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30代から目指せる職業22選!未経験で挑戦できる仕事や探すコツを紹介
この記事のまとめ
- 30代から目指せる職業の特徴は、「未経験歓迎」「人手不足」など
- 30代で就職・転職するなら、MOSや日商簿記など仕事に役立つ資格を取得するのも手
- 30代での転職は、「就職の難易度が上がる」「年下の上司がいる」などのリスクも考えられる
- 30代から新しい職業を目指す際は、謙虚な姿勢で学ぶことや環境に適応する努力が必要
- 転職エージェントに相談することで、30代からの転職活動を効率的に進めやすくなる
あなたにおすすめ!
「30代から目指せる職業はある?」「転職するには資格が必須?」と不安に思う方もいるでしょう。結論から言うと、30代から目指せる職業はあります。また、未経験であっても、経歴を問わず挑戦できたり、自分の強みを活かせたりする職業を選べば就職できる可能性は十分にあるでしょう。
そこで今回は、30代未経験から目指せる職種や探し方のコツをご紹介。30代から新しい職業に挑戦する際のポイントや、就職に役立つ資格についてもまとめています。年齢に囚われず、自分の可能性を広げてみたい方はぜひ参考にしてみてください。
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30代から目指せる職業を探す3つのコツ
30代を迎え、「そろそろキャリアチェンジがしたい」という方や、「フリーター生活から抜け出して正社員を目指したい!」と考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、30代という年齢から「未経験の分野に飛び込むのは難しそう…」と不安に感じることもあるでしょう。30代から新しいキャリアを築くなら、以下のようなポイントを押さえることが大切です。
- ・人手不足の業界を選ぶ
- ・「未経験可」の求人を探す
- ・資格を取得して専門的知識があることをアピールする
介護職やIT系、建設業など人手不足の業界は、常に人材を求めていることがあり、未経験者向けの研修制度が充実しているケースも少なくありません。これらの業界は、経験よりも意欲やポテンシャルを重視する傾向があるため、30代からも十分にチャンスがあるといえます。
「未経験可」を条件にしている求人は、企業側も未経験者を受け入れる体制が整っていることが多く、基礎から丁寧に教えてもらえる環境が期待できるでしょう。
就職・転職先の企業で活かせる資格をもっている場合は、専門知識や意欲があることをアピールできるので、未経験からも採用してもらえる可能性があります。ただし、就職・転職のために資格を取得するのは時間が掛かる場合もあるため、ブランクを長引かせないためにも避けるのが無難です。
30代から目指せる職業を探すコツは、「30代から未経験分野に転職するのは厳しい?おすすめの業界と成功のコツ」のコラムでも解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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男性・女性を問わずおすすめ!未経験可!30代から目指せる職業22選
ここでは、男性・女性を問わず30代から挑戦できる可能性のある職業をご紹介します。手に職をつけられる職業や人手不足の業界、未経験から挑戦できる職業の一例をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
1.一般事務
一般事務の主な仕事内容は、書類作成やデータ整理、来客・電話対応などです。企業や施設、行政機関など幅広い場所で求められる仕事のため、求人数も一定数あるといえます。
「パソコンを使った業務経験がある」「PCスキルがある」という30代の方は、スキルを活かして働ける可能性があるでしょう。なかには、未経験から挑戦できる求人や、在宅勤務が可能な求人もあるようです。
仕事内容 | 社内の文書作成、データ入力、電話対応など、定型的な事務作業全般を担当する |
平均年収 | 529.6万円 |
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向いている人 | ・正確さ、几帳面さ、スピード感をもって作業することが得意な人 ・電話応対や来客対応などができる、コミュニケーション力のある人 ・一つの作業を集中して続けられる人 |
ポイント | ・特別な学歴や資格は不要で、経験を積みながらスキルアップ可能 ・パソコンスキル、文書作成、簿記などに関する資格を取得すると活躍の幅が広がる ・就業時間は規則的なことが多く基本的には残業が少ない |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 一般事務」
2.コールセンター
コールセンターのスタッフは、お客さまからの問い合わせ対応や、自社の商品・サービスの売り込みなどを行います。
接客スキルや商品知識が求められるものの、入社後に習得できるよう、研修制度を整えている企業もあるようです。そのため、未経験の30代の方も挑戦できる可能性があるでしょう。
仕事内容 | 電話を通じて商品販売や問い合わせ対応、市場調査などを行う |
平均年収 | 393.6万円 |
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向いている人 | ・表情が見えないぶん、声のトーンや言葉遣いに気を遣える人 ・顧客ニーズを把握して適切な回答や提案ができるコミュニケーションがある人 ・感情的にならず、冷静な対応ができる人 |
ポイント | ・電話を通して顧客と直接つながれる ・スキル、学歴問わずチャレンジできる求人が多い ・24時間365日対応を実施している場合、出勤時間が不規則になることがある |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト コールセンターオペレーター」
3.データ入力
事務職の仕事の一つであるデータ入力も、30代から挑戦できる可能性のある求人があります。データ入力は、決められたソフトを使ってマニュアルどおりに進めることが多いため、高度なPCスキルを問われる求人は少ないでしょう。「数字を正確に扱える」「タイピングに自信がある」といった30代の方に向いている可能性があります。
事務職の業務内容や求められるスキルについては「未経験から事務職を目指すのは難しい?役立つ資格や転職成功のコツを紹介!」を参照ください。
仕事内容 | 文字や数値などのデータを、キーボードやテンキーなどを用いてコンピュータに入力する |
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平均年収 | 356.2万円 |
