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20代の転職でおすすめの職種や業界は?未経験から目指せる仕事をご紹介!
更新日

この記事のまとめ
- 20代の転職におすすめの職種は、「営業職」「ITコンサルタント」「広報」など
- 転職先を選ぶときのチェックポイントは「将来性」や「働く環境」などが挙げられる
- 20代が転職を成功させるには、キャリアビジョンやプランの明確な見通しを立てる
- 20代前半の転職では、ポテンシャルや仕事に対する意欲がチェックされる
- 20代後半の転職では、ポテンシャルに加えて経験やスキルも重視される
「20代で転職を考えているものの、どのような職種に向いているか分からない」と悩む方もいるでしょう。20代は未経験歓迎やポテンシャル重視の職種に挑戦しやすく、転職活動におすすめの時期といえます。
このコラムでは、未経験から目指せる20代の転職におすすめの職種や選ぶときのチェックポイントを解説。20代の転職を成功させるコツや20代前半・後半の転職で求められるスキルや経験も紹介しています。
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20代の転職におすすめの職種10選
20代の転職では、経験やスキルよりもポテンシャルを重視されやすいので、未経験の職種に挑戦することが可能です。以下では、20代の転職におすすめの職種をまとめたので、どのような仕事を選ぶべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
20代の転職におすすめの職種10選
1.営業職
20代は若さを武器にでき、コミュニケーション能力やフットワークの軽さが求められる営業職に転職しやすいでしょう。
営業職はメーカーや商社、代理店など業界を問わず求められる職種で、企業の商品やサービスを顧客に提案し売上につなげる役割があります。社会人としての基礎スキルがあり、人と接することが好きな方は活躍できる可能性があるでしょう。
また、営業職は意欲や努力が業務に直結する仕事であるため、社会人経験の有無や年齢に関係なく、結果を出せば高い評価を狙えます。営業職については、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」でも触れているので、参考にしてみてください。
2.サービス・販売職
サービス・販売職は、資格や経験が問われない未経験歓迎の求人もあるため、20代からの転職におすすめです。ハタラクティブの「若者しごと白書2024 1-1. 現在就業している職種(p.5)」によると、女性正社員の現職3位は接客業(10.6%)となっています。
サービス・販売職は、接客や商品の知識を身に付け、百貨店や専門店、スーパーなどでお客さまに魅力を伝えたり売上の向上につなげたりする役割があります。コミュニケーションスキルがあれば、接客時に役立てられるでしょう。
販売職の業務内容については、「販売職の仕事内容とは?活躍できる場・向いている人について解説」でまとめています。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
3.建築関連職
建築関連の仕事は屋外での作業や力仕事を任される場合があるため、体力に自信がある20代の転職におすすめの職種です。建設関連職というと現場職のイメージが強いかもしれませんが、業界未経験者も施工管理技士の資格を取得すれば、現場を監督する施工管理として働ける可能性があります。
20代・未経験から施工管理の仕事に挑戦してみたい方は、「施工管理技士とはどんな仕事?資格の種類や難易度をわかりやすく解説」のコラムをチェックしてみてください。
4.ドライバー
ドライバーは学歴や経験を問わない求人もあるため、運転が好きな20代の転職におすすめの職種です。運送業界は、オンラインショッピングの普及や働き方改革などの影響により、ドライバーの需要が高まっています。そのため、物流を支えているドライバーは、将来性のある仕事といえるでしょう。
運送業界の業務内容や将来性は「運輸業界の仕事」のコラムで解説しているので、あわせてご確認ください。
5.ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、依頼を受けた企業におけるIT戦略に関する課題を見つけ、解決に導くサポートを行う職種です。ITコンサルタントの仕事で活躍するには一定の知識や経験が求められるので、20代の若いうちから転職しキャリアを積むのがおすすめといえます。IT企業のなかには、ゼロからの教育を視野に未経験者を募集している会社もあるでしょう。
