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自分に合う仕事とは?適職の上手な見つけ方と注意点を解説
更新日

この記事のまとめ
- 自分に合う仕事とは、適性やスキルを活かしてモチベーション高く取り組めるもの
- 好きなことや興味のある分野が自分に合う仕事と一致するとは限らない
- 自分に合う仕事が見つからないときは、自己分析を行おう
- 自分に合う仕事を探すときは、適職診断やスコアリングを活用しよう
- 自分に合う仕事が分からないときは、就職・転職エージェントに相談するのも手
「自分に合う仕事は何?」「現在の会社での働き方は自分に合っているの?」と不安を抱えている方もいるでしょう。自分に合う仕事は、「会社の労働条件が自分の希望に合うか」「自身の強みを発揮できるか」といった要素から判断できます。このコラムでは、自分に合う仕事を判断するポイントや仕事探しの注意点をご紹介。適職診断やスコアリングのやり方についてもまとめているので、就活や転職活動中の方は、ぜひご覧ください。
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自分に合う仕事とは
自分に合う仕事とは、働いていて楽しいと感じられたり、やりがいを持って取り組めたりする仕事のことです。自分に向いている仕事に就くと、高いモチベーションを保ちながら前向きに働きやすくなります。
以下は、「自分に合う」と感じやすい仕事の特徴です。適職を見極める際の参考にしてみてください。
- ・自分の理想を実現できる仕事
・楽しさややりがいを感じられる仕事
・自分の強みを活かせる仕事
・やりがいを持って取り組める仕事
・ストレスなく成果を出せる仕事
・主体的に取り組める仕事
自分に合う仕事の条件は人それぞれ異なります。そのため、「自分に合う仕事が分からない」と悩む人は珍しくありません。「この仕事が自分に合う」と確信して就職しても、途中で目指すキャリアの方向性が変わったり企業との価値観が合わなくなったりして、ミスマッチを感じることもあるでしょう。
転職活動においては、何を持って自分に合う仕事といえるのかを考えることが重要です。自分に向いている仕事がなかなか見つけられない方は、「自分に向いてる仕事が分からないときはどうする?適職の見つけ方を解説」のコラムを参考にしてみてください。現在の状況を踏まえ、適職を見つける方法についてご紹介しています。
20代は、いわば「可能性の塊」の時期といえます。自分に何が向いているかを知るためにも、たくさんのことを経験しましょう。
とはいえ、いたずらに転職を繰り返すことは避けたいものです。まずは1つの企業内で与えられた仕事に取り組みながら、新たな仕事には率先して手を上げてみてください。そして、さまざまな経験を積むなかで「これが好き」「これならできそう」と思える仕事を見つけ、自分に向いている仕事を探していきましょう。
自分に合う仕事が分からないのはなぜ?
「自分に合う仕事が分からない」と悩む理由としては、自己理解や業界知識が不足していたり、現在の職場で思うようにスキルを発揮できていなかったりすることが挙げられます。以下で適職が分からず悩む理由を紹介するので、自分の状況に合うものがないかチェックしてみてください。「分からない」の原因が解消されれば、自分に合う仕事の見つけ方を掴めるでしょう。
自分に合う仕事が分からない理由
- 自分の強みややりたいことがよく分かっていないから
- 世の中の職業についての理解が浅いから
- 現在の職場や仕事内容が好きではないから
- 仕事で思うような成果を残せていないから
- 就職や転職を本気で考えていないから
自分の強みややりたいことがよく分かっていないから
自分がどのような働き方を求めているのか、やりたいことが何なのかが分からなければ、合う仕事を見つけるのは難しいといえます。
今後のキャリアプランや自分の価値観、強みが分からないときは自己分析を行いましょう。得意なことや苦手なこと、モチベーションが上がることを明らかにするには、今までの経験の振り返りが大切です。学生時代の経験や今までの職歴を参考に、自分がどのような人間か考えてみましょう。エゴグラム診断やMBTI診断といった性格診断を受けてみるのもおすすめです。
自己分析のやり方はこのコラムの「2.自己分析をして自己理解を深める」で後述しているので、あわせてチェックしてみてください。
世の中の職業についての理解が浅いから
自己理解は十分なのに自分に合う仕事が分からないときは、業界や企業、職業に対する知識が足りない可能性があるでしょう。
世の中にはさまざまな仕事があり、働き方や顧客、ビジネスモデルなども職業によって異なります。業界や職種に関する知識を増やす過程で、これまで知らなかった仕事に適性があることも。可能性を広げるために、まずは仕事に関する知識を増やすことから始めてみましょう。
