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28歳の転職は成功する?市場価値の見極め方や未経験から挑める職種も紹介
この記事のまとめ
- 28歳からの転職はポテンシャル採用で未経験の職種に挑戦しやすい反面、即戦力を求められる場合もある
- 28歳が転職を考える仕事の悩みは、スキルや経験が積めないことや正当な評価をしてもらえないことなど
- 28歳からの転職を成功させるには、自己分析と企業研究を徹底的に行うのがおすすめ
- 28歳で転職回数が多い場合は、企業側の不安要素を払拭することが大切
- 転職のタイミングや判断に迷ったら、エージェントに相談してサポートを受けるのもおすすめ
あなたにおすすめ!
「28歳からの転職は厳しい?」「未経験の仕事にはもう転職できない?」と不安を感じている方もいるでしょう。転職市場において、28歳は若さと一定の社会人経験が評価されやすい年齢です。ポテンシャルと即戦力の両方を武器に、選考で効果的にアピールできれば転職は可能といえます。
このコラムでは、28歳・スキルなしから転職を成功させるコツをご紹介。転職するか迷ったときの判断ポイントや、おすすめのタイミングなども解説します。転職サイトやエージェントも活用し、目的に合わせた対策を行いましょう。
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28歳からの転職は遅い?
サイト名28歳で転職を検討していると、「今から転職するのはもう遅いかも…」「経験・スキルなしの転職だと難しいのでは?」と不安に思うこともあるでしょう。しかし、心配し過ぎる必要はありません。
28歳だと大卒の場合は7年目、高卒の場合は11年目とある程度の社会人経験を身につけており、将来性にも期待できる年齢です。企業の採用ニーズも高いことから、転職するチャンスは十分にあるでしょう。
28歳の転職はスキルなしでも未経験の職種に挑戦しやすい
28歳はある程度の実務経験を積んでいるうえに、まだまだ伸びしろが期待できる年齢です。企業側からポテンシャルを評価してもらえれば、スキルなしから未経験の職種に転職できる可能性があります。
ただし、30代になると実績やスキルを問われる場面が増えるため、28歳の方は早めに転職活動を始めることが大切です。未経験分野に挑戦する場合は、面接で「入社後に業務経験を重ねて活躍していきたい」というように、前向きな姿勢をアピールしましょう。
同業種への転職では即戦力を期待されることもある
28歳で転職するときは、企業から知識や経験を活かした活躍を期待されることもあります。以下では厚生労働省の「令和2年転職者実態調査」をもとに、職種ごとの転職者の採用理由をまとめました。
専門知識・能力があるから | 経験を活かし即戦力になるから | 職場への適応力があるから | 離職者の補充のため | |
---|---|---|---|---|
管理的な仕事 | 40.7% | 62.3% | 25.9% | 28.0% |
専門的・技術的な仕事 | 52.7% | 66.1% | 26.7% | 44.6% |
事務的な仕事 | 17.5% | 42.0% | 27.7% | 58.5% |
販売の仕事 | 13.4% | 58.8% | 25.8% | 44.8% |
サービスの仕事 | 23.9% | 54.9% | 29.5% | 61.6% |
その他の仕事 | 20.8% | 47.7% | 26.5% | 63.2% |
※複数回答3つまで可
参照:厚生労働省「令和2年転職者実態調査(2)転職者の採用理由(P.8~9)」
「即戦力になるから」を理由に転職者の採用を決めている企業の割合は、管理的な仕事や専門的・技術的な仕事で60%以上、販売やサービスの仕事で50%以上存在していることが分かります。
社会人としてのマナーや専門的なスキルが身についていれば、28歳は即戦力として採用される可能性があるでしょう。