向いている人 | ・パソコン操作に慣れている人 ・集中力がある人 ・正確性を重視する人 |
ポイント | ・学歴や資格は不要だが、「ビジネスキーボード」「キータッチ2000」などが役立つこともある ・雇用形態は契約社員やパート・アルバイト、派遣社員など幅広く、在宅での業務請負も存在する ・勤務形態が柔軟な企業も多く、子育て世代も働きやすい |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト データ入力」
4.営業職
営業職は、サービスや商品を売り込み、会社に利益をもたらすことが仕事です。営業の仕事では、学歴や経歴よりもコミュニケーション能力が重視される傾向にあります。そのため、「未経験歓迎」「学歴不問」と明記されている求人が一定数あるようです。
営業職の仕事内容について詳しく知りたい方は「営業職とは具体的にどんな種類がある?仕事内容やメリット・デメリットを解説!」をご一読ください。
仕事内容 | システムエンジニアなどと協力して顧客の技術的課題をヒアリングし、その解決策として情報システムや情報サービスを提案・販売する |
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向いている人 | ・コミュニケーションを通じて信頼関係を構築できる人 ・論理的に物事を分析し、課題解決策を導き出せる人 ・目標達成への意欲が高い人 |
ポイント | ・学歴や資格は不問だが、大卒者が多い傾向にある ・IT関連企業での営業経験や、他業種での営業経験が中途採用で有利になることもある ・「応用情報技術者」「基本情報技術者」などのIT関連資格があると、知識の証明として役立つ場合がある |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト コンサルティング営業(IT)」
5.マーケティング職
マーケティング職とは、商品やサービスを「どう売るか」を戦略的に考える仕事。業界や職種を問わず活躍できる職業です。前職で営業経験や顧客対応のスキルがあると強みになることも。特にWeb広告やSNS運用、SEOといった分野は需要が高く、成長企業では即戦力として求められるケースもあるようです。
これまでの社会人経験を活かすなら、マーケティング職を目指してみるのも自分の可能性を広げるきっかけになるでしょう。
仕事内容 | 企業や団体の依頼を受け、市場動向や消費者ニーズを調査・分析し、データに基づく提案を行う |
平均年収 | 690.7万円 |
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向いている人 | ・好奇心旺盛で探究心がある人 ・信頼関係を築けるコミュニケーション力がある人 ・客観的な視点で物事を観察や分析ができる人 |
ポイント | ・自分の携わった広告の反響が目に見えやすく達成感を得やすい ・自社でマーケターになるには商品知識や経験が必要なため、長年営業職として経験を積んだ人が異動で配属される場合が多い ・将来的にブランドマネージャーやCMOになれる可能性がある |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト マーケティング・リサーチャー」
6.システムエンジニア
システムエンジニアは、企業の業務を支えるシステムの設計や開発を担う専門職です。プログラミングやITの基礎をオンラインスクールや職業訓練で学ぶことで、30代未経験からでも十分にキャリアを築けます。
経験を積めばプロジェクト管理や上流工程へのステップアップも可能。年齢にとらわれず実力が評価される業界なので、興味のある方はぜひ挑戦してみましょう。
仕事内容 | Webサービスの設計から開発、保守運用まで一連の工程を担当し、システムを構築する |
平均年収 | 574.1万円 |
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向いている人 | ・論理的思考力がある人 ・新しい技術に興味を持っている人 ・細部まで丁寧に取り組める人 |
ポイント | ・学歴や資格は必要とされないことがほとんど ・在宅・リモート勤務、フレックス制で働ける場合が多い ・技術だけでなくコミュニケーション能力も重視される |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト システムエンジニア(Webサービス開発)」
7.プログラマー
プログラマーは、システム開発やアプリ制作などを行う仕事です。システムエンジニアが作成した設計に沿ってプログラムを作成します。プログラミングは年齢を問わず始められるので、30代未経験でもオンラインスクールや独学などから習得可能です。
スキルを磨けば、高収入やフリーランスへの道も開ける可能性があるでしょう。また、リモートワークが可能な企業も多く、柔軟な働き方を目指したい人にもぴったりです。
仕事内容 | システムエンジニア(SE)が作成した詳細設計に基づきコンピュータプログラムを作成し、ソフトウェアを開発する |
平均年収 | 574.1万円 |
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向いている人 | ・論理的思考力がある人 ・新しい技術に興味を持っている人 ・細部まで丁寧に取り組める人 |
ポイント | ・内部情報や個人情報の取扱い、コンプライアンスに注意を払う必要がある ・セキュリティ上、リモートワークが制限される場合もある ・ノーコードやAIの台頭により、システム全体の開発力や専門性が重視される傾向 |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト プログラマー」
8.Webデザイナー
Webデザイナーは、サイトのデザインやレイアウトなどを手掛ける職種です。パソコンとインターネット環境があれば在宅勤務も可能。専門スクールやオンライン講座が充実しており、未経験からでも数ヶ月の学習で基礎を習得できます。
自分のもつセンスや能力が求められる仕事なので、実力次第でフリーランスや副業としても活躍できる可能性も。デジタル化が進む昨今において、Webデザイナーは需要が高い職業といえるでしょう。新しいスキルを身につけてキャリアチェンジを考えている30代の方にも向いています。
仕事内容 | 企業、官公庁などのWebサイトの企画からデザイン、レイアウト、画像作成、公開までを行う |
平均年収 | 483.9万円 |
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向いている人 | ・デザインの基礎知識・技術が必要がある人 ・個人のスキルが重視されることに抵抗がない人 ・表現力とインターネットの特性を活かす技術がある人 |