現在の職場や仕事内容が好きではないから
いまの職場環境や仕事内容そのものが好きではないと感じているのなら、自分に合う仕事を掴めていない可能性があります。
好きではないという自覚がありつつ、仕事に対する姿勢を割り切れていない場合は、不満が募ってしまうでしょう。何が合わないと感じるのか、どの作業が好きではないのかを箇条書きするだけでも、自分の気持ちを整理しやすくなります。そのうえで、どのような仕事なら好きと思えるか、どのような環境で働きたいかを見つめ直してみましょう。
仕事で思うような成果を残せていないから
現在携わっている仕事で思い描いているような成果を残せていないと、「自分に合う仕事とは何か」と悩む場合も。なかなか作業効率が上がらなかったり、ミスが続いていたりすると、自分に自信をもてなくなってしまうこともあるでしょう。
「成果を残せていない」と思い詰めると自己肯定感が下がってしまうため、「どのような業務なら自分のスキルを最大限に発揮できるか」のように前向きに考えてみることが大切です。「仕事を楽しくする方法が知りたい!楽しくない原因や成果を上げるコツも解説」のコラムでも前向きに仕事に取り組む方法を解説しているので、参考にしてみてください。
就職や転職を本気で考えていないから
就職や転職を本気で考えていないからというのも、自分に合う仕事が分からない原因の一つです。自分自身と相性のいい仕事を見つけるためには、自己分析や企業研究などにしっかりと取り組む必要があります。漠然と「就職・転職したい」と考えるだけで本格的に行動を起こさないと、適職に出会うのは難しいといえるでしょう。
自分に合う仕事が分からないことで生じるリスク
自分に合う仕事が分からないままだと、「就活や転職活動が長引く可能性がある」「マッチ度の低い企業に就職することがある」などのリスクがあります。以下でそれぞれ解説するので、参考にしてみてください。
就活や転職活動が長引く可能性がある
自分に合う仕事が分からないと、就活や転職活動が長引く可能性があります。どの求人を選ぶべきか分からず仕事探しの段階で時間が掛かったり、手当たり次第に応募してなかなか内定がもらえなかったりする場合があるでしょう。
求職活動が長引くうちにモチベーションが下がってしまい、就職や転職そのものを諦めてしまうことも。まずは自分が希望する仕事への条件や将来のビジョンをしっかりと定めたうえで、就活や転職活動に臨むのがおすすめです。
マッチ度の低い企業に就職する可能性がある
自分に合う仕事が分からないまま求職活動を進めると、マッチ度の低い企業に入社するリスクも考えられます。「なかなか就職・転職先が決まらない」と焦った結果、「内定がもらえればどこでもいい」と仕事選びを妥協してしまい、入社後にミスマッチを感じることもあるでしょう。
マッチ度の低い企業に入ると、やりがいを感じられなかったり実力を発揮できなかったりして早期離職につながる恐れも。ミスマッチを繰り返さないためにも、自分に合う仕事の具体的なイメージを掴んだうえで求職活動を行うのが望ましいといえます。
自分に向いていない仕事に就くリスクは「向いてる仕事が分からない!適職の見つけ方と性格タイプ別のおすすめ職種」でも触れているので、チェックしてみてください。
合わない仕事に就くことは自分にも企業にもデメリットになる場合も
職場環境や仕事内容が自分に合わない仕事に就いてしまうと、「生産性が低くなる」「成果がなかなか出せない」など、モチベーションや周囲の評価も低くなってしまうリスクがあります。それに対して注意を受けると、精神的にも辛くなってしまうでしょう。
たとえば、私は大勢の前で話をしたり、たくさんの人と話すことが得意です。一方、ルーチンワークや細かい作業が苦手です。そのため、私が細かい作業を求められる仕事に就くと、うまく成果を出せない可能性があります。
これを読んでいる方の中には、私とは真逆で「人前で話すことが苦手」という方もいるでしょう。そのような場合は、毎日大勢の前で話したり接客を続けることに苦痛を感じる可能性があります。
何でも最初から合わないと決めつけるのはおすすめできません。ただし、ある程度合わないこと、苦手なことは避けて仕事を選んだほうが自身にとっても企業にとってもベターな判断になるでしょう。
自分に合う仕事に就くメリット
自分に合う仕事を見つけると、やりがいを持って働ける、昇給や昇進のチャンスに恵まれるといったメリットがあります。以下で詳しく解説するので、仕事探しでお悩みの方は、参考にしてみてください。
やりがいを持って仕事に臨める