特に同業種や同職種での転職の場合、企業側の体制によってはキャリアアップや年収アップを実現できることも。スキルや経験がある人材を求めている企業の求人には「即戦力求む」「即戦力募集」といった記載があるので、転職サイトを使って仕事探しをする際は注目してみましょう。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
転職回数を重ねるにつれて内定獲得までの難易度は上がる
28歳時点での転職の回数が多いほど、採用されるハードルは上がるでしょう。たとえば、大卒で新卒入社した人が28歳で2回目、3回目、と複数回転職をしているとすると、1つの会社の在籍期間は1〜2年ほど。在籍期間の短さから「十分な経験やスキルを積み上げられていないのでは」「またすぐに辞めてしまうのでは」と捉えられてしまう可能性もあります。
28歳で転職回数が多いなら不安要素を払拭しよう
28歳で3回目以降の転職を成功させるには、採用担当者の懸念を払拭することが大切です。たとえば28歳で転職回数が多いと、採用担当者に「ストレス耐性や忍耐力がないのでは」「嫌なことがあるとすぐ辞めてしまいそう」と思われる可能性があります。また、転職キャリアに一貫性がないと「自己分析が不十分」「計画性がない」といった懸念を抱かれる恐れも。
選考では退職や転職の理由を正直に説明し、自分の考え方と応募先企業の方向性がマッチしていることを伝えましょう。これまでの経歴における反省点を踏まえつつ、「本当にやりたいと思うことを実現したい」という熱意を交えれば、マイナス評価を避けることが可能です。
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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転職するべき?28歳が抱えやすい仕事の悩みとは
転職を悩む28歳が抱えがちな仕事の悩みには、「今の職場で成長できない」「職場の人間関係が悪い」といったものが挙げられます。代表的な悩みをまとめたので、自分にあてはまるものがないか確認してみましょう。
スキルや経験が積めない
入社当時から業務内容が変わらなかったり、ルーティンワークが多かったりして、新しいスキルや経験ができないことから転職を検討する場合も。特に社員の平均年齢が高い企業では、28歳はまだ責任あるポジションにつけず、仕事の幅が広がらないと悩む人もいます。30歳を目前にした年齢でスキルが身につかないことに焦りを感じ、転職に踏み切る人がいるようです。
自分の働きを正当に評価してもらえない
仕事を頑張っているのに評価されず、モチベーションが下がって転職を考えることもあります。この場合、実際に自分のスキルが足りず評価につながっていないこともあるので注意が必要です。客観的に見て、評価に値する成果を出しているか再確認する必要があります。もし実績があるのに評価されていない場合は、正しい評価を得られる職場に転職することで、年収アップも期待できるでしょう。
人間関係でストレスを感じている
日々、会社の人間関係に悩まされストレスを感じている人もいるでしょう。人間関係が悪いとストレスがたまりやすくなるため、仕事のモチベーションにも影響しかねません。人間関係が改善される可能性がなければ、転職を考えるのも一つの手段です。転職で環境を変えることで、前向きに働けるようになるでしょう。
上司と部下に挟まれるポジションが辛い
28歳は部下ができ始める年代でもあります。部下ができると、上司から任された仕事をこなしながら部下の指導もしなければなりません。部下から上司への不満を聞くこともあり、上司と部下の板挟みになってストレスを感じることもあるでしょう。板挟みの状態が続いて精神的な負担が増えた結果、転職を検討する人もいると考えられます。
職場環境や雰囲気が合っていない
職場環境や会社の雰囲気が自分に合っていないことから、転職を検討する人もいるでしょう。働きやすい環境を実現するには、社内で自ら提案したり、改革を行える立場に昇進したりする必要があります。しかし、提案しても状況が変わらない、どうしても今の職場に耐えられないという場合は、転職で環境を変えるのも一つの手といえるでしょう。
