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転職してキャリアアップを目指すのは難しい?成功のコツとできる人の特徴
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この記事のまとめ
- 転職してキャリアアップするのは、自分にとっての目的を明確にすれば難しくない
- キャリアアップを明確にするために、キャリアプランを考えることが大切
- 待遇面だけではなく、キャリアプランを目的としたキャリアアップ転職がおすすめ
- 転職で悩むなら、現職でキャリアアップする方法を検討するのも一つの手
- 転職をしてキャリアアップを目指す場合は、エージェントを利用してみよう
「転職してキャリアアップするのは難しい?」と悩む方もいるのではないでしょうか。転職成功のためには、「なぜキャリアアップしたいのか」を明確にすることが重要です。具体的なキャリアプランを立てることで、自分に必要なスキルや経験などがみえてくるでしょう。このコラムでは、キャリアアップ転職のコツや年代別の取り組み方について解説。また、転職でキャリアアップできる人の成功パターンや志望動機の例文も紹介します。
転職してキャリアアップを目指すのは難しい?
転職してキャリアアップすることは難しいことではありません。しっかりと自己分析をし、成功のコツを押さえた結果、キャリアアップ転職に成功している人は数多くいます。キャリアアップ転職を目指す場合は、入念にキャリアプランを立てて面接の準備をしましょう。
キャリアアップとは?
キャリアアップとは、特定分野での能力や知識を向上させ、その分野での自分の経歴・市場価値を高めることです。また、「転職して以前より収入が多い職に就く」「転職して以前より上のポジションに就く」といった意味でも使われます。転職市場でよくキャリアアップという言葉が出てくるのは、このためです。
キャリアアップの具体例
キャリアアップを目指す際に転職を検討する人は多いですが、「キャリアアップ=転職」ということではありません。職場環境によっては、同じ会社に留まり習熟度を高め、今より上のポジションを目指すことも可能です。ここでは、転職する・しないに関わらず、キャリアアップの具体例を以下にまとめました。
・マルチタスクに慣れるためベンチャー企業に転職する
・大きな仕事を経験するため大企業に転職する
・やりたい仕事に就くため異動願いを出す
・資格を取得してプロフェッショナルを目指す
・経験を増やすため異業種へ転職する
・経営を理解するため起業する
キャリアアップについてさらに詳しい内容は、「キャリアアップとは?成功させるためのポイントなどを詳しく解説!」をチェックしてみてください。
キャリアアップとキャリアチェンジの違い
キャリアチェンジとは、これまでの経験を活かしつつほかの職種に就くことです。キャリアアップは収入アップや上のポジションにつくことを目的にしているのに対して、キャリアチェンジは、業種や職種を変えることを指しています。
たとえば、「販売職で培ってきた接客スキルを活かして営業職に就く」のはキャリアチェンジです。キャリアチェンジのために転職活動を行うとしたら、未経験者を歓迎している企業・業種や、前職での経験を活かせる場所を探す必要があります。
キャリアアップとスキルアップの違い
スキルアップとは、能力の向上を意味します。キャリアアップは収入やポジションの向上を意味しているので、「キャリアアップするためにスキルアップが必要である」という位置づけです。
スキルアップは資格の取得や、社内外の研修などによって実現できます。ビジネスにおけるスキルは専門的な知識のみを指すわけではなく、ビジネスパーソンに必要とされる幅広いスキルを指すため、スキルアップの幅も広いようです。
また、コミュニケーション能力やマネジメント能力、問題解決能力を上げることもスキルアップの一つ。キャリアアップを目指す方は、まずスキルアップを目指してみるのも良いでしょう。キャリアアップを望めるスキルについては、「将来性のある資格はコレ!キャリアアップも望めるスキル」で紹介しているので、参考にしてみてください。
キャリアアップを目指す3つの手段
キャリアアップを目指す手段は、現職でのステップアップや転職のほか、副業やボランティアといった選択肢もあります。転職に迷っている方は、挑戦できそうな方法から試してみるのも良いでしょう。