自分に合う仕事には、やりがいを持って臨めるでしょう。仕事が自分に合っていれば、強みや得意なことを活かせたり、業務をスムーズにこなせたりと、仕事で成果を上げられる可能性があります。また、自分の得意なことを活かして仕事で実績を残せれば、モチベーションアップにもつながるでしょう。
昇給や昇進のチャンスに恵まれる
昇給や昇進のチャンスに恵まれる可能性があるのも、自分に合う仕事を見つけるメリットの一つです。前述したように、自分に合う仕事を見つけられると、強みを活かして成果を残せる可能性があります。仕事の成果を積み重ねていけば、昇進や昇給にもつながるでしょう。
仕事でキャリアアップを目指したい方は、今の仕事が自分に合うかどうか、自分にはどのような仕事が合うのかを改めて見つめ直してみるのがおすすめです。
早期離職のリスクを防げる
自分に合う仕事を明確にしておけば、ミスマッチによる早期離職を回避できます。
「マッチ度の低い企業に就職する可能性がある」で述べたように、自分に合う仕事が分からないまま就職・転職すると、入社後に相性の悪さを感じて早期離職する可能性も否定できません。自分に合う仕事や向いている職業がはっきりしないときは転職を焦らず、自己分析や企業研究の時間を確保することが大切です。
自分に合う仕事の見つけ方
自分に合う仕事が分からないときは、以下の方法を試してみましょう。
自分に合う仕事の見つけ方
- 希望する労働条件を洗い出し優先順位をつける
- 自己分析をして自己理解を深める
- これまでの経験やスキルを活用できる仕事を考える
- 企業研究をして職種に関する知識を増やす
- 理想のキャリアプランやライフプランから逆算する
1.希望する労働条件を洗い出し優先順位をつける
自分に合う仕事が分からないときは、どのような労働条件で働きたいかを洗い出してみましょう。
会社に求める労働条件は給与や休日数、就労時間など、人によってさまざまです。ハタラクティブの「若者しごと白書2025 2-6. 仕事選びで最も重視していること (p.24)」によると、正社員が仕事選びで重視していることは「希望する仕事内容かどうか(31.9%)」が最も多く、次点で「希望する収入が得られるか(20.0%)」「理想的な勤務時間(固定勤務制やシフト制)や休日数か(7.7%)」という結果が出ています。自分が働くうえで、どのような要素がモチベーションアップにつながるかを考えてみましょう。
転職先に求める労働条件を考える際は、優先順位をつけるのも大切。すべての希望条件を叶えられる仕事を見つけるのは難しいためです。譲れない条件と妥協できる条件は切り離して考えると、就職・転職活動がスムーズに進みます。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
希望の働き方
希望の働き方が叶えられる環境は、自分に合う仕事といえます。例えば、土日祝休みかどうか、リモートワークはできるか、時間外労働は少ないかなど。実現したい働き方を理解しておけば、無理なく働きながら長期的な活躍ができる職場を見つけやすくなるでしょう。
「仕事の決め方が分からない!どんな働き方をしたいのか自分の基準で考えよう」のコラムでは、自分が叶えたい働き方の分析方法を紹介しています。
給与や福利厚生
自分に合う仕事を探すなら、給与や福利厚生の詳細も調べる必要があります。具体的には、希望の年収を達成できるか、ボーナスはあるか、諸手当は充実しているかなど。仕事内容と給料が見合っていれば、やりがいを感じながら働き続けられます。
給与や各種手当の情報は、「給与形態とは?種類を知って自分に合った企業に就職しよう」のコラムをご覧ください。
職場の環境や人間関係
自分に合う仕事を見つけたいときは、職場の環境や人間関係も調べることが大事です。チームで協力できたり、自分の意見を取り入れてもらいやすかったりする風通しの良い職場であれば、効率的に業務を進められる可能性が高いでしょう。「会社の雰囲気を見極める方法をご紹介!働きやすい企業の特徴とは?」では、自分に合う企業を判断するコツをまとめています。
評価体制
正当な評価を受けられるかどうかは、働くうえでの重要な要素です。スキルに見合った評価を受けられれば、職場や仕事内容に満足感を得られ、「自分に合っている」と実感できます。
企業の評価制度や見られているポイントについては、「仕事が評価されないと感じたら退職すべき?改善策などを紹介」で紹介しているので、あわせてご一読ください。
企業の規模
自分に合う仕事を洗い出すときは、企業の規模にも着目しましょう。幅広い業務に携わりたい方は中小企業、大きな案件を協力しながら進めるなら大企業というように、規模によって担当できる業務内容が異なるからです。「大企業と中小企業の違いは?両者に就職するメリット・デメリットもご紹介」では、それぞれの環境で実現できる働き方を解説しています。