ライフイベントに合った働き方をしたい
ライフイベントに合った働き方をしたいという気持ちも、28歳で抱えやすい悩みとして考えられます。28歳は結婚や出産、住宅購入といった人生の節目を意識し始める時期でもあり、将来への不安を感じる人も少なくありません。自分や家族の生活を大切にしながらキャリアを築きたいと考えるなかで、仕事とのバランスをどう取るかを課題とする人もいるでしょう。
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28歳で転職する7つのメリット
新卒時に気づかなかった求人と出会えたり、企業とのミスマッチを防ぎやすかったりすることは、28歳の転職ならではのメリットといえます。この項では、28歳で転職するメリットについて詳しくまとめました。
28歳で転職するメリット
- 今より多くの収入を得られる可能性がある
- 転職先でやりたい仕事をできるようになる
- 新卒時には気づかなかった職種と出会える
- 将来性のある企業・業界で働きたいため
- 未経験で異業種に転職できる可能性が高い
- ミスマッチを防ぎやすい
- 失敗してもやり直せる
1.今より多くの収入を得られる可能性がある
転職することによって、今よりも多くの収入を得られる可能性があります。「自分の働きぶりに対して給料が見合わない」「現在の職場では希望の収入を得られない」といった不満から、28歳で転職する人は少なくないようです。社会人として数年の経験を積んだ28歳は即戦力として企業からの評価を受けやすく、特に同業種への転職であればスキルや実績を給与に反映してもらえるチャンスがあるでしょう。
2.転職先でやりたい仕事をできるようになる
28歳で転職するメリットの一つは、転職先で自分のやりたい仕事に挑戦できるようになる点です。「漠然と毎日を過ごしている」「仕事に慣れてやりがいを見失ってしまった」といった状態になると、職場そのものを変えようという判断につながることは珍しくないでしょう。希望する業務やキャリアを現職で実現できない場合、転職を機に自分の興味や強みを活かせる職場に移ることで、仕事への満足度を高めることができます。
3.新卒時には気づかなかった職種と出会える
28歳で転職するときは、これまでの正社員経験を糧にできるため、新卒時には気づかなかった仕事や企業と出会える点がメリットです。前職を通してやりたいことや将来像が明確になっていれば、目標実現のための新たな視点で転職先を探せます。やりたいと思える求人に出会えると、転職に対するモチベーションが上がり、積極的に行動できるのもポイントです。これまでに幅広い経験とスキルを積んできたことを活かし、自分の可能性を広げる一歩を踏み出せるでしょう。
4.将来性のある企業・業界で働きたいため
会社の業績が下がっている、業界全体が縮小傾向にあるという状況から、転職を考える人は少なくありません。将来のキャリアや安定性を考慮し、長期的に働き続けられる職場を選ぶことで、雇用の安定だけでなく収入面でもメリットを得られる可能性があります。売上が低迷しているのに事業の改善や新規開拓を行わない会社は、早めに見切りをつけて20代のうちに転職するのが賢明でしょう。
5.未経験で異業種に転職できる可能性が高い
社会人経験を積んでいる28歳の方は今後の成長を期待してもらえることから、未経験者も異業種に挑戦しやすいといえます。男女ともに年齢が若いほど転職先の選択肢は多い傾向です。28歳で未経験の仕事に就きたい人は、転職サイトで「未経験者歓迎」の条件で絞り込んで求人を探してみましょう。
また、転職エージェントに登録し、これまでの経験を活かせるような未経験者歓迎の仕事があるか相談するのもおすすめです。転職エージェントでの相談が、思いもしなかった適性に気づくきっかけになる場合もあるでしょう。
28歳で転職を考えています。異業種にチャレンジしたいのですが、年収を下げずに転職することは可能ですか?