1.現職でキャリアアップする方法を考えてみる
転職に迷っているなら、まずは現職でキャリアアップが実現できないかを考えてみましょう。キャリアアップの方向性が定まらないまま退職してしまうと、その後の面接で根拠のある理由が伝えられず、なかなか転職先が決まらない恐れもあります。
たとえば、上司に相談したりキャリアの棚卸しをしたりすることで、意外にもすんなりキャリアアップの道が開けることもあるでしょう。社内にロールモデルがいるなら、どのようにキャリアアップしたのか聞いてみるのもおすすめです。転職後に後悔しないためにも、まずは社内でできる限りの方法を検討してみてください。
キャリアアップ助成金制度がある
企業によっては、非正規雇用労働者の正社員化や処遇改善を実施することで、事業者に助成金が支給される「キャリアアップ助成金制度」を申請している場合があります。この制度は、有期雇用労働者をはじめ、短時間労働者や派遣労働者といった非正規雇用労働者による社内でのキャリアアップを促すためのものです。そのため、現職でキャリアアップ助成金制度を実施している場合は、転職せずに賃金が上がることもあるでしょう。参照元
厚生労働省
キャリアアップ助成金
2.本業以外で経験を積む
キャリアアップの手段として、副業やボランティアで経験を増やす方法もあります。副業やボランティアなら気軽に挑戦できるので、キャリアの方向性に迷っている人にもおすすめです。
また、本業を辞めることなく身につけたいスキルを得られるため、転職活動でのアピール材料を増やすのにも役立ちます。実際に経験してみて、「この分野でキャリアアップを目指したい」と気持ちが固まったら転職を検討しましょう。
3.転職する
今の会社でキャリアアップするのが難しい場合は、転職も選択肢の一つです。キャリアプランを考えてみたものの、今の会社では実現可能性が低い場合や、希望の仕事が廃止されてしまった場合などは転職したほうが良いでしょう。あるいは、今の会社では実現までに時間がかかる場合も、転職を検討する要因になります。
キャリアアップするには転職と現職のどちらが良い?
キャリアアップのために転職したほうが良いのか、現職でもっと努力すべきなのか、判断に迷う人もいるでしょう。いずれの方法にもメリット・デメリットはあるため、どちらが自分に合っているかを見極めるのが大切です。
キャリアアップ転職のメリット・デメリット
キャリアアップ転職のメリットは経験値が上がる点です。しかし、新しい環境で一からスタートするため、業務以外の部分で苦労することも。キャリアアップを目指して転職する際のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
キャリアアップ転職のメリットは経験の幅が広がり、大きく成長できる可能性が高い点です。同じ業種・職種に転職した場合でも、新しい価値観に触れたり、活用するツールが変わったりするなど学びが多いでしょう。
また、前職で身につけたスキルが高く評価された場合は年収アップも期待できます。そのほか、評価基準が変わることで、強みだと思っていなかったスキルにスポットが当たる可能性も。活躍の幅が広がり、想定より高い目標に到達できる場合もあります。
デメリット
転職すると職場環境や人間関係も一新されるため、慣れるまでは大変な側面もあります。今までのやり方が通用せず、評価されるまでに時間がかかる人もいるようです。特に、異業種・異職種への転職では、一時的に年収ダウンもあり得るでしょう。
しかし、新しい環境に慣れれば本来の力を発揮できるようになり、周りに認められていくものです。最初からうまくいくわけではないと割り切り、前向きに仕事に取り組む姿勢が求められます。
現職でキャリアアップする際のメリット・デメリット
今の会社でキャリアアップを目指すメリットは、業務内容や社風などを分かっているため、目標達成のためにやるべきことも明確な点です。ただし、同じ職場に留まることで成長の幅は限定的となる恐れもあり、思ったほどのキャリアアップはできない場合もあります。
メリット
現職でキャリアアップを目指す場合、今まで積み上げてきた経験やスキルをそのまま活かせるのがメリットです。上司や先輩との信頼関係もできているため、意見を言いやすかったり、協力を仰ぎやすかったりするのも良い点でしょう。社内の人脈を活用すれば会社の動きも早めにキャッチでき、キャリアアップのためにすべきことを把握しやすいのも利点です。