6.Webマーケティング
Webマーケティング職は、ネット広告などの販売促進を目的に市場調査や分析などを行う職種です。経験を積めば、企業の売上に寄与できる人材を目指せるでしょう。
Webマーケティングの仕事に必須となる資格はなく、入社後に業務経験を積みながらノウハウを身に付けます。表計算や統計処理を行うソフトウェアなどを使いこなす必要があるので、学習意欲の高い20代の方が転職する際におすすめな仕事です。
マーケティングの仕事については、「マーケティングに向いている人とは?仕事内容や業務のやりがいも解説」のコラムでもご紹介しています。
7.Webライター
Webライターのライティングスキルは実務経験を通して身に付けられるため、ポテンシャルを評価されやすい20代から挑戦できるおすすめの職種です。Webライターとは、ブログやコラム、Web広告、商品の説明文などをライティングする仕事。文章を書くのに苦手意識がなく、学ぶ意欲が高ければ未経験の方も転職できる可能性があります。
ただし、選考ではポートフォリオを求められる可能性もあるため、すぐに求人に応募するのではなく副業として案件を受けたりブログを執筆したりしてみるのもおすすめです。また、事務や広報、ECサイト運営など文章を扱う業務経験があれば、転職活動でアピールしやすくなるでしょう。
8.事務職(一般事務・医療事務・経理事務など)
事務職は、基本的なビジネスマナーが身に付いており、パソコン作業ができれば未経験から挑戦できるため、デスクワークを希望する20代の転職におすすめです。ハタラクティブが発表した「若者しごと白書2024 1-1. 現在就業している職種(p.5)」によると、女性正社員の38.2%(1位)、男性正社員の16.0%(3位)が事務職として働いており、20代の方に人気の仕事といえるでしょう。
事務職は、パソコンを使用した書類作成やデータ入力、電話・来客対応、メール対応、備品の管理といったデスクワークが中心の仕事です。事務職には種類があり、一般事務・医療事務・経理事務などがあります。
事務職の詳細は、「未経験から事務職を目指すには?転職成功のコツや志望動機の書き方も解説」で解説しているので、あわせてご一読ください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
9.人事職
採用や人材育成、社会保険などの業務に携わった経験がある20代の方は、人事職への転職もおすすめです。20代前半であれば実務未経験からポテンシャルで採用される可能性もありますが、20代後半になると即戦力としてのスキルが求められるため、人事職で活かせる経験があれば有利になるでしょう。
人事職は、会社の人材の採用から退職までに関わる職種です。20代の場合、人事部や人事課に配属され、従業員の採用や入社、異動、退職などのやり取りや社会保険・退職金といった福利厚生に関わる手続きなどを担当する場合が多いでしょう。
10.広報
広報への転職は、経験者のほうが有利になる傾向があります。ただし、実務未経験の場合も、20代のポテンシャルや志望企業の業界知識・経験があれば転職できる可能性はあるでしょう。
広報は、自社と社会との関係を作り、イメージや認知度の向上を目的とする仕事です。自社の認知度向上のために、テレビや新聞、雑誌などで自社の企業活動をPRします。細かい配慮やコミュニケーションが得意な方に向いている仕事といえるでしょう。
広報の業務を詳しく知りたい方は、「広報の仕事」のコラムも参考にしてみてください。
20代の就職先として選ばれやすい職種は?
ハタラクティブが発表した「若者しごと白書2024 1-1. 現在就業している職種(p.5)」によると、男性正社員で割合が高いのは、技術職(21.6%)や工場・製造(17.4%)、事務(16.0%)などです。女性正社員で割合が高いのは、事務(38.2%)や医療・介護・福祉(18.0%)、接客(10.6%)となっています。
参照元ハタラクティブ
若者しごと白書2024
20代の転職におすすめの職種が含まれる業界4選
ここでは、20代の転職におすすめの4つの業界を紹介します。前項で紹介した職業とあわせて確認してみましょう。
20代の転職におすすめの業界
- 建設業界
- 不動産業界
- 配送・流通業界
- IT業界
1.建設業界
建設業界では、慢性的に若者の就業が少なく高齢化による人手不足が大きな問題となっているため、20代の転職者の需要は高いといえるでしょう。建設業界の仕事には、設計や測量など専門性に特化したスキルが求められることもありますが、現場作業員をはじめ、建設会社の事務職、営業職など、未経験から挑戦できる職種も豊富です。