現職の業界によって可能性は十分にあります
入社時に給与諸条件を提示される際、前職・現職の給与は「参考」にはするものの、基本的には転職先の給与テーブルに従って決定されます。異業種であっても、職務経験を評価されれば、転職は十分に可能ですし、その会社での職務と職責に応じた年収が提示されるでしょう。
28歳という年齢で数年間の実務経験があり、知見や社会人として一般的に必要なスキルを身につけたと評価される人であれば、元いた業界によっては百万円単位の年収UPを実現できる可能性があります。なお、もともと働いていた業界・会社の給与水準が非常に高い場合、他の業種に「職種経験者」としてプラスアルファのキャリアを評価されたとしても、年収が下がってしまうリスクがあるでしょう。
6.ミスマッチを防ぎやすい
28歳という年齢はこれまでの経験を踏まえて自分の志向を定めやすいため、転職後のミスマッチを防ぎやすくなります。社会に出てから28歳までの間に仕事で経験したことを振り返り、転職先に求める条件を明確にすれば、自分に合った求人を取捨選択できるでしょう。
7.失敗してもやり直せる
28歳はこれまで培ってきた社会人経験と今後のポテンシャルをバランスよくアピールできる年齢です。20代という若さに期待する企業も多く、たとえ転職に失敗しても、やり直しがききやすい年齢といえます。もちろん、年齢に関わらず企業選びは慎重に行う必要がありますが、28歳で今の会社を辞めるか迷っている場合、思い切って転職に踏み切る価値はあるでしょう。
人間関係が良好かどうかは入社してみないとわからない
転職を考えるときに気になるのが「人間関係が良好かどうか」という点ですが、実際のところ入社してみないとわからない部分が大きいのが現実です。求人情報や面接で得られる情報だけでは、職場の雰囲気や上司・同僚との相性を完全に判断することは難しいでしょう。転職エージェントでは気になる企業の職場環境を事前に知ってから応募できる場合があるので、職場環境の情報を知ってから応募したい場合は利用してみましょう。
28歳で転職する3つのデメリット
28歳の転職には、「一時的に年収が下がる可能性がある」「経験不足を懸念される可能性がある」といったデメリットもあります。以下の内容を考慮したうえで転職を検討しましょう。
1.一時的に年収が下がる可能性がある
企業への希望条件として給与に重きを置かない場合、転職によって一時的に年収が下がるデメリットがあります。特に未経験の仕事に転職する場合はキャリアなしからのスタートとなるため、一時的に収入が下がる可能性があることを考慮しておきましょう。年収アップを目的に転職活動をする場合は、志望企業の給与水準だけでなく「資格手当」や「住宅手当」といった福利厚生の有無を確認します。
また、「昇給制度」や「評価制度」といった収入に関する項目も事前に調べておくのがおすすめです。自分のイメージに近い仕事に転職して年収アップを叶えたい人は、求人情報や各業種の給与水準に精通している転職エージェントを利用すると効果的でしょう。
2.「またすぐ辞めるのでは」と思われる可能性がある
これまでに何回か転職を繰り返している場合、企業によっては「嫌なことがあればすぐに仕事を辞めるタイプなのでは?」と懸念を抱くことがあります。企業の懸念を払拭するには、転職理由を明確にし、事情を聞かれた際は前向きな言葉で説明できるように準備しましょう。転職理由を回答する際は、転職先で実現したいことや、今後の目標を意欲的に説明するのがおすすめです。
3.経験不足を懸念される可能性もある
28歳から未経験業界・職種に転職する場合、企業から経験不足を懸念される可能性もあります。自分のスキルや経験が志望企業の求めるレベルに達していなければ、選考で不利になってしまうこともあるでしょう。ミスマッチを避けるには、事前の企業研究を徹底し、企業がどのような人材を求めているのか、自分の経験を発揮できる職場かを把握するのが得策です。
