国内外のワークキャンプを通じて若者のきっかけづくりをサポート【NPO法人グッド】

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はじめに

NPO法人グッド(以下グッド)では、全ての若者たちのきっかけづくりを応援する活動を行っています。グッドは、2001年1月に任意団体としてスタートし、2008年11月にNPO法人化に至りました。

・何かをしたいけど、何をしたらいいのかわからない
・毎日の生活から、ちょっとだけ抜け出してみたい
・自分の視野や、考え方を広げたい
・とにかく色々な人たちと出会ってみたい

どうせ自分の人生なんて…、無意識に諦めるクセがついている多くの若者たち。グッドは、彼らが様々な経験を積んで、視野を広げ、新しい一歩踏み出すためのキッカケづくりをお手伝いをしています。本記事では、同団体の活動内容について詳しくお伝えしていきます。

団体概要

グッドは、「日本の若者たちにもっとたくさんの世界を感じてほしい」という思いから立ち上げられた団体です。

文部科学省の調査によると、2018年度の小中学校の不登校の数は13万人以上。厚生労働省の全国調査では、6ヶ月以上自宅にひきこもっている方から全国の保健所などに寄せられた相談件数は、年に6000件以上に上ります。

そうなるに至った大きな要素の一つに、個の時代といわれながらも幼少期から「いい子にして、いい学校に通い、いい会社に入ることがいい人生だ」という限定された価値観に捕らわれすぎていることが挙げられています。

同団体では、この価値観に対して、誰かに教わることだけでなく、人と本音で向き合うことや挑戦をして失敗や成功をすることから学ぶことなど、自分自身が肌で感じる経験こそが大切だと考えています。その経験が絶望から這い上がる力になって、新しい一歩を踏み出す原動力になるはずです。

グッドは、若者のきっかけづくりを目的に設立されました。主な活動としてボランティア・ワークキャンプを運営しています。
次の項目では、ワークキャンプについて詳しくご紹介します。

活動内容

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ワークキャンプ

ワークキャンプは、グッドの主な活動の一つです。

ワークキャンプでは、国内外の様々な場所を訪れ、新しく出会った仲間と協力し、農作業や酪農作業、井戸掘りや道路づくりなど、その場所が必要とするボランタリーな作業を行います。その過程で、参加者同士の関係づくりを行い、一人一人の人間的な成長を目指します。日常を離れ、共同生活やホームステイをしながら、訪れた地域を知り、その場所に暮らす人々としっかりと交流することも、大切な目的の一つです。

グッドのワークキャンプには、以下の特徴があります。

多彩な顔ぶれの参加者が集まる

ワークキャンプには、学生や社会人、フリーター、外国人、不登校・ひきこもりの経験者など、実に様々なメンバーが参加します。活動を通じて、日常生活では出会うことのできない人たちと出会えるかもしれません。

個性豊かなスタッフ

世界60か国を旅した経験のある代表をはじめ、幼小中高の教員免許保持者、ジャグリング経験者、調理やDIYなどの特技を持つ者など、個性豊かで経験豊富なスタッフが働いています。どのワークキャンプにも、スタッフが同行するので、いろいろな楽しい話を聞くことができます。

なんでも相談できる

「他の人と仲良くなれるか不安」「人と話すことが苦手」など、参加者たちの様々な心配ごとや悩みごとに、スタッフが寄り添います。ワークキャンプ期間中、全日程スタッフが同行しますので、いつでも気軽に相談できます。ボランティアが初めてだったり、海外が初めて、英語が苦手という人も安心して参加できます。

旅行会社のパックツアーではできない体験

グッドのワークキャンプには、現地の人たちと一緒に農作業をしたり、ホームステイで家族のような距離感で交流したりと、旅行会社のパックツアーでは決して体験できないプログラムがたくさんあります。旅行で訪れる海外とは全く違う世界を知ることができます。

ワークキャンプ詳細

海外ボランティアワークキャンプで実施しているプログラム

・スリランカの農村やタイの山岳少数民族の村での井戸掘り、道路づくり
・モンゴルでの施設の修繕作業と大草原での遊牧民生活体験
・韓国(釜山)で韓国人の参加者と一緒にボランティア

2023年8月5日〜17日の日程で「モンゴル大草原ワークキャンプ」を実施予定です。活動先は、モンゴル北部・オルホン県エルデネット市近郊。プログラム前半は、青少年施設のペンキ塗りや修繕作業を行い、後半は遊牧民の暮らす草原を訪れ、ゲルに宿泊したり、遊牧生活を体験します。

2023年8月31日~9月13日の日程で「スリランカワークキャンプ」も実施予定です。スリランカの農村を訪れ、村人たちと一緒に道路をつくる予定です。期間中は、村の家庭にホームステイ。毎日しっかり交流ができるので、スリランカの村にもう一つの大切な家族ができます。

国内ボランティアワークキャンプで実施しているプログラム

・広島県広島市安佐北区での農業体験
・山梨県北杜市にて田植えや農業体験
・長野県北安曇野郡小谷村での農業と田舎暮らし体験
・富山県富山市にて米作り体験
・静岡県袋井市での牧場体験

2023年5月3日〜7日の日程で、「広島農業体験ワークキャンプ」を開催。広島県広島市安佐北区・安芸高田市にて、ブロッコリー・きゅうり・キャベツの収穫・ナスの植え付けを行いました。薪ストーブのある古民家で4泊5日を過ごし、農作業をしながら、参加者同士の交流を深めることができました。

また、同日程で「富山米作り体験ワークキャンプ」も開催。富山市の「北陸青少年自立支援センター・はぐれ雲」と協働し、お米作りをお手伝いしました。

6月2日〜4日の日程で「山梨田植えワークキャンプ」を実施予定。社会人でも参加しやすい、2泊3日の週末プログラムです。実施場所は、山梨県北杜市にある自給型共同農園「のらんぼ村」。自給自足の生活を目指す村の田植えや畑の整備などをお手伝いをします。

6月21日〜25日の日程で「長野農業体験ワークキャンプ」を実施予定。場所は、長野県北安曇郡にある「信州共働学舎」です。田んぼの手入れや大豆の定植といった季節の農作業をはじめ、山奥の集落まで生活に必要な物資を届ける荷揚げのお手伝いも行います。

不登校・ひきこもり向け自立支援プログラム

「人付き合いが苦手」「就活で挫折した」「どこにも居場所がない」「家に引きこもっている…」そんな状況の若者を対象にした自立支援プログラム。本人とじっくり話をした上で、一人ひとりの状態に合わせて自立のステップを決定します。プログラム中は、経験豊かなスタッフが常に在中し、きめ細やかなサポートを行います。通所プログラム・ワークキャンプ・共同生活寮の3つのプログラムが用意されています。

通所プログラム

週に1回〜、1日4時間程度、定期的にグッドに通って、ご飯づくりや園芸、大工仕事などさまざまな作業を行います。スタッフと一緒に作業をしながら、少しずつ人と関わることに慣れ、自信をつけていくプログラムです。

ワークキャンプ

全国から集まる、様々な背景をもつメンバーと、国内外のさまざまな地域で実施する合宿型のボランティアプログラムです。期間は2泊3日〜2週間ほどと、プログラムによって異なります。

共同生活寮

共同生活寮で暮らし、生活リズムを身につけ、人付き合いを学んでいきます。スタッフも共に生活しているので、いつでも安心して相談できる環境です。学生や社会人などさまざまな人と交流する経験を積みながら、慣れてきたらアルバイトや学校への復学など、それぞれの次のステップを目指します。

詳細情報

NPO法人グッド
 

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