機械の発達により作業の効率化が進んでいる部分もあるものの、視認による判断や人力を必要とする作業がなくなることはないため、将来にわたって一定の需要が見込まれます。職種によっては屋外で働いたり、力仕事を担当したりするため、体力に自信のある20代の方に向いているでしょう。
2.不動産業界
不動産業界は、高齢化や後継者不足により人材不足の傾向があります。転職市場では、将来性のある20代の若手を積極的に採用したいと考える企業もあるようです。
地域に根ざした不動産店舗も多いことから、地方での求人ニーズもあります。仕事内容によっては「宅地建物取引士」の資格が必要になる場合もありますが、働きながら目指すことも可能なので未経験からチャレンジするのにおすすめの業界です。
3.配送・流通業界
配送・流通業界は、オンラインショッピングの普及にともない深刻なドライバー不足が問題視されているため、車の運転が好きな20代の転職におすすめといえるでしょう。なお、運転する車の種類によっては「普通自動車第一種運転免許」以上の免許が必要です。
職種によっては、長時間の運転や荷物の積み降ろし作業などもあるため、体力に自信がある20代の方に向いています。
4.IT業界
IT業界は人手不足を補おうと教育や人材育成に注力している企業もあるため、20代のポテンシャルを活かせば未経験から転職できる可能性があります。基本的な知識を身に付けた後も、常にスキルアップに取り組む必要があるため、仕事への意欲が高い20代の方の転職先におすすめです。ビッグデータやAI、IoTをはじめとするデジタル技術を活用して業務改善に取り組む企業が増えていることを背景に需要が高く、将来性もあるといえるでしょう。
未経験からIT業界を目指したい方は、「IT業界は未経験者も挑戦できる?おすすめな職種と転職成功のコツをご紹介」のコラムを参考にしてみてください。
20代が転職で自分に合う職種・業界を選ぶポイント
ここまで20代の転職におすすめな職種や業界を紹介しましたが、いずれも「未経験者を歓迎している」「需要が高まっている」などの共通点があります。「転職先や職種の選び方が分からない」と悩んでいる人は、以下のポイントを参考にしてみてください。
20代が転職で自分に合う職種・業界を選ぶポイント
- 需要が拡大しており将来性がある
- 長期的に働ける環境や仕事内容である
- スキルや知識が身に付く
- 年収アップが見込める
- 未経験者を歓迎している
需要が拡大しており将来性がある
20代の転職で職種や業界を選ぶときは、需要が拡大しているか、将来性があるか検討しましょう。需要が高い職種・業界であれば、未経験者歓迎の求人が多く、転職先も見つけやすい傾向にあります。また、需要の拡大から将来性を見込める職種・業界なら、幅広い業務に携われたり、高収入に期待できたりするでしょう。
将来性のある職種や業界については、「これからの仕事とは?需要や将来性のある職業・業界と転職ポイントを解説!」のコラムを参考にしてみてください。
長期的に働ける環境や仕事内容である
20代で転職するときは、業務内容や職場環境を把握し、長期的に働けるかといった目線で検討してみましょう。たとえば、専門的な知識やスキルが身に付く職種であれば、同じ職種で経験を積みながら長期的に活躍できる可能性があります。
また、子育てや介護などプライベートと仕事の両立がしやすい職場環境や福利厚生があれば、同じ会社で長く働ける可能性も。40代や50代になったときに体力的な問題はないかといった点も検討してみましょう。
スキルや知識が身に付く
20代で転職を目指す際には、実務経験を通して知識やスキルが身に付く職種・業界であるかといった点もチェックしましょう。専門的な知識や高いスキルが身に付く職種であれば、キャリアアップが望めたり、転職時に強みとしてアピールできます。
実務経験を通して身に付けた知識やスキルは強みとなるため、転職先の職種や業界を選ぶ際にはチェックポイントとしておさえておきましょう。
年収アップが見込める
前職と比べたり、将来的な年収を調べたりして、年収アップが見込める職種・業界であるかといった点もチェックしましょう。20代で転職して実務経験を積み将来的に年収が上がる職種であれば、結婚したり、子どもが生まれたりして家族を養うことになっても安心して長く働けます。
平均年収に加えて、転職先企業の評価制度や昇給・賞与についても把握しておきましょう。職種別の平均年収について知りたい方は、「平均収入の実態を年代・男女・地域別に紹介!年収アップの方法も解説」のコラムを参考にしてみてください。
未経験者を歓迎している
未経験者を歓迎している職種・業界への転職では、20代のポテンシャルが有利に働く可能性があります。未経験者を歓迎している企業では教育体制が整っている可能性が高く、働きながらスキルを磨いてキャリアを積み上げられるでしょう。