業界や企業の将来性
自分に合う仕事かどうかを判断するときは、業界や企業の将来性もチェックしておくのがおすすめです。社会的な需要が高いか、今後の成長見込みはあるかといったポイントを見ておけば、将来的に「こんなはずではなかった」という事態を避けられます。
今後の将来性も踏まえて自分に合う仕事を探す際は、「これからの仕事とは?需要や将来性のある職業・業界と転職ポイントを解説!」のコラムも参考にしてみてください。
2.自己分析をして自己理解を深める
自分に合う仕事が分からないときは、自己分析をして自己理解を深めましょう。自己分析の手順は以下のとおりです。
- 1.過去の経験を書き出す
2.印象に残っていることをピックアップする
3.それぞれの経験に共通点がないか探す
自己分析によって自分自身を深く掘り下げていくと、得意不得意や興味のある分野、価値観などがはっきりと見えてきます。「○○の強みを活かしたい」「△△の分野で活躍したい」のように、就活や転職活動の軸が定まり、仕事探しをしやすくなるでしょう。
自己分析のやり方は「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
自己分析は、客観的かつ俯瞰的に自らを見つめるようにしましょう
キャリア形成において、自己分析は必要です。ただし、答えありきの自己分析は正しいとはいえません。正しい自己分析とは、客観的かつ俯瞰的な目で自らを見つめることです。「自分はこうだから」という思い込みを外さなければ、正しく自分を見つめられません。
客観的に自分を見つめるには、ワークシートや適職診断などを使って、自分の経験や価値観、キャリアを棚卸しするのがおすすめ。まずは、これまでどのような経験を積んだのか、どのようなスキルを身につけたのか把握しましょう。ジョブ・カードを活用し、分かりやすく可視化するのも効果的です。
経験の棚卸しは仕事だけでなく、学生時代やアルバイトなどの経験でも構いません。「誰のために、どんなことをしたか」を思い出し、キャリアアンカー(キャリア形成において最も重要視する欲求や価値観)は何かを知ることにより、自分に適した仕事を選びやすくなります。
また、キャリアアドバイザーのような専門家の力を借りて自分の強みを確認することも大切です。第三者の客観的な目線は、充実したキャリア形成に役立つでしょう。
3.これまでの経験やスキルを活用できる仕事を考える
自分に合う仕事が分からないときは、これまでの経験やスキルを活用できる仕事に注目するのも手です。自身の頑張りが仕事の成果に結びつけば、やる気やモチベーションが上がり、楽しく働けるでしょう。
高い成果を挙げることで、昇給・昇進に結びつく場合もあります。そのため、実績作りが働く原動力になる場合も考えられるでしょう。業務を通じて自分の成長を実感できれば、これまで以上に頑張ろうという気持ちが芽生え、同じ会社で長く働こうと思えるようになるはずです。
4.企業研究をして業界や業務内容の理解を深める
気になる業界や仕事がある程度固まってきたら、企業研究に力を入れましょう。自分に合う仕事で働くためには、志望職種に関する情報を収集して、希望の労働条件が叶えられる環境を見極める姿勢が必要です。情報収集の方法には、以下のようなものがあります。
企業のWebサイトを調べる
企業のWebサイトには、事業内容や従業員数、採用についての情報などがまとめられています。企業によっては、ブログやSNSで職場の雰囲気を発信しているところも。幅広く情報収集をすることで、業務や人間関係が自分に合うかどうかを確認できるでしょう。
四季報や業界地図を確認する
業界地図や就活四季報を参考にすれば、気になる業界への理解を深められます。業界の規模や動向、企業の業績などを確認できるので、将来性を踏まえて検討することが可能です。これまで知らなかった企業と出会える機会にもなるので、自分に合う仕事を見つけられる可能性が広がります。
合同説明会に参加する
自分に合う仕事を見つけるには、合同説明会への参加もおすすめです。複数の企業が集まる合同説明会は、幅広い業界・職種を知るきっかけになります。また、実際に働いている社員から話を聞けるのもメリット。「さまざまな企業を比較検討したい」「社員に直接質問をしたい」という方は、積極的に合同説明会に参加してみましょう。
インターンシップを利用する
インターンシップに参加して、企業への理解を深める方法もあります。複数の業界・職種でのインターンシップへ効率的に参加すれば、業界特有の雰囲気や企業ごとのフローといった実態を掴むことが可能です。また、実際の業務を体験することで「これまで興味がなかった分野だけどやってみたら楽しい」というように、自分に合う仕事かどうかを感じ取りやすいのも魅力といえます。
OB・OG訪問をする