デメリット
現職を続ける場合、転職に比べて新しいチャレンジや成長の機会が少なく、成長の幅が広がりにくいのがデメリットです。また、「今の上司から評価されていない」「年功序列で昇進するのに数年かかる」といった状況では、キャリアアップにも時間がかかってしまうでしょう。
そのほか、会社の期待と自分の希望にズレがある場合は、異動や配置転換を願い出ても叶わない恐れがあります。
キャリアアップ転職を成功させるコツ
ここでは、キャリアアップ転職に成功している人がしているコツをまとめました。しっかり自己分析して、入念な準備をしましょう。
なぜキャリアアップしたいのかを明確にする
一口にキャリアアップといっても、その人により目的は異なるため、自分にとってなにが「キャリアアップ」なのかを明確にすることが大切です。キャリアアップの目的が明確になることで、自分に合った転職先が分かり、成功へと近づくでしょう。
代表的な例として、以下のような目的があります。
・非正規雇用から正規雇用になりたい
・収入などの待遇を向上させたい
・もっと上の役職を目指したい
自分が将来どうなっていたいか、そのためにはどのようなキャリアを積めば良いかをよく考えてみましょう。
キャリアプランを考える
キャリアアップ転職に成功するためには、仕事における具体的な姿や目標を叶えるための計画を指す「キャリアプラン」を考える必要があります。その際、未来の時間を意識すると効果的です。この先、自分の働き方をどう進めていけば良いかについて、時間を意識したプランを立てましょう。
ここでは、キャリアプランを立てるための3ステップを紹介します。
1.過去を振り返りキャリアの棚卸しをする
これまでの業務内容や得てきたスキル、注力してきたことから、自分の強みや得意なことなどを自己分析します。過去を振り返ることで自分に何が足りないのか、何を求めているのかを知るきっかけにもなるでしょう。
2.将来なりたい自分をイメージする
自己分析から、1年後・3年後・5年後・10年後の自分はどうしていたいのか先のことをイメージします。たとえば、「5年先にプロジェクトリーダーになる」といった具体的なポジションを考えてみたり、目標にしたい先輩を想像してみたりすることもおすすめです。
3.必要な経験やスキルとのギャップを考える
理想の将来像に近づくためには、「今の自分」と「なりたい自分」との間のギャップを考える必要があります。ギャップを埋めるためにどのようなスキルをつけ、どのような経験を積めば良いかが見つけられると、それが「キャリアプラン」になるのです。
ただし、今の自分となりたい将来像とのギャップを自己判断するのは意外と難しいもの。必要な経験やスキルが分かっても、その経験やスキルを取得するのにどれほど時間が掛かるか把握できないためです。一度ギャップを確認するためにも、転職の有無に関わらずキャリアアドバイザーに相談してみるのも良いでしょう。
待遇面だけを重視しない
キャリアアップ転職では、収入やポジションなどの待遇面だけを重視しないことも重要です。待遇面だけで転職先を選んだ結果、働き方の違いにギャップを感じて早期退職につながる場合があります。待遇面だけを重視するのではなく、自分のキャリアプランをもとに、必要な経験やスキルが得られるかどうか考えることが、キャリアアップ転職に成功するコツといえるでしょう。
キャリアアップしやすい職場を選ぶ
転職先を選ぶ際は、自分のキャリアプランを叶えられる制度や仕組み、風土があるかをよく調べましょう。社内公募制度や自己申告制度がある会社であれば、社員の希望を積極的に聞いてくれる可能性が高いです。
そのほか、社内研修や資格取得支援制度がある会社なら、スキルアップに期待ができます。また、自分と同年代の社員がどのように活躍しているかを調べてみるのもおすすめ。OB・OG訪問や職場見学、企業説明会などに足を運び、職場の実態を確認しましょう。
キャリアアップ転職に成功する人の傾向を知る
前述の通り、キャリアアップ転職に成功する人は、目標だけでなく、その達成時期も具体的に決めている傾向があります。また、いつまでに何をすれば良いかもしっかりと把握できているようです。
それに加えて、新しいことに挑戦するのに抵抗がなく、変化を柔軟に受け入れるといった傾向も見られます。失敗しても前向きに乗り越えられる人が、キャリアアップ転職への成功をつかむでしょう。
【年代別】キャリアアップ転職を成功させるには?