反対に、即戦力を求める職種の場合は、実務経験がある方や資格をもっている方が有利になる可能性が高いため、経験を積んだり、資格を取得したりしてから挑戦するのがおすすめです。
未経験から挑戦できる仕事の特徴については、「未経験から就職できる仕事の特徴は?求人の見極め方やおすすめ業種を紹介」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
20代が「未経験の職種・業界に転職しやすい時期」である理由
20代で転職を考える方は少なくありません。20代は新しいキャリアを歩み始めるのに適した時期といえるので、前向きに転職を検討することもできるでしょう。ここでは、20代が未経験の職種に転職しやすい時期といわれる理由をご紹介します。
20代はポテンシャル採用を狙えるから
年齢が若い20代は、柔軟性やこれからのキャリアの長さといったポテンシャルを評価してもらえる年代です。「ポテンシャル採用とは?何歳まで適用される?新卒・中途との違いも解説」で解説しているように、ポテンシャルの高い人材は教育コストが掛からず、企業にとっても採用メリットがあります。
未経験の職種にチャレンジするなら、ポテンシャル採用が狙える20代のうちに行動に移すのが得策といえるでしょう。
20代で転職をする人は男女問わず珍しくないから
20代で転職をする人は、男女ともにほかの年齢帯に比べて多い傾向にあります。厚生労働省の「転職入職者の状況(p.1)」によると、2023年度における一般労働者の転職入職者の割合は、下記のとおりでした。
引用:厚生労働省「転職入職者の状況(p.1)」
調査結果から、男女問わず20代の転職者が多いことが分かります。20代の転職は珍しいことではないので、「転職したい!」と思ったタイミングで挑戦してみるのも一つの手です。
参照元
厚生労働省
令和5年 雇用動向調査結果の概要
若い人材を歓迎している企業が多いから
年齢の若い人材を必要とする企業は多いので、20代は未経験の職種・業界にチャレンジしやすいタイミングといえます。同省の「新規学卒者の離職状況」によると、令和3年に卒業した大卒者のうち、新卒入社から3年以内に離職した人は、34.9%でした。
引用:厚生労働省「学歴別就職後3年以内離職率の推移」
このように、約3割程度の人が新卒入社後3年以内に離職しているのが現状です。20代の人材が離職すれば、企業としても若い人材を確保したいと考えるもの。若い人材といえる20代を歓迎する企業は多いと考えられるでしょう。
参照元
厚生労働省
新規学卒者の離職状況
20代前半・後半の転職で求められるスキルや経験
ここでは、20代の転職で採用担当者がチェックするスキルや経験をまとめました。20代前半・20代後半に分けて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
20代前半の転職で求められるスキルや経験
20代前半の転職者は社会人経験が浅い傾向にあるため、以下のように、基礎的なビジネススキルや仕事への意欲などが求められるでしょう。
20代前半の転職で求められるスキルや経験
- 基礎学力や人柄などのポテンシャル
- 仕事への意欲や熱意
- 素直に仕事に取り組む姿勢
- コミュニケーションスキルや周囲と協力した経験
- 自己管理能力をはじめとするポータブルスキル
- パソコンスキルやオンラインツールの使用経験
1.基礎学力や人柄などのポテンシャル
20代前半の転職者には、基礎的な学力や向上心といった人柄など「ポテンシャルの高さ」が重視されます。ポテンシャルとは、基礎学力や人柄、教養といった、その人がもつ潜在能力のことです。
20代前半の転職者はスキルや経験が浅くても、ポテンシャルが高ければ、将来的な活躍が期待できると評価されやすくなります。
2.仕事への意欲や熱意
20代前半の転職活動では、応募者の仕事に対する意欲や熱意から、今後の成長が期待できるかチェックされます。たとえば、企業は応募者の仕事に対する価値観や考え方から、以下のような点を評価しています。
- ・目標をもって仕事に取り組めるか
- ・自分のキャリア形成を真剣に考えているか
- ・向上心があるか
- ・指示を待つのではなく自分で考えて仕事ができるか
仕事に対する意欲や熱意をアピールするには、具体的なエピソードを交えて前向きに取り組む姿勢や将来のキャリアプランなどを伝えると効果的です。
3.素直に仕事に取り組む姿勢