ポイント | ・Webサイト制作会社(小規模が多い)や一般企業のWeb関連部門で働く ・締め切り前やトラブル時には夜間・休日勤務で不規則になりやすい ・簡易ツールの普及や生成AIの台頭により、高い品質と顧客ニーズへの対応力がより一層求める傾向にある |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト Webデザイナー(Web制作会社)」
9.介護職
介護職の仕事は利用者の自宅を訪れ、日常生活の支援を行う「訪問介護員」や、特別養護老人ホームなどの施設内で、複数の利用者をサポートする「施設介護員」などがあります。
どちらも未経験から挑戦できますが、無資格よりも幅広い業務に携われる「介護職員初任者研修」を取得していれば転職時も比較的有利になるでしょう。「手に職をつけたい」「人の役に立つ仕事がしたい」と考える30代におすすめです。
働き方や職場環境に違いはありますが、いずれも高齢化社会において需要が高く、安定性のある職種といえます。
仕事内容 | 高齢者や障害者の日常生活を支援し、自立に向けた介護や生活援助を行う |
平均年収 | 378.6万円 |
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向いている人 | ・相手の気持ちを察知できる人 ・細かい観察力のある人 ・福祉系の専門知識を学び、活かす意欲のある人 |
ポイント | ・24時間体制の施設が多い ・人材不足により、需要は増加傾向にある ・労働環境や賃金を改善する動きが進行している |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 訪問介護/ホームヘルパー」「施設介護員」
10.タクシードライバー
タクシードライバーの仕事は、お客さまを目的地まで安全に運ぶこと。高齢化や慢性的な人手不足により、業界未経験者も採用されやすい傾向があるようです。運転が好きな方や人とコミュニケーションを取る仕事がしたい30代の方に向いている可能性があります。
タクシードライバーの仕事に就くには、「普通自動車免許」と「普通自動車二種免許」の2種類が必須です。後者の免許は、前者を取得した3年後から取得できます。目指す場合は、早めに普通自動車免許を取得するのが望ましいでしょう。
仕事内容 | タクシーで、乗客の要望に応じて目的地まで安全に送迎する |
平均年収 | 414.9万円 |
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向いている人 | ・地理に詳しい、または覚えるのが得意な人 ・安全運転への意識が高く、責任感のある人 ・臨機応変な対応ができる冷静さを持った人 |
ポイント | ・完全歩合制や固定給制など、多様な給与体系は企業による ・女性ドライバーも増加傾向にある ・スマートフォンアプリによる配車システムなど、デジタル化が進行している |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト タクシー運転手」
11.トラックドライバー
トラックドライバーは、荷物を運ぶのが仕事です。扱う車種や担当する配送先によっては、長時間・長距離の運転を行います。一人で運転する時間が長いので、体力に自信のある方や黙々と仕事をしたい方に向いている可能性があるでしょう。
トラック運転手になる方法は「ニートからトラック運転手になれる?仕事内容や向いているタイプを紹介」で詳しく解説しています。
また、30代から正社員を目指す場合のポイントやおすすめの業界については、「30代から正社員になれる?就活のコツや未経験から目指しやすい仕事を解説」のコラムをぜひご覧ください。
仕事内容 | トラックを運転し、全国各地の荷物や商品を、安全・確実に目的地まで届ける |
平均年収 | 491.9万円 |
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向いている人 | ・体力と集中力があり、健康管理が得意な人 ・安全運転への意識が高く、責任感のある人 ・地理に詳しい、または地理を覚えるのが得意な人 |
ポイント | ・月給制が主流で、基本給の他に各種手当や歩合給がある ・現状は男性が98%程度を占める ・荷役作業の軽減や待ち時間削減などの改善が進められている |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト トラック運転手」
12.ビルメンテナンス
ビルメンテナンスは、大型商業施設やオフィスなどのビルを快適に利用できるよう管理・メンテナンスを行うのが仕事です。資格の取得は必須ではありませんが、「二級ボイラー技士」「危険物取扱乙種4類」「第二種電気工事士」「第三種冷凍機械責任者」の資格を取得していると、仕事で重宝されやすいでしょう。
近年、都心部では、大きな商業施設をはじめとした高層マンションやオフィスビルなどの大型の建築物が建てられています。それらの大規模ビルは、法令によって保守点検を行うことが必須なので、ビルメンテナンスの需要は今後高まるでしょう。将来性のある職業で、安定して働きたいと考えている30代の方におすすめの職業です。
ビルメンテナンスの仕事内容については「ビルメンテナンスの仕事内容とは?きついって本当?年収や役立つ資格を解説」をご一読ください。
仕事内容 | 電力設備・空調設備・給排水設備などの調整や管理を行う |
平均年収 | 458万円 |
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向いている人 | ・機械の構造や操作に興味をもち、学び続けられる人 ・推察力や判断力がある人 |
ポイント | ・学歴や資格は必要ない ・工業系の学校で電気や機械に関する知識を身につけていると有利 ・さまざまな年齢の人が働いている |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト ビル施設管理」
13.エステティシャン
エステティシャンの仕事は、お客さまの顔や体に美容施術を行うのが仕事です。来店したお客さまの悩みや要望を聞き取り、適切な施術方法を提案します。資格取得は必須ではありませんが、求人によっては「一般社団法人日本エステティック協会」の資格取得を求められる場合もあるようです。
近年では、エステサロンの増加や技術の進歩により、エステティシャンの需要も高まっています。「美容への関心がある」「ライフスタイルが変わってもスキルを活かして働きたい」という方は、30代からエステティシャンを目指す道も検討してみましょう。
仕事内容 | 顔や身体の状態をカウンセリングし、顧客の要望に合った美と癒しを提供する |