気になっている企業や職種で活躍している卒業生がいれば、OB・OG訪問をするのも手です。企業のWebサイトや採用担当者からでは確認できないような情報を教えてもらえる可能性があるので、ミスマッチ防止に役立つでしょう。
企業研究の方法は「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」でも紹介しています。あわせて参考にしてみてください。
5.理想のキャリアプランやライフプランから逆算する
自分に合う仕事が分からずお悩みの方は、理想のキャリアプランやライフプランを考えてみてください。「理想の将来像に近づくために現在の自分はどのような行動をするべきか」と逆算することで、辿るべきキャリアパスが明らかになる可能性があります。
考える目標は、仕事以外のプライベートなことでも構いません。仕事とプライベートは密接な関係にあるので、今後の人生をどうしたいかによっても自分に合う仕事は変わります。特に結婚や育児といったライフイベントは、働き方に大きな影響を与えることも。場合によっては、会社を休んだり勤務形態を変えたりする必要が出てくることもあるでしょう。
3年後や5年後、10年後にどのような生活を送っているのか、今の自分に合う仕事は将来も適しているのかをよく考えることが大切です。
自分に合う仕事を見つけるにはどうしたらいいでしょうか?
今の自分が「やれそうなこと」に挑戦してさまざまな経験を積みましょう
20代・30代は「可能性の塊」といえる時期です。ただ、なかには選択肢の多さゆえに迷ったり、悩んだりして、自分に合う仕事を見つけられずに苦しむ方もいるでしょう。
自分に合う仕事を見つけるには、仕事はもちろん、ボランティアなど「やれそうなこと」に挑み、経験を増やしながら検証を重ねるのがおすすめです。行動し検証することにより、「これは好き」「これはできる」「これは嫌い」「これはスキルが必要」など、自分が大切にする価値観や適性を客観的に整理できるでしょう。
「これは好き」「これはできる」と感じる自分に合う道を選び、挑戦することによって自己肯定感が高まり、自信をもってキャリアを選べるようになる可能性があります。
もし、今は経験やスキルが不足していると感じる場合は、「今後、もっと成長するために努力できるか」を自らに尋ねてみてください。答えが「YES」ならば行動に移し、経験を手にしてスキルを伸ばしましょう。
自分に合う仕事が分からないときは適職診断を使ってみよう
自分に合う仕事が分からないときは、適職診断を使ってみるのもおすすめ。適職診断とは、いくつかの質問に答えることで自分の適性や向いている仕事などを導き出してくれるWeb上の診断ツールのことです。ここでは、適職診断で分かることを紹介します。
適職診断で分かること
適職診断を行うと、自分の強みや価値観、向いている職業などが分かります。診断によっては、自分の特性に応じた会社での役割や仕事における考え方を教えてくれるものもあるでしょう。
自分のアピールポイント
適職診断を利用すると、自分の強みがはっきりするため、就活・転職活動で使えるアピールポイントを強化したり新たに発見できたりします。履歴書の自己PRや面接での受け答えに役立つので、自分のアピールポイントが分からない方は利用してみるのが効果的でしょう。
価値観
適職診断は、自分自身の価値観を洗い出してくれます。自分に向いている業界や職業だけでなく、仕事を探す際のポイントも診断してくれるので、就活・転職活動の指針にもなるでしょう。「ワーク・ライフ・バランス重視」「スキルアップ重視」など、自身の価値観を理解していると自分に合う仕事を見つけやすくなります。
仕事における考え方
適職診断では、マルチタスク型・シングルタスク型のように、仕事における特性や考え方を洗い出してくれるため、自分に合う仕事を探す際に役立ちます。リーダーシップやフォロワーシップがどれくらいあるのかを教えてくれる診断もあるので、今後のキャリアプランの参考にもなるでしょう。
適職診断の結果はあくまで参考に留める
自分の適性の傾向を知ることは仕事探しにおいて重要ですが、適職診断の結果はあくまでも参考程度に留めるようにしてみてください。適職診断の結果が必ず正しいとはいえず、診断結果ばかりを気にし過ぎると、転職先の企業や職業の選択肢を狭めることになりかねないためです。
このコラムの冒頭にも適職診断があるので、自分に合う仕事にお悩みの方はお試しください。質問に対して該当する回答をクリックするだけで、自分の適性が簡単に分かります。通勤中や家事の合間など、スキマ時間に気軽にできるので、ぜひご利用ください。
自分に向いてる仕事が分からない場合、適職診断の結果をどのように活かせばいいでしょう
適職診断後は、必ず「自己分析」を行いましょう!