20代前半の転職活動では、素直に仕事に取り組む姿勢も評価されます。「分からないことはそのままにせず質問をする」「ミスを受け入れて次に活かす」といった行動が取れる人は、周囲からの信頼を得ながら働くことが可能です。面接や自己アピールの機会に、指示やアドバイスに素直に従って成長を目指す姿勢を示せれば、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
4.コミュニケーションスキルや周囲と協力した経験
20代前半の転職者は即戦力となるスキルや経験よりも、基本的なコミュニケーションスキルや協調性といった点を見てもらえるでしょう。
どのような職種でも、円滑なコミュニケーションスキルや周囲と協力して業務を進められるスキルは必要です。そのため、周囲と協力したエピソードがある方や、人と接することが得意な方はコミュニケーション能力をアピールしましょう。
5.自己管理能力をはじめとするポータブルスキル
入社後に専門的なスキルを身に付けることを前提としている企業においては、20代前半の転職者に業種や職種を問わずに活かせる普遍的な能力である「ポータブルスキル」を求めるでしょう。
ポータブルスキルには、先述したコミュニケーションスキルやスケジュール管理能力、問題が発生した場合の解決能力などが該当します。どのような仕事に就いたとしても役立つので、20代前半のうちから身に付けられるように意識しておくのがおすすめです。
転職で役立つポータブルスキルについては、「転職に役立つスキル一覧!ポータブルスキルとそのアピール方法も紹介」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
6.パソコンスキルやオンラインツールの使用経験
職種によりますが、基本的なパソコンスキルがあり、業務に必要なビジネスツールが使いこなせるかどうかもチェックされる可能性があります。面接でツールの使用経験を質問されることもあるため、「どのツールを使ったことがあるか」「それぞれどのくらい使いこなせるか」を事前にまとめておくのがおすすめです。
20代後半の転職で求められるスキルや経験
20代後半の転職では、20代前半に比べて社会人経験が長いため、以下のような実務経験で身に付けたスキルやマネジメントスキルなどが求められるでしょう。
20代後半の転職でチェックされるポイント
- 実務経験にともなう経験やスキルが身に付いているか
- マネジメントスキルがあるか
- 自社の事業戦略を理解し適切な判断ができるか
1.即戦力となる実務経験やスキル
20代後半の転職では、前職の実務経験や身に付けたスキルから、即戦力として期待できるものがあるかチェックされるでしょう。一般的に、20代後半からはキャリアアップを目的とした転職が増えてくるため、企業側は「即戦力となる経験やスキルをもっているか」を重視するようになります。
十分な実務経験や専門性に特化した知識などがあると、転職先で前職より責任の重い役割を任されたり、収入アップが期待できたりするでしょう。
2.マネジメントスキル
20代後半である程度社歴が長くなると役職がついたり、部下の教育を担当したりする方もいるため、マネジメントスキルが求められる場合もあります。たとえば、周囲と連携をとりながら一つのプロジェクトをまとめた経験があれば、アピールポイントとして活かせるでしょう。また、スキルや経験次第では即戦力として入社後すぐにチームリーダーを任せてもらえる可能性もあります。
3.事業戦略への理解や判断力
20代後半になると経験の長さにより業界の知識が深まる方もいるため、自社の事業戦略への理解や判断力も求められる可能性があるでしょう。
たとえば、面接時に前職での経験を話す際には、事業戦略や与えられた目標を理解したうえで、目的を達成するために自ら行った提案や行動を伝えます。具体的なエピソードや実績が示せれば、理解力や判断力があると評価されやすくなるでしょう。
また、未経験の職種に転職する場合は、応募先企業の事業戦略や業界について理解を深めておくと、志望度の高さをアピールしやすくなります。
転職市場において20代前半と後半で求められることは異なる
20歳~24歳あたりの転職希望者は、第二新卒とも呼ばれます。第二新卒が評価されるポイントは、社会人としての基礎的なマナーやポテンシャル。経験が浅くても年齢の若さから「長く働いてくれそう」「素直で柔軟性が高そう」といった期待が採用につながることもあります。第二新卒については、「第二新卒とは?いつまでが該当する?定義や求職活動を成功させるコツを解説!」のコラムを参考にしてください。
25歳から29歳ごろの転職希望者は、社会人経験が3~5年ほどになるので、ある程度の成果や実績、業務スキルはもちろんのこと、後輩への指導といったマネジメントスキルも問われる可能性があります。未経験の職種や業種を志望する場合は、これまでに身に付けたスキルをどう応用して、仕事に活かせるかをアピールすることが大切ですよ!ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