平均年収 | 329.5万円 |
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向いている人 | ・手先が器用で繊細な施術ができる人 ・コミュニケーションを取って顧客の悩みを把握できる人 ・美容や健康、皮膚科学などの専門知識に興味がある人 |
ポイント | ・店舗によって、全身施術や顔のみ施術など多様 ・シフト制勤務で土日祝日も出勤することがあり、平日に定休日があることが多い ・立ち仕事が多く、体力も求められる |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト エステティシャン」
14.保育士
保育士は、0歳から小学校就学前の子どもたちの保育・教育を行う仕事です。食事や排泄、睡眠、着替えなどの生活習慣を身につけたり、遊びや運動などの集団生活から協調性・社会性を養ったりするためのサポートを行います。
社会人経験で培ったコミュニケーション能力や危機管理能力などは保育の現場で役立つため、30代未経験から活躍できるでしょう。また、子育て経験がある方は「保護者の気持ちに寄り添える」といった大きな強みになります。
保育士になるには、国家資格の取得が必要です。通信講座を活用して働きながら資格取得を目指すことも可能。自治体によっては、保育士資格取得支援制度を設けている場合もあります。
仕事内容 | 専門知識を活かして、子どもの保育、生活習慣の確立、遊びを通じた発達支援、保護者からの育児相談を担当する |
平均年収 | 406.8万円 |
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向いている人 | ・体力のある人 ・責任感と安全管理への意識がある人 ・子どもの成長を支援することに喜びを感じられる人 |
ポイント | ・長時間保育、夜間保育、休日保育など多様化している ・24時間施設で働く場合は夜勤や宿直で対応することがある ・保育士試験は各都道府県で年2回実施される |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 保育士」
15.建築士
建築士は、建造物の設計や建築工事の監督を行うのが主な仕事です。業務内容によって、「木造建築士」「二級建築士」「一級建築士」の資格が必須となります。
手に職がつく仕事なので、「30代から専門的な知識やスキルを身につけて活躍したい」という方におすすめです。
仕事内容 | 住宅や学校、オフィスビル、工場、病院、商業施設など、建築物の設計から工事監理まで一連の業務に携わる |
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平均年収 | 641.6万円 |
向いている人 | ・ものづくりや建築が好きで探究心がある人 ・発想力、創造力がある人 ・細部までこだわる几帳面さがある人 |
ポイント | ・国家資格「建築士」(一級建築士、二級建築士、木造建築士)の取得が必須 ・美的センスやデッサンスキルが求められる ・人々の生活や社会を支える建築物の設計に携われるのは、やりがいにもつながる |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 建築設計技術者」
16.自動車整備士
自動車整備士は、車の故障や不具合がないかを確認し、必要に応じて整備や分解、組み立てを行います。自動車整備士になるには「自動車整備士技能検定一級・二級・三級」の国家資格が必須です。
自動車整備士は、働きながら専門的な技術を身につけられます。上位資格の取得を目指し、スキルアップを図ることもできるため、安定して働きたいと考えている30代の方におすすめの職業です。
仕事内容 | 自動車が安全かつ快適に走行できるよう、日常の点検から修理、分解整備、車検まで多岐にわたる整備業務を行う |
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平均年収 | 513.1万円 |
向いている人 | ・自動車が好きで、機械いじりが得意な人 ・地道な作業を正確に行える人 ・責任感がある人 |
ポイント | ・国家資格である「自動車整備士」の資格取得が必須 ・自動車技術の進化に対応できる人材が求められる傾向にある |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 自動車整備士」
17.医療事務
医療事務の仕事は、病院やクリニックでの受付・会計・レセプト業務などです。医療事務に就くのに特別な資格取得は必要ありませんが、「医療事務資格」を保有していることで、就職・転職に有利になる可能性があります。
医療事務の仕事は、景気に左右されるリスクが少なく、将来性や安定性があることが魅力の一つです。「安定した仕事に就きたい」「長く働きたい」という30代の方におすすめといえます。
仕事内容 | 医療機関で診療報酬の計算や請求書類作成、受付業務を行う |
平均年収 | 481.4万円 |
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向いている人 | ・細かい数字のチェックが得意な人 ・集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さがある人 ・親身に患者に寄り添える人 |
ポイント | ・診察料や投薬料など簡単な計算から始め、次第に複雑な点数計算を担当するのが一般的 ・開院時間が勤務時間で、診察が休みの日が休日となるのが基本 ・勤務時間は、医療機関の診察時間が終わる夕方までが一般的 |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 医療事務」
18.登録販売者
登録販売者の仕事は、ドラッグストアや医薬品を取り扱う小売業での一般用医薬品の販売を行うことです。登録販売者を配置すれば、薬剤師がいなくても一般医薬品の第二類、第三類を販売できます。
登録販売者の仕事に就くには、資格の取得が必須です。勤務先によっては資格手当がつくこともあり、収入アップが目指せる場合もあるでしょう。
仕事内容 | 第2類医薬品と第3類医薬品の販売、服用の説明やアドバイスなどを行う |
平均年収 | 369,4万円 |
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向いている人 | ・コミュニケーションスキルがある人 ・困っている人の役に立ちたい人 ・新しい知識を身につけるために向上心をもって学習を継続できる人 |