28歳で転職をするべきか迷ったら?判断のポイント
28歳で転職を検討するものの、「本当に今転職して大丈夫だろうか…」と不安に感じる人もいるでしょう。ここでは、転職が望ましい・望ましくない場合を状況別に解説します。転職理由に対してなかなか行動に踏み切れない方は、以下を参考にして判断してみてください。
転職するのが望ましい場合
転職をするのが望ましい場合には、以下のような状況があります。
新しくやりたいことができた
現職では実現できないような、新たにやりたいことができた場合は転職をするのがおすすめです。日々仕事を続けていくうちに、28歳で「やっと本当にやりたいことが見つかった」という方は少なくありません。限られた時間を有意義に使うためにも、自分のやりたい仕事に就くことが望ましいといえるでしょう。
また、転職によって年収が下がったり、今まで培ってきた経験が活かせなくなったりする可能性もあります。そのため、転職をすべきか迷ったら「今の自分にとって優先順位が高いものは何か」を明確にしておくのがポイント。もし、現在の安定した環境を手放してでもやりたいことがあるなら、転職をしたほうが賢明な選択といえます。
現職では解決できない問題がある
今の職場での解決が難しい問題がある場合は、転職するのがおすすめです。たとえば、「正当な評価を受けられない」「上司からパワハラを受けている」「体制の変更があってから自分の考え方と合わなくなってきた」などが挙げられます。
問題が解決する見込みがないのに無理に働き続けると、さらにストレスを感じてしまったり、仕事に行くのが億劫に感じてしまったりするでしょう。今の職場で解決できない問題を抱えている人は、できるだけ早く転職を検討し、ポテンシャル採用を狙ったり、新しい職場で効率的にキャリアアップを目指したりすることが効果的といえます。
職場環境が原因で心身に不調をきたした
28歳で転職をするべきか迷ったとき、職場環境が原因で心身に不調をきたしているなら、それは重要な判断ポイントになります。長時間労働や人間関係のストレスによって体調が崩れたり、気分の落ち込みが続いたりする場合、そのまま働き続けることは将来のキャリアだけでなく健康にも大きなリスクとなります。無理に現状にとどまるよりも、自分が安心して働ける環境へと転職を検討することが、長期的に見てプラスになる選択といえるでしょう。
転職するのが望ましくない場合
一方、以下のような状況の場合は、転職をするのが望ましくない可能性があります。
転職理由が曖昧
「転職する人が多いから」「特に理由はないけど仕事が楽しくないから」など転職理由が曖昧な場合は、転職することを考えなおしたほうが無難といえます。明確な転職理由がないまま転職してしまうと、新たな転職先で早期退職をしてしまったり、転職先の仕事が合わず後悔してしまったりする恐れがあるからです。
そのため転職を決断する際は、「なぜ転職したいのか」「転職する必要性があるのか」をしっかり考え、理由を明確にしてから行動するようにしましょう。
直近で転職したばかり
直近で転職したばかりの人も転職を控えるのが無難といえるでしょう。短期間での離職履歴があると「何か問題があったのでは」「入社してもまた短期間で辞めてしまうのでは」と企業から懸念される恐れがあります。
また、短期間での離職や転職を繰り返すと、スキルや専門知識を身につけにくいため、転職の場でスキル不足や経験不足と判断される可能性も。直近で転職をした人は、今の職場でできることはないか考え直し、スキルや経験を積むことをおすすめします。
ローンの組み立てや大きな買い物の予定がある