20代の転職を成功させる10のコツ
20代の転職を成功させるには、求職活動の環境を整えたうえで、情報収集を万全に行い、転職軸や将来のビジョンをはっきりさせておくことが大事です。ここでは、転職活動を成功させるためのコツをご紹介するので、ぜひ試してみてください。
1.自己分析を行い自分の価値を知る
20代からの転職活動を成功させるには、自己分析をしっかり行いましょう。20代の転職に必要なのは、「自分がもつ強みやスキル、経験は何か」「自分はどのような価値があるか」を理解することです。これらを把握しておけば、気になる職業・業界の適性を検討できたり、選考時のアピール材料になったります。
自己分析の詳しいやり方は、「自己分析とは?実施するメリットや簡単に行う方法をご紹介」で触れているので、試してみてください。
2.キャリアプランの見通しを立てる
20代の転職では、面接の際に将来のビジョンやキャリアプランを聞かれることがあるので、明確に答えられるように準備しましょう。たとえば、20代で営業職として基本的な業務を行えるなら、「30代で新規事業を立ち上げる一員になる」といった具体的なキャリアビジョンを立てます。
キャリアビジョンの考え方は、「キャリアビジョンとは?思いつかないときの考え方や書き方の具体例を解説」のコラムでご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3.企業研究・業界分析から転職先を見極める
企業研究・業界分析をしっかり行い、どの求人に応募するかを見極めましょう。たとえば、気になる業界内の経営パターンをみることで、自分がその企業に必要な人材かどうかを判断できます。企業から求められる能力を知り、自分の性格やスキルと照らし合わせれば、転職後のミスマッチを防げるでしょう。
企業研究のやり方は「企業研究とは?その必要性とスムーズに行うコツを知っておこう!」、業界研究のやり方は「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」のコラムにまとめています。
4.転職活動は在職中に行う
転職活動は在職中に始めるのがおすすめです。次の仕事の見通しが立たない状態で退職してしまうと、経済的に困窮する不安や焦りから、十分な検討をせずに転職先を決めてしまう恐れもあります。転職活動と業務の両立が不安な方は、就職・転職エージェントを活用すればプロに相談しながら求人探しや選考対策をスムーズに進められるでしょう。
失業保険の支給は自己都合退職だと時間が掛かる
「仕事を辞めても失業保険をもらえるから」と安易に考えるのはリスクがあります。自己都合による退職の場合、失業保険が実際に振り込まれるのは申請から2ヶ月程度経った頃です。退職後に転職活動を行う予定なら、半年程度の生活費を用意しておくと安心でしょう。
自己都合退職の場合の失業保険については、「失業保険は自己都合退職でいつからもらえる?金額の計算方法や手続きを解説!」のコラムをご確認ください。5.幅広い求人に触れて検討する
転職活動時には視野を広くもち、幅広い求人に触れましょう。求人を幅広くチェックすれば、職種や業界への理解が深まり、比較検討して自分に合った企業を見つけやすくなります。ただし、転職活動の軸や譲れない条件は明確にしたうえで検討することが大切です。
6.ライフプランを考慮する
20代の転職で長く勤められる会社を探すなら、自分のライフプランも踏まえて検討する必要があります。将来的に結婚や育児を考えているなら、産休・育休といった制度が取りやすいか、復帰後も活躍できるかなどの要素を確認しておくのがおすすめです。また、在宅ワークや時短勤務などの制度がある場合も、ライフステージの変化に対応しやすいでしょう。
ただし、志望動機に企業の福利厚生や勤務条件を回答しないように注意してください。待遇の良さを志望動機として回答してしまうと、採用担当者から「自社でなくても良いのでは?」と思われてしまう可能性があります。
7.前向きな転職理由を用意する
転職理由を聞かれたら、できるだけ前向きな回答をするように心掛けましょう。「転職後はどのような業務に取り組みたいか」「今後どのようなキャリアを積み上げていきたいか」を意識して回答するのがポイントです。
職場の待遇や環境への不満を並べるだけのネガティブな理由は、仕事に対して後ろ向きな印象を与える恐れがあります。実際の転職理由がネガティブな理由であっても、前向きな理由に言い換えることが大切です。言い換えのポイントは、「面接で転職理由を伝えるときのポイントは?好印象を与える回答の例文を解説」のコラムを参考にしてみてください。