ポイント | ・登録販売者試験に合格する必要がある ・資格取得後24ヶ月(月80時間以上)の実務経験を経て、正式に登録販売者となれる ・薬局やドラッグストアなど活躍できる場所は幅広い |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 医薬品販売/登録販売者」
19.飲食店のホールや調理スタッフ
居酒屋やファミリーレストランなどで働くホールや調理のスタッフは、30代歓迎の求人があります。調理専門・ホール専門・兼業のいずれかは求人によって異なるので、希望の仕事ができる求人に応募しましょう。
仕事内容 | 接客やキッチン業務を通じて、顧客に食事とサービスを提供する |
平均年収 | 358.4万円 |
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向いている人 | ・コミュニケーション能力の高い人 ・おもてなしすることが好きな人 ・立ち仕事を長時間続ける体力がある人 |
ポイント | ・学歴や資格経験問わず挑戦しやすい ・店長は「防火管理者」「食品衛生責任者」等の資格が必要な場合がある |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 飲食チェーン店店員」
20.カフェやパン屋などの販売員
カフェやパン屋、菓子店などにおける販売員の仕事は、接客・販売・レジ打ち・購入品の包装などです。特別なスキルは必要ありませんが、丁寧な対応力が求められます。「人と関わることが好き」という方におすすめといえるでしょう。
飲食業界に興味がある方は、「ニートから飲食業で正社員になれる?準備や就職を成功させるポイントを解説」のコラムもご参照ください。
仕事内容 | コーヒーショップにおいて飲み物や軽食の調理・提供、会計、店内清掃を行う |
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平均年収 | 369.4万円 |
向いている人 | ・立ち仕事が多いため、一定の体力がある人 ・店の雰囲気に合った接客ができる人 ・金銭の取り扱いが正確にできる人 |
ポイント | ・基本的には学歴、資格は必要なし ・コーヒー豆を販売している場合は、豆の種類や挽き方などの専門知識が必要な場合がある ・店長を目指すならカフェ経営会社に入社し、いくつかの店舗を経験しながら知識を身につけていくケースがある |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト カフェ店員」
21.スーパーのレジや品出し
スーパーマーケットの販売職は、主にレジ打ち・商品の品出し・棚の整理・在庫のチェックなどを行います。お客さまからの質問に対応することもあるので、接客経験のある30代の方は積極的にアピールしましょう。
スーパーは土日も営業する店が多いので、就職後は基本的にシフト制で働くことになるといえます。「平日休みでも構わない」という30代の方は、検討してみてください。
仕事内容 | スーパーマーケットで商品の発注や品出し、陳列し、来店客へ応対しながら販売を行う |
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平均年収 | 369.4万円 |
向いている人 | ・コミュニケーション能力がある人 ・正確で丁寧な作業ができる人 ・商品知識を学ぶ意欲がある人 |
ポイント | ・学歴や資格不問のため、学生や主婦も働きやすい ・アルバイトやパートとして経験を積み、正社員登用を目指すケースもある ・食品衛生責任者などの資格取得支援を設けているところもある |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト スーパー店員」
22.雑貨や衣類などの販売員
雑貨や衣料品を扱う店での販売職も、30代から目指せる求人もあるようです。デパートやショッピングモール、個人経営の店、全国展開するチェーン店など、働く場所はさまざま。扱う商品も店舗によって異なりますが、商品の知識や接客スキルは入社後に習得できるでしょう。
自分が好きな商品を扱う店舗で働くと、知識を活かせたり、モチベーションが上がったりする可能性があります。「好きなものに携わって働きたい」という方におすすめです。
仕事内容 | 接客販売とコーディネート提案を行い、店舗の運営や商品管理も担当する |
平均年収 | 369.4万円 |
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向いている人 | ・適切な声掛けができるコミュニケーション能力がある人 ・立ち仕事や商品運搬ができる体力がある人 ・ファッションセンスに自信がある、または興味関心がある人 |
ポイント | ・幼児~子ども向けから全年齢向けまで、さまざまな店舗がある ・土日祝日も営業している店舗が多い ・ネットの普及により販売方法が変化しているように、時代の変化に応じた戦略が必要 |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 衣料品販売」
「30代スキルなしの男性が転職するには?おすすめの職種や成功のコツを紹介」や「転職希望の女性に人気の職業の特徴とは?注目の仕事や就活のポイントを紹介」のコラムでは、転職を目指せる職業や転職活動のコツなどを紹介しています。
※平均年収は、2025年5月時点のデータです
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト jobtag
起業・フリーランスで働くのも一つの手
30代からの働き方として、起業やフリーランスを選択するのも新たなキャリアを見つけるきっかけになります。たとえば、これまでの仕事で培った営業力やマーケティングの知識を活かしてコンサルタントとして独立したり、趣味で磨いたスキルを活かしてハンドメイド作家やウェブデザイナーとして活動したりすることも可能です。
また、自分の裁量で仕事を選び、時間や場所を問わず柔軟な働き方を実現できる可能性があります。もちろん、自己管理能力や責任感が求められますが、自分の情熱を仕事に直結させることで得られるやりがいは大きいといえるでしょう。
「フリーターから起業をするのは無理では…?」と悩む方は、「フリーターも起業は簡単?成功の秘訣を考えよう」のコラムがおすすめ。必要な知識や成功・失敗するケースなどについて解説しています。興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。才能や適性に合わない仕事を選ぶと早期退職のリスクもあります。そこで活用したいのが、「隠れたあなたの才能診断」です。
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高収入も!30代から目指せる職業への就職・転職に役立つ資格や免許