適職診断後は、必ず「自己分析」を行うことをおすすめします。ただ適職と判定が出た職種を鵜呑みにするのではなく、合わせて記載されている「この職種が合う理由」等を参考に、自己分析を進めましょう。
例1.強みが活かせるからという理由だった場合
・いつからその強みがあったのか
・それにまつわる具体的なエピソードはなにか
例2.好きなことだからという理由だった場合
・いつから好きなことだったのか
・好きになったきっかけになる具体的なエピソードはなにか
また、エピソードを具体的に思い出す際には、事実だけでなく、「そのときに感じた感情」も思い出すようにしてみてください。そこで「やりがいを感じた」「楽しかった」「嬉しかった」などの感情を思い出せたら、さらに「なぜそんな感情になったのか」というところまで深堀りします。その「ポジティブな感情が生まれる条件」を見つけることが出来たら、改めて適職診断を見直し、自分の軸を整理しながら適職を探していきましょう!
自分に合う仕事はスコアリングで比較してみよう
自分に合う仕事を絞り切れないときは、スコアリングで比較してみるのも手です。スコアリングとは、特定の物事の価値を客観的に見るために点数をつける方法です。
自分に合う仕事を探すうえで重視すべきポイントには、給与・休日・仕事内容・職場環境・評価の5つがあります。人によってどのポイントをどの程度重視するかは異なるので、項目ごとにスコアリングをして総合的な比較をしてみてください。たとえば、「評価」の点数をつけるときは、年功序列と成果主義どちらを取り入れているか、会社の将来性はあるかといった項目をチェックしましょう。項目ごとに点数をつけることで、自分に合う仕事を客観的に判断できるようになります。
自分に合う仕事を探す方法を知りたい方は、「自分に向いてる仕事に転職したい!選び方の4つのポイントを解説」のコラムを参考にしてみてください。自分の特性に沿って適職を探すポイントについてまとめています。
スコアリングの際は「項目選び」に注意しましょう!
スコアリングをする際に重要なのは項目です。そもそもどんな項目でスコアリングを行うかによって会社の選び方は全く変わってきます。
特に注意していただきたいのは項目を「want(こうであればいいな)」ばかりで作ってしまうこと。自分に合う、とはいえども完璧な会社はありません。良いところも課題もあるのが会社です。
だからこそ、項目を作る際には「must(これは譲れない)」を5つほど洗い出してみてください。「このmustさえ合えば、他のことは柔軟に対応する」という気持ちをもって会社を選んでみると、入社後のギャップが無くなることが多いです。
また「スコアリングとして点数を付けること自体が難しい…」という方は、数字ではなく悩んでいる企業を並べて「◎/△/✖」で評価してみることもおすすめです!◎が多い企業については、より具体的にHP等や口コミを見たり、実際に話を聞いてみてmustが本当にあるか確認してみてくださいね!