8.履歴書や職務経歴書の内容を充実させる
履歴書や職務経歴書の内容を充実させるためには、応募先企業の求める人物像や職種・業界に必要なスキルを把握しましょう。たとえば、チームワークを大切にする社風であればコミュニケーション能力、リーダーシップが求められる仕事ならマネジメントスキルやリーダーの経験などが挙げられます。転職市場で求められているものを把握すれば、より企業の興味を惹きやすい応募書類を作成することが可能です。
また、自分のスキルや経歴を羅列するだけでなく、根拠となるエピソードも述べるのがポイント。未経験の職種に応募する場合も、前職までの経験を根拠に応募企業に合ったスキルを述べられれば、効果的なアピール材料になります。応募先企業で活かせる強みや経験を具体例を提示しつつ述べて、会社に貢献できる人材であることを示しましょう。
9.面接対策に力を入れる
面接経験が多く慣れている方も、面接対策は必須です。会社に貢献できる人材であることをアピールするためには、応募先企業ごとに回答を準備しておく必要があります。20代で転職する場合は、基本的なビジネスマナーが身に付いているかも見られるため、服装や言葉遣いなどには十分注意しましょう。
20代後半の場合はこれまでのスキルや経験を重視される傾向があります。これまでどのような業務に携わり、そこからどのようなことを学んだのかについて答えられるようまとめておきましょう。面接で定番の質問に対する回答を用意しておくことはもちろん、友人や家族にお願いして模擬面接を行うのもおすすめです。
10.転職エージェントのサポートを受ける
転職を成功させるために、転職エージェントのサポートを受けることもできます。エージェントを利用する際には、「20代の転職向け」や「第二新卒向け」といった自分の年齢や経験に合ったサービスを利用しましょう。自分の状況にあった就職エージェントを利用すれば、転職活動での疑問や不安を解消しやすくなります。
転職エージェントでは、担当のアドバイザーが事前に希望や条件、キャリアビジョンなどをヒアリングしたうえで、ぴったりの求人を紹介してくれます。いくつか紹介してもらった求人のなかから、興味のある求人があれば、そのまま転職エージェントを通して応募することが可能です。面接のスケジュール調整や内定後の連絡などもエージェントが代行してくれるので、安心して転職活動ができます。
若年層向けの転職エージェントであるハタラクティブは、未経験歓迎の求人を多数取り扱っています。最短2週間で内定を得られるため、効率良く転職を進めたい方にもおすすめです。
これまでの経験をヒアリングし、希望や適性に合った求人をご紹介するのはもちろん、応募書類の作成や面接対策もサポートするので、安心して選考を進められます。サービスはすべて無料のため、ぜひお気軽にご相談ください。
20代の転職に関するよくある質問
ここでは、20代の転職に関するよくある質問をQ&A形式でまとめました。未経験の職種への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
20代で未経験の職種や業界への転職はできる?
20代は若い年齢ならではの柔軟性や将来性が評価されるので、未経験からの転職は十分可能といえます。特に、20代前半の方や、新卒入社後3年程度で転職を検討する第二新卒といわれる方は、企業からのニーズも高めです。
第二新卒の転職方法については、「第二新卒が採用されるには?効果的な転職方法や企業側の視点を解説」で紹介しているので、チェックしてみてください。
スキルなし20代男性の転職におすすめの仕事はある?
スキルなしの20代の方におすすめの転職先は、「営業職」「建築関連職」「ドライバー」などの職種です。いずれも需要が高く、働きながら資格やスキルアップを目指せるため、20代からキャリアを積むのに適しているでしょう。
詳しくは、このコラムの「20代の転職におすすめの職種10選」でご紹介しているので参考にしてみてください。
20代で未経験の職種へ転職を目指す際におすすめの方法は?
20代で転職する際は、未経験歓迎の求人へ応募し、ポテンシャルや人柄をアピールできるように心掛けましょう。目指している職種が自分に合っているかを確認したい方は、転職エージェントで第三者からのアドバイスを受けるのもおすすめです。
転職先の探し方でお悩みの方は、ハタラクティブへご相談ください。プロのキャリアアドバイザーが求人探しから内定まで一貫してサポートします。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。