30代からの就職・転職に役立つ可能性のある資格は、TOEICや日商簿記などがあります。ここでは、30代で仕事を変えようと考えている方におすすめの資格や免許を紹介するので、確認してみましょう。
ただし、目指す職業によって役立つ資格は異なります。「目指す仕事の実務に活かせるか」をよく確認してから、資格取得を検討するのがおすすめです。
TOEIC
TOEICは、英語のコミュニケーション能力を測るテストです。海外とのやりとりがある企業や業務で英語を使用する仕事を目指している30代の方は、TOEICで高得点を取ると就職や転職で有利になる可能性があるでしょう。
試験の種類は、リスニングとリーディングのほか、ライティングやスピーキングのテストもあります。試験の点数は990点満点で、就職・転職活動でアピールできるのは、一般的に600点以上といわれているようです。企業によっては、750点や800点以上を必須条件としているところもあります。
日商簿記
「日商簿記」は、簿記に関する能力を証明する資格です。日商簿記を取得すると、企業の経営活動を管理して業績や経営状況を見られるようになります。
お金の管理をする仕事に役立つので、事務職で経理に携わりたい30代の方におすすめです。試験は1・2・3級、初級に分かれていて、転職活動では2級以上が評価されやすい傾向にあります。
MOS
MOSは、「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の略称です。MOSを持っていると、ワードやエクセルといったマイクロソフト社製のソフトを利用するPCスキルがあることを証明できます。
これらのPCソフトを使用する会社は多く、特に事務系の職種では持っていると有利になるでしょう。パソコンに慣れていない30代の方も、MOSを取得することでPCスキルが身につくのでおすすめです。
第二種運転免許
お客さまを車に乗せて運転するドライバーの仕事に就く場合は、第二種運転免許が必須です。前項で紹介したタクシードライバーのほか、バスのドライバーも第二種運転免許を取得しなければなりません。入社後に免許の取得をサポートしてくれる会社もありますが、事前に持っておくと選考で役に立つでしょう。
参照元
警視庁
二種免許試験
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修とは、介護の仕事に従事するうえで必要な基礎的な知識と技術を習得する資格です。身体介護(食事、入浴、排泄介助等)から生活援助(掃除、洗濯、買い物等)の実践的なスキルまで、幅広く学ぶことができます。
介護職員初任者研修を取得することで、訪問介護事業所の職員やデイサービス、特別養護老人ホームなどの介護施設での勤務が可能です。無資格から始めることもできますが、介護職員初任者研修を修了しているとより専門的な業務に携われるので、就職活動においても有利になることがあるでしょう。
行政書士
行政書士は、企業や個人に代わって官公庁に提出する書類を作成したり、手続きのアドバイスを行ったりするのが仕事です。行政書士の資格を取得していることで、法律に関する知識があることをアピールできるでしょう。
資格の取得後は、行政書士事務所や企業の法務への就職が目指せるほか、独立・開業の道もあります。また、司法書士の取得も目指せるでしょう。目指せる職種やキャリアアップの選択肢が広がるので、30代で転職・就職を目指す方におすすめの資格です。
社会保険労務士
社会保険労務士は、労働保険や社会保険諸法令に基づいて行政機関へ提出する書類を作成し、各種手続きを行うのが主な仕事です。社会保険労務士試験を受検するには、学歴や実務経験に関する受験資格が定められているため、事前に確認しておきましょう。
転職活動で役立つ資格については、「『資格なし』の転職は難しい?年代別にアピールポイントと成功のコツを解説」のコラムでも紹介しています。転職にあたって資格を取得したいと考えている方は、ぜひご覧ください。
FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士
FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士とは、国家資格の一つ。年金・健康保険といった社会保険や住宅購入・教育費などのライフプランニング、資産運用、相続・贈与といった税金に関する知識など、FPに必要な技能が取得できる資格です。
合格すると、個人のライフプランに基づき、お金に関する幅広い知識とスキルを用いて、最適なアドバイスを行えます。
FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士を取得すると、就職・転職時にスキルをアピールできるだけでなく、自分の家計管理や将来設計など実生活でも役に立つのも魅力の一つです。
医療事務
医療事務の資格は、医療機関の円滑な運営を支えるために必要な専門知識とスキルを証明するものです。専門性が高いとされるレセプト(診療報酬明細書)の作成は、患者さんが受けた医療行為に対して適切な医療費を計算し、健康保険組合などに請求する重要な業務のため、正確な知識が求められるでしょう。
医療事務の資格取得や仕事自体に年齢制限はないため、人の役に立つ仕事がしたいと考える30代の方にもおすすめです。
登録販売者
30代から目指せる職業に就くために役立つ資格には、登録販売者も含まれるでしょう。登録販売者の資格を取得すると、OTC医薬品のうち、薬剤師による対面説明がなくても問題がない「第二類医薬品」と「第三類医薬品」を販売できるようになります。
受験資格に学歴や実務経験などは必要ありません。また、薬剤師と違って薬学部での専門教育が不要のため、興味がある方は挑戦してみましょう。
電気工事士
電気工事士とは、日々の生活に不可欠な電気設備を安全に利用するために欠かせない国家資格です。建物のコンセントや照明の設置から、大規模な工場の配線まで、さまざまな電気工事に携わることができます。
電気工事士には以下の2種類がありますが、どちらも受験資格はないため、30代未経験からも挑戦できる資格です。
第二種電気工事士 | 一般住宅や小規模な店舗など、600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できる |
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第一種電気工事士 | 第二種電気工事士の範囲に加えて、最大電力500キロワット未満のビルや工場、大規模な店舗など、より大規模な電気設備の工事に従事できる |
「手に職をつけたい」「将来的に独立してみたい」という方に向いているでしょう。電気工事士をはじめとするエネルギー業界の仕事については、「エネルギー業界の仕事」のコラムもご参考ください。
キャリアがない30代から大手企業を目指せる職業はある?