キャリアアップ転職を成功させるには、年代に合ったアプローチをすることでより実現に近づけるでしょう。以下で20代・30代それぞれの対策を解説するので、ぜひ参考にしてください。
20代の場合
20代がキャリアアップ転職をするなら、「自分が追求したいもの」を明確に決めることがポイント。特に20代後半は、今後の人生についてキャリアアップを検討する方も多いようです。
自分が仕事をするうえで軸となるのは、業務内容や給与のほか、企業規模や専門性、スキル構築などさまざま。今後起こりうるライフイベントや生活の変化なども考えながら、「今後自分はどのようなキャリアを歩んでいきたいのか」を考えましょう。
また、転職市場では同世代のみだった就活とは異なり、全世代がキャリアアップを目指すライバルとなります。自分が理想とするキャリアアップを実現するためにも、諦めない強い意志をもつことが重要です。
30代の場合
30代でキャリアアップ転職を成功させるには、これまで培ってきた経験やスキルなどをアピールすると良いでしょう。30代の転職で求められるスキルには以下のようなものがあります。
・マネジメントスキル
・特定分野のスキル
・柔軟性
30代は自分の裁量で仕事を進めることに慣れており、従業員の育成や管理職に就いている方も少なくありません。転職先でも部下育成を期待される可能性が高いため、マネジメントスキルは重要なアピール材料になります。
また、30代は即戦力を求める企業からの採用ニーズが高いので、業務で活かせる経験やスキルが必要です。そのほか、新しい環境への適応力が高く、年下の既存社員ともすぐに馴染める柔軟性も大事なポイント。即戦力になれるうえに、あらゆる変化にも対応できる人は重要なポジションとして採用される可能性もあるでしょう。
転職理由が「キャリアアップ」の際に注意したいこと
「キャリアアップのため」という転職理由は、仕事に対する熱意が伝わりやすく、企業側から好印象を持たれやすい傾向です。しかし場合によってはマイナスの印象を与えることになるので注意しましょう。
希望と実情とのギャップが大きい可能性がある
将来なりたい自分を描いたとき、それが今の自分とかけ離れ過ぎているとマイナスの評価になる場合があります。目標を高く持ち向上心が高いことは転職活動時に好印象を与えやすいですが、現在の自分の実情となりたい自分のギャップが大きすぎると、転職時の志望理由として根拠に欠けると思われ評価が下がってしまうことも。まずは自己分析をして、そこからなりたい自分をイメージしていきましょう。
転職の目的が漠然としている
「キャリアアップのため」という転職理由は、仕事に対する熱意が伝わりやすく、概ね好印象に受け取られる可能性が高いです。しかし、その後に続く具体的な補足説明がないと、抽象的過ぎてどのような仕事をしたいのかが伝わりにくいでしょう。
また、採用担当者は「なぜ前職では実現できなかったのか?」という疑問をもつ可能性もあります。現在の職場で実現できない理由もあわせて伝えられなければ、「今の職場に不平不満があるだけなのでは」と思われかねないので、しっかりと対策することが重要です。
たとえば、「自分だけの努力ではどうにもならなかった」「前向きに取り組んだが難しかった」など、具体的に行ったこともあわせて説明すると、採用担当者に熱意が伝えられるでしょう。
転職でキャリアアップを叶える志望動機のコツ
キャリアアップは転職において仕事に対する熱意や意欲をアピールできる志望動機になります。
ただし、キャリアプランが明確になっていなかったり、内容が曖昧だったりすると志望動機としては弱い印象を与えてしまうため注意が必要です。
以下を参考にし、キャリアアップの内容と企業についてしっかりと分析して伝えましょう。
転職でキャリアアップを叶える志望動機のコツ
- キャリアアップの内容を具体的に伝える
- 企業が求めているスキルや人材を的確に把握する
- キャリアアップ以外の動機も入れる
- 現職への不満は控える
キャリアアップの内容を具体的に伝える
キャリアアップが目的の転職では、自分にとってのキャリアアップを具体的に伝えることが大切です。
・自分にとってのキャリアアップが何なのか
・なぜそのキャリアアップを求めるのか
・なぜ現在の職場でキャリアアップできないのか
・何年後に転職先でどのように活躍したいか
これらをしっかりと伝えることで、思い描いた成功に近づけるでしょう。また、キャリアアップを明確にすることで、転職後のギャップも少なくなります。