自分に合う仕事を探す際の6つの注意点
自分に合う仕事を探すときは、理想の深追いを避けたり、将来像を明確にしたりすることが重要です。幅広い企業や職業のなかから、自分に合う仕事を探しましょう。
自分に合う仕事を探す際の注意点
- 理想や好きなことが自分に合う仕事とは限らない
- 将来性を考慮せず思いつきで仕事を決めない
- うわさや思い込みで判断しない
- 職種や仕事内容の適性を無視して選ばない
- 「この仕事でなければダメ」と条件を絞り過ぎない
- 不安や悩みが解消できないときは1人で抱え込まない
1.理想や好きなことが自分に合う仕事とは限らない
自分に合う仕事探しを行う際は、理想や好きなことだけを追い過ぎないようにしましょう。「憧れがあるから」「好きだから」と思える分野が、仕事として向いているとは限りません。好きと思えることを仕事にしたばかりに、楽しかった趣味が嫌いになってしまう可能性も考えられます。
たとえば、絵を描くことが好きな人がデザイン会社に入社したとしても、納期に追われる日々が続いたり、思うような評価をしてもらえなかったりして、ミスマッチを感じることもあるでしょう。仕事を探すときは、思いどおりにいかないことも考慮したうえで、その道に飛び込むかどうかを判断してみてください。
完璧に理想を叶える会社はめったにない
理想の条件を完璧に満たす企業に入るのは、非常に幸運なことです。しかし、完璧に理想と一致する会社はめったになく、あったとしても採用されるとは限らないのが現実。理想を掲げるのは悪いことではありませんが、就職・転職活動を成功させたいなら「この条件を満たしていればOK」というラインを作りましょう。自分に合う仕事の見つけ方は「自分に合った仕事の見つけ方とは?適職が分からないときの探し方を解説」でも紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
2.将来性を考慮せず思いつきで仕事を決めない
興味がある職業や会社だからといって、深く調べずに転職するのはおすすめできません。
会社は、転職をしない人なら新卒入社から定年退職まで約40年間働く場所です。じっくりと吟味して入社する企業を探しましょう。
その場の思いつきで仕事を決めると、将来性の低い企業に入社してしまったり身につけたいスキルを磨けなかったりすることも。ちょっとしたミスマッチが積み重なって不満に変わり、早期離職につながるリスクもあるので、事前に自分と志望企業との相性をよく確認しておきましょう。
3.うわさや思い込みで判断しない
就職・転職活動中、業界や企業に関する、真偽の分からない情報は鵜呑みにしないよう注意しましょう。事実か分からないうわさや偏見を参考にしてしまうと、本当に自分に合う仕事は見つけられません。実際に入社してみると、「思っていたのと違った」という場合もあります。
自分に合う仕事を探すなら、うわさや思い込みではなく、業界研究・企業研究をもとにした仕事探しを行うのが賢明です。
転職サイトの口コミを見るときに注意しなければならないのは、あくまで記入している方の多くが「転職を考えている、または退職後」の状況で記入する場合が多いということです。
完璧な会社はありません。その方にとって譲れなかった条件が、あなたにとっては譲れる条件の可能性もあります。一人ひとりの適職は違うので、あくまで口コミサイトは参考程度にし、気になる項目があれば言い方に気を付けつつ、面接や面談で直接担当者へ質問をしてみましょう。
4.職種や仕事内容の適性を無視して選ばない
自分自身の適性を加味せず、イメージや業務内容だけで仕事を決めるのはおすすめできません。「なんとなく楽しそう」「やりたいことができるかも」というように雰囲気だけで転職先を決めると、自分に合わない仕事に就いてしまう可能性が高まります。適性のない仕事で働くことは、ストレスの原因にもなり得るでしょう。
求人票のチェックポイントは?
求人票を確認するときは、以下のポイントに注目してみましょう。
- ・雇用形態
・給与額
・勤務時間
・残業時間
・福利厚生
一つひとつの項目を丁寧にチェックしていくことが、ミスマッチ防止につながります。「自分が希望する条件と合致するか」を事前によく確認しておきましょう。求人票の見方は「求人情報の見方とは?確認しておきたいポイントを紹介!」で解説しているので、参考にしてみてください。
5.「この仕事でなければダメ」と条件を絞り過ぎない
「この仕事でなければダメ」と条件を絞り過ぎないのも大切なポイントです。職種へのこだわりが強く、「この職業以外には就かない!」と決めている人もいるかもしれません。しかし、選択肢を絞り過ぎると転職活動が難航しやすくなります。同じ職種であっても、業界や会社が異なれば業務内容は変化するものです。職種にこだわり過ぎた結果、やりたい仕事ができなくなる可能性もあります。
自分に合う仕事と出会うためにも、視野を広げて幅広い業界・職種に求人を閲覧しましょう。
6.不安や悩みが解消できないときは1人で抱え込まない
自分に合う仕事がなかなか見つからなかったり、就職・転職活動が長引いて悩んだりしているときは、誰かに相談するようにしましょう。自分1人で抱え込んでいると改善策に気づけず、同じような失敗を繰り返してしまうことも考えられます。家族や友人に相談すれば、気持ちが軽くなったり、客観的なアドバイスを受けられたりする可能性があるでしょう。