社会人未経験から大手企業に就きたいと考えている30代の方は、アルバイトで培った経験や汎用的なスキルを活かせる仕事を探してみましょう。コミュニケーション能力やスケジュール管理能力、プレゼン力やチームのマネジメント力など、どのような職場でも応用できる力を求められる仕事は、実務経験がなくてもスキルがあれば評価してもらえる可能性があります。
汎用的なスキルを活かしやすく、未経験から目指せる可能性がある職業として、営業職や販売職が挙げられるでしょう。アルバイトは正式な職歴とは見なされないものの、応募先の会社で活かせる経験やスキルは積極的にアピールしてみてください。
職歴がアルバイトしかない場合の応募書類の書き方やアピール方法については、「職歴がアルバイトのみの場合はどうする?履歴書や職務経歴書の書き方を解説」のコラムも参考にしてみてください。
30代から仕事を変える4つのリスク
先述のとおり、30代からも目指せる「未経験歓迎」の職業はありますが、仕事を変えることにはリスクも伴います。
以下に4つのリスクを紹介するので、今後のキャリアを考えるうえでの参考にしてみてください。
30代から仕事を変えるリスク
- 20代のころよりも就職の難易度が上がる
- 前職よりも待遇が悪くなる可能性がある
- 年下の上司や先輩がいる
- 仕事を覚え直さなければならない
1.20代のころよりも就職の難易度が上がる
30代の転職は、20代のころに比べて就職活動の難易度が上がるリスクがあるでしょう。20代は若くて体力があるうえ経験が浅いので、就職・転職活動では吸収力や柔軟性の高さを重視されやすいといえます。そのため、即戦力となるスキルや経験を求められにくく、意欲やポテンシャルをアピールできれば就職活動を比較的スムーズに進められるでしょう。
一方、30代は、即戦力となって活躍できる人材を求められる傾向にあり、20代と比べると未経験から目指せる求人が減る可能性があります。
厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況(p.12)」における「フリーターの正社員への採用状況」を見てみると、平成27年10月〜平成30年にかけて、フリーターを正社員として採用した会社の割合は18.5%。しかし、その内訳を年齢別に見ると、15〜34歳のみを採用した会社は10.0%、35〜44歳のみは2.1%です。
この結果から、30代後半以降は、さらに就職活動の難易度が上がることが推察できるでしょう。
参照元
厚生労働省
平成30年若年者雇用実態調査の概況
2.前職よりも年収や待遇が悪くなる可能性がある
30代で仕事を変えると、前職よりも年収がダウンしたり、労働時間が増えたりすることがあります。転職の場合、収入は応募者のスキルや経験、前職でのポジションを考慮して決められるのが一般的です。未経験の仕事に就く場合はスキルや経験がないと判断されやすいため、ベースラインからのスタートとなる可能性があるでしょう。
また、アルバイトや契約社員といった非正規雇用から正社員を目指す場合、以前と比較して責任や業務量の範囲が広がる可能性があります。結果的に残業の機会が増え、「労働時間が増えた」と感じることが考えられるでしょう。
3.年下の上司や先輩がいる
30代で仕事を変えると、職場の上司や先輩が自分より年下の可能性があります。たとえば、30代で未経験の職に就く場合、最初は周りの人に仕事を教えてもらうことになるでしょう。その際、年下の上司や先輩に指示されたり注意されたりすることに対して、気まずさややりにくさを感じるリスクがあります。
20代後半になると管理職に就く人も出てくるので、企業によっては自分より年下の人が多い環境になることも。年齢を気にせず仕事として割り切ったり、コミュニケーションの取り方を工夫したりする必要があるでしょう。
4.仕事を覚え直さなければならない
30代で仕事を変えると、一から業務内容を覚え直す必要があります。同じ職種であっても職場ごとにやり方が違うこともあり、仕事に馴染むまでにある程度の時間を要することを認識しておきましょう。
また、新卒入社であれば研修や教育が充実している傾向にあるものの、中途入社では新入社員ほど充実していない場合も。その場で覚えられない業務は、就業後や休日に復習するといった努力も必要になるため、負担を感じる可能性があるでしょう。
「転職してよかったことは?満足度の高い会社や職業を見つけるポイントを解説」では、転職して良かった・後悔したことをおすすめの転職エージェントや事例とともに紹介しています。転職を進める前にチェックしてみてください。
30代から新しい職業を目指すときの3つのポイント
30代から目指せる新しい職業を見つけるには、「過去の成功体験を振り返る」「学ぶ姿勢を持つ」といったことが大事です。自分に合った仕事を見つけるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
30代から新しい職業を目指すときのポイント
- 過去の成功体験を振り返って自分の強みを見つける
- 学ぶ姿勢を持つ
- 新しい環境に適応できるように努力する
1.過去の成功体験を振り返って自分の強みを見つける
30代から新しい職業を目指すのであれば、学生時代やアルバイトにおいて力を発揮できた場面や、やる気が湧いた出来事や楽しいと思えた瞬間を思い出してみましょう。過去の経験から自分の感情の動きや考え方、価値観を振り返ることで、自分の適性や強みを洗い出すことが重要です。
たとえば、大学時代にマネージャーを務めチームに貢献した経験がある方は、人をサポートするのに向いている可能性があります。チームメンバーに感謝の言葉をかけられたことがモチベーションにつながった場合は、人から「ありがとう」といってもらえる仕事にやりがいを見出せる可能性も。過去の体験から、仕事に活かせる力や自分に向いていることを探してみましょう。
詳しいやり方については、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムを参考にしてみてください。
2.学ぶ姿勢を持つ
30代未経験から目指せる職業の選考を受ける際は、学ぶ姿勢をアピールすることが大事です。教わったことはすぐにメモをとったり、仕事に役立つスキルを学んだりと、分からないことは積極的に質問するようにしましょう。
学ぶ姿勢を持つことは、転職時の採用面接でも役立ちます。「志望する業界に関連する本を読む」「実際にその職業に就いている知人に聞く」などの方法を試すのが効果的です。そこで得た知識を面接でアピールすることによって、学ぶ姿勢があると評価される可能性があります。
3.新しい環境に適応できるように努力する
30代の未経験から転職する場合は、新しい環境に適応するように努力しましょう。採用担当者によっては、30代の人材に対して「周囲の年下の社員と馴染めるだろうか」という懸念を抱くことも考えられます。