近い将来にローンの組み立てや大きな買い物の予定がある人も、転職を待つことをおすすめします。なぜなら、転職直後は新しい職場での勤務歴が短いため、ローンの審査に通りにくくなる恐れがあるからです。
また、転職の準備期間とローンの組み立てや大きな買い物をする時期が重なってしまうと、月々の給与やボーナス額も明確ではない状態のため、貯金額や生活費に影響が出てしまう可能性も考えられます。
ローンや大きな買い物を考えている場合は、安定した収入を維持できる状態で購入することが望ましいといえるでしょう。
28歳での転職を成功させるための10個のポイント
28歳で転職を成功させるには、希望条件の優先度を決めたり、転職市場での立ち位置を理解したうえでアピールポイントを探したりすることが大切です。転職市場における自分の立ち位置を理解しておくと、選考をスムーズに進めるのに役立つでしょう。下記では、転職成功のために押さえておくべきポイントを10個ご紹介します。
28歳での転職を成功させるためのポイント
- 自己分析をして自分のやりたいことを理解する
- 仕事の軸や価値観を定める
- 転職先の希望条件に優先順位をつける
- 自己PRや志望動機に力を入れる
- 自分の市場価値を把握する
- 転職期限から逆算してスケジュールを組む
- 応募先で役立つ資格を取得する
- 転職活動は在職中に行う
- 複数の求人に応募する
- 転職サイトやエージェントを有効活用する
1.自己分析をして自分のやりたいことを理解する
転職活動ではまず自己分析を行い、自分が本当にやりたい仕事を明確にすることが重要です。得意分野ややりがいを感じた瞬間を整理することで、自分に合った職種や業界を見極めやすくなります。自己理解が深まれば、志望動機や将来のビジョンも具体的に語れるようになり、面接でも説得力が増すでしょう。
2.仕事の軸や価値観を定める
転職を成功させるためには、自分にとって大切にしたい仕事の軸や価値観を明確にしておくことが欠かせません。給与や待遇だけでなく、やりがいや成長の機会、ワークライフバランスといった観点から自分が働くうえで譲れないものを整理することで、応募先を選ぶ際の判断基準がはっきりします。軸をもたずに転職を進めると、待遇だけで選んで入社後ミスマッチに陥る可能性があるため、価値観を意識して企業を選ぶことが大切です。
3.転職先の希望条件に優先順位をつける
28歳で転職するときは、叶えたい条件に優先順位をつけましょう。すべての希望条件を満たそうとすると求人を見つけるのが難しく、転職活動そのものが長引く可能性もあるからです。条件に優先順位をつければ、転職サイトや転職エージェントを利用する際にも応募する企業を絞りやすくなります。
たとえば、ワークライフバランスを大切にしたい場合は、時間外労働の少ない企業や年間休日数の多い会社を探すと希望条件に近い求人を見つけやすくなるでしょう。やりがいを重視する場合は、「仕事を通じて自分がどのように成長できるか」という視点で求人を吟味するのがおすすめです。
4.自己PRや志望動機に力を入れる
28歳の転職活動では、自己PRや志望動機に力を入れることが重要です。コミュニケーション能力・リーダーシップ・課題解決能力などは業界や企業を問わず求められるスキルのため、積極的に取り入れましょう。また、具体的なエピソードを盛り込むことで、説得力のあるアプローチができます。28歳での転職を成功させるには、応募先の企業ならではの魅力を志望動機に盛り込み、入社意欲の高さを示すのがコツといえるでしょう。
転職後のキャリアビジョンを固めることも大切
28歳の転職活動では、「入社後に成し遂げたいこと」を具体的に説明できるよう準備しておくことが大切です。「なぜその目標を志望企業で達成したいのか」「どのような道筋を描いているのか」などを面接で伝えられれば、入社意欲の高さが伝わり転職成功につながるでしょう。
キャリアビジョンの描き方に悩んだら?