企業が求めているスキルや人材を的確に把握する
転職でキャリアアップを成功させるには、企業が求めているスキルや人材を的確に把握することが重要です。自分にとってのキャリアアップが明確になっても、それが転職先の企業で求められていないことであればミスマッチとなるでしょう。
また、描いたキャリアプランとズレてしまうだけでなく、「会社が求めるスキルを持っていない」と評価されない恐れもあります。ミスマッチを防ぐためには、自己分析と同じくらい企業研究にも力を入れるようにしましょう。
キャリアアップ以外の動機も入れる
「キャリアアップを目指したい」という気持ちばかりを強調してしまうと、ネガティブに捉えられる恐れがあります。会社は勉強するための場ではないため、「自己成長の話ばかりで、自社にどう貢献をしてくれるのか分からない」と思われては内定を獲得できないでしょう。
転職活動の面接では、自分を採用する企業側のメリットも伝えるのが重要です。
現職への不満は控える
転職してキャリアアップを目指すなら、現職に対する不満を志望動機として伝えるのは避けましょう。その理由は、「自分がキャリアアップできないのは在職している会社が悪い」と責任転嫁しているように捉えられる可能性があるためです。
たとえば、「△△を実現させたかったが、前職の企業方針と合わず叶えられなかった」といったように、事実に基づいた内容として伝えるのであれば問題ないでしょう。
キャリアアップ転職理由の例文
ここでは、キャリアアップ転職で理由を述べる際の例文について、いくつかご紹介いたします。
専門領域を深めたい場合
印刷会社でWebマーケティングとして約8年間経験を積んできました。現職では主にサイト内の更新作業や集客マーケティングなどに携わってきましたが、近年のデジタル化に伴い、スマートフォンアプリの開発やWebページのデザインなど、一からの制作をやってみたいと考えるようになりました。現職ではWebデザイナーの社内公募を行うこともありますが、不定期のためなかなかチャンスに恵まれませんでした。
Web制作に関する実績はありませんが、基礎的な知識は身についています。また、現職で培ったWebマーケティングの知識を十分に発揮し、貴社に貢献したいと思います。
業務領域を広げたい場合
私の転職理由は、業務領域を広げたいと感じたためです。約5年間の一般事務職に取り組むなかで、これまでの経験を活かしながら新しいことに挑戦したく、海外と関わる貿易事務の仕事がしたいと考えるようになりました。そのため、日商ビジネス英語検定を受け合格し、現在はTOEIC650点以上を目指して勉強しています。
現職では海外との取引がなく、語学力や知識などを生かした業務は経験できません。貴社では自身が最前線に立って働ける環境があるとのことで、この先モチベーション高く働き続けたいと思い、応募いたしました。
最新技術の知見を深めたい場合
私の転職理由は、常に最新技術に触れながら働きたいと考えたためです。システムエンジニアとして約7年間のキャリアを築いてきましたが、社外勉強会や交流会などを通じて、自社は新たなテクノロジーの導入に消極的であるということが分かりました。このままでは経営にも影響を及ぼすと考え、上司にも相談したところ、現状からの移行は難しいとの回答を受け、転職を決意しました。
私はエンジニアである以上、最新の技術と接しながら働くことを希望しているので、あらゆるテクノロジーの活用を積極的に進めている貴社へ応募しました。
転職理由の書き方については、「転職理由の書き方は?人間関係やスキルアップなど理由別の例文を紹介!」のコラムでもご紹介しています。ぜひこちらもあわせてご覧ください。
キャリアアップに向いている職種4選
ここでは、キャリアパスが想定しやすく、キャリアアップに向いている職種を紹介します。キャリアアップはどのような職種でも目指せますが、ある程度の道筋をつけておきたい人は以下の例を参考にしてみてください。
1.コンサルタント職
コンサルタント職は、年収アップや独立を目指しやすい職種の一つです。コンサルタント会社は多種多様な業種の顧客を抱えているため、異業種から転職する人も多い傾向にあります。そのため、未経験・無資格から挑戦でき、実力次第で昇給も可能です。大型案件を受注できるほどの実力を身につけ、人脈も構築できれば独立も目指せます。
2.エンジニア職