「仕事の悩みを抱えたら誰に相談すれば良い?解決方法も紹介!」のコラムでは、就職・転職における相談先をまとめています。家族や友人以外にも、自分に合う仕事を相談できるサービスについて知っておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
就活や転職活動で自分に合う仕事を見つけるための注意点を教えてください
仕事内容だけではなく社風や周りの人の雰囲気も確認しましょう
自分に合う仕事で重要な要素は、何を優先するのかによって一人ひとり違います。たとえば、「仕事内容」「会社の雰囲気」「社風」「人間関係」「研修」など。自分に合うかどうか見極めるには、実際に同僚になるであろう従業員と面接で会って話したり、職場見学をしたりして「自分に合いそう!」「何かが違う…」と感じ取るのも大切なポイントです。
そこでまずは職種や業務内容について、自己分析や厚生労働省が運営する職業情報提供サイト job tag内の「自己診断ツール」などを利用して自分の特性を理解しましょう。そのうえで自分に合う仕事を見つけるもよし、それでも合う仕事が見つからなければ「合わない仕事」を排除するだけでもよし。求職活動の大きな一歩になるでしょう。
実際に仕事を始めてから「合う・合わない」がわかることも多くあります。一人で考え過ぎないで、周りの人に相談したり就職・転職エージェントのキャリアアドバイザーなどのプロに意見を求めると、自分の新たな可能性を発見できるかもしれません。
自分に合う仕事が見つからないときはエージェントに相談しよう
「自分に合う仕事が分からない…」「自己分析や業界研究が上手くできない」とお悩みの方は、就職・転職エージェントに相談するのも一つの手段です。就職・転職エージェントとは、仕事を探している求職者と働き手を探している企業とを結びつけるサービスのこと。求人紹介や面接対策、企業との交渉などを行ってくれます。
プロのキャリアアドバイザーが求職活動全般をサポートしてくれるので、仕事探しに悩んでいる方や就活や転職活動に不慣れな方にとって心強いサービスといえるでしょう。エージェントのサービス内容や使い方は「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く活用するコツ」で紹介しているので、チェックしてみてください。
仕事探しは、どうしても「失敗したくない…!」という気持ちから腰が重くなってしまうものですし、慎重になるものです。
しかし、一度「この仕事について話を聞いてみよう」「自己分析してみよう!」と動き出すと、不思議なもので自分の中でのハードルがどんどん下がり、今まで見えていた世界が変わってきます。
「就職・転職して良かった」と笑顔で言える日を自分に渡せるように、まずは今日少しだけ、動いてみてはいかがでしょうか?
自分に合う仕事が分からずお悩みの方は、若年層の就職支援に特化した就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの希望や悩みを丁寧にヒアリングしたうえで、ぴったりの求人をご提案。あなたに合う仕事が見つかるまで、徹底的にサポートします。履歴書の添削や面接対策といった就活・転職活動に欠かせない支援サービスも無料で提供しているので、お気軽にお問い合わせください。
自分に合う仕事に関するFAQ
ここでは、自分に合う仕事に関する質問に回答していきます。就職や転職においてどのような仕事に就くべきなのかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職したいけど自分に合う仕事がないと感じてしまいます…
自分に合う仕事が分からないときは、「転職したい理由を振り返る」「自己分析や他己分析を通じて自分への理解を深める」などの方法がおすすめです。
何をしたいのか分からないまま転職活動を進めてしまうと、入社後にミスマッチを感じたり、キャリアに影響したりする可能性があります。できるだけ自分の希望を明らかにしたうえで求職活動を始めましょう。何がしたいか分からず転職に一歩踏み出せないという方は、「転職したいけど何がしたいかわからない…そんなときどうする?解決策を提案」のコラムをチェックしてみてください。
30代で自分に合う仕事が分からない場合の転職の方法は?
30代からの就職・転職では、これまでの経験やマネジメント経験などを活かせる仕事がおすすめです。過去の成功体験を振り返り、どのような場面で能力を発揮してきたか、モチベーションを向上できたかを考えてみましょう。
「30代から目指せる職業はある?未経験から挑戦できる仕事の特徴をご紹介」のコラムでは、男女別のおすすめの職種や30代を歓迎している仕事についてまとめています。
自分に合う仕事を見つけてパートから正社員を目指すには?
就職・転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。若年層やフリーターの就職を支援しているエージェントを選べば、効率的に就活を進めやすくなるでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。