キャリアビジョンの描き方が分からない場合は、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。転職エージェントでは、専任の担当者が利用者の強みや経験を踏まえて適性のある仕事やキャリアプランを提案してくれます。また、転職市場の動向や企業ごとの情報なども教えてもらえるので、転職活動で悩んでいる28歳の人は活用してみるのも一つの手でしょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
5.自分の市場価値を把握する
自分の市場価値を正確に把握することも、転職を成功させるポイントといえます。自分自身の市場価値とは、転職市場において自分がどのくらい価値がある人材なのかを明確にする指標のことです。自分の市場価値を知ることで、自身のスキルや経験値に合った求人を探せるため、スムーズに内定をもらいやすくなるでしょう。
一方、自身の市場価値を理解できていないと、自分の価値に見合わない求人に応募してしまう可能性があり、思うように転職活動を進められない恐れがあるため注意が必要です。転職活動をスムーズに進めるには、自己分析や自分の経歴や職歴の見直しなどを行い、自身の市場価値を正確に把握しておきましょう。
6.転職期限から逆算してスケジュールを組む
むやみに転職活動期間が長引くのを防ぐために、最初にゴール(内定・退職時期)を決めてから活動をスタートしましょう。ゴールから逆算することで、いつから活動を始めるべきか、どの時期に何をすべきかを計画できます。
一般的に、転職活動の平均期間は1~3ヶ月ほどです。スケジュールの組み立て方に迷ったら、3ヶ月を目安に「2週目までに求人を探し、3週目から応募書類の作成を開始する」というように計画を立てていきましょう。
7.応募先で役立つ資格を取得する
転職したい業界や職種で役立つ資格を取得していれば、企業側から専門性を評価してもらえることもあります。ただし、業務と関連性の低い資格は転職でプラスに働かない可能性が高いので注意が必要です。これから資格取得を検討している人は、転職活動のスケジュールも踏まえて取り組むようにしましょう。
ポータブルスキルも転職先で役立つスキルになる
28歳で専門的なスキルや資格がない場合も、「ポータブルスキル」が備わっていれば転職活動で評価してもらえることがあります。ポータブルスキルとは、業界・企業・時代にとらわれず、あらゆる場面で通用する能力のことです。厚生労働省の「ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)(診断結果の見方)」によると、以下のようなものがポータブルスキルに該当します。
- ・情報収集したうえで分析し、現状を把握する力
- ・課題解決のための手だてを遂行する力
- ・イレギュラー発生時に適切に対応する力
- ・周囲の人とコミュニケーションを図り、良好な人間関係を構築する力
- ・上司に対して説得力のある報告や提言をする力
- ・部下を育成したり持ち味を活かした業務を割り当てたりする力
上記のようなスキルは、業種や職種を問わず活かせるでしょう。ポータブルスキルを身につけていれば、異なる環境下でも柔軟に適応できるため、企業側から「職場や業務にすぐ馴染んでくれそう」と期待される可能性もあるでしょう。自分のポータブルスキルを把握するのが難しい場合は、転職エージェントに相談して客観的な意見をもらうのもおすすめです。
参照元
厚生労働省
ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)
8.転職活動は在職中に行う
転職活動は、できるだけ在職中に行いましょう。転職先が決まらないまま退職すると収入が途絶えるため、先行きに不安を感じる可能性も。焦りから十分に検討せず転職先を決定し、入社を後悔してしまう可能性も考えられます。
今の仕事をこなしながらの転職活動が難しい場合は、事前に数ヶ月分の生活費を貯蓄しておくのがおすすめです。転職活動に掛かる期間は状況によって変わるため、多めに貯金しておきましょう。
転職活動は周囲に伝えず進めるのがベター
転職活動は周囲に伝えずに進めるのが望ましいでしょう。転職が決まる前に噂が広がってしまうと職場での立場が不安定になったり、上司や同僚との関係に悪影響が出る可能性があります。また、もし転職活動がうまくいかなかったり現職の良さに気づいたりして転職を中断した場合、気まずさを抱えながら働き続けなければならないリスクも。基本は水面下で進め、正式に内定を得て退職手続きを始める段階になってから報告するのが安心といえるでしょう。
転職のタイミングは自分の状態に合わせて決めよう
経済的な面からいえば、現職を続けたまま転職活動をする方が安全です。職歴のブランクが生じず、転職活動が長引いても企業にマイナス印象を与えないメリットもあります。