IT業界は人手不足が深刻なうえ、クラウドサービスやAIなどの技術革新が進んでいるためエンジニア職は将来性の高い仕事です。特定分野のスペシャリストを目指したり、システムの企画・提案を行うITコンサルタントを目指したりするなど、さまざまなキャリアパスが考えられます。
また、セキュリティ管理は経営における重要な課題とされているため、エンジニア職から経営部門への昇進も目指せるでしょう。
3.金融系の専門職
保険会社のファイナンシャルプランナーや証券会社のアナリストといった金融系の専門職は、上位資格を取得して昇進や独立を目指す人が多いといわれています。いずれの資格も国際的に認められた上位資格があるので、資格を取得しながら知識を高めることでスペシャリストを目指すのがキャリアパスの一つです。
また、実力主義の会社が多いため、成果を挙げれば思い描いたキャリアアップが実現しやすいのも魅力といえます。
4.マーケティング職
マーケティング職は経営職を目指したい人におすすめです。マーケティング職に求められるのは論理的思考力や分析力、戦略立案力などで、経営職に求められるスキルと重なる部分が多いといわれています。
マーケティングは売上の拡大や需要獲得を考えるのが仕事なので、経営目線になることが多いのも理由の一つ。近年はデジタルマーケティングの需要が高まっているので、未経験から転職を目指したい人にもチャンスがあります。
キャリアプランについて聞かれたらどう答える?
キャリアアップを理由に転職する場合、選考で「キャリアプランをどのように考えていますか」と質問される可能性もあります。この質問に対する回答が曖昧だと、キャリアアップを目指している信憑性が疑われてしまうので注意が必要です。
企業が何を知りたいのか把握しよう
面接官がキャリアプランを聞く理由は、「本気でキャリアアップを目指しているのか」「自社で達成できるプランか」といった点を確認したいためと考えられます。また、どの程度のキャリアアップを目指しているのかを把握し、成長可能性を探る目的もあるでしょう。
この点を理解したうえで具体的なキャリアプランを提示し、本気度が高いとアピールするのが重要です。
目標に向けて努力していることも伝えよう
キャリアプランを述べる際は、目標に向けて現在努力していることも伝えましょう。資格取得のため勉強していることや副業で経験したことなど、具体的なエピソードが好印象につながります。すでに取り組みを始めていることで意欲が伝わり、目標達成力や行動力もアピールできるでしょう。
【例文】キャリアプランの答え方
面接でキャリアプランを聞かれた際の回答例は以下の通りです。
技術職の場合
私はクラウドエンジニアのスペシャリストを目指しています。
新卒から3年間プログラマーを経験し、2年前からインフラエンジニアとしてネットワークの運用を担当してきました。半年前からは設計にも携わるようになり、クラウドサービスについても勉強しています。
近年、テレワークが普及した影響でクラウドサービスへの需要は高まっていると感じますが、エンジニアは不足しています。私はインフラエンジニアとして身につけたネットワーク関連の知識を活かし、クラウド上におけるシステム構築に特化することで社会に貢献できると考え、転職を決意いたしました。将来は、クラウド上でのシステム開発や提案までできるようなエンジニアになりたいと考えております。
事務職の場合
私は人事部門のマネージャーを目指しています。
現在は総務部の事務職として労務管理を担当しており、多種多様な社員と関わるなかで職場環境の改善やキャリア支援に興味を持った次第です。また、労働法や組織開発に関する本を読んだり、セミナーに参加したりするにつれ、人事制度の構築や採用業務が組織づくりにおいて重要であると確信しました。
現在は人事総務検定の資格取得に向けて勉強中です。これまでに身につけたPCスキルやコミュニケーション能力を活かし、人事部の知識を高めて組織活性化に貢献したいと考えております。
転職でキャリアアップできる人の成功パターン
キャリアアップ転職は、業界と職種を分けることで転職先が見えてきます。ここでは、転職後にキャリアアップできる人の成功パターンについて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「違う業界の同じ職種」へ転職するパターン