面接官の不安を払拭するためにも、選考時や入社後は、新しい環境に馴染もうとする姿勢を示すことが大切です。「分からないことはすぐに聞く」「年齢に関わらず先輩社員には敬意を払う」といった業務上の姿勢はもちろん、休憩中に会話をしたり、話しかけられたら明るく返事をしたりするのもおすすめ。謙虚かつ前向きな姿を見せることで、職場に馴染みやすくなるでしょう。
新しい環境での不安を少しでも解決するには、「新しい環境で不安を解消する14の方法を解説!ストレスを発散しよう」のコラムが参考になります。ぜひ、ご一読ください。
面接官が30代に求める3つの要素
30代から転職する方に面接官が求めている要素は、「知識や経験」「仕事に活かせる交流関係」などです。以下に詳しく紹介していくので、参考にしてみてください。
面接官が30代に求める要素
- 知識や経験
- 仕事に活かせる交流関係
- リーダー・マネージャー経験
1.知識や経験
30代で転職する際には、知識や経験をアピールしましょう。社会人未経験の場合も、アルバイトなどで得た知識や経験は大きな武器となり得ます。「バイトリーダーとして指導や教育を担当した」「マニュアルを改良し作業時間を30%削減できた」など、具体的なエピソードもあわせて伝えましょう。
また、成果や経験に自信がない場合は、最低限の社会人としてのマナーやモラルを身につけておくのがおすすめです。自己PRの伝え方は「自己PRとは?面接で話せる効果的な書き方を例文とあわせて紹介」、ビジネスマナーについては「社会人の立ち振る舞いのマナーとは?仕事においてのポイントを紹介」のコラムで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.仕事に活かせる交流関係
仕事に活かせる交流関係があれば、転職の際にアピールするのがおすすめです。仕事に活かせる人脈があることは、会社からすれば新しい顧客になることも考えられます。豊富な交流関係があれば、それだけで評価ポイントになる可能性があるでしょう。
3.リーダー・マネージャー経験
前職でリーダーやマネージャーの経験がある場合は、面接の際に伝えるのがおすすめです。一般的に30代以降の年代は、マネジメントを任される世代。そのため、30代の転職においては、リーダーやマネージャーを務めた経験は重視される傾向があります。
30代から目指せる職業の求人には、「リーダー候補」と募集要項に記載があることも。組織の規模に関わらず、責任者やリーダーを務めた経験があれば積極的にアピールしましょう。
「30歳で転職は厳しい?未経験の職種にも挑戦できる?成功させるコツも紹介」では、30代の転職者が面接官にアピールできるポイントについて解説していますので、参考にしてみてください。
30代から目指せる職業のまとめ
30代はこれまでの経験や身につけたスキルなどを期待され、「即戦力」としても需要がある年代です。また、自分の可能性を広げるために、新しい分野や未経験の職種にも積極的に挑戦してみるのもおすすめ。「30代だから無理かも…」と諦めず、幅広い視野をもって自分の強みが活かせる職業を探してみましょう。
「30代から目指せる職業を知りたい」「就職を考えているけど一人では不安…」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブをご利用ください。
ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職支援を行っています。専任のキャリアアドバイザーが求職者の希望をヒアリングして、条件に合った仕事をご紹介。求人の紹介だけでなく、面接対策や応募書類の添削などのサポートも実施し、就職・転職成功に向けてアドバイスを行います。
1分程度でできる適職診断をはじめ、サービスの利用はすべて無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
30代から目指せる職業はある?仕事探しに関するFAQ
ここでは、30代で未経験の仕事に挑戦する際のお悩みをQ&A方式で解決します。
30代から未経験の職種に就職できる?
就職できる可能性はあります。ただし、30代は一般的に経験やスキルを求められやすいため、就職活動の難易度が上がりやすい点に注意が必要です。
このコラムの「男性・女性を問わずおすすめ!未経験可!30代から目指せる職業22選」を参考に、経験を問わず挑戦できる可能性がある仕事を確認してみましょう。
公務員は30代から目指せる?
30歳以上で公務員試験へ挑戦することも可能です。ただし、自治体や職種、試験区分によっては年齢制限を設けていることがあるので、事前に確認しておきましょう。
国家公務員は30歳程度、地方公務員は30〜40歳程度が一般的ですが、自治体によっては50歳以上も受験できる場合があるようです。
30代から目指せる公務員の仕事を検討している方は、「30歳以上で公務員試験への合格は可能!試験対策のポイントも解説」のコラムも参考にしてみてください。
30代で未経験の職種に就くリスクは?
前職と比較して収入が減る可能性が考えられます。また、年下の先輩や上司がいたり、新しい仕事を最初から覚えなければならなかったりするため、最初はやりにくさを感じる場合もあるでしょう。詳しくはこのコラムの「30代から仕事を変える4つのリスク」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
転職活動は退職後でもいい?
未経験業種への転職活動は長期化する可能性があるため、できれば在職中に行うのがおすすめです。在職中であれば収入があるので、焦って不本意な転職先に決めてしまうことがなく、転職活動が長期化してもブランクができません。
「30代から未経験分野に転職するのは厳しい?おすすめの業界と成功のコツ」でも未経験業種に転職する方法について解説していますので、参考にしてみてください。
30代の転職を成功させるにはどうしたらいい?
「具体的にどのような貢献ができるか」のアピールが必須になります。30代は即戦力が期待される年代であるため、これまでの具体的な経験を応募先の企業でどのように活かせるかを伝えることが大切です。
30代で転職を成功させたいと考えている方は、転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。あなたの希望をヒアリングし、厳選した仕事をご紹介いたします。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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