しかし、現職を続けるのが精神的に辛い場合や、忙し過ぎて転職活動に割ける時間がない場合は、現職を退職した後に仕事を探すことも検討しましょう。
9.複数の求人に応募する
転職活動を効率的に進めるには、同時期に複数の求人に応募し並行して選考を進めるのがおすすめです。1社ずつ応募していると、内定が出ない場合に転職活動が長期化してしまいます。
ただし、あまりに多くの選考を受けると、面接日の調整が難しくなります。働きながら転職活動をする場合は、一度に応募する企業数を2〜3社程度に絞ると効率的に転職活動を進めやすくなるでしょう。
10.転職サイトやエージェントを有効活用する
28歳での転職を実現するには、転職サイトやエージェントといったサービスを有効活用しましょう。転職サイトには、全国各地の幅広い求人が掲載されています。28歳で「未経験・スキルなし」から応募できる求人も見つけやすいでしょう。転職エージェントでは、求人紹介・書類作成のアドバイス・面接対策・応募企業の連絡などのサービスを受けられるのが魅力です。転職サイトとエージェントを併用すれば、より効率的に転職活動を進められるでしょう。
20代後半で転職を成功させた体験談
この項では、エージェントを活用し、20代後半で転職を成功させた体験談をご紹介します。
26歳のKさんは、工場勤務から営業職への転職を成功された人です。「今後も野球と関わりをもちたい」という思いから、社会人野球のチームと提携している企業に入社。しかし、工場勤務のため個人が評価されにくく、仕事の手応えを感じないことから、2年ほどで転職を考えるようになったそうです。
「目標をもって仕事がしたい」という気持ちから、営業職に焦点を当てたKさん。とりあえず話を聞くだけ、という気持ちでハタラクティブにご相談くださいました。アドバイザーのヒアリングを受けて、6社の提案を3社まで絞り、面接の日程もスムーズに決まりました。
転職先として決めた企業では、営業としてどう働きたいかが定まっていませんでした。「働きながらやりたいことが決まるのではないか」という希望を見出せたのも、転職の決め手となっていたようです。
こちらの体験談の全文は、「『やりたいことやりなよ』先輩の言葉で営業職に転身!26歳、入社4年目の決意」でご確認ください。
「転職で未経験の仕事に就きたい」「仕事と私生活の両立について相談したい」と考えている28歳の人は、転職エージェントの利用がおすすめです。
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28歳での転職に関するお悩みQ&A
ここでは、転職を検討中の人によくあるお悩みをQ&A方式でご紹介します。
28歳で転職するのは遅いですか?
遅いことはありません。社会人としての経験を積み、専門的なスキルを磨いた28歳は、転職を考えやすいタイミングといえます。転職活動で必要となるポイントをしっかりと掴み、採用担当者へ熱意を伝えられれば、転職成功につながるでしょう。
28歳から公務員を目指せますか?
公務員試験に受かれば、28歳から公務員になることが可能です。しかし、公務員の種類によっては、28歳が募集対象外となる場合もあるので注意しましょう。公務員は区分ごとに採用条件が異なり、「○○歳以上○○歳以下」のように年齢制限が設けられているからです。
現在28歳の高卒者は転職できますか?
可能です。学歴より経験を重視する企業なら、28歳の高卒者も選考で評価されやすくなります。「高校卒業後、10年間正社員として働いている」といった経歴がアピール材料になるでしょう。「△△の経験年数■年以上」といった実績があれば、選考で有利になる可能性もあります。
「高卒の転職は厳しい?エージェントの選び方・おすすめ資格・未経験可の業界」のコラムでは、高卒者の転職事情をまとめているので、あわせて確認してみましょう。
28歳から始める仕事でおすすめの職業は何ですか?
営業やSE、介護職などがおすすめです。これらの職種なら、未経験やキャリアなしから挑戦しやすい求人が多く、教育制度も充実している傾向にあります。28歳で未経験の仕事に転職したいと考えている人は、「未経験での転職におすすめの業界は?成功のコツや内定を得やすい職種も解説」のコラムもチェックしてみてください。
転職2回目、3回目…と回数が多いときの伝え方は?
28歳での転職が2回目、3回目と回数が多い人は採用担当者が転職回数の多さに懸念を抱かないよう、目的をもって転職している旨を伝えましょう。たとえば、「△△というキャリアビジョンのために必要な経験が積めると思い、転職いたしました」といった回答がおすすめです。
ハタラクティブでは、プロのキャリアアドバイザーが転職活動をマンツーマンでサポート。転職に対して不安を抱えている方も安心して転職活動を進められます。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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