違う業界で同じ職種への転職は、これまでの経歴やスキルを活かしやすく、他業界の知識を求めている企業も多いので比較的有利に転職活動を進めやすいといえます。新しい業界での知識を身につける事ができ、より能力を高めていくことが可能です。
業界によって年収や働き方が違うので、自分の目的に応じた転職が可能になるでしょう。
「同じ業界の違う職種」へ転職するパターン
同じ業界で違う職種への転職は、今まで業界で積んだ経験や知識、現在の職種で得た経験をアピールすることができます。
営業職から営業企画職への転職がその一例。志望動機においても、キャリアの幅を広げたいという根拠がしっかりとあるため、説得力を持たせることができるのが特徴です。
「同じ業界の同じ職種」へ転職するパターン
同じ業界、同じ職種で、上位ポジションを目指すのも一つの方法です。たとえば、マネジメント職を目指すことはキャリアアップ転職でよくある例。職種の幅や仕事の裁量を広げていくと同時に、年収アップも狙うことができるでしょう。
「違う業界の違う職種」へ転職するパターン
成長しているほかの業界や違う職種に転職すると、大幅なキャリアチェンジが叶うでしょう。目指す職種の経験やスキルがない場合、転職活動は困難になりやすい傾向にありますが、志望職種に活かせる強みや能力をアピールすることで成功の可能性は上がってきます。
目指す職種の業務に似ている経験ができそうな職種から転職を目指し、再転職することも選択肢の一つです。
転職でキャリアアップを目指すならプロに相談しよう
「今の業務以外に携わらせてもらえない」、「収入が上がらない」など、今の環境でのキャリアアップが難しいようであれば、転職エージェントを活用しましょう。自分にとってのキャリアプランを明確にするのは案外難しいので、プロのキャリアアドバイザーから受けられるキャリアプランの相談もおすすめです。
プロの意見を取り入れてキャリアプランを作ろう
1人でキャリアプランを考えるのが難しい人は、転職エージェントに相談するのもおすすめです。転職エージェントを利用すると、転職市場に詳しいアドバイザーから客観的なアドバイスを受けられます。プロの目線で、キャリアプランが実現可能か、面接で評価されそうかといった点をチェックしてもらいましょう。
人材を募集している事情を聞いてみよう
キャリアアップ転職を成功させるためには、企業側が入社後に何を期待しているのかを把握しておくのが大切です。そのため、「なぜ未経験歓迎なのか」「若手を必要とする理由は何か」といった事情について、転職エージェントを通して聞いてみると良いでしょう。詳しい事情を知ることで、自分のキャリアプランとのマッチ度を確認できます。
非公開求人も視野に入れよう
転職エージェントは、一般に公開されていない「非公開求人」を持っています。非公開求人は、新規事業開発など競合に知られたくない事情があるときや、人員補充を急いでいるときなどに企業が利用する募集方法です。
非公開求人のなかに自分のキャリアプランに合う企業が見つかる可能性もあるので、転職エージェントに聞いてみると良いでしょう。
いつまでに転職したいかを決めよう
転職エージェントを利用する際は、希望の転職時期を伝えておくのがおすすめです。「1カ月以内に転職したい」「遅くても3カ月以内には決めたい」と具体的な時期を伝えておけば、アドバイザーは計画的に動いてくれます。転職エージェントは、転職意欲の高い人を優先して求人を紹介するのが一般的です。「1カ月以内なんて無謀かも…」などと思わず、まずは希望を伝えてみてください。たとえ希望が叶わなくても、ゴールを目指して行動するのが大切です。
「転職エージェントとは?利用の流れや使うメリットなどを紹介」のコラムでは、転職エージェントを有効活用するコツを紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。
キャリアアップ転職を目指したいなら、転職エージェントのハタラクティブに相談してみませんか。ハタラクティブでは、専任のアドバイザーがきめ細やかなヒアリングを行ったうえで、一人ひとりに合わせたサポートを実施しています。高卒や既卒、第二新卒、フリーターなど若年層の方を対象としたサービスを提供しているため、「学歴に自信がない」「今まで一度も正社員として働いたことがない」という方も安心です。サービスの登録・利用料はすべて無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。