道業が最も高い年収を示しており、約409万円です。次いで情報通信業が約380万円、教育・ 学習支援業が約379万円、鉱業・採石業・砂利採取業が約371万円、金融業・ 保険業が約367万円となっています。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
未経験から挑戦できる儲かる仕事は?
未経験から挑戦できる「儲かる仕事」には、特別な経験やスキルが求められないものが挙げられます。では、どのような職種が当てはまるのでしょうか。以下で紹介していきます。
経験やスキルを問わない営業職
未経験から挑戦できる「儲かる仕事」の一つとして、営業職が挙げられます。営業職には、特別なスキルや資格は必要なく、コミュニケーション能力や対応力が求められます。実力次第で大きく収入を増やすこともできるため、未経験から稼ぎたいと考える場合に向いているといえるでしょう。
頑張り次第で高収入を目指せるタクシードライバー
会社によって違いはあるものの、タクシードライバーは歩合制もしくは完全歩合制が基本です。頑張り次第では大きく稼ぐこともできるでしょう。ただし、タクシードライバーとして働くためには、普通自動車第二種運転免許が必須です。タクシードライバーの仕事内容や働き方については、「タクシードライバーの仕事は大変?きつい?内容や実情を詳しく解説」のコラムでも詳しく説明しているので、参考にしてみてください。
人手不足が課題のIT関連職種
世の中のIT化によって、人手不足が叫ばれているのがIT関連の仕事です。需要に対して供給が追いついていないため、未経験者も採用されやすいといわれています。また、IT業界の仕事は、平均より収入が高い傾向にあります。スキルを身につければ、さらなる収入アップも期待できるでしょう。「IT業界は未経験者も挑戦できる?おすすめな職種と転職成功のコツをご紹介」では、IT業界の主な職種や未経験からの転職を成功させるコツなどを紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
これからの時代も儲かる仕事は?
将来を見据えて仕事を探したい人にとって、魅力的な仕事には以下のような例が挙げられます。- ・システムエンジニア:平均年収500万円前後(IT技術は今後も経済発展に不可欠)
・医療関係の仕事:平均年収500〜700万円(医療は人間の生活に必要不可欠)
・インフラ関係の仕事:平均年収700万円前後(インフラは生活に必須であり、公共性が高い)
高収入を得るための注意点
お金は働く上で大切な要素の一つですが、儲かる仕事に就く際にはいくつか注意すべきポイントがあります。以下でご紹介するので、ぜひご一読ください。
「簡単に稼げる」のような言葉に注意
「簡単に稼げる」「楽して稼げる」といったような、甘い言葉には注意しましょう。特に副業の世界では、「1日数時間!やればやるだけ儲かる!」「初期費用ゼロで始められる!一人で簡単に儲かる仕事!」「誰でもできる!簡単に稼げる在宅ワーク!」などといった広告も出回っています。
もちろん、なかにはきちんとした仕事もあるものの、これらの魅力的な言葉に引かれて安易に登録してしまうと、高額な教材やパソコンを買わされたり、不当に低い報酬で働かされたり、個人情報が流出したりするなどのリスクがあるでしょう。
ネット副業が普及している現代だからこそ、「簡単に儲けられる話は存在しない」という意識を強く持ち、情報を慎重に取捨選択することが重要です。
儲けるためには継続的な努力が必要
運に恵まれて一時的に大きく稼ぐことができたとしても、その成功を持続させるには絶え間ない努力が不可欠です。
たとえば、フリーランスとして独立したり、起業したりして、初年度に大きな利益を上げたとしても、常に廃業のリスクと向き合う必要があります。独立したからといって必ずしも安定した収入が得られるわけではありません。
また、個々の適性によっては、独立するよりもむしろ会社に長く勤める方が生涯の収入が高くなることもあります。総合的な観点で自分に最適な道を見極めることが重要です。
職種によっては収入変動のリスクがある
職種によっては収入が不安定になるリスクがあります。実力主義の会社では、業績が良ければ収入も増えますが、逆に業績が悪化すると収入が減少する可能性があります。本業自体が実力主義であれば、収入の波が生活費や固定費に直結するため、家計の管理が難しくなる場合もあるでしょう。
特に住宅ローンや家賃、クレジットカードの支払いなど、定期的な支出がある場合、収入の変動が大きな影響を及ぼすことがあります。安定した収入を求めるのであれば、正社員として安定性の高い職種を目指すのも一つの選択肢です。
安定した収入を得るために就職エージェントを活